JPH076908Y2 - 吸入器 - Google Patents

吸入器

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JPH076908Y2
JPH076908Y2 JP6891588U JP6891588U JPH076908Y2 JP H076908 Y2 JPH076908 Y2 JP H076908Y2 JP 6891588 U JP6891588 U JP 6891588U JP 6891588 U JP6891588 U JP 6891588U JP H076908 Y2 JPH076908 Y2 JP H076908Y2
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JP
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water
heating chamber
passage
tank
inhaler
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隆雄 寺田
敏幸 小林
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、水を加熱して蒸気とし、この蒸気をノズル
より吸入液と共に噴霧し、咽喉などに吸入させるために
使用される吸入器に関する。
(ロ)従来の技術 いわゆる蒸気式吸入器は、水をヒータで加熱して蒸気と
し、この蒸気をノズルより吸入液と共に噴霧するもので
ある。ヒータ通電後、蒸気発生までの時間を短縮する目
的で、第7図に示す吸入器が本願出願人により既に出願
されている。
この吸入器は、給水タンク31、第1の通水路32、逆止弁
33、第1の加熱室35、チューブ(第2の通水路)36、第
2の加熱室37、蒸気ノズル38、ヒータ34、吸入液タンク
40、吸入液ノズル39等により構成される。給水タンク31
内には、水が入れられる。この水は、第1の通水路32を
通り、第1の加熱室35に流入しヒータ34により熱せられ
熱水となる。第1の加熱室35で形成された熱水は、その
圧力により、チューブ36内を上昇し、第2の加熱室37内
に滴下する。なお、この熱水は逆止弁33があるため、第
1の通水路32内の逆流することが防止される。また、給
水タンク31上部と第2の加熱室37は、圧力調整管41で連
通しており、給水タンク31内の水面に圧力が加わりスム
ーズに給水タンクより第1の加熱室に水が供給される。
第2の加熱室37内に滴下した水は、ヒータ34上面で完全
に気化し、蒸気ノズル38より噴出する。この時、ベンチ
ュリー効果により、吸入液タンク40内の吸入液(薬液)
が吸い上げられて、吸入液ノズル39より噴霧される。
この吸入器は、給水タンク31内の水を直接沸騰させて蒸
気とするものではなく、小容量の第1の加熱室35で予め
熱水としてから、大容量の第2の加熱室37で完全に蒸気
化するものであり、ヒータ通電後短時間で吸入を開始す
ることができる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記従来の吸入器では、第2の通水路がチューブ36であ
るため、組立ての際不便である。また、チューブ36内に
残った水を排出するためには、このチューブ36を取外さ
なければならず面倒であり、チューブ36を破損する危険
性も高い。
一方、噴霧中や噴霧終了後直ちに、給水タンク31のキャ
ップ31aを取外すと、第2の加熱室37内よりの熱水が、
圧力調整管41より上方に飛散し、同時に第1の加熱室35
内の水が、瞬間的に第1の通水路32より上方に飛散し、
使用者が火傷を負う危険性があった。これは、チューブ
36を取外す際にも生じる問題点である。
この考案は、上記に鑑みなされたもので、組立てが容易
で、熱水飛散の危険性が少ない吸入器の提供を目的とし
ている。
(ニ)課題を解決するための手段 この考案の吸入器の構成を、実施例に対応する第1図及
び第2図を用いて説明すると、水を収容する給水タンク
7と、この給水タンク7よりの水を加熱する小容量の第
1の加熱室15と、前記給水タンク7より、この第1の加
熱室15へ水を導く第1の通水路9と、この第1の通水路
9に設けられ、前記第1の加熱室15より前記給水タンク
7への水の逆流を防止する逆止弁10と、前記第1の加熱
室15で形成された熱水を蒸発させる大容量の第2の加熱
室16と、前記第1の加熱室15とこの第2の加熱室16とを
連通する第2の通水路12と、前記第2の加熱室16で発生
した蒸気を噴出させる蒸気ノズル21と前記第2の加熱室
16と前記給水タンク7上部とを連通する圧力調整通気路
17とを備えてなるものにおいて、 少なくとも、前記給水タンク7、前記第1の加熱室15、
前記第2の加熱室16、前記第1の通水路9、前記圧力調
整通気路17及び前記第2の通水路12を一体6に成形し、 前記第1の通水路9開口部と前記圧力調整通気路17開口
部には、それぞれ熱水飛散防止壁14a、11、18を設けて
なることを特徴とするものである。
(ホ)作用 この考案の吸入器1は、第2の通水路12が第1の加熱室
15、第2の加熱室16等と一体に成形されているから、組
立てが容易である。また、熱水飛散防止壁11、18によ
り、第1の通水路9開口部、圧力調整通気路17開口部よ
りの熱水の飛散がそれぞれ防止される。
(ヘ)実施例 この考案の一実施例を第1図乃至第6図に基づいて以下
に説明する。
第1図は、この実施例吸入器1の中央縦断面図、第2図
は、第1図中II−II線で要部を破断して示す、吸入器1
の正面図である。
3は、主ハウジングであり、その上部はカバー2で被蓋
されると共に、底部はグランドハウジグ4で塞がれる。
主ハウジング3前面には、吸入液タンク5を装着するた
めの装着部3aが形成される。また、カバー2は、蒸気を
外部に噴出させるためのマウスピース2aが設けられてい
る。
主ハウジング3内には、パッキン6bを介して、タンクユ
ニット6が支持固定される。タンクユニット6底面6aに
は、パッキン23を介して密着するようヒータ24がビス25
a及びナット25bにより取付けられる。
タンクユニット6には、給水タンク7、第1通水路9、
第2通水路12、第2加熱室16、圧力調整管17等が一体形
成されている。給水タンク7は、開閉自在なキャップ8
で被蓋され、またその底部は、第1通水路9によりタン
クユニット底面6aに連通する(第3図参照)。第1通水
路9には、ボール式の逆止弁10が設けられ後述の第1加
熱室15より、給水タンク7内への水の逆流が防止され
る。第1通水路上端開口部9aには、第5図に示すように
防止壁11が設けられている。防止壁11は、脚部11aによ
り第1通水路開口部9aより浮いた状態で支持され脚部11
a、11aの隙間11bを通って、給水タンク7内の水が、第
1通水路9内に流入する。
第2通水路12は、排水口13とタンクユニット6底面6aと
を連通する通水路12aと、排水口13と後述の第2加熱室1
6とを連通する通水路12bとにより構成される。排水口13
は、開閉自在のキャップ14により密閉される。第6図
(a)及び第6図(b)は、排水口13及びキャップ14の
拡大図である。キャップ14はその下面にパッキン14bを
設けたキャップ本体14aと、このキャップ本体14a外周部
より垂下する係止爪14cとより構成される。また、排水
口13は外周にフランジ部13bを有しており、さらにこの
フランジ部13bには、ロック部13cを有している。前記係
止爪14cは、フランジ部13bに係止しているので、キャッ
プ14は排水口13より取外すことはできない。
排水口13開時には、第6図(a)に示すようにキャップ
本体14aと、排水口開口部13aとの間には隙間ができてお
り、排水口開口部13aより、通水路12a、12b内の水を外
部に排出することができる。
第6図(a)に示す状態から、キャップ14を90°回転さ
せると、係止爪14cがロック部13cにより下方に押下げら
れ、キャップ本体14aも下動し、パッキン14bが排水口開
口部13a内に嵌まり込み排水口13が密閉される。
通水路12a下端開口部と、前記第1通水路下端開口部9b
とを結ぶように第1加熱室15が形成される(第1図及び
第3図参照)。第1加熱室15は、タンクユニット底面6
a、パッキン23及びヒータ24上面に囲まれる小容量の空
間である。
一方、通水路12bは、第2加熱室16上部に開口する。こ
の第2加熱室16は、第1加熱室15に比べて十分大きな容
量を有している。
この加熱室16と前記給水タンク7は、圧力調整管17によ
り接続されている。圧力調整管17の上端開口部17aは、
給水タンク7内の水面上方に位置し、第4図(a)に示
すように、防止壁18が設けられている。この防止壁18
は、係止爪18aを開口部17aに係止して、開口部7aより外
れないよう構成される。なお、第4図(b)に示すよう
に、防止壁18′をタンクユニット6と一体に成形しても
よい。
第2加熱室16には、蒸気管19が突設されている。蒸気管
19先端には、パッキン20を介して蒸気ノズル21が取り付
けられ、固定部材22により固定される。
蒸気ノズル21には、さらに取付部材27を介して、吸入液
ノズル26が支持固定される。吸入液ノズル26下端よりは
チューブ28が垂下しており、吸入液タンク5の吸入液収
容部5a内の吸入液Fが、吸入液ノズル26に吸い上げられ
る。吸入液タンク5の5bは排液収容部であり、カバー2
内面や主ハウジング3内面に付着した液滴より形成され
る排液が、排水口3bを通って流入する。
なお、29は電源スイッチであり、主ハウジング3とグラ
ンドハウジング4により挟持される。また、30は電源コ
ードである。
次に実施例吸入器1の動作を以下に説明する。給水タン
ク7内に水Wが注入されると、この水は第1通水路9よ
り、第1加熱室15及び通水路12a内の下半部に流入する
(第2図参照)。電源スイッチ29がオンされ、ヒータ24
が発熱すると、第1加熱室15内の水が加熱され、その一
部が水蒸気になった気液2相状態の熱水となり圧力が上
昇する。この熱水は、逆止弁10により給水タンク7内に
逆流することはなく、通水路12a、12bを通り、第2加熱
室16内に滴下する。第2加熱室16内に滴下した熱水は、
ヒータ24上面で完全に気化し、蒸気管19を通り、蒸気ノ
ズル21より噴霧される。この時ベンチュリー効果によ
り、吸入液Fが吸入液チューブ28より吸い上げられて、
吸入液ノズル26より噴霧され、蒸気と吸入液の混合霧が
マウスピース2aに外部に噴出される。
第1加熱室15内の熱水が減少し、圧力が下がると、逆止
弁10が開き、給水タンク7内の水が第1加熱室15内に流
入する。給水タンク7上部と第2加熱室16内とは、圧力
調整管17により連通しているから、第2加熱室16内の圧
力が給水タンク7内の水面に加わり、第1加熱室15内に
水がスムーズに供給される。
第2加熱室16内で熱水が気化した時、第4図(a)に示
すように、湯玉Bが圧力調整管17内を上昇してくるが、
これら湯玉Bは防止壁18にあたり側方に飛散する。ま
た、給水タンク7内の水が減少した時、第1加熱室15よ
り第1通水路9を上昇してくる湯玉Bも、第5図に示す
ように防止壁11にあたり側方に飛散する。逆止弁10の作
用により、第1通水路9より湯玉Bが給水タンク7内に
上昇してくることは一見なさそうではあるが、第1加熱
室15内の圧力は常に変動しており、逆止弁10も開閉を繰
返している。このため、逆止弁10が開いた瞬間に、第1
加熱室15内の熱水が湯玉Bとして、第1通水路9内を上
昇してくるからである。よって、噴霧中あるいは噴霧終
了後直ちに、キャップ8を取外しても、湯玉が上方に飛
散することはなく、使用者が火傷を負う危険性が少な
い。
噴霧終了後、通水路12a、12b、第1加熱室15、第2加熱
室16内に残った水を排出するには、キャップ14を開けて
〔第6図(a)参照〕、吸入器1を傾けて排水を行う。
万一噴霧中、あるいは噴霧終了直後キャップ14が開けら
れても、キャップ14は排水口13より外れず、開口部13a
上方を覆っているから、開口部13aより熱水が上方に飛
散することがなく、使用者の火傷を防止することができ
る。
(ト)考案の効果 以上説明したように、この考案の吸入器は、第2の通水
路を、第1の加熱室、第2の加熱室等と一体に成形した
ものであるから、組立てが容易となる利点を有してい
る。
さらに、圧力調整通気路開口部及び第1の通水路開口部
に、熱水飛散防止壁を備えており、使用者が熱水により
火傷を負う危険性が少ない利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例に係る吸入器の中央縦断
図、第2図は、同吸入器の第1図II−II線で要部を破断
して示す正面図、第3図は、同吸入器のタンクユニット
6の底面図、第4図(a)は、同吸入器の圧力調整管開
口部の要部拡大断面図、第4図(b)は、同圧力調整管
開口部の変形を示す要部拡大断面図、第5図は、同吸入
器の給水タンク底部の要部拡大断面図、第6図(a)
は、同吸入器の排水口キャップの開状態での拡大側面
図、第6図(b)は、同キャップの閉状態での拡大側面
図、第7図は、従来の吸入器の中央縦断面図である。 6:タンクユニット、7:給水タンク、9:第1通水路、10:
逆止弁、11:防止壁、12:第2通水路、13:排水口、14a:
キャップ本体、15:第1加熱室、16:第2加熱室、17:圧
力調整管、18:防止壁、21:蒸気ノズル、24:ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を収容する給水タンクと、この給水タン
    クよりの水を加熱する、小容量の第1の加熱室と、前記
    給水タンクより、この第1の加熱室へ水を導く第1の通
    水路と、この第1の通水路に設けられ、前記第1の加熱
    室より前記給水タンクへの水の逆流を防止する逆止弁
    と、前記第1の加熱室で形成された熱水を蒸発させる大
    容量の第2の加熱室と、前記第1の加熱室とこの第2の
    加熱室とを連通する第2の通水路と、前記第2の加熱室
    で発生した蒸気を噴出させる蒸気ノズルと、前記第2の
    加熱室と前記給水タンク上部とを連通する圧力調整通気
    路とを備えてなる吸入器において、 少なくとも、前記給水タンク、前記第1の加熱室、前記
    第2の加熱室、前記第1の通水路、前記圧力調整通気路
    及び前記第2の通水路を一体に成形し、 前記第1の通水路開口部及び前記圧力調整通気路開口部
    には、それぞれ熱水飛散防止壁を設けてなることを特徴
    とする吸入器。
JP6891588U 1988-05-25 1988-05-25 吸入器 Expired - Lifetime JPH076908Y2 (ja)

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