JPH074816Y2 - 吸入器ノズル - Google Patents

吸入器ノズル

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JPH074816Y2
JPH074816Y2 JP4031489U JP4031489U JPH074816Y2 JP H074816 Y2 JPH074816 Y2 JP H074816Y2 JP 4031489 U JP4031489 U JP 4031489U JP 4031489 U JP4031489 U JP 4031489U JP H074816 Y2 JPH074816 Y2 JP H074816Y2
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JP
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nozzle
inhaler
nozzle cylinder
steam
cylinder
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▲隆▼雄 寺田
敏幸 小林
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば咽喉等に薬液を吸入する際に使用さ
れる吸入器のノズルに関する。
(ロ)従来の技術 第3図は、本願出願人が先に出願した吸入器ノズルを示
す斜視図であり、第4図は断面図である。この吸入器ノ
ズルは、先端に噴出し口部31を備えた蒸気ノズル筒32を
貫通突設した円板33と、この円板33に一体に取付けら
れ、先端側に前記噴出し口部31に対応する弯曲状バッフ
ル部34、基端側に取付部35を備えたアーム36と、このア
ーム36の適所を貫通突設し、先端部37が前記噴出し口部
31に対応位置した吸入液ノズル筒38とから構成されてい
る。つまり、蒸気ノズル筒32、アーム(弯曲状バッフル
部34)36及び吸入液ノズル筒38が一体成形品として形成
してある。
使用に際しては、蒸気ノズル筒32を吸入器体の蒸気排出
管に接続した状態で、取付部35を蒸気排出管の外側に係
合固定する。この固定状態で、吸入液ノズル筒38を吸入
器体の吸入液タンク(吸入液チューブ)に接続する。こ
の吸入器ノズルは、各部材(蒸気ノズル筒、吸入液ノズ
ル筒)が一体形成されているから、蒸気ノズル筒32の噴
出し口部31と吸入液ノズル筒38の先端(薬液吐出口)37
とが、常に適正位置で対応している。従って、蒸気ノズ
ル筒と吸入液ノズル筒とが、位置ずれする虞れがなく、
吸入液ノズル筒の先端に対し、ジェット気流(蒸気)が
適正状態で噴射する。これにより、吸入液ノズル筒の先
端が負圧となり、吸い上げられた薬液がジェット気流と
混合し、霧化状態となって外部へ噴出する。また、蒸気
ノズル筒(吸入液ノズル筒)の前方には、弯曲状バッフ
ル部が位置するため、噴出する霧化粒子はバッフル部に
衝突して適正な大きさの粒子となって、外方(咽喉)へ
噴射する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本願出願人が、先に出願した上記吸入器ノズルは、ノズ
ル性能が良く、且つ弯曲状バッフルによって適正な大き
さの粒子を霧化噴射させる効果を発揮し得る。
ところが、この吸入器ノズルでは弯曲状バッフル部の弯
曲最突き出し部が、蒸気ノズル筒の軸中心線上に位置す
るように設定されている。このため、弯曲状バッフル部
に蒸気の水滴が付着する時、この水滴が弯曲最突き出し
部近辺に滞留し、大粒な粒子に成長する。この成長した
水滴(大粒な粒子)は、蒸気ノズル筒(噴出し口部)の
仮想軸中心線上に位置することとなる結果、ジェット気
流の勢いによって外方、つまり咽喉方向へ噴き飛ばさ
れ、吸入者の顔面に熱く大きな粒子(水滴)が当たり、
顔面が濡れ過ぎ、不快である等の不利のあることが判明
した。
この考案は、以上のような課題を解消させ、バッフルに
付着する大粒な水滴が外方へ噴出せず、使用勝手の良い
吸入器ノズルを提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この目的を達成させるために、この考案の吸入器ノズル
では、次のような構成としている。
吸入器ノズルは、先端に噴出し口部を備えた蒸気ノズル
筒を貫通突設した円板と、この円板に一体に形成され、
先端側に前記噴出し口部に対応する弯曲状バッフル部、
基端側に取付部を備えたアームと、このアームの適所に
貫通突設し、先端部が前記噴出し口部に対応位置した吸
入液ノズル筒とからなる吸入器ノズルであって、前記弯
曲状バッフル部は弯曲最突き出し部が前記蒸気ノズル筒
の軸中心線より下方に位置することを特徴としている。
このような構成を有する吸入器ノズルでは、蒸気ノズル
筒とアーム(弯曲状バッフル部)と吸入液ノズル筒とが
一体成形してある。そして、弯曲状バッフル部の弯曲最
突き出し部分(噴出し口部の前方方向)を、蒸気ノズル
筒の軸中心線より下方向に設定位置してある。つまり、
弯曲状バッフル部は蒸気ノズル筒の上方から前方方向へ
下降傾斜状に設定し、最突き出し部分が蒸気ノズル筒の
軸中心線より下方位置となるように設定してある。
従って、水滴が弯曲状バッフル部に付着した場合、この
水滴は自重で下降傾斜部をつたい、最突き出し部近辺に
滞留する。そして、水滴はこの最突き出し部で大粒に成
長する。この大粒に成長した水滴は、蒸気ノズル筒の軸
中心線より下方に位置している。つまり、噴射ジェット
気流(噴霧流)の流れ方向の最下流域に位置している。
従って、水滴が噴射ジェット気流の勢いで噴き飛ばれる
時、大粒の水滴は本来の噴霧流方向へは飛ばされず下方
へ落下する。これにより、吸入者の顔面に熱く大粒な水
滴が当たる等の不利が解消される。
(ホ)実施例 第2図は、この考案に係る吸入器ノズルを装着した吸入
器を示す断面図である。
この吸入器は、噴射口部を備えた本体ケース1と、本体
ケース1に配備される給水タンク2及び吸入液タンク8
と、この考案の吸入器ノズル3とから成る。
本体ケース1には、給水タンク2と圧力調整通気路41と
第2の加熱室4とを区画状に一体に備えるタンクユニッ
ト14が配備してある。このタンクユニット14の下部、つ
まり給水タンク2、圧力調節通気路41及び第2の加熱室
4の下部は、開口してあり、図示しないヒータ(正特性
サーミスタ)板によって底部が兼用されている。給水タ
ンク(圧力調整通気路41を含む)2の上開口は、バネ21
a付勢された圧力安全弁21bを備えたキャップ21により閉
成してある。また、給水タンク2の下部、つまりヒータ
を底部とする連通部分には、図示はしないがパッキンで
区画され、逆止弁を備えた第1の小容量加熱室が設けて
ある。また、圧力調節通気路41は上部が給水タンク2と
連通し、下部が第2加熱室4と連通している。更に、図
示はしていないが、前記第1の加熱室と第2の加熱室4
とは第2の通水路(管)を介して連通している(図示せ
ず)。
更に、実施例の吸入器は、本体ケース1の上部に、回動
可能な噴出口11を突出させる窓孔12aを備えたカバー12
を脱着可能に嵌着している。そして、このカバー12の内
面には窓孔12aを開閉する回動可能なカバー12bが付設し
てある。また、本体ケース1適所の凹部1aには吸入液タ
ンク8を挿脱可能に配備している。この吸入液タンク8
には、吸入液チューブ81が嵌挿配備され、この吸入液チ
ューブ81の先端に後述する吸入器ノズル3の吸入液ノズ
ル筒を接続するようになっている。また、上記第2加熱
室4の上部には、噴出口部11方向へ突出する蒸気排出筒
部42を突設し、この蒸気排出筒部42に後述する吸入器ノ
ズル3の蒸気ノズル筒を接続するようになっている。更
に、上記給水タンク2の上壁には圧力調整通気路41の上
開口部に、ひさし状塞ぎ板43を設けて、給水時、余剰の
水が圧力調整通気路(第2の加熱室4)41へ流入するの
を防止している。
この吸入器では、給水タンク2より、小容量の第1の加
熱室へ流入する水が、ヒータにより沸騰し、第2の通水
路を経て第2の加熱室4へ送られ、第2の加熱室4で蒸
気化し、後述する吸入器ノズル3よりジェット気流とな
って噴射する。従って、迅速な噴霧開始と停止が実行で
きる。
第1図は、吸入器ノズル3を示す断面図である。吸入器
ノズル3は、例えば硬質合成樹脂材等により一体成形さ
れる。先端に噴出し口部31を備えた蒸気ノズル筒32を貫
通突設した円板33と、この円板33に一体に取付けられ、
先端側に前記噴出し口部31に対応する弯曲状バッフル部
34、基端側に取付部35を備えたアーム36と、このアーム
36の適所を貫通突設し、先端部37が前記噴出し口部31に
対応位置した吸入液ノズル筒38とから構成されている。
アーム36は、例えば丸棒状弯曲部(バッフル部)34の両
端を平行状に延長し、両平行部36a、36aの基端側を内方
向へ折り曲げ、屈曲取付部35としている。前記蒸気ノズ
ル筒32は、円板33の面内を貫通した状態で一体に取付け
てある。そして、アーム36の平行部36aを、蒸気ノズル
筒32に平行する状態で、円板33の上下に一体に取付けて
いる。この状態で、アーム(平行部36a)の基端、つま
り屈曲取付部35は円板33の外方(蒸気ノズル筒32の基端
側)へ突出している。そして、下側の平行部36aに、吸
入液ノズル筒38を貫通突設し、吸入液ノズル筒38の先端
(薬液吐出口)37が、前記蒸気ノズル筒32の噴出し口部
31に直角状に対応位置するように設定している。実施例
では、前記吸入液ノズル筒38のアーム(平行部36a)36
下方にフランジ部38a、及びアーム(下側平行部36a)36
の基端部側にフランジ部36bを設け、水切りの良好性を
図っている。
この考案の特徴は、蒸気吸入器ノズル3の弯曲状バッフ
ル部34の弯曲最突き出し部(噴出し口31の前方方向)34
aを、前記蒸気ノズル筒32の軸中心線より下方に位置さ
せた点にある。つまり、丸棒弯曲状バッフル部34は吸入
液ノズル筒32の上方あたりから、弯曲曲率を変化させ前
方方向へ下降傾斜させて下降傾斜部34bとなしている。
そして、この下降傾斜部34bの下端部分を最突き出し部3
4aに設定し、この最突き出し部34aが蒸気ノズル筒32の
軸中心線(水平軸中心線)より下方位置となるように設
定してある。
このような構成を有する吸入器ノズルでは、蒸気ノズル
筒32とアーム(弯曲状バッフル部34)36と吸入液ノズル
筒38とが一体成形してある。そして、蒸気ノズル筒32及
び吸入器ノズル筒38の前方に弯曲状バッフル部34が対応
位置している。
使用に際しては、第2図で示すように、蒸気ノズル筒32
を蒸気排出管42に接続した状態で、取付部35を蒸気排出
管42の外側に係合固定する。この固定状態で、吸入液ノ
ズル筒38を吸入液チューブ81に接続する。この吸入器ノ
ズルは、各部材(アーム36、蒸気ノズル筒32、吸入液ノ
ズル筒38)が一体形成されているから、蒸気ノズル筒32
の噴出し口部31と吸入液ノズル筒38の先端(薬液吐出
口)37とが、常に適正位置で対応する。従って、蒸気ノ
ズル筒32と吸入液ノズル筒38とが、取付け時点(固定時
点)において位置ずれすることがなく、ジェット気流に
よって適正に薬液が吸い上げられ、混合霧化した霧化液
が噴出口部11を介して外方へ噴射される。また、蒸気ノ
ズル筒(吸入液ノズル筒38)32の前方には、弯曲状バッ
フル部34が位置するため、噴出する霧化粒子はバッフル
部34に衝突して適正な大きさの粒子となって、外方(咽
喉)へ噴射する。
いま、蒸気の水滴Aが弯曲状バッフル部34に付着した場
合、この水滴Aは自重で下降傾斜部34bをつたい、最突
き出し部34a近辺に滞留する。そして、水滴Aはこの最
突き出し部34aで大粒に成長する。この大粒に成長した
水滴Aは、蒸気ノズル筒32の軸中心線より下方に位置し
ている。つまり、噴射ジェット気流の流方向の最も下側
の噴霧流域に位置している。従って、噴射ジェット気流
の勢いで、水滴Aが噴き飛ばれる時、大粒の水滴Aは本
来の噴霧流方向へは飛ばされず下方へ落下する。つま
り、大粒水滴は噴出口部11方向ではなく噴出口部11より
も下方方向へ噴き飛ばされる。これにより、吸入者の顔
面に熱く大粒な水滴が当たる等の不利が解消される。
(ヘ)考案の効果 この考案では、以上のように、弯曲状バッフル部の最も
突き出し部分を、蒸気ノズル筒の軸中心線より下方に設
定することとしたから、蒸気ノズル筒より噴射するジェ
ット気流により水滴が吹き飛ばされても、水滴は吸入者
顔面方向へは飛流せず、下方へ落下する。従って、従来
のように弯曲状バッフルに付着した熱く大粒な水滴が、
吸入者の顔面に当たる等の不利が解消され、使い勝手の
良い吸入器ノズルを提供し得る等、考案目的を達成した
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例吸入器ノズルを示す断面図、第2図
は、実施例吸入器ノズルを吸入器に装着した状態を示す
断面図、第3図は、本願出願人が先に出願した吸入器ノ
ズルを示す斜視図、第4図は、第3図の断面図である。 31:噴出し口部、32:蒸気ノズル筒、33:円板、34:弯曲状
バッフル部、35:取付部、36:アーム、38:吸入液ノズル
筒。 34a:弯曲最突き出し部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に噴出し口部を備えた蒸気ノズル筒を
    貫通突設した円板と、この円板に一体に形成され、先端
    側に前記噴出し口部に対応する弯曲状バッフル部、基端
    側に取付部を備えたアームと、このアームの適所に貫通
    突設し、先端部が前記噴出し口部に対応位置した吸入液
    ノズル筒とからなる吸入器ノズルであって、前記弯曲状
    バッフル部は弯曲最突き出し部が前記蒸気ノズル筒の軸
    中心線より下方に位置することを特徴とする吸入器ノズ
    ル。
JP4031489U 1989-04-04 1989-04-04 吸入器ノズル Expired - Lifetime JPH074816Y2 (ja)

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