JPH061049A - プリンタ - Google Patents

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JPH061049A
JPH061049A JP4161280A JP16128092A JPH061049A JP H061049 A JPH061049 A JP H061049A JP 4161280 A JP4161280 A JP 4161280A JP 16128092 A JP16128092 A JP 16128092A JP H061049 A JPH061049 A JP H061049A
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JP
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JP4161280A
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English (en)
Inventor
Yasusuke Nakajima
庸介 中島
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 転送されたデータがカラーモードであるか白
黒モードであるかを認識する手段と、現在装着されてい
る印字用紙が普通紙であるかカラー専用紙であるかを認
識する手段と、当該出力装置のステータスを表示する手
段とを設けることにより、前記転送データの種類と前記
印字用紙の種類が不適当である場合に、前記ステータス
表示手段を用いてユーザに警告を行なうものである。 【効果】 これによってユーザはデータの内容を知るこ
と無しに当該出力装置に対してデータ転送を行ない、警
告メッセージに従って紙交換を行なえばよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種の着色材と複数
種の被記録材とを用いて可視化像を形成するプリンタに
関するものである。
【0002】更に詳述すれば本発明は、例えば普通紙に
印字可能な黒インクと、特殊な紙に印字する必要がある
カラーインクの2種類のインクを用いて印字を行なう印
刷装置などに適用可能な、プリンタに関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】通常のカラー印刷装置においても、普通
紙に印字可能な黒インクのみを用いて文字等の印字を行
なう場合があり(以後、白黒モードと呼ぶ)、この時は
普通紙が用いられる。また、複数色のインクを用いたカ
ラー印字(以後、カラーモードと呼ぶ)の際には、色の
定着等の問題から専用の紙を用いる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカラー印刷装置では、現在印字処理しているデ
ータが白黒モードであるか、あるいはカラーモードであ
るかの認識を行なっていないため、印刷装置にセットす
る紙はユーザーが用途に合わせて取り替える必要があっ
た。
【0005】そこで上記従来例では、ユーザーは必ずデ
ータの内容を把握しておく必要があり、例えば次に転送
されるデータがカラーモードのデータに変わる場合に
は、予めカラーモード用の用紙に交換しなければならな
い。
【0006】よって本発明の目的は、従来の印刷装置等
にみられたような紙交換の煩雑さを排除した、プリンタ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は性質の異なる複数種の着色材と当該着色
材に対応した複数種の被記録材とを用いて可視化処理を
行なうプリンタであって、外部から供給された転送デー
タを解析して前記複数種の着色材の中から一種を選択す
る選択手段と、現在装着されている被記録材の種類を識
別する識別手段と、前記選択された着色材の種類と前記
識別された被記録材の種類が不適合である場合に、この
旨を外部に知らしめる報知手段とを備えたものとであ
る。
【0008】ここで、前記報知手段は当該不適合状態を
表示する手段、あるいは、当該不適合状態を外部装置へ
送信する手段を具備したものとすることができる。
【0009】また、その他の本発明は、性質の異なる複
数種の着色材と当該着色材に対応した複数種の被記録材
とを用いて可視化処理を行なうプリンタであって、外部
から供給された転送データを解析して前記複数種の着色
材の中から一種を選択する選択手段と、現在装着されて
いる被記録材の種類を識別する識別手段と、前記選択さ
れた着色材の種類と前記識別された被記録材の種類が不
適合である場合には、前記複数種の被記録材から所定の
被記録材を自動的に抽出する制御手段とを備えたもので
ある。
【0010】
【作用】本発明の上記構成によれば、転送データに応じ
た着色材と被記録材の適切な組合わせが得られない場合
には、 オペレータにその旨が表示され、 ホストコンピュータ等の外部装置にその旨が送信さ
れ、 あるいは、自動的に適切な被記録材が抽出される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の各実施例を詳細に説明する。
【0012】実施例1 本発明の第1の実施例は、転送されたデータがカラーモ
ードであるか白黒モードであるかを認識する手段と、現
在装着されている印字用紙が普通紙であるかカラー専用
紙であるかを認識する手段と、当該出力装置のステータ
スを表示する手段とを設けることにより、前記転送デー
タの種類と前記印字用紙の種類が不適当である場合に、
前記ステータス表示手段を用いてユーザに警告を行なう
ものである。これによってユーザはデータの内容を知る
こと無しに当該出力装置に対してデータ転送を行ない、
警告メッセージに従って紙交換を行なえばよい。
【0013】以下、図1〜図5を参照して、本発明の第
1の実施例を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施例に係る印刷
装置の一部を構成する制御回路の一例を示すブロック図
である。本図において、1は本実施例である印刷装置で
あり、2はホストコンピュータや端末装置といった外部
装置である。また、11はカラーインクや黒インクとい
った性質の異なる複数種のインクを用いて専用の出力用
紙に印刷を行なう出力部である。
【0015】12は出力部11が用いる出力用紙を格納
するための紙カセットである。13は、前記紙カセット
に格納される紙の種類を検知するための紙種検知部であ
る。14はホストコンピュータ2から転送されるデータ
を受信するための入力部である。
【0016】15は入力部14が入力したデータを解析
し出力部11へ印字データを転送したり、紙種検知部1
3からの情報を基にデータの種類と印字用紙の種類が不
適合であるか否かを判断するためのデータ解析部であ
る。16は当該印刷装置の内部状態を表示するための表
示部である。
【0017】以上の構成より成る本実施例での制御回路
の処理手順を、図2に示すフローチャートに従って以下
に説明する。
【0018】まずステップ21において、ホストコンピ
ュータからデータの入力を行なう。この時の入力データ
は文字データの場合はASCIIコードであり、また様々
な印字制御を行なうコマンドである。
【0019】コマンドは図3に示すような形態であり、
コマンドヘッダ,パラメータ,ターミネータの3つの部
分より成る。通常、コマンドヘッダによってコマンドの
種類を示し、パラメータによって当該コマンドに関する
詳細な指定を行ない、ターミネータによって当該コマン
ドの終結を示す。
【0020】ステップ22では、データ解析部15によ
って前記入力データを解析し、出力部11が印字を行な
うのに最も適した形態の印字データを形成するが、当該
入力コマンドがカラーモードを指定するコマンドである
かをステップ23において判断する。
【0021】カラーモードである場合は、ステップ24
で現在カラー印字用の用紙がセットされているか否かを
判断する。これは紙種検知部13が紙カセット12に格
納されている紙の種類を検知した情報を基に、データ解
析部によって行なわれる。
【0022】カラー印字用紙がセットされている場合は
ステップ25において出力を行なうが、これはデータ解
析部15からの前記印字データを用いて出力部11が行
なう。
【0023】またステップ24においてカラー用紙が装
着されていない場合は、データ解析部15からの指示に
より、ステップ26において表示部16に用紙交換要求
の表示を行なう。
【0024】表示は図4に示すようなLEDを用いた方
法でもよいし、図5に示すようにLCDを用いてもよ
い。表示後は再びステップ24に戻り、用紙の種類の確
認を行なう。
【0025】ステップ23において白黒モードであると
判断された場合も、同様に、ステップ27において普通
紙がセットされているか否かを判断する。普通紙がセッ
トされている場合は、ステップ25において出力を行な
うが、セットされていない場合は、データ解析部15か
らの指示により、ステップ28において表示部16に用
紙交換要求の表示を行なう。
【0026】表示後は再びステップ27に戻り、用紙の
種類の確認を行なう。
【0027】以上説明したように第1の実施例によれ
ば、転送されたデータがカラーモードであるか白黒モー
ドであるかを認識する手段と、現在装着されている印字
用紙が普通紙であるかカラー専用紙であるかを認識する
手段と、当該出力装置のステータスを表示する手段とを
設けることにより、前記転送データの種類と前記印字用
紙の種類が不適合である場合に、前記ステータス表示手
段を用いてユーザに警告を行なうものである。これによ
って、ユーザはデータの内容を知ること無しに当該出力
装置に対してデータ転送を行ない、警告メッセージに従
って紙交換を行なえばよい。
【0028】実施例2 本発明の第2の実施例は、転送されたデータがカラーモ
ードであるか白黒モードであるかを認識する手段と、現
在装着されている印字用紙が普通紙であるかカラー専用
紙であるかを認識する手段と、当該出力装置のステータ
スを双方向インターフェースを用いてホストコンピュー
タへ送信する手段とを設けることにより、前記転送デー
タの種類と前記印字用紙の種類が不適当である場合に、
前記ステータス送信手段を用いてユーザに警告を行なう
ものである。これによってユーザはデータの内容を知る
こと無しに当該出力装置に対してデータ転送を行ない、
当該出力装置から送信されるステータスデータに従って
紙交換を行なえばよい。
【0029】以下、図6〜図9を参照して、本発明の第
2の実施例を詳細に説明する。
【0030】図6は、本発明の第2の実施例に係る印刷
装置の一部を構成する制御回路の一例を示すブロック図
である。本図において、101は本発明の第2の実施例
による印刷装置であり、102はホストコンピュータや
端末装置といった外部装置である。印刷装置101とホ
ストコンピュータ102は、RS232C等の双方向イ
ンターフェースによって接続されている。
【0031】また111は、カラーインクや黒インクと
いった性質の異なる複数種のインクを用いて専用の出力
用紙に印刷を行なう出力部である。
【0032】112は出力部111が用いる出力用紙を
格納するための紙カセットである。113は紙カセット
112に格納される紙の種類を検知するための紙種検知
部である。
【0033】114は、ホストコンピュータ102から
転送されるデータを受信するための入力部である。11
5は入力部114が入力したデータを解析し出力部11
1へ印字データを転送したり、紙種検知部113からの
情報を基にデータの種類と印字用紙の種類が不適合であ
るか否かを判断するためのデータ解析部である。116
は、当該印刷装置の内部状態をホストコンピュータ10
2へ送信するための送信部である。
【0034】以上の構成より成る本実施例での制御回路
の処理手順を、図7に示すフローチャートに従って以下
に説明する。
【0035】まずステップ121において、ホストコン
ピュータからデータの入力を行なう。この時の入力デー
タは文字データの場合はASCIIコードであり、また様
々な印字制御を行なうコマンドである。
【0036】コマンドは図8に示すような形態であり、
コマンドヘッダ,パラメータ,ターミネータの3つの部
分より成る。通常コマンドヘッダによってコマンドの種
類を示し、パラメータによって当該コマンドに関する詳
細な指定を行ない、ターミネータによって当該コマンド
の終結を示す。
【0037】ステップ122では、データ解析部115
によって前記入力データを解析し、出力部111が印字
を行なうのに最も適した形態の印字データを形成する
が、当該入力コマンドがカラーモードを指定するコマン
ドであるかをステップ123において判断する。
【0038】カラーモードである場合は、ステップ12
4で現在カラー印字用の用紙がセットされているか否か
を判断する。これは紙種検知部113が紙カセット11
2に格納されている紙の種類を検知した情報を基に、デ
ータ解析部によって行なわれる。
【0039】カラー印字用紙がセットされている場合は
ステップ125において出力を行なうが、これはデータ
解析部115からの前記印字データを用いて出力部11
1が行なう。
【0040】またステップ124においてカラー用紙が
装着されていない場合は、データ解析部115からの指
示により、ステップ126において送信部116によっ
てホストコンピュータに対して用紙交換要求のコマンド
送信を行なう。
【0041】送信データは図9に示すように、図8に示
した入力コマンドと同一の形態であり、すなわちコマン
ドヘッダによって用紙交換要求であることを示し、パラ
メータによって詳細な内容を示す。
【0042】送信後は再びステップ124に戻り、用紙
の種類の確認を行なう。
【0043】ステップ123において白黒モードである
と判断された場合も、同様に、ステップ127において
普通紙がセットされているか否かを判断する。普通紙が
セットされている場合はステップ125において出力を
行なうが、セットされていない場合は、データ解析部1
15からの指示により、ステップ128において送信部
116によってホストコンピュータに対して用紙交換要
求のコマンド送信を行なう。
【0044】表示後は再びステップ127に戻り、用紙
の種類の確認を行なう。
【0045】以上説明したように第2の実施例によれ
ば、転送されたデータがカラーモードであるか白黒モー
ドであるかを認識する手段と、現在装着されている印字
用紙が普通紙であるかカラー専用紙であるかを認識する
手段と、当該出力装置のステータスを双方向インターフ
ェースを用いてホストコンピュータへ送信する手段とを
設けることにより、前記転送データの種類と前記印字用
紙の種類が不適当である場合に、前記ステータス送信手
段を用いてユーザに警告を行なうものである。これによ
ってユーザはデータの内容を知ること無しに当該出力装
置に対してデータ転送を行ない、当該出力装置から送信
されるステータスデータに従って紙交換を行なえばよ
い。
【0046】実施例3 本発明の第3の実施例は、転送されたデータがカラーモ
ードであるか白黒モードであるかを認識する手段と、現
在選択されている給紙口にセットされている印字用紙が
普通紙であるかカラー専用紙であるかを認識する手段
と、前記給紙口を切替える手段とを設けることにより、
前記転送データの種類と前記印字用紙の種類が不適合で
ある場合に、前記給紙口切替え手段を用いて適合する印
字用紙がセットされている給紙口への切替えを行なうも
のである。これによってユーザはデータの内容を知るこ
と無しに当該出力装置に対してデータ転送を行なえ、予
め印字用紙を交換しておく必要もなくなる。
【0047】以下、図10〜図13を参照して、本発明
の第3の実施例を詳細に説明する。
【0048】図10は、本発明の第3の実施例に係る印
刷装置の一部を構成する制御回路の一例を示すブロック
図である。本図において、201は本発明の第3の実施
例であるところの印刷装置であり、202はホストコン
ピュータや端末装置といった外部装置である。
【0049】また211は、カラーインクや黒インクと
いった性質の異なる複数種のインクを用いて専用の出力
用紙に印刷を行なう出力部である。212は、出力部2
11が用いる出力用紙が格納されている給紙口1であ
り、ここではカラーインク用紙が格納されているものと
する。
【0050】213は、同様に出力部211が用いる出
力用紙が格納されている給紙口2であり、ここでは普通
紙が格納されているものとする。
【0051】214は前記給紙口1,給紙口2の切替え
を行なうための給紙口切替え部である。215は、前記
給紙口に格納される紙の種類を検知するための紙種検知
部である。
【0052】216は、ホストコンピュータ202から
転送されるデータを受信するための入力部である。21
7は、入力部216が入力したデータを解析し出力部2
11へ印字データを転送したり、紙種検知部215から
の情報を基にデータの種類と印字用紙の種類が不適合で
あるか否かを判断するためのデータ解析部である。
【0053】以上の構成より成る本実施例での制御回路
の処理手順を、図11に示すフローチャートに従って以
下に説明する。
【0054】まずステップ221において、ホストコン
ピュータからデータの入力を行なう。この時の入力デー
タは文字データの場合はASCIIコードであり、また様
々な印字制御を行なうコマンドである。
【0055】コマンドは図12に示すような形態であり
コマンドヘッダ,パラメータ,ターミネータの3つの部
分より成る。通常コマンドヘッダによってコマンドの種
類を示し、パラメータによって当該コマンドに関する詳
細な指定を行ない、ターミネータによって当該コマンド
の終結を示す。
【0056】ステップ222ではデータ解析部217に
よって前記入力データを解析し、出力部211が印字を
行なうのに最も適した形態の印字データを形成するが、
当該入力コマンドがカラーモードを指定するコマンドで
あるかをステップ223において判断する。
【0057】カラーモードである場合は、ステップ22
4で現在選択されている給紙口にカラー印字用の用紙が
セットされているか否かを判断する。これは紙種検知部
215が給紙部212もしくは213に格納されている
紙の種類を検知した情報を基に、データ解析部によって
行なわれる。
【0058】カラー印字用紙がセットされている場合
は、ステップ225において出力を行なうが、これはデ
ータ解析部217からの前記印字データを用いて出力部
211が行なう。
【0059】またステップ224においてカラー用紙が
装着されていない場合(給紙口2選択中)は、ステップ
226において給紙口切替え部214による給紙口1へ
の給紙口切替えを行なう。
【0060】給紙口切替えは、例えば図13に示すよう
に、印刷装置に上下2段の給紙口がある場合は給紙口の
紙を印刷装置内に引き込むためのローラーを上下別々に
持ち、現在選択されている給紙口ではない側のローラー
に制御を移すことによって行なう。
【0061】ステップ223において白黒モードである
と判断された場合も、同様に、ステップ227において
普通紙がセットされているか否かを判断する。普通紙が
セットされている場合は、ステップ225において出力
を行なうが、装着されていない場合(給紙口1選択中)
は、ステップ228において給紙口切替え部214によ
る給紙口2への給紙口切替えを行なう。
【0062】以上説明したように第3の実施例によれ
ば、転送されたデータがカラーモードであるか白黒モー
ドであるかを認識する手段と、現在選択されている給紙
口にセットされている印字用紙が普通紙であるかカラー
専用紙であるかを認識する手段と、前記給紙口を切替え
る手段とを設けることにより、前記転送データの種類と
前記印字用紙の種類が不適合である場合に、前記給紙口
切替え手段を用いて適合する印字用紙がセットされてい
る給紙口への切替えを行なうものである。これによって
ユーザはデータの内容を知ること無しに当該出力装置に
対してデータ転送を行なえ、予め印字用紙を交換してお
く必要もなくなる。
【0063】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0064】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0065】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0066】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0067】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0068】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0069】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0070】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0071】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、着
色材と被記録材との組合せの適否を、転送データに応じ
て自動的に判別する構成としてあるので、操作誤りを無
くすと同時に、被記録材の交換といった煩わしい作業か
ら解放されるという格別の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る制御回路の一例を
示すブロック図である。
【図2】第1の実施例に係る処理の流れを示す流れ図で
ある。
【図3】入力コマンドの一例を示す図である。
【図4】表示部の一例を示す図である。
【図5】表示部の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る制御回路の一例を
示すブロック図である。
【図7】第2の実施例に係る処理の流れを示す流れ図で
ある。
【図8】入力コマンドの一例を示す図である。
【図9】送信データの一例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る制御回路の一例
を示すブロック図である。
【図11】第3の実施例に係る処理の流れを示す流れ図
である。
【図12】入力コマンドの一例を示す図である。
【図13】給紙口切替えの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 ホストコンピュータ 11 出力部 12 紙カセット 13 紙種検知部 14 入力部 15 データ解析部 16 表示部 101 印刷装置 102 ホストコンピュータ 111 出力部 112 紙カセット 113 紙種検知部 114 入力部 115 データ解析部 116 送信部 201 印刷装置 202 ホストコンピュータ 211 出力部 212 給紙口1 213 給紙口2 214 給紙口切替え部 215 紙種検知部 216 入力部 217 データ解析部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/46 Z 8804−2C G06F 3/12 L H04N 1/00 106 Z 7046−5C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 性質の異なる複数種の着色材と当該着色
    材に対応した複数種の被記録材とを用いて可視化処理を
    行なうプリンタであって、 外部から供給された転送データを解析して前記複数種の
    着色材の中から一種を選択する選択手段と、 現在装着されている被記録材の種類を識別する識別手段
    と、 前記選択された着色材の種類と前記識別された被記録材
    の種類が不適合である場合に、この旨を外部に知らしめ
    る報知手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記報知手段は当該
    不適合状態を表示する手段、あるいは、当該不適合状態
    を外部装置へ送信する手段を具備したことを特徴とする
    プリンタ。
  3. 【請求項3】 性質の異なる複数種の着色材と当該着色
    材に対応した複数種の被記録材とを用いて可視化処理を
    行なうプリンタであって、 外部から供給された転送データを解析して前記複数種の
    着色材の中から一種を選択する選択手段と、 現在装着されている被記録材の種類を識別する識別手段
    と、前記選択された着色材の種類と前記識別された被記
    録材の種類が不適合である場合には、前記複数種の被記
    録材から所定の被記録材を自動的に抽出する制御手段と
    を備えたことを特徴とするプリンタ。
JP4161280A 1992-06-19 1992-06-19 プリンタ Pending JPH061049A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150768A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Seiko Epson Corp プリンタ、プリンタ制御方法およびプリントシステム並びにプログラムを記録した記録媒体
JP2013147028A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Toshiba Corp 画像形成装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150768A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Seiko Epson Corp プリンタ、プリンタ制御方法およびプリントシステム並びにプログラムを記録した記録媒体
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