JP3285823B2 - ドライバービットのねじ保持具 - Google Patents

ドライバービットのねじ保持具

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JP3285823B2
JP3285823B2 JP19455498A JP19455498A JP3285823B2 JP 3285823 B2 JP3285823 B2 JP 3285823B2 JP 19455498 A JP19455498 A JP 19455498A JP 19455498 A JP19455498 A JP 19455498A JP 3285823 B2 JP3285823 B2 JP 3285823B2
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Description

【発明の詳細な説明】

【0001】

【発明の属する技術分野】本発明は、電動ドライバー等
のドライバービットに対して装着されるねじ保持具に係
り、特に、ねじの頭部頂面が被螺合面に対して面一とな
るように螺合量を設定する機能を備えたねじ保持具に関
するものである。

【0002】

【従来の技術】電動ドライバー等を用いて床面、壁面等
にねじを螺合する場合、ドライバービットの先端をねじ
頭部の溝に嵌入した状態で電動ドライバーを作動するよ
うにしているが、このとき、振動等によりねじがドライ
バービットから外れたり、ドライバービットの軸線から
傾いてしまうことがあった。そのため、手早くねじを螺
合したり、床面等に対して垂直にねじを螺入するのが困
難なものとなり、適正にねじを螺合するには熟練した技
能を必要とするものとなっていた。

【0003】このような事情から、螺合開始時における
ねじの外れや傾き等を防止し、熟練した技術を必要とす
ることなく適正にねじの螺合作業を行えるようにするた
めに、ドライバービットに対してねじを保持する機能を
備えたねじ保持具が提案され、現在実用化されている。
この種ねじ保持具としては、図12に示すものが公知で
あり、このねじ保持具61は、電動ドライバーのチャッ
ク62に取付けられるドライバービット63を一体に備
えたものであって、該ドライバービット63に外嵌して
装着される内筒64と、該内筒64の外周に軸方向摺動
自在に外嵌される外筒65とを備えて主構成され、内筒
64の外周に、外筒65を先端側に付勢する圧縮コイル
バネ66が設けられ、外筒65の内周側に、複数の針金
よりなるねじ保持手段67がドライバービット63の先
端部を囲むように設けられている。

【0004】そして、針金67間にねじ69の頭部を挿
入しながらねじ69の溝にドライバービット63を嵌入
し、床面、壁面等の被螺合面70に対してねじ69を螺
合していくと、外筒65の先端部が被螺合面70に当接
して圧縮コイルバネ66に抗して基端側に後退し、これ
に相対して内筒64及びドライバービット63が先端側
に移動し、これによって前記針金67からねじ69が離
脱するとともに、ドライバービット63の先端が外筒6
5から突出してねじ全体を被螺合面70に螺合できるよ
うになっていた。

【0005】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、針金よりなるねじ保持手段67によってドライバ
ービット63に対するねじ69の嵌入状態を確実に保持
でき、螺合開始時等にねじ69が外れたり傾いたりする
ことなく適正に作業が行えるようになっているが、ねじ
69が完全に被螺合面70に螺合された後も、ドライバ
ーの作動を停止しないかぎり外筒65が後退してねじ6
9の螺合が進み、被螺合面70にねじ69が没入してし
まって被螺合面70を傷つけたり見栄えを悪化させるこ
ととなっていた。

【0006】逆に、ねじ69の没入を防止するために早
めにドライバーを停止すると、ねじ69の被螺合面70
からの浮き上がりを招来し、見栄えが悪化したり周囲の
ものにねじ69を引っかけてしまう恐れが生じていた。
すなわち、上述の従来のねじ保持具は、ねじの保持機能
(キャッチ機能)を備えるのみであって、ねじの螺合量
を設定する機能(アジャスタ機能)を備えておらず、作
業開始段階においては適正にねじの螺合が行えるもの
の、螺合終了の判断を作業者に委ねるしかなく、結局の
ところ、熟練した技能を必要とするものとなっていた。

【0007】そこで本発明は、ねじを保持するキャッチ
機能に加えて、ねじの螺合量を適正に設定するアジャス
タ機能を備えたねじ保持具を提供し、作業開始から終了
まで作業者の熟練した技能を必要とすることなく適正に
ねじの螺合作業が行えるようにすることを目的とする。

【0008】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために以下の技術的手段を講じている。すなわち、
本発明に係るねじ保持具は、ドライバービット3に外嵌
して装着可能な内筒9と、この内筒9の外周部に軸方向
移動自在であって前記内筒9に対して軸心回りに回動自
在に外嵌され且つ前記内筒9に対して抜止された状態で
軸方向先端側に付勢され、その先端面33が被螺合面5
0aに当接する当たり面とされている外筒10と、この
外筒10の先端部に設けられていて、前記内筒9が外筒
10に対して基端側に移動しているときに前記ドライバ
ービット3の先端に装着されたねじ4を保持でき、且
つ、前記内筒9の前記外筒10に対する先端側への移動
に伴い前記ねじ4の保持を解除する保持手段27と、前
記内筒9の前記外筒10に対する先端側への移動限界を
前記外筒10の当たり面33より手前に設定する第1設
定手段20と、前記内筒9が前記外筒10の当たり面
(33)より手前の移動限界に達したときに、前記ドラ
イバービット3に装着されている前記ねじ4が被螺合面
50aに対して面一に螺合するように当該ドライバービ
ット3の前記外筒10の当たり面33からの突出量eを
設定する第2設定手段22と、を備えていることを特徴
とするものである。

【0009】このねじ保持具によれば、ドライバービッ
ト3の先端をねじ4頭部の溝に嵌入するとともに保持手
段27を介して嵌入状態を保持し、床面、壁面等の被螺
合面50aに対して螺合を開始する。このとき、ねじ4
は保持手段27によって確実に保持されていることから
ドライバービット3から外れたり傾いたりすることな
く、被螺合面50aに対して容易に垂直状態で螺合する
ことが可能となる。そして、螺合の進行に伴い、外筒1
0の先端の当たり面33が被螺合面50aに当接し、こ
の外筒10に対して内筒9が先端側へ移動する。このと
き、内筒9は、第1設定手段20によって設定された移
動限界まで移動し、移動限界に達した際に、ドライバー
ビット3が外筒10の先端面33から所定の突出量eだ
け突出するようになっている。

【0010】このドライバービット3の突出量eは、被
螺合面50aに対してねじ4が面一に螺合されるように
第2設定手段22によって設定されていることから、被
螺合面50aに対してねじ4が没入したり浮き上がるよ
うなこと防止できる。すなわち、本発明のねじ保持具に
よれば、ねじのキャッチ機能とアジャスタ機能とを備え
ることで、作業開始から終了まで熟練した技能を要する
ことなく適正にねじの螺合が行えるのである。しかも、
内筒9の外筒10に対する先端側への移動限界が外筒1
0の当たり面33より手前に設定され、前記外筒10
は、前記内筒9に対してドライバービット3の軸心回り
に回動自在に外嵌されているので、外筒10の当たり
33を被螺合面50aに当接した際に、当該外筒10が
ドライバービット3に連れ回りせずに被螺合面50aと
の間の摩擦力で静止状態となり、被螺合面50aを傷つ
き等を防止できるのである。

【0011】本発明に係るねじ保持具の前記外筒10
は、その先端部に径方向に膨出した膨出部17を備え、
この膨出部17に前記保持手段27を設け、この膨出部
17の先端面33を被螺合面50aに当接する当り面と
したことを特徴としている。これによれば、外筒10の
先端部に膨出部17を形成することで、保持手段27を
設ける場所を確保しながら、膨出部17の先端面33を
被螺合面50aに対する当り面とすることにより該当り
面を広く形成することが可能となり、被螺合面50aを
傷つけることなくドライバービット3のストッパーとし
ての機能も向上できるのである。

【0012】本発明に係るねじ保持具の前記保持手段2
7は、前記膨出部17を径方向に貫通する複数の貫通孔
28と、各貫通孔28に対して径方向移動自在に装入さ
れ且つ内側面を外筒10の内周に突出可能とした保持部
材29と、各保持部材29を外筒10の内周に突出する
方向へ付勢する付勢部材31とを有することを特徴とし
ている。これによれば、外筒10の内周へ突出した保持
部材29の内側面によりねじ4の外周を保持可能であ
り、付勢部材31で保持部材29を突出方向に付勢する
ことでねじ4の保持が確実になされるとともに、保持部
材29間へのねじの挿入、離脱がスムーズに行える。ま
た、膨出部17に対して簡単な構成で保持手段27を内
装できるようになっている。

【0013】本発明に係るねじ保持具の前記第2設定手
段22は、前記内筒9先端からの前記ドライバービット
3の突出量を所定に設定するように該ドライバービット
3の先端の肩部5aに当接する当て止め部23を有して
いることを特徴としている。これによれば、厳密な寸法
精度で形成されたドライバービット3の肩部5aに対し
て内筒9を当て止めすることにより、内筒9からのドラ
イバービット3の突出量、延いては外筒10からの突出
量eを厳密なものとでき、ねじの螺合量を確実に設定で
きるものとなる。

【0014】本発明に係るねじ保持具の前記当て止め部
23は、前記肩部5aがなす傾斜面に面当接可能な傾斜
面に形成されていることを特徴としている。これによれ
ば、当て止め部23を肩部5aに面当接させることで内
筒9の位置規制が確実でガタツキ等も少なくなり、ま
た、両者間の局部磨耗等を抑えてドライバービット5a
の突出量の狂いを防止できる利点がある。

【0015】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1〜9は本発明の第1の実施形態
にかかるねじ保持具1を示している。このねじ保持具1
は、電動ドライバー2等のドライバービット3に着脱自
在に取り付けて用いるものであり、このねじ保持具1を
取り付けるドライバービット3は、プラスねじ4の頭部
に形成した溝4aに嵌入されるビット部5を軸方向両端
部に備え、該ビット部5の近傍位置に電動ドライバー2
のチャック2aが連結する円弧溝7を形成したものとし
ている。

【0016】そして、本発明にかかるねじ保持具1は、
ねじ4の溝4aに対してビット部5を嵌入した状態を保
持するキャッチ機能と、ねじ4が床、壁等の被螺合部材
50の被螺合面50aに対して面一に螺合するよう螺合
量を設定するアジャスタ機能との両方を備えたものとな
っている。前記ねじ保持具1は、ドライバービット3に
外嵌して装着可能な内筒9と、該内筒9の外周に軸方向
移動自在で且つ相対回動自在に外嵌された外筒10とに
より主構成され、これら内筒9及び外筒10は金属製部
材にて形成されている。

【0017】前記内筒9の基端側(図1及び図2におけ
る上端側)には、径方向に突出する環状の突片16が一
体に形成されている。一方、外筒10の先端側(図1及
び図2における下端部)には径方向に膨出された膨出部
17が形成され、この膨出部17と前記突片16との間
で内筒9及び外筒10の外周には圧縮コイルバネよりな
る付勢手段18が装着されている。この付勢手段18に
よって、外筒10が内筒9に対して先端側に付勢される
ようになっている。

【0018】前記内筒9の外周の軸方向中途部には凹溝
12が形成されており、該凹溝12にCピン等よりなる
抜止部材13が嵌入されている。一方、外筒10の内周
には、軸方向に所定の幅に形成された収納溝14が形成
され、前記抜止部材13の外周側がこの収納溝14に装
入されている。そして、内筒9に対して外筒10を軸方
向に移動すると、凹溝12に嵌入された抜止部材13が
収納溝14内を移動し、図2に示すように、凹溝12と
収納溝14の基端側端部14aとの間に抜止部材13が
挟まれることによって内筒9に対する外筒10の抜止が
なされるようになっている。

【0019】なお、前記付勢部材18は、内筒9及び外
筒10に外嵌することによって組付け等を容易に行える
ようにしているが、内筒9の外周と外筒10の内周との
間に内装することも可能である。本発明にかかるねじ保
持具1には、内筒9の外筒10に対する先端側への移動
限界を設定する第1設定手段20と、第1設定手段20
により設定された移動限界まで内筒9を移動したとき
に、外筒10からのビット部5の突出量eを設定する第
2設定手段22とを備えている。

【0020】前記第1設定手段20は、内筒9の基端側
に前記突出片16より一段低く突出形成した環状の当接
片20にて構成され、この当接片20を外筒10の後端
面に対して当接することで(図1参照)、内筒9の先端
側への移動が制限されるようになっている。前記第2設
定手段22は、ドライバービット3が挿通する内筒9の
挿通孔8の先端縁に形成されていて、ビット部5の肩部
5aが当接することで内筒9からのビット部5の突出量
を設定する当て止め部23にて構成されている。

【0021】したがって、ドライバービット3に対する
基端側への内筒9の移動を規制することにより内筒9に
対するビット部5の突出量が設定され、ビット部5の内
筒9からの突出量を所定に設定することによって、内筒
9を先端側の移動限界まで移動したときに、外筒10の
先端面33からのビット部5の突出量eも所定に設定さ
れることとなっている。そして、この外筒10からのビ
ット部5の突出量eは、ビット部5に装着したねじが被
螺合面50aに対して面一に螺合されるように設定さ
れ、これによってねじ4が被螺合面50aに没入したり
浮き上がることもなく、好適に螺合が行えるのである。

【0022】なお、厳密な寸法精度で形成されたビット
部5の肩部5aに対して当て止め部23を当接させるこ
とで、ビット部5の内筒9からの突出量、延いては外筒
10からの突出量eも高精度で設定できるようになって
いる。また、前記当て止め部23は、前記肩部5aがな
す傾斜面に面当接可能な傾斜面に形成されており、これ
によって、内筒9の位置規制が確実でガタツキ等も少な
くなり、また、当て止め部23と肩部5aとの間で局部
磨耗等を抑えてビット部5aの突出量の狂いを防止でき
るようになっている。

【0023】前記内筒9の挿通孔8には、ドライバービ
ットに対する内筒9の先端側への抜止めをする抜止環2
4が設けられている。この抜止環24は、Oリング、C
ピン等の径方向への弾性変形が可能な部材にて構成され
ていて、挿通孔8の長手方向中途部に形成した嵌入溝2
5に嵌入、保持されている。そして、挿通孔8に対して
ドライバービット3を挿通すると、抜止環24がその弾
性により径方向に広がってドライバービット3の挿通を
許容するとともに、円弧溝7が抜止環24部位に位置す
ると弾性復帰によって抜止環24が円弧溝7に係合し、
これによって、内筒9の先端側への抜止がなされるよう
になっている。

【0024】したがって、当て止め部23及び抜止環2
4によってドライバービット3に対する内筒9の軸方向
移動が規制され、またドライバービット3に対して内筒
9が軸心回り回動自在に装着されるようになっている。
なお、前記膨出部17は、ドライバービット3からねじ
保持具1を先端側へ引き抜くときに、手の引っ掛かり部
となって取外しを容易にする効果を奏している。また、
円弧溝7を形成していないドライバービット3、特に手
工具としてのドライバー等に対しては、抜止環24をそ
の弾性によってドライバービット3の外周に圧接するこ
とにより抜止めすることも可能である。

【0025】前記外筒10の膨出部17には、ねじ4頭
部の溝4aに対するビット部5の嵌入状態を保持する保
持手段27が設けられている。この保持手段27は、膨
出部17の外側面から外筒10の内周へと径方向に貫通
する3カ所の貫通孔28と、各貫通孔28に装入される
球状の保持部材29と、膨出部17の外側面に形成され
た周溝30と、該周溝30に嵌合されるとともに保持部
材29を外周側から押さえるOリング等の押さえ環(付
勢部材)31とから構成されている。

【0026】前記貫通孔28は、径方向内側の寸法が保
持部材29の外径よりも小さく形成されており、貫通孔
28内で保持部材29が径方向内側に位置すると、保持
部材29の内側部が外筒10の内周へ突出されるように
なっている。そして、この突出部分によってねじ4頭部
の外周を先端側から押さえるようになっている。また、
前記押さえ環31は、各保持部材29を径方向内側へ弾
性的に付勢しており、各保持部材29によるねじ4の保
持状態を維持可能であるとともに、ねじ4を各保持部材
29の間に挿入するとき又は離脱するときに、各保持部
材29の径方向外側への移動を許容してスムーズにねじ
4の着脱が行えるのである。

【0027】上記のように、外筒10の先端に膨出部1
7を設けることによって、保持手段27の設置箇所を確
保することができるとともに、膨出部17に貫通孔28
を形成して保持部材29を装入することで保持手段27
を簡素な構造で内装できるようになる。また、膨出部1
7に形成した周溝30に外側から押さえ環31を装着し
ていることから、該押さえ環31の組付け、交換が容易
に行え、一つの押さえ環31により複数の保持部材29
を押さえていることから構造の簡素化、部品点数減を図
ることができる。

【0028】更に、保持部材29を球状に形成すること
によって、該保持部材29の径方向の移動が円滑とな
り、ねじ4の挿入、離脱がよりスムーズに行えるように
なっている。以下、上記構成のねじ保持具1を装着した
ドライバービット3によってねじの螺合を行う場合につ
いて説明する。まず、保持手段27の保持部材29間に
ねじ4の頭部を挿入し、該ねじ4の溝4aに対してビッ
ト部5を嵌入する。

【0029】この状態でねじ4はビット部5から外れた
り傾いたりすることなく確実に保持され、ねじ4を容易
に被螺合面50aに垂直に螺合することができるように
なる。そして、ねじ4を被螺合面50aに対して螺合し
ていくと、外筒10の先端面(膨出部17の先端面)3
3が被螺合面50aに当接し、更に螺合することで、内
筒9及びドライバービット3が付勢手段18に抗して先
端側へ移動する。そして、内筒9が外筒10に対する先
端側の移動限界まで達すると、外筒10の先端面33が
ストッパーとなってビット部5が外筒10から所定量e
だけ突出し、このときねじ4の頭部頂面4bと被螺合面
50aとが同一面上に配置されるようにねじ4が螺合さ
れる。

【0030】すなわち、本発明のねじ保持具1によれ
ば、保持手段27によるねじのキャッチ機能によってビ
ット部5からのねじ4の外れ等を防止し、螺合開始時に
おけるねじの姿勢を保持して被螺合面50aに垂直状態
で螺合が行えるとともに、ねじの螺合量を所定に設定す
るアジャスタ機能によって、作業者の判断によることな
く被螺合面50aに対して面一にねじ4を螺合すること
ができるようになっている。なお、前記内筒9が先端側
へ移動する過程において、ビット部5が外筒10から突
出することでねじ4の頭部が保持部材29から外れ、ね
じ4の保持状態が解除される。また、保持部材29が内
筒9の外周面に乗り上がることで、移動限界までの内筒
9の移動が可能となっている。

【0031】また、外筒10の先端部に形成した膨出部
17の先端面33を被螺合面50aに対する当り面とし
ていることから、該当り面の面積を可及的に広くするこ
とができ、被螺合面50aを傷つけるようなこともな
く、確実にストッパーとしての機能を果たすことが可能
となっている。また、内筒9と外筒10とは、ドライバ
ービット3の軸心回りに相対回動自在であり、内筒9と
ドライバービット3とも相対回動自在となっているた
め、外筒10の先端面33が被螺合面50aに当接した
際に、ビット3と連れ回りせずに外筒10の回転が停止
し、被螺合面50aを傷つけることがないようにしてい
る。

【0032】図10及び図11は本発明の第2の実施形
態を示している。本実施形態のねじ保持具1は、第2設
定手段22として、内筒9の後端部に径方向に貫通した
雌ネジ孔35と、該雌ネジ孔35に螺合される止めねじ
36とで構成したものであり、該止めねじ36は内部に
六角孔37を備え、雌ネジ孔35内を螺進することによ
りドライバービット3の表面を押さえつけ、該ビット3
に対する内筒9の軸方向の移動を規制するようになって
いる。また、第2設定手段22によってドライバービッ
ト3に対する内筒9の先端側への抜止もなされるため、
第1実施形態で示した抜止環24は省略されている。

【0033】その他の構成及び作用効果は上記第1の実
施形態と略同様であり、同一構成には同一符号を付して
説明を省略する。本実施形態においては、内筒9のドラ
イバービット3に対する抜止として該ドライバービット
3の円弧溝7を利用していないため、該円弧溝7を備え
ないドライバービット3に対しても採用できるが、内筒
9からのビット部5の突出量をある程度作業者の判断で
設定する必要があり、正確な突出量を設定し難くなって
いる点、振動等によって止めねじ36が緩み、ドライバ
ービット3に対するねじ保持具1の軸方向の移動を招く
恐れがある点で、上記第1実施形態の方が有利なものと
なっている。

【0034】本発明は上記実施形態に限ることなく適宜
設計変更可能である。例えば、保持部材29を径方向内
側へ付勢する押さえ環31に代えて、貫通孔28に各保
持部材29を個々に付勢するバネ等の付勢部材を収納す
ることができる。また保持部材29として球状とするに
限らず、例えば弾丸状に形成することも可能である。内
筒9に形成した当て止め部23としては、ビット部5の
肩部5aに当接するように径方向内側に堤状(鍔状)に
突出したものとしてもよい。

【0035】本発明にかかるねじ保持具は、電動ドライ
バーのドライバービットだけでなく手工具としてのドラ
イバーの先端に装着して用いることも可能である。

【0036】

【発明の効果】以上詳述したように本発明のねじ保持具
によれば、ドライバービットに対してねじを保持するキ
ャッチ機能に加えて、ねじの螺合量を適正に設定するア
ジャスタ機能を備えることで、作業開始から終了まで作
業者の熟練した技能を必要とすることなく適正にねじの
螺合作業が行えるようになる。また、被螺合面の傷つき
を防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明の第1の実施形態に係るねじ保持具を示
し、内筒を外筒に対して先端側へ移動した状態の縦断面
図である。

【図2】同内筒を外筒に対して基端側へ移動した状態の
縦断面図(図8のA−A矢示部断面図である。

【図3】ねじ保持具の底面図(一部断面図)である。

【図4】ねじ保持具の正面図である。

【図5】同背面図である。

【図6】同右側面図である。

【図7】同左側面図である。

【図8】同底面図である。

【図9】同平面図である。

【図10】本発明の第2の実施形態に係るねじ保持具を
示し、内筒を外筒に対して先端側へ移動した状態の縦断
面図である。

【図11】同内筒を外筒に対して基端側へ移動した状態
の縦断面図である。

【図12】従来の技術を示す正面図であり、(a)はね
じの螺合前の状態、(b)は螺合終了時の状態を示すも
のである。

【符号の説明】

1 ねじ保持具 3 ドライバービット 4 ねじ 5a 肩部 9 内筒 10 外筒 17 膨出部 20 第1設定手段 22 第2設定手段 23 当て止め部 27 保持手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバービット(3)に外嵌して装着
    可能な内筒(9)と、 この内筒(9)の外周部に軸方向移動自在であって前記
    内筒(9)に対して軸心回りに回動自在に外嵌され且つ
    前記内筒(9)に対して抜止された状態で軸方向先端側
    に付勢され、その先端面(33)が被螺合面(50a)
    に当接する当たり面とされている外筒(10)と、 この外筒(10)の先端部に設けられていて、前記内筒
    (9)が外筒(10)に対して基端側に移動していると
    きに前記ドライバービット(3)の先端に装着されたね
    じ(4)を保持でき、且つ、前記内筒(9)の前記外筒
    (10)に対する先端側への移動に伴い前記ねじ(4)
    の保持を解除する保持手段(27)と、 前記内筒(9)の前記外筒(10)に対する先端側への
    移動限界を前記外筒(10)の当たり面(33)より手
    前に設定する第1設定手段(20)と、 前記内筒(9)が前記外筒(10)の当たり面(33)
    より手前の移動限界に達したときに、前記ドライバービ
    ット(3)に装着されている前記ねじ(4)が被螺合面
    (50a)に対して面一に螺合するように当該ドライバ
    ービット(3)の前記外筒(10)の当たり面(33)
    からの突出量(e)を設定する第2設定手段(22)
    (23)と、 を備えていることを特徴とするドライバービットのねじ
    保持具。
  2. 【請求項2】 前記外筒(10)は、その先端部に径方
    向に膨出した膨出部(17)を備え、該膨出部(17)
    に前記保持手段(27)を設け、この膨出部(17)の
    先端面(33)を被螺合面(50a)に当接する当り面
    としたことを特徴とする請求項1に記載のドライバービ
    ットのねじ保持具。
  3. 【請求項3】 前記保持手段(27)は、前記膨出部
    (17)を径方向に貫通する複数の貫通孔(28)と、
    各貫通孔(28)に対して径方向移動自在に装入され且
    つ内側面を前記外筒(10)の内周に突出可能とした保
    持部材(29)と、各保持部材(29)を前記外筒(1
    0)の内周に突出する方向へ付勢する付勢部材(31)
    とを有することを特徴とする請求項に記載のドライバ
    ービットのねじ保持具。
  4. 【請求項4】 前記第2設定手段(22)は、前記内筒
    (9)先端からの前記ドライバービット(3)の突出量
    を所定に設定するように該ドライバービット(3)先端
    の肩部(5a)に当接する当て止め部(23)を有して
    いることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の
    ドライバービットのねじ保持具。
  5. 【請求項5】 前記当て止め部(23)は、前記肩部
    (5a)がなす傾斜面に面当接可能な傾斜面に形成され
    ていることを特徴とする請求項に記載のドライバービ
    ットのねじ保持具。
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