JPH0611146Y2 - 圧縮成形用金型構造 - Google Patents

圧縮成形用金型構造

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JPH0611146Y2
JPH0611146Y2 JP1506990U JP1506990U JPH0611146Y2 JP H0611146 Y2 JPH0611146 Y2 JP H0611146Y2 JP 1506990 U JP1506990 U JP 1506990U JP 1506990 U JP1506990 U JP 1506990U JP H0611146 Y2 JPH0611146 Y2 JP H0611146Y2
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JP
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slide block
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molding
recess
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JP1506990U
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Inventor
義久 布施
Original Assignee
富士特殊金型株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は製品にアンダーカツト部分がある場合の金型
構造に関するものである。
〔従来の技術〕
製品の外側にアンダーカツトとなる部分がある場合に、
その部分をスライドコアを使用して型離れさせるのが、
一般的な方法である。
この場合従来は例えば第5図ないし第7図に示すよう
に、製品aの出つ張りになる部分の凹みbをスライドコ
アcにつけておいて、金型dの開閉力を利用して、アン
ギユラピンeによつて、スライドコアcを出し入れする
ものであつて、型が閉じて成型圧力がかかつているとき
に、スライドコアcが押戻されるのを阻止するために、
このスライドコアcの端面の傾斜部fを、固定側のロツ
キングブロツクgの傾斜面hに当接させ、くさび作用に
よつて、スライドコアcを堅固に保持させるのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述のような従来構造によるときは、製品のアンダーカ
ツトとなる部分を成型するための部材として、スライド
コアcと、アンギユラピンeと、ロツキングブロツクg
を最低限必要であり、部品点数が多く、またスライドコ
アcとアンギユラピンeを移動させるタイミングのとり
方が難かしいという点が解決すべき課題とされていた。
〔課題を解決するための手段〕
ここにおいてこの考案は、製品のアンダカツト部分を形
成すべき凹部を設けたスライドブロツクを、可動側型板
に弾性力に抗して前記凹部を成型部へ向かつて移動させ
ることができるように装着すると共に、固定側型板に取
り付けたアンギユラブロツクの斜め後方に突設した突起
を嵌入して前記スライドブロツクに前記移動をさせるた
めの斜溝を前記スライドブロツクに形成し、もつて前記
可動側型板を固定側型板に当接させる運動によつて前記
スライドブロツクの成型部への移動と位置固定とを行な
わせるようにしたことを特徴とする圧縮成形用金型構造
を提案するものである。
〔作用〕
すなわちこの考案の上述の構造において、製品のアンダ
カツト部分を形成すべき凹部を設けたスライドコアと、
アンギユラブロツクとを、可動側型板と固定側型板にそ
れぞれ装備することによつて、アンダカツト部分の成型
部への移動と、その位置への固定と、更に型離れとを行
なわせることができるものである。
〔実施例〕
次にこの考案を第1図ないし第4図に示す実施例にした
がつて詳細に説明する。
先ず第1図ないし第3図において、1は製品2のアンダ
カツト部分3を形成すべき凹所4を設けたスライドブロ
ツクであつて、可動側型板5に、プツシヤーピン6及び
スプリング7を介して前記凹所4が成形用の型部分8か
ら離れる方向に付勢されて支承される。なお9は圧受板
である。
一方、固定側型板10のボルト11をもつて取り付けたアン
ギユラブロツク12には斜め後方に突設した突起13が設け
られ、この突起13は前記スライドブロツク1に穿設した
斜溝14に嵌入させることによつて、このスライドブロツ
ク1を前記スプリング7の力に抗して前記凹所4が型部
分8に近接する方向に移動させるものである。
第4図(a)〜(c)は製品2を成型した直後の状態である
(a)から、スライドブロツク1が後退を始めた状態(b)を
経て、可動側型板5が固定側型板10から完全に分離した
かつ製品2が型離れした状態(c)への移行を示すもので
ある。
〔考案の効果〕
この考案の上述の構造によれば、従来のこの種構造と比
較して部品点数も少なく、かつ作動も確実であつて製品
の品質管理の面と、価格の低廉化に寄与するところ大な
るものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例の平面図、要
部の断面図、一部分の側面図、第4図(a)ないし(c)は成
形時の各作業段階を示す図で、第5図ないし第7図はこ
の考案の第1図ないし第3図に対応する従来例の図であ
る。 なお図において、 1……スライドブロツク 3……アンダカツト部分 4……凹所 5……可動側型板 10……固定側型板 12……アンギユラブロツク 13……突起 14……斜溝 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品のアンダカツト部分を形成すべき凹部
    を設けたスライドブロツクを、可動側型板に弾性力に抗
    して前記凹部を成型部へ向かつて移動させることができ
    るように装着すると共に、固定側型板に取り付けたアン
    ギユラブロツクの斜め後方に突設した突起を嵌入して前
    記スライドブロツクに前記移動をさせるための斜溝を前
    記スライドブロツクに形成し、もつて前記可動側型板を
    固定側型板に当接させる運動によつて前記スライドブロ
    ツクの成型部への移動と位置固定とを行なわせるように
    したことを特徴とする圧縮成形用金型構造。
JP1506990U 1990-02-17 1990-02-17 圧縮成形用金型構造 Expired - Lifetime JPH0611146Y2 (ja)

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JPH03106015U JPH03106015U (ja) 1991-11-01
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