JPH06104726A - 入力回路 - Google Patents

入力回路

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JPH06104726A
JPH06104726A JP4255041A JP25504192A JPH06104726A JP H06104726 A JPH06104726 A JP H06104726A JP 4255041 A JP4255041 A JP 4255041A JP 25504192 A JP25504192 A JP 25504192A JP H06104726 A JPH06104726 A JP H06104726A
Authority
JP
Japan
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transistor
power supply
level
input
transistors
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4255041A
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English (en)
Inventor
Hiroko Tono
寛子 戸野
Masaaki Fujikawa
雅章 藤川
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu VLSI Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu VLSI Ltd
Priority to JP4255041A priority Critical patent/JPH06104726A/ja
Publication of JPH06104726A publication Critical patent/JPH06104726A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は異なる電源電圧を供給しても安定して
動作し得る入力回路を提供することを目的とする。 【構成】一導電型チャネルのトランジスタTr4と反対導
電型チャネルのトランジスタTr5,Tr6のゲートに入力
信号INが入力され、トランジスタTr4のソースにはV
ccが供給され、トランジスタTr4とVssとの間にトラン
ジスタTr5,Tr6が直列に接続され、トランジスタTr4
とトランジスタTr5の共通接続端から出力信号OUTが
出力され、入力信号INをゲートに入力した一導電型チ
ャネルのトランジスタTr15 の一端がトランジスタTr
5,Tr6の共通接続端に接続され、トランジスタTr15
の他端とVccとの間にトランジスタTr14 が接続され、
トランジスタTr14 のゲートにはVccが高レベルのとき
トランジスタTr14 がオンされ、Vccが低レベルのとき
トランジスタTr14 がオフされる検出信号HVが電源電
圧検出回路11から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は入力バッファ回路に関
するものである。近年の電子機器では小型、軽量化への
要請が益々高まり、そのため電源を低電圧化することに
よりバッテリーの小型、軽量化が図られている。このよ
うな電子機器で使用される半導体装置では低電圧電源で
動作可能としながら、複数種類の電源電圧に対応し得る
汎用性を備えることが重要となっている。
【0002】
【従来の技術】図6はTTLレベルの入力バッファ回路
の第一の従来例を示す。すなわち、入力信号INはCM
OS構成のPチャネルMOSトランジスタTr1とNチャ
ネルMOSトランジスタTr2のゲートに入力されてい
る。
【0003】前記トランジスタTr1のソースはPチャネ
ルMOSトランジスタTr3のドレインに接続され、同ト
ランジスタTr3のソースには電源Vccが供給され、ゲー
トには電源Vssが供給されている。従って、前記トラン
ジスタTr3は定電流源として動作する。
【0004】前記トランジスタTr1のドレインは前記ト
ランジスタTr2のドレインに接続され、同トランジスタ
Tr2のソースは電源Vssに接続されている。そして、両
トランジスタTr1,Tr2のドレインから出力信号OUT
が出力される。
【0005】このように構成された入力バッファ回路で
は入力信号INにHレベルの信号が入力されると、前記
トランジスタTr1がオフされるとともに、前記トランジ
スタTr2がオンされて出力信号OUTがLレベルとな
る。
【0006】一方、入力信号INにLレベルの信号が入
力されると、前記トランジスタTr1がオンされるととも
に、前記トランジスタTr2がオフされて出力信号OUT
がHレベルとなる。
【0007】従って、入力信号INに基づいて同出力信
号INを反転させ、かつ電源Vccと電源Vssとの間でフ
ルスイングする出力信号OUTが出力される。図7はT
TLレベルの入力バッファ回路の第二の従来例を示す。
すなわち、入力信号INはCMOS構成のPチャネルM
OSトランジスタTr4とNチャネルMOSトランジスタ
Tr5,Tr6のゲートに入力されている。
【0008】前記トランジスタTr4のソースはPチャネ
ルMOSトランジスタTr7のドレインに接続され、同ト
ランジスタTr7のソースには電源Vccが供給され、ゲー
トには電源Vssが供給されている。従って、前記トラン
ジスタTr7は定電流源として動作する。
【0009】前記トランジスタTr4のドレインは前記ト
ランジスタTr5のドレインに接続され、同トランジスタ
Tr5のソースはトランジスタTr6のドレインに接続さ
れ、同トランジスタTr6のソースは電源Vssに接続され
ている。そして、前記トランジスタTr4,Tr5のドレイ
ンから出力信号OUTが出力される。
【0010】また、前記出力信号OUTはNチャネルM
OSトランジスタTr8のゲートに入力されている。前記
トランジスタTr8のドレインは電源Vccに接続され、ソ
ースは前記トランジスタTr5のソースに接続されてい
る。
【0011】このように構成された入力バッファ回路で
は、入力信号INにHレベルの信号が入力されると、前
記トランジスタTr4がオフされる。また、前記トランジ
スタTr5,Tr6がオンされるとともに、トランジスタT
r8がオフされて、出力信号OUTがLレベルとなる。
【0012】この状態で、入力信号INがHレベルから
Lレベルに移行すると、トランジスタTr4がオンされる
とともに、トランジスタTr5,Tr6がオフされる。ま
た、トランジスタTr4のオン動作にともなってトランジ
スタTr8がオンされる。
【0013】すると、トランジスタTr5のソース電位が
引き上げられて、同トランジスタTr5のオフ動作が促進
される。従って、図8に示すように出力信号OUTはL
レベルからHレベルに速やかに引き上げられる。
【0014】また、入力信号INがLレベルからHレベ
ルに移行すると、トランジスタTr4がオフされるととも
に、トランジスタTr5,Tr6がオンされる。また、トラ
ンジスタTr5,Tr6のオン動作にともなってトランジス
タTr8がオフされる。
【0015】このとき、トランジスタTr5,Tr6がオン
されるときはトランジスタTr4も未だオン状態にある。
すると、トランジスタTr8がオンされ続けてそのドレイ
ン電流がトランジスタTr6に供給されるため、トランジ
スタTr6がオンされた後も同トランジスタTr5のソース
電位の低下が遅れる。
【0016】この結果、トランジスタTr5のオン動作が
遅れて出力信号OUTの立ち下がりが鈍くなる。従っ
て、この入力バッファ回路では、入力信号INに基づい
て同出力信号INを反転させ、かつ電源Vccと電源Vss
との間でフルスイングする出力信号OUTが出力され
る。
【0017】また、図8に示すように出力信号OUTは
LレベルからHレベルに速やかに立ち上がるため、出力
信号OUTの立ち上がり時の負荷駆動能力に優れた入力
バッファ回路が構成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記第一の従来例では
電源Vccに5Vを供給する入力バッファ回路として設計
する場合には、規格に基づいてHレベルの入力信号IN
の下限値VIHが2.4V、Lレベルの入力信号INの上
限値VILが0.8Vに設定されている。
【0019】また、電源Vccに3Vを供給する入力バッ
ファ回路として設計する場合には、規格に基づいてHレ
ベルの入力信号INの下限値VIHが2.0V、Lレベル
の入力信号INの上限値VILが0.8Vに設定されてい
る。
【0020】そして、このような入力バッファ回路では
電源Vccとして5Vを供給すれば、入力信号INのしき
い値は1.6Vとなる。従って、例えば1.1Vの入力
信号INが入力されると、出力信号OUTはHレベルと
なる。
【0021】このように構成された入力バッファ回路
に、電源Vccとして3Vを供給すると前記しきい値は1
Vに低下する。この状態で、1.1Vの入力信号INが
入力されると、出力信号OUTはLレベルとなる。
【0022】すなわち、電源Vccを5Vから3Vに変更
すると、同一レベルの入力信号INを入力しても出力信
号OUTが反転してしまう。従って、上記第一の従来例
による入力バッファ回路では、電源Vccとして5Vを使
用する5V仕様として設計した入力バッファ回路に3V
の電源Vccを供給した場合には、0.8VというLレベ
ルの入力信号INの上限値VILに対する入力バッファ回
路のしきい値のマージンが低下する。この結果、電源V
ccとして3Vを使用すると、誤動作する可能性がある。
【0023】また、上記第一の従来例による入力バッフ
ァ回路を3V仕様として設計し、この入力バッファ回路
に5Vの電源Vccを供給した場合には、2.4Vという
Hレベルの入力信号INの下限値VIHに対する入力バッ
ファ回路のしきい値のマージンが低下する。
【0024】この結果、3V仕様として設計した入力バ
ッファ回路に5Vの電源Vccを供給すると、誤動作する
可能性がある。上記第二の従来例では、例えば3V仕様
として設計しながら5Vの電源Vccを供給すると、入力
信号INがLレベルのときオンされるトランジスタTr8
のドレイン電流は、3Vの電源Vccが供給される場合よ
り増大する。
【0025】すると、入力信号INがLレベルからHレ
ベルに移行するとき、トランジスタTr8のドレイン電流
が増大していることにより、トランジスタTr5のソース
電位が低下し難く、出力信号OUTの立ち下がりがさら
に鈍くなる。
【0026】すなわち、入力信号INとしてより高いレ
ベルを入力しないと出力信号OUTがLレベルに移行し
ない。従って、入力信号INのHレベルの下限値VIHに
対する入力バッファ回路のしきい値のマージンが低下す
る。
【0027】なお、上記第二の従来例では、5V仕様と
して設計した入力バッファ回路に3Vの電源Vccを供給
する場合には、入力バッファ回路のしきい値のマージン
が低下することはない。
【0028】この発明の目的は、異なる電源電圧を供給
しても安定して動作し得る入力バッファ回路を提供する
ことにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。すなわち、一導電型チャネルの第一のMOS
トランジスタTr4と反対導電型チャネルの第二、第三の
MOSトランジスタTr5,Tr6のゲートに入力信号IN
が入力され、前記第一のMOSトランジスタTr4のソー
スには第一の電源Vccが供給され、前記第一のMOSト
ランジスタTr4と第二の電源Vssとの間に前記第二、第
三のMOSトランジスタTr5,Tr6が直列に接続され、
前記第一のMOSトランジスタTr4と第二のMOSトラ
ンジスタTr5の共通接続端から出力信号OUTが出力さ
れ、前記入力信号INをゲートに入力した一導電型チャ
ネルの第四のMOSトランジスタTr15 の一端が前記第
二、第三のMOSトランジスタTr5,Tr6の共通接続端
に接続され、前記第四のMOSトランジスタTr15 の他
端と前記第一の電源Vccとの間に第五のMOSトランジ
スタTr14 が接続され、前記第五のMOSトランジスタ
Tr14 のゲートには電源電圧検出回路11の出力信号が
入力され、前記電源電圧検出回路11では前記第一の電
源Vccのレベルが判定され、前記第一の電源Vccが高レ
ベルのとき前記第五のトランジスタTr14 がオンされる
とともに、前記第一の電源Vccが低レベルのとき前記第
五のトランジスタTr14 がオフされる検出信号HVが出
力される。
【0030】また、図2に示すように前記電源電圧検出
回路11は、前記第一の電源Vccと前記第二の電源Vss
との間に抵抗R1と複数段のダイオード接続したMOS
トランジスタTr10 〜Tr13 が直列に接続され、前記抵
抗R1と前記複数段のMOSトランジスタTr10 の共通
接続端に奇数段のインバータ回路1a,1b,1cの入
力端子が接続され、前記奇数段のインバータ回路1a,
1b,1cの出力端子が前記第五のMOSトランジスタ
Tr14 のゲートに接続して構成される。
【0031】
【作用】電源電圧検出回路11が電源Vccを低レベルと
判定すると、Hレベルの検出信号HVに基づいてトラン
ジスタTr14 はオフされてトランジスタTr15 の動作も
無効化される。従って、トランジスタTr4〜Tr6はイン
バータ回路として動作する。
【0032】電源電圧検出回路11が電源Vccを高レベ
ルと判定すると、Lレベルの検出信号HVに基づいてト
ランジスタTr14 はオンされて、トランジスタTr15 が
入力信号INに基づいて動作する。そして、出力信号O
UTの立ち上がり速度が向上する。
【0033】そして、トランジスタTr14 ,Tr15 は電
源Vccが高レベルとなった場合にのみ動作するので、そ
の動作状態においてトランジスタTr4〜Tr6からなるイ
ンバータ回路のしきい値が入力信号INに対し充分なマ
ージンを確保するように、トランジスタTr14 ,Tr15
の特性を設定することが可能となる。
【0034】
【実施例】図2はこの発明を具体化した入力バッファ回
路の第一の実施例を示す。なお、トランジスタTr4〜T
r7から構成される入力バッファ回路は前記従来例と同一
構成で5V仕様として設計する。
【0035】NチャネルMOSトランジスタTr10 のド
レインは抵抗R1を介して電源Vccに接続されている。
前記トランジスタTr10 のゲートはそのドレインに接続
され、同トランジスタTr10 のソースと電源Vssとの間
にはNチャネルMOSトランジスタTr11 〜Tr13 が直
列に接続されている。
【0036】前記各トランジスタTr11 〜Tr13 のゲー
トはそれぞれそのドレインに接続されている。従って、
前記トランジスタTr10 のドレイン電位、すなわちノー
ドN1は、図3に示すように電源Vccに3Vを供給した
場合にも5Vを供給した場合にも約2Vの定電位とな
る。
【0037】前記ノードN1はインバータ回路1aに入
力され、同インバータ回路1aの出力信号はインバータ
回路1bに入力され、同インバータ回路1bの出力信号
はインバータ回路1cに入力されている。そして、前記
インバータ回路1cの出力信号HVはPチャネルMOS
トランジスタTr14 のゲートに入力されている。
【0038】図3に示すように、前記インバータ回路1
aのしきい値Vaは電源Vccの上昇にともなって上昇
し、電源Vccが約4Vを越えると、インバータ回路1a
のしきい値が前記ノードN1より高くなるように設定さ
れている。
【0039】従って、前記抵抗R1、トランジスタTr1
0 〜Tr13 及びインバータ回路1a〜1cで電源電圧検
出回路11が構成される。そして、電源Vccが約4Vを
越えるまでは電源電圧検出回路11の検出信号HVがL
レベルとなり、約4Vを越えると、検出信号HVはHレ
ベルとなるように設定されている。
【0040】前記トランジスタTr14 のソースは電源V
ccに接続され、ドレインはPチャネルMOSトランジス
タTr15 のソースに接続されている。前記トランジスタ
Tr15 のゲートには入力信号INが入力され、ドレイン
はトランジスタTr5のソース、すなわちノードN2に接
続されている。
【0041】上記のように構成された入力バッファ回路
は、例えば図5に示すメモリに使用される。すなわち、
アドレス信号A0 〜A9 が入力されるアドレスバッファ
1、制御信号RASバー、CASバーが入力されるクロ
ックジェネレータ2,3及び書き込み制御信号WEバー
が入力されるライトクロックジェネレータ4に前記入力
バッファ回路が使用される。
【0042】前記メモリは、アドレス信号A0 〜A9 が
アドレスバッファ1に入力されると、そのアドレス信号
がコラムデコーダ5及びロウデコーダ6に出力される。
そして、コラムデコーダ5及びロウデコーダ6の出力信
号に基づいてメモリセル7から特定の記憶セルが選択さ
れる。
【0043】書き込み動作時には、データ入力バッファ
8に入力される書き込みデータDinがセンスアンプ及び
I/Oゲート9を介して選択された記憶セルに書き込ま
れる。
【0044】また、読出し動作時には選択された記憶セ
ルから読み出されたセル情報は、センスアンプ及びI/
Oゲート9及びデータ出力バッファ10を介して出力信
号Dout として出力される。
【0045】次に、上記のように構成された入力バッフ
ァ回路の作用を説明する。さて、上記入力バッファ回路
に電源Vccとして5Vを供給すると、電源電圧検出回路
11の検出信号HVはHレベルとなる。すると、トラン
ジスタTr14 はオフされて、トランジスタTr15 への電
流供給が遮断される。
【0046】この状態ではトランジスタTr14 ,Tr15
の動作は無効化され、この入力バッファ回路はトランジ
スタTr4〜Tr7からなるインバータ回路として動作す
る。従って、入力信号INがLレベルとなると、トラン
ジスタTr4がオンされるとともに、トランジスタTr5,
Tr6がオフされて、図4に示すように出力信号OUTは
Hレベルとなる。
【0047】また、入力信号INがLレベルからHレベ
ルに移行すると、トランジスタTr4がオフされるととも
に、トランジスタTr5,Tr6がオンされて、出力信号O
UTはHレベルからLレベルに移行する。
【0048】このとき、ノードN2は入力信号INが中
間レベルとなってトランジスタTr4〜Tr6がオン状態と
なるときに、その電位が僅かに上昇する。従って、上記
動作においては5V仕様の入力バッファ回路に5Vの電
源Vccを供給したので、充分なマージンを維持した状態
で動作する。
【0049】次に、上記入出力バッファ回路に3Vの電
源Vccを供給すると、電源電圧検出回路11の検出信号
HVはLレベルとなって、トランジスタTr14 はオンさ
れる。
【0050】この状態で、入力信号INがLレベルとな
ると、トランジスタTr4,Tr15 がオンされ、トランジ
スタTr5,Tr6がオフされて、図4に示すように出力信
号OUTはHレベルとなる。
【0051】入力信号INがLレベルからHレベルに移
行すると、トランジスタTr4,Tr15 がオフされ、トラ
ンジスタTr5,Tr6が同トランジスタTr6から順次オン
されて出力信号OUTがLレベルに移行する。
【0052】このとき、トランジスタTr5は入力信号I
NがノードN2より同トランジスタTr5のしきい値Vth
以上高くなるとオンされるので、同トランジスタTr5が
完全にオンされるまでに時間がかかる。
【0053】従って、出力信号OUTがLレベルに下が
りにくくなり、この入力バッファ回路のしきい値が上が
ったことになって3Vの電源Vccに対応可能となる。ま
た、入力信号INがHレベルからLレベルに移行する
と、トランジスタTr4,Tr15 がオンされ、トランジス
タTr5,Tr6がオフされて出力信号OUT5がHレベル
に移行する。
【0054】このとき、トランジスタTr15 のオン動作
により、ノードN2の電位が速やかに引き上げられて、
トランジスタTr5のオフ動作が促進されるので、出力信
号OUTの立ち上がりが促進される。
【0055】以上のようにこの入出力バッファ回路で
は、電源Vccとして5Vを供給する場合にはトランジス
タTr14 を常時オフ動作させてトランジスタTr15 の動
作を無効化する。
【0056】従って、各トランジスタTr4〜Tr7が5V
仕様として設計されているので、入力信号INに対する
マージンを確保して誤動作を防止することができる。ま
た、電源Vccとして3Vを供給する場合には、トランジ
スタTr14 を常時オンさせ、この入力バッファ回路のし
きい値の低下を防止することができる。
【0057】従って、5V仕様として設計した上記入力
バッファ回路に電源Vccとして3Vを供給しても、入力
信号INに対するしきい値のマージンを確保して誤動作
を防止することができる。
【0058】次に、3V仕様として設計した入力バッフ
ァ回路に電源Vccとして5Vを供給しても、入力信号I
Nに対するしきい値のマージンを確保して誤動作を防止
するようにした第二の実施例を図6に従って説明する。
【0059】PチャネルMOSトランジスタTr16 ,T
r17 及びNチャネルMOSトランジスタTr18 ,Tr19
は電源Vccと電源Vssとの間で直列に接続され、前記ト
ランジスタTr16 ,Tr17 ,Tr18 のゲートには入力信
号INが入力されている。また、前記トランジスタTr1
9 のゲートには電源Vccが供給され、同トランジスタT
r19 常時オン状態となる。
【0060】前記トランジスタTr17 ,Tr18 のドレイ
ンから出力信号OUTが出力され、前記トランジスタT
r16 のドレインはNチャネルMOSトランジスタTr20
のドレインに接続されている。
【0061】前記トランジスタTr20 のゲートには入力
信号INが入力され、ソースはNチャネルMOSトラン
ジスタTr21 のドレインに接続されている。前記トラン
ジスタTr21 のゲートには前記電源電圧検出回路11か
ら出力される検出信号HVが入力され、ソースは電源V
ssに接続されている。
【0062】そして、上記入力バッファ回路は3V仕様
としてそのしきい値が設定されている。さて、上記のよ
うに構成された入力バッファ回路は電源Vccとして3V
が供給されると、前記電源電圧検出回路11の検出信号
HVはLレベルとなるため、前記トランジスタTr21 は
オフされる。従って、前記トランジスタTr20 の動作も
無効化され、前記トランジスタTr16 〜Tr18 によるイ
ンバータ回路として動作する。
【0063】すなわち、入力信号INがLレベルとなる
と、トランジスタTr16 ,Tr17 がオンされるとともに
トランジスタTr18 がオフされて、出力信号OUTはH
レベルとなる。
【0064】また、入力信号INがHレベルとなると、
トランジスタTr16 ,Tr17 がオフされるとともにトラ
ンジスタTr18 がオンされて、出力信号OUTはLレベ
ルとなる。
【0065】一方、電源Vccとして5Vが供給される
と、前記電源電圧検出回路11の検出信号HVはHレベ
ルとなるため、前記トランジスタTr21 はオンされる。
この状態で、入力信号INがLレベルとなると、トラン
ジスタTr16 ,Tr17がオンされるとともに、トランジ
スタTr18 ,Tr20 がオフされる。すると、出力信号O
UTはHレベルとなる。
【0066】次いで、入力信号がHレベルに移行する
と、トランジスタTr16 ,Tr17 がオフされるととも
に、トランジスタTr18 ,Tr20 がオンされる。する
と、出力信号OUTはLレベルとなる。このとき、トラ
ンジスタTr20 のオン動作によりトランジスタTr16 の
ドレイン電位が速やかに引き下げられるため、出力信号
OUTは速やかにLレベルに引き下げられる。
【0067】次いで、入力信号がLレベルに移行する
と、トランジスタTr16 ,Tr17 がオンされるととも
に、トランジスタTr18 ,Tr20 がオフされる。する
と、出力信号OUTはHレベルとなる。
【0068】このとき、トランジスタTr16 ,Tr17 が
オンされた瞬間には、トランジスタTr18 ,Tr20 が依
然としてオンされているため、出力信号OUTはHレベ
ルに立ち上がりにくい。
【0069】従って、この入力バッファ回路のしきい値
が引き下げられたことになり、3V仕様として設計した
上記入力バッファ回路に電源Vccとして5Vを供給して
も、入力信号INに対するしきい値のマージンを確保し
て誤動作を防止することができる。
【0070】次に、3V仕様として設計した入力バッフ
ァ回路に電源Vccとして5Vを供給しても、入力信号I
Nに対するしきい値のマージンを確保して誤動作を防止
するようにした第三の実施例を図7に従って説明する。
【0071】PチャネルMOSトランジスタTr22 ,T
r23 及びNチャネルMOSトランジスタTr24 は電源V
ccと電源Vssとの間で直列に接続され、同トランジスタ
Tr22 のゲートには電源Vssが接続されて常時オン状態
に維持されている。
【0072】前記トランジスタTr23 ,Tr24 のゲート
には入力信号INが入力され、同トランジスタTr23 ,
Tr24 のドレインから出力信号OUTが出力される。ま
た、前記トランジスタTr23 ,Tr24 のドレインと電源
Vssとの間にはNチャネルMOSトランジスタTr25 ,
Tr26 が直列に接続されている。そして、前記トランジ
スタTr25 のゲートには前記電源電圧検出回路11の検
出信号HVが入力され、前記トランジスタTr26 のゲー
トには入力信号INが入力されている。
【0073】さて、上記のように構成された入力バッフ
ァ回路は電源Vccとして3Vが供給されると、前記電源
電圧検出回路11の検出信号HVはLレベルとなるた
め、前記トランジスタTr25 はオフされる。従って、前
記トランジスタTr26 の動作も無効化され、前記トラン
ジスタTr22 〜Tr24 によるインバータ回路として動作
する。
【0074】すなわち、入力信号INがLレベルとなる
と、トランジスタTr23 がオンされるとともにトランジ
スタTr24 がオフされて、出力信号OUTはHレベルと
なる。
【0075】また、入力信号INがHレベルとなると、
トランジスタTr23 がオフされるとともにトランジスタ
Tr24 がオンされて、出力信号OUTはLレベルとな
る。一方、電源Vccとして5Vが供給されると、前記電
源電圧検出回路11の検出信号HVはHレベルとなるた
め、前記トランジスタTr25 はオンされる。
【0076】この状態で、入力信号INがLレベルとな
ると、トランジスタTr23 がオンされるとともに、トラ
ンジスタTr24 がオフされる。すると、出力信号OUT
はHレベルとなる。
【0077】次いで、入力信号がHレベルに移行する
と、トランジスタTr23 がオフされるとともに、トラン
ジスタTr24 ,Tr26 がオンされる。すると、出力信号
OUTはLレベルとなる。このとき、トランジスタTr2
5 ,Tr26 のオン動作によりトランジスタTr23 , Tr2
4 のドレイン電位が速やかに引き下げられるため、出力
信号OUTは速やかにLレベルに引き下げられる。
【0078】次いで、入力信号がLレベルに移行する
と、トランジスタTr23 がオンされるとともに、トラン
ジスタTr24 ,Tr26 がオフされる。すると、出力信号
OUTはHレベルとなる。
【0079】このとき、トランジスタTr23 がオンされ
た瞬間には、トランジスタTr24 ,Tr26 が依然として
オンされているため、出力信号OUTはHレベルに立ち
上がりにくい。
【0080】従って、この入力バッファ回路のしきい値
が引き下げられたことになり、3V仕様として設計した
上記入力バッファ回路に電源Vccとして5Vを供給して
も、入力信号INに対するしきい値のマージンを確保し
て誤動作を防止することができる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は異なる
電源電圧を供給しても安定して動作し得る入力バッファ
回路を提供することができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第一の実施例を示す回路図である。
【図3】第一の実施例の電源電圧検出回路の動作を示す
波形図である。
【図4】第一の実施例の動作を示す波形図である。
【図5】実施例の入力バッファ回路を使用するメモリを
示すブロック図である。
【図6】第二の実施例を示す回路図である。
【図7】第三の実施例を示す回路図である。
【図8】第一の従来例を示す回路図である。
【図9】第二の従来例を示す回路図である。
【図10】第二の従来例の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
11 電源電圧検出回路 Tr4 第一のMOSトランジスタ Tr5 第二のMOSトランジスタ Tr6 第三のMOSトランジスタ Tr14 第五のMOSトランジスタ Tr15 第四のMOSトランジスタ IN 入力信号 OUT 出力信号 Vcc 第一の電源 Vss 第二の電源 HV 検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 6741−5L G11C 11/34 354 F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型チャネルの第一のMOSトラン
    ジスタ(Tr4)と反対導電型チャネルの第二、第三のM
    OSトランジスタ(Tr5,Tr6)のゲートに入力信号
    (IN)を入力し、前記第一のMOSトランジスタ(T
    r4)のソースには第一の電源(Vcc)を供給し、前記第
    一のMOSトランジスタ(Tr4)と第二の電源(Vss)
    との間に前記第二、第三のMOSトランジスタ(Tr5,
    Tr6)を直列に接続し、前記第一のMOSトランジスタ
    (Tr4)と第二のMOSトランジスタ(Tr5)の共通接
    続端から出力信号(OUT)を出力し、前記入力信号
    (IN)をゲートに入力した一導電型チャネルの第四の
    MOSトランジスタ(Tr15)の一端を前記第二、第三
    のMOSトランジスタ(Tr5,Tr6)の共通接続端に接
    続し、前記第四のMOSトランジスタ(Tr15 )の他端
    と前記第一の電源(Vcc)との間に第五のMOSトラン
    ジスタ(Tr14 )を接続し、前記第五のMOSトランジ
    スタ(Tr14 )のゲートには電源電圧検出回路(11)
    の出力信号を入力し、前記電源電圧検出回路(11)は
    前記第一の電源(Vcc)のレベルを判定し、前記第一の
    電源(Vcc)が高レベルのとき前記第五のトランジスタ
    (Tr14)をオンさせるとともに、前記第一の電源(Vc
    c)が低レベルのとき前記第五のトランジスタ(Tr14
    )をオフさせる検出信号(HV)を出力することを特
    徴とする入力回路。
  2. 【請求項2】 前記電源電圧検出回路(11)は前記第
    一の電源(Vcc)と前記第二の電源(Vss)との間に抵
    抗(R1)と複数段のダイオード接続したMOSトラン
    ジスタ(Tr10 〜Tr13 )を直列に接続し、前記抵抗
    (R1)と前記複数段のMOSトランジスタ(Tr10 )
    の共通接続端を奇数段のインバータ回路(1a,1b,
    1c)の入力端子に接続し、前記奇数段のインバータ回
    路(1a,1b,1c)の出力端子を前記第五のMOS
    トランジスタ(Tr14 )のゲートに接続して構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の入力回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002290230A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nippon Precision Circuits Inc Cmosインバータ

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