JPH06104156B2 - 立体縫製装置における袖張力付与装置 - Google Patents

立体縫製装置における袖張力付与装置

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JPH06104156B2
JPH06104156B2 JP2254345A JP25434590A JPH06104156B2 JP H06104156 B2 JPH06104156 B2 JP H06104156B2 JP 2254345 A JP2254345 A JP 2254345A JP 25434590 A JP25434590 A JP 25434590A JP H06104156 B2 JPH06104156 B2 JP H06104156B2
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sleeve
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tension
support
bulge
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Inventor
邦晴 佐久間
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工業技術院長
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は立体縫製装置における袖張力付与装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
複数の身頃バーを持つ身頃支持体と、複数の袖バーを持
つ袖支持体とを有し、袖支持体に取り付けた袖を、身頃
支持体に移転せしめ、袖を身頃支持体に固定した後袖支
持体を身頃支持体から引き離し、その後に身頃を身頃支
持体に取り付けて身頃と袖を立体縫製する立体縫製装置
は特願平1-287579号(特開平3-149084号公報)や特願平
1-300788号(特開平3-162891号公報)として提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような立体縫製装置においては第4図(a),
(b)及び第5図に示すように袖Bの布端B1を検出器3c
で検出した所で袖の位置決め動作は終了するが、縫い目
予定線7付近には、ぐし縫い加工が施されており(特に
袖山付近が最もいせ込み量が大きい)、この結果、袖の
布端B1の位置決め終了後でも袖にふくらみB2が発生し複
数の袖バー2(2a1〜2a9)の外周に袖Bが沿わない場合
が多い。
従って上記のような従来の立体縫製装置においては袖B
にふくらみB2が発生した状態で身頃支持体12の身頃バー
13に袖Bを移転することになり、ちょうど袖のふくらみ
B2付近でクランプ針16が袖Bを身頃バー13にクランプ固
定することになる。このふくらみの大きさは袖Bによっ
てまちまちであり、したがって、袖のふくらみB2が発生
していると袖移転後の袖の布端B1の位置精度が悪くな
り、結果的に縫い代寸法が一定にならず、縫製品質不良
の原因になっていた。
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
尚第4図(a),(b)及び第5図において1は袖支持
体、3は袖端位置決め機構、3aはマニュピレータ、3bは
シリンダ、6aはクランプ針、6bはその駆動シリンダであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の立体縫製装置における袖張力付与装置は複数の
袖バーによって支持された袖の一部に張力を付加する袖
張力付与機構を有し、袖を身頃支持体に移転する前にこ
の袖張力付与機構によって袖のふくらみを除去するよう
にしたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の立体縫製装置における袖張力付与装置において
は袖支持体によって支持された袖のぐし縫い加工部に生
じたふくらみが袖張力付与機構により除去された後袖が
身頃支持体に移転されるようになる。
〔実施例〕
前出従来例と重複する箇所には同一符号を付して重複説
明は省略し、以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。
本発明においては第1図に示すように身頃支持体12側及
び袖支持体1側に袖張力付与機構20及び30を夫々設け、
袖端位置決め機構3によって袖Bの布端を位置決め後、
上記袖張力付与機構20,30によって袖Bの中央部にその
側方から張力を与えて、ぐし縫いによる袖Bのふくらみ
を除去し、複数の袖バーに沿って袖Bが密着支持される
様にする。114は回転軸にボールねじ120を持つアームホ
ールモータ116を固定した身頃バー連結台、124はアーム
ホールリンク台であり、アームホールモータ116が回転
するとボールねじ120により身頃バー連結台114とアーム
ホールリンク台124とを相対的に左右に移動させ、その
ことにより四節リンク13aを作動し複数の身頃バー13が
拡大又は縮小する。そして、身頃支持体12側の袖張力付
与機構20は上記身頃バー連結台114に固定した張力付与
シリンダ39を有し、このシリンダ39の可動部39-1はシリ
ンダ39に空気圧を加えることによって突出する。可動部
39-1にはガイド軸40が一体に固定されており、このガイ
ド軸40の外側には袖押し棒42が遊嵌されている。この袖
押し棒42の内側には圧縮ばね41が配置され、常時袖押し
棒42を第1図において右方に押圧しているが、規制板43
が袖押し棒42の左端部に固定されており、これが上記ガ
イド軸40の左端に突き当って一定の位置より右方には動
かないようにされている。上記袖押し棒42の右端はシリ
ンダ39が一定のストローク右方へ動いたとき、袖Bの外
側を押圧しこれに張力を与える。
第2図は第1図のA-A線断面図で、袖押し棒42が2点鎖
線の位置に移動して袖に張力を与えた場合その反力で圧
縮ばね41がたわみ、最終的には圧縮ばね41のばね圧によ
って袖Bの下側半分に張力が与えられ、複数の袖バー2
に沿う袖のふくらみが除去されるようになる(第1図に
示すふくらみB2は鎖線で示すB3のようになる)。
62は回転軸にボールねじ140を持つ袖モータ136を固定し
た袖バーリンク台、142は袖バーリンクプレートであ
り、袖モータ136が回転するとボールねじ140により袖バ
ーリンク台62と袖バーリンクプレート142とを相対的に
左右に移動させ、そのことにより四節リンク2bを作動し
複数の袖バー2が拡大又は縮小する。そして、袖支持体
1側の袖張力付与機構30は同様にして袖バーリンク台62
に固定した張力付与シリンダ31を有し、この張力付与シ
リンダ31は第1図において身頃支持体側の張力付与シリ
ンダ39のやや上方に位置し、その可動軸31-1には軸33と
ガイド軸32が一体に固定されており、スライド体35が軸
33とガイド軸32に夫々遊嵌されている。スライド体35と
軸33の間には圧縮ばね36が介挿されており、このばね36
によってスライド体35は常に第1図において左方に抑制
されるが、上記軸33に固定したストッパ34で止まるよう
にされている。上記スライド体35には袖押し棒37が固定
されている。
シリンダ31を附勢すればその可動部31-1が突出して一定
のストロークで第1図において左方に動き、袖押し棒37
の先端が袖Bの内側に当たり、袖Bの上側半分に張力を
与えるが袖押し棒37は袖Bの反力とばね36がつり合った
所で停止する。
本発明の立体縫製装置における袖張力付与装置は上記の
ような構成であるからまず身頃支持体側の張力付与シリ
ンダ39を動作し、第2図のZ方向に袖に張力を与え袖の
縫い目線付近やクランプ位置付近のふくらみを取り、複
数の袖バー2に袖を密着させることができる。
次に袖支持体側の張力付与シリンダ31を動作し、第1図
に示すように袖を外側に押し出すが、この作用により袖
Bには第1図のY方向に張力が働くため、袖Bの膨らみ
B2部もY方向に引かれるためB3のようになり除去され袖
Bがすべて複数の袖バー2に密着するようになる。
尚本発明においては上記身頃支持体側及び袖支持体側の
袖張力付与機構の何れか一方のみを用いても効果的であ
るが両者を用いるのがより好ましい。
又両者を用いた場合には袖Bの上方部分に係合する袖張
力付与機構30を下方部分に係合する袖張力付与機構20よ
り後に作動せしめれば、下方の袖張力付与機構20によっ
てZ方向に強く張力が働くために緊張状態にある袖Bに
更に上方の袖張力付与機構30の張力が加わることになる
ので第1図のY方向に袖Bを引張して袖の上方部分のふ
くらみを効果的に除去することができる。
第3図は袖位置決め動作を示すフローチャートであって
袖支持体1に支持された袖を身頃支持体12に移転する前
に合体された後アームホールリンク台124に装着されて
いる図示しない身頃シリンダにより複数の身頃バー13の
下方の身頃バーが縮小し、身頃側の張力付与シリンダ39
が作動され、次いで袖側の張力付与シリンダ31が作動さ
れ、袖のふくらみが除去された後アームホールモータ11
6が駆動されて身頃バーが拡大位置より予め定められた
ティーチング位置まで縮小する。その後クランプ針6aに
より袖Bに対して略直角にクランプし袖Bを固定した後
にクランプ針16によりクランプ動作が行なわれる。クラ
ンプした後袖支持体1が縮小して袖支持体1を身頃支持
体12から引き離して、身頃を身頃支持体12に装着して身
頃と袖を立体縫製する。
〔発明の効果〕
上記のように本発明によれば袖縫い目線全周のふくらみ
が除去され袖が各袖バーに密着した状態で身頃支持体に
移転されるようになるので、袖のぐし縫いにばらつきが
あっても常に一定の精度で袖を身頃支持体に移転でき、
縫い目線精度が高くなり、縫製品質が向上するようにな
る大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の立体縫製装置における袖張力付与装置
の正面図、第2図はそのA-A線断面図、第3図は袖のふ
くらみ除去及び位置決め動作を示すフローチャート、第
4図(a)は従来の立体縫製装置の一部の正面図、同図
(b)は(a)図におけるI-I線断面図、第5図は袖の
ぐし縫い加工部の詳細図である。 1……袖支持体、2(2a1〜2a9)……袖バー、3……袖
端位置決め機構、3a……マニュピレータ、3b……シリン
ダ、3c……検出器、6a……クランプ針、6b……駆動シリ
ンダ、7……縫い目予定線、12……身頃支持体、13……
身頃バー、114……身頃バー連結台、142……袖バーリン
クプレート、16……クランプ針、20,30……袖張力付与
機構、31……張力付与シリンダ、31-1……可動軸、32…
…ガイド軸、33……軸、34……ストッパ、35……スライ
ド体、36……圧縮ばね、37……袖押し棒、39……張力付
与シリンダ、39-1……可動部、40……ガイド軸、41……
圧縮ばね、42……袖押し棒、43……規制板、B……袖、
B1……袖の布端、B2……ふくらみ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の袖バーによって支持された袖の一部
    に張力を付加する袖張力付与機構を有し、袖を身頃支持
    体に移転する前にこの袖張力付与機構によって袖ふくら
    みを除去するようにしたことを特徴とする立体縫製装置
    における袖張力付与装置。
  2. 【請求項2】上記袖張力付与機構が身頃支持体及び袖支
    持体の少なくとも何れか一方に設けられている請求項1
    記載の立体縫製装置における袖張力付与装置。
  3. 【請求項3】上記袖張力付与機構が身頃支持体及び袖支
    持体の双方に上下に異なる位置で設けられており、上方
    に設けられている上記袖張力付与機構が下方に設けられ
    ている上記袖張力付与機構の後に作動される請求項1記
    載の立体縫製装置における袖張力付与装置。
JP2254345A 1990-09-26 1990-09-26 立体縫製装置における袖張力付与装置 Expired - Lifetime JPH06104156B2 (ja)

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