JP5455054B2 - 開口装置 - Google Patents

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Description

本発明は、箸袋等の長尺物梱包袋の開口部を開口させる開口装置に関するものである。
従来から長尺物の一種としての割り箸は、紙製等の細長い箸袋(長尺物梱包袋の一例)に装填されている。
ところで、一般的な飲食店では、近年、使い捨てとなる割り箸のコスト削減、および輸入に頼る割り箸の近い将来における供給状態の不安化の懸念から、繰り返し使用が可能なプラスチック製箸(以下「プラ箸」と称す)への切換え運用が始まっている。
一方で、プラ箸を採用する飲食店の中には、剥き出しで提供されるプラ箸に対する顧客の衛生面での懸念を払拭する配慮から、プラ箸を箸袋に入れて提供する場合もある。
しかし、プラ箸の袋詰め作業は、各店舗等において従業員による手作業で行われているのが実情である。
特に繁華街等にある繁忙な居酒屋店舗などでは、予め用意するプラ箸の膳数がかなりの数にのぼり、袋詰め作業に時間を要するという問題が生じていた。
例えば、500〜600膳を手作業で袋詰めするのに、作業者の能力にもよるが、1時間半程度の時間を費やしている。
このような箸の袋詰めの手間と時間を低減すべく、箸詰め作業の効率化を図る技術が開発されている。
例えば、実開5−42108号公報には、箸袋の開口部を開口させて、箸詰め作業を効率的に行うことのできる角切箸袋の開口装置が開示されている。
この開口装置は、圧縮空気の方向を規制して角切箸袋の表側先端へ向けて噴出する構成となっており、開口板先端が角切箸袋内に挿入されるまで箸袋の開口部が確実に開口されて、箸詰め作の効率の向上を図っている。
実開平5−42108号公報
しかしながら、前記従来技術においては、圧縮空気が必須であり、この圧縮空気を生成するコンプレッサー等が必要でとなり、装置のコストが嵩むという不都合があった。
また、前記従来技術に係る装置は、開口された箸袋に対して自動的に割り箸を詰め込む機構を備えているので効率的であるが、一方で自動詰め込み機構の付加により装置が大型となり、一般的な飲食店には導入し難いという問題もあった。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、長尺物を長尺物梱包袋へ梱包する作業の効率化を低コスト且つ小型の構成で実現することのできる開口装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る開口装置は、扁平状態に畳まれ一端に開口部を有する長尺物梱包袋の前記開口部を開口させる開口装置であって、複数の前記長尺物梱包袋を積層させて保持する保持手段と、前記保持手段に保持される前記複数の長尺物梱包袋を積層方向に付勢する付勢手段と、前記開口部に対して所定のタイミングで進退され、先端部が前記開口部に挿入された状態において当該開口部から所定の長尺物を挿入可能な空間を形成する開口手段と、該開口手段を前記開口部に対して進退させると共に、前記開口手段が前記開口部に進入するときには前記先端部を前記長尺物梱包袋に圧接させ、後退端位置においては前記圧接を解除させる駆動手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明に係る開口装置は、請求項1に記載の発明について、前記保持手段は、前記付勢手段により積層方向に付勢され、積層された前記長尺物梱包袋を押圧する押圧板を少なくとも備え、前記押圧板は、前記長尺物梱包袋の開口部側の端部が反積層方向に傾斜され、他端部が積層方向に突出された構成を有することを特徴とする。
請求項3の発明に係る開口装置は、請求項1または請求項2の何れかに記載の発明について、前記保持手段は、積層方向の端部位置にある前記長尺物梱包袋の表側の長辺側の両端部に当接され、前記長尺物梱包袋の中央部を外側に反らせる規制部が設けられることを特徴とする。
請求項4の発明に係る開口装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記保持手段の端部には、前記所定の長尺物を挿入した長尺物梱包袋を抜き取る抜取口が形成され、該抜取口から前記長尺物梱包袋が抜き取られる際の通過線上にあって、当該長尺物梱包袋の一部と接触して前記駆動手段を作動させる作動スイッチをさらに備えることを特徴とする。
請求項5の発明に係る開口装置は、請求項4に記載の発明について、前記作動スイッチが作動された際に、前記開口手段の先端部を前記長尺物梱包袋の前記開口部に挿入されるように前進させた後、前記先端部を次の前記長尺物梱包袋の前記開口部の手前まで後進させ、その後停止させる動作を1サイクルとして前記駆動手段を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項6の発明に係る開口装置は、請求項1から請求項5の何れかに記載の発明について、前記開口手段は、楔状の形状を有する開口爪を備え、該開口爪が前記開口部に挿入された際に前記開口爪の両側部に沿って左右に形成される空間に前記所定の長尺物を挿入するように構成されることを特徴とする。
請求項7の発明に係る開口装置は、請求項6に記載の発明について、前記開口爪の先端部には、丸み付け加工が施されていることを特徴とする。
請求項8の発明に係る開口装置は、請求項6または請求項7の何れかに記載の発明について、前記開口爪の前記長尺物梱包袋と対向される面には、凹み加工が施されていることを特徴とする。
請求項9の発明に係る開口装置は、請求項6から請求項8の何れかに記載の発明について、前記開口爪の前記長尺物が進入される側の端部には、テーパ加工が施されていることを特徴とする。
請求項10の発明に係る開口装置は、請求項1から請求項9の何れかに記載の発明について、前記長尺物梱包袋の前記開口部に対して前記所定の長尺物を挿入する際に、当該長尺物を案内するガイド部材がさらに設けられ、該ガイド部材には、挿入する方向に沿って狭くなる案内溝が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、長尺物を長尺物梱包袋へ梱包する作業の効率化を低コストで実現でき、且つ小型化が可能な開口装置を提供することができる。
特に、開口手段が開口部に進入するときには先端部を前記長尺物梱包袋に圧接させ、後退端位置においては前記圧接を解除させているので、長尺物梱包袋に過度な力を加えることなくスムーズに開口部を開くことができる。
また、従来技術のように圧縮空気を用いることもないので、コンプレッサー等の装置が不要であり、装置コストを低廉化することができると共に、装置全体を小型化することができる。
請求項2に記載の発明によれば、押圧板は、長尺物梱包袋の開口部側の端部が反積層方向に傾斜されているので、積層された長尺物梱包袋が無くなった場合に、開口手段の先端部と押圧板が干渉する事態を回避することができる。
また、押圧板の他端部が積層方向に突出された構成を有しているので、長尺物梱包袋の開口部と反対側の端部を積層方向に押圧し、長尺物を挿入させた後の抜き取り作業をし易くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、保持手段は、積層方向の端部位置にある長尺物梱包袋の表側の長手方向の両側端部に当接されて長尺物梱包袋の中央部を外側に反らせる規制部が設けられているので、長尺物を挿入させた後の抜き取り作業を一層し易くすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、抜取口から長尺物梱包袋が抜き取られる際の通過線上に長尺物梱包袋の一部と接触して前記駆動手段を作動させる作動スイッチが設けられているので、長尺物を挿入させた後の抜き取り作業を行う際に、作動スイッチが作動され、駆動手段により、次の長尺物梱包袋の開口部を開くための一連の動作を開始させることができ、作業効率を一層向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、作動スイッチが作動された際に、開口手段の先端部を長尺物梱包袋の前記開口部に挿入されるように前進させた後、先端部を次の長尺物梱包袋の開口部の手前まで後進させ、その後停止させる動作を1サイクルとして駆動手段が制御されるので、長尺物を長尺物梱包袋へ梱包する作業を効率的に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、開口手段は、楔状の形状を有する開口爪を備え、該開口爪が開口部に挿入された際に開口爪の両側部に沿って左右に形成される空間に所定の長尺物を挿入するように構成されているので、長尺物を長尺物梱包袋へ梱包する作業をより効率的に行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、開口爪の先端部には、丸み付け加工が施されているので、開口手段が開口部に進入する際に長尺物梱包袋が破れることを防ぐことができる。
請求項8に記載の発明によれば、開口爪の長尺物梱包袋の内壁と対向される面には、凹み加工が施されているので、開口手段が開口部に進入する際に長尺物梱包袋との摩擦が低減され、長尺物梱包袋が開口爪により押し出されてしまう事態を回避することができる。
請求項9に記載の発明によれば、開口爪の長尺物梱包袋が進入される側の端部には、テーパ加工が施されているので、長尺物を長尺物梱包袋へ梱包する作業をスムーズに行うことができる。
請求項10に記載の発明によれば、ガイド部材に、挿入する方向に沿って狭くなる案内溝が形成されているので、長尺物を長尺物梱包袋へ梱包する作業をよりスムーズに行うことができる。
実施の形態に係る開口装置Mの正面側の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る開口装置Mの背面側の外観を示す斜視図である。 袋ストッカの位置調整を説明する説明図である。 箸袋の中央部が反り返る状態を示す説明図である。 押上板の構成を示す斜視図である。 押上板の操作を示す説明図である。 セットされた箸袋の状態を示す側面図である。 起動スイッチの構成を示す説明図である。 機構部の構成を示す斜視図である。 開口爪の構成を示す説明図である。 開口爪の動作を示す説明図である。 開口爪の動作を示す説明図である。 開口爪の動作を示す説明図である。 実施の形態に係る開口装置Mの操作を示す説明図である。 実施の形態に係る開口装置Mの操作を示す説明図である。 実施の形態に係る開口装置Mの操作を示す説明図である。 箸袋をセットする状態を示す説明図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1から図17を参照して、本発明についての実施の形態に係る開口装置Mについて説明する。
図1および図2には、本実施の形態に係る開口装置Mの外観が示されている。
開口装置Mは、装置本体1の上方に、袋ストッカ部100(保持手段の一例)や機構部200等が搭載されて構成されている。
装置本体1は、金属製または樹脂製の筐体1aの下面の四隅に、安定性を高めると共に滑り止めとなるゴム足2が設けられている。
また、図1上、右側側面には機構部200の後述する電動モータ等への電源をオン、オフする電源スイッチ3が設けられている。
また、図2に示すように、装置本体1の背面側には、電源ヒューズ4、過剰電流を遮断するサーキットブレーカ5が設けられている。
袋ストッカ部100は、保持される箸袋150(長尺物梱包袋の一例)の両方の短辺および一方の長辺を保持する側壁部100a、100bがネジ101により装置本体1の上面に起立状態で固定されている。
なお、側壁部100aは、長孔120を介して、矢印A方向(図3参照)に位置調整ができるようになっている。
側壁部100a、100bの上部には、箸袋150の積層方向の端部位置にある箸袋150aの表側の長辺側の両端部に当接され、箸袋150aの中央部を外側に反らせる規制部130a、130b、130c、130dが設けられている。
この規制部130a、130b、130c、130dと、後述するバネ300(付勢手段の一例)および押圧板400の作用により、図4に示すように箸袋150aの中央部が外側に反らせられ、箸袋150aに長尺物の一種としての箸(プラ箸等)C(図15等参照)を挿入させた後の抜き取り作業がし易くなる。
なお、規制部130c、130dについては、側壁部100a、100bの上部に形成された長孔121とネジ103を介して、矢印BおよびC(図3参照)方向に位置調節できるようになっている。これにより、箸袋150の幅に合わせた微調整を行うことができる。
また、本実施の形態においては、規制部は箸袋150の両方の長辺側に沿って2つずつ設けられているが、1つずつ設ける構成としてもよい。
また、側壁部100aには、箸(プラ箸等)Cを挿入した箸袋150aを抜き取る抜取口110が形成されている(図3等参照)。
ここで、前出の押圧板400の構成について図5から図7等を参照して説明する。
本実施の形態において、押圧板400は、箸袋150の開口部側の端部が反積層方向に傾斜部401aを有する押圧部材401と、他端部にあって箸袋150の積層方向に突出された押圧部材403とを備えている。
押圧部材401と押圧部材403は、それぞれネジ402、404を用いて固定されている。
なお、押圧部材401および押圧部材403は、ネジ402、404を緩めて位置調整(押圧部材403は図5に示すように矢印D方向)することができ、用いる箸袋の種類等に合わせて微調整できるようになっている(図5参照)。
そして、押圧部材401の傾斜部401aにより、積層された箸袋150が無くなった場合に、後述する開口爪201(開口手段の一例)の先端部201aと押圧板400が干渉する事態を回避することができる。
また、押圧部材403が積層方向に突出されているので、箸袋150の開口部155(図15等参照)と反対側の端部を積層方向に押圧して、箸(プラ箸等)Cを挿入させた後の抜き取り作業をし易くすることができる。
また、本実施の形態において、押圧板400は、所定の金属板の折り曲げ加工により、直立する突上下降部410と一体的に形成されている。
さらに、突上下降部410の上端が水平方向に折り返されて、操作部410aを形成している。
また、突上下降部410の下方には、スライド部材420が固設されている。このスライド部材420には、昇降方向に穿設された2つのスライド孔420aが設けられている。
そして、このスライド孔420aが、装置本体1の上面に立設された一対のスライド軸500に挿通されて、昇降自在とされている。
また、押圧板400は、ベルト部材301を介してバネ300に連結され(図2参照)、箸袋150の積層方向に付勢力が付与されている。
そして、袋ストッカ部100に複数の箸袋150をセットする際には、図6に示すように、操作部410aを付勢力に抗して、矢印E方向に手で押し下げる。すると、操作部410aおよび突上下降部410と一体的に形成されている押圧板400も矢印F方向に下げられる。
次いで、押圧板400の下降状態を維持しつつ、複数の箸袋150を矢印G方向(図17参照)に押し込んでから、操作部410aの手による押し下げを解除する。
これにより、箸袋150は積層状態で袋ストッカ部100にセットされ、押圧板400の付勢力により上方へ押圧された状態で保持される。
なお、箸袋150をセットする際には、後述する開口爪201側に、箸袋150の開口部155が来るように留意する。
これにより、最上位の箸袋150aにおいて、開口爪201の下面が箸袋150aが接触する状態で保持される。
袋ストッカ部100の箸袋収納容量は、特には限定されないが、例えば、袋ストッカ部100の高さを70mmとした場合には、厚さ0.2mmの箸袋150を約300枚以上収容することができる。
また、図7に示すように、袋ストッカ部100に箸袋150が積層されてセットされた状態において、押圧板400の押圧部材403が積層方向に突出されているので、箸袋150の開口部155と反対側の端部156を積層方向に押圧して上方に反らされているので、箸(プラ箸等)Cを挿入させた後の抜き取り作業がし易くなる。
また、箸袋150への箸(プラ箸等)Cの梱包作業が進んで、積層された箸袋150が無くなった場合に、押圧部材401の傾斜部401aにより開口爪201の先端部201aと押圧板400が干渉する事態が回避される。
次に、図8等を参照して、後述する駆動手段としての電動モータ600を作動させる作動スイッチSWについて説明する。
作動スイッチSWは、スイッチングアーム250aを備えるリミットスイッチ本体250、スイッチングアーム250aと係合して作動させる検知子251等から構成されている(図8(a))。
検知子251は、回転軸251aに支持されて回動可能とされている。
そして、この作動スイッチSWの検知子251は、抜取口110から箸袋150aが抜き取られる際の通過線上に位置するように構成されている。
これにより、箸(プラ箸等)Cを挿入させた後の抜き取り作業を行う際に、箸袋150の一部が検知子251に当接して作動され(図8(b)の状態)、スイッチングアーム250aが移動されてリミットスイッチ本体25がオンされる。そして、電動モータ600が駆動されて、次の箸袋150a’の開口部155を開くための一連の動作が開始されるので、作業効率を一層向上させることができる。
次に、図9から図13を参照して機構部200の構成について説明する。
図9等に示すように、機構部200は、箸袋150aの開口部155(図15等参照)に対して所定のタイミングで進退され、先端部201aが開口部155に挿入された状態において当該開口部155から箸(プラ箸等)Cを挿入可能な空間S(図1、図15等参照)を形成する開口爪201(開口手段の一例)と、開口爪201を開口部155に対して進退させると共に、開口爪201が開口部155に進入するときには先端部201aを箸袋150aの表面側に圧接させ、後退端位置においては前記圧接を解除させる駆動機構D(駆動手段の一例)とを備える。
駆動機構Dは、電動モータ600と、この電動モータ600の回転軸601に設けられるクランク部材204と、クランク部材204に係合されてスライド溝202aに沿って矢印H方向に往復運動可能なスライドブロック202とを備えている。
なお、クランク部材204とスライドブロック202との係合状態および動作については後述する。
回転軸601に隣接させて、電動モータ600の停止を制御するリミットスイッチ205が設けられている。
スライドブロック202には、開口爪201がネジ部材206a、206bを介して取り付けられている。
なお、開口爪201は、ネジ部材206a、206bにより取付位置を調整することができるようになっており、箸袋150の種類等に応じた微調整を行うことができる。
また、開口爪201には、開口部155に進入するときには先端部201aを箸袋150aの表面側に圧接させ、後退端位置においては前記圧接を解除させるという動きを行わせるためのバネ207が取り付けられている。
ここで、図10を参照して、開口爪201の構成について説明する。
開口爪201は、図10の(a)に示すように、楔状の形状を有している。
そして、この開口爪201が箸袋150の開口部155に挿入された際に、開口爪201の両側部に沿って左右に形成される空間Sに箸(プラ箸等)Cを挿入することができる程度の厚さ(例えば、約2mm程度)に設計される。
また、開口爪201の先端部201aには、丸み付け加工が施されている(先端部201aを拡大して示した図10の(d)参照)。
これにより、箸袋150の開口部155に挿入された際に、箸袋150が破れる事態を回避することができる。
なお、先端部201aにおいて、丸み付け加工を行う部位は特には限定されず、両側面、上下面あるいは全周にわたって丸み付け加工を施すようにしてもよい。
また、開口爪201の箸袋150と対向される面201bには、凹み加工が施されている。
これにより、開口爪201が箸袋150の開口部155に進入する際の摩擦が低減され、箸袋150が開口爪201により押し出されてしまう事態を回避することができる。
また、開口爪201の箸(プラ箸等)Cが進入される側の端部201cには、テーパ加工が施されている。
これにより、箸(プラ箸等)Cを箸袋150へ梱包する作業をスムーズに行うことができる。
また、開口爪201の下方側には、軸孔254と、長孔255およびバネの係合孔252が設けられ、開口部155に進入するときには先端部201aを箸袋150aの表面側に圧接させ、後退端位置においては前記圧接を解除させるという動きを行わせるようになっている。なお、具体的な動きについては後述する。
また、図1等に示すように、箸袋150の開口部155に対して箸(プラ箸等)Cを挿入する際に、この箸(プラ箸等)Cを案内するガイド部材650が設けられ、このガイド部材650には、挿入する方向に沿って狭くなる案内溝650aが形成されている。
これにより、箸(プラ箸等)Cをガイド部材650に沿わせて開口部155まで導くことができるので、箸袋150へ梱包する作業をよりスムーズに行うことができる。
なお、本実施の形態において、ガイド部材650の中央部には、開口爪201が進退可能な溝650aが形成されている。
また、図1等に示す構成例では、ガイド部材650は、ケーシング700の上面に設けられており、このケーシング700にも開口爪201が進退可能な溝700aが形成されている。
次に、図11から図13を参照して、開口爪201の動きについて説明する。
なお、スライドブロック202の底部にはスライド溝202aが形成され、このスライド溝202aに、クランク部材203が備える回転自在なローラ203aが転動可能に係合されている。
これにより、クランク部材203の矢印P方向の回転運動が、矢印J方向および矢印K方向の直線運動(図12参照)に変換される。
まず、図11の状態は、開口爪201の先端部201aが下がった定位置の状態を示す。
これにより、先端部201aが箸袋150aの表面に圧接され、箸袋150の開口部155を開口させることができる。
この状態から電動モータ600が駆動されて、クランク部材203が矢印P方向に回転されると、図12に示すように、スライドブロック202は徐々にK方向に移動され、同時に開口爪201がK方向に後退される。
そして、開口爪201の後端側に設けられるストッパ901に開口爪201の後端に当たると、開口爪201の先端部201aが矢印L方向に一旦持ち上げられ、ストッパ901から離れると先端部201aが矢印M方向に再び下げられる(図12参照)。
これにより、先端部201aの箸袋150aの表面への圧接が一瞬解除され、再び次の箸袋150a’を押さえるので、より確実に箸袋150aの開口部155が開き易くなる。
即ち、開口爪201の先端部201aの上下動は、開口爪201全体の箸袋150の開口部155への挿入を容易にさせる(開口を容易にする)効果がある。
これは、開口爪201の先端部201aで開口部155を叩き(先端部201aを上下動させ)、箸袋150の開口部155に隙間を生じさせることができるからである。
なお、本実施の形態においては、バネ207によって、開口爪201の先端部201aが矢印M側に付勢されている(テンションが加えられている)ので、箸袋150aの表面に過剰な力が加わらず、スムーズに箸袋150aの開口部155を開くことができる。
つまり、開口爪201の先端部201aが下がった状態(定位置)にある場合には、箸袋150は押圧板400により下方から常に押し上げられており、開口爪201をバネ207により付勢することにより、開口爪201の先端部201aをL方向に逃がす反発力を与えている。
これにより、箸袋150aに過剰な力を与えることが防止され、箸袋150aに傷をつけるなどの不具合を未然に防ぐことができる。
また、開口爪201が、図上、右側に移動し、最右側に到着する少し手前まで開口爪201が下がった状態で開口する準備が行われ、開口爪201の先端部201aで開口部155を押さえ付けて、より確実に開口させることができる。
この際に、開口爪201は、ネジ部材206aを回転軸として、長孔255内をネジ部材206bが上下動することにより、開口爪201の先端部201aが矢印L方向および矢印M方向に揺動されることとなる。
次いで、クランク部材203がさらに矢印P方向に回転されると、スライドブロック202は徐々にJ方向に移動され、再び図12の状態を経て図11の状態に移行する。
そして、リミットスイッチ205の作動により、図11に示す定位置で停止する。
このように、クランク部材203の矢印P方向への1回転で、図11の定位置から図12の状態、図13の状態を経て再び図11の定位置に戻る動作を1サイクルとして駆動される。
なお、本実施の形態においては、図11に示す定位置において、クランク部材203のローラ203aがスライド溝202aにおいて死点からずれるように設計されている。
これにより、なんらかのトラブルにより、開口爪201を手動で移動させる場合に、死点となって動かせない事態を回避することができる。
次に、図14から図16を参照して、本実施の形態に係る開口装置Mを用いた箸(プラ箸等)Cの箸袋150への梱包作業の流れを説明する。
なお、袋ストッカ部100には、箸袋150が積層されてセットされているものとする。
まず、開口装置Mの電源スイッチ3をオンし、次いで、図14の(イ)に示すように、検知子251を手動で矢印N方向に1回押して、リミットスイッチ本体250を作動させる。
これにより、電動モータ600が駆動され、上述のようにクランク部材203がP方向に1回転される1サイクルの動作が実行される。
即ち、図14の(ロ)に示すように、開口爪201が矢印Qに沿って1サイクル動作される。なお、この際に、開口爪201の先端部201aが矢印Q方向に上下動する動作も行われる。
この一連の動作により、開口爪201が箸袋150aの開口部155から進入され、開口爪201の両側部に空間Sが形成される。
次いで、図15の(ハ)に示すように、2本の箸(プラ箸等)Cで開口爪201を挟むようにして、ガイド部材650の案内溝650aに各箸Cを合わせる。
続いて、各箸Cを案内溝650aに沿わせて、箸袋150aに対して真っ直ぐに各箸Cを挿入させる。
次いで、図16の(ホ)に示すように、各箸Cをさらに箸袋150aに対して押し込み、抜取口110を介して箸袋150aごと抜き取る。
この際に、箸袋150aの先頭部は、検知子251に当接して、これをN方向に押し込む動作が一緒に行われる。
これにより、再び開口爪201が矢印Qに沿って1サイクル動作され、且つ、開口爪201の先端部201aが矢印Q方向に上下動する動作が行われ、図16の(ヘ)に示すように、次の箸袋150aの開口部155から開口爪201が進入され、開口爪201の両側部に空間Sが形成される。
以降、上記の操作を繰り返すことにより、箸(プラ箸等)Cの箸袋150への梱包作業が効率的に行うことができる。
発明者の実験によれば、本実施の形態に係る開口装置Mを用いた場合には、一時間で約1200膳の箸(プラ箸等)Cを箸袋150に梱包することができた(1膳あたり約3秒)。
全て手作業で行っていた場合には、一時間で約400膳程度であったから、約3倍のスピードで梱包することができ、本発明に係る開口装置Mの導入が非常に効率的であることが分かる。
また、従来技術のように、圧縮空気を用いることがないので、コンプレッサー等の装置が不要となり、低コストで且つ装置の小型化を図ることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施の形態では、長尺物として箸を箸袋に梱包する場合を例にとったが、これに限らず、物差しを収納袋に梱包する場合や、その他の長尺物を長尺物梱包袋に梱包する場合に適用することも考えられる。
本発明による開口装置は、箸、物差し等の長尺物を長尺物梱包袋に梱包する作業に適用することができる。
M 開口装置
1 装置本体
1a 筐体
2 ゴム足
3 電源スイッチ
4 電源ヒューズ
5 サーキットブレーカ
100 袋ストッカ部
100a 側壁部
110 抜取口
120 長孔
121 長孔
130a 規制部
130c 規制部
150 箸袋
155 開口部
156 端部
200 機構部
201 開口爪
201a 先端部
202 スライドブロック
202a スライド溝
203 クランク部材
203a ローラ
204 クランク部材
205 リミットスイッチ
206a ネジ部材
206b ネジ部材
207 バネ
250 リミットスイッチ本体
250a スイッチングアーム
251 検知子
251a 回転軸
252 係合孔
300 バネ
301 ベルト部材
400 押圧板
401 押圧部材
401a 傾斜部
402 ネジ
403 押圧部材
410 突上下降部
410a 操作部
420 スライド部材
420a スライド孔
500 スライド軸
600 電動モータ
601 回転軸
650 ガイド部材
650a 案内溝
700 ケーシング
700a 溝
901 ストッパ
C 箸

Claims (10)

  1. 扁平状態に畳まれ一端に開口部を有する長尺物梱包袋の前記開口部を開口させる開口装置であって、
    複数の前記長尺物梱包袋を積層させて保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持される前記複数の長尺物梱包袋を積層方向に付勢する付勢手段と、
    前記開口部に対して所定のタイミングで進退され、先端部が前記開口部に挿入された状態において当該開口部から所定の長尺物を挿入可能な空間を形成する開口手段と、
    該開口手段を前記開口部に対して進退させると共に、前記開口手段が前記開口部に進入するときには前記先端部を前記長尺物梱包袋に圧接させ、後退端位置においては前記圧接を解除させる駆動手段と、
    を備えることを特徴とする開口装置。
  2. 前記保持手段は、
    前記付勢手段により積層方向に付勢され、積層された前記長尺物梱包袋を押圧する押圧板を少なくとも備え、
    前記押圧板は、前記長尺物梱包袋の開口部側の端部が反積層方向に傾斜され、他端部が積層方向に突出された構成を有することを特徴とする請求項1に記載の開口装置。
  3. 前記保持手段には、
    積層方向の端部位置にある前記長尺物梱包袋の表側の長辺側の両端部に当接され、前記長尺物梱包袋の中央部を外側に反らせる規制部が設けられることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の開口装置。
  4. 前記保持手段の端部には、前記所定の長尺物を挿入した長尺物梱包袋を抜き取る抜取口が形成され、
    該抜取口から前記長尺物梱包袋が抜き取られる際の通過線上にあって、当該長尺物梱包袋の一部と接触して前記駆動手段を作動させる作動スイッチをさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の開口装置。
  5. 前記作動スイッチが作動された際に、前記開口手段の先端部を前記長尺物梱包袋の前記開口部に挿入されるように前進させた後、前記先端部を次の前記長尺物梱包袋の前記開口部の手前まで後進させ、その後停止させる動作を1サイクルとして前記駆動手段を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の開口装置。
  6. 前記開口手段は、楔状の形状を有する開口爪を備え、
    該開口爪が前記開口部に挿入された際に前記開口爪の両側部に沿って左右に形成される空間に前記所定の長尺物を挿入するように構成されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の開口装置。
  7. 前記開口爪の先端部には、丸み付け加工が施されていることを特徴とする請求項6に記載の開口装置。
  8. 前記開口爪の前記長尺物梱包袋と対向される面には、凹み加工が施されていることを特徴とする請求項6または請求項7の何れかに記載の開口装置。
  9. 前記開口爪の前記長尺物が進入される側の端部には、テーパ加工が施されていることを特徴とする請求項6から請求項8の何れかに記載の開口装置。
  10. 前記長尺物梱包袋の前記開口部に対して前記所定の長尺物を挿入する際に、当該長尺物を案内するガイド部材がさらに設けられ、
    該ガイド部材には、挿入する方向に沿って狭くなる案内溝が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の開口装置。
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