JPH058016Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH058016Y2 JPH058016Y2 JP6325787U JP6325787U JPH058016Y2 JP H058016 Y2 JPH058016 Y2 JP H058016Y2 JP 6325787 U JP6325787 U JP 6325787U JP 6325787 U JP6325787 U JP 6325787U JP H058016 Y2 JPH058016 Y2 JP H058016Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- chuck
- piston
- piston rod
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 14
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 14
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 7
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 235000002597 Solanum melongena Nutrition 0.000 description 1
- 244000061458 Solanum melongena Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ワーク上に直立して配置されたスタ
ツドにゴム製のOリングを挿入するOリング挿入
装置に関する。
ツドにゴム製のOリングを挿入するOリング挿入
装置に関する。
従来技術
従来、ゴム製のOリングをワーク上のスタツド
に供給する装置としては、挿入ピンおよびこれを
内包して相対移動自在な押出しスリーブを有する
装置が一般的である。この装置は、所定供給位置
で水平に配置されたOリングに対して下降する
と、その挿入ピンで前記Oリングを串ざきにす
る。その後、これが所定のスタツドの上方に位置
すると、前記挿入ピンが所定スタツドに当接する
位置まで下降し、同時に押出しスリーブが挿入ピ
ンに対して前進してOリングを挿入ピンに沿つて
押出して所定スタツドに移載するように構成され
ている。
に供給する装置としては、挿入ピンおよびこれを
内包して相対移動自在な押出しスリーブを有する
装置が一般的である。この装置は、所定供給位置
で水平に配置されたOリングに対して下降する
と、その挿入ピンで前記Oリングを串ざきにす
る。その後、これが所定のスタツドの上方に位置
すると、前記挿入ピンが所定スタツドに当接する
位置まで下降し、同時に押出しスリーブが挿入ピ
ンに対して前進してOリングを挿入ピンに沿つて
押出して所定スタツドに移載するように構成され
ている。
考案が解決しようとする問題点
上記装置では、Oリングがゴム製あるため、ス
タツドの外周に凹凸がない場合、あるいはスタツ
ドの外周に凹凸がある場合でも、Oリングをスタ
ツドの上端に固定する際には、Oリングを支障な
く取付けることができるが、Oリングの取付け位
置がスタツドの上端からわずかでも下方になる
と、その位置までOリングが移動せず、その途中
で止まつてしまい、所定位置へのOリングの供給
ができなかつたり、また無理にOリングを押下げ
ることとなり、Oリングがスタツドの凹凸部から
損傷を受けたり、Oリングがねじれたりする等の
欠点が生じている。
タツドの外周に凹凸がない場合、あるいはスタツ
ドの外周に凹凸がある場合でも、Oリングをスタ
ツドの上端に固定する際には、Oリングを支障な
く取付けることができるが、Oリングの取付け位
置がスタツドの上端からわずかでも下方になる
と、その位置までOリングが移動せず、その途中
で止まつてしまい、所定位置へのOリングの供給
ができなかつたり、また無理にOリングを押下げ
ることとなり、Oリングがスタツドの凹凸部から
損傷を受けたり、Oリングがねじれたりする等の
欠点が生じている。
問題点を解決するための手段
本考案は、上記欠点の除去を目的とするもの
で、先端に押出しスリーブが固定されたケース内
にピストンスリーブが後退可能に収納されてお
り、このピストンスリーブの他端には鍔部および
エア供給ノズルを有するシリンダ蓋が固定されて
いる。また、このピストンスリーブ内にはピスト
ン部を有するピストンロツドが摺動自在に配置さ
れており、その一端は前記ピストンスリーブから
突出するように構成されている。さらに、前記ピ
ストンスリーブには前記ピストンロツドの周囲に
位置してその先端を覆うように複数個の弾力片を
有するスリーブチヤツクが配置されており、この
スリーブチヤツクは前記押出しスリーブから突出
するように構成されている。しかも、前記スリー
ブチヤツクの外周には押えスリーブが配置されて
おり、この押えスリーブと前記ピストンロツドと
は前記スリーブチヤツクの側部に削設された案内
溝から突出する連結ピンにより連結されている。
また、前記押えスリーブと一体のピストンロツド
とチヤツクスリーブの上端との間には第2ばねが
配置されており、ピストンスリーブおよび押えス
リーブを上方に付勢し、押えスリーブが常時前記
スリーブチヤツクの外周に当接してその先端を閉
じる方向に付勢するように構成されている。
で、先端に押出しスリーブが固定されたケース内
にピストンスリーブが後退可能に収納されてお
り、このピストンスリーブの他端には鍔部および
エア供給ノズルを有するシリンダ蓋が固定されて
いる。また、このピストンスリーブ内にはピスト
ン部を有するピストンロツドが摺動自在に配置さ
れており、その一端は前記ピストンスリーブから
突出するように構成されている。さらに、前記ピ
ストンスリーブには前記ピストンロツドの周囲に
位置してその先端を覆うように複数個の弾力片を
有するスリーブチヤツクが配置されており、この
スリーブチヤツクは前記押出しスリーブから突出
するように構成されている。しかも、前記スリー
ブチヤツクの外周には押えスリーブが配置されて
おり、この押えスリーブと前記ピストンロツドと
は前記スリーブチヤツクの側部に削設された案内
溝から突出する連結ピンにより連結されている。
また、前記押えスリーブと一体のピストンロツド
とチヤツクスリーブの上端との間には第2ばねが
配置されており、ピストンスリーブおよび押えス
リーブを上方に付勢し、押えスリーブが常時前記
スリーブチヤツクの外周に当接してその先端を閉
じる方向に付勢するように構成されている。
作 用
上記装置では、Oリングの供給位置の上方か
ら、スリーブチヤツクおよびピストンロツドがケ
ースと一体に下降してスリーブチヤツクの先端が
Oリングの内孔を挿通する。前記ケースがOリン
グの載置台の直前で停止すると、シリンダ蓋のエ
ア供給ノズルからエアが供給され、ピストンロツ
ドが下降してスリーブチヤツクを押拡げる。同
時、押えスリーブが下降し、スリーブチヤツク先
端の付勢を解き、スリーブチヤツク先端の弾力片
が拡開して、その先端の外周でOリングを保持す
る。
ら、スリーブチヤツクおよびピストンロツドがケ
ースと一体に下降してスリーブチヤツクの先端が
Oリングの内孔を挿通する。前記ケースがOリン
グの載置台の直前で停止すると、シリンダ蓋のエ
ア供給ノズルからエアが供給され、ピストンロツ
ドが下降してスリーブチヤツクを押拡げる。同
時、押えスリーブが下降し、スリーブチヤツク先
端の付勢を解き、スリーブチヤツク先端の弾力片
が拡開して、その先端の外周でOリングを保持す
る。
この状態で、前記ケースが上昇復帰し、所望作
業位置の上方で停止する。この位置で、再度ケー
スが下降すると、ワークに植設された所望スタツ
ドがスリーブチヤツクの弾力片で形成される内孔
内を通過してピストンロツドの先端に当接し、ス
リーブチヤツクの先端を所定取付け位置の直前で
停止させる。さらに、前記ケースが下降すると、
ピストンロツドはその位置で停止しているので、
ケースのみが下降する。ケースの下降にともなつ
て、押出しスリーブが前記スリーブチヤツクに沿
つて下降し、これに係止されたOリングがスリー
ブチヤツクの直下の所定の位置まで供給され、ス
リーブチヤツクからスタツドに確実に移載され
る。
業位置の上方で停止する。この位置で、再度ケー
スが下降すると、ワークに植設された所望スタツ
ドがスリーブチヤツクの弾力片で形成される内孔
内を通過してピストンロツドの先端に当接し、ス
リーブチヤツクの先端を所定取付け位置の直前で
停止させる。さらに、前記ケースが下降すると、
ピストンロツドはその位置で停止しているので、
ケースのみが下降する。ケースの下降にともなつ
て、押出しスリーブが前記スリーブチヤツクに沿
つて下降し、これに係止されたOリングがスリー
ブチヤツクの直下の所定の位置まで供給され、ス
リーブチヤツクからスタツドに確実に移載され
る。
実施例
以下、実施例を図面について説明する。第1図
において、1はOリング挿入装置であり、作業ユ
ニツト(図示せず)の先端に設けられた昇降駆動
源(図示せず)の移動部に取付けられている。こ
のOリング挿入装置1は、上下方向に延びるケー
ス2を有し、このケース2の先端には下端に開口
部を有する押出しスリーブ3が固定されている。
また、前記ケース2内には、ピストンスリーブ4
が第1ばね5により下端方向に付勢されて後記す
るシリンダ蓋6の鍔部6aがケース2の上端に当
接しており、ケース2とピストンスリーブ4とが
相対移動可能に構成されている。また、前記ピス
トンスリーブ4の上端には鍔部6aを有するシリ
ンダ蓋6が固定されており、この鍔部6aが前記
ケース2の上端に係止されるように構成されてい
る。また、このシリンダ蓋6にはその中心を貫通
してエア供給ノズル6bが固定されており、この
エア供給ノズル6bからエアが供給されるように
構成されている。さらに、前記ピストンスリーブ
4内にはピストン部7aを有するピストンロツド
7が摺動自在に案内されており、その先端は前記
押出しスリーブ3の近くに達するように構成され
ている。また、前記ピストンロツド7は中間部に
テーパ部7bを有しており、しかもこのピストン
ロツド7にはこのテーパ部7bの上方に位置して
連結ピン8がピストンロツド7と交叉する方向に
固定されている。
において、1はOリング挿入装置であり、作業ユ
ニツト(図示せず)の先端に設けられた昇降駆動
源(図示せず)の移動部に取付けられている。こ
のOリング挿入装置1は、上下方向に延びるケー
ス2を有し、このケース2の先端には下端に開口
部を有する押出しスリーブ3が固定されている。
また、前記ケース2内には、ピストンスリーブ4
が第1ばね5により下端方向に付勢されて後記す
るシリンダ蓋6の鍔部6aがケース2の上端に当
接しており、ケース2とピストンスリーブ4とが
相対移動可能に構成されている。また、前記ピス
トンスリーブ4の上端には鍔部6aを有するシリ
ンダ蓋6が固定されており、この鍔部6aが前記
ケース2の上端に係止されるように構成されてい
る。また、このシリンダ蓋6にはその中心を貫通
してエア供給ノズル6bが固定されており、この
エア供給ノズル6bからエアが供給されるように
構成されている。さらに、前記ピストンスリーブ
4内にはピストン部7aを有するピストンロツド
7が摺動自在に案内されており、その先端は前記
押出しスリーブ3の近くに達するように構成され
ている。また、前記ピストンロツド7は中間部に
テーパ部7bを有しており、しかもこのピストン
ロツド7にはこのテーパ部7bの上方に位置して
連結ピン8がピストンロツド7と交叉する方向に
固定されている。
前記ピストンスリーブ4の下端側には、固定ス
リーブ9が螺合しており、この固定スリーブ9に
より前記ピストンロツド7の先端を内包するスリ
ーブチヤツク10が係止されている。このスリー
ブチヤツク10はその上端と前記ピストンロツド
7のピストン部7aとの間に配置された第2ばね
11により固定スリーブ9と一体に移動するよう
に構成されている。また、このスリーブチヤツク
10は中間部に上下方向に延びる案内溝10aを
有しており、前記連結ピン8がこの案内溝10a
に沿つて移動するように構成されている。しか
も、前記スリーブチヤツク10は先端にテーパ筒
部10bを有し、このテーパ筒部10bの先端は
4分割された弾力片10cで形成されている。こ
れら弾力片10cは先細のスリーブを形成してお
り、この弾力片10cにより後記するOリングを
係止するように構成されている。また、前記スリ
ーブチヤツク10の先端は前記押出しスリーブ3
から突出しており、しかもその先端の内孔は拡開
時筒状となつて所望スタツド12が挿入可能に構
成されている。
リーブ9が螺合しており、この固定スリーブ9に
より前記ピストンロツド7の先端を内包するスリ
ーブチヤツク10が係止されている。このスリー
ブチヤツク10はその上端と前記ピストンロツド
7のピストン部7aとの間に配置された第2ばね
11により固定スリーブ9と一体に移動するよう
に構成されている。また、このスリーブチヤツク
10は中間部に上下方向に延びる案内溝10aを
有しており、前記連結ピン8がこの案内溝10a
に沿つて移動するように構成されている。しか
も、前記スリーブチヤツク10は先端にテーパ筒
部10bを有し、このテーパ筒部10bの先端は
4分割された弾力片10cで形成されている。こ
れら弾力片10cは先細のスリーブを形成してお
り、この弾力片10cにより後記するOリングを
係止するように構成されている。また、前記スリ
ーブチヤツク10の先端は前記押出しスリーブ3
から突出しており、しかもその先端の内孔は拡開
時筒状となつて所望スタツド12が挿入可能に構
成されている。
また、前記スリーブチヤツク10は前記固定ス
リーブ9との間に所定の隙間を有しており、この
隙間に押えスリーブ13が配置されている。この
押えスリーブ13は前記連結ピン8によりピスト
ンロツド7に連結されており、ピストンロツド7
と押えスリーブ13とが一体に昇降するように構
成されている。しかも、前記ピストンロツド7は
前記第2ばね11により上方に付勢されて前記エ
ア供給ノズル6bに当接しており、同時に押えス
リーブ13は前記スリーブチヤツク10のテーパ
筒部10bに当接して先端の弾力片10cを閉
じ、その先端が先細となるように付勢している。
リーブ9との間に所定の隙間を有しており、この
隙間に押えスリーブ13が配置されている。この
押えスリーブ13は前記連結ピン8によりピスト
ンロツド7に連結されており、ピストンロツド7
と押えスリーブ13とが一体に昇降するように構
成されている。しかも、前記ピストンロツド7は
前記第2ばね11により上方に付勢されて前記エ
ア供給ノズル6bに当接しており、同時に押えス
リーブ13は前記スリーブチヤツク10のテーパ
筒部10bに当接して先端の弾力片10cを閉
じ、その先端が先細となるように付勢している。
上記Oリング挿入装置が、第2図aに示すよう
にシヤトルプレート14により押出されて載置台
15上の所定取出し位置に供給されたOリング1
6の上方に位置すると、作業ユニツトの昇降駆動
源が作動する。そのため、前記Oリング挿入装置
1のケース2、ピストンスリーブ4、これに内蔵
されたピストンロツド7およびスリーブチヤツク
10が一体に下降する。前記スリーブチヤツク1
0の先端の弾力片10cがOリング16の内孔を
貫通し、前記ケース2の先端に固定された押出し
スリーブ3が載置台15に当接する直前で前記昇
降駆動源が停止する。その後、エア供給ノズル6
bからエアが供給され、ピストンロツド7がピス
トンスリーブ4内を下降する。そのため、第2図
bに示すようにピストンロツド7のテーパ部7b
がその周囲に位置するスリーブチヤツク10のテ
ーパ筒部10bを押開くと同時に、押えスリーブ
13がスリーブチヤツク10のテーパ筒部10b
から離脱し、スリーブチヤツク10の先端の弾力
片10cは押開かれて、ほぼ円筒形状となる。前
記スリーブチヤツク10の弾力片10cが押開か
れると、これによりその周囲に位置するOリング
16が拡開されながら、これに係止される。
にシヤトルプレート14により押出されて載置台
15上の所定取出し位置に供給されたOリング1
6の上方に位置すると、作業ユニツトの昇降駆動
源が作動する。そのため、前記Oリング挿入装置
1のケース2、ピストンスリーブ4、これに内蔵
されたピストンロツド7およびスリーブチヤツク
10が一体に下降する。前記スリーブチヤツク1
0の先端の弾力片10cがOリング16の内孔を
貫通し、前記ケース2の先端に固定された押出し
スリーブ3が載置台15に当接する直前で前記昇
降駆動源が停止する。その後、エア供給ノズル6
bからエアが供給され、ピストンロツド7がピス
トンスリーブ4内を下降する。そのため、第2図
bに示すようにピストンロツド7のテーパ部7b
がその周囲に位置するスリーブチヤツク10のテ
ーパ筒部10bを押開くと同時に、押えスリーブ
13がスリーブチヤツク10のテーパ筒部10b
から離脱し、スリーブチヤツク10の先端の弾力
片10cは押開かれて、ほぼ円筒形状となる。前
記スリーブチヤツク10の弾力片10cが押開か
れると、これによりその周囲に位置するOリング
16が拡開されながら、これに係止される。
この状態で、昇降駆動源が復帰し、作業ユニツ
トが所定作業位置にあるワーク17に植設された
スタツド12の上方までOリング挿入装置1を移
動させる。その後、前記昇降駆動源が作動し、ケ
ース2、ピストンスリーブ4、ピストンロツド7
およびスリーブチヤツク10が下降する。前記ス
リーブチヤツク10が下降するにともなつて、前
記スタツド12が拡開した状態にあるスリーブチ
ヤツク10の弾力片10cにより囲まれた内孔内
に侵入する。前記スタツド12がピストンロツド
7の先端に当接すると、ピストンロツド7はもと
より押えスリーブ13、ピストンスリーブ4およ
びスリーブチヤツク10はその下降を停止し、同
時にスリーブチヤツク10はスタツド12の周囲
の所定取付け位置の直上で停止する。さらに、ケ
ース2が下降すると、ピストンスリーブ4、押え
スリーブ13、ピストンロツド7およびスリーブ
チヤツク10が停止しているため、第2図cに示
すようにケース2の先端の押出しスリーブ3が円
筒状をなすスリーブチヤツク10の弾力片10c
に沿つて下降し、これに係止されるOリング16
を押出すことができる。そのため、Oリング16
はスリーブチヤツク10の直下の所定取付け位置
に載置される。
トが所定作業位置にあるワーク17に植設された
スタツド12の上方までOリング挿入装置1を移
動させる。その後、前記昇降駆動源が作動し、ケ
ース2、ピストンスリーブ4、ピストンロツド7
およびスリーブチヤツク10が下降する。前記ス
リーブチヤツク10が下降するにともなつて、前
記スタツド12が拡開した状態にあるスリーブチ
ヤツク10の弾力片10cにより囲まれた内孔内
に侵入する。前記スタツド12がピストンロツド
7の先端に当接すると、ピストンロツド7はもと
より押えスリーブ13、ピストンスリーブ4およ
びスリーブチヤツク10はその下降を停止し、同
時にスリーブチヤツク10はスタツド12の周囲
の所定取付け位置の直上で停止する。さらに、ケ
ース2が下降すると、ピストンスリーブ4、押え
スリーブ13、ピストンロツド7およびスリーブ
チヤツク10が停止しているため、第2図cに示
すようにケース2の先端の押出しスリーブ3が円
筒状をなすスリーブチヤツク10の弾力片10c
に沿つて下降し、これに係止されるOリング16
を押出すことができる。そのため、Oリング16
はスリーブチヤツク10の直下の所定取付け位置
に載置される。
尚、Oリング16の取付け位置を変更する場合
には、第3図に示すように、Oリング挿入装置1
のピストンスリーブ4と固定スリーブ9との螺合
位置を変更して、スリーブチヤツク10のピスト
ンロツド7に対する取付け位置を変更することに
より簡単に対応することができる。
には、第3図に示すように、Oリング挿入装置1
のピストンスリーブ4と固定スリーブ9との螺合
位置を変更して、スリーブチヤツク10のピスト
ンロツド7に対する取付け位置を変更することに
より簡単に対応することができる。
考案の効果
以上説明したように、本考案はゴム製のOリン
グを拡開するスリーブチヤツクを設け、このスリ
ーブチヤツクの内孔内を所望スタツドが侵入可能
に構成するとともに、前記スリーブチヤツクをシ
リンダ機構の作動により開閉自在に構成している
ため、Oリングをスリーブチヤツクの先端により
拡開して保持し、この状態で所望スタツドまで下
降すると、スタツドが前記スリーブチヤツクの内
孔に侵入し、スリーブチヤツクの最先端を所定取
付け位置の直上に位置させることができ、Oリン
グをスリーブチヤツクから離脱させるだけでOリ
ングをスタツドの所定位置に取付けることがで
き、スタツドの外周に凹凸があつても、スタツド
の奥深い位置に支障なくOリングを取付けること
ができるばかりか、Oリングに損傷をつけること
もなく、またOリングをねじるようなことも皆無
となる等の利点がある。
グを拡開するスリーブチヤツクを設け、このスリ
ーブチヤツクの内孔内を所望スタツドが侵入可能
に構成するとともに、前記スリーブチヤツクをシ
リンダ機構の作動により開閉自在に構成している
ため、Oリングをスリーブチヤツクの先端により
拡開して保持し、この状態で所望スタツドまで下
降すると、スタツドが前記スリーブチヤツクの内
孔に侵入し、スリーブチヤツクの最先端を所定取
付け位置の直上に位置させることができ、Oリン
グをスリーブチヤツクから離脱させるだけでOリ
ングをスタツドの所定位置に取付けることがで
き、スタツドの外周に凹凸があつても、スタツド
の奥深い位置に支障なくOリングを取付けること
ができるばかりか、Oリングに損傷をつけること
もなく、またOリングをねじるようなことも皆無
となる等の利点がある。
第1図は本考案の要部断面図、第2図は本考案
の動作説明図、第3図はOリングの取付け位置を
変更した場合を示す要部断面図である。 1……Oリング挿入装置、2……ケース、3…
…押出しスリーブ、4……ピストンスリーブ、5
……第1ばね、6……シリンダ蓋、6a……鍔
部、6b……エア供給ノズル、7……ピストンロ
ツド、7a……ピストン部、7b……テーパ部、
8……連結ピン、9……固定スリーブ、10……
スリーブチヤツク、10a……案内溝、10b…
…テーパ筒部、10c……弾力片、11……第2
ばね、12……スタツド、13……押えスリー
ブ、14……シヤトルプレート、15……載置
台、16……Oリング、17……ワーク。
の動作説明図、第3図はOリングの取付け位置を
変更した場合を示す要部断面図である。 1……Oリング挿入装置、2……ケース、3…
…押出しスリーブ、4……ピストンスリーブ、5
……第1ばね、6……シリンダ蓋、6a……鍔
部、6b……エア供給ノズル、7……ピストンロ
ツド、7a……ピストン部、7b……テーパ部、
8……連結ピン、9……固定スリーブ、10……
スリーブチヤツク、10a……案内溝、10b…
…テーパ筒部、10c……弾力片、11……第2
ばね、12……スタツド、13……押えスリー
ブ、14……シヤトルプレート、15……載置
台、16……Oリング、17……ワーク。
Claims (1)
- 先端に押出しスリーブ3を有するケース2内に
ピストンスリーブ4を後退可能に収納し、このピ
ストンスリーブ4の一端に鍔部6aおよびエア供
給ノズル6bを有するシリンダ蓋6を固定すると
ともに、前記ピストンスリーブ4内にピストン部
7aを有するピストンロツド7を摺動自在に配置
し、その一端を前記ピストンスリーブ4から突出
させる一方、前記ピストンスリーブ4にピストン
ロツド7の先端を覆うように複数個の弾力片10
cを有するスリーブチヤツク10を配置し、この
スリーブチヤツク10をピストンロツド7の先端
を覆いかつ前記押出しスリーブ3よりも突出させ
るとともに、前記スリーブチヤツク10の外周に
押えスリーブ13を配置し、この押えスリーブ1
3と前記ピストンロツド7とをスリーブチヤツク
10の側部に削設された案内溝10aから突出す
る連結ピン8により連結し、さらに前記ピストン
ロツド7とスリーブチヤツク10の上端との間に
第2ばね11を収納してピストンロツド7および
押えスリーブ13を常時上方に付勢して押えスリ
ーブ13をスリーブチヤツク10の外周に当接さ
せてその先端を閉じる方向に付勢したことを特徴
とするOリング挿入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6325787U JPH058016Y2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6325787U JPH058016Y2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63169223U JPS63169223U (ja) | 1988-11-04 |
JPH058016Y2 true JPH058016Y2 (ja) | 1993-03-01 |
Family
ID=30898311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6325787U Expired - Lifetime JPH058016Y2 (ja) | 1987-04-24 | 1987-04-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058016Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4678005B2 (ja) * | 2007-04-13 | 2011-04-27 | 株式会社デンソー | リング組み付け装置 |
-
1987
- 1987-04-24 JP JP6325787U patent/JPH058016Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63169223U (ja) | 1988-11-04 |
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