JPH06106647A - ゴム曲り管の製法及びその装置 - Google Patents
ゴム曲り管の製法及びその装置Info
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- JPH06106647A JPH06106647A JP28371192A JP28371192A JPH06106647A JP H06106647 A JPH06106647 A JP H06106647A JP 28371192 A JP28371192 A JP 28371192A JP 28371192 A JP28371192 A JP 28371192A JP H06106647 A JPH06106647 A JP H06106647A
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴム曲り管の成形効率を向上させる。
【構成】 マンドレル2と同軸上にガイド部材3を配置
し、ガイド部材3内に未加硫又は反加硫状態かつ直間状
のゴム半製品4を挿入し、このゴム半製品4をアーム6
の先に取付けたヘッド7で押し出すことにより、マンド
レル2上へ装着させる装着工程と、加硫後のゴム曲り管
1の一端部を把持部材10で把持してマンドレル2から
抜き取る抜き取り抗いていとを備えたゴム曲り管の製造
方法。これによりスムーズにゴム半製品4の装着及び抜
き取りが可能になり、かつ自動化も可能になる。
し、ガイド部材3内に未加硫又は反加硫状態かつ直間状
のゴム半製品4を挿入し、このゴム半製品4をアーム6
の先に取付けたヘッド7で押し出すことにより、マンド
レル2上へ装着させる装着工程と、加硫後のゴム曲り管
1の一端部を把持部材10で把持してマンドレル2から
抜き取る抜き取り抗いていとを備えたゴム曲り管の製造
方法。これによりスムーズにゴム半製品4の装着及び抜
き取りが可能になり、かつ自動化も可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願はゴム曲り管の製法及び
その装置に関する。
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】三次元等に曲ったゴム曲り管を製造する
には、直管状をなす未加硫または半加硫ゴムの成形用材
料(ゴム半製品という)を曲線状のマンドレル上へ被せ
る装着工程と、マンドレル上へ装着された状態でゴム半
製品を加熱して加硫することにより曲線状に形状固定さ
れたゴム管にする加硫工程と、加硫後のゴム管をマンド
レルから取り外す抜き取り工程とからなる作業が行われ
ていた。
には、直管状をなす未加硫または半加硫ゴムの成形用材
料(ゴム半製品という)を曲線状のマンドレル上へ被せ
る装着工程と、マンドレル上へ装着された状態でゴム半
製品を加熱して加硫することにより曲線状に形状固定さ
れたゴム管にする加硫工程と、加硫後のゴム管をマンド
レルから取り外す抜き取り工程とからなる作業が行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、装着工程で
はゴム半製品が曲り易いので、人手によりマンドレル方
向へ曲がらないように慎重に押し込みながらゆっくりと
比較的時間をかけて装着しなければならず、時間がかか
りかつ自動化が困難な工程であった。
はゴム半製品が曲り易いので、人手によりマンドレル方
向へ曲がらないように慎重に押し込みながらゆっくりと
比較的時間をかけて装着しなければならず、時間がかか
りかつ自動化が困難な工程であった。
【0004】また、抜き取り工程では、スムーズに作業
できるように加硫後のゴム管がまだ比較的高温のうちに
手で持って抜き取らなければならず、高温高湿度下の過
酷な作業条件が要求されるため、長時間の連続作業がで
きず、この点でも作業効率を向上させることが困難であ
った。
できるように加硫後のゴム管がまだ比較的高温のうちに
手で持って抜き取らなければならず、高温高湿度下の過
酷な作業条件が要求されるため、長時間の連続作業がで
きず、この点でも作業効率を向上させることが困難であ
った。
【0005】そこで本出願は、成形サイクルを短縮でき
かつ量産に適しそのうえ自動化可能で作業効率を向上で
きるゴム曲り管の製法及びその装置の提供を目的とす
る。
かつ量産に適しそのうえ自動化可能で作業効率を向上で
きるゴム曲り管の製法及びその装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【上記課題を解決するための手段】上記課題を解決する
ための手段として、以下に示す請求項1及び同2に係る
製法並びに請求項3乃至同5に係る装置がある。
ための手段として、以下に示す請求項1及び同2に係る
製法並びに請求項3乃至同5に係る装置がある。
【0007】請求項1の製法は、装着工程においてマン
ドレルと同軸線上に直線状のガイド部材を配設し、この
ガイド部材に支持されたゴム半製品をマンドレル上へ押
出すことによりゴム半製品を装着し、抜き取り工程にお
いて加硫直後のまだ比較的高温状態のゴム管の一端周囲
を把持部材により把持し、この把持部材をマンドレルの
軸線方向に沿って引っ張ることによりゴム管をマンドレ
ルから引き抜くことを特徴とする。
ドレルと同軸線上に直線状のガイド部材を配設し、この
ガイド部材に支持されたゴム半製品をマンドレル上へ押
出すことによりゴム半製品を装着し、抜き取り工程にお
いて加硫直後のまだ比較的高温状態のゴム管の一端周囲
を把持部材により把持し、この把持部材をマンドレルの
軸線方向に沿って引っ張ることによりゴム管をマンドレ
ルから引き抜くことを特徴とする。
【0008】請求項2の製法は、請求項1におけるゴム
半製品の装着に先立って又は装着と同時にゴム半製品内
面へ離型剤を塗布することを特徴とする。
半製品の装着に先立って又は装着と同時にゴム半製品内
面へ離型剤を塗布することを特徴とする。
【0009】請求項3は請求項1のゴム曲り管の製造に
使用するための製造装置であり、マンドレルを片持支持
しかつ加硫装置に向かって敷設されたガイドレール上を
移動するマンドレル台と、ガイドレールに沿ってマンド
レルの自由端側へ、ガイド部材、押し出し装置及び抜き
取り装置を配設するとともに、ガイド部材は直線状をな
しかつゴム半製品をマンドレルの軸線方向に沿って案内
可能に支持するためマンドレルと同軸上に配設され、押
し出し装置はガイドレールとの間でガイド部材を挟む位
置に設けられかつガイド部材に支持されたゴム半製品を
マンドレル方向へ押し出し可能であり、抜き取り装置は
加硫されたゴム管の一端周囲を把持した把持部材をマン
ドレルの軸線方向に沿って移動させることによりゴム管
をマンドレルから引き抜き可能であることを特徴とす
る。
使用するための製造装置であり、マンドレルを片持支持
しかつ加硫装置に向かって敷設されたガイドレール上を
移動するマンドレル台と、ガイドレールに沿ってマンド
レルの自由端側へ、ガイド部材、押し出し装置及び抜き
取り装置を配設するとともに、ガイド部材は直線状をな
しかつゴム半製品をマンドレルの軸線方向に沿って案内
可能に支持するためマンドレルと同軸上に配設され、押
し出し装置はガイドレールとの間でガイド部材を挟む位
置に設けられかつガイド部材に支持されたゴム半製品を
マンドレル方向へ押し出し可能であり、抜き取り装置は
加硫されたゴム管の一端周囲を把持した把持部材をマン
ドレルの軸線方向に沿って移動させることによりゴム管
をマンドレルから引き抜き可能であることを特徴とす
る。
【0010】請求項4は請求項3に記載されたゴム曲り
管の製造装置において、ゴム半製品内面へ離型剤を塗布
するための離型剤塗布手段を設けたことを特徴とする。
管の製造装置において、ゴム半製品内面へ離型剤を塗布
するための離型剤塗布手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5は請求項3に記載されたゴム曲り
管の製造装置において、ガイド部材を挟んでガイドレー
ルに並行する作業台レールを設け、この作業台レール上
で押し出し装置が設けられた第1の作業台及び抜き取り
装置が設けられた第2の作業台を移動自在にするととも
に、複数列複数段にマンドレルを支持するマンドレル台
を複数設け、これらのマンドレル台をガイドレールと作
業台レールの間に設けられた待避位置へ案内するため一
端がガイドレールに接続しかつガイドレールと直交して
延びる待避レールを設けたことを特徴とする。
管の製造装置において、ガイド部材を挟んでガイドレー
ルに並行する作業台レールを設け、この作業台レール上
で押し出し装置が設けられた第1の作業台及び抜き取り
装置が設けられた第2の作業台を移動自在にするととも
に、複数列複数段にマンドレルを支持するマンドレル台
を複数設け、これらのマンドレル台をガイドレールと作
業台レールの間に設けられた待避位置へ案内するため一
端がガイドレールに接続しかつガイドレールと直交して
延びる待避レールを設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の製法によれば、装着工程においてゴ
ム半製品をガイド部材に支持されたゴム半製品をマンド
レルへ向かって押し出すので、ゴム半製品はマンドレル
の手前で曲げることなくマンドレル上へ取り付け可能に
なる。
ム半製品をガイド部材に支持されたゴム半製品をマンド
レルへ向かって押し出すので、ゴム半製品はマンドレル
の手前で曲げることなくマンドレル上へ取り付け可能に
なる。
【0013】また、抜き取り工程において加硫直後のま
だ比較的高温のゴム管の一端周囲を把持部材で把持する
ことによりゴム管を抜き取るので、ゴム管の冷却を待つ
必要がなくなる。
だ比較的高温のゴム管の一端周囲を把持部材で把持する
ことによりゴム管を抜き取るので、ゴム管の冷却を待つ
必要がなくなる。
【0014】請求項2の製法によれば、装着工程の前又
は同時にゴム半製品の内面へ離型剤を塗布するので、離
型剤の塗布をゴム半製品内面の必要部分だけに限定して
塗布可能になる。
は同時にゴム半製品の内面へ離型剤を塗布するので、離
型剤の塗布をゴム半製品内面の必要部分だけに限定して
塗布可能になる。
【0015】請求項3の装置によれば、マンドレル台を
ガイドレール上で移動させてマンドレルをガイド部材と
同軸上にし、押し出し装置によりガイド部材に支持され
たゴム半製品をマンドレル方向へ押し出すと、ゴム半製
品はマンドレルの手前で曲がらずにマンドレル上へ装着
され、マンドレルと同一の曲線状になる。
ガイドレール上で移動させてマンドレルをガイド部材と
同軸上にし、押し出し装置によりガイド部材に支持され
たゴム半製品をマンドレル方向へ押し出すと、ゴム半製
品はマンドレルの手前で曲がらずにマンドレル上へ装着
され、マンドレルと同一の曲線状になる。
【0016】また、加硫直後のまだ比較的高温のゴム管
の一端周囲を把持部材で把持し、この把持部材をマンド
レルの軸線方向に沿って反マンドレル方向へ移動させる
と、成形されたゴム管がマンドレルから引き抜かれる。
の一端周囲を把持部材で把持し、この把持部材をマンド
レルの軸線方向に沿って反マンドレル方向へ移動させる
と、成形されたゴム管がマンドレルから引き抜かれる。
【0017】請求項4の装置によれば、ゴム半製品をマ
ンドレル上へ装着する際、その装着と同時又は装着に先
立って離型剤塗布手段によりゴム半製品の内面のみへ離
型剤が塗布される。
ンドレル上へ装着する際、その装着と同時又は装着に先
立って離型剤塗布手段によりゴム半製品の内面のみへ離
型剤が塗布される。
【0018】請求項5の装置によれば、マンドレルを複
数列複数段に支持するマンドレル台を複数設け、かつマ
ンドレル台を待避位置へ案内するための待避レールを設
けるとともに、作業台レール上で第1及び第2の作業台
を移動自在にしたので、ガイドレール上にある複数のマ
ンドレル台に対して別の工程を同時に行うことができ
る。
数列複数段に支持するマンドレル台を複数設け、かつマ
ンドレル台を待避位置へ案内するための待避レールを設
けるとともに、作業台レール上で第1及び第2の作業台
を移動自在にしたので、ガイドレール上にある複数のマ
ンドレル台に対して別の工程を同時に行うことができ
る。
【0019】また、待避レールを利用すると、各マンド
レル台のガイドレール上における前後位置を入れ替えで
きるため、一つのマンドレル台を装着工程、加硫工程及
び抜き取り工程の順に循環できる。
レル台のガイドレール上における前後位置を入れ替えで
きるため、一つのマンドレル台を装着工程、加硫工程及
び抜き取り工程の順に循環できる。
【0020】
【実施例】図1は本実施例に係るゴム曲り管の製法にお
ける各工程を原理的かつ時系列的に並べて示す。この図
において、A、B、Cの各段階は装着工程、D段階は加
硫工程、E、Fの各段階は抜き取り工程を示す。なおF
段階に示すものは最終製品であるゴム曲り管1の断面形
状でもある。このゴム曲り管1は3次元的に曲ってい
る。
ける各工程を原理的かつ時系列的に並べて示す。この図
において、A、B、Cの各段階は装着工程、D段階は加
硫工程、E、Fの各段階は抜き取り工程を示す。なおF
段階に示すものは最終製品であるゴム曲り管1の断面形
状でもある。このゴム曲り管1は3次元的に曲ってい
る。
【0021】まず、装着工程においてA段階はマンドレ
ル2とガイド部材3及びゴム半製品4を同軸上に配置さ
せた状態を示す。
ル2とガイド部材3及びゴム半製品4を同軸上に配置さ
せた状態を示す。
【0022】マンドレル2はマンドレル台(図2の符号
12参照)へ片持支持されたゴム曲り管1と同形上に曲
った部材であり、マンドレル2の自由端2b側へその軸
線と同軸上に直管状のガイド部材3が配設されている。
12参照)へ片持支持されたゴム曲り管1と同形上に曲
った部材であり、マンドレル2の自由端2b側へその軸
線と同軸上に直管状のガイド部材3が配設されている。
【0023】ガイド部材3の中には同じく直管状をなす
ゴム半製品4が挿入され、ガイド部材3の長さ方向へ移
動自在に支持されている。
ゴム半製品4が挿入され、ガイド部材3の長さ方向へ移
動自在に支持されている。
【0024】ゴム半製品4はEPT、NBR、NBRと
PVCの共重合体、SBR、CR、NR及びその他の適
宜ゴム素材のいずれか又はこれらのうちの適当な組み合
わせからなるブランド、もしくはこれらのうちの適当な
ものとこれら以外のものとのブレンドであり、必要によ
って、ゴム中に短繊維を練り込んだもの、中間層に補強
糸や織布を入れたもの、表面を補強糸で編み上げたもの
などが用いられる。
PVCの共重合体、SBR、CR、NR及びその他の適
宜ゴム素材のいずれか又はこれらのうちの適当な組み合
わせからなるブランド、もしくはこれらのうちの適当な
ものとこれら以外のものとのブレンドであり、必要によ
って、ゴム中に短繊維を練り込んだもの、中間層に補強
糸や織布を入れたもの、表面を補強糸で編み上げたもの
などが用いられる。
【0025】なお、本実施例では、A段階において、ゴ
ム半製品4の装着に先立ってその内部へノズル5を挿入
し、先端より離型剤を吐出させながらゴム半製品4の軸
線方向へ進退動させることにより、ゴム半製品4の内面
に離型剤を塗布するようになっている。
ム半製品4の装着に先立ってその内部へノズル5を挿入
し、先端より離型剤を吐出させながらゴム半製品4の軸
線方向へ進退動させることにより、ゴム半製品4の内面
に離型剤を塗布するようになっている。
【0026】但し、離型剤の塗布は次のB段階でゴム半
製品4の装着と同時に行うこともできる。また、ノズル
5は本願の発明における離型剤塗布手段としての一例を
構成している。
製品4の装着と同時に行うこともできる。また、ノズル
5は本願の発明における離型剤塗布手段としての一例を
構成している。
【0027】B段階では、ガイド部材3内へプランジャ
ー(図示せず)のアーム6をマンドレル2の自由端2b
側から押し込み、アーム6の先端に取付けられたガイド
部材3の内径に略等しい大きさのヘッド7をゴム半製品
4の一端に当接させて、ゴム半製品4をマンドレル2側
へ押し出す。
ー(図示せず)のアーム6をマンドレル2の自由端2b
側から押し込み、アーム6の先端に取付けられたガイド
部材3の内径に略等しい大きさのヘッド7をゴム半製品
4の一端に当接させて、ゴム半製品4をマンドレル2側
へ押し出す。
【0028】すると、ゴム半製品4は本来座屈して曲り
易いにもかかわらず、ガイド部材3にガイド部材される
ため、マンドレル2の手前で座屈して曲がることなく、
その先端側がマンドレル2の周囲へ押し込まれ、マンド
レル2の曲り形状に沿って基部2a側へ押し込まれる。
易いにもかかわらず、ガイド部材3にガイド部材される
ため、マンドレル2の手前で座屈して曲がることなく、
その先端側がマンドレル2の周囲へ押し込まれ、マンド
レル2の曲り形状に沿って基部2a側へ押し込まれる。
【0029】なお、プランジャー、アーム6及びヘッド
7は本願の発明における押し出し装置を構成している。
7は本願の発明における押し出し装置を構成している。
【0030】C段階はゴム半製品4の装着が終了した状
態であり、ゴム半製品4は完全にマンドレル2の周囲へ
装着されてマンドレル2と同一形状に曲がっている。同
時にアーム6及びヘッド7はガイド部材3内から外部へ
後退される。
態であり、ゴム半製品4は完全にマンドレル2の周囲へ
装着されてマンドレル2と同一形状に曲がっている。同
時にアーム6及びヘッド7はガイド部材3内から外部へ
後退される。
【0031】D段階は加硫工程であり、ゴム半製品4は
マンドレル2上へ装着された状態で加硫装置8内へ移さ
れ、所定の温度、圧力及び時間で加熱することにより加
硫され、マンドレル2と同一形状に形状固定されたゴム
曲り管1となる。
マンドレル2上へ装着された状態で加硫装置8内へ移さ
れ、所定の温度、圧力及び時間で加熱することにより加
硫され、マンドレル2と同一形状に形状固定されたゴム
曲り管1となる。
【0032】E段階は、加硫後に加硫装置8外から出さ
れたマンドレル2及びゴム曲り管1に対して、ゴム曲り
管1の一端を把持部材10で把持し、マンドレル2の軸
線に沿って把持部材10を先端に取付けたプランジャ
(図示せず)のアーム11を後退させることにより、ゴ
ム曲り管1をマンドレル2から抜き取る。
れたマンドレル2及びゴム曲り管1に対して、ゴム曲り
管1の一端を把持部材10で把持し、マンドレル2の軸
線に沿って把持部材10を先端に取付けたプランジャ
(図示せず)のアーム11を後退させることにより、ゴ
ム曲り管1をマンドレル2から抜き取る。
【0033】このときゴム曲り管1はマンドレル2の軸
線方向へその曲りに応じて変形しながら抜き取られる。
ただし、加硫直後でまだゴム曲り管1が比較的高温であ
るため、抜き荷重が小さくなりスムーズに作業できる。
線方向へその曲りに応じて変形しながら抜き取られる。
ただし、加硫直後でまだゴム曲り管1が比較的高温であ
るため、抜き荷重が小さくなりスムーズに作業できる。
【0034】なお、プランジャ、アーム11及び把持部
材10は本願の発明における抜き取り装置を構成してい
る。
材10は本願の発明における抜き取り装置を構成してい
る。
【0035】F段階はこのようにして、抜き取られてか
つ把持部材10が外されゴム曲り管1を示し、ゴム曲り
管1はマンドレル2の曲り形状に対応する加硫後の所定
曲り形状に復元している。
つ把持部材10が外されゴム曲り管1を示し、ゴム曲り
管1はマンドレル2の曲り形状に対応する加硫後の所定
曲り形状に復元している。
【0036】図2及至図4は本製法に使用される製造装
置の説明をするためのものであり、装置全体の平面図で
ある図2に示すように、この製造装置はマンドレル台1
2、ガイドレール13、第1の作業台14、この第1の
作業台14に支持された押し出し手段及び離型剤塗布手
段、第2の作業台15、第2の作業台15に支持された
抜き取り装置、作業台レール16、ガイド部材3並びに
加硫装置8から構成されている。
置の説明をするためのものであり、装置全体の平面図で
ある図2に示すように、この製造装置はマンドレル台1
2、ガイドレール13、第1の作業台14、この第1の
作業台14に支持された押し出し手段及び離型剤塗布手
段、第2の作業台15、第2の作業台15に支持された
抜き取り装置、作業台レール16、ガイド部材3並びに
加硫装置8から構成されている。
【0037】マンドレル台12は複数使用され、その各
に複数列のマンドレル2がそれぞれ基部2aで取付けら
れており、加硫装置8に向って敷設されたガイドレール
13上を、加硫装置8に対して進退移動できる。
に複数列のマンドレル2がそれぞれ基部2aで取付けら
れており、加硫装置8に向って敷設されたガイドレール
13上を、加硫装置8に対して進退移動できる。
【0038】以下、マンドレル台12の移動方向のう
ち、加硫装置8に向かって前進する方向をf、後退する
方向をbとする。
ち、加硫装置8に向かって前進する方向をf、後退する
方向をbとする。
【0039】マンドレル台12はガイドレール13上の
基本的な移動位置として装着工程における第1位置Gと
抜き取り工程のための第2位置Hを取り得る。
基本的な移動位置として装着工程における第1位置Gと
抜き取り工程のための第2位置Hを取り得る。
【0040】さらに、マンドレル台12はガイドレール
13と作業台レール16の間に設けられた待避位置
(I)へ待避レール13a上を移動できる。
13と作業台レール16の間に設けられた待避位置
(I)へ待避レール13a上を移動できる。
【0041】待避レール13aは、一端が第2位置Hで
ガイドレール13に接続しかつガイドレール13と直交
し、他端が待避位置(I)内の作業台レール16の近傍
まで延びている。
ガイドレール13に接続しかつガイドレール13と直交
し、他端が待避位置(I)内の作業台レール16の近傍
まで延びている。
【0042】なお、本図では2台のマンドレル台12が
それぞれ第1位置G及び待避位置(I)へ別々に移動し
ている状態を示してある。
それぞれ第1位置G及び待避位置(I)へ別々に移動し
ている状態を示してある。
【0043】第1位置Gにはマンドレル2と対応する数
のガイド部材3が、マンドレル2の軸線と同軸上に配列
されている。
のガイド部材3が、マンドレル2の軸線と同軸上に配列
されている。
【0044】第1の作業台14、第2の作業台15はガ
イドレール13と平行の作業台レール16上を移動可能
であり、ガイドレール13と作業台レール16の間にガ
イド部材3が配設されている。
イドレール13と平行の作業台レール16上を移動可能
であり、ガイドレール13と作業台レール16の間にガ
イド部材3が配設されている。
【0045】第1の作業台14にはプランジャ17、1
8がそれぞれの軸線方向をガイド部材3と一致させて取
付けられ、プランジャ17にはノズル5が伸縮自在に設
けられている。
8がそれぞれの軸線方向をガイド部材3と一致させて取
付けられ、プランジャ17にはノズル5が伸縮自在に設
けられている。
【0046】したがって、複数のガイド部材3に把持さ
れているゴム半製品4のうち、一部(本実施例では図右
側の2列)の内面にノズル5で離型剤を塗布し、同時に
他部(本実施例では図左側の2列)をアーム6及びヘッ
ド7で押し出す操作が一度にできる。
れているゴム半製品4のうち、一部(本実施例では図右
側の2列)の内面にノズル5で離型剤を塗布し、同時に
他部(本実施例では図左側の2列)をアーム6及びヘッ
ド7で押し出す操作が一度にできる。
【0047】なお、後述するように、マンドレルは複数
段に設けられ、これと対応するプランジャ17、18も
それぞれ同数段になっている。
段に設けられ、これと対応するプランジャ17、18も
それぞれ同数段になっている。
【0048】第2の作業台15は待避位置(I)の近傍
まで移動でき、かつ台上にはプランジャ17、18と平
行のプランジャー19が設けられ、それぞれの先端から
はアーム11が伸縮自在に出ている。
まで移動でき、かつ台上にはプランジャ17、18と平
行のプランジャー19が設けられ、それぞれの先端から
はアーム11が伸縮自在に出ている。
【0049】各アーム11の先端に取付けられている把
持部材10は、第2位置Hへ向かってアーム11が伸び
たとき、第2位置Hにあるマンドレル台12上のマンド
レル2に装着されているゴム曲り管1の端部周囲を把持
可能である。
持部材10は、第2位置Hへ向かってアーム11が伸び
たとき、第2位置Hにあるマンドレル台12上のマンド
レル2に装着されているゴム曲り管1の端部周囲を把持
可能である。
【0050】なお、プランジャ17、18、19の各段
数はマンドレル2の段数に対応するが、各列数はマンド
レル2の列数の範囲でそれぞれ任意に設定できる。
数はマンドレル2の段数に対応するが、各列数はマンド
レル2の列数の範囲でそれぞれ任意に設定できる。
【0051】図3及び図4は図2のX矢示方向図であ
り、図3に明らかなようにマンドレル2及びガイド部材
3はそれぞれ同数ずつ横方向へ多数列並びに上下方向へ
多段に設けられている。但し、これらの数は任意に設定
できる。なおガイド部材3は固定枠20に支持されてい
る。
り、図3に明らかなようにマンドレル2及びガイド部材
3はそれぞれ同数ずつ横方向へ多数列並びに上下方向へ
多段に設けられている。但し、これらの数は任意に設定
できる。なおガイド部材3は固定枠20に支持されてい
る。
【0052】図4は加硫装置8から出たマンドレル台1
2を第2位置Hへ移動させた加硫直後の状態を示し、各
マンドレル2の周囲にゴム曲り管1が加硫によって形状
固定された状態で装着されている。
2を第2位置Hへ移動させた加硫直後の状態を示し、各
マンドレル2の周囲にゴム曲り管1が加硫によって形状
固定された状態で装着されている。
【0053】図5及び図6は図2のY矢示方向図であ
り、これらの図に明らかなようにノズル5、ヘッド7及
び把持部材10もそれぞれ上下方向でマンドレル2と同
数段に設けられている。
り、これらの図に明らかなようにノズル5、ヘッド7及
び把持部材10もそれぞれ上下方向でマンドレル2と同
数段に設けられている。
【0054】次に本実施例の使用を説明する。図2にお
いて、まず一方のマンドレル台12(a)(区別のため
(a)を添字する、以下同)を第1位置Gへ移動する
と、各マンドレル2とガイド部材3が同軸上で配列され
る。
いて、まず一方のマンドレル台12(a)(区別のため
(a)を添字する、以下同)を第1位置Gへ移動する
と、各マンドレル2とガイド部材3が同軸上で配列され
る。
【0055】そこでガイド部材3内へゴム半製品4を入
れ、さらに第1の作業台14をノズル5が図の左側2列
のガイド部材3と同軸上になるように移動させ、プラン
ジャ17によりノズル5を伸ばしてゴム半製品4内へ入
れ、ゴム半製品4の内面へ離型剤を塗布させる。
れ、さらに第1の作業台14をノズル5が図の左側2列
のガイド部材3と同軸上になるように移動させ、プラン
ジャ17によりノズル5を伸ばしてゴム半製品4内へ入
れ、ゴム半製品4の内面へ離型剤を塗布させる。
【0056】その後第1の作業台14を図のb矢示方向
へ移動させ、ノズル5を残りの右側2列のガイド部材3
に合せ、かつヘッド7を左側2列のガイド部材3に合せ
る。
へ移動させ、ノズル5を残りの右側2列のガイド部材3
に合せ、かつヘッド7を左側2列のガイド部材3に合せ
る。
【0057】この状態でプランジャ17と18を同時に
作動させてノズル5及びアーム6を伸ばせば、ノズル5
が右側2列のゴム半製品4の内面に離型剤を塗布し、同
時にアーム6は各ヘッド7が左側2列のガイド部材3内
へ入ってゴム半製品4の一端部を押す。
作動させてノズル5及びアーム6を伸ばせば、ノズル5
が右側2列のゴム半製品4の内面に離型剤を塗布し、同
時にアーム6は各ヘッド7が左側2列のガイド部材3内
へ入ってゴム半製品4の一端部を押す。
【0058】各ヘッド7に押されたゴム半製品4は、ガ
イド部材3の内部に長さ方向へ移動自在に支持され、か
つガイド部材3の軸線がマンドレル2の軸線と一致して
いるため、マンドレル2の手前で座屈して折れ曲がるよ
うなことがなく、マンドレル2の周囲へ押し出されて装
着される。
イド部材3の内部に長さ方向へ移動自在に支持され、か
つガイド部材3の軸線がマンドレル2の軸線と一致して
いるため、マンドレル2の手前で座屈して折れ曲がるよ
うなことがなく、マンドレル2の周囲へ押し出されて装
着される。
【0059】その後、各ヘッド7を後退させて、再び第
1の作業台14をb矢示方向へ移動させ残り右側2列の
ゴム半製品4を押し出せば、全部のゴム半製品4がマン
ドレル2へ装着される。
1の作業台14をb矢示方向へ移動させ残り右側2列の
ゴム半製品4を押し出せば、全部のゴム半製品4がマン
ドレル2へ装着される。
【0060】この間に他方のマンドレル台12(b)
(区別のため(b)を添字する、以下同)は、加硫工程
を終了して加硫装置8から出て第2位置Hへ移動し、抜
き取り工程が同時進行で行われる。
(区別のため(b)を添字する、以下同)は、加硫工程
を終了して加硫装置8から出て第2位置Hへ移動し、抜
き取り工程が同時進行で行われる。
【0061】このとき第2の作業台15はマンドレル台
12(b)の近傍位置まで作業台レール16上を移動
し、まず2列に構成された把持部材10がマンドレル台
12の左側2列のゴム曲り管1と対応する位置になる。
12(b)の近傍位置まで作業台レール16上を移動
し、まず2列に構成された把持部材10がマンドレル台
12の左側2列のゴム曲り管1と対応する位置になる。
【0062】この位置でプランジャ19を作動させるこ
とによりアーム11を伸ばし、把持部材10でゴム曲り
管1の端部周囲を把持させる。
とによりアーム11を伸ばし、把持部材10でゴム曲り
管1の端部周囲を把持させる。
【0063】次いで、マンドレル2の軸線方向へアーム
11を後退させると、把持部材10に把持されたゴム曲
り管1がマンドレル2から抜き出される。
11を後退させると、把持部材10に把持されたゴム曲
り管1がマンドレル2から抜き出される。
【0064】この後、第2の作業台15をb矢示方向へ
移せば、引続き右側2列のゴム曲り管1を同様にして抜
き取ることができる。
移せば、引続き右側2列のゴム曲り管1を同様にして抜
き取ることができる。
【0065】抜き取り工程が終了すると、マンドレル台
12(b)は待避レール13a上を待避位置(I)まで
移動し、装着工程が終了したマンドレル台12(a)が
ガイドレール13上をf矢示方向へ移動して加硫装置8
へ入り、所定条件でマンドレル2上のゴム半製品4を加
硫する加硫工程に移る。
12(b)は待避レール13a上を待避位置(I)まで
移動し、装着工程が終了したマンドレル台12(a)が
ガイドレール13上をf矢示方向へ移動して加硫装置8
へ入り、所定条件でマンドレル2上のゴム半製品4を加
硫する加硫工程に移る。
【0066】待避位置(I)のマンドレル台12(b)
は、まだ、マンドレル台12(a)が加硫装置8内にあ
るうちに、第2位置Hを経て再びガイドレール13上を
第1位置Gへ移動し、装着工程に入る。
は、まだ、マンドレル台12(a)が加硫装置8内にあ
るうちに、第2位置Hを経て再びガイドレール13上を
第1位置Gへ移動し、装着工程に入る。
【0067】その後、加硫工程を終了して加硫装置8か
ら出たマンドレル台12(a)は、第2位置Hへ移動
し、抜き取り工程になる。このときガイドレール13上
におけるマンドレル台12(a)(b)の前後位置が入
れ替わっている。
ら出たマンドレル台12(a)は、第2位置Hへ移動
し、抜き取り工程になる。このときガイドレール13上
におけるマンドレル台12(a)(b)の前後位置が入
れ替わっている。
【0068】この後上記の作業を反復させれば、2台の
マンドレル台12(a)(b)による連続成形が可能に
なる。なお、マンドレル台12(a)(b)、第1の作
業台14及び第2の作業台15の各移動並びにプランジ
ャ17、18、19の動作は手動操作又は自動制御可能
である。
マンドレル台12(a)(b)による連続成形が可能に
なる。なお、マンドレル台12(a)(b)、第1の作
業台14及び第2の作業台15の各移動並びにプランジ
ャ17、18、19の動作は手動操作又は自動制御可能
である。
【0069】このようにすると、ガイド部材3を介して
ゴム半製品4の装着を行うことにより、マンドレル2に
対するゴム半製品4の装着がスムーズになり作業時間を
著しく短縮できる。しかも、自動化可能になるのでさら
に作業効率が向上する。
ゴム半製品4の装着を行うことにより、マンドレル2に
対するゴム半製品4の装着がスムーズになり作業時間を
著しく短縮できる。しかも、自動化可能になるのでさら
に作業効率が向上する。
【0070】また、装着工程中にゴム半製品4の内面の
みにノズル5で離型剤を塗布するので、外表面のような
不要部分の塗布を省略でき、経済的かつ衛生的であると
ともに、自動化できるので、この点でも作業効率が向上
する。
みにノズル5で離型剤を塗布するので、外表面のような
不要部分の塗布を省略でき、経済的かつ衛生的であると
ともに、自動化できるので、この点でも作業効率が向上
する。
【0071】さらに、加硫直後のまだ比較的高温状態の
ゴム曲り管1を把持部材10によって把持しながら抜き
取るようにしたので、過酷な高温高湿の作業環境から作
業員を開放でき、かつ途中に頻繁な休憩時間が不要にな
り長時間の連続作業ができるので、成形サイクルが短く
なって作業効率が著しく向上する。
ゴム曲り管1を把持部材10によって把持しながら抜き
取るようにしたので、過酷な高温高湿の作業環境から作
業員を開放でき、かつ途中に頻繁な休憩時間が不要にな
り長時間の連続作業ができるので、成形サイクルが短く
なって作業効率が著しく向上する。
【0072】そのうえ、離型剤塗布工程、装着工程、加
硫工程、および抜き取り工程を連続してできるので、成
形時間が著しく短縮しかつ自動化できるので大量生産に
好適なものとなる。
硫工程、および抜き取り工程を連続してできるので、成
形時間が著しく短縮しかつ自動化できるので大量生産に
好適なものとなる。
【0073】また、マンドレル2及びガイド部材3の数
を多数列多段に設け、さらにマンドレル台を12(a)
(b)のように複数使用しても、待避位置(I)を設け
ることにより各マンドレル台毎に別の工程を同時にで
き、マンドレル台12(a)(b)の前後位置を入れ替
えできるので、各マンドレル台12(a)(b)はそれ
ぞれ各工程を連続的循環できる。
を多数列多段に設け、さらにマンドレル台を12(a)
(b)のように複数使用しても、待避位置(I)を設け
ることにより各マンドレル台毎に別の工程を同時にで
き、マンドレル台12(a)(b)の前後位置を入れ替
えできるので、各マンドレル台12(a)(b)はそれ
ぞれ各工程を連続的循環できる。
【0074】ゆえに、一度に複数のマンドレル台12を
使用できるようになり、さらに量産性が向上する。
使用できるようになり、さらに量産性が向上する。
【0075】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、装着工程にガ
イド部材を用いたので、ゴム半製品をスムーズに装着で
き、かつ抜き取り工程に把持部材を用いたので待ち時間
を少なくして加硫後直ちにゴム曲り管を抜き取りでき
る。ゆえに、成形サイクルを短縮できる。そのうえ、自
動化が可能になるので、量産性が向上し、人手の場合に
おける過酷な作業環境から作業員を開放できる。
イド部材を用いたので、ゴム半製品をスムーズに装着で
き、かつ抜き取り工程に把持部材を用いたので待ち時間
を少なくして加硫後直ちにゴム曲り管を抜き取りでき
る。ゆえに、成形サイクルを短縮できる。そのうえ、自
動化が可能になるので、量産性が向上し、人手の場合に
おける過酷な作業環境から作業員を開放できる。
【0076】請求項2の発明によれば、装着工程と同時
又はこれに先立って離型剤をゴム半製品内部の必要な部
分だけに塗布できるので、経済的かつ衛生的であり、し
かも自動化できるので作業性が向上する。そのうえ、生
産現場の衛生環境を良好にできる。
又はこれに先立って離型剤をゴム半製品内部の必要な部
分だけに塗布できるので、経済的かつ衛生的であり、し
かも自動化できるので作業性が向上する。そのうえ、生
産現場の衛生環境を良好にできる。
【0077】請求項3の発明によれば、ゴム曲り管を連
続成形でき、そのうえ自動化が可能なため、成形効率が
高くかつ省力化できる装置が得られる。
続成形でき、そのうえ自動化が可能なため、成形効率が
高くかつ省力化できる装置が得られる。
【0078】請求項4の発明によれば、離型剤塗布を必
要限度で連続的にでき、そのうえ自動化が可能なため、
作業性がよくかつ現場の衛生環境を良好にできる装置が
得られる。
要限度で連続的にでき、そのうえ自動化が可能なため、
作業性がよくかつ現場の衛生環境を良好にできる装置が
得られる。
【0079】請求項5の発明によれば、多数のゴム曲り
管を同時にかつ連続的に成形でき、かつ自動化が可能な
ため大量生産に好適な装置が得られる。
管を同時にかつ連続的に成形でき、かつ自動化が可能な
ため大量生産に好適な装置が得られる。
【図1】実施例方法の原理的工程図
【図2】実施例装置の平面配置図
【図3】要部の図2におけるX矢示方向図
【図4】要部の図2におけるX矢示方向図
【図5】要部の図2におけるY矢示方向図
【図6】要部の図2におけるY矢示方向図
1:ゴム曲り管、2:マンドレル、3:ガイド部材、
4:ゴム半製品、5:ノズル、6:アーム、7:ヘッ
ド、8:加硫装置、10:把持部材、12:マンドレル
台、13:ガイドレール、14:第1の作業台、15:
第2の作業台、16:作業台レール
4:ゴム半製品、5:ノズル、6:アーム、7:ヘッ
ド、8:加硫装置、10:把持部材、12:マンドレル
台、13:ガイドレール、14:第1の作業台、15:
第2の作業台、16:作業台レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 53/80 7421−4F // B29K 21:00 105:24 B29L 23:00 4F
Claims (5)
- 【請求項1】 直管状をなす未加硫または半加硫ゴムの
ゴム半製品を曲線状のマンドレル上へ被せる装着工程
と、マンドレル上へ装着された状態でゴム半製品を加熱
して加硫することにより曲線状に形状固定されたゴム管
にする加硫工程と、加硫後のゴム管をマンドレルから取
り外す抜き取り工程とを備えたゴム曲り管の製法におい
て、装着工程ではマンドレルと同軸線上に直線状のガイ
ド部材を配設し、このガイド部材に支持されたゴム半製
品をマンドレル上へ押出すことによりゴム半製品を装着
し、抜き取り工程では加硫直後のまだ比較的高温状態の
ゴム管の一端周囲を把持部材により把持し、この把持部
材をマンドレルの軸線方向に沿って引っ張ることにより
ゴム管をマンドレルから引き抜くことを特徴とするゴム
曲り管の製法。 - 【請求項2】 マンドレルに対するゴム半製品の装着に
先立って又は装着と同時にゴム半製品内面へ離型剤を塗
布することを特徴とする請求項1のゴム曲り管の製法。 - 【請求項3】 請求項1の製法に使用するための装置で
あって、マンドレルを片持支持しかつ加硫装置に向かっ
て敷設されたガイドレール上を移動するマンドレル台
と、ガイドレールに沿ってマンドレルの自由端側へ、ガ
イド部材、押し出し装置及び抜き取り装置を配設すると
ともに、ガイド部材は直線状をなしかつゴム半製品をマ
ンドレルの軸線方向に沿って案内可能に支持するためマ
ンドレルと同軸上に配設され、押し出し装置はガイドレ
ールとの間でガイド部材を挟む位置に設けられかつガイ
ド部材に支持されたゴム半製品をマンドレル方向へ押し
出し可能であり、抜き取り装置は加硫されたゴム管の一
端周囲を把持した把持部材をマンドレルの軸線方向に沿
って移動させることによりゴム管をマンドレルから引き
抜き可能であることを特徴とするゴム曲り管の製造装
置。 - 【請求項4】 ゴム半製品内面へ離型剤を塗布するため
の離型剤塗布手段を設けたことを特徴とする請求項3に
記載されたゴム曲り管の製造装置。 - 【請求項5】 ガイド部材を挟んでガイドレールに並行
する作業台レールを設け、この作業台レール上で押し出
し装置が設けられた第1の作業台及び抜き取り装置が設
けられた第2の作業台を移動自在にするとともに、複数
列複数段にマンドレルを支持するマンドレル台を複数設
け、これらのマンドレル台をガイドレールと作業台レー
ルの間に設けられた待避位置へ案内するため一端がガイ
ドレールに接続しかつガイドレールと直交して延びる待
避レールを設けたことを特徴とする請求項3に記載され
たゴム曲り管の製造装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4283711A JP2775128B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | ゴム曲り管の製法及びその装置 |
US08/125,178 US5424015A (en) | 1992-09-29 | 1993-09-23 | Method and device for manufacturing rubber bend pipe |
DE69319540T DE69319540T2 (de) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Verfahren und Vorrichtung zur Fertigung eines gebogenen Gummirohres |
EP96200510A EP0720909B1 (en) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Method and device for manufacturing a bent rubber pipe |
DE69331750T DE69331750T2 (de) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Verfahren und Vorrichtung zur Fertigung eines gebogenen Gummirohres |
EP93307725A EP0595475B1 (en) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Method and device for manufacturing a bent rubber pipe |
AT93307725T ATE168069T1 (de) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Verfahren und vorrichtung zur fertigung eines gebogenen gummirohres |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4283711A JP2775128B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | ゴム曲り管の製法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06106647A true JPH06106647A (ja) | 1994-04-19 |
JP2775128B2 JP2775128B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=17669097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4283711A Expired - Fee Related JP2775128B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | ゴム曲り管の製法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2775128B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110962262A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-07 | 佛山伊之密精密橡胶机械有限公司 | 一种用于套管橡胶的硫化装置 |
CN116968225A (zh) * | 2023-09-15 | 2023-10-31 | 蓬莱市临阁橡塑制品有限公司 | 橡胶管脱芯夹头 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3042167A1 (de) * | 1980-11-08 | 1982-06-16 | Phoenix Ag, 2100 Hamburg | Vorrichtung zum aufschieben von schlauchrohlingen auf gekruemmte dorne |
JPH01133705A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-25 | Teito Rubber Kk | 管状体の引き抜き装置 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP4283711A patent/JP2775128B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3042167A1 (de) * | 1980-11-08 | 1982-06-16 | Phoenix Ag, 2100 Hamburg | Vorrichtung zum aufschieben von schlauchrohlingen auf gekruemmte dorne |
JPH01133705A (ja) * | 1987-11-19 | 1989-05-25 | Teito Rubber Kk | 管状体の引き抜き装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110962262A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-07 | 佛山伊之密精密橡胶机械有限公司 | 一种用于套管橡胶的硫化装置 |
CN116968225A (zh) * | 2023-09-15 | 2023-10-31 | 蓬莱市临阁橡塑制品有限公司 | 橡胶管脱芯夹头 |
CN116968225B (zh) * | 2023-09-15 | 2023-11-28 | 蓬莱市临阁橡塑制品有限公司 | 橡胶管脱芯夹头 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2775128B2 (ja) | 1998-07-16 |
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