JPH06104643A - 位相累算装置 - Google Patents

位相累算装置

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JPH06104643A
JPH06104643A JP5194271A JP19427193A JPH06104643A JP H06104643 A JPH06104643 A JP H06104643A JP 5194271 A JP5194271 A JP 5194271A JP 19427193 A JP19427193 A JP 19427193A JP H06104643 A JPH06104643 A JP H06104643A
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JP
Japan
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phase
frequency
adder
decimal
binary
Prior art date
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Pending
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JP5194271A
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English (en)
Inventor
John H Guilford
ジョン・エイチ・ガイルフォード
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/02Digital function generators
    • G06F1/03Digital function generators working, at least partly, by table look-up
    • G06F1/0321Waveform generators, i.e. devices for generating periodical functions of time, e.g. direct digital synthesizers
    • G06F1/0328Waveform generators, i.e. devices for generating periodical functions of time, e.g. direct digital synthesizers in which the phase increment is adjustable, e.g. by using an adder-accumulator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】10進数で定義された周波数分解能等を有する
信号を、2進法で構成されたデジタル・ハードウェアを
用いて発生するための、位相累算器型の直接デジタル周
波数シンセサイザ用位相累算装置を提供する。 【構成】本発明の一実施例によれば、位相累算器部分を
2つの部分に分割することにより、通常の10進−2進
間の非互換性が克服される。第1の部分は所望の周波数
の最上位部分に割り当てられ、他の部分は所望の周波数
の残りの部分に割り当てられる。2つの部分は異なる算
術モジュラスを有する。通常、第1の部分のモジュラス
は2のべき乗であり、第2の部分のモジュラスは2のべ
き乗を除いた整数である。クロック信号は10進数で定
義される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数合成に関するも
のであり、とりわけ、直接デジタル合成、すなわち、所
望の波形の数値サンプルを計算することによって信号を
発生する技法に関するものである。とりわけ、本発明
は、10進法で定義されたクロックによって制御される
2進ハードウェア素子を利用して、10進法で定義され
た周波数分解能を有する波形サンプルを計算することに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】科学においては、いくつかの特定の特
性、とりわけ、周波数、振幅、及び、波形を備えた電気
信号の発生を必要とするのが普通である。周波数合成
は、その周波数が利用可能な基準周波数すなわちクロッ
ク発生源の周波数の有理数倍になる信号の発生技術に関
する広義の用語である。ユーザは、この数を変更して、
発生する信号の周波数をさまざまに選択することが可能
である。周波数合成器の分解能は、許容可能な選択間に
おける最小の周波数差に相当する。
【0003】合成技術において確立された一般的な技法
には、下記のものがある a)直接合成:基準周波数源のさまざまな高調波及び分
数調波を組み合わせる; b)間接合成:位相ロック・ループを利用して、同調可
能な発振器を基準周波数の高調波に調整する; c)直接デジタル合成(DDS):基準クロックを利用
して、選択信号のサンプルに関する周期的計算を制御す
る。アナログ信号が所望の場合、D/A変換器を用い
て、サンプルを変換する。
【0004】DDSは、回りくどくない概念である:一
定の時間間隔で、デジタル計算装置が、所望の信号の位
相を計算する。すなわち、周波数がfの信号の連続して
増大する位相2πftの離散的サンプルを計算する。次
に、該計算装置は、各位相サンプル毎に、その信号の対
応する振幅を計算する。位相と振幅の関係は、一般に正
弦であるが、他に多くの可能性がある(例えば、三
角)。マイクロプロセッサのような汎用計算ハードウェ
アを利用して、所望の信号サンプルを計算することが可
能である。通常の実施では、速度と効率を得るため、
「位相累算器」と呼ばれる特殊化ハードウェアを利用す
る。
【0005】図1には、典型的な位相累算器回路が示さ
れている。クロック信号fcが加えられると、加算器1
1は、累算器レジスタ12の内容に定数Kを加算し、合
計をレジスタ12に保管する。レジスタ12に記憶され
る数のシーケンスは、所望の信号の位相2πftの順次
サンプルに対応し、位相インクリメントと呼ばれる加法
定数Kは、信号の周波数を表している。もちろん、加算
器11は、容量に限界があり、これに達すると、オーバ
フローする。しかし、この限界は、好都合なことには、
所望の正弦信号が周期的であるという事実によって適応
される:正弦関数の位相引き数2πftは、2πを法と
した2πftに置き換えられた場合、等しく有効にな
る。従って、加算器11のオーバフローを生じさせる数
(その算術モジュラス)は、2πラジアン、すなわち、
1サイクルの位相に相当する。
【0006】fcが、クロック周波数、Kが位相インク
リメント、Dが加算器の算術モジュラスである場合、図
1の回路は、下記によって得られる周波数fの信号のサ
ンプルを発生する: f=fc・K/D (1)
【0007】下記の考慮から導き出されるDDSの実用
的な実施には困難がある。ユーザは、習慣的に、周波数
fの分解能(fの選択値間における最小差)を、本開示
において、(比較的)小さい整数の10倍の累乗から成
る数を表すために用いられる用語である、「10進法で
定義された」数として指定することを望むものである。
同様に、クロック周波数fcは、習慣的に、10進法で
定義された数になる。しかし、レジスタ、加算器、及
び、他の構成要素については、速度と効率のため、2進
ハードウェアを利用するのが望ましいので、加算器11
のモジュラスDは、通常、2の累乗である。こうした実
用上の選択によって、数値的な非互換性の問題が生じる
ことになり、この例の場合、次のようになる:fc=1
MHzで、D=216とする。合成周波数fは、106
16=15.258+ Hzの倍数となる。この数も、分
解能であるが、明らかに、10進法で定義されたもので
はない。
【0008】図1の構成要素間における数値の非互換性
の問題、及び、それを解決するための先行技術における
努力については、1990年8月21日に、Sheff
er他に対して発行された米国特許第4,951,00
4号においてさらに詳細に論じられている。Sheff
erは、この問題に対する有効な解決策も開示してい
る。ほぼ同一の解決策が、1989年のHewlett
−Packard Journal、2月号、68ペー
ジに提示されている。両方とも、利用可能な10進法に
よって定義された基準周波数から、Dにおける2進要素
を相殺するのに十分な2進要素を有する適切なクロック
周波数fcを合成し、同時に、fの所望の10進分解能
が得られるようにする方法が教示されている。
【0009】それにもかかわらず、これらの解決策に
は、困難がある。最も明らかなのは、fcを合成するた
めの位相ロック式ループの必要である。この部分的にア
ナログの回路を構成するには、他の構成要素がデジタル
である、大規模集積回路に含めるのが困難な構成要素が
必要になる。さらに、ユーザは、fcの変更を必要とす
る、分解能の変更を望む可能性がある。これは、ループ
・フィルタを再構成し、ループが整定するのを待つこと
を意味している。
【0010】可能性のあるもう1つの問題は、基準周波
数と所望の分解能の選択によっては、必要なfcが、D
DSハードウェアの動作にとって厄介なほど高くなる可
能性があるということである。さらに、fcが、主シス
テムの基準周波数と異なる場合、ヒューレット・パッカ
ード社の参考文献に示されているように、所望の出力に
スプリアス信号の生じる可能性もある。従って、依然と
して、10進法で定義されたクロック周波数で動作する
統合可能なデジタル・ハードウェアだけを利用して、数
値に関する非互換性の問題を解決する必要がある。
【0011】
【発明の目的】本発明は10進数で定義された周波数分
解能等を有する信号を2進法で構成されたデジタル・ハ
ードウェアを用いて発生することのできる装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【発明の概要】上述の問題は、その他の問題と共に、当
該技術において位相累算器として知られる合成回路を独
特な形態及び組み合わせで用いることによって、本発明
の望ましい実施例において克服される。例示の本発明の
ハードウェアによる実施態様は、2進スループットであ
る:すなわち、それによって実現する全ての回路要素及
び算術機能が、2進法によるものである。しかし、合成
周波数と供給される基準クロック信号の分解能は、両方
とも、10進法で定義される。
【0013】本発明の望ましい実施態様の1つでは、2
つの2進位相累算器回路を組み合わせて、実際上、2つ
のセグメントに区分化された単一位相の累算器が形成さ
れる。これらのセグメントの1つは、所望の信号の位相
を表した数の最上位部分(すなわち、高位ビット)を計
算する責務を負っている。その算術モジュラスNは、2
進数2pであり、pは、セグメントのビット・サイズで
ある。もう1つのセグメントは、位相数の最下位部分を
計算する。このセグメントのサイズは、qビットである
が、その算術モジュラスは、予測される2進数2qでは
なく、任意の、より小さい非2進整数Sである。Sの選
択は、任意であり、その値は、重要である。その選択
は、2進・10進非互換性の問題を克服するように行う
ことができる。pとqの値を決定する区分点は、外部設
計要件によって表される。本発明の望ましい形態のもう
1つの態様によれば、設計要件を満たすために、Sの
値、算術モジュラス、及び、位相インクリメントの最小
値δを選択するための方法の詳細が示される。
【0014】
【実施例】
位相累算器:図1に示すように、本発明の例示の実施態
様と先行技術の位相累算器回路の間には、強い関係があ
るので、こうした位相累算器の動作について簡単に再検
討しておくのが有効であろう。図1には、2つのデジタ
ル記憶レジスタ10及び12と、デジタル加算器11が
示されている。簡略化のため、これらの装置は、2進化
10進フォーマットまたは他のデジタル・フォーマット
ではなく、2進算術演算のために設計されているものと
仮定すると、演算の原理は、全てに同じままである。レ
ジスタ10及び12は、それぞれ、このように機能し、
配列された2進ワードは、レジスタの(上部に示す)入
力として供給される。クロック信号が加えられると、入
力ワードは、内部記憶装置に受け入れられ、同時に、バ
ッファリングを施したバージョンのワードが、出力(底
部に示す)において得られることになる。レジスタ10
のクロック入力は、示されていないが、この応用例の場
合、その内容は、めったに変化しない。
【0015】加算器11は、1ビットの全2進加算セル
の集合である。少なくとも、レジスタ12内のビット数
と同じ数の該セルが設けられている。各セルは、2つの
加数入力、和出力、及び、桁上げ入力と桁上げ出力の両
方を備えている。桁上げ相互接続によって、セルの配列
が決まる。各セルは、桁上げ入力として、ワードにおい
て1ビット分重みの低いセルから桁上げ出力を受信す
る。これらの装置10、11、及び、12を図1に示す
ように接続した場合、レジスタ12にクロック・パルス
が加えられると、レジスタ12の新しい内容が、その前
の内容とレジスタ10に記憶されたワードの合計にな
る。従って、レジスタ12の内容が、レジスタ10内に
おけるワード・サイズとクロック速度の両方によって決
まる速度で成長する、すなわち、累算される。順次大き
くなる数のシーケンスは、合成される信号の位相を表し
ている。
【0016】望ましい実施例:図2には、本発明の望ま
しい実施例を表した回路が示されている。回路には、2
つの位相累算器、すなわち、左側の装置20、24、及
び、28と右側の装置22、26、及び、30が設けら
れている。しかし、この実施例の理解を助けるため、こ
の2つの位相累算器は、2つのセグメント、すなわち、
最上位セグメント(MSS)と最下位セグメント(LS
S)に区分化された単一の位相累算器とみなすのが有効
である。従って、MSSのサイズがpビットで、LSS
のサイズがqビットの場合、信号の位相を表す数Pのサ
イズは、p+qビットである。加算器26と24の間に
おける桁上げ信号の機能は、加算器26の最上位セルと
加算器24の最下位セルをリンクすることにある。MS
Sは、数K1を保持する位相インクリメント・レジスタ
20、加算器24、及び、累算器レジスタ28から構成
される。LSSは、数K2を保持する位相インクリメン
ト・レジスタ22、加算器26、及び、累算器レジスタ
30から構成される。クロック信号fcが、両方のセグ
メントの動作を制御する。
【0017】区分化の効果は、K1及びK2が、合成す
べき信号の周波数を表した位相インクリメント数Kの最
上位成分と最下位成分であるので、理解することができ
る。同様に、累算器28に配列されたpビットは、累算
器30に配列されたqビットと共に、それぞれ、信号位
相数Pの最上位成分P1及び最下位成分P2を構成して
いる。この数は、同期信号の位相に対応する速度で成長
する。
【0018】各累算器レジスタの内容は、この実施例の
場合、正弦出力サンプルを送り出す位相・振幅変換器3
2に結合されている。正弦関数の対称性のため、該関数
の少なくとも1つの象限(90度)を変換器32のルッ
ク・アップ・テーブルに記憶しておく必要がある。累算
器28の第1と第2の最上位ビットは、変換器32に、
位相が、現在どの象限にあるかを知らせるために用いら
れ、一方、残りのp−2ビットは、ルック・アップ・テ
ーブルに関する引き数として利用される。実際には、位
相合成器は、pが変換器32内においてルック・アップ
・テーブルの操作に必要な正確なビット数になるように
区分化される。累算器30のqビットは、ルック・アッ
プ・テーブル内において隣接する値の補間に必要な情報
を提供する。
【0019】図2を検討すると明らかなように、この回
路は、単なる区分化された2進位相累算器を超えるもの
である。MSS加算器24は、モジュラスが2pの従来
の2進加算器であるが、LSS加算器26は、従来のも
のではなく、Sを法とする加算を行うように修正された
2進加算器であり、ここで、Sは、2qより小さい非2
進整数である。すなわち、それは、その入力の和がS以
上になると、オーバフローして、桁上げを生じる。この
挙動が、請求項において包括される新規の特性を得るの
に重要である。
【0020】解析:下記の解析は、この回路が、本発明
の目的を達成する方法を明らかにするものである。さら
に、加算器26を実現するのに望ましい回路が、提示さ
れる。10進法で定義された基準周波数から10進法で
定義された周波数を合成するプロセスについては、式1
を下記のように書き直すことによって、簡潔に表すこと
ができる: F・fres=fc・K/D (2) ここで、Fは、整数、fresは、所望の10進分解能で
ある: fres=10-R (Rは、整数) (3)
【0021】分母Dは、図2の組み合わせ位相累算器の
加算モジュラスである。同様に、それは、レジスタ28
及び30の組み合わせに納めることの可能な最大数に1
を加えたものである。Dは、MSSとLSSの個々のモ
ジュラスの積として計算することができる: D=2p・S (4)
【0022】本発明は、fcの10進法で定義した任意
の値について機能するが、表現を簡略化し、一般に用い
られている基準周波数のうち大部分を占める周波数を表
すため、fcが、2及び5の因数から構成されるものと
仮定する: fc=2a・5b (5) 式3、4、及び、5に定義の値で式2を書くと、次のよ
うになる: F・10-R=2a・5b・K/(2p・S) (6)
【0023】δが、次の順次周波数を合成させる、Kに
加算される整数値であると仮定する: (F+1)・10-R=2a・5b・(K+δ)/(2p・S) (7) (7)から(6)を引き、10-Rを因数分解した形に書
き直すと、次のようになる: 2-R・5-R=2a・5b・δ/(2p・S) (8) ここで、R、a、b、及び、pの値は、満たすべき仕様
として示されている。qの値は、クリティカルではない
が、少なくとも、K2のビット数に等しくなければなら
ない。従って、やはり、前述の本発明の目的を実現する
ように、Sの選択を行うことができることを表してい
る。δの値も、明らかになる。
【0024】式8を検討すると、2及び5からなるSの
選択が有効になりそうであることが分かる: S=2m・5n (9) このSの表現を利用して、式8を整理し直すと: δ=2m+p-a-R・5n-b-R (10) ここで、S及びδは、両方とも、整数でなければならな
いので、これは、同時に下記を表している: m≧0; m+p−a−R≧0 (11) 及び n≧0; n−b−R≧0 (12)
【0025】該不等式を満たすm及びnの最小値を利用
するのが経済的であり、もちろん、これらはS及びδの
最小値になる。こうして求められた値を利用し、Kを繰
り返しδずつインクリメントすることによって、fres
だけ間隔のあいた周波数を有する信号が合成される。従
って、前述の本発明の目的を満たすように、Sの適切な
選択を行うことが可能になる。
【0026】fcのいくつかの値の調節:ここでは詳述
しないが、この技法は、fcの複数値、並びに、(おそ
らく)fresの複数値を調節すべき事例に対して、簡単
に拡張することが可能である。有効な設計技法は、fc
とfresの各組み合わせ毎に、因数m及びnのリストを
作成することである。リスト中のm及びnの最高値を選
択することによって、全ての組み合わせを満たす、S及
びδの値が求められる。
【0027】設計例:下記の例によって、上述の手順が
示される。 合成器のためにこれらの要件を仮定する: 基準周波数1MHz 周波数分解能0.1Hz 8ビット、1象限位相振幅ルック・アップ・テーブル これらの要件を変換し、拡張して、本開示において用い
られている項にする: fc=106=26・56 → a=6,b=6 fres=10-1 → R=1 8ビットROM、象限標識に関する2ビット → p=
10
【0028】不等式(11)を満たす最小のmを選択す
ると: m≧0; m≧6+1−10 → m=0 同様に、(12)を利用すると、nが求められる: n≧0; n≧6+1 → n=7 従って、(9)及び(10)から S=57; δ=23 δは、Kをインクリメントしなければならない値である
ため、次のように書くのが有用である: K=J・δ
【0029】例えば、50Hzの合成には、F=500
が必要になる。この値及び他のデータを式(6)に代入
すると: 500・10-1=26・56・J・23/(210・57)=10-1・J (13) これは、50Hzは、範囲内における500番目の非ゼ
ロ周波数であるので、J=500を表している。
【0030】非2進モジュラス:図3には、図2のLS
Sを実現するための回路が示されている。この図面に
は、図2のMSSの構成要素が繰り返されている。この
場合、LSSには、2つの定数レジスタ40及び42、
2つの加算器44及び46、及び、マルチプレクサ48
(スイッチとして記号化)が設けられている。加算器4
6は、その合計が負数から非負数に変化すると、桁上げ
を生じる。レジスタ42には、通常大きい負数である量
K2−Sが含まれているので、ほとんどの場合、加算器
46の出力は、負であり、LSSのデータ・フローは、
加算器44を通じて生じることになる。レジスタ42と
加算器46を組み合わせた機能は、累算器30が値S以
上になる時間を予測することにある。レジスタ42は、
K2−Sを含んでいるが、単なる−Sを含んでいないの
で、加算器46の出力は、累算器30が値S以上になる
1クロック・サイクル前に、ゼロまたは正の値に変化す
る。こうして生じる桁上げは、MSSの加算器24に対
する入力になり、やはり、マルチプレクサ48の状態を
変化させて、加算器40の出力を操向し、累算器30に
送り込む。次のクロック信号によって、こうした変化を
生じることになる。これらの操作の結果として、LSS
は、Sを法とした加算を行う。
【0031】この回路の動作を数値で例示するため、K
2=3、S=100であり、刻時は、累算器30の内容
がゼロのところから始まるものと仮定する。最初の32
個のクロック・パルスの間、加算器46の出力は、負で
ある。33番目のパルス時に、累算器30には、値99
が含まれており、加算器の出力は、+2になり、桁上げ
が生じるので、マルチプレクサ48が加算器46にスイ
ッチングされる。34番目のクロック時には、桁上げが
加算器に伝搬し、値+2が累算器30にロードされ、桁
上げがリセットされる。
【0032】一般的事例:本発明の望ましい実施例に関
する上述の説明には、2つの制限が含まれる。この制限
は、当該技術の従事者が行う選択に影響しないが、理論
的には不必要であり、本発明の他の実施例には、これら
を含めてはならない。該制限とは、次の通りである: a)fcは、2と5の因数から構成される(式5) b)MSSのモジュラスNは、2の累乗である(2p) 例えば、fcは、3MHzとすることも可能である。同
様に、正弦のように、四元ではなく、三元対称の波形を
合成する、すなわち、同じルック・アップ・テーブル
が、周期的波形の4つではなく3つのセグメントを表す
ことができるのが望ましい。この場合、Nは、3・2
p-2とすることができる。
【0033】一般的な事例の場合、fcとNは、両方と
も、単に整数とみなすことが可能であり、その値に関し
て特定の制限はない。従って、式6は、次のように書く
ことができる: F・10-R=fc・K/(N・S) (6a) 前述のように進めると、式8は、次のようになる: 10-R=fc・δ/(N・S) (8a) やはり、R、fc、及び、Nの値は、設計基準である
が、δ及びSは、任意に選択することが可能である。と
りわけ、式8aを有理化するように選択すべきである。
Rは、非負数である場合、単純な(ただし、必ずしも最
適ではない)選択の1つは、δ=N及びS=fc・10R
である。
【0034】望ましい実施例に関連して、本発明の解説
を行ってきたが、こうした原理を逸脱することなく、本
発明の構成及び細部に修正を加えることができるのは明
らかである。例えば、本発明の説明は、MSSの加算モ
ジュラスが2の累乗をなす望ましい実施例に関連して行
ってきたが、代替実施例の場合、このモジュラスを2の
累乗の3倍に等しい値にして、合成信号波形の四元では
なく、三元対称を可能にすることも可能であるのは、明
らかである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、10進数で定義された周波数分解能等を有す
る信号を2進法で構成されたデジタル・ハードウェアを
用いて発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の位相累算器回路を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】非2進モジュラスを有する加算器の詳細を示す
図である。
【符号の説明】
20、22:位相インクリメント・レジスタ 24、26:加算器 28、30:累算器レジスタ 32:位相・振幅変換器 34:D/A変換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最上位部分と最下位部分とを有する位相イ
    ンクリメント入力と、 最上位部分と最下位部分とを有する合成出力と、 10進法で定義された基準信号に結合された基準入力
    と、 前記位相インクリメント入力の前記最上位部分に結合さ
    れた入力と、前記合成出力の前記最上位部分に結合され
    た出力と、桁上げ入力と、前記基準入力に結合されたク
    ロック入力とを有する第1位相累算手段と、 前記位相インクリメント入力の前記最下位部分に結合さ
    れた入力と、前記合成出力の前記最下位部分に結合され
    た出力と、前記第1位相累算手段の前記桁上げ入力に結
    合された桁上げ出力と、前記基準入力に結合されたクロ
    ック入力とを有する第2位相累算手段と、 を備えて成り、前記第1位相累算手段は第1算術モジュ
    ラスを有し、前記第2位相累算手段は第2算術モジュラ
    スを有していることを特徴とする位相累算装置。
JP5194271A 1992-07-10 1993-07-09 位相累算装置 Pending JPH06104643A (ja)

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