JPH0811031A - パレットおよびパレットのチャック装置 - Google Patents

パレットおよびパレットのチャック装置

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JPH0811031A
JPH0811031A JP17000694A JP17000694A JPH0811031A JP H0811031 A JPH0811031 A JP H0811031A JP 17000694 A JP17000694 A JP 17000694A JP 17000694 A JP17000694 A JP 17000694A JP H0811031 A JPH0811031 A JP H0811031A
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JP
Japan
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pallet
chuck
rod
piston
chuck device
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JP17000694A
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English (en)
Inventor
Shigeya Chimura
重弥 千村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0811031A publication Critical patent/JPH0811031A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パレット上に設ける被係合部の構造を簡単に
するとともに、チャック装置を回転させてもパレットが
相対的に回転せずにパレットの位置ズレを起こさない構
造を有するパレットおよびパレットのチャック装置を提
供する。 【構成】 パレット本体2の所定位置にチャック用ロッ
ド7をパレット本体2上に突出させて設ける。チャック
用ロッド7には、チャック装置と係合する外周面係合部
12aを形成し、かつチャック装置と嵌合する回転規制
用のピン13を設ける。チャック装置には、チャック用
ロッド7を挿入する係合穴を先端に形成し、かつ係合穴
の側面に外周面係合部12aと係合するロッド保持部材
を備えた上下方向に移動可能なピストンを設ける。さら
に、ピストンを上下動可能に支持し、かつピン13と係
合する切り欠き部を形成したシリンダ本体を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品整列用のパレット
およびパレットのチャック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品の自動組立機に供給する部品
を整列配置するパレットおよび部品を整列配置したパレ
ットをロボット等で自動供給する際に保持するパレット
のチャック装置としては、特開平4−348892号公
報に記載されている。この公報に記載されたパレットに
は、パレットの所定位置にチャック用ブッシュを埋設
し、このブッシュの内周面にチャック装置に対する被係
合部が設けられている。そして、チャック装置は、係合
部を配置したチャック部をチャック装置の先端部に設
け、このチャック部を前記ブッシュに挿入することによ
りパレットを保持する構造となっている。また、振動に
よってパレットに部品を整列する場合を想定し、ブッシ
ュの中に部品が落ち込むのを防ぐため、ブッシュに蓋を
設け、パレットを保持する時以外はブッシュの穴を塞ぐ
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパ
レットでは、パレットにブッシュを埋設し、ブッシュの
穴に蓋をする構造となっているため、パレットに取り付
けるブッシュの構造が複雑になってしまう。そのため、
ブッシュの大きさをコンパクトにできず、部品を配列す
るパレット上を占有する面積が大きくなってしまい、部
品を搭載する数が減少する問題点がある。また、上記従
来のチャック装置では、パレットを保持してパレットを
取り出す時と、置く時にパレットの向きを変えたい場
合、チャック装置とパレットとの回転を規制する手段が
講じられていないため、チャック装置を回転させた時に
チャック装置とパレットが相対的に回転してチャック装
置に対するパレットの位置がズレ、パレットを所定の位
置に置く際、正確な位置決めができない問題点がある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、請求項1から請求項5に係る発明は、
パレット上に設ける被係合部の構造を簡単にするととも
に、チャック装置を回転させてもパレットが相対的に回
転せずにパレットの位置ズレを起こさない構造を有する
パレットおよびパレットのチャック装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
パレット本体の所定位置にチャック用ロッドをパレット
本体上に突出させて設けるとともに、チャック用ロッド
の上部にチャック装置と係合する外周面係合部を形成
し、パレット本体上にチャック装置と嵌合する回転規制
用係合部を設けて構成した。請求項2に係る発明は、前
記回転規制用係合部を、チャック用ロッドに対して垂直
に取り付けた棒状の部品により構成した。請求項3の発
明は、前記回転規制用係合部を、チャック用ロッド自体
に形成した凸部により構成した。請求項4に係る発明
は、前記回転規制用係合部を、チャック用ロッドの付近
でパレット本体上に突出して配置した棒状の部品により
構成した。
【0006】請求項5に係る発明は、パレット本体上に
突出して取り付けたチャック用ロッドを挿入する係合穴
を先端に形成するとともに、係合穴の側面に前記チャッ
ク用ロッドの上部に形成した外周面係合部と係合するロ
ッド保持部材を設けた上下方向に移動可能なピストン
と、ピストンの外側に配置しピストンを上下動可能に支
持するとともに、パレット本体上に設けた回転規制用係
合部と係合する切り欠き部を形成したシリンダ本体を備
えて構成した。
【0007】
【作用】請求項1および請求項5に係る発明にあって
は、チャック装置のピストンがシリンダ本体に対して上
方向に移動することにより、ロッド保持部材がチャック
用ロッドの外周面係合部を引き上げてパレットをチャッ
ク装置で保持させ、パレットを引き上げると同時に、パ
レット本体上に配置した回転規制用係合部がシリンダ本
体の切り欠き部に嵌合することによってパレットとチャ
ック装置との相対的な回転を規制し、パレットとチャッ
ク装置との回転方向の位置ズレを防ぐようにしたもので
ある。
【0008】請求項2に係る発明にあっては、チャック
用ロッドに対して垂直に取り付けた回転規制用係合部で
ある棒状の部品が、シリンダ本体の切り欠き部に嵌合す
ることにより、パレットとチャック装置との回転方向の
位置ズレを防ぐようにしたものである。請求項3に係る
発明にあっては、チャック用ロッド自体に形成した回転
規制用係合部である凸部が、シリンダ本体の切り欠き部
に嵌合することにより、パレットとチャック装置との回
転方向の位置ズレを防ぐようにしたものである。請求項
4に係る発明にあっては、チャック用ロッドの付近でパ
レット本体上に突出して配置した回転規制用係合部であ
る棒状の部品が、シリンダ本体の切り欠き部に嵌合する
ことにより、パレットとチャック装置との回転方向の位
置ズレを防ぐようにしたものである。
【0009】
【実施例1】図1〜図4は本発明の実施例1を示し、図
1はパレットを概略的に示す断面図、図2はパレットの
要部を示す図1におけるA−A線方向から見た拡大断面
図、図3はパレットのチャック装置を示す一部断面図、
図4はパレットのチャック装置の先部を示す拡大断面図
である。
【0010】パレット1は、図1および図2に示すよう
に、パレット本体2とパレット本体2に設けたチャック
用ロッド7とから構成されており、パレット本体2の上
面3には部品を整列し搭載する穴4が多数形成されてい
る。チャック用ロッド7は、パレット本体2にあけられ
た嵌合孔5に挿入される嵌合軸部8と、嵌合軸部8の下
端に設けられた取付け部9と、嵌合軸部8の上端に設け
られた小径の軸部10とから形成されており、取付け部
9をパレット本体2の下面に形成した凹部6に挿入し、
嵌合軸部8を嵌合孔5に挿入して軸部10をパレット本
体2の上面3に突出させた状態で、取付け部9とパレッ
ト本体2とをビス11により固定して、パレット本体2
に固着されている。なお、チャック用ロッド7は、嵌合
軸部8を嵌合孔5に圧入してパレット本体2に固着して
もよい。このとき、ビス11を用いてもよいし、ビス1
1を用いなくてもよい。さらに、ビス11を用いないと
きには、取付け部9を嵌合軸部8に設けても、設けなく
てもよい。
【0011】チャック用ロッド7の軸部10の先部に
は、括れ部が形成され、括れ部の上部を拡開するテーパ
状にした外周面係合部12aを下面に有する頭部12が
形成されている。また、チャック用ロッド7の側面に
は、軸部10の下端部に軸部10に対して垂直にピン1
3が軸部10の両側に突出するように圧入されており、
このピン13は、半径方向のほぼ上半分がパレット本体
2の上面3より出た状態に設けられ、パレットのチャッ
ク装置20とチャックしたパレット1との相対的な回転
を防ぐ回転規制用係合部を構成している。
【0012】パレットのチャック装置20は、図3に示
すように、チャック装置20の上部にチャック装置本体
21が設けられ、本体21の上端部において、図示を省
略したロボットのハンドに固定されるようになってい
る。本体21は、中空状に形成され、この中空部にロッ
ド22が軸方向へ移動可能に支持されている。ロッド2
2は、摺動部23と摺動部23の下端面に設けた軸部2
4とから構成されており、摺動部23は、その外周部が
本体21の内面25により軸方向へ摺動可能に支持さ
れ、軸部24は、本体21の下端部に形成した孔26を
貫通して本体21の下方に延出されている。また、本体
21の中空部には、摺動部23の上端面上にバネ27が
配置され、このバネ27により、ロッド22が下方向に
常時押圧付勢されるとともに、孔26を形成した底面と
摺動部23の下端面が係止することにより、ロッド22
が本体21から脱落するのを防いでいる。さらに、本体
21の下部外側面には、図示を省略したロボット制御装
置に接続したセンサ28が取り付けられている。
【0013】このセンサ28は、後述するシリンダ本体
29に取り付けたドグ54を検知し、シリンダ本体29
の上下を監視するもので、ドグ54をセンサ28が感知
することにより、この信号がロボット制御装置に入力さ
れ、チャック装置20の動作を停止するようになってい
る。このセンサ28には、たとえばフォトマイクロスイ
ッチなど、遮光することによって物体の有無を検知する
もの、あるいは金属に反応する近接センサなどが用いら
れる。
【0014】ロッド22の軸部24には、シリンダフラ
ンジ30が連結されており、軸部24の下端面とシリン
ダフランジ30の上端面が固着されている。シリンダフ
ランジ30は、シリンダ本体29の上端に固定されてい
る。シリンダ本体29は、ほぼ中央部に段部31が設け
られており、上部が大径シリンダ部32に形成され下部
が小径シリンダ部33に形成されている。
【0015】シリンダ本体29の内部には、ピストン3
4が軸方向(上下方向)へ移動可能に設けられている。
ピストン34は、大径シリンダ部32の内面35と気密
的に摺接するピストン摺動部36と小径シリンダ部33
の内面37に摺動可能に保持されるピストン軸部38と
からなり、ピストン軸部38には、シリンダ本体29の
段部31と係止してピストン34の下降位置を規制する
段部39が形成されている。
【0016】ピストン軸部38には、パレット1に設け
たチャック用ロッド7の頭部12を挿入可能な係合穴4
0が下端から設けられている。係合穴40は、その深さ
がパレット1の上面3から突出させたチャック用ロッド
7の部分より大きく形成されるとともに、その内径は頭
部12の外径とほぼ同径に形成されている。ピストン軸
部38の先端面には、先端面とチャック用ロッド7に圧
入したピン13とが干渉しないように半円状の切り欠き
部41が形成されている。また、ピストン軸部38の先
端付近には、同一円周上に複数の孔42が形成され、こ
の孔42にそれぞれ球状の保持部材43が係合穴40内
に対して出入可能に保持されている。孔42には、図4
に示すように、係合穴40との開口端に突起部42aが
それぞれ形成され、保持部材43が係合穴40内に転が
り落ちないようになっている。
【0017】一方、シリンダ本体29の小径シリンダ部
33には、保持部材43を保持する保持内径部44と、
保持部材43を係合穴40内に押し出す押圧内径部45
が先端側から形成され、押圧内径部45は内面37とつ
ながっている。保持内径部44は、保持部材43が接し
た際に保持部材43を係合穴40内に突出させない大き
さに形成されており、押圧内径部45は保持部材43を
係合穴40内に押し出すとともにこの状態を維持して保
持部材43がチャック用ロッド7の外周面係合部12a
と係止し得る大きさに形成されている。また、保持内径
部44と押圧内径部45はテーパ面46でつながれ、保
持部材43がスムーズに移動するのを担保するととも
に、シリンダ本体29内でピストン34が上昇する際に
妨げとならないようになっている。さらに、小径シリン
ダ部33の先端面には、チャック用ロッド7に圧入した
ピン13と係合し、シリンダ本体29に対するパレット
1の回転方向の位置決めを行い得る切り欠き部47が形
成されている。
【0018】シリンダ本体29の段部31とピストン摺
動部36の下面との間にはバネ48が配置され、ピスト
ン34はバネ48により常時上方向へ押圧付勢されてい
る。また、ピストン軸部38には、係合穴40の上方位
置でピストン軸部38に対して垂直にピン49が圧入さ
れており、ピン49の両端部は、シリンダ本体29の小
径シリンダ部33に形成した長孔50を貫通して、小径
シリンダ部33の外周に突出されており、ピン49は、
ピストン34の上下動と一緒に長孔50内で上下方向に
移動可能となっている。これにより、ピストン34は、
長孔50の長さのみ上下方向に移動可能になるととも
に、長孔50の上部とピン49が係止することにより、
ピストン34の上動位置が規制されるようになってい
る。51、52はクリップである。
【0019】さらに、シリンダ本体29の下部外周面に
は、ピン49の上下動を監視するセンサ53が取り付け
られており、ピン49の上下動によりピストン34が正
常に動作しているかを確認し得るようになっている。こ
のセンサ53は、図示を省略したロボット制御装置に接
続されており、前記チャック装置本体21の下部外側面
に設けたセンサ28と同様の形式のものが用いられてい
る。また、シリンダ本体29の上端外側面には、前記ド
グ54が取り付けられている。
【0020】前記シリンダフランジ30の下面とピスト
ン摺動部36の上面とにより形成されるシリンダ本体2
9の空間55には、図示を省略したエア供給源から、シ
リンダ本体29に取り付けた継手56を介してエアが供
給されるようになっており、このエア圧により前記バネ
48の押圧付勢力に抗してピストン34がシリンダ本体
29とは別個に下方向へ移動可能となっている。
【0021】次に、上記構成のチャック装置20による
パレット1のチャック動作を説明する。まず、図示を省
略したロボットのハンドによりチャック装置20を下降
し、ピストン34の係合穴40内にパレット1のチャッ
ク用ロッド7を挿入させ、チャック用ロッド7の外周面
係合部12aをシリンダ本体29の押圧内径部45に位
置させる。このとき、継手56を介して非図示のエア供
給源からエアを空間55に供給し、保持部材43がシリ
ンダ本体29の保持内径部44に位置するように、ピス
トン34を下方向に移動させておく。これにより、チャ
ック用ロッド7は、保持部材43に妨げられることな
く、係合穴40内に挿入される。
【0022】次に、エアによるピストン34の押圧を解
除し、バネ48の力によりピストン34を上方向に移動
させる。ピストン34が引き上げられ、保持部材43が
保持内径部44から押圧内径部45に移動すると、保持
部材43は押圧内径部45により係合穴40内に押し出
される。このため、保持部材43は、チャック用ロッド
7の外周面係合部12aと係合して上方向に引っ張り上
げようとする。そして、シリンダ本体29の小径シリン
ダ部33先端にパレット1の上面3が突き当たるまで引
き上げられ、パレット1はチャック装置20により保持
(チャック)される。図3は、二点鎖線で示すチャック
用ロッド7を引き込み、パレットをチャックしている状
態を示している。そして、パレット1の上面3と小径シ
リンダ部33先端が当接すると同時に、小径シリンダ部
33の先端に形成した切り欠き部47に、チャック用ロ
ッド7に圧入したピン13の上半分が嵌合し、シリンダ
本体29に対するパレット1の回転方向の位置決めがな
される。また、この時、ピストン34に設けたピン49
はセンサ53によって感知され、ピストン34が正常な
位置までチャック用ロッド7を引っ張り上げているかが
確認される。
【0023】一方、パレット1をチャックするとき、ピ
ストン34の先端部とチャック用ロッド7が干渉してし
まい、チャック用ロッド7を係合穴40内に挿入するこ
とができない場合には、シリンダ本体29がピストン3
4を介して上方向に押され、チャック装置本体21に設
けたバネ27の力に打ち勝って上昇する。このシリンダ
本体29の上昇と共にドグ54も上昇され、チャック装
置本体21に設けたセンサ28がドグ54を感知する。
このセンサ54の信号は非図示のロボット制御装置に入
力として入っており、アラームを出し、チャック装置2
0によるチャック用ロッド7のチャック動作をストップ
させ、上記干渉による事故を防ぐことができる。
【0024】次に、パレット1のチャックを解除する動
作を説明する。まず、図示を省略したロボットのハンド
によりチャック装置20でチャックしたパレット1を搬
送して所定の位置にセットした後、図示を省略したエア
供給源からエアを継手56を介してシリンダ本体29の
空間55に供給し、バネ48の力に抗してピストン34
を下方向に移動させる。これにより、保持部材43は、
シリンダ本体29の保持内径部44に移動し、外周面係
合部12aと保持部材43との係合が解除される。この
状態を図4に示す。
【0025】次に、チャック装置20をロボットのハン
ドにより矢印Bの方向に上げ、ピストン34の係合穴4
0からチャック用ロッド7を排除する。このとき、保持
部材43は係合穴40内に突出した状態であるため、外
周面係合部12aと当接するが、保持部材43は保持内
径部44に位置しているので、外周面係合部12aによ
り保持内径部44の周面方向へ係合穴44から押し出さ
れ、チャック用ロッド7の排除の障害とならない。これ
により、パレット1を所定の位置に置いた状態で、チャ
ック用ロッド7の頭部12の上方にシリンダ本体29が
移動され、チャック装置20によるパレット1の保持が
解除される。
【0026】本実施例によれば、パレット1を保持する
と同時に、シリンダ本体29の先端に設けた切り欠き部
47とチャック用ロッド7に設けたピン13とを係合
し、チャック装置21に対するパレット1の回転方向の
位置決めを行うことができる。
【0027】
【実施例2】図5〜図7は本発明の実施例2を示し、図
5および図6はパレットに取り付けるチャック用ロッド
の正面図および右側面図、図7はチャック用ロッドをチ
ャックした状態におけるチャック装置の先部を示す拡大
断面図である。なお、本実施例のパレットおよびチャッ
ク装置は、図5、図6に示すチャック用ロッドに対応す
る部分以外は実施例1と同様であるため、その図示およ
び説明を省略し、同一部分には同一番号を付すととも
に、以下の説明においては図1を用いつつ説明する。
【0028】本実施例のパレットに取り付けるチャック
用ロッド60は、パレット本体2に嵌合する方形の嵌合
部61が形成され、嵌合部61の上面に軸部10が設け
られるとともに、嵌合部61の下面に取付け部9が設け
られている。一方、パレット本体2には、嵌合部61の
形状と対応した嵌合孔5が形成されている。そして、チ
ャック用ロッド60は、嵌合部61の上部をパレット本
体2の上面3から突出させた状態で、パレット本体2に
実施例1と同様に固着され、実施例1のピン13に代え
て嵌合部61の上部が回転規制用係合部として構成され
ている。
【0029】また、図7に示すように、チャック装置2
0のシリンダ本体29の小径シリンダ部33先端部に
は、嵌合部61と係合し、シリンダ本体29に対するパ
レット1の回転方向の位置決めを行う切り欠き部62が
形成されている。
【0030】本実施例にあっては、チャック用ロッド6
0の外周面係合部12aが保持部材43により保持され
ると同時に、切り欠き部62に嵌合部61の上部が嵌合
し、パレット1の回転方向の位置決めがなされる。その
他の作用は、実施例1と同様である。
【0031】本実施例によれば、実施例1の効果に加え
て、チャック用ロッド60を、実施例1のようにピン1
3を圧入した2部品で構成する必要がないので、パレッ
ト本体2への取り付けが簡単で、かつ構成要素を少なく
することができる。
【0032】
【実施例3】図8は本発明の実施例3を示し、図はパレ
ットに取り付けたチャック用ロッドの部分を表してい
る。なお、本実施例のパレット本体とチャック用ロッド
およびチャック装置は、実施例1と同様であるため、そ
の図示および説明を省略し、同一部分には同一番号を付
すとともに、以下の説明においては図1、図3を用いつ
つ説明する。
【0033】本実施例のパレットには、ピン71、72
が、その上部をパレット本体2の上面3に突出させた状
態でパレット本体2に形成した円形の孔73に圧入され
ている。ピン71、72は、回転規制用係合部として構
成され、チャック装置20がチャック用ロッド70を保
持した際、シリンダ本体29の小径シリンダ部33先端
に形成した切り欠き部47と対応する位置に配置されて
いる。また、チャック用ロッド70は、ピン13が圧入
されない点を除いて、実施例1におけるチャック用ロッ
ド7と同様に構成されており、パレット本体2への取り
付けも実施例1と同様である。
【0034】本実施例にあっては、チャック用ロッド7
0の外周面係合部12aが保持部材43により保持され
ると同時に、切り欠き部47にピン71、72が嵌合
し、パレット1の回転方向の位置決めがなされる。その
他の作用は、実施例1と同様である。
【0035】本実施例によれば、パレット本体2に設け
る円形の孔73は簡単に形成できるとともに、この孔7
3にピン71、72を圧入するだけでよいので、実施例
1のように、パレット本体2の上面3にピン13を配置
する長穴やチャック用ロッド7にピン13用の孔を設け
る必要がなく、また実施例2のように、パレット本体2
にチャック用ロッド60の嵌合部61を嵌合する方形状
の嵌合孔5やチャック用ロッド60に方形状の嵌合部6
1を形成する必要がないため、非常に簡単に回転規制用
係合部を構成することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、パレット本体にチャック用ロッドを設けただけな
ので、構造が簡単で、従来のパレットに比べ、部品を搭
載するパレット上に占めるチャック用ロッドの面積が小
さくなる。また、チャック装置と嵌合する回転規制用係
合部を設けたので、チャック装置を回転してもチャック
装置とパレットの位置ズレを生じさせることなく、チャ
ック装置に保持することができる。
【0037】請求項2に係る発明によれば、棒状の部品
とチャック装置の切り欠き部とを係合することにより、
チャック装置を回転してもチャック装置とパレットの位
置ズレを生じさせることなく、チャック装置に保持する
ことができる。
【0038】請求項3に係る発明によれば、凸部とチャ
ック装置の切り欠き部とを係合することにより、チャッ
ク装置を回転してもチャック装置とパレットの位置ズレ
を生じさせることなく、チャック装置に保持することが
できる。
【0039】請求項4に係る発明によれば、棒状の部品
とチャック装置の切り欠き部とを係合することにより、
チャック装置を回転してもチャック装置とパレットの位
置ズレを生じさせることなく、チャック装置に保持する
ことができる。
【0040】請求項5に係る発明によれば、チャック装
置を回転してもチャック装置とパレットの位置ズレを生
じさせることなく、パレットを保持することができるチ
ャック装置を簡単な構成で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のパレットを概略的に示す断
面図である。
【図2】図1におけるA−A線方向から見た拡大断面図
である。
【図3】本発明の実施例1のチャック装置を示す一部断
面図である。
【図4】本発明の実施例1のチャック装置の先部を示す
拡大断面図である。
【図5】本発明の実施例2のパレットに取り付けるチャ
ック用ロッドを示す正面図である。
【図6】本発明の実施例2のパレットに取り付けるチャ
ック用ロッドを示す右側面図である。
【図7】本発明の実施例2のチャック装置の先部を示す
拡大断面図である。
【図8】図8は本発明の実施例3のパレットの要部を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 パレット 2 パレット本体 7 60 70 チャック用ロッド 12a 外周面係合部 13 70 ピン 20 パレットのチャック装置 29 シリンダ本体 34 ピストン 47 切り欠き部 61 嵌合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット本体の所定位置にチャック用ロ
    ッドをパレット本体上に突出させて設けるとともに、チ
    ャック用ロッドの上部にチャック装置と係合する外周面
    係合部を形成し、パレット本体上にチャック装置と嵌合
    する回転規制用係合部を設けたことを特徴とするパレッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記回転規制用係合部は、チャック用ロ
    ッドに対して垂直に取り付けた棒状の部品により構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のパレット。
  3. 【請求項3】 前記回転規制用係合部は、チャック用ロ
    ッド自体に形成した凸部により構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のパレット。
  4. 【請求項4】 前記回転規制用係合部は、チャック用ロ
    ッドの付近でパレット本体上に突出して配置した棒状の
    部品により構成したことを特徴とする請求項1記載のパ
    レット。
  5. 【請求項5】 パレット本体上に突出して取り付けたチ
    ャック用ロッドを挿入する係合穴を先端に形成するとと
    もに、係合穴の側面に前記チャック用ロッドの上部に形
    成した外周面係合部と係合するロッド保持部材を設けた
    上下方向に移動可能なピストンと、ピストンの外側に配
    置しピストンを上下動可能に支持するとともに、パレッ
    ト本体上に設けた回転規制用係合部と係合する切り欠き
    部を形成したシリンダ本体を備えたことを特徴とするパ
    レットのチャック装置。
JP17000694A 1994-06-29 1994-06-29 パレットおよびパレットのチャック装置 Withdrawn JPH0811031A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0873818A2 (de) * 1997-04-22 1998-10-28 Stark, Emil, jr. Lagerichtige Ein-Nippel-Einspannung
JP2010188435A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Ihi Corp 搬送トレイとこれを備える搬送装置システム

Cited By (3)

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