JPH061106U - ステアリング通電装置のアースブラシ取付構造 - Google Patents

ステアリング通電装置のアースブラシ取付構造

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JPH061106U
JPH061106U JP4800692U JP4800692U JPH061106U JP H061106 U JPH061106 U JP H061106U JP 4800692 U JP4800692 U JP 4800692U JP 4800692 U JP4800692 U JP 4800692U JP H061106 U JPH061106 U JP H061106U
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JP
Japan
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insertion hole
column pipe
brush
steering
earth
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Application number
JP4800692U
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English (en)
Inventor
敏行 松木
朗 宮嶋
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Publication of JPH061106U publication Critical patent/JPH061106U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 コラムパイプ2にほぼ四角形の差込穴21と
アースブラシ4の挿通穴22とを設け、アースブラシ4
のブラシ部42を挿通穴22に挿通し角穴41a周縁の
フランジ41bを差込穴21に嵌合させて基板部41を
コラムパイプ2の外周面に接合させ、ステアリングキー
ロック装置5のハウジング51を、そのボス部51aを
差込穴21に差し込みボルト締めにてコラムパイプ2に
固定することによりアースブラシ4がコラムパイプ2に
取付固定される構造とした。 【効果】 アースブラシをステアリングキーロック装置
と共締めにて固定できるので、アースブラシの取付けが
簡単容易となる。又アースブラシの回り止め用のフラン
ジが、差込穴周縁とボス部外周との間に介在してロック
反力の集中荷重を拡散するので、コラムパイプの板厚を
薄くしてもボス部損傷の心配がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のステアリングホイール部に取付けられた電気部品例えばホ ーンスイッチの通電装置において、アース回路を構成するアースブラシの取付構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のステアリングホイール部には一般にホーンスイッチが設けられ、該ホ ーンスイッチのアース回路を形成するために、回動部材であるステアリングホイ ール側と車体側部材との間に導電用のアースブラシが設けられる。従来該アース ブラシは、ステアリングシャフトを軸受けを介して回動可能に支持するコラムパ イプに小ねじで締め付け固定され、該アースブラシ両端の接点部がコラムパイプ 内のステアリングシャフト外周面に弾接した状態にて取付けられ、ステアリング ホイールに一体的に固定されたステアリングシャフトから車体側に固着されてい るコラムパイプを介して車体にアースされるアース回路を形成しているのが普通 である(例えば実公昭61−27821号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のアースブラシ取付構造のものは、例えば図2に示すようにアースブ ラシaをコラムパイプbの外周面に小ねじcで取付固定するためのねじ穴dと、 アースブラシaの両側接点部a′をコラムパイプb内に挿通するための2つの穴 eとの3つの穴をコラムパイプbに設けなければならず、穴あけ加工及びアース ブラシ取付作業が厄介であるばかりか、コラムパイプbにはステアリングキーロ ック装置の差込穴が上記アースブラシの取付け用ねじ穴d及び挿通穴eの近くに 設けられるので、これら多くの穴によってコラムパイプの強度が低下し、そのた めにコラムパイプの板厚を小としてコストダウン,重量の軽減等を図ることが困 難であるという課題を有している。
【0004】 本考案は上記従来の課題に対処することを主目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、コラムパイプに、ほぼ四角形の角穴よりなるステアリングキーロッ ク装置の差込穴とアースブラシの挿通穴との2つの穴を設け、アースブラシを、 上記差込穴にほぼ適合する角穴を設けると共に該角穴の周縁に上記差込穴に嵌合 するフランジを設けた基板部と、該基板部の前縁又は後縁から前方又は後方へ延 び先端部にステアリングシャフトに摺接する接点部を設けたブラシ部とを有する 構造に構成し、該アースブラシの基板部を、ブラシ部を上記挿通穴に挿通させフ ランジを上記差込穴に嵌合させてコラムパイプ外周面に接合組付け、ステアリン グキーロック装置を、そのハウジングボス部を上記差込穴に嵌装してボルト締め にてコラムパイプに固定することにより、アースブラシがその基板部がステアリ ングキーロック装置のハウジングにてコラムパイプ外周面に押し付けられて固定 取付けられるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
上記により、コラムパイプに設けられる穴の数は図2に示す従来のものに比し 大幅に減少し、穴あけ加工が簡単となり、又コラムパイプの板厚を薄くしてコス トダウン及び軽重量化を図ることが可能となる。又ステアリングキーロック装置 の取付固定にてアースブラシも同時に固定されるので、アースブラシ取付作業は 著しく簡単容易となる。更に又アースブラシの回り止めのために差込穴内に嵌合 されたフランジが、該差込穴周縁とステアリングキーロック装置のハウジングボ ス部との間に介在してロック反力の集中荷重を拡散させるので、上記のようにコ ラムパイプの板厚を薄くしてもハウジングボス部の痛みの心配がなくなる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 図1において、1はステアリングシャフト、2は該ステアリングシャフト1を 軸受3を介して回転可能に支持するコラムパイプであり、該コラムパイプ2は図 示しない車体側部材にブラケットにより取付固定される。コラムパイプ2には後 述するステアリングキーロック装置5のロックピン52が差し込まれるほぼ四角 形(図示実施例では長方形)の差込穴21と後述するアースブラシ4のブラシ部 42が挿通される挿通穴22とが設けられている。
【0009】 4はアースブラシであり、該アースブラシ4は、コラムパイプ2の外周面に接 合する基板部41と、該基板部41の前縁(又は後縁)から前方(又は後方)に 延びるブラシ部42と、該ブラシ部42の先端部に設けた接点部43とをもった 構造に構成される。基板部41には上記コラムパイプ2の差込穴21に適合する 角穴41aが設けられると共に該角穴41aの周縁には差込穴21に嵌合するフ ランジ部41bが折曲形成されている。
【0010】 5はステアリングキーロック装置で、該ステアリングキーロック装置5は、図 1(C)に示すように、コラムパイプ2の外周部に固着されるハウジング51と 該ハウジング51に出没可能に嵌装支持されたロックピン52とからなり、ハウ ジング51の内周面にはほぼ四角形の断面形状をなすボス部51aが内側に向け て突設され、該ボス部51aからロックピン52が内方に向けて突出し、ステア リングシャフト1の外周に溶接等にて固着したロックカラー11のロック溝11 aに上記ロックピン52の先端部が嵌入係合することによりステアリングシャフ ト1の回転がロックされるようになっている。
【0011】 次にアースブラシ4の組付けについて説明する。
【0012】 先ず、アースブラシ4のブラシ部42の先端部をコラムパイプ2の挿通穴22 に挿通し、基板部41のフランジ41bをコラムパイプ2の差込穴21に嵌合さ せて該基板部41をコラムパイプ2の外周面に接合する。次にステアリングキー ロック装置5を、そのハウジング51のボス部51aを上記差込穴21に嵌装し てコラムパイプ2の外周面にボルト6の締め付けによって取付固定する。すると コラムパイプ2へのハウジング51の取付固定によって、アースブラシ4の基板 部41は角穴41aのフランジ41bがコラムパイプ2の差込穴21に嵌合した 状態でハウジング51にてコラムパイプ2の外周面に押し付けられて固定され、 接点部43はコラムパイプ2内のステアリングシャフト1に弾接した状態に保持 される。又ステアリングキーロック装置5のハウジング51のボス部51a外周 面とコラムパイプ2の差込穴21周縁との間にはアースブラシ4の角穴周縁のフ ランジ41bが介在した状態となる。
【0013】 このように、ステアリングキーロック装置の差込穴21をアースブラシ4の回 り止め兼取付用穴として用いる構成としたことにより、コラムパイプ2に設けら れる穴は図2に示す従来構造のものに比べて半減し、穴あけ加工工数は減少し、 又コラムパイプの強度上の問題はほとんどなくなりコラムパイプの板厚を薄くし コストダウン及び重量の軽減を図ることが可能となると共に、ステアリングキー ロック装置の取付けにてアースブラシも同時に取付固定されるので、アースブラ シ取付作業は著しく簡単容易となる。
【0014】 更に、ロックピン52がロックカラー11のロック溝11aに嵌入係合したス テアリングロック状態にて無理にステアリングホイールを回転させようとした場 合、従来はハウジングボス部とコラムパイプの差込穴周縁とが直接当ってロック 反力を受ける構造となっていたので、荷重が集中してハウジングボス部が痛む虞 れがあったが、上記のように差込穴21周縁とハウジングボス部51aとの間に アースブラシ4のフランジ41bが介在する構造としたことにより、該フランジ 41bが集中荷重を拡散する機能を果たし、上記のようにコラムパイプ2の板厚 を薄くしてもハウジングボス部51aが痛むことはなくなる。又差込穴21をほ ぼ四角形の角穴としたことによりステアリングキーロック装置5の組付け時、該 差込穴21とボス部51aとの嵌合によって、コラムパイプ2に対してハウジン グ51の角度位置がずれることはなく、ステアリングキーロック装置の取付作業 性が大幅に向上する。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、コラムパイプに設けられるアースブラシ取付け に必要な穴の数を従来に比し大幅に減らすことによって、穴あけ加工工数を削減 とコラムパイプの板厚減少によるコストダウン及び軽重量化が可能となり、又ア ースブラシをステアリングキーロック装置と共締めにて取付固定する構造とした ことによりアースブラシ取付作業が著しく簡単容易となり、且つアースブラシの 回り止めのためにコラムパイプの差込穴に嵌合されたフランジが該差込穴周縁と ステアリングキーロック装置のハウジングボス部との間に介在してロック反力の 集中荷重を拡散させるので、上記のようにコラムパイプの板厚を薄くしてもハウ ジングボス部が痛むことがない、という効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、(A)は自動車
のステアリング装置部の側面説明図、(B)は(A)の
X部の拡大断面図、(C)は(B)のアースブラシ取付
部の縦断正面図、(D)はアースブラシ及びアースブラ
シ取付部の分解斜視図である。
【図2】従来のアースブラシ取付部の構造例を示すもの
で、(A)は平面図、(B)は縦断正面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングシャフト 2 コラムパイプ 4 アースブラシ 5 ステアリングキーロック装置 11 ロックカラー 11a ロック溝 21 差込穴 22 挿通穴 41 基板部 41a 角穴 41b フランジ 42 ブラシ部 43 接点部 51 ハウジング 51a ボス部 52 ロックピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトを回転可能に支持
    するコラムパイプに設けられるステアリングキーロック
    装置の差込穴をほぼ四角形の角穴とし、アースブラシ
    を、コラムパイプの外周面に接合される基板部と該基板
    部の前縁又は後縁から前方又は後方に延びるブラシ部と
    該ブラシ部の先端部の接点部とからなり基板部には上記
    コラムパイプに設けた差込穴にほぼ適合する角穴を設け
    ると共に該角穴周縁に該差込穴に嵌合するフランジを設
    けた構造に構成し、コラムパイプの上記差込穴の前方又
    は後方に設けた挿通穴に上記ブラシ部を挿通しフランジ
    を差込穴に嵌合させて上記基板部をコラムパイプ外周面
    に接合し、ステアリングキーロック装置を、そのハウジ
    ングボス部を上記差込穴に嵌装してボルト締めにてコラ
    ムパイプに固定することにより上記アースブラシが固定
    取付けられることを特徴とするステアリング通電装置の
    アースブラシ取付構造。
JP4800692U 1992-06-16 1992-06-16 ステアリング通電装置のアースブラシ取付構造 Pending JPH061106U (ja)

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JPH061106U true JPH061106U (ja) 1994-01-11

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ID=12791217

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101687373B1 (ko) * 2015-11-19 2016-12-16 주식회사 만도 자동차의 조향컬럼 및 그 제조방법

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