JPS607733Y2 - 吸入器 - Google Patents

吸入器

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Publication number
JPS607733Y2
JPS607733Y2 JP7578579U JP7578579U JPS607733Y2 JP S607733 Y2 JPS607733 Y2 JP S607733Y2 JP 7578579 U JP7578579 U JP 7578579U JP 7578579 U JP7578579 U JP 7578579U JP S607733 Y2 JPS607733 Y2 JP S607733Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
air collection
collection pipe
inhaler
steam
Prior art date
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Expired
Application number
JP7578579U
Other languages
English (en)
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JPS55175443U (ja
Inventor
俊夫 村井
Original Assignee
九州日立マクセル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 九州日立マクセル株式会社 filed Critical 九州日立マクセル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は呼吸器系の炎症の治療などに用いられる吸入器に
係り、特に噴霧状態をコントロールするノズルと集気管
の構成に関するものである。
家庭における医療用の吸入器は、圧縮気体源として小形
ボイラーを使用し、水の蒸気を発生させて噴出ノズルよ
り噴出させるとともに、上記噴出ノズルに近接対向させ
た薬液管から薬液を吸い上げて霧状にして噴出する方式
が一般的である。
しかしながら、従来の上記ボイラ一式吸入器においては
安全性と簡易性のためにその発生圧力は比較的低く、例
えば0.3kp/ci程度であり、従って薬液の噴霧状
態はすべてが微細化されるまでに至らず、粗大粒子も含
まれているために、使用者の口腔内にまで届く薬液が多
く、これより深い咽喉部の疾患部に送られる量が少ない
という不具合があった。
また、ボイラーへの給水が不適当な場合などに湯玉が使
用者の口の中まで飛出すという不具合があった。
本案は上記不具合をなくし、微細化された薬液のみを装
置外に送り出し、粗大粒子を回収する吸入器を提供する
ことを目的としてなされるもので、ノズルの軸芯と、集
気管の軸芯とが、集気管の軸芯が上向いて一定の角度で
交わり、かつノズルと集気管の間に蒸気の噴出方向を変
える偏向板を蒸気集気管と同一傾斜方向に向けて配置し
、蒸気を傾斜した偏向板に当てることにより蒸気流を集
気管側へ方向変換させるとともに、この偏向板より集気
管がより上方に位置していることにより質量的に大きい
湯玉や粗大粒子が集気管まで上昇し難く、この作用によ
り粒状を選別し微細化された噴霧のみが吸入できるよう
にしたものである。
本案を実施例により説明する。
加熱式の吸入器は、釜1に入れた水をバンドヒータ2に
より加熱し、発生した蒸気をノズル3から噴出させるも
ので、釜1はアルミ板を成形して帽子状としである。
釜1のフランジ部にはシリコンゴムのパツキン4が取り
付けてあり、釜1の筒部には、下方に帯状のニクロム線
ヒータ2がねじ止めしである。
パツキン4の下方に座金5が配設され、この下から取付
金具6が釜1を本体7に押付は固定する。
8は前記取付金具6の溝に係合する配線用絶縁板で、サ
ーモスタット9を釜1の底に押し付けるようになってい
る。
取付金具6は、ベース10を本体7とネジ接続するため
最下部は折曲げ、バーリング加工してネジが切っである
本体7の上面には3箇所の突部11がある。
12は耐熱性のよいプラスチックでできたキャップであ
り、その外周には前記本体7の突部11と係合する3箇
所のフランジ部13が設けである。
キャップ12の中には釜1と一つの容器を威す中蓋14
がねじ止めしである。
ノズル3の蓋側端部は、ノズル3の先端がゴミなどによ
って塞がれたとき安全弁として蒸気を逃がすために、シ
リコンゴム15を保持する受座16を持っており、板バ
ネ17によって前記中蓋13に一定の力で押し付け、回
軸自在に組立てである。
18はノズル3の近傍にて直交する吸液管であり、その
下方は、シリコンチューブ19と接続してあり、薬液槽
20の薬液を吸引して噴霧できるようにしである。
21はノズルの約15mm後方に30°の傾きをもって
設けられた偏向板で、アルミ板によって作られ、本体7
の小さな溝に、固定しである。
22は、偏向板21より更に後方に設けられる集気管で
、本体7のノズル側斜面7aに載せてあり、前記偏向板
21で滑り落ちないよう突合わせて止めるようになって
いる。
集気管22はノズル3より噴出する蒸気が、顔や服を濡
らすことなく、有効に口腔へ送り出されるようにテーパ
ー状となっており、その軸芯とノズル3とのなす角度θ
は、約20°にしてあり、卓上の吸入器から患者が吸入
しやすいよう、蒸気および薬液の霧を上向きに噴射する
本案の吸入器では、蒸気が出始めるとき、ノズル内に結
露した湯を噴出しても、偏向板21にてこれを止めるこ
とができる。
また、釜の内に入れる水の量が多過ぎたとき、湯玉が飛
び出しても同様に偏向板に当って止まるため、集気管よ
り外に湯玉が飛び出すことはなくなる。
本案の吸入器では、釜内の水が沸騰し、所定の蒸気がノ
ズルより噴出して、その吸入作用によって薬液を噴霧す
るとき、微細化して気体と同じように偏向される薬液の
み集気管から噴射させ、エアロゾルというよりは、小さ
な薬液の状態で飛散するものについては、偏向板でこれ
を回収して薬液槽に戻すことができる。
したがって本案による吸入器では、粗大粒子を気管まで
吸入してむせたり、口の中に粗大粒子を吸入して、収容
しきれなくなり、唾液と共に前垂れあるいはテーブル上
に吐き出すという不愉快さを感じることなく、有効に吸
入される大きさの薬液のみ噴射する家庭用治療器を提供
することができる。
本実施例のその他の効果として、集気管を上下比対称と
し、集気管の上下を逆にセットすることにより、蒸気の
噴射角度を若干変えることができる。
吸入器を使用する患者が、子供である場合と大人である
場合、または、使用する場所の違いによって使用者の口
の高さと集気管の出口の高さが異なるので、集気管の上
下を逆にして容易に噴射角度を変えることができれば、
誰れでも、どこでも、自分の口を無理な姿勢で吸入器の
高さに合わせるのでなく、吸入器を使用者に合わせて利
用することができるという効果を持つ。
本案の応用例として、集気管の下部24をノズルの軸芯
以遠まで延長し、偏向板の働きを有するようにし、集気
管を本体の突起25によって固定しても同様の効果が得
られる。
本案によれば加熱式の吸入器であっても、超音波式吸入
器で得られるような微細化されたエアロゾルを発生させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の吸入器横断面図、第2図は本体カバーと
集気管を取り除いた平面図、第3図は、上下比対称とし
た集気管の横断面図、第4図は、本案の応用例である集
気管と偏向板を一体化した装置の断面図である。 1・・・・・・釜、2・・・・・・ヒーター、3・・・
・・・ノズル、7・・・・・・本体、12・・・・・・
キャップ、18・・・・・・吸液管、20・・・・・・
薬液槽、21・・・・・・偏向板、22・・・・・・集
気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 釜内で加熱発生させた水蒸気を噴出するノズルと、この
    ノズルに近接対向した吸液管を有し、ノズルから噴出す
    る蒸気の吸引作用によって薬液を霧化し、集気管より送
    り出すようにした吸入器において、ノズルの軸芯と、集
    気管の軸芯とが集気管の軸芯が上向いて一定の角度で交
    わるように構威し、かつ、ノズルと集気管の間に、蒸気
    の噴出方向を変える偏向板を上記集気管と同一傾斜方向
    に向けて配置したことを特徴とする吸入器。
JP7578579U 1979-06-06 1979-06-06 吸入器 Expired JPS607733Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7578579U JPS607733Y2 (ja) 1979-06-06 1979-06-06 吸入器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7578579U JPS607733Y2 (ja) 1979-06-06 1979-06-06 吸入器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55175443U JPS55175443U (ja) 1980-12-16
JPS607733Y2 true JPS607733Y2 (ja) 1985-03-15

Family

ID=29309307

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JPS55175443U (ja) 1980-12-16

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