JPH06115267A - 熱転写シート - Google Patents
熱転写シートInfo
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- JPH06115267A JPH06115267A JP4288161A JP28816192A JPH06115267A JP H06115267 A JPH06115267 A JP H06115267A JP 4288161 A JP4288161 A JP 4288161A JP 28816192 A JP28816192 A JP 28816192A JP H06115267 A JPH06115267 A JP H06115267A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- transfer sheet
- thermal transfer
- antistatic
- heat resistant
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯電防止性、耐熱性、スリップ性等に優れ且
つ層間剥離がなく、サーマルヘッドの走行性が良好で、
良好が画像を形成することが出来る熱転写シートを提供
すること。 【構成】 基材シートの一方の面に熱転写性色材層を形
成し、他方の面に架橋構造を有する帯電防止層と耐熱滑
性層とが順次積層されてなることを特徴とする熱転写シ
ート。
つ層間剥離がなく、サーマルヘッドの走行性が良好で、
良好が画像を形成することが出来る熱転写シートを提供
すること。 【構成】 基材シートの一方の面に熱転写性色材層を形
成し、他方の面に架橋構造を有する帯電防止層と耐熱滑
性層とが順次積層されてなることを特徴とする熱転写シ
ート。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写シートに関し、更
に詳しくは特定の材料からなる優れた帯電防止性及び耐
熱滑性を有する新規な熱転写シートに関する。
に詳しくは特定の材料からなる優れた帯電防止性及び耐
熱滑性を有する新規な熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写シートとしては、ポリエス
テルフイルム等の一方の面に昇華性染料とバインダーと
からなる染料層を設けた昇華型熱転写シートと、該染料
層の代わりに顔料とワックスとからなるインキ層を設け
た熱溶融型の熱転写シートが知られている。これらの熱
転写シートはその背面からサーマルヘッドによって画像
状に加熱され、染料層の染料又はインキ層を被転写材に
転写させ画像を形成するものである。
テルフイルム等の一方の面に昇華性染料とバインダーと
からなる染料層を設けた昇華型熱転写シートと、該染料
層の代わりに顔料とワックスとからなるインキ層を設け
た熱溶融型の熱転写シートが知られている。これらの熱
転写シートはその背面からサーマルヘッドによって画像
状に加熱され、染料層の染料又はインキ層を被転写材に
転写させ画像を形成するものである。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】上記熱転写シー
トによりサーマルヘッドで画像形成を行う場合、基材フ
イルムがポリエステルフイルム等の熱可塑性フイルムで
ある場合には、サーマルヘッドが当接する面の表面固有
抵抗値が1013以上と高い為、画像形成時に静電気が発
生し、帯電し易いという問題がある。熱転写シートが帯
電するとその表面に埃等が付着し易く、その結果サーマ
ルヘッドに埃等が付着し、形成される画像の解像性が低
下するという問題がある。又、同様に紙等の被転写材も
帯電し、被転写材の搬送性に問題が生じる。更に甚だし
い場合には、熱転写ロールや被転写材の交換や挿入時に
スパークしたり、人体に衝撃を与える場合がある。この
様な問題を解決する方法として、熱転写シートの少なく
とも一方の面に帯電防止層を形成することが知られてい
る。
トによりサーマルヘッドで画像形成を行う場合、基材フ
イルムがポリエステルフイルム等の熱可塑性フイルムで
ある場合には、サーマルヘッドが当接する面の表面固有
抵抗値が1013以上と高い為、画像形成時に静電気が発
生し、帯電し易いという問題がある。熱転写シートが帯
電するとその表面に埃等が付着し易く、その結果サーマ
ルヘッドに埃等が付着し、形成される画像の解像性が低
下するという問題がある。又、同様に紙等の被転写材も
帯電し、被転写材の搬送性に問題が生じる。更に甚だし
い場合には、熱転写ロールや被転写材の交換や挿入時に
スパークしたり、人体に衝撃を与える場合がある。この
様な問題を解決する方法として、熱転写シートの少なく
とも一方の面に帯電防止層を形成することが知られてい
る。
【0004】又、熱転写シートの基材フイルムとして
は、従来薄手のポリエステルフイルムが使用されている
為、熱転写シートの背面にサーマルヘッドが融着したり
して、熱転写シートに皺が寄ったり、破損するという問
題があり、これらの問題を解決する方法として、背面に
耐熱滑性層を形成することが行われ、更に帯電防止性も
同時に付与させる為に、前記の帯電防止層上に上記の如
き耐熱滑性層を形成することも提案されている(特開平
2−182491号公報参照)。しかしながら、印字の
一層の高速化及び高濃度化に伴い、上記の如き構成では
帯電防止層の耐熱性が不足し十分な耐熱滑性が得られ
ず、又、通常帯電防止層と耐熱滑性層間での接着性が不
十分であると耐熱滑性層が印字時にサーマルヘッド側の
取られ、滓等の汚れを引き起こす原因となる。従って、
本発明の目的は、帯電防止性、耐熱性、スリップ性等に
優れ且つ層間剥離がなく、サーマルヘッドの走行性が良
好で、良好が画像を形成することが出来る熱転写シート
を提供することである。
は、従来薄手のポリエステルフイルムが使用されている
為、熱転写シートの背面にサーマルヘッドが融着したり
して、熱転写シートに皺が寄ったり、破損するという問
題があり、これらの問題を解決する方法として、背面に
耐熱滑性層を形成することが行われ、更に帯電防止性も
同時に付与させる為に、前記の帯電防止層上に上記の如
き耐熱滑性層を形成することも提案されている(特開平
2−182491号公報参照)。しかしながら、印字の
一層の高速化及び高濃度化に伴い、上記の如き構成では
帯電防止層の耐熱性が不足し十分な耐熱滑性が得られ
ず、又、通常帯電防止層と耐熱滑性層間での接着性が不
十分であると耐熱滑性層が印字時にサーマルヘッド側の
取られ、滓等の汚れを引き起こす原因となる。従って、
本発明の目的は、帯電防止性、耐熱性、スリップ性等に
優れ且つ層間剥離がなく、サーマルヘッドの走行性が良
好で、良好が画像を形成することが出来る熱転写シート
を提供することである。
【0005】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、基材シートの一
方の面に熱転写性色材層を形成し、他方の面に架橋構造
を有する帯電防止層と耐熱滑性層とが順次積層されてな
ることを特徴とする熱転写シートである。
によって達成される。即ち、本発明は、基材シートの一
方の面に熱転写性色材層を形成し、他方の面に架橋構造
を有する帯電防止層と耐熱滑性層とが順次積層されてな
ることを特徴とする熱転写シートである。
【0006】
【作用】帯電防止層を架橋構造とし、その上に耐熱滑性
層を形成することによって、又、好ましい実施態様で
は、両層を層同士で架橋させることによって、帯電防止
性、耐熱性、スリップ性等に優れ且つ層間剥離がなく、
サーマルヘッドの走行性が良好で、良好な画像を形成す
ることが出来る熱転写シートを提供することが出来る。
層を形成することによって、又、好ましい実施態様で
は、両層を層同士で架橋させることによって、帯電防止
性、耐熱性、スリップ性等に優れ且つ層間剥離がなく、
サーマルヘッドの走行性が良好で、良好な画像を形成す
ることが出来る熱転写シートを提供することが出来る。
【0007】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明の熱転写シートで使
用する基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱
性と強度を有するものであればいずれのものでもよく、
例えば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程
度の厚さの紙、各種加工紙、ポリエステルフイルム、ポ
リスチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリサ
ルホンフイルム、アラミドフイルム、ポリカーボネート
フイルム、ポリビニルアルコールフイルム、セロファン
等であり、特に好ましいものはポリエステルフイルムで
ある。これらの基材シートは枚葉式であってもよいし、
連続フイルムであってもよく特に限定されない。これら
の中で特に好ましいものはポリエチレンテレフタレート
フイルムであり、又、必要に応じて該フイルムの一方の
面又は両面に夫々プライマー層や接着層を形成すること
も好ましい。
発明を更に詳しく説明する。本発明の熱転写シートで使
用する基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱
性と強度を有するものであればいずれのものでもよく、
例えば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程
度の厚さの紙、各種加工紙、ポリエステルフイルム、ポ
リスチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリサ
ルホンフイルム、アラミドフイルム、ポリカーボネート
フイルム、ポリビニルアルコールフイルム、セロファン
等であり、特に好ましいものはポリエステルフイルムで
ある。これらの基材シートは枚葉式であってもよいし、
連続フイルムであってもよく特に限定されない。これら
の中で特に好ましいものはポリエチレンテレフタレート
フイルムであり、又、必要に応じて該フイルムの一方の
面又は両面に夫々プライマー層や接着層を形成すること
も好ましい。
【0008】上記基材シートの一方の面に形成する帯電
防止層は架橋構造を有することを特徴としており、これ
らの架橋帯電防止層を形成する方法としては、例えば、
(1)バインダーとしての熱可塑性樹脂、イソシアネー
ト系架橋剤及び水酸基含有帯電防止剤から形成する方法
及び(2)多官能性単量体及び重合性基含有帯電防止剤
を共重合させる方法等が好ましい例として挙げられる。
上記(1)の方法において、熱可塑性樹脂としては、ポ
リエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポ
リ酢酸ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアクリレート
樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルクロリド樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセ
タール樹脂等のポリビニルアセタール樹脂等の熱可塑性
樹脂或はこれらのシリコーン変性物等が用いられ、これ
らの中で特に好ましい樹脂は、ポリビニルブチラール樹
脂及びポリアセトアセタール樹脂等のポリビニルアセタ
ール樹脂或はこれらのシリコーン変性物である。特に好
ましい樹脂はイソシアネート基と反応し得る水酸基等の
反応性基を有する樹脂である。
防止層は架橋構造を有することを特徴としており、これ
らの架橋帯電防止層を形成する方法としては、例えば、
(1)バインダーとしての熱可塑性樹脂、イソシアネー
ト系架橋剤及び水酸基含有帯電防止剤から形成する方法
及び(2)多官能性単量体及び重合性基含有帯電防止剤
を共重合させる方法等が好ましい例として挙げられる。
上記(1)の方法において、熱可塑性樹脂としては、ポ
リエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポ
リ酢酸ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアクリレート
樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルクロリド樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセ
タール樹脂等のポリビニルアセタール樹脂等の熱可塑性
樹脂或はこれらのシリコーン変性物等が用いられ、これ
らの中で特に好ましい樹脂は、ポリビニルブチラール樹
脂及びポリアセトアセタール樹脂等のポリビニルアセタ
ール樹脂或はこれらのシリコーン変性物である。特に好
ましい樹脂はイソシアネート基と反応し得る水酸基等の
反応性基を有する樹脂である。
【0009】架橋剤としてはポリイソシアネートが好ま
しく使用され、これらのポリイソシアネートとしては従
来公知の塗料、接着剤、ポリウレタンの合成等に使用さ
れているいずれのポリイソシアネートでもよい。これら
のポリイソシアネート化合物は、例えば、タケネート
(武田薬品製)、バーノック(大日本インキ化学製)、
コロネート(日本ポリウレタン製)、ヂュラネート(旭
化成工業製)、ディスモジュール(バイエル製)等の商
品名で入手して本発明で使用することが出来る。水酸基
含有帯電防止剤としては、塩になっていない(即ち水酸
基を有している)燐酸モノ又はジエステル、第4級アン
モニウム塩基を有している脂肪族又は芳香族化合物等が
挙げられる。燐酸モノ又はジエステルの具体例として
は、例えば、プライサーフシリーズ(第一工業製薬
製)、フォスファトルMLシリーズ(東邦化学製)、D
DPシリーズ(日光ケミカルズ製)等の商品名で入手し
て本発明で使用することが出来る。又、カチオン性のア
ルコールとしては、トリメチルアミノアルキルアルコー
ル、トリメチルアミノベンジルアルコール等の4級アン
モニウム塩が挙げられる。
しく使用され、これらのポリイソシアネートとしては従
来公知の塗料、接着剤、ポリウレタンの合成等に使用さ
れているいずれのポリイソシアネートでもよい。これら
のポリイソシアネート化合物は、例えば、タケネート
(武田薬品製)、バーノック(大日本インキ化学製)、
コロネート(日本ポリウレタン製)、ヂュラネート(旭
化成工業製)、ディスモジュール(バイエル製)等の商
品名で入手して本発明で使用することが出来る。水酸基
含有帯電防止剤としては、塩になっていない(即ち水酸
基を有している)燐酸モノ又はジエステル、第4級アン
モニウム塩基を有している脂肪族又は芳香族化合物等が
挙げられる。燐酸モノ又はジエステルの具体例として
は、例えば、プライサーフシリーズ(第一工業製薬
製)、フォスファトルMLシリーズ(東邦化学製)、D
DPシリーズ(日光ケミカルズ製)等の商品名で入手し
て本発明で使用することが出来る。又、カチオン性のア
ルコールとしては、トリメチルアミノアルキルアルコー
ル、トリメチルアミノベンジルアルコール等の4級アン
モニウム塩が挙げられる。
【0010】以上の如き熱可塑性樹脂、架橋剤及び帯電
防止剤の使用割合は、夫々の種類、分子量、官能基数等
によって一概には規定されないが、熱可塑性樹脂100
重量部当たり架橋剤が1〜300重量部、帯電防止剤が
5〜100重量部の範囲が好ましい。本発明における帯
電防止層は、上記の如き材料をアセトン、メチルエチル
ケトン、トルエン、キシレン等の適当な溶剤中に溶解又
は分散させて塗工液を調製し、この塗工液をグラビアコ
ーター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の塗工
手段により塗工、乾燥及び架橋処理することによって形
成される。更に本発明の目的を妨げない範囲において、
後述する様な多官能単量体や、帯電防止性単量体、従来
公知の帯電防止剤や導電剤等の任意の添加物を使用する
ことが出来る。。かかる帯電防止層は、通常は0.1〜
2μm、好ましくは0.5〜1μmの厚みに形成する。
尚、かかる帯電防止層は基材シートの色材層側に形成し
てもよい。
防止剤の使用割合は、夫々の種類、分子量、官能基数等
によって一概には規定されないが、熱可塑性樹脂100
重量部当たり架橋剤が1〜300重量部、帯電防止剤が
5〜100重量部の範囲が好ましい。本発明における帯
電防止層は、上記の如き材料をアセトン、メチルエチル
ケトン、トルエン、キシレン等の適当な溶剤中に溶解又
は分散させて塗工液を調製し、この塗工液をグラビアコ
ーター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の塗工
手段により塗工、乾燥及び架橋処理することによって形
成される。更に本発明の目的を妨げない範囲において、
後述する様な多官能単量体や、帯電防止性単量体、従来
公知の帯電防止剤や導電剤等の任意の添加物を使用する
ことが出来る。。かかる帯電防止層は、通常は0.1〜
2μm、好ましくは0.5〜1μmの厚みに形成する。
尚、かかる帯電防止層は基材シートの色材層側に形成し
てもよい。
【0011】上記(2)の方法で使用する多官能性単量
体としては、例えば、好ましい単量体として、テトラエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート{(メタ)ア
クリレートとはアクリレートとメタクリレートの双方を
意味する。以下同じ}、ジビニルベンゼン、ジアリルフ
タレート等の2官能単量体、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート
等の3官能モノマ−、テトラメチロールメタンテトラ
(メタ)アクリレート、トリメトキシエトキシビニルシ
ラン等、及び下記式で表される様な5官能以上の単量体
及びこれらの単量体からなるオリゴマーやマクロマー等
が挙げられる。4官能以上の単量体を使用することが特
に好ましい。
体としては、例えば、好ましい単量体として、テトラエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート{(メタ)ア
クリレートとはアクリレートとメタクリレートの双方を
意味する。以下同じ}、ジビニルベンゼン、ジアリルフ
タレート等の2官能単量体、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート
等の3官能モノマ−、テトラメチロールメタンテトラ
(メタ)アクリレート、トリメトキシエトキシビニルシ
ラン等、及び下記式で表される様な5官能以上の単量体
及びこれらの単量体からなるオリゴマーやマクロマー等
が挙げられる。4官能以上の単量体を使用することが特
に好ましい。
【化1】
【0012】又、重合性基含有帯電防止剤の例として
は、前記の燐酸モノ又はジエステルやカチオン性アルコ
ールの(メタ)アクリレートの外に、例えば、ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノ
(メタ)アクリレート、ジエタノールアミノ(メタ)ア
クリレート、ジプロピルアミノ(メタ)アクリレート、
ジプロパノールアミノ(メタ)アクリレート、ジブチル
アミノ(メタ)アクリレート等の如き第3級アミノ基を
有する(メタ)アクリル酸エステル単量体、或は上記の
単量体の4級化物が挙げられる。又、別の例としては、
アクリル酸、メタクリル酸、或はこれらの酸とエチレン
グリコール等のグルコールのモノ(メタ)アクリレート
等の如くカルボキシル基や水酸基等の反応性基を有する
単量体に、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピルトリエタノールアンモニウムクロライド、グリシ
ジルトリメチルアンモニウムクロライド、グリシジルジ
メチルベンジルアンモニウムクロライド、グリシジルジ
メチルブチルアンモニウムクロライド等の反応性第4級
アンモニウム塩を反応させた単量体が挙げられる。
は、前記の燐酸モノ又はジエステルやカチオン性アルコ
ールの(メタ)アクリレートの外に、例えば、ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノ
(メタ)アクリレート、ジエタノールアミノ(メタ)ア
クリレート、ジプロピルアミノ(メタ)アクリレート、
ジプロパノールアミノ(メタ)アクリレート、ジブチル
アミノ(メタ)アクリレート等の如き第3級アミノ基を
有する(メタ)アクリル酸エステル単量体、或は上記の
単量体の4級化物が挙げられる。又、別の例としては、
アクリル酸、メタクリル酸、或はこれらの酸とエチレン
グリコール等のグルコールのモノ(メタ)アクリレート
等の如くカルボキシル基や水酸基等の反応性基を有する
単量体に、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピルトリエタノールアンモニウムクロライド、グリシ
ジルトリメチルアンモニウムクロライド、グリシジルジ
メチルベンジルアンモニウムクロライド、グリシジルジ
メチルブチルアンモニウムクロライド等の反応性第4級
アンモニウム塩を反応させた単量体が挙げられる。
【0013】以上の如き多官能性単量体及び重合性帯電
防止剤の使用割合は、夫々の種類、分子量、官能基数等
によって一概には規定されないが、多官能性単量体10
0重量部当たり重合性単量体が5〜100重量部の割合
で使用するのが好ましい。上記材料からなる帯電防止層
は、上記の如き材料を必要に応じてアセトン、メチルエ
チルケトン、トルエン、キシレン等の適当な溶剤中に溶
解又は分散させて塗工液を調製し、この塗工液をグラビ
アコーター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の
塗工手段により塗工、乾燥及び加熱重合、電離放射線重
合等の架橋処理をすることによって形成される。更に本
発明の目的を妨げない範囲において、前記の熱可塑性樹
脂、架橋剤、反応性帯電防止剤、従来公知の帯電防止剤
や導電剤等の任意の添加物を使用することが出来る。か
かる帯電防止層の厚みは前記と同様である。
防止剤の使用割合は、夫々の種類、分子量、官能基数等
によって一概には規定されないが、多官能性単量体10
0重量部当たり重合性単量体が5〜100重量部の割合
で使用するのが好ましい。上記材料からなる帯電防止層
は、上記の如き材料を必要に応じてアセトン、メチルエ
チルケトン、トルエン、キシレン等の適当な溶剤中に溶
解又は分散させて塗工液を調製し、この塗工液をグラビ
アコーター、ロールコーター、ワイヤーバー等の慣用の
塗工手段により塗工、乾燥及び加熱重合、電離放射線重
合等の架橋処理をすることによって形成される。更に本
発明の目的を妨げない範囲において、前記の熱可塑性樹
脂、架橋剤、反応性帯電防止剤、従来公知の帯電防止剤
や導電剤等の任意の添加物を使用することが出来る。か
かる帯電防止層の厚みは前記と同様である。
【0014】尚、本発明においては、帯電防止層におけ
るハロゲン原子によるサールヘッドの腐食を防止する目
的で無機イオン交換体を使用することも好ましいい。か
かる無機イオン交換体とは、ビスマス系、アンチモン
系、マグネシウム系、アルミニウム系、ジルコニウム
系、チタン系、鉛系の無機化合物であって、ハロゲンイ
オンの如く陰イオンを吸収して、陰イオンを失活させる
化合物であり、例えば、IXE−500、IXE−60
0、IXE−700、IXE−800、IXE−90
0、IXE−1000、IXE−1100、IXE−1
200、IXE−1300等の商品名で東亜合成化学等
から入手して使用することが出来る。これらの無機イオ
ン交換体は、上記の第4級化ポリマー(又は単量体)1
00重量部当たり約1〜20重量部の割合で使用するこ
とが好ましい。
るハロゲン原子によるサールヘッドの腐食を防止する目
的で無機イオン交換体を使用することも好ましいい。か
かる無機イオン交換体とは、ビスマス系、アンチモン
系、マグネシウム系、アルミニウム系、ジルコニウム
系、チタン系、鉛系の無機化合物であって、ハロゲンイ
オンの如く陰イオンを吸収して、陰イオンを失活させる
化合物であり、例えば、IXE−500、IXE−60
0、IXE−700、IXE−800、IXE−90
0、IXE−1000、IXE−1100、IXE−1
200、IXE−1300等の商品名で東亜合成化学等
から入手して使用することが出来る。これらの無機イオ
ン交換体は、上記の第4級化ポリマー(又は単量体)1
00重量部当たり約1〜20重量部の割合で使用するこ
とが好ましい。
【0015】本発明では、上記の架橋した帯電防止層の
表面に熱可塑性樹脂、好ましくは熱可塑性樹脂の架橋体
からなる耐熱滑性層を形成する。熱可塑性樹脂として
は、前記の如き種々の熱可塑性樹脂が挙げられ、これら
の中で特に好ましい樹脂は、ポリビニルブチラール樹脂
及びポリビニルアセトアセタール樹脂等のポリビニルア
セタール樹脂或はこれらのシリコーン変性物である。本
発明の好ましい実施態様では、耐熱滑性層に耐熱性、塗
膜性及び基材との密着性を付与させる目的で前記の如き
ポリイソシアネートを架橋剤として併用することが好ま
しい。ポリイソシアネートの添加量は、耐熱滑性層を構
成する熱可塑性樹脂100重量部に対し5〜200重量
部の範囲が適当である。NCO/OHの比では0.8〜
2.0程度の範囲が好ましい。ポリイソシアネートの含
有量が少なすぎると架橋密度が低く耐熱性が不十分で、
一方、多すぎると形成される塗膜の収縮が制御出来な
い、硬化時間が長くなる、未反応のNCO基が耐熱滑性
層中に残存し空気中の水分と反応する等マイナスに働
く。又、上記ポリイソシアネートの代わりに或は併用し
て、耐熱滑性層に耐熱性、塗膜性及び基材との密着性を
付与させる目的で、前記の如き多官能単量体を併用する
ことが好ましい。
表面に熱可塑性樹脂、好ましくは熱可塑性樹脂の架橋体
からなる耐熱滑性層を形成する。熱可塑性樹脂として
は、前記の如き種々の熱可塑性樹脂が挙げられ、これら
の中で特に好ましい樹脂は、ポリビニルブチラール樹脂
及びポリビニルアセトアセタール樹脂等のポリビニルア
セタール樹脂或はこれらのシリコーン変性物である。本
発明の好ましい実施態様では、耐熱滑性層に耐熱性、塗
膜性及び基材との密着性を付与させる目的で前記の如き
ポリイソシアネートを架橋剤として併用することが好ま
しい。ポリイソシアネートの添加量は、耐熱滑性層を構
成する熱可塑性樹脂100重量部に対し5〜200重量
部の範囲が適当である。NCO/OHの比では0.8〜
2.0程度の範囲が好ましい。ポリイソシアネートの含
有量が少なすぎると架橋密度が低く耐熱性が不十分で、
一方、多すぎると形成される塗膜の収縮が制御出来な
い、硬化時間が長くなる、未反応のNCO基が耐熱滑性
層中に残存し空気中の水分と反応する等マイナスに働
く。又、上記ポリイソシアネートの代わりに或は併用し
て、耐熱滑性層に耐熱性、塗膜性及び基材との密着性を
付与させる目的で、前記の如き多官能単量体を併用する
ことが好ましい。
【0016】上記多官能性単量体の使用量は、前記熱可
塑性樹脂100重量部当たり5〜50重量部の範囲が適
当である。単量体の使用比率又は官能数が少なすぎる
と、形成される耐熱滑性層の耐熱性が不足し、印字時に
サーマルヘッドの融着の問題や耐熱滑性層の削り取られ
等が発生する。一方、使用比率が多すぎると架橋密度及
び耐熱性は向上するが、その反面、耐熱滑性層の表面凹
凸が激しくなり、熱転写シートの皺の原因となり好まし
くない。又、本発明では上記の材料から耐熱滑性層を形
成するに当り、耐熱滑性層のスリップ性を向上させる目
的でワックス、シリコーンオイル、高級脂肪酸アミド、
エステル、界面活性剤等の熱離型剤や滑剤、帯電防止剤
或いはフッ素樹脂の様な有機粉末、シリカ、クレー、タ
ルク、炭酸カルシウム等の無機粒子を包含させることが
出来る。
塑性樹脂100重量部当たり5〜50重量部の範囲が適
当である。単量体の使用比率又は官能数が少なすぎる
と、形成される耐熱滑性層の耐熱性が不足し、印字時に
サーマルヘッドの融着の問題や耐熱滑性層の削り取られ
等が発生する。一方、使用比率が多すぎると架橋密度及
び耐熱性は向上するが、その反面、耐熱滑性層の表面凹
凸が激しくなり、熱転写シートの皺の原因となり好まし
くない。又、本発明では上記の材料から耐熱滑性層を形
成するに当り、耐熱滑性層のスリップ性を向上させる目
的でワックス、シリコーンオイル、高級脂肪酸アミド、
エステル、界面活性剤等の熱離型剤や滑剤、帯電防止剤
或いはフッ素樹脂の様な有機粉末、シリカ、クレー、タ
ルク、炭酸カルシウム等の無機粒子を包含させることが
出来る。
【0017】耐熱滑性層を形成するには、上記の如き材
料をアセトン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレ
ン等の適当な溶剤中に溶解又は分散させて塗工液を調製
し、この塗工液をグラビアコーター、ロールコーター、
ワイヤーバー等の慣用の塗工手段により塗工及び乾燥
し、次いで加熱処理や電離放射線によって架橋処理する
ことによって形成される。その塗工量即ち耐熱滑性層の
厚みも重要であって、本発明では固形分基準で5.0g
/m2 以下、好ましくは0.1乃至1.0g/m2 の厚
みで充分な性能を有する耐熱滑性層を形成することが出
来る。尚、上記の耐熱滑性層を形成するに先立って、ポ
リウレタン樹脂等からなるプライマー層を形成すること
も有効である。
料をアセトン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレ
ン等の適当な溶剤中に溶解又は分散させて塗工液を調製
し、この塗工液をグラビアコーター、ロールコーター、
ワイヤーバー等の慣用の塗工手段により塗工及び乾燥
し、次いで加熱処理や電離放射線によって架橋処理する
ことによって形成される。その塗工量即ち耐熱滑性層の
厚みも重要であって、本発明では固形分基準で5.0g
/m2 以下、好ましくは0.1乃至1.0g/m2 の厚
みで充分な性能を有する耐熱滑性層を形成することが出
来る。尚、上記の耐熱滑性層を形成するに先立って、ポ
リウレタン樹脂等からなるプライマー層を形成すること
も有効である。
【0018】以上の塗工層の架橋硬化は、架橋剤がポリ
イソシアネートである場合には加熱によって為される
が、架橋剤が多官能性単量体である場合には、加熱でも
紫外線でも電子線によって硬化させてもよいが、硬化速
度や架橋密度等を考慮すると電子線で硬化させて架橋体
とすることが好ましい。電子線の場合には、塗工層のい
ずれの面から照射してもよく、照射装置としては従来技
術がそのまま使用出来、例えば、電子線硬化の場合には
コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧
型、絶縁コア変圧器型、直線型、エレクトロカーテン
型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速機
から放出される50〜1,000KeV 、好ましくは10
0〜300KeV のエネルギーを有する電子線等が使用さ
れ、照射線量は1〜5Mrad程度の線量が好ましい。本発
明では以上の如くして帯電防止層と耐熱滑性層を積層す
るが、帯電防止層の架橋処理をしないで、或は不十分に
架橋処理しておき、その上に耐熱滑性層を形成し、この
耐熱滑性層を硬化或は架橋処理することによって、耐熱
滑性層と帯電防止層とを層間で架橋させることが出来、
その結果、層間剥離の問題はより一層十分に解決され且
つ全体の耐熱性も一層向上する。又、帯電防止層と耐熱
滑性層との厚みの関係は特に限定されないが、好ましい
範囲は帯電防止層が、耐熱滑性層の厚みの10〜20%
になる範囲である。
イソシアネートである場合には加熱によって為される
が、架橋剤が多官能性単量体である場合には、加熱でも
紫外線でも電子線によって硬化させてもよいが、硬化速
度や架橋密度等を考慮すると電子線で硬化させて架橋体
とすることが好ましい。電子線の場合には、塗工層のい
ずれの面から照射してもよく、照射装置としては従来技
術がそのまま使用出来、例えば、電子線硬化の場合には
コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧
型、絶縁コア変圧器型、直線型、エレクトロカーテン
型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速機
から放出される50〜1,000KeV 、好ましくは10
0〜300KeV のエネルギーを有する電子線等が使用さ
れ、照射線量は1〜5Mrad程度の線量が好ましい。本発
明では以上の如くして帯電防止層と耐熱滑性層を積層す
るが、帯電防止層の架橋処理をしないで、或は不十分に
架橋処理しておき、その上に耐熱滑性層を形成し、この
耐熱滑性層を硬化或は架橋処理することによって、耐熱
滑性層と帯電防止層とを層間で架橋させることが出来、
その結果、層間剥離の問題はより一層十分に解決され且
つ全体の耐熱性も一層向上する。又、帯電防止層と耐熱
滑性層との厚みの関係は特に限定されないが、好ましい
範囲は帯電防止層が、耐熱滑性層の厚みの10〜20%
になる範囲である。
【0019】上記基材シートの一方の面に形成する色材
層としては、昇華型熱転写シートの場合には昇華性の染
料を含む層を形成し、一方、熱溶融型の熱転写シートの
場合には顔料で着色したワックスインキ層を形成する。
以下昇華型熱転写シートの場合を代表例として説明する
が、本発明は昇華型熱転写シートにのみ限定されるもの
ではない。染料層に使用する染料としては、従来公知の
熱転写シートに使用されている染料はいずれも本発明に
有効に使用可能であり特に限定されない。例えば、幾つ
かの好ましい染料としては、赤色染料として、MS Red
G、 Macrolex Red Violet R、CeresRed7B、 Samaron Red H
BSL、 Resolin Red F3BS等が挙げられ、又、黄色の染料
としては、ホロンブリリアントイエロー6GL、 PTY-52、マ
クロレックスイエロー6G等が挙げられ、又、青色染料と
しては、カヤセットブルー714、 ワクソリンブルーAP-F
W、ホロンブリリアントブルーS-R、 MSブルー100 等が挙
げられる。上記の如き染料を担持する為のバインダー樹
脂として好ましいものを例示すれば、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリ
レート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂等が挙げられるが、これらの中では、セルロ
ース系、ビニル系、アクリル系、ポリウレタン系及びポ
リエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等の点か
ら好ましいものである。
層としては、昇華型熱転写シートの場合には昇華性の染
料を含む層を形成し、一方、熱溶融型の熱転写シートの
場合には顔料で着色したワックスインキ層を形成する。
以下昇華型熱転写シートの場合を代表例として説明する
が、本発明は昇華型熱転写シートにのみ限定されるもの
ではない。染料層に使用する染料としては、従来公知の
熱転写シートに使用されている染料はいずれも本発明に
有効に使用可能であり特に限定されない。例えば、幾つ
かの好ましい染料としては、赤色染料として、MS Red
G、 Macrolex Red Violet R、CeresRed7B、 Samaron Red H
BSL、 Resolin Red F3BS等が挙げられ、又、黄色の染料
としては、ホロンブリリアントイエロー6GL、 PTY-52、マ
クロレックスイエロー6G等が挙げられ、又、青色染料と
しては、カヤセットブルー714、 ワクソリンブルーAP-F
W、ホロンブリリアントブルーS-R、 MSブルー100 等が挙
げられる。上記の如き染料を担持する為のバインダー樹
脂として好ましいものを例示すれば、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセル
ロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロ
ース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリ
レート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエス
テル系樹脂等が挙げられるが、これらの中では、セルロ
ース系、ビニル系、アクリル系、ポリウレタン系及びポ
リエステル系等の樹脂が耐熱性、染料の移行性等の点か
ら好ましいものである。
【0020】染料層は、前記の基材シートの一方の面
に、以上の如き染料及びバインダーに必要に応じて添加
剤、例えば、離型剤等を加えたものを、適当な有機溶剤
に溶解したり或いは有機溶剤や水に分散した分散体を、
例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア
版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段
により塗布及び乾燥して形成することが出来る。この様
にして形成する染料層は0.2〜5.0μm、好ましく
は0.4〜2.0μm程度の厚さであり、又、染料層中
の昇華性染料は、染料層の重量の5〜90重量%、好ま
しくは10〜70重量%の量で存在するのが好適であ
る。形成する染料層は所望の画像がモノカラーである場
合は前記染料のうちから1色を選んで形成し、又、所望
の画像がフルカラー画像である場合には、例えば、適当
なシアン、マゼンタ及びイエロー(更に必要に応じてブ
ラック)を選択して、イエロー、マゼンタ及びシアン
(更に必要に応じてブラック)の染料層を形成する。
に、以上の如き染料及びバインダーに必要に応じて添加
剤、例えば、離型剤等を加えたものを、適当な有機溶剤
に溶解したり或いは有機溶剤や水に分散した分散体を、
例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア
版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段
により塗布及び乾燥して形成することが出来る。この様
にして形成する染料層は0.2〜5.0μm、好ましく
は0.4〜2.0μm程度の厚さであり、又、染料層中
の昇華性染料は、染料層の重量の5〜90重量%、好ま
しくは10〜70重量%の量で存在するのが好適であ
る。形成する染料層は所望の画像がモノカラーである場
合は前記染料のうちから1色を選んで形成し、又、所望
の画像がフルカラー画像である場合には、例えば、適当
なシアン、マゼンタ及びイエロー(更に必要に応じてブ
ラック)を選択して、イエロー、マゼンタ及びシアン
(更に必要に応じてブラック)の染料層を形成する。
【0021】上記の如き熱転写シートを用いて、画像を
形成する為に使用する受像シートは、その記録面が前記
の染料に対して染料受容性を有するものであればいかな
るものでもよく、又、染料受容性を有しない紙、金属、
ガラス、合成樹脂等である場合には、その少なくとも一
方の表面に染料受容層を形成すればよい。又、熱溶融型
の熱転写シートの場合には、被転写材は特に限定され
ず、通常の紙やブラスチックフイルムであってもよい。
上記の熱転写シート及び上記の如き受像シートを使用し
て熱転写を行う際に使用するプリンターとしては公知の
熱転写プリンターがそのまま使用可能であり、特に限定
されない。
形成する為に使用する受像シートは、その記録面が前記
の染料に対して染料受容性を有するものであればいかな
るものでもよく、又、染料受容性を有しない紙、金属、
ガラス、合成樹脂等である場合には、その少なくとも一
方の表面に染料受容層を形成すればよい。又、熱溶融型
の熱転写シートの場合には、被転写材は特に限定され
ず、通常の紙やブラスチックフイルムであってもよい。
上記の熱転写シート及び上記の如き受像シートを使用し
て熱転写を行う際に使用するプリンターとしては公知の
熱転写プリンターがそのまま使用可能であり、特に限定
されない。
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りの無い限り重量基準である。又、実施例中における
樹脂及び硬化剤等の「部」は固形分基準である。
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りの無い限り重量基準である。又、実施例中における
樹脂及び硬化剤等の「部」は固形分基準である。
【0022】実施例1帯電防止層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 40部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 55部 リン酸エステル(DDP−4、日光ケミカルズ製) 30部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 500部 上記の帯電防止層インキをPET基材シート(4.5μ
m、ダイヤホイル製)の一方の面にミヤバー *5を用い
て乾燥時1.0μmの厚みになる様に塗布後温風乾燥
し、更に60℃で2日間オーブン中で加熱して帯電防止
層を形成した。
m、ダイヤホイル製)の一方の面にミヤバー *5を用い
て乾燥時1.0μmの厚みになる様に塗布後温風乾燥
し、更に60℃で2日間オーブン中で加熱して帯電防止
層を形成した。
【0023】耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 50部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 200部 リン酸エステル(DDP−4、日光ケミカルズ製) 50部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 700部 上記の帯電防止層の表面に上記のインキをミヤバー *5
を用いて乾燥時0.5μmの厚みになる様に塗布後温風
乾燥し、更に60℃で2日間オーブン中で加熱して硬化
処理を行って耐熱滑性層を形成した。次に帯電防止層の
反対面に下記の染料層形成用インキを乾燥時厚みが1.
0g/m2 になる様にグラビア印刷にて塗布及び乾燥して
本発明の熱転写シートを得た。
を用いて乾燥時0.5μmの厚みになる様に塗布後温風
乾燥し、更に60℃で2日間オーブン中で加熱して硬化
処理を行って耐熱滑性層を形成した。次に帯電防止層の
反対面に下記の染料層形成用インキを乾燥時厚みが1.
0g/m2 になる様にグラビア印刷にて塗布及び乾燥して
本発明の熱転写シートを得た。
【0024】染料層形成用インキ: C.I.ソルベントブルー22 5.50部 アセトアセタール樹脂 3.00部 メチルエチルケトン 22.54部 トルエン 68.18部
【0025】実施例2 実施例1におけるインキに代えて下記組成のインキを使
用し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シート
を得た(帯電防止層の厚み0.5μm、耐熱滑性層の厚
み=1.0μm)。帯電防止層用インキ: アクリルポリオール(U−238、総研化学製) 40部 ポリイソシアネート(コロネート2030、日本ポリウレタン製) 55部 リン酸エステル(プライサーフA208S、第一工業製薬製) 30部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 500部 耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 100部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 200部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 50部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 650部
用し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シート
を得た(帯電防止層の厚み0.5μm、耐熱滑性層の厚
み=1.0μm)。帯電防止層用インキ: アクリルポリオール(U−238、総研化学製) 40部 ポリイソシアネート(コロネート2030、日本ポリウレタン製) 55部 リン酸エステル(プライサーフA208S、第一工業製薬製) 30部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 500部 耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 100部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 200部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 50部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 650部
【0026】実施例3 実施例1におけるインキに代えて下記組成のインキを使
用し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シート
を得た(帯電防止層の厚み0.5μm、耐熱滑性層の厚
み=0.5μm)。帯電防止層用インキ: アクリルポリオール(SU−28、総研化学製) 40部 ポリイソシアネート(スプラセック3240、日本ポリウレタン製) 55部 リン酸エステル(フォスファノールML−220、東邦化学製) 30部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 500部 耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 55部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 200部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 40部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 540部
用し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シート
を得た(帯電防止層の厚み0.5μm、耐熱滑性層の厚
み=0.5μm)。帯電防止層用インキ: アクリルポリオール(SU−28、総研化学製) 40部 ポリイソシアネート(スプラセック3240、日本ポリウレタン製) 55部 リン酸エステル(フォスファノールML−220、東邦化学製) 30部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 500部 耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 55部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 200部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 40部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 540部
【0027】実施例4 実施例1におけるインキに代えて下記組成のインキを使
用し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シート
を得た(帯電防止層の厚み0.5μm、耐熱滑性層の厚
み=0.5μm)。帯電防止層用インキ: ポリビニルアセトアセタール樹脂 50部 多官能モノマー(KAYARAD DPHA、日本化薬製) 25部 リン酸エステルアクリルモノマー(KAYAMER PM-1、日本化薬製) 50部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 500部 耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 40部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 55部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 30部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 500部
用し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写シート
を得た(帯電防止層の厚み0.5μm、耐熱滑性層の厚
み=0.5μm)。帯電防止層用インキ: ポリビニルアセトアセタール樹脂 50部 多官能モノマー(KAYARAD DPHA、日本化薬製) 25部 リン酸エステルアクリルモノマー(KAYAMER PM-1、日本化薬製) 50部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 500部 耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 40部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 55部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 30部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 500部
【0028】比較例1 実施例1において帯電防止層を形成せず、耐熱滑性層の
形成に下記組成のインキを使用し、他は実施例1と同様
にして比較例の熱転写シートを得た(耐熱滑性層の厚み
=1.0μm)。耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 40部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 55部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 30部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 500部
形成に下記組成のインキを使用し、他は実施例1と同様
にして比較例の熱転写シートを得た(耐熱滑性層の厚み
=1.0μm)。耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 40部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 55部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 30部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 500部
【0029】比較例2 実施例1におけるインキに代えて下記組成のインキを使
用し、他は実施例1と同様にして比較例の熱転写シート
を得た(帯電防止層の厚み0.5μm、耐熱滑性層の厚
み=0.5μm)。帯電防止層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 50部 リン酸エステル(DDP−4、日光ケミカルズ製) 10部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 240部 耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 55部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 200部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 40部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 540部
用し、他は実施例1と同様にして比較例の熱転写シート
を得た(帯電防止層の厚み0.5μm、耐熱滑性層の厚
み=0.5μm)。帯電防止層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 50部 リン酸エステル(DDP−4、日光ケミカルズ製) 10部 溶剤(MEK/トルエン=1/1) 240部 耐熱滑性層用インキ: ポリビニルブチラール樹脂 55部 ポリイソシアネート(タケネートD218、武田薬品工業製) 200部 滑剤(ノニオンOP−85R、日本油脂製) 40部 溶剤(MEK/トルエ=1/1) 540部
【0030】上記熱転写シートを従来使用されている被
熱転写シートと重ね、転写記録装置を用いて下記の転写
条件で転写を行い、サーマルヘッドと熱転写シートとの
融着及び皺の発生、染料の移行性(60℃、17g/m
2 、3日間)及び表面抵抗率(Ω/口、500V印加
時、25.5℃、62%RH)を調べた結果を下記表1
に示す。転写条件 : パルス幅・・・・・・・1ms 記録周期・・・・・・・2.0ms/line 記録エネルギー・・・・3.0J/cm2
熱転写シートと重ね、転写記録装置を用いて下記の転写
条件で転写を行い、サーマルヘッドと熱転写シートとの
融着及び皺の発生、染料の移行性(60℃、17g/m
2 、3日間)及び表面抵抗率(Ω/口、500V印加
時、25.5℃、62%RH)を調べた結果を下記表1
に示す。転写条件 : パルス幅・・・・・・・1ms 記録周期・・・・・・・2.0ms/line 記録エネルギー・・・・3.0J/cm2
【0031】
【表1】 評価方法: 融着・皺の発生‥‥肉眼観察による。 染料移行性‥‥染料層と耐熱滑性層とを合わせた状態
で、200g/cm2の圧をかけ、60℃で24時間放
置後、耐熱滑性層への染料の移行状態を評価した。 ○:移行なし △:やや移行が認められる ×:著しく移行する 表面抵抗率‥‥高抵抗抵抗率計(Hiresta IP 、三菱油化
製) を用い、24℃68%RHの条件での1cm2 当た
りの表面抵抗値を示す。
で、200g/cm2の圧をかけ、60℃で24時間放
置後、耐熱滑性層への染料の移行状態を評価した。 ○:移行なし △:やや移行が認められる ×:著しく移行する 表面抵抗率‥‥高抵抗抵抗率計(Hiresta IP 、三菱油化
製) を用い、24℃68%RHの条件での1cm2 当た
りの表面抵抗値を示す。
【0032】
【効果】以上の如き本発明によれば、帯電防止層を架橋
構造とし、その上に耐熱滑性層を形成することによっ
て、又、好ましい実施態様では、両層を層同士で架橋さ
せることによって、帯電防止性、耐熱性、スリップ性等
に優れ且つ層間剥離がなく、サーマルヘッドの走行性が
良好で、良好が画像を形成することが出来る熱転写シー
トを提供することが出来る。
構造とし、その上に耐熱滑性層を形成することによっ
て、又、好ましい実施態様では、両層を層同士で架橋さ
せることによって、帯電防止性、耐熱性、スリップ性等
に優れ且つ層間剥離がなく、サーマルヘッドの走行性が
良好で、良好が画像を形成することが出来る熱転写シー
トを提供することが出来る。
Claims (8)
- 【請求項1】 基材シートの一方の面に熱転写性色材層
を形成し、他方の面に架橋構造を有する帯電防止層と耐
熱滑性層とが順次積層されてなることを特徴とする熱転
写シート。 - 【請求項2】 帯電防止層が熱可塑性樹脂、イソシアネ
ート系架橋剤及び水酸基含有帯電防止剤からなる架橋体
を含む請求項1に記載の熱転写シート。 - 【請求項3】 帯電防止剤がフリーの燐酸エステルであ
る請求項2に記載の熱転写シート。 - 【請求項4】 帯電防止層が多官能性単量体と重合性基
含有帯電防止剤との架橋重合体からなる請求項1に記載
の熱転写シート。 - 【請求項5】 帯電防止層が更にバインダーを含む請求
項4に記載の熱転写シート。 - 【請求項6】 耐熱滑性層が熱可塑性樹脂の架橋体から
なる請求項1に記載の熱転写シート。 - 【請求項7】 耐熱滑性層と帯電防止層とが層間で架橋
している請求項1に記載の熱転写シート。 - 【請求項8】 帯電防止層の厚みが耐熱滑性層の厚みの
10〜100%である請求項1に記載の熱転写シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4288161A JPH06115267A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 熱転写シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4288161A JPH06115267A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 熱転写シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115267A true JPH06115267A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17726597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4288161A Pending JPH06115267A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 熱転写シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06115267A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07329437A (ja) * | 1994-06-10 | 1995-12-19 | Union Kemikaa Kk | 熱転写記録媒体 |
JPH0852947A (ja) * | 1994-08-16 | 1996-02-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JPH09295465A (ja) * | 1996-04-30 | 1997-11-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JP2006281602A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Sony Corp | 熱転写シート |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP4288161A patent/JPH06115267A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07329437A (ja) * | 1994-06-10 | 1995-12-19 | Union Kemikaa Kk | 熱転写記録媒体 |
JPH0852947A (ja) * | 1994-08-16 | 1996-02-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JPH09295465A (ja) * | 1996-04-30 | 1997-11-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
JP2006281602A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Sony Corp | 熱転写シート |
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