JPH06104399B2 - 自動封入機 - Google Patents

自動封入機

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JPH06104399B2
JPH06104399B2 JP14450089A JP14450089A JPH06104399B2 JP H06104399 B2 JPH06104399 B2 JP H06104399B2 JP 14450089 A JP14450089 A JP 14450089A JP 14450089 A JP14450089 A JP 14450089A JP H06104399 B2 JPH06104399 B2 JP H06104399B2
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武雄 江下
昭男 上原
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株式会社大造エンジニアリング
株式会社高工社
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、郵便用その他の封筒に、郵便物、書類、手
帳、カタログ等の被封緘物を機械的に挿入した後、機外
に送り出す自動封入機に関する。
<従来の技術> 以下、まず、図面を参照して封筒について説明する。第
6図は封筒の説明図であって、(a)は通常の封筒の斜
視図、(b)はフラップ(封筒を封するために糊付けを
する部分)がカットされている封筒(以下フラップカッ
トの封筒と記す)の斜視図、(c)は(a)のS−S線
矢示断面図である。
第6図(a)に示すように、通常の封筒1には、ほぼそ
の幅に等しい幅を有するフラップ2が設けられている。
しかし、第3種郵便物等を郵送する場合には、第6図
(b)に示すように、封筒1の幅のほぼ半分程度の幅の
フラップ2aを有するフラップカットの封筒1を用いる。
そして、封筒1に被封緘物を挿入する方向とこの方向と
反対の方向(矢印Pの方向)を封筒1の天地方向とい
う。
次に、図面を参照して従来の自動封入機の一部分を説明
する。第7図は、従来の自動封入機の一部分の斜視図で
ある。封筒1は、その天地方向がベルトコンベヤ3の進
行方向(矢印Qの方向)と直交するように、ベルトコン
ベヤ3上に載置され、ベルトコンベヤ3の端部に設定さ
れた封入位置に向かって移動する。封筒1がベルトコン
ベヤ3の端部に到達すると、シャッター4により封筒1
の動きが止められ、この位置で封筒1に被封緘物が機械
的に挿入される。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、封筒1の材質によっては、封筒1が封入
位置に到達したとき、第7図に示すように、封筒1の天
地方向が、それ迄の天地方向、即ち、封筒1へ被封緘物
を挿入する方向(矢印Rの方向)からずれてしまった
り、またコンベア3へ封筒1を送り出す際、封筒1の分
離がうまく行かず同時に数枚が送り出されたりするの
で、封筒1への被封緘物の機械的な挿入を円滑且つ完全
に行い難いという問題点がある。これらの理由としては
以下のようなことが考えられる。即ち、最近、ポリプロ
ピレン製やビニール製の封筒がよく用いられているが、
この種の封筒は、静電気が発生しがちであり、また、1
枚1枚が非常に薄く柔らかいので、封筒と封筒とが引き
合い、封筒同士を分離することを難しくしている。
更に、第8図に示すように、フラップカットの封筒1の
場合には、固定シュート5がフラップ2aを押さえるのみ
であるから、図示しない空気ノズルから吹き出された空
気kが封筒1に入ったとき、フラップ2aを設けてない部
分が空気kによって持ち上がり、被封緘物3が封筒1内
に挿入されにくくなる。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、如
何なる種類の材質の封筒であっても、封筒の天地方向が
被封緘物を封筒に挿入する方向からずれることがなく、
また封筒を容易に開き、また、封筒同士を容易に分離す
ることができ、且つ確実に被封緘物を封筒に挿入するこ
とができる自動封入機を提供することを目的としてい
る。
<課題を解決するための手段> 上記問題点を解決するために本発明の自動封入機は、未
封入の封筒に空気を送り込んで封筒を開いて後被封緘物
を封筒に挿入する自動封入機において、積み重ねられた
封筒が載置されるエレベータと、このエレベータを昇降
させる昇降装置と、被封緘物を封筒内に送り込むローラ
と、積み重ねられた最上の封筒のフラップを押さえる固
定シュートとフラップまたはフラップの近辺に空気を吹
きつける空気ノズルと、被封緘物が封筒に挿入される前
に封筒内に挿入されて封筒を押さえ被封緘物が封筒に挿
入された後に元の位置に復帰する可動シュートと、空気
ノズルから出た空気によって開いた封筒に挿入されて封
筒の開きを助成するとともに被封緘物が封筒に挿入され
た後、封筒をレバーの封筒への挿入方向に押し出す一対
のレバーと、押し出された封筒を引き出すローラとを具
備している。
<作用> 積み重ねられた封筒をエレベータに載置し、エレベータ
を上昇させる。そして、最上部の封筒のフラップが固定
シュートで押さえられる。空気ノズルから空気が吹き出
されて封筒が膨らむ。可動シュートが前進して封筒内に
挿入され封筒とフラップを押さえる。次いで、レバーが
前進して封筒内に挿入されて後、レバーは上方に変位し
て封筒の開きを助成する。この後、投入用ローラに向か
って被封緘物が送り出される。被封緘物は、投入用ロー
ラを通過して封筒内に挿入される。次いで、レバーが前
進して、被封緘物が挿入された封筒を引き出し用ローラ
に向かって送り出す。レバーと可動シュートは後退して
元の位置に戻る。封筒は引き出し用ローラを通って自動
封入機外へ送り出される。
<実施例> 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
1図〜第5図は本発明の一実施例を説明するための図面
であって、第1図は概略構造図と被封緘物を封筒に機械
的に挿入する原理の説明図である。
第1図(a)に示すように本実施例の自動封入機は、順
次隣接して配置された挿入部100、封筒収容部300および
引き出し部500を有する。挿入部100は、封筒に被封緘物
を挿入する機能を有し、封筒収容部300は、積み重ねら
れた封筒を収容し且つ被封緘物が挿入されていない封筒
を順次供給する機能を持っており、また引き出し部500
は、被封緘物が封入された封筒を引き出す機能を有す
る。
挿入部100は、被封緘物3を挿入する方向、即ち矢印A
の方向に前下がりに傾斜した上面111を有するフレーム1
1と、この上面111に設けた開孔112を介して対向するよ
うに上下に配設された一対の投入用ローラ12a、12bと、
前記上面111の封筒収容部300側の端部に固定された固定
シュート15と、この固定シュート15上で矢印Aの方向
と、矢印Aの反対方向とに所定の範囲内で摺動可能であ
る可動シュート16と、投入用ローラ12bから図示しない
ベルトを介して駆動される投入用補助ローラ13と、封筒
1に送り込む空気を吹き出す空気ノズル14とを具備して
いる。第2図(e)に示すように、投入用ローラ12aは
また、所定の間隔で水平に対向するように配置された一
対のローラ12a1と12a2とから構成されており、自動封入
機の図示しないケースに取り付けられた部材701によっ
て軸支されている。投入用ローラ12bも同様に軸支され
た一対のローラ12b1と12b2とから構成されている。投入
用ローラ12bは図示しないベルトを介して図示しないモ
ータによって駆動される。なお、投入用補助ローラ13
は、固定シュート15の上方に配設され被封緘物3を途中
で止めることなく確実に封筒1内に封入する。
次に可動シュート16と、その変位装置160について説明
する。可動シュート16は、エレベータ30上に載置された
最上部の封筒1内に挿入されて封筒1内の一部分とフラ
ップ2とを押さえる役目をするものであって、第2図
(a)に示すように、先端部分がほぼ三角形状に形成さ
れている。
第2図(c)は可動シュート16の変位装置160の第1の
例の説明図であって、16aはソレノイド、16dは軸16bを
軸として回動するレバー、16fは軸16eを軸として回動す
るレバー、16gは可動シュート16が固定されている部
材、16iは一端が本自動封入機のケース700に他端が部材
16fに固定され軸16jを介して可動シュート16を引きつけ
ているばねである。16hは、一端が本自動封入機のケー
ス700に、他端が部材16gに固定され可動シュート16を変
位させるためのばねである。ソレノイド16aを励磁する
と、レバー16fの下端は矢印Dの方向に、可動シュート1
6はばね16hにより矢印Eの方向に変位する。ソレノイド
16aの励磁を解くと、ばね16iの力によってソレノイド16
aと可動シュート16は元の位置に戻る。
第2図(d)は可動シュート16の変位装置160の第2の
例の説明図であって、軸16nを軸として回動するリンク1
6mの一端に設けたカムフォロワー16kがカム16jに当接し
ており、リンク16mの下端は、可動シュート16が固定さ
れている部材16p上の軸16sをばね16rによって引っ張っ
ている。16rは一端が本自動封入機のケース700に他端が
リンク16mに固定され軸16sを介して可動シュート16を引
きつけているばねである。16qは、一端が本自動封入機
のケース700に、他端が部材16qに固定され可動シュート
16を変位させるためのばねである。カム16jが回転して
行くと、カムフォロワー16kが矢印Fの方向に変位し、
可動シュート16がばね16qにより矢印Gの方向に変位す
る。カム16jが更に回転すると、カムフォロワー16kは矢
印Fの方向と反対方向に変位するから、可動シュート16
は元の位置に戻る。
また、挿入部100には、第1図(a)に示すように、封
筒1の開きを助成したり、封筒1をクランプ等するレバ
ー機構170が設けられている。このレバー機構170は、レ
バー17、レバー17を変位させるソレノイド17bおよびこ
のソレノイド17bの励磁によって変位したレバー17が当
接するクランプ片17a、並びにレバー17、クランプ片17a
およびソレノイド17bを一体として、矢印Aの方向と矢
印Aの反対方向とに、所定の範囲内で移動させる図示し
ないレバー変位装置とを有する。このレバー変位装置
は、上記の可動シュート16の変位装置160と類似の装置
で構成されているので、説明を省略する。
第3図は封筒収容部300のエレベータ30と、このエレベ
ータ30を昇降する昇降機構40の一部分を示す斜視図であ
り、第4図は昇降機構40の他の部分の平面説明図であ
る。
封筒収容部300は、積み重ねられた封筒1が載置される
エレベータ30と、このエレベータ30を昇降する昇降機構
40とを備えている。
エレベータ30は、第3図に示すように、切り欠き31によ
ってほぼコ字状に形成された平板であって、この切り欠
き31の部分には、後述する引き出し部500が進入するよ
うになっている。エレベータ30の上面301は、挿入部100
の上面111と同じ傾斜角を有するように制御されてい
る。32は積み重ねられた封筒1の幅方向の移動を制限す
る一対の部材であって、下端に設けた磁石33によってエ
レベータ30に固定される。
エレベータ30の昇降機構40は、第3図と第4図に示すよ
うに、エレベータ30に設けたフランジ34螺合し、上端が
自動封入機の図示しないケースに取り付けられた部材70
2で支持され、下端も上端と同様に支持されたスクリュ
ー軸41a、41b、41c、41dと、スクリュー軸41a、41bの下
端近辺をヘリカルギヤ42a、42bを介して駆動する駆動軸
43aと、スクリュー軸41c、41dの下端近辺をヘリカルギ
ヤ42c、42dを介して駆動する駆動軸43b、および主駆動
軸44とを有する。主駆動軸44とを有する。主駆動軸44
は、プリー56a、ベルト56bおよびプリー56cを介して一
定方向に回転するモータ50の出力軸に連結されている。
駆動軸43aは、プリー51a、ベルト51b、プリー51cおよび
クラッチ55aを介して、並びにギヤ53a、53bおよびクラ
ッチ55bを介して主駆動軸44に連結されている。駆動軸4
3bは、プリー52a、ベルト52b、プリー52cおよびクラッ
チ55cを介して、並びにギヤ53a、53cおよびクラッチ55d
を介して主駆動軸44に連結されている。なお、57は駆動
軸43a、43b、および主駆動軸44を支持する軸受である。
引き出し部500は、挿入部100の上面111と同じ傾斜角の
上面511を有するフレーム51と、この上面511に設けた開
口512を介して対向するように上下に配設され、投入用
ローラ12a、12bと類似の構造をした一対の引き出し用ロ
ーラ52a、52bが設けられている。引き出し用ローラ52b
は図示しないベルトを介して図示しないモータによって
駆動される。なお、被封緘物3の厚みに応じて引き出し
用ローラ52aと52bの間隔を調節するための装置(図示省
略)が設けられている。
次いで、本実施例の自動封入機の制御に用いられるセン
ター類について説明する。第5図(a)に示すように、
マイクロスイッチ113は、そのレバーが封筒収容部300側
に突出して、積み重ねられた封筒1の最上部の封筒1の
フラップ2が、このレバーに当接するように、挿入部10
0の封筒収容部300側上部に取り付けられており、エレベ
ータ30上に載置された封筒1の内の最上の封筒1に被封
緘物3を挿入できる位置までエレベータ30を上昇させる
機能を有する。また、マイクロスイッチ114は、ほぼ前
記ローラ12b1と12b2の間に設けられており、被封緘物3
が通過するときに動作して、被封緘物3が封筒1に挿入
されたことを検知するものである。マイクロスイッチ51
4は、マイクロスイッチ114の投入用ローラ12bに対する
位置関係とほぼ同様な位置関係でもって引き出し用ロー
ラ52bの近辺に設けられており、被封緘物3が挿入され
た封筒1が通過するときに動作して、封筒1が自動封入
機から送り出されたことを検知するものである。
更に、第5図(b)に示すように、自動封入機の図示し
ないケースに設けた部材703には、発光ダイオード58a
と、この発光ダイオード58aが発する光bを受けるフォ
トダイオード58bと、発光ダイオード59aと、この発光ダ
イオード59aが発する光cを受けるフォトダイオード59b
とが設けられている。発光ダイオード58aとフォトダイ
オード58bは、最上の封筒1が空気ノズル14から吹き出
された空気kによって膨らんでいることを検出するもの
であり、発光ダイオード59aとフォトダイオード59bは、
エレベータ30上に積み重ねられた封筒1が所定の高さに
なっているか否かを検知し、必要に応じてエレベータ30
を上昇させるように制御するものである。
次に、本実施例の動作について説明する。
エレベータ30上に、封筒1のフラップ2を挿入部100側
にして適当な高さまで積み重ねる。図示しない操作パネ
ルを操作してエレベータ30を上昇させる。即ち、第4図
に示すモータ50を起動し、クラッチ55aと55cとを励磁す
ると、駆動軸43aと43bとが主駆動軸44と同方向に回転し
てエレベータ30を上昇させ、最上部の封筒1のフラップ
2がマイクロスイッチ113のレバーに当接してマイクロ
スイッチ113を作動させると、また、最上部の封筒1が
発光ダイオード59aからフォトダイオード59bに至る光c
をさえぎると、エレベータ30が停止する。このとき、最
上部の封筒1のフラップ2は、マイクロスイッチ113の
レバーに当接しているとともに、固定シュート15の下面
にも接触して、固定シュート15によってフラップ2の過
半の部分が押さえられた形態となっている(第1図
(a))。
図示しない空気圧縮機を起動して空気ノズル14から空気
kを封筒1のフラップ2またはフラップ2の近辺に噴出
させると、最上部の封筒1に空気kが入って封筒1が膨
らむ。なお、空気kの噴出は自動封入機の運転が続く限
り連続して行われる。また、投入用ローラ12bおよび引
き出し用ローラ52bを駆動する図示しないモータを起動
する。別途、挿入部100の上面111に被封緘物3が図示し
ない被封緘物供給装置によって供給される。そして、膨
らんだ封筒1が、発光ダイオード58aからフォトダイオ
ード58bに至る光bをさえぎるので、フォトダイオード5
8bの出力は低下して、フォトダイオード58bは封筒1が
膨らんでいることを示す信号を発している。これで、封
筒1へ被封緘物3を挿入する準備が終了した(第1図
(a))。
本実施例で可動シュート16を設けた理由は、フラップカ
ットの封筒1であっても、第2図(a)に示すように、
可動シュート16の先端部分をフラップ2aの付け根部分よ
りも封筒1の内部に進出させることによって、第8図で
説明したような問題点、即ちフラップ2aを設けてない部
分が空気kによって持ち上がることを防止することにあ
る。この可動シュート16によって、フラップカットの封
筒でも、また普通の封筒においては勿論、封筒1の内部
の一部とフラップ2或いはフラップ2aとを的確に押さえ
て被封緘物を封筒内に容易に挿入することが可能にな
る。
まず、可動シュート16を、可動シュート16の変位装置16
0により矢印Aの方向に、固定シュート15よりも引き出
し部500側に進出させて、可動シュート16の先端部分を
封筒1内に進出させ、封筒1とフラップ2を押さえる。
大型封筒の場合には、可動シュート16の先端を封筒1の
内部へほぼ30mm程度、小型封筒1の場合にはほぼ5mm程
度進入させる。次に、レバー機構170が図示しないレバ
ー移動装置によって矢印Pの方向(矢印Aの方向と同方
向)の方向に変位する。従って、レバー17は封筒1内に
挿入される(第1図(b)、第2図(b))。
この後、ソレノイド17bが励磁されて、レバー17は矢印
Qの方向(矢印Aの方向と直角方向)へ変位して、レバ
ー17とクランプ片17aとの間に封筒1を挟んで封筒1を
固定する。従って、封筒1の入口が大きく開くとともに
封筒1とその下の封筒1とのひっつきをはずすことがで
きる。(第1図(c)、第2図(b))。
ソレノイド17bが励磁された後、所定の時間をおいて、
即ち、封筒1がレバー17とクランプ片17a間にクランプ
されたことと、封筒1が膨らんでいること、即ちフォト
ダイオード58bの出力が低下している信号によって、図
示しない被封緘物供給装置は被封緘物3を投入用ローラ
12a、12bに向かって押し出し(第1図(c))。
被封緘物3は、投入用ローラ12a、12b間を通過後、投入
用補助ローラ13と可動シュート16間を通り、封筒1内に
挿入される(第1図(d))。
被封緘物3が投入用ローラ12a、12b間を通過している間
に、被封緘物3がマイクロスイッチ114のレバーを押し
てマイクロスイッチ114が動作する。マイクロスイッチ1
14が動作したことをもって封筒1内に被封緘物3が挿入
されたこととし、マイクロスイッチ114が動作してから
所定時間経過後に、図示しないレバー変位装置によって
レバー機構170を矢印Rの方向(矢印Aの方向と同方
向)に変位する(第1図(e)、第2図(b))。
そして、この変位が終了すると、ソレノイド17bの励磁
を解いてレバー17をクランプ片17aから引き離して封筒
1を解放する。解放された封筒1は引き出し用ローラ52
a、52b間に引き込まれてこれらローラ52a、52bを通過す
る。このとき、マイクロスイッチ514が動作して、封筒
1が引き出し用ローラ52a、52bを通過してことを検出
し、この検出によってレバー機構170と可動シュート16
とは、元の位置迄移動する。同時に図示しない被封緘物
供給装置によって次の被封緘物3が挿入部100の上面111
に供給される(第1図(f))。
次の封筒1は空気ノズル14から吹き出されている空気k
によって膨らんでおり、可動シュート16は進出して次の
封筒1内に進入してこの封筒1をを押さえる。以後、前
記した動作を繰り返して次の封筒1へ被封緘物3が挿入
され自動封入機から送り出される。
このようにして数枚の封筒1に被封緘物3が挿入されて
自動封入機から送り出されると、積み重ねられた封筒1
の枚数が減少するから、封筒1のフラップ2によるマイ
クロスイッチ113のレバーの押圧が解除される。或い
は、発光ダイオード59aが発する光cが、積み重ねられ
た封筒1によって遮られなくなってフォトダイオード59
bの出力が増加する。或いはまた、マイクロスイッチ113
のレバーの解除と、フォトダイオード59bの出力の増加
が同時に生じる。すると、エレベータ30の昇降機構40を
動作させてエレベータ30を上昇させ、再び封筒1のフラ
ップ2がマイクロスイッチ113のレバーを押圧するか、
或いはフォトダイオード59bが受光する光cが封筒1に
よって遮られてフォトダイオード59bの出力が低下する
と、エレベータ30を停止させる。そして、再び封筒1へ
の被封緘物3の挿入を続行する。そして、エレベータ30
上に載置した全ての封筒1に被封緘物3を挿入し終える
ことができる。
なお、この後は、新しく積み重ねられた封筒1をエレベ
ータ30上に載置し、一度エレベータ30を降下させる。即
ち、クラッチ55bと55dとを励磁すると、駆動軸43aと43b
とは主駆動軸44と反対方向に回転してエレベータ30が降
下する。エレベータ30の降下後、再びエレベータ30を上
昇させ、最上部の封筒1のフラップ2がマイクロスイッ
チ113のレバーを押してエレベータ30を停止させる。こ
の後は、前記の自動封入機の動作を繰り返す。また、図
示しないが、エレベータ30の上昇限度と下降限度を制限
するリミットスイッチが設けられている。
上記のように、本実施例においては、エレベータ30上に
封筒1を積み重ねてあるので、被封緘物3を封筒1に挿
入する方向から封筒1の天地方向がずれることはない
し、また、封筒1の内部の一部分とフラップ2とを可動
シュート16とで押さえ、空気kによって開いた封筒1の
開きをレバー17を封筒1内に挿入することによって助成
し、且つレバー17とクランプ片17aとの間に封筒1をク
ランプした状態で被封緘物3を封筒1に挿入するので、
封筒1同士がひっつくことがなく、また、封筒1の入口
が広く開いているので被封緘物3は確実に封筒1内に挿
入されている。なお、上記実施例では封筒1を膨らませ
るのは、空気ノズル14から吹き出された空気kによって
いるが、場合により真空パッドを併用し、真空パッドに
よって封筒1の上面を吸い上げて封筒1を膨らませた
り、封筒1を分離したりすることができる。
<発明の効果> 以上説明したように本発明の自動封入機は、積み重ねら
れた封筒が載置されるエレベータと、このエレベータを
昇降させる昇降装置と、被封緘物を封筒内に送り込むロ
ーラと、積み重ねられた最上の封筒のフラップを押さえ
る固定シュートと、フラップまたはフラップの近辺に空
気を吹きつける空気ノズルと、被封緘物が封筒に挿入さ
れる前に封筒内に挿入されて封筒を押さえ被封緘物が封
筒に挿入された後に元の位置に復帰する可動シュート
と、空気ノズルから出た空気によって開いた封筒に挿入
されて封筒の開きを助成するとともに被封緘物が挿入さ
れた後、封筒をレバーの封筒への挿入方向に押し出す一
対のレバーと、押し出された封筒を引き出すローラとを
具備している。
従って、本発明の自動封入機は、封筒の天地方向が被封
緘物を封筒に挿入する方向からずれることがなく、ま
た、通常の封筒、或いはフラップカットの封筒に対して
も、確実に封筒1の内部とフラップとを押さえるととも
に、レバーの封筒内への挿入と、レバーとクランプ片間
に封筒をクランプすることによって、封筒同士のひっつ
きがなくなり、また封筒の開口の広がりを助成するの
で、確実に被封緘物を封筒内に挿入することができる利
点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を説明するための図
面であって、第1図は概略構造図と被封緘物を封筒に機
械的に挿入する原理を工程順に説明し説明図、第2図
(a)は可動シュートの動作説明図、第2図(b)はレ
バーの動作説明図、第2図(c)は可動シュートの変位
装置の第1例の説明図、第2図(d)は第2例の説明
図、第2図(e)は投入用ローラを斜視図である。第3
図はエレベータとエレベータの駆動機構の一部分の斜視
図、第4図はエレベータ駆動機構の他の部分の平面説明
図である。第6図は封筒の説明図、第7図は従来の自動
封入機の一部の説明図、第8図はフラップカットの封筒
を固定シュートで押さえた状態の説明図である。 1……封筒、2、2a……フラップ、3……被封緘物、12
a、12b……投入用ローラ、14……空気ノズル、15……固
定シュート、16……可動シュート、17……レバー、30…
…エレベータ、40……昇降装置、52a、52b……引き出し
用ローラ、k……空気。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未封入の封筒に空気を送り込んで封筒を開
    いて後被封緘物を封筒に挿入する自動封入機において、
    積み重ねられた封筒が載置されるエレベータと、このエ
    レベータを昇降させる昇降装置と、被封緘物を封筒内に
    送り込むローラと、積み重ねられた最上の封筒のフラッ
    プを押さえる固定シュートと、フラップまたはフラップ
    の近辺に空気を吹きつける空気ノズルと、被封緘物が封
    筒に挿入される前に封筒内に挿入されて封筒を押さえ被
    封緘物が封筒に挿入された後に元の位置に復帰する可動
    シュートと、空気ノズルから出た空気によって開いた封
    筒に挿入されて封筒の開きを助成するとともに被封緘物
    が封筒に挿入された後、封筒をレバーの封筒への挿入方
    向に押し出す一対のレバーと、押し出された封筒を引き
    出すローラとを具備したことを特徴とする自動封入機。
JP14450089A 1989-06-06 1989-06-06 自動封入機 Expired - Lifetime JPH06104399B2 (ja)

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