JPH061128A - タイヤビード部の内周長計測機 - Google Patents

タイヤビード部の内周長計測機

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JPH061128A
JPH061128A JP16487992A JP16487992A JPH061128A JP H061128 A JPH061128 A JP H061128A JP 16487992 A JP16487992 A JP 16487992A JP 16487992 A JP16487992 A JP 16487992A JP H061128 A JPH061128 A JP H061128A
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JP
Japan
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roller
tire
bead
tire bead
inner peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP16487992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Miyake
達也 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP16487992A priority Critical patent/JPH061128A/ja
Publication of JPH061128A publication Critical patent/JPH061128A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤビード部の内周長を任意の部位で自動
的に計測する。 【構成】 横置きした被測定タイヤの内部に設置する支
台11に立設した回転可能な主軸13に、上下・水平方
向に移動可能なローラ支持杆14を取付け、タイヤビー
ド部の内周面に接触させるローラ17の回転軸16を、
ビードトウ支持皿15に上下及び水平方向に移動可能に
取付け、ローラ17にダンパー21による押圧力を与え
る。タイヤビード部の内周面のローラ17の接触部位よ
りも上方にクランパー22をばね24により圧接させ
る。主軸13を回転駆動し、ローラ支持杆15を介して
ローラ17をタイヤビード部の内周面と接触回転させな
がら1周回させ、ローラ17が原位置に戻るまでの回転
数と対応してパルスを発生するエンコーダ25のパルス
数を読み取り、ローラの外周長との関係を対照して内周
長を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤのビード部の
内周長を任意の部位で自動的に測定する計測機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】タイヤのビード部の内周長は、タイヤを
リム組みしたときに、リムフランジ部の内周面に対する
嵌合性の良否に影響を与える重要な要素となるので、正
確な測定値を求める必要がある。ところが、現時点で
は、このビード部内周長を機械的に測定する装置は開発
されていないため、適宜の長さ測定用の物差しを用い
て、人手作業を主体とした原始的な方式による計測が行
なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイヤ
のビード部の内周面は、加硫成形されたときの製造上の
理由により、局部的な起伏、あるいは凹凸が形成されて
いるので、タイヤビード部の内周面との間に隙間ができ
ないように物差しを密着させることができず、また、ビ
ード部の内周面のビードトウ部からリムクッション部ま
での間の測定しようとする部位の全周に亙って、ずれの
ないように物差しを沿わせることは、極めて困難である
ので、測定値に大きな個人誤差を生じることになる。こ
のため、従来の測定方式においては、測定を繰り返して
誤差を消去する必要があり、煩雑な手数と長時間とを必
要とするだけでなく、測定値の信頼性にも欠けるという
問題がある。
【0004】この発明は、このような問題を解決して、
タイヤのビード部の内周長を任意の部位において、高精
度で、かつ、迅速に測定することができる計測機を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する計測
機として、この発明においては、横置きした被測定タイ
ヤの軸心の周りに回転駆動されるローラ支持杆と、タイ
ヤビード部の内周面の被測定部位に接触して回転しなが
ら前記ローラ支持杆に支持されて周回するローラと、該
ローラをタイヤビード部の内周面に押圧するダンパー
と、前記ローラの回転数に対応してパルスを発生するエ
ンコーダとを備えている。
【0006】
【作用】被測定タイヤは水平な床面等に伏せた状態で横
置きする。このタイヤの内部に計測機を設置し、ローラ
支持杆に支持されたローラをタイヤビード部の内周面の
ビードトウ部からリムクッション部までの間の被測定部
位にダンパーを介して押圧接触させる。
【0007】この状態で、ローラ支持杆をタイヤの軸心
の周りに回転駆動して1回転させる。ローラ支持杆の回
転により、ローラはタイヤビード部の内周面と接触して
回転しながら1周回(360度回動)して原接触位置に
戻る。そこで、ローラの回転数に応じて発生したエンコ
ーダのパルス数を読み取り、予め設定された単位パルス
数とローラの外周長との関係から求めるタイヤビード部
の内周長が得られる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2はこの発明の計測機10の実施例
である。円板状に成形された支台11の中心部に、図示
しないモータを内蔵した回転盤12を設置し、回転盤1
2の中心軸に結合して直立する主軸13を設け、主軸1
3にはローラ支持杆14を上下方向に移動可能に、か
つ、水平方向に延出可能に取り付けてある。ローラ支持
杆14が主軸13の上下方向に移動した位置及び主軸1
3から水平方向に延出した位置において、それぞれロー
ラ支持杆14を主軸13に固定する機構(図示省略)が
設けてある。
【0009】ローラ支持杆14の先端部はビードトウ支
持皿15を構成し、ビードトウ支持皿15の先端部より
も内側位置には、ビードトウ支持皿15を貫通するロー
ラ軸16が直立して回転可能に設けてある。このローラ
軸16は上下方向に移動可能であり、ローラ支持杆14
の長手方向(前後方向)への移動もできるようになって
いる。ローラ軸16の上端には、周面に歯形を形成した
ローラ17が取着されている。
【0010】ローラ軸16のローラ17より下方位置に
は、ローラ軸16と直交する押圧杆18が取り付けてあ
り、押圧杆18は、ビードトウ支持皿15に立設した第
1支柱19に、上下及び水平方向の位置が移動可能に挿
入し、押圧杆18の後端と前記第1支柱19の後方に立
設した第2支柱20との間にダンパー21を連結し、ダ
ンパー21の押圧力により押圧杆18を介してローラ軸
16のローラ17をローラ支持杆14の先端側に付勢す
るようにしてある。押圧杆18及びダンパー21と第1
支柱19及び第2支柱20との間には、押圧杆18及び
ダンパー21を上下方向の任意の位置で固定する機構
(図示省略)が設けてある。
【0011】ビードトウ支持皿15の第1支柱19及び
第2支柱20の上端部には、先端部にクランパー22が
取り付けられたクランパー支持アーム23を、ローラ1
7よりも上方位置で水平方向に移動可能に支持してい
る。クランパー支持アーム23には、ビードトウ支持皿
15との間に取り付けられたばね24により、クランパ
ー22を下方に引き付ける力が作用するようにしてあ
る。
【0012】ローラ軸16の下端は、エンコーダ25に
連結して、ローラ17の回転数に対応して発生したパル
スが、図示しない記録計に表示されるようにしている。
エンコーダ25の取付腕26は、ローラ軸16の上下方
向の位置に応じて伸縮可能な構造にしてある。上記構成
の計測機10を用いてタイヤビード部の内周長を測定す
るときは、下記の手順によりタイヤにセットする。
【0013】図3に示すように、測定しようとするタイ
ヤ30は、水平な床面または測定台に一方の側面を横伏
せにした状態に寝かせる。このタイヤ30の上方から計
測機10の支台11をタイヤ30の内部に挿入し、主軸
13の中心をタイヤ30の軸心とほぼ一致させて床面に
設置する。次いで、ローラ支持杆14をタイヤビード部
の高さに合わせて主軸13の上下方向とこれに直交する
水平方向とに適宜の長さ移動させ、ビードトウ支持皿1
5の上面にタイヤビード部31のビードトウ部32の端
縁を支承させた状態とした後(図4参照)、ローラ支持
杆14を主軸13に固定する。次に、ローラ軸16を押
圧杆18及びダンパー21とともに第1支柱19及び第
2支柱20の上下方向に移動し、ローラ17の高さをタ
イヤビード部31の内周面のビードトウ部32からリム
クッション部33までの間の被測定部位に合致させ、ロ
ーラ17の外周面をダンパー21の付勢力によりタイヤ
ビード部31の被測定部位に押圧接触させた状態とした
後、押圧杆18及びダンパー21をそれぞれ第1支柱1
9及び第2支柱20に固定する。続いて、クランパー支
持アーム23を水平方向に移動し、クランパー22をタ
イヤビード部31の内周面のリムクッション部33より
も上方の適宜の部位にばね24の力により圧接させる
(図4参照)。これにより、計測機10の各部材が所定
の位置にセットされた状態となる。
【0014】測定を開始するときは、計測機10の回転
盤12に内蔵されているモータを駆動する。このモータ
には主軸13の1回転が終了すると同時に駆動源を遮断
するリミットスイッチが取り付けてある。主軸13の回
転により、ローラ支持杆14を介してローラが17がタ
イヤビード部31の内周面と接触して回転しながら1周
回(360度回動)して原接触位置に戻る。ローラ17
の回転開始と同期して、ローラ軸16に取り付けてある
エンコーダ25が作動し、ローラ17の1周回による回
転数に対応するパルスを発生する。
【0015】ローラ17の1周回によってエンコーダ2
5が発生したパルス数を図示しない記録計で読み取り、
予め設定された単位パルス数とローラ17の外周長との
関係と対照とすることにより、タイヤビード部31の被
測定部位における内周長が即座に求まる。たとえば、エ
ンコーダ25はローラ17の1回転毎に1パルスを発生
するものとすれば、ローラ17の外周長と発生パルス数
との積がタイヤビード部31の被測定部位における内周
長に相当する。
【0016】タイヤビード部31の被測定部位を変更す
るときは、図4に示すように、ローラ軸16の上下方向
の位置を移動して、タイヤビード部31の内周面に対す
るローラ17の接触位置を変えるだけでよい。計測機1
0のローラ17がタイヤビード部31の内周面に接触し
て回転しながら周回するとき、ダンパー21の付勢力が
ローラ軸16を介してローラ17に作用するので、タイ
ヤビード部31の内周面に起伏や凹凸が形成されている
場合でも、ローラ17はタイヤビード部31の内周面に
追随して密着状態を維持し、タイヤビード部31の内周
面から浮き上がることなく、常に接触しながら回転す
る。また、ローラ17の周回中は、タイヤビード部31
のビードトウ部32の端縁をビードトウ支持皿15が支
承して周回し、とくに、この実施例では、ローラ17の
上方でタイヤビード部31の内周面をクランパー支持ア
ーム23のクランパー22がばね24の力により圧接し
ながら周回するため、タイヤビード部31のビードトウ
部32の端縁が屈曲伏に形成されている場合でも、ビー
ドトウ支持皿15によりビードトウ部32の端縁を追随
する支持が、より完全な状態で行われるので、タイヤビ
ード部31の被測定部位からローラ17がずれることは
確実に防止される。
【0017】このため、タイヤビード部31の内周面の
ビードトウ部32からリムクッション部33までの間の
任意の部位において、ローラ17を1回周回させるだけ
で、誤差のない精確な円周長を自動的に求めることがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、タイヤビード部の内周面に、ローラを押圧状態で接
触させてタイヤの軸心の周りを1周回させ、ローラの回
数数に対応して発生するエンコーダのパルス数とローラ
の外周長との関係からタイヤビード部の内周長が求めら
れるように構成してあるので、きわめて簡単な手数で、
しかも迅速に、ビードトウ部からリムクッション部まで
の間の任意の部位における内周長を精確に測定すること
が可能になる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の内周長計測機の実施例を一部省略し
て示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】この発明の内周長計測機の使用状態を一部省略
して示す平面図である。
【図4】この発明の内周長計測機の要部について使用状
態を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10 円周長計測機 14 ローラ支持杆 17 ローラ 21 ダンパー 25 エンコーダ 30 タイヤ 31 タイヤビード部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横置きした被測定タイヤの軸心の周りに
    回転駆動されるローラ支持杆と、タイヤビード部の内周
    面の被測定部位に接触して回転しながら前記ローラ支持
    杆に支持されて周回するローラと、該ローラをタイヤビ
    ード部の内周面に押圧するダンパーと、前記ローラの回
    転数に対応してパルスを発生するエンコーダとを備えて
    なるタイヤビード部の内周長計測機。
JP16487992A 1992-06-23 1992-06-23 タイヤビード部の内周長計測機 Pending JPH061128A (ja)

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JP16487992A JPH061128A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 タイヤビード部の内周長計測機

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JP16487992A JPH061128A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 タイヤビード部の内周長計測機

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Publication Number Publication Date
JPH061128A true JPH061128A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15801648

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JP16487992A Pending JPH061128A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 タイヤビード部の内周長計測機

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