JP2503176Y2 - 液体噴霧装置 - Google Patents

液体噴霧装置

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JP2503176Y2
JP2503176Y2 JP9890590U JP9890590U JP2503176Y2 JP 2503176 Y2 JP2503176 Y2 JP 2503176Y2 JP 9890590 U JP9890590 U JP 9890590U JP 9890590 U JP9890590 U JP 9890590U JP 2503176 Y2 JP2503176 Y2 JP 2503176Y2
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崇 紀國
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、蒸気を利用して所望の液体を噴霧する液体噴
霧装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の液体噴霧装置として第3図に示すもの
が知られている。
この液体噴霧装置は、蒸気用の水Wを受容する第1タ
ンク31と、水Wをヒータ32aによる加熱で沸騰させて気
化する気化器32と、第1タンク31内の水Wを気化器32に
給送する第1ポンプ33と、気化器32で生成された水蒸気
を所定の方向(図中はほぼ水平)に吹き出す蒸気ノズル
34と、噴霧用の液体F、例えば薬液等を受容する第2タ
ンク35と、第2タンク35よりも高い位置に配置され、且
つ第2タンク35から給送される液体Fを一時的に貯留す
る補助タンク36と、第2タンク35内の液体Fを補助タン
ク36に給送する第2ポンプ37と、補助タンク36内の液体
Fを吸い上げる吸引ノズル38とから構成されている。
上記装置では、第1ポンプ33の作動によって第1タン
ク31内の水Wを気化器32に給送し、該気化器32に給送さ
れた水Wをヒータ32aで加熱して沸騰させ、該水蒸気を
蒸気ノズル34を通じて吹き出す一方、第2ポンプ37の作
動によって第2タンク35内の液体Fを一旦補助タンク36
に給送することで、蒸気ノズル34から吹き出される水蒸
気に基づくベンチュリ効果によって、吸引ノズル38を通
じて補助タンク36内の液体Fを吸い上げつつ該液体Fを
霧化して噴霧できるようになっている。
また、上記装置では、第2ポンプ37の作動によって第
2タンク35内の液体Fを該第2タンク35よりも高い位置
にある補助タンク36に一旦給送し、該補助タンク36から
吸引ノズル38を通じて液体Fを吸い上げるようにしてい
るので、第2タンク35と噴霧位置(吸引ノズル38の上
端)とに一定以上の高さ距離があって、第2タンクから
吸引ノズルで直接液体Fの吸い上げを行ないにくい場合
でも、補助タンク36内の液体Fを効果的に吸い上げて噴
霧を安定に行なうことができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述の液体噴霧装置では、水Wを気化
器32に、また液体Fを補助タンク36に夫々給送するため
に2個のポンプ33,36を必要とすることから、装置自体
の構成が複雑に、且つ大型になるという問題点があっ
た。
また、噴霧用の液体Fとして種々の成分を含有した薬
液等を使用する関係から、該液体Fを給送する側のポン
プ37に目詰り等を生じて給送不良を発生し易いという問
題点があった。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、2つの液体を1個のポンプで夫々給
送できるようにして装置構成を簡略化でき、しかも補助
タンクへの液体給送を良好に行なうことができる液体噴
霧装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案では前記目的を達成するため、蒸気用の第1液
体を受容する第1タンクと、第1液体を気化する気化器
と、第1タンク内の第1液体を気化器に給送する液体供
給ポンプと、第1液体の蒸気を吹き出す蒸気ノズルと、
噴霧用の第2液体を受容する第2タンクと、第2タンク
よりも高い位置に配置され、且つ第2タンクから給送さ
れる第2液体を一時的に貯留する補助タンクと、補助タ
ンク内の第2液体を吸い上げる吸引ノズルとを具備し、
蒸気ノズルから吹き出される第1液体の蒸気によって吸
引ノズルを通じて第2液体を吸引して霧化する液体噴霧
装置において、前記第2タンクを外部との空気流通が阻
止された密閉式に形成し、気化器に第1,第2蒸気流出口
を形成すると共に、気化器の第1蒸気流出口を蒸気ノズ
ルに、また第2蒸気流出口を第2タンクに夫々接続して
いる。
(作用) 本考案の液体噴霧装置で噴霧用の第2液体を噴霧する
場合には、まずポンプを作動して第1タンク内の第1液
体を気化器に給送する。
気化器に給送された第1液体は該気化器内で蒸発し、
該蒸気は第1蒸気流出口から蒸気ノズルに送り込まれて
該蒸気ノズルから吹き出される。また、気化器内で生成
された第1液体の蒸気の一部は第2蒸気流出口から第2
タンクに給送され、これにより密閉式に形成された第2
タンクの内圧が高まって該第2タンク内の第2液体が補
助タンクに給送される。
そして、前記蒸気ノズルから吹き出される第1液体の
蒸気に基づくベンチュリ効果によって、吸引ノズルを通
じて補助タンク内の第2液体が吸い上げられ、蒸気との
衝突によって該第2液体が霧化し噴霧される。
(実施例) 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は液体噴霧装置の概略図、第2図は気化器の断面
図である。
図において、1は蒸気用の水Wを受容する第1タンク
であり、該第1タンク1内には吸水パイプ2がほぼ垂直
に挿入されている。
3は数kg/cm2の吐出圧力を有する液体供給用の加圧ポ
ンプで、その吸水口3aを吸水パイプ2の上端に接続され
ている。また、加圧ポンプ3の吐出口3bには給水パイプ
4の一端が接続されている。
5は水Wを気化させる気化器であり、該気化器5は第
2図に示すように、第1,第2蒸気流出口5a1,5a2を上面
に有する横長の気化器本体5aと、気化素子5bと、気化素
子加熱用のヒータ5cとから構成されている。
上記気化素子5bは連通多孔質の焼結金属セラミック,
樹脂フォーム等から柱状に形成され、その一端に連結さ
れた継手管5b1の端部を気化器本体5aの側面に貫通し、
その突出端をリング5b2によって固定されて気化器本体5
a内にほぼ水平に配置されている。また、継手管5b1の突
出端には給水パイプ4の他端が接続され、リング5b3
よって固定されている。
上記ヒータ5cは電気発熱体を内蔵したセラミックヒー
タ等から形成され、気化素子5bの底面に対向して配置さ
れている。
6はL字形をなす蒸気吹き出し用の蒸気ノズルで、そ
の水平部分の先端に先細りのノズル部6aを有している。
この蒸気ノズル6はその他端を、気化器本体5aの第1蒸
気流出口5a1に接続され、リング5a3によって固定されて
いる。
7は噴霧用の液体F、本実施例では消臭効果を有する
消臭液を受容する第2タンクであり、該第2タンク1内
には吸上げパイプ8がほぼ垂直に挿入されている。この
第2タンク7は密閉式に形成され、外部との空気流通を
阻止されている。
9は液体Fを一時的に貯留する補助タンクで、第2タ
ンク7よりも高い位置に配置されている。この補助タン
ク9の上部には、吸上げパイプ8の上端屈曲部が挿入さ
れている。
10は補助タンク9内にほぼ垂直に挿入された吸引ノズ
ルで、その上端に先細りのノズル部10aを有している。
11は蒸気ノズル6と吸引ノズル10とを保持する保持板
で、吸引ノズル10のノズル部10aは該保持状態において
蒸気ノズル6のノズル部6aの軸線よりも僅かに下側にあ
り、該ノズル部6aと間隔をおいて配置されている。
12は気化器本体5a内の水蒸気を第2タンクに導く加圧
パイプで、その上端を気化器本体5aの第2蒸気流出口5a
2に接続され、リング5a4によって固定されている。ま
た、加圧パイプ12は、その下端を第2タンク7の上部に
気密に挿入されている。
13は絞り弁やオリフィス等から成る圧力調整器で、加
圧パイプ12の第2タンク7寄りに介装され、加圧パイプ
12を通じて給送される水蒸気の圧力を適宜調整できるよ
うになっている。
14は結露水を収容するドレンタンクで、加圧パイプ12
の最下位置に接続され、加圧パイプ12内で凝縮した水が
第2タンク7に送り込まれることを防止している。
次に、上述の液体噴霧装置の噴霧動作について説明す
る。
第2タンク7内の液体Fを噴霧する場合には、まず、
気化器5のヒータ5cに通電して気化器本体5a内を,水W
を瞬時に蒸発可能な温度、例えば250℃〜300℃に加熱す
る。
次いで、加圧ポンプ3を作動して、第1タンク1内の
水Wを、吸水パイプ2,給水パイプ4及び継手管5b1を介
して、気化器本体5a内の気化素子5bに給送する。
気化素子5bに給送された水Wは、該気化素子5bに送り
込まれるとほぼ同時に、充分に加熱された気化器本体5a
内で蒸発し、該水蒸気が第1蒸気流出口5a1から蒸気ノ
ズル6に送り込まれてそのノズル部6aから吹き出され
る。
また、気化器本体5a内で生成された水蒸気の一部は、
第2蒸気流出口5a2から加圧パイプ12を通じて第2タン
ク7に給送され、これにより密閉式に形成された第2タ
ンク7の内圧が高まって該第2タンク7内の液体Fが吸
上げパイプ8を通じて補助タンク9に給送される。
第2タンク7から補助タンク9に給送される時間当た
りの液体量は、加圧パイプ12を通じて第2タンク7に給
送される水蒸気の圧力と相関があり、つまり第2タンク
7から補助タンク9に給送される液体Fの量は圧力調整
器13で適宜調整可能となる。また、第2タンク7への水
蒸気の給送過程で加圧パイプ12内で凝縮した水は、第2
タンク7に送り込まれることなくドレンタンク14に収容
されるので、第2タンク7内の液体Fの濃度が水分混入
によって低下することはない。
そして、前記蒸気ノズル6から吹き出される水蒸気に
基づくベンチュリ効果によって、吸引ノズル10のノズル
部10aを通じて補助タンク9内の液体Fが吸い上げら
れ、水蒸気との衝突によって該液体Fが霧化して噴霧さ
れ、居室内等の消臭が行なわれる。
このように本実施例によれば、第1タンク1内の水W
を加圧ポンプ3によって気化器本体5a内の気化素子5bに
給送し、該水Wを気化器本体5a内で蒸発させてから蒸気
パイプ6に送り込んでいるので、気化器本体を加熱して
おけば水Wの給送と同時に液体Fの噴霧を開始すること
ができ、従来の沸騰式の気化器に比べて噴霧開始までの
立上がり時間を大幅に短縮して電力消費量を減少するこ
とができる。
また、気化器本体5a内で生成された水蒸気の一部を第
2蒸気流出口5a2から第2タンク7に給送し、密閉式の
該第2タンク7の内圧を高めることで液体Fを補助タン
ク9に給送しているので、1個の加圧ポンプ3で水Wと
液体Fの給送を行なうことが可能であり、ポンプ数を減
少して装置構成を簡略化し、且つ小型化することができ
る。
更に、噴霧用の液体Fが種々成分を含有する場合でも
該液体Fの給送にポンプを使用しなくてよいので、目詰
り等を原因とした給送不良を防止して補助タンク9への
液体給送を良好に行なうことができる。
尚、実施例では気化素子として柱状のものを用いた
が、該気化素子の形状は使用する気化器の形状に合わせ
て種々変更可能である。さらに、実施例においては第2
タンクの液体Fを補助タンク9に一端収した後吸引ノズ
ルを介して噴霧しているが、補助タンクを用いずに吸い
上げパイプ8を吸引ノズル10に直接接続して噴霧するよ
うにしてもよい。
また、蒸気用の液体は水以外の他の液体で代用しても
よく、また噴霧用の液体も消臭液に限らず、消毒液や芳
香液など他の効能を有する液体を種々利用できる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、気化器内で生
成された第1液体の蒸気の一部を第2蒸気流出口から第
2タンクに給送し、該第2タンクの内圧を高めることで
第2液体を補助タンクに給送することができるので、1
個のポンプで第1液体と第2液体の給送を行なうことが
可能であり、ポンプ数を減少して装置構成を簡略化し、
且つ小型化することができる。
また、噴霧用の第2液体が種々の成分を含有する場合
でも該第2液体の給送にポンプを使用しなくてよいの
で、目詰り等を原因とした給送不良を防止して補助タン
クへの液体給送を良好に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は液体噴霧装置の概略図、第2図は気化器の断面
図、第3図は従来の液体噴霧装置の概略図である。 図中、1……第1タンク、W……水3……加圧ポンプ、
5……気化器、5a1……第1蒸気流出口、5a2……第2蒸
気流出口、6……蒸気ノズル、7……第2タンク、F…
…液体、9……補助タンク、10……吸引ノズル、12……
加圧パイプ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気用の第1液体を受容する第1タンク
    と、第1液体を気化する気化器と、第1タンク内の第1
    液体を気化器に給送する液体供給ポンプと、第1液体の
    蒸気を吹き出す蒸気ノズルと、噴霧用の第2液体を受容
    する第2タンクと、第2タンクよりも高い位置に配置さ
    れ、且つ第2タンクから給送される第2液体を一時的に
    貯留する補助タンクと、補助タンク内の第2液体を吸い
    上げる吸引ノズルとを具備し、蒸気ノズルから吹き出さ
    れる第1液体の蒸気によって吸引ノズルを通じて第2液
    体を吸引して霧化する液体噴霧装置において、 前記第2タンクを外部との空気流通が阻止された密閉式
    に形成し、 気化器に第1,第2蒸気流出口を形成すると共に、 気化器の第1蒸気流出口を蒸気ノズルに、また第2蒸気
    流出口を第2タンクに夫々接続した、 ことを特徴とする液体噴霧装置。
JP9890590U 1990-09-20 1990-09-20 液体噴霧装置 Expired - Lifetime JP2503176Y2 (ja)

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JPH0457256U JPH0457256U (ja) 1992-05-15
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