JPH06114645A - スナップリング組付装置 - Google Patents
スナップリング組付装置Info
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- JPH06114645A JPH06114645A JP27256092A JP27256092A JPH06114645A JP H06114645 A JPH06114645 A JP H06114645A JP 27256092 A JP27256092 A JP 27256092A JP 27256092 A JP27256092 A JP 27256092A JP H06114645 A JPH06114645 A JP H06114645A
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- JP
- Japan
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- snap ring
- cylindrical member
- ring body
- ring
- round hole
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B27/00—Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
- B25B27/14—Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for assembling objects other than by press fit or detaching same
- B25B27/20—Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for assembling objects other than by press fit or detaching same inserting or withdrawing split pins or circlips
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P19/00—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
- B23P19/04—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
- B23P19/08—Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members
- B23P19/084—Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members for placing resilient or flexible rings, e.g. O-rings, circlips
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円筒部材の内径溝にスナップリングを、損傷
すること無く簡単確実に嵌合するスナップリング組付装
置。 【構成】 円弧状のリング本体1aの両端に突出部1b
を有するスナップリング1のリング本体1aを、円筒部
材2の丸穴3の内径溝4に嵌合させると共に、円筒部材
2の先端部の切欠き5に突出部1bを嵌合させる装置
で、突出部1bを挟圧してリング本体1aを縮径させる
一対の平行チャック6と、これを開閉駆動させるチャッ
ク駆動機構7を備える。一対の平行チャック6で挟圧さ
れたスナップリング1の縮径したリング本体1aを円筒
部材2の丸穴3に内径溝4の位置まで挿入しておいて、
一対の平行チャック6を開き、縮径リング本体1aをそ
の弾性復帰にて拡径させて内径溝4に弾圧嵌合させる。
すること無く簡単確実に嵌合するスナップリング組付装
置。 【構成】 円弧状のリング本体1aの両端に突出部1b
を有するスナップリング1のリング本体1aを、円筒部
材2の丸穴3の内径溝4に嵌合させると共に、円筒部材
2の先端部の切欠き5に突出部1bを嵌合させる装置
で、突出部1bを挟圧してリング本体1aを縮径させる
一対の平行チャック6と、これを開閉駆動させるチャッ
ク駆動機構7を備える。一対の平行チャック6で挟圧さ
れたスナップリング1の縮径したリング本体1aを円筒
部材2の丸穴3に内径溝4の位置まで挿入しておいて、
一対の平行チャック6を開き、縮径リング本体1aをそ
の弾性復帰にて拡径させて内径溝4に弾圧嵌合させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円弧状のリング本体の
両端に突出部を一体に有する異形スナップリングを、円
筒部材の丸穴の内径溝に弾圧嵌合させるスナップリング
組付装置に関する。
両端に突出部を一体に有する異形スナップリングを、円
筒部材の丸穴の内径溝に弾圧嵌合させるスナップリング
組付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の異形スナップリングが装着される
円筒部材の具体例を図6及び図7を参照して説明する。
同図に示される円筒部材2は、AT自動車のATバルブ
の開口端部であり、これの丸穴3の内周面周方向に形成
された内径溝4に弾性スナップリング1が弾圧嵌合され
る。
円筒部材の具体例を図6及び図7を参照して説明する。
同図に示される円筒部材2は、AT自動車のATバルブ
の開口端部であり、これの丸穴3の内周面周方向に形成
された内径溝4に弾性スナップリング1が弾圧嵌合され
る。
【0003】図7に示されるように、円筒部材2の開口
端部の一部に、内径溝4に達する深さで切欠き5が形成
される。スナップリング1は、図6(b)に示すよう
に、内径溝4に嵌合する円弧状のリング本体1aと、リ
ング本体1aの両端から一体に延びる一対の突出部1b
を有する。一対の突出部1bを切欠き5から円筒部材2
の外周に突出させた状態で、リング本体1aが内径溝4
に嵌合される。図6(a)に示すように、内径溝4に嵌
合されたリング本体1aは、内周部が内径溝4より突出
し、この突出内周部で円筒部材2の丸穴3に挿入された
円形のキャップ14の抜け防止をしている。
端部の一部に、内径溝4に達する深さで切欠き5が形成
される。スナップリング1は、図6(b)に示すよう
に、内径溝4に嵌合する円弧状のリング本体1aと、リ
ング本体1aの両端から一体に延びる一対の突出部1b
を有する。一対の突出部1bを切欠き5から円筒部材2
の外周に突出させた状態で、リング本体1aが内径溝4
に嵌合される。図6(a)に示すように、内径溝4に嵌
合されたリング本体1aは、内周部が内径溝4より突出
し、この突出内周部で円筒部材2の丸穴3に挿入された
円形のキャップ14の抜け防止をしている。
【0004】スナップリング1は円筒部材2に、図8及
び図9に示すようなテーパガイド11と圧入ヘッド12
で組付けられる。テーパガイド11は、円筒部材2の丸
穴3と同一径の小径開口から円錐状に広がるテーパ内面
13を有する。圧入ヘッド12は、テーパ内面13に供
給されたスナップリング1のリング本体1aを、テーパ
内面13の小径開口側に押し下げて、リング本体1aを
円筒部材2の丸穴3と同一径まで縮径させる。図9に示
すように、圧入ヘッド12とテーパ内面13で縮径させ
たリング本体1aを圧入ヘッド12で丸穴3内に押し下
げると、リング本体1aが丸穴3の内周面を摺動して内
径溝4に達し、ここで縮径リング本体1aが弾性復元に
より拡径して内径溝4に弾圧嵌合する。
び図9に示すようなテーパガイド11と圧入ヘッド12
で組付けられる。テーパガイド11は、円筒部材2の丸
穴3と同一径の小径開口から円錐状に広がるテーパ内面
13を有する。圧入ヘッド12は、テーパ内面13に供
給されたスナップリング1のリング本体1aを、テーパ
内面13の小径開口側に押し下げて、リング本体1aを
円筒部材2の丸穴3と同一径まで縮径させる。図9に示
すように、圧入ヘッド12とテーパ内面13で縮径させ
たリング本体1aを圧入ヘッド12で丸穴3内に押し下
げると、リング本体1aが丸穴3の内周面を摺動して内
径溝4に達し、ここで縮径リング本体1aが弾性復元に
より拡径して内径溝4に弾圧嵌合する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記組付装
置においては、テーパガイド11と圧入ヘッド12で縮
径させたスナップリング1を円筒部材2の丸穴3の内径
溝4まで挿入する間に、スナップリング1のリング本体
1a外周面がテーパ内面13や丸穴3内周面に強く擦ら
れるため、リング本体1aや丸穴3に傷が付くことがあ
った。また、スナップリング1を圧入ヘッド12で押し
下げる際に、スナップリング1が傾いて内径溝4に嵌ま
らないことがあった。この場合、丸穴3からスナップリ
ング1を押し出して、再度押し下げる手間を要し、スナ
ップリング組付作業性を悪くする原因となっている。
置においては、テーパガイド11と圧入ヘッド12で縮
径させたスナップリング1を円筒部材2の丸穴3の内径
溝4まで挿入する間に、スナップリング1のリング本体
1a外周面がテーパ内面13や丸穴3内周面に強く擦ら
れるため、リング本体1aや丸穴3に傷が付くことがあ
った。また、スナップリング1を圧入ヘッド12で押し
下げる際に、スナップリング1が傾いて内径溝4に嵌ま
らないことがあった。この場合、丸穴3からスナップリ
ング1を押し出して、再度押し下げる手間を要し、スナ
ップリング組付作業性を悪くする原因となっている。
【0006】それ故に、本発明の目的は、上記のような
異形スナップリングを対応する円筒部材に、損傷なしで
確実に組付けることのできるスナップリング組付装置を
提供することにある。
異形スナップリングを対応する円筒部材に、損傷なしで
確実に組付けることのできるスナップリング組付装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒部材の丸
穴の内周面に形成された内径溝に、円弧状のリング本体
の両端に一対の突出部を有する弾性スナップリングのリ
ング本体を縮径させて弾圧嵌合させる装置で、円筒部材
の軸方向に移動可能、及び、円筒部材の丸穴の直径方向
に接近離反可能な一対の平行チャックと、一対の平行チ
ャックを接近離反可能、及び、円筒部材の軸方向に移動
可能に支持するチャック駆動機構を備え、前記一対の平
行チャックでスナップリングの両端の突出部を挟圧して
リング本体を略楕円形に縮径させて、縮径させたリング
本体を円筒部材の丸穴の内径溝の位置まで挿入し、一対
の平行チャックを開いてリング本体を弾性復帰させて内
径溝に弾圧嵌合させることを特徴とする。
穴の内周面に形成された内径溝に、円弧状のリング本体
の両端に一対の突出部を有する弾性スナップリングのリ
ング本体を縮径させて弾圧嵌合させる装置で、円筒部材
の軸方向に移動可能、及び、円筒部材の丸穴の直径方向
に接近離反可能な一対の平行チャックと、一対の平行チ
ャックを接近離反可能、及び、円筒部材の軸方向に移動
可能に支持するチャック駆動機構を備え、前記一対の平
行チャックでスナップリングの両端の突出部を挟圧して
リング本体を略楕円形に縮径させて、縮径させたリング
本体を円筒部材の丸穴の内径溝の位置まで挿入し、一対
の平行チャックを開いてリング本体を弾性復帰させて内
径溝に弾圧嵌合させることを特徴とする。
【0008】
【作用】一対の平行チャックは、スナップリングのリン
グ本体を縮径させた状態でリング本体両端の突出部を挟
圧してスナップリングを保持し、そのままの状態でリン
グ本体を円筒部材の丸穴に挿入するので、縮径されたリ
ング本体が円筒部材の丸穴内周面と強く擦り合うことが
ない。また、一対の平行チャックで挟圧されたスナップ
リングのリング本体が円筒部材の内径溝の位置まで移動
されたときに、一対の平行チャックを離反させて開く
と、リング部材がその弾性により拡径して対応する内径
溝に確実に嵌まる。
グ本体を縮径させた状態でリング本体両端の突出部を挟
圧してスナップリングを保持し、そのままの状態でリン
グ本体を円筒部材の丸穴に挿入するので、縮径されたリ
ング本体が円筒部材の丸穴内周面と強く擦り合うことが
ない。また、一対の平行チャックで挟圧されたスナップ
リングのリング本体が円筒部材の内径溝の位置まで移動
されたときに、一対の平行チャックを離反させて開く
と、リング部材がその弾性により拡径して対応する内径
溝に確実に嵌まる。
【0009】
【実施例】以下、上記円筒部材2の内径溝4にスナップ
リング1を嵌合させるスナップリング組付装置に適用し
た本発明実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。
リング1を嵌合させるスナップリング組付装置に適用し
た本発明実施例を、図1乃至図5を参照して説明する。
【0010】図1及び図2に示される装置は、一対の平
行チャック6と、これを駆動させるチャック駆動機構7
を備える。一対の平行チャック6は、互いに接近離反可
能な開閉チャックで、チャック駆動機構7の前面に突設
される。チャック駆動機構7は、例えば平行チャック6
を自動開閉するチャック開閉部7aと、チャック開閉部
7aと平行チャック6を円筒部材2の軸方向を含む上下
左右に往復移動させるチャック搬送部7bで構成され
る。このチャック搬送部7bは図示しない移動装置、例
えばロボットのアームに取付けられる。
行チャック6と、これを駆動させるチャック駆動機構7
を備える。一対の平行チャック6は、互いに接近離反可
能な開閉チャックで、チャック駆動機構7の前面に突設
される。チャック駆動機構7は、例えば平行チャック6
を自動開閉するチャック開閉部7aと、チャック開閉部
7aと平行チャック6を円筒部材2の軸方向を含む上下
左右に往復移動させるチャック搬送部7bで構成され
る。このチャック搬送部7bは図示しない移動装置、例
えばロボットのアームに取付けられる。
【0011】平行チャック6の上方には、チャック搬送
部7bから平行チャック6と平行にアーム7cが延びて
おり、このアーム7cの先端下部に、スナップリング傾
き防止用の円筒ブロック8が固定される。円筒ブロック
8の下端は、一対の平行チャック6で挟圧されたスナッ
プリング1のリング本体1aに平行に接する、或いは、
近接する位置にある。
部7bから平行チャック6と平行にアーム7cが延びて
おり、このアーム7cの先端下部に、スナップリング傾
き防止用の円筒ブロック8が固定される。円筒ブロック
8の下端は、一対の平行チャック6で挟圧されたスナッ
プリング1のリング本体1aに平行に接する、或いは、
近接する位置にある。
【0012】一対の平行チャック6は、円筒部材2の外
部でスナップリング1を挟圧して、円筒部材2へと搬送
する。平行チャック6によるスナップリング1の挟圧
は、例えば図3(a)〜(c)に示すように、水平な台
9上に立設された位置決めブロック10でセンター合わ
せして、次のように行われる。
部でスナップリング1を挟圧して、円筒部材2へと搬送
する。平行チャック6によるスナップリング1の挟圧
は、例えば図3(a)〜(c)に示すように、水平な台
9上に立設された位置決めブロック10でセンター合わ
せして、次のように行われる。
【0013】図3(a)及び(b)に示すように、位置
決めブロック10の外周に沿わせてスナップリング1の
リング本体1aを嵌挿し、位置決めブロック10の回り
の台9上にスナップリング1を水平に置く。このスナッ
プリング1の一対の突出部1bの両側方に、開成状態の
一対の平行チャック6を移動させておいて、図3(c)
に示すように、一対の平行チャック6をチャック開閉部
7aにより接近させてスナップリング1の突出部1bを
挟圧させる。これによりスナップリング1のリング本体
1aが縮径されて略楕円形となり、位置決めブロック1
0の外周に軽く接触して位置決めされ、この接触時点で
平行チャック6の接近を停止する。次にリング本体1a
の縮径状態を維持したまま平行チャック6を上昇させ、
リング本体1aを位置決めブロック10から離脱させ
る。
決めブロック10の外周に沿わせてスナップリング1の
リング本体1aを嵌挿し、位置決めブロック10の回り
の台9上にスナップリング1を水平に置く。このスナッ
プリング1の一対の突出部1bの両側方に、開成状態の
一対の平行チャック6を移動させておいて、図3(c)
に示すように、一対の平行チャック6をチャック開閉部
7aにより接近させてスナップリング1の突出部1bを
挟圧させる。これによりスナップリング1のリング本体
1aが縮径されて略楕円形となり、位置決めブロック1
0の外周に軽く接触して位置決めされ、この接触時点で
平行チャック6の接近を停止する。次にリング本体1a
の縮径状態を維持したまま平行チャック6を上昇させ、
リング本体1aを位置決めブロック10から離脱させ
る。
【0014】一対の平行チャック6で挟圧されて縮径し
たスナップリング1のリング本体1aは、円筒部材2の
丸穴3に挿入できる外径であり、また、このような外径
になるよう平行チャック6がスナップリング1を挟圧す
るようにしてある。また、一対の平行チャック6で挟圧
されたスナップリング1のリング本体1aは、円筒ブロ
ック8の水平な先端面で傾きが防止されて、スナップリ
ング1の姿勢は、常時水平に維持される。スナップリン
グ1はこの状態のまま、図1に示すように、円筒部材2
の真上に搬送される。この図1状態のとき、スナップリ
ング1の突出部1bは円筒部材2の切欠き5の真上に位
置する。
たスナップリング1のリング本体1aは、円筒部材2の
丸穴3に挿入できる外径であり、また、このような外径
になるよう平行チャック6がスナップリング1を挟圧す
るようにしてある。また、一対の平行チャック6で挟圧
されたスナップリング1のリング本体1aは、円筒ブロ
ック8の水平な先端面で傾きが防止されて、スナップリ
ング1の姿勢は、常時水平に維持される。スナップリン
グ1はこの状態のまま、図1に示すように、円筒部材2
の真上に搬送される。この図1状態のとき、スナップリ
ング1の突出部1bは円筒部材2の切欠き5の真上に位
置する。
【0015】図1の状態でスナップリング1を挟圧した
平行チャック6を円筒ブロック8と共に下降させて、ス
ナップリング1の縮径されたリング本体1aを円筒部材
2の丸穴3に挿入し、同時に突出部1bを切欠き5に挿
入する。そしてスナップリング1のリング本体1aが丸
穴3の内径溝4の位置まで下降し、かつ突出部1bの下
端が切欠き5の底面5’に当接したところで、図4及び
図5に示すように一対の平行チャック6を離反させる
と、この開成動作に応じてリング本体1aがその弾性で
拡径して内径溝4に弾圧嵌合する。同時にスナップリン
グ1の突出部1bが切欠き5の両端部に嵌合して、スナ
ップリング1の組付けが完了する。
平行チャック6を円筒ブロック8と共に下降させて、ス
ナップリング1の縮径されたリング本体1aを円筒部材
2の丸穴3に挿入し、同時に突出部1bを切欠き5に挿
入する。そしてスナップリング1のリング本体1aが丸
穴3の内径溝4の位置まで下降し、かつ突出部1bの下
端が切欠き5の底面5’に当接したところで、図4及び
図5に示すように一対の平行チャック6を離反させる
と、この開成動作に応じてリング本体1aがその弾性で
拡径して内径溝4に弾圧嵌合する。同時にスナップリン
グ1の突出部1bが切欠き5の両端部に嵌合して、スナ
ップリング1の組付けが完了する。
【0016】また、平行チャック6で挟圧したスナップ
リング1のリング本体1aの下辺エッジが、丸穴3の内
径溝4の上辺エッジに達した時点で、平行チャック6を
開き、リング本体1aを丸穴3に弾圧させておいて、円
筒ブロック8の下降でリング本体1aを内径溝4に押し
込むようにしてもよい。この場合、円筒ブロック8がリ
ング本体1aをその厚さ程度だけ押し下げることになる
が、この程度の押し下げ量では、リング本体1aが丸穴
3の内周面で擦られて傷付く心配は無い。
リング1のリング本体1aの下辺エッジが、丸穴3の内
径溝4の上辺エッジに達した時点で、平行チャック6を
開き、リング本体1aを丸穴3に弾圧させておいて、円
筒ブロック8の下降でリング本体1aを内径溝4に押し
込むようにしてもよい。この場合、円筒ブロック8がリ
ング本体1aをその厚さ程度だけ押し下げることになる
が、この程度の押し下げ量では、リング本体1aが丸穴
3の内周面で擦られて傷付く心配は無い。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、一対の平行チャックが
スナップリングを、そのリング本体を縮径させた状態で
挟圧して、リング本体を円筒部材の丸穴に挿入するの
で、縮径されたリング本体が円筒部材の丸穴に強く擦ら
れて、スナップリングと円筒部材が損傷する心配が無く
なり、品質管理上に有利なスナップリング組付装置が提
供できる。
スナップリングを、そのリング本体を縮径させた状態で
挟圧して、リング本体を円筒部材の丸穴に挿入するの
で、縮径されたリング本体が円筒部材の丸穴に強く擦ら
れて、スナップリングと円筒部材が損傷する心配が無く
なり、品質管理上に有利なスナップリング組付装置が提
供できる。
【0018】また、スナップリングのリング本体が円筒
部材の内径溝の位置に在るときに、一対の平行チャック
を開いてリング本体を円筒部材の内径溝に嵌合させるの
で、円筒部材の内径溝へのスナップリングの嵌合の確実
性に優れた、したがって、スナップリング組付作業性の
良いスナップリング組付装置が提供できる。
部材の内径溝の位置に在るときに、一対の平行チャック
を開いてリング本体を円筒部材の内径溝に嵌合させるの
で、円筒部材の内径溝へのスナップリングの嵌合の確実
性に優れた、したがって、スナップリング組付作業性の
良いスナップリング組付装置が提供できる。
【0019】また平行チャックの上方に隣接して円筒ブ
ロックを配設した場合は、スナップリングのリング本体
が縮径量の不足等により円筒部材の丸穴内面に接触して
も、リング本体が傾斜するのを確実に防止できる。
ロックを配設した場合は、スナップリングのリング本体
が縮径量の不足等により円筒部材の丸穴内面に接触して
も、リング本体が傾斜するのを確実に防止できる。
【図1】本発明の一実施例を示す部分断面を含む側面
図。
図。
【図2】図1A−A線に沿う断面図。
【図3】図1装置における平行チャックによるスナップ
リング挟圧動作例を示す図で、(a)はスナップリング
挟圧前の側面図、(b)は図3(a)の平面図、(c)
はスナップリング挟圧時の平面図である。
リング挟圧動作例を示す図で、(a)はスナップリング
挟圧前の側面図、(b)は図3(a)の平面図、(c)
はスナップリング挟圧時の平面図である。
【図4】図1装置による円筒部材へのスナップリング組
付け時の側面図。
付け時の側面図。
【図5】図4B−B線に沿う断面図。
【図6】(a)はスナップリングが組付けられた円筒部
材の部分断面を含む部分側面図、(b)は図6(a)C
−C線に沿う断面図。
材の部分断面を含む部分側面図、(b)は図6(a)C
−C線に沿う断面図。
【図7】図6の円筒部材の部分斜視図。
【図8】従来のスナップリング組付装置の縦断面図。
【図9】図8装置のスナップリング組付け時の縦断面
図。
図。
1 スナップリング 1a リング本体 1b 突出部 2 円筒部材 3 丸穴 4 内径溝 6 平行チャック 7 チャック駆動機構
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒部材の丸穴の内周面に形成された内
径溝に、円弧状のリング本体の両端に一対の突出部を有
する弾性スナップリングのリング本体を弾圧嵌合させる
装置であって、 円筒部材の丸穴の直径方向に接近離反可能で、かつ、円
筒部材の軸方向に移動可能な一対の平行チャックと、前
記一対の平行チャックを接近離反可能、かつ、円筒部材
の軸方向に移動可能に支持するチャック駆動機構を備
え、 前記一対の平行チャックは、接近することでスナップリ
ングの両端の突出部を挟圧してリング本体を縮径させ、
この状態のまま円筒部材の軸方向に移動して、縮径させ
たリング本体を円筒部材の丸穴に挿入した後離反し、リ
ング本体を弾性復帰にて拡径させて丸穴の内径溝に嵌合
させることを特徴とするスナップリング組付装置。 - 【請求項2】 前記平行チャックの上方に隣接して、前
記スナップリングのリング本体の傾斜を阻止する円筒ブ
ロックを配設したことを特徴とする請求項1記載のスナ
ップリング組付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272560A JP2973343B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | スナップリング組付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4272560A JP2973343B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | スナップリング組付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114645A true JPH06114645A (ja) | 1994-04-26 |
JP2973343B2 JP2973343B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=17515612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4272560A Expired - Fee Related JP2973343B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | スナップリング組付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2973343B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5956830A (en) * | 1997-12-03 | 1999-09-28 | Parker-Hannifin Corporation | O-ring assembly tool |
JP2000292030A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-10-20 | Nippon Light Metal Co Ltd | 受液器 |
JP2000320932A (ja) * | 1999-05-13 | 2000-11-24 | Suzuki Motor Corp | 受液器 |
JP2002308405A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-23 | Honda Motor Co Ltd | リングの収納抽出装置 |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP4272560A patent/JP2973343B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5956830A (en) * | 1997-12-03 | 1999-09-28 | Parker-Hannifin Corporation | O-ring assembly tool |
JP2000292030A (ja) * | 1999-04-05 | 2000-10-20 | Nippon Light Metal Co Ltd | 受液器 |
JP2000320932A (ja) * | 1999-05-13 | 2000-11-24 | Suzuki Motor Corp | 受液器 |
JP2002308405A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-23 | Honda Motor Co Ltd | リングの収納抽出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2973343B2 (ja) | 1999-11-08 |
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