JPH06107615A - 2,5−ジアリール−1,3,4−オキサジアゾールヒドロキシエステル、ヒドロキシ酸及びアセトキシ酸、並びにそれらの合成方法 - Google Patents
2,5−ジアリール−1,3,4−オキサジアゾールヒドロキシエステル、ヒドロキシ酸及びアセトキシ酸、並びにそれらの合成方法Info
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- JPH06107615A JPH06107615A JP1547792A JP1547792A JPH06107615A JP H06107615 A JPH06107615 A JP H06107615A JP 1547792 A JP1547792 A JP 1547792A JP 1547792 A JP1547792 A JP 1547792A JP H06107615 A JPH06107615 A JP H06107615A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D271/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two nitrogen atoms and one oxygen atom as the only ring hetero atoms
- C07D271/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two nitrogen atoms and one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
- C07D271/10—1,3,4-Oxadiazoles; Hydrogenated 1,3,4-oxadiazoles
- C07D271/107—1,3,4-Oxadiazoles; Hydrogenated 1,3,4-oxadiazoles with two aryl or substituted aryl radicals attached in positions 2 and 5
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C243/00—Compounds containing chains of nitrogen atoms singly-bound to each other, e.g. hydrazines, triazanes
- C07C243/24—Hydrazines having nitrogen atoms of hydrazine groups acylated by carboxylic acids
- C07C243/38—Hydrazines having nitrogen atoms of hydrazine groups acylated by carboxylic acids with acylating carboxyl groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、下記式の2,5−ジアリール−1,3,4−
オキサジアゾール含有末端ヒドロキシエステル、ヒドロ
キシ酸及びアセトキシ酸に係る。 【化1】 [式中、R1 はヒドロキシル基又はアセチル基を表わ
し、R2 はカルボキシル基を表わし、好ましくはR1 及
びR2 は同時に3及び3′又は4及び4′の位置を占め
る]ヒドロキシエステルは、対応する二芳香族ジヒドラ
ジドを環化することによって製造し、ヒドロキシ酸は前
記ヒドロキシエステルの鹸化により得る。
オキサジアゾール含有末端ヒドロキシエステル、ヒドロ
キシ酸及びアセトキシ酸に係る。 【化1】 [式中、R1 はヒドロキシル基又はアセチル基を表わ
し、R2 はカルボキシル基を表わし、好ましくはR1 及
びR2 は同時に3及び3′又は4及び4′の位置を占め
る]ヒドロキシエステルは、対応する二芳香族ジヒドラ
ジドを環化することによって製造し、ヒドロキシ酸は前
記ヒドロキシエステルの鹸化により得る。
Description
【0001】本発明は、式:
【0002】
【化4】
【0003】[式中、R1 はヒドロキシル基又はアセチ
ル基を表わし、R2 はカルボキシル基を表わし、好まし
くはR1 とR2 は同時に3及び3′又は4及び4′の位
置を占める]の2,5−ジアリール−1,3,4−オキ
サジアゾールヒドロキシエステル、ヒドロキシ酸及びア
セトキシ酸、並びに式:
ル基を表わし、R2 はカルボキシル基を表わし、好まし
くはR1 とR2 は同時に3及び3′又は4及び4′の位
置を占める]の2,5−ジアリール−1,3,4−オキ
サジアゾールヒドロキシエステル、ヒドロキシ酸及びア
セトキシ酸、並びに式:
【0004】
【化5】
【0005】の二芳香族ジヒドラジドに関する。
【0006】ヒドロキシエステルは対応する二芳香族ジ
ヒドラジドの環化により製造され、ヒドロキシ酸は前記
ヒドロキシエステルの鹸化によって得られる。
ヒドラジドの環化により製造され、ヒドロキシ酸は前記
ヒドロキシエステルの鹸化によって得られる。
【0007】ジヒドロキシ−2,5−ジアリール−1,
3,4−オキサジアゾール及び2,5−ジアリール−
1,3,4−オキサジアゾール二酸(R1 =R2 =OH
又はCOOH)の合成と、それらの熱互変性ポリマーの
モノマーとしての使用は文献(D.BRYDONら、P
olymer,1989年、30巻、4月号、619〜
627ページ)に記載された。
3,4−オキサジアゾール及び2,5−ジアリール−
1,3,4−オキサジアゾール二酸(R1 =R2 =OH
又はCOOH)の合成と、それらの熱互変性ポリマーの
モノマーとしての使用は文献(D.BRYDONら、P
olymer,1989年、30巻、4月号、619〜
627ページ)に記載された。
【0008】2,5−ビス(2−ヒドロキシフェニル)
−1,3,4−オキサジアゾールの合成は特許US 2,8
38,520号に記載されている。
−1,3,4−オキサジアゾールの合成は特許US 2,8
38,520号に記載されている。
【0009】2,5−ビス(3−カルボキシフェニル)
−1,3,4−オキサジアゾールの製造は特許出願GB
746,047号に記載された。
−1,3,4−オキサジアゾールの製造は特許出願GB
746,047号に記載された。
【0010】本発明のヒドロキシエステルは、式:
【0011】
【化6】
【0012】の対応するジヒドラジドを痕跡のピリジン
の存在下にSOCl2 を使用してオキサジアゾールに環
化することにより製造される。
の存在下にSOCl2 を使用してオキサジアゾールに環
化することにより製造される。
【0013】前記ジヒドラジドは、たとえば D. L. BRY
DON, J. S. FISHER, Polymer, 30巻、619ページ
(1989年)の方法により、p−、o−又はm−ヒド
ロキシベンゾヒドラジド
DON, J. S. FISHER, Polymer, 30巻、619ページ
(1989年)の方法により、p−、o−又はm−ヒド
ロキシベンゾヒドラジド
【0014】
【化7】
【0015】を、式:
【0016】
【化8】
【0017】の酸塩化物と縮合することにより取得し得
る。
る。
【0018】ヒドロキシベンゾヒドラジドは、ヒドラジ
ン水和物とヒドロキシ安息香酸エステル(例えばヒドロ
キシ安息香酸メチル)の反応により、公知の方法で取得
し得る。
ン水和物とヒドロキシ安息香酸エステル(例えばヒドロ
キシ安息香酸メチル)の反応により、公知の方法で取得
し得る。
【0019】酸塩化物は、室温で塩化チオニルをベンゼ
ンジカルボン酸モノエステルと反応させることにより慣
用方法で製造し得る。そのモノエステル自体は、B. W.
HOTTEN, Industrial and Engineering Chemistry, 49
巻、10号、1691ページ(1957年)の操作により対応する
ジエステルの一鹸化により合成することが可能である。
ンジカルボン酸モノエステルと反応させることにより慣
用方法で製造し得る。そのモノエステル自体は、B. W.
HOTTEN, Industrial and Engineering Chemistry, 49
巻、10号、1691ページ(1957年)の操作により対応する
ジエステルの一鹸化により合成することが可能である。
【0020】ヒドロキシ酸は、予め合成されたヒドロキ
シエステルを鹸化することにより製造し得る。ヒドロキ
シ酸のアセチル化は無水酢酸媒質中で行い得る。
シエステルを鹸化することにより製造し得る。ヒドロキ
シ酸のアセチル化は無水酢酸媒質中で行い得る。
【0021】本発明の2,5−ジアリール−1,3,4
−オキサジアゾールヒドロキシ酸とそのアセチル誘導体
はモノマーとして使用し得、特に、それらは熱互変性ポ
リマー合成用の特に有益なモノマーである。
−オキサジアゾールヒドロキシ酸とそのアセチル誘導体
はモノマーとして使用し得、特に、それらは熱互変性ポ
リマー合成用の特に有益なモノマーである。
【0022】
【実施例】以下の実施例は本発明を説明するけれども、
それを限定するものではない。
それを限定するものではない。
【0023】本書中以後使用する略語は次の通りであ
る。
る。
【0024】M.p.°=融点 B.p.°=沸点 lit = 文献による exp = 実験の。
【0025】実施例1−p−ヒドロキシベンゾヒドラ
ジドの合成 操 作 :還流器を取付けた撹拌式の0.5 l反応器に、
100cm3 のメタノール中1mol (152g)のp−ヒ
ドロキシ安息香酸メチルを仕込んだ。次いで室温で撹拌
下に1.5 mol(75g)の100%ヒドラジン水和物
を流入させた。注入が完了した後、媒質を7時間還流
(=90℃)させ、エステルを完全に消失させた。反応
が完了した後、混合物を冷却して、晶出した固体を濾別
した。生成物を冷水を用いて洗浄し、乾燥した。123
gの99%純度のヒドラジドを得、これは81%収率に
相当した。
ジドの合成 操 作 :還流器を取付けた撹拌式の0.5 l反応器に、
100cm3 のメタノール中1mol (152g)のp−ヒ
ドロキシ安息香酸メチルを仕込んだ。次いで室温で撹拌
下に1.5 mol(75g)の100%ヒドラジン水和物
を流入させた。注入が完了した後、媒質を7時間還流
(=90℃)させ、エステルを完全に消失させた。反応
が完了した後、混合物を冷却して、晶出した固体を濾別
した。生成物を冷水を用いて洗浄し、乾燥した。123
gの99%純度のヒドラジドを得、これは81%収率に
相当した。
【0026】生成物の特性:
【0027】
【化9】
【0028】M.p.°lit:265℃ B.p.°exp:258℃−分解。
【0029】実施例2−テレフタル酸モノメチルの合
成 操 作 :B. W. HOTTEN, Industrial and Engineering C
hemistry, 49巻、10号、1691ページ(1957年)による。
成 操 作 :B. W. HOTTEN, Industrial and Engineering C
hemistry, 49巻、10号、1691ページ(1957年)による。
【0030】0.75 mol(145.5 g)のテレフタル酸
ジメチルを1.125 cm3 のトルエンと共に2 lの撹拌式反
応器に入れた。懸濁液を60℃にして、テレフタル酸エ
ステルを完全に溶解させた。次いで水酸化カリウムメタ
ノール溶液[240cm3 のメタノール中0.75 mol
(49.4g)の85%KOH]を流入した。仕込みを20
分の間に行って、それから混合物を更に1時間還流させ
た。反応が完了した後、生成した塩を濾別し、高温(5
0℃)トルエンを少しずつ用いて洗浄し、痕跡のジエス
テルを除去した。塩を乾燥して55cm3 の12N HC
lを用いて酸性にした。得られた酸エステルを水洗して
乾燥した。129.5 gの生成物が得られ、これはジエステ
ルからの95%収率に相当した。
ジメチルを1.125 cm3 のトルエンと共に2 lの撹拌式反
応器に入れた。懸濁液を60℃にして、テレフタル酸エ
ステルを完全に溶解させた。次いで水酸化カリウムメタ
ノール溶液[240cm3 のメタノール中0.75 mol
(49.4g)の85%KOH]を流入した。仕込みを20
分の間に行って、それから混合物を更に1時間還流させ
た。反応が完了した後、生成した塩を濾別し、高温(5
0℃)トルエンを少しずつ用いて洗浄し、痕跡のジエス
テルを除去した。塩を乾燥して55cm3 の12N HC
lを用いて酸性にした。得られた酸エステルを水洗して
乾燥した。129.5 gの生成物が得られ、これはジエステ
ルからの95%収率に相当した。
【0031】生成物の特性:
【0032】
【化10】
【0033】M.p.°lit:221℃〜223℃ M.p.°exp:221℃〜223℃。
【0034】実施例3−テレフタル酸メチルの酸塩化
物の合成 操 作 :0.2 mol(36g)のテレフタル酸モノメチ
ルを、還流器を取付けた250cm3 反応器に入れ、次い
で45cm3 のSOCl2 を室温で流入させた。次いで媒
質を、SO2 とHClの発生が止むまで還流させた(即
ち、大体4時間)。反応が完了した後、過剰のSOCl
2 を蒸留して除き、酸塩化物(39.5g、99%収率
に相当)を回収した。
物の合成 操 作 :0.2 mol(36g)のテレフタル酸モノメチ
ルを、還流器を取付けた250cm3 反応器に入れ、次い
で45cm3 のSOCl2 を室温で流入させた。次いで媒
質を、SO2 とHClの発生が止むまで還流させた(即
ち、大体4時間)。反応が完了した後、過剰のSOCl
2 を蒸留して除き、酸塩化物(39.5g、99%収率
に相当)を回収した。
【0035】生成物の特性:
【0036】
【化11】
【0037】M.p.°lit:38℃〜40℃ M.p.°exp:53℃〜54℃ B.p. :135〜137℃/12mmHg。
【0038】実施例4−ジヒドラジド、即ち1−(4
−ヒドロキシベンゾイル)−2−(4−メトキシカルボ
ニルベンゾイル)ヒドラジンの合成 操 作 :D. L. BRYDON, J. S. FISHER, Polymer, 30
巻、 619ページ(1989年)による。
−ヒドロキシベンゾイル)−2−(4−メトキシカルボ
ニルベンゾイル)ヒドラジンの合成 操 作 :D. L. BRYDON, J. S. FISHER, Polymer, 30
巻、 619ページ(1989年)による。
【0039】790cm3 のジオキサンに懸濁した108
g(0.71 mol)のp−ヒドロキシベンゾヒドラジドを、
37.6g(0.355 mol )のNa2 CO3 と共に還流器
を取付けた2 l反応器に入れた。次いで350cm3 のジ
オキサンに溶解した 141.9g(0.71 mol)の前記酸塩化
物を室温で注入した。仕込みを45分の間に行い、それ
から70℃で9時間還流させ、最後に酸塩化物を消失さ
せた。媒質を室温に冷却した。沈殿を濾別し、4%HC
l水溶液を用いて洗浄し、残留するヒドラジドを除いて
水を用いて2回すすいだ。これにより184gの純度>
95%の生成物(最初の収集物)を得た。濾液の濃縮に
より純粋(99%)な生成物を87%合計収率で得た。
g(0.71 mol)のp−ヒドロキシベンゾヒドラジドを、
37.6g(0.355 mol )のNa2 CO3 と共に還流器
を取付けた2 l反応器に入れた。次いで350cm3 のジ
オキサンに溶解した 141.9g(0.71 mol)の前記酸塩化
物を室温で注入した。仕込みを45分の間に行い、それ
から70℃で9時間還流させ、最後に酸塩化物を消失さ
せた。媒質を室温に冷却した。沈殿を濾別し、4%HC
l水溶液を用いて洗浄し、残留するヒドラジドを除いて
水を用いて2回すすいだ。これにより184gの純度>
95%の生成物(最初の収集物)を得た。濾液の濃縮に
より純粋(99%)な生成物を87%合計収率で得た。
【0040】生成物の特性:
【0041】
【化12】
【0042】M.p.°exp:238℃〜240℃ NMR : 1H及び13C NMRで構造が一
致。
致。
【0043】実施例5−オキサジアゾール単位を含有
するヒドロキシエステル、即ち2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4−メトキシカルボニルフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾールの合成 操 作 :還流器を取付けた1 l反応器に451.5gの
SOCl2 と9gのピリジンを入れ、次いで89.8g
(0.286 mol)のジヒドラジドを室温で少しずつ添
加した。仕込みに20分かかった。次いで混合物を80
℃で5時間55分還流させた。発生するHClとSO2
を補集して、未反応のSOCl2 を蒸留により除いた。
固体生成物を流出させて、水洗した。これによりNMR
で純度>98%の77gの乾燥生成物を得、これは90
%収率に相当した。
するヒドロキシエステル、即ち2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4−メトキシカルボニルフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾールの合成 操 作 :還流器を取付けた1 l反応器に451.5gの
SOCl2 と9gのピリジンを入れ、次いで89.8g
(0.286 mol)のジヒドラジドを室温で少しずつ添
加した。仕込みに20分かかった。次いで混合物を80
℃で5時間55分還流させた。発生するHClとSO2
を補集して、未反応のSOCl2 を蒸留により除いた。
固体生成物を流出させて、水洗した。これによりNMR
で純度>98%の77gの乾燥生成物を得、これは90
%収率に相当した。
【0044】生成物の特性:
【0045】
【化13】
【0046】M.p.°exp:243℃〜244℃ NMR : 1H及び13C NMRで一致。
【0047】微量分析
【0048】
【表1】
【0049】実施例6−オキサジアゾール単位を含有
するヒドロキシ酸、即ち2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−5−(4−カルボニルフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾールの合成 操 作 :還流器を取付けた反応器に、650gの1−プ
ロパノールに懸濁した65g(0.22 mol)のヒドロ
キシエステルを入れた。混合物を還流させて、水酸化カ
リウム水溶液(100gのH2 O中31g)を1時間3
0分の間に流入させ、次いで還流を3時間20分持続し
た。
するヒドロキシ酸、即ち2−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−5−(4−カルボニルフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾールの合成 操 作 :還流器を取付けた反応器に、650gの1−プ
ロパノールに懸濁した65g(0.22 mol)のヒドロ
キシエステルを入れた。混合物を還流させて、水酸化カ
リウム水溶液(100gのH2 O中31g)を1時間3
0分の間に流入させ、次いで還流を3時間20分持続し
た。
【0050】鹸化が完了したことを電位差測定によって
確かめ、次いで加熱した状態で43.5cm3 の12N HC
lを添加した。生成物を濾別して洗浄した。53.9gと5.
21gの2つの収集物が得られ、80%収率で純粋な生成
物を得た。
確かめ、次いで加熱した状態で43.5cm3 の12N HC
lを添加した。生成物を濾別して洗浄した。53.9gと5.
21gの2つの収集物が得られ、80%収率で純粋な生成
物を得た。
【0051】生成物の性質:
【0052】
【化14】
【0053】M.p.°exp:305℃〜308℃ NMR : 1H及び13C NMRで一致。
【0054】微量分析
【0055】
【表2】
【0056】実施例7−オキサジアゾール単位を含有
するアセトキシ酸、即ち2−(4−アセトキシフェニ
ル)−5−(4−カルボキシフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾールの合成 操 作 :還流器を取付けた反応器に、94gの無水酢酸
中15g(0.053 mol)のヒドロキシ酸を入れた。
混合物を30分間還流させた(110℃)。そのままで
冷却させ、生成物を水を用いて沈殿させた。これによ
り、89%重量収率に相当する、15.27gの乾燥生
成物を得た。
するアセトキシ酸、即ち2−(4−アセトキシフェニ
ル)−5−(4−カルボキシフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾールの合成 操 作 :還流器を取付けた反応器に、94gの無水酢酸
中15g(0.053 mol)のヒドロキシ酸を入れた。
混合物を30分間還流させた(110℃)。そのままで
冷却させ、生成物を水を用いて沈殿させた。これによ
り、89%重量収率に相当する、15.27gの乾燥生
成物を得た。
【0057】生成物の特性:
【0058】
【化15】
【0059】M.p.°:276℃〜277℃。
【0060】実施例8−ジヒドラジド、即ち1−(3
−ヒドロキシベンゾイル)−2−(4−メトキシカルボ
ニルベンゾイル)ヒドラジンの合成 本化合物は、実施例4の操作により、ただしp−ヒドロ
キシ安息香酸をm−ヒドロキシ安息香酸により置き換え
て、90%収率で得られた。
−ヒドロキシベンゾイル)−2−(4−メトキシカルボ
ニルベンゾイル)ヒドラジンの合成 本化合物は、実施例4の操作により、ただしp−ヒドロ
キシ安息香酸をm−ヒドロキシ安息香酸により置き換え
て、90%収率で得られた。
【0061】
【化16】
【0062】M.p.°exp:226°〜228℃ NMR : 1H及び13C NMRで構造が一
致。
致。
【0063】実施例9−オキサジアゾール単位を含有
するヒドロキシエステル、即ち2−(3−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4−メトキシカルボニルフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾールの合成 本化合物は、実施例8のジヒドラジドを用いて出発し、
実施例5により84%収率で得られた。
するヒドロキシエステル、即ち2−(3−ヒドロキシフ
ェニル)−5−(4−メトキシカルボニルフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾールの合成 本化合物は、実施例8のジヒドラジドを用いて出発し、
実施例5により84%収率で得られた。
【0064】
【化17】
【0065】M.p.°exp:225°〜229℃ NMR : 1H及び13C NMRで構造が一
致。
致。
【0066】実施例10−オキサジアゾール単位を含
有するヒドロキシ酸、即ち2−(3−ヒドロキシフェニ
ル)−5−(4−カルボキシフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾールの合成 本生成物は、実施例9のヒドロキシエステルを用いて出
発し、実施例6により81%収率で得られた。
有するヒドロキシ酸、即ち2−(3−ヒドロキシフェニ
ル)−5−(4−カルボキシフェニル)−1,3,4−
オキサジアゾールの合成 本生成物は、実施例9のヒドロキシエステルを用いて出
発し、実施例6により81%収率で得られた。
【0067】
【化18】
【0068】M.p.°exp:312°〜316℃ NMR : 1H及び13C NMRで構造が一
致。
致。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300
Claims (7)
- 【請求項1】 式: 【化1】 に対応することを特徴とする、二芳香族ジヒドラジド。
- 【請求項2】 式: 【化2】 [式中、R1 はヒドロキシル基又はアセチル基を表わ
し、R2 はカルボキシル基を表わし、好ましくはR1 と
R2 は同時に3及び3′又は4及び4′の位置を占め
る]に対応することを特徴とする、2,5−ジアリール
−1,3,4−オキサジアゾールヒドロキシエステル、
ヒドロキシ酸及びアセトキシ酸。 - 【請求項3】 p−、o−又はm−ヒドロキシ安息香酸
と式: 【化3】 の酸塩化物の縮合による、請求項1の芳香族ジヒドラジ
ドの製造方法。 - 【請求項4】 塩化チオニルを使用して、好ましくはピ
リジンの存在下に、請求項1の二芳香族ジヒドラジドを
環化することによる、請求項2のジアリールオキサジア
ゾールヒドロキシエステルの製造方法。 - 【請求項5】 請求項2のヒドロキシエステルの鹸化に
よる、請求項2のジアリールオキサジアゾールヒドロキ
シ酸の製造方法。 - 【請求項6】 好ましくは無水酢酸媒質中で、請求項2
のヒドロキシ酸をアセチル化することによる、請求項2
のジアリールオキサジアゾールアセトキシ酸の製造方
法。 - 【請求項7】 (コ)ポリマー、好ましくは熱互変性
(コ)ポリマーのモノマーとしての請求項2のヒドロキ
シ酸及びアセトキシ酸の使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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