JPH06104192B2 - 水性アニオン性分散液 - Google Patents

水性アニオン性分散液

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JPH06104192B2
JPH06104192B2 JP61088441A JP8844186A JPH06104192B2 JP H06104192 B2 JPH06104192 B2 JP H06104192B2 JP 61088441 A JP61088441 A JP 61088441A JP 8844186 A JP8844186 A JP 8844186A JP H06104192 B2 JPH06104192 B2 JP H06104192B2
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マンフレート・ミユーレル
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カセラ・アクチエンゲゼルシヤフト
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビス−(2−パーフルオルアルキル−エトキシ
−カルボニルアミノ)−トルオールを含有する水性アニ
オン性分散液、その製造法及びこれを繊維材料の疎油性
及び疎水性加工仕上げに使用すること、並びに分散液中
に含有される有効物質に関する。
米国特許第3,171,861号明細書からたとえば3−(パー
フルオルオクチル)−プロパノールとトルオールジイソ
シアネートとを反応させて対応するジウレタンとなすこ
とができること及びこの化合物がアセトン/1,1,1−トリ
クロルエタン−混合物中に溶解した形で種々の繊維材料
上に適用され、処理された繊維材料に油を反発する性質
を付与することは公知である。
特開昭59-94621号公報(繊維材料リポート10/85により
引用された)から合成繊維上に広がる前に松油と一緒に
フツ素含有化合物、たとえば2,4−ビス−(2−パーフ
ルオルアルキル−エトキシ−カルボニル−アミノ)−ト
ルオールを適用されたフイルムが少なくとも20重量%の
フツ素を含有する様な量で適用する時に合成繊維を汚れ
除け、耐水−及び油性に加工仕上げすることができるこ
とは知られている。
繊維材料加工仕上げ用の市販化合物はこの様なフツ素含
有ビスウレタンとカチオン性分散助剤を水性分散液中に
含有する。しかしこの分散液を使用した場合の欠点はこ
れで処理された繊維又は織物が一般にアニオン性に帯電
した汚れ粒子を引張ることである。この理由からフツ素
含有ビスウレタンのカチオン性分散液は特別な帯電防止
添加物を含有しなければならない。なぜならば加工仕上
げされた製品を後に付加的な帯電防止加工仕上げに強い
て委ねることがないからである。
したがつて前記理由からフツ素含有ビスウレタンをアニ
オン性水性分散液の形で処理すべき繊維材料上に適用す
ることが所望される。しかし従来フツ素含有ビスウレタ
ンを実際の要求、特に−20℃〜+40℃の温度での貯蔵安
定性の要求を満たす水性アニオン性分散液に変えること
は不可能であつた。
今や本発明は驚くべきことにこの様な実際上の要求を満
たすフツ素含有ビスウレタンの水性アニオン性分散液を
製造することを見い出した。
本発明による水性アニオン性分散液は (A)少なくとも1個の式I (式中nは5〜15の数を、Yは−Hまたは−Fを示
す。) なるビス−(2−フルオルアルキル−エトキシカルボニ
ルアミノ)−トルオールを含有し、これは式II YCF2-(CF2)n-CH2CH2OH (II) (式中n及びYは前述の意味を有する。) なる2−パーフルオルアルキルエタノールとトルイレン
−ジイソシアネートとを(1.8〜2):1のモル割合で式I
Iなる化合物に対して2〜5重量%N−メチル−ピロリ
ドンの存在下に反応させることによつて製造することが
できる化合物a%、 (B)少なくとも1個の式III YCF2(CF2)p-CH2CH2O-CO-NH-CH2CH2-SSO3X (III) (式中pは5〜15の数、Yは−Hまたは−F及びXは一
価のカチオンを示す。) なる乳化剤b%、 (B)少なくとも1個の式IV YCF2(CF2)q-CH2CH2-(OCH2CH2)r-OH (IV) (式中Yは−H又は−F、qは5〜15の数、rは0〜10
の数を示す。) なる非イオン性乳化剤c%及び (D)溶剤又は溶剤混合物d% −但しこの際aは5〜25の数、bは1〜14の数、cは1
〜14の数、dは5〜30の数を示しbとcに対する数値は
合計(b+c)=2〜15であるように選ぶ−を含有す
る。
上記パーセントは重量パーセントである。a,b,c及びd
に関するパーセントの記載は水性分散液の全重量に対し
てである。本発明の範囲内で前述及び後述のパーフルオ
ルアルキル−残基又はパーフルオルアルキル−化合物は
前記定義によればYにあたるω−位にH−原子を有する
こともできる。しかし純粋なパーフルオルアルキル−基
またはパーフルオルアルキル−化合物、すなわち式I〜
式IV(式中Y1は、−Fを示す。)なる化合物が好まし
い。
式II、III及びIVなる化合物をその技術的混合物の形で
使用することができる。これは一般に種々の指数n,p,q
及び/又はrを有する前記種類の数種の化合物を含有す
る。
本発明により水性アニオン性分散液の製造に使用する有
効物質Aは新規である。(A)に記載した化合物を製造
するために、式Iなる2−パーフルオルアルキル−エタ
ノール又は式IIなる種々の2−パーフルオルアルキル−
エタノールの混合物とトルイレン−ジ−イソシアネート
又は種々のトルイレン−ジ−イソシアネートの混合物と
をモル割合(1.8〜2:1で式IIなる化合物に対して2〜5
重量%、好ましくは2〜3.5重量%のN−メチル−ピロ
リドンの存在下に反応させる。その際出発化合物として
式IIなる2−パーフルオルアルキル−エタノールの技術
的混合物が十分に適する。これはn=5〜11を有する化
合物を含有する。特に式IIなる化合物(n=7〜11)が
適し、しかも個々の化合物の形で及びその技術的混合物
の形で適する。
トルイレン−ジ−イソシアネートとして特に2,4−及び
/又は2,6−トルイレン−ジ−イソシアネートが挙げら
れ、特に80重量%2,4−トルイレン−ジ−イソシアネー
ト及び約20重量%2,6−トルイレン−ジ−イソシアネー
トを含有する市販生成物の形である。
化合物Aを製造するための反応は一般に次の様に実施す
る:化合物II又は化合物IIの混合物を熔融し、熔融物に
2〜5重量%、好ましくは2〜3.5重量%N−メチル−
ピロリドンを混合し、次いで融点より約5〜10℃高い温
度でトルイレン−ジ−イソシアネート又はトルイレン−
ジ−イソシアネートの混合物を撹拌下に滴下する。次い
で1時間かけて約130℃の温度に加熱する。この場合反
応は約80℃の温度から僅かに発熱的に進行する。次いで
反応を約30℃で約3時間の反応時間によつて終了する。
反応の進行を連続的にIR−スペクトルにより取り出され
た試料に基ずいてイソシアネートバンドの消滅に関して
コントロールする。反応が記載した時間内にまだ終了し
ない場合、反応時間はたとえば6時間に延長しなければ
ならない。
N−メチルピロリドンの添加によつて恐らくまだ知られ
ていない構造の副生成物を形成する。これは本発明によ
る化合物の分散化に於て優れた分散液安定剤として作用
する。化合物Aの製造に於てN−メチルピロリドンの大
量添加は分散液安定化の効果に不利に影響しないが、式
Iなる有効物質の収量が不必要に減少する。
式Iなる化合物中の一価のカチオンXは一般にアルカリ
金属カチオン、特にナトリウム−又はカリウム−カチオ
ンアンモニウムカチオンである。アンモニウムカチオン
は場合により有機残基によつて置換されていてよい。た
とえばトリエタノールアンモニウムである。式IIなる化
合物は特にP=5〜11又は7〜11を有する技術的混合物
の形で市販されている。式IIIなる化合物(P=7〜1
1)を個々の化合物の形で又は技術的混合物の形で使用
するのが好ましい。
式IVなる乳化剤もほとんどその技術的混合物の形で市場
で入手できる。その際rは特に約6である。式IVなる乳
化剤(式中q=5〜11、特に7〜11、r=4〜8)は個
々の化合物の形で又は技術的混合物の形であるのが好ま
しい。
b及びcなる数は夫々1〜9を示すのが好ましい。この
際この数値は合計(b+c)=2〜12である様に選択す
るのが好ましい。dは10〜25の数を示すのが好ましい。
本発明による水性アニオン性分散液を製造するために、
成分A,B,C及びDを水中で比較的大きいエネルギー量の
供給下で分散する。その際成分の量割合は分散した後に
分散液に関して記載された組成を達成する様に選択す
る。大切なことは化合物Aを大抵溶剤又は溶剤混合物の
使用量の一部中で予め溶解することであり、分散を2つ
の部分段階に分け、先ず予め分散し、次いで微分散を行
うのが有利である。最初の分散は好ましくは高い剪断力
の使用によつて、たとえば急速に回転する撹拌器、たと
えばウルトラタラツクス(Ultraturrax)型分散機で実
施し、次いでその際得られた分散液にたとえば超音波処
理又は高圧均一化機中での処理を行う。この処理の終了
後、分散液中の粒子の大きさは80%以上、好ましくは95
%以上が1μm又はそれ以下である。溶剤成分Dに関し
て水溶性溶剤、たとえばモノ−又はジ−アルコール、低
級ケトン、ポリグリコールエステル及びポリグリコール
エーテル又はこの様な溶剤の混合物を使用する。成分D
は少なくとも1個の高沸点の水溶性溶剤、すなわちその
沸点が約150℃以上である溶剤を含有するのが好まし
い。場合により使用される溶剤混合物は1又は数種の水
不溶性溶剤、たとえばエステル、エーテル及び/又は高
級ケトンも含有することができる。低沸点溶剤の部分を
場合により後の時点で再び除去、たとえば留去すること
ができる。
適する水溶性、高沸点溶剤として特にジエチレングリコ
ール及び/又はジプロピレングリコールの(C1‐C4)モ
ノアルキル−及びジアルキルエーテルが挙げられる。更
に分散液の安定性のためにイソプロパノール、グリコー
ル又はグリセリンを単独で又は混合物の形で最終調製物
に対して1〜5重量%の量で添加するのが有利である。
特に有益な効果は、特に汚れ除け作用の点で本発明によ
る分散液が付加的に少なくとも1個のアニオン性に分散
された(メタ)アクリル酸エステル−ポリマー又はコポ
リマーをe重量%の量で含有する場合に得られる。この
場合eは5〜25の数を示し、合計(a+e)=15〜30で
ある様に選択するのが好ましい。この様な(メタ)アク
リル酸エステル−ポリマー又はコポリマーを別々に製造
された水性アニオン性分散液の形で本発明による分散液
に添加する。その上ポリマーの又はコポリマーの分散液
を式IIIなる化合物又はこの様な化合物の混合物を使用
下に分散するのが有利である。
(メタ)アクリル酸エステル−ポリマー又はコポリマー
は通常アクリル−及び/又はメタアクリル酸とC1〜C18
−アルコールとのエステルから成る成分を含有し、これ
はたとえば公知方法で製造することができる。メタアク
リルエステル−コポリマーはその製造に使用されるモノ
マー混合物がC1‐C4−アルコールのエステル少なくとも
80重量%を含有する場合に特に好ましい。メタアクリル
酸メチル−及び−イソブチルエステルから成るコポリマ
ーはコポリマー中でメチルエステル割合がより多い場合
特に好ましい。メタアクリル酸メチルエステル及び−イ
ソブチルエステルから重量割合3:1で製造されたコポリ
マーが特に有利である。このコポリマーの製造及びその
分散を例3に示す。その他の(メタ)アクリル酸エステ
ル−ポリマー及びコポリマーを同様に製造し、分散する
ことができる。
本発明による水性アニオン性分散液はすべての実際の要
求を満たし、特に−20〜+40℃の温度で優れた貯蔵安定
性を示す。これは氷点下の温度で凍結するが、従来公知
の分散液と対照的に分散液は融解後変化しない。本発明
による水性アニオン性分散液は繊維材料加工仕上げに於
いて優れた疎油性、疎水性、汚れ除け及び伝導率改良効
果を示す。これを単独で及びその他の加工仕上げ剤、た
とえばグリオキザール又はその誘導体を基体とする繊維
材料樹脂、軟化剤、PVA及びEVA又は類似の分散液との組
合せで繊維材料加工仕上げに使用することができる。
本発明による水性アニオン性分散液は天然又は合成繊維
から成る、特にポリアミド、ポリエステル、ポリアクリ
ルニトリル及び羊毛あるいはこれらの種類の繊維の混合
物から成る繊維材料の加工仕上げに適する。繊維材料は
任意の形で存在することができる。たとえば糸、繊維、
撚糸、フロツクとして、織物、組み物、編物又はフリー
スとして、しかも特にカーペツトとして存在する。
本発明による分散液をこれが製造の際に生じる形で繊維
材料上に適用することができる。しかし通常これを使用
するのに水で1〜10重量%、好ましくは1.5〜5重量%
の固体含有量に希釈する。処理すべき繊維材料上への適
用は夫々適する方法で、たとえば噴霧、スロツプパジン
グ、パジングによつて行うことができる。適用量は繊維
材料上に0.01〜1重量%フツ素、好ましくは0.05〜0.2
重量%フツ素が存在する様に選択する。これはほぼ0.1
〜10、好ましくは0.5〜2重量%固体含有量に相当す
る。処理すべき繊維材料上に適用した後、乾燥を約120
℃までの温度で、たとえば100〜120℃で行い、次いで熱
処理を約130〜190℃、好ましくは140〜180℃の温度で実
施し、常法で約4分〜約30秒間継続する。
分散液中に有利に含有される、高沸点の有機溶剤がキヤ
リヤー効果方法で繊維上に式Iなる有効物質を固着する
場合に重要な意味を有するという蓋然性がある。
次の例中パーセントの記載はその他に明記しない限り重
量パーセントを示す。
例1 化合物Aの製造 式IIなる2−パーフルオルアルキル−エタノールを有す
る市販混合物1080g、(2=モル)−これ中にn=7〜1
1を有する単一化合物を有し、Y=−Fである−を反応
容器中で65℃である融点以上に加熱し、N−メチル−ピ
ロリドン30gを加える。次いで70〜75℃の温度で30分か
けて80%2,4−及び20%2,6−トルイレン−ジ−イソシア
ネートから成る技術用混合物174.16g(=1モル)を撹
拌下に滴下する。1時間かけて130℃に加熱する。この
場合反応は80℃から僅かに発熱的に進行し、温度を約3
時間130℃まで保つ。
反応の進行を取り出された試料に基ずいてIR−スペクト
ルによりイソシアネートバンドの消滅でコントロールす
る。場合により反応時間を短縮又は延長する。
黄褐色熔融物1184gが得られ、これは冷却した場合僅か
に帯褐色の結晶ケーキに凝固する。
融点:90〜118℃。平均F−含有量:59%。
例2 (比較例) 例1をN−メチル−ピロリドンの無添加でくり返す。淡
い帯黄色の熔融物1154gが得られ、これは冷却の際に凝
固して硬い淡い帯黄色結晶ケーキを生じる。
融点:116〜120℃。平均F−含有量:60.5%。
例3 メタアクリル酸エステル−コポリマーの製造 攪拌器及び底部流出口を備えた250ml貯槽中にメタアク
リル酸メチルエステル75g及びメタアクリル酸−イソブ
チルエステル25gを予め存在させ、撹拌して均一溶液と
なし、その後攪拌器を取り去る。
攪拌器、温度計、ガス導入管、還流冷却器、滴下管及び
貯槽からの流入能力を備えた500ml重合フラスコ中に水1
30g、式V CF3(CF2)5-CH2CH2O-CO-NH-CH2CH2-SSO3Na (V) なる市販の乳化剤の25%イソプロパノール性溶液30g及
び貯槽からのモノマー溶液22mlを予め存在させる。撹拌
し、弱い窒素流を溶液中に導入しながら重合フラスコを
電気的に加熱された水浴を用いて50℃に加熱する(55℃
浴)。この温度の達成後、過硫酸カリウム0.2gを少量ず
つ添加する。重合反応をその後すぐに開始する。これは
約57℃にまでの温度の上昇で並びに色の変化(帯青色に
螢光を発する)で分る。内部温度が56℃を超えた場合、
貯槽からモノマー溶液並びに別個に製造された触媒溶液
−これはピロ亜硫酸ナトリウム(Na2S2O5)0.2g及び水1
0gから成る−の滴下を始める。同時に窒素の導入を中止
する。モノマー溶液を約1時間後、触媒溶液を少し後に
配量添加しなければならない。
この全滴下期間中浴温度が55℃で変化しない場合反応温
度は55〜60℃である。滴下終了後、ポリマーエマルジヨ
ンを60〜62℃(65℃浴温度)に加熱し、1時間この条件
下で後撹拌し、次いで室温に冷却し、PE−フイルターバ
ツク(105μm)を介して過する。約40%帯白色不透
明な分散液270.4gが得られる。
例4 メタアクリル酸エステル−コポリマーの製造 例3と同様に処理する。しかし例3に使用した乳化剤の
イソプロパノール性溶液30gを市販の、洗剤原料として
使用されるアルカンスルホナート(たとえば商品名Waro
lat U,バイエル社)4gに代える。
約40%帯白色不透明な分散液244.2gが得られる。
例5 本発明による分散液の製造 コツプ形状の200mlすり合せ−三頸フラスコ中に例1に
従つて製造された化合物A12.1g、ジエチレングリコール
−ジメチル−エーテル5g、ジプロピレングリコール−モ
ノメチルエーテル5g及び式VI CF3(CF2)7-11-CH2CH2-(OCH2CH2)6-OH (VI) なるパーフルオルアルキルエチル−ポリグリコール3gを
80〜90℃で溶解する。80℃で式VII CF3(CF2)5-CH2CH2-O-CO-NH-CH2CH2-SSO3Na (VII) なる化合物の25%イソプロパノール性溶液5gを混合す
る。
溶液中に80℃でウルトラタラツクス型の分散機の強い剪
断力の使用下に2−3分かけて水48.75ml中に式VIIなる
化合物1.25gを含有する溶液を滴下する。この際温度を4
5〜50℃に低下する。この温度で更に10〜15分更に分散
する。この場合すでに外見上好ましいエマルジヨンが生
じる。しかしこれはこの形でまだ貯蔵安定でないばかり
か、すぐに分解する。
次いで得られた粗分散液に最後の微細処理を行う。すな
わち超音波機(たとえばソニフイー型、ブランソン社)
を用いて超音波をかけることによつて粒子の90%が1μ
mの大きさに達する又はこれ以下になるまで行う。これ
は通常10〜15分間続く。その際温度を先ず水冷却によつ
て40〜45℃で保ち、終了頃氷水で冷却して20〜30℃に下
げる。
次いでこの様にして得られたこの微分散液に約40%アニ
オン性分散されたメタアクリルエステルコポリマー20g
を例3に従つて加える。混合物全体を再度約2分間冷却
下に20〜30℃で超音波を用いて処理する。フツ素含有量
7%(有効物質に対して)を有する微細の乳状不透明分
散液が得られる。これは−20℃〜+40℃の温度で極めて
良好に貯蔵安定である。
−20℃に24時間冷却した後、再溶解した場合分散液の変
化は観察されない。
例6 (比較例) 例5をくり返す。しかしその際例1に従つて製造された
化合物Aを例2によつて製造されたビスウレタン11.8g
に代える。
得られた分散液は貯蔵不安定である。というのは24時間
以内ですでに明らかな沈殿物が生じるからである。これ
は時間の経過に伴い増大する。
例7 本発明による製造 コツプ形状の200ml−すり合せ−三頸フラスコ中に水48.
75mlに式VII CF3(CF2)5-CH2CH2-O-CO-NH-CH2-CH2-SSO3Na (VII) なる化合物1.25gを含有する溶液及び例4による約40%
アニオン性に分散されたメタアクリルエステル−コポリ
マー20gを予め存在させる。この混合物中にウルトラタ
ラツクス型分散機の強い剪断作用下例1に従つて製造さ
れた化合物A12.1gを含有する80℃の熱い溶液をジエチレ
ングリコール−ジメチルエーテル5g、ジプロピレングリ
コール−モノメチルエーテル5g、式VI CF3(CF2)7-11-CH2CH2-(OCH2CH2)6-OH (VI) なるパーフルオルアルキルエチル−ポリグリコール3g及
びイソプロパノール中に式VIIなる化合物を有する25%
溶液5g中に混入撹拌する。この場合温度は約35℃に下が
る。この混合物を約10分間冷却せずに更にウルトラタラ
ツクスを用いて温度が45〜50℃に上昇するまで処理す
る。
この際外見上不透明なエマルジヨンが生じる。しかしこ
れはこの形でまだ貯蔵不安定であるばかりか、すぐに沈
澱する。
次いでこの粗分散液に最終微細化処理を行う。すなわち
超音波機(たとえばソニフイー型、ブランソン社)を用
いて超音波をかけることによつて粒子の90%が平均の大
きさ1μmに達する又はこれ以下になるまで行う。これ
は通常10〜15分間続ける。その際温度を先ず水冷却によ
つ40〜45℃で処理し、終了頃氷水で冷却し20〜30℃に下
げる。
フツ素含有量7%(有効物質に対して)を有する極めて
微細な乳状の不透明分散液100gが得られる。これは温度
−20℃及び+40℃でも十分に貯蔵安定である。
例8 −20℃で品質保持の比較 例5及び7による及び比較例6による分散液の夫々100g
−試料並びに比較としてカチオン性に分散された市販化
合物100gを冷却棚中で24時間−20℃に冷却する。その際
すべての試料が凍結する。融解の後、例5及び7の試料
はまだ凍結前と同様に極めて均一でかつ十分に有効であ
る。これに対して一緒に試験されたカチオン性に分散さ
れた市販化合物の分散液は完全に分解し、比較例6の試
料も融解の際に分解する。
例9 本発明による分散液の使用 例5又は7に従つて製造された本発明による分散液を水
で2〜4重量%の固体含有量に希釈する。得られた溶液
を処理すべき、帯状の織物製品に導入し、フーラード上
で圧搾する。この工程のくり返しは物質の浸透を促進
し、本発明による生成物の有効性を増加する。
織物物質を乾燥装置中で120℃までの温度で乾燥し、次
いで同一又は別の装置で150〜180℃の温度で3分〜3秒
間熱処理して固着する。
例10 例5に従つて製造された分散液を水で固体含有量3%に
希釈し、PA−タフテツドカーペツト上に噴霧する。次い
でカーペツトを110℃で乾燥し、次いで150℃で3分間熱
処理を行う。
処理されたカーペツトで疎油性化を3A/AATCC18-1966法
に従つて、疎水性化/スプレーをAATCC22-1952法に従つ
て及び乾燥汚れを次の規則に従つてテストする: 長さ20cm及び直径10cmのふたで密閉することができるシ
リンダー状容器中にカーペツト試料を張る。次いで直径
3mmの鋼球200g及び篩分された吸塵機のゴミ20gを入れ、
容器を密閉し、1時間ロール枠台上をころがす。次いで
試料を取り出し、吸塵機で吸引し、判定する。試験から
次表Iに記載した値が得られる: カチオン性に分散された市販化合物を用いて得られた比
較結果を表II中に記載する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 3/18 103 D06M 13/165 13/398 (72)発明者 フランク・ウエホウスキイ ドイツ連邦共和国 ブルクキルヒエン、タ ールハウゼル・ストラーセ 27 (72)発明者 ハンス・ウアーゲネル ドイツ連邦共和国 ホーフハイム/タウヌ ス、アム・ロツツエンウアルト 8 (72)発明者 マンフレート・ザイデル ドイツ連邦共和国 フランクフルト・ア ム・マイン、フエルキンゲル・ウエーク 68 (72)発明者 マンフレート・ミユーレル ドイツ連邦共和国 ゲルンハウゼン 5 ウンテレ・シエーナウ 31 (72)発明者 クラウス・カシユブ ドイツ連邦共和国 フランクフルト・ア ム・マイン、クルマインツエル・ストラー セ 55

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)少なくとも1個の式I (式中nは5〜15の数を、Yは−Hまたは−Fを示
    す。) なるビス−(2−フルオルアルキル−エトキシカルボニ
    ルアミノ)−トルオールを含有し、これは式II YCF2-(CF2)n-CH2CH2OH (II) (式中n及びYは前述の意味を有する。) なる2−パーフルオルアルキルエタノールとトルイレン
    −ジイソシアネートとを(1.8〜2):1のモル割合で式I
    Iなる化合物に対して2〜5重量%N−メチル−ピロリ
    ドンの存在下に反応させることによつて製造することが
    できる化合物a%、 (B)少なくとも1個の式III YCF2(CF2)pCH2CH2O-CO-NH-CH2CH2-SSO3X (III) (式中pは5〜15の数、Yは−Hまたは−F及びXは一
    価のカチオンを示す。) なる乳化剤b%、 (C)少なくとも1個の式IV YCF2-(CF2)q-CH2CH2-(OCH2CH2)r-OH (IV) (式中Yは−H又は−F、qは5〜15の数、rは0〜10
    の数を示す。) なる非イオン性乳化剤c%及び (D)溶剤又は溶剤混合物d% −但しこの際aは5〜25の数、bは1〜14の数、cは1
    〜14の数、dは5〜30の数を示し、bとcに対する数値
    は合計(b+c)=2〜15であるように選ぶ−を含有す
    る水性アニオン性分散液。
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