JPH06104132A - コイルパターンの製造方法 - Google Patents

コイルパターンの製造方法

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JPH06104132A
JPH06104132A JP25314092A JP25314092A JPH06104132A JP H06104132 A JPH06104132 A JP H06104132A JP 25314092 A JP25314092 A JP 25314092A JP 25314092 A JP25314092 A JP 25314092A JP H06104132 A JPH06104132 A JP H06104132A
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JP
Japan
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pattern
printed
insulating magnetic
linear
magnetic material
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Withdrawn
Application number
JP25314092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Matsumoto
秀樹 松本
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工程数を減少させ、効率よくコイルパターン
を製造する。 【構成】 絶縁磁性体上に、先ず周回パターンを2分割
した形状で相互に電気的に独立した配置の第1の線状パ
ターン31を印刷する。その後、第1の線状パターン3
1の両端部15a〜15fを除いて絶縁磁性体層13を
設け、絶縁磁性体層13上に周回パターンの残りの第2
の線状パターン32を設ける。第2の線状パターン32
も同様に電気的に相互に独立した配置を有し、下層の第
1の線状パターン31の両端部に上層の第2の線状パタ
ーン32の端部17a〜17fをそれぞれ接続して設け
る。 【効果】 パターンの印刷は2回で行えるため印刷回数
2回で行える。そのため、印刷ずれが生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に製造工程が著しく
簡略化されたコイルパターンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品の小型化、薄型化等の要
求に伴いインダクタンス素子も薄型化されたものの需要
が大きく、小型化、薄型化コイルとしてスクリーン印刷
法による積層コイルが用いられている。スクリーン印刷
法により形成される積層コイル1は、図3に示すように
フェライト等の絶縁磁性体2中に銀等の導体パターン3
が周回されたものであり、両端部に端子電極4が設けら
れ薄型に形成されたものである。
【0003】このような積層コイルを形成するには、種
々の方法の発明がなされているが(特開昭64−113
10号公報、特開昭64−24407号公報、特開昭6
4−24408号公報)、大要すれば図4に示すように
まず、アルミナ板等の基板5上に絶縁磁性体2を印刷し
(a)、この絶縁磁性体層2上に端子電極に接続される
導体パターン始端3aを印刷し(b)、導体パターン始
端3aの端部6を残して導体パターン始端3aを被覆す
るよう絶縁磁性体2aを印刷する(c)。その後、始端
3aの端部6に重ねて導体の半パターン3bを印刷し
(d)、半パターン3bの端部7を残して半パターン3
bを被覆するように絶縁磁性体2bを印刷する(e)。
そして、絶縁磁性体2から露出した半パターン3bの端
部7に接続して更に半パターン3cを印刷する(f)。
(c)〜(f)に示す工程を反復することにより、絶縁磁
性体を介して導体パターンを形成する。即ち、導体の半
パターンごとに導体パターンと、その上層に形成される
導体パターンとの絶縁のための絶縁磁性体層の印刷を反
復する。そして、所望の巻数になるように反復形成し、
最後に端子電極に接続される導体パターンの終端3cを
積層し(g)、絶縁磁性体2cを印刷して導体パターン
の終端3cを被覆し(h)、焼成して製造されている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、このような方
法により積層コイルを製造するには、所望のインダクタ
ンスを得るため、図4(c)〜図4(f)に示す工程を反復
しなければならず、僅かに、パターンの巻数を1回増や
すためにも4回の印刷が必要であり、工程数が非常に多
くなると共に、印刷回数が増加すると、位置ずれや印刷
不良等も発生しやすく、歩留りが低下してしまう不都合
もあった。また、多層構造になると、インダクタンスの
信頼性が低下すると共に、コイルが厚くなってしまい薄
型化、小型化に反してしまうという欠点があった。
【0005】本発明は、上記の欠点を解消するためにな
されたものであって、積層コイルと同等の性能を備えた
コイルを作成し、製造工程を簡略化させることができ、
そのため信頼性が高く歩留りを向上させることができ、
しかも製品の厚さも非常に薄型化することができるコイ
ルパターンの製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のコイルパターンの製造方法は、絶縁磁性体層を
印刷した基板上に、周回パターンを2分割した形状を有
し相互に電気的に独立配置されてなる複数本の第1の線
状パターンを印刷し、次に第1の線状パターンの両端部
を除いた上部に絶縁磁性体層を印刷し、続いて当該絶縁
磁性体層上に、露出した第1の線状パターンの両端部に
それぞれの端部を重畳させて周回パターンを2分割した
形状を有し相互に電気的に独立配置されてなる複数本の
第2の線状パターンを印刷して全体として1回路を形成
するものである。
【0007】
【作用】絶縁磁性体層が印刷された基板上に、周回パタ
ーンを2分割した形状を有し相互に電気的に独立配置さ
れてなる複数本の第1の線状パターンを、同時に一時に
印刷をする。その後、第1の線状パターン上に絶縁磁性
体層を印刷する。この時、それぞれの線状パターンの両
端部を除いた部分に絶縁磁性体層を印刷する。そして、
絶縁磁性体層で被覆されずに露出した第1の線状パター
ンの端部にそれぞれの端部を重畳させて電気的に接続さ
せ、周回パターンの残りの部分の第2の線状パターンを
印刷する。第2の線状パターンはそれぞれ電気的に独立
配置されるように絶縁磁性体層上に同時に印刷する。そ
の後、表面を絶縁磁性体層で被覆して、コイルを形成す
る。コイルパターンを2分割して、それぞれ第1の線状
パターン、第2の線状パターンとして同時に印刷するた
め、全パターンの印刷は2回で終了できるため、積層コ
イルの製造に係わる印刷工程より印刷工程を著しく減少
できる。このため、製品の信頼性が向上され、歩留りよ
く製造できる。しかも、積層数が少ないため製品も薄型
のものが得られる。
【0008】
【実施例】本発明のコイルパターンの製造方法を適用し
た一実施例を図面を参照して説明する。本発明のコイル
パターン製造方法により作成されるコイルパターン10
は、図1に示すように、絶縁磁性体20中に周回する周
回パターン30、例えば4周回パターンが形成されたも
のである。
【0009】このようなコイルパターン10の製造方法
を図2に従って説明する。まず、セラミック材またはガ
ラス材等の非磁性絶縁基板11上に絶縁磁性体層12を
形成する(a)。絶縁磁性体層12は、フェライト材か
ら成る電気絶縁性の磁性材料の粉末をペーストとしてス
クリーン印刷法等により印刷して形成される。印刷形成
された絶縁磁性体層12上に、周回パターンを形成する
(b)。周回パターンは金属粉末のペースト、例えば銀
・パラジウム、あるいは銀・白金等から成る粉末をペー
ストとし、シルクスクリーン印刷法等により印刷して形
成される。印刷される第1の線状パターン31は、直線
状の始端30a及び鉤型のパターン31a、31b、3
1cであり、一度に印刷される。同時に印刷される直線
状の始端30a及び鉤型のパターン31a、31b、3
1cは周回パターンを2分割したものであり、相互に電
気的に独立して配置される。鉤型のパターン31a、3
1b、31cは図では鉤型に形成されているが、略半円
形あるいは楕円形であってもよく、パターンそれぞれ相
互に重畳しないように形成できるものならば何れのパタ
ーンでも採用され得る。
【0010】始端30a及び鉤型のパターン31a、3
1b、31cからなる第1の線状パターン31が印刷さ
れた上に、絶縁磁性体層13を形成する。絶縁磁性体層
13は、非磁性絶縁基板11上に形成される絶縁磁性体
層12と同様の材質を同様の印刷法によって印刷される
ことにより形成される(c)。絶縁磁性体層13は、第
1の線状パターンの両端部である始端30aの末端14
a、始端30aの他端14b及び鉤型のパターン31a
の端部15a及び15b、鉤型のパターン31bの端部
15c及び15d、鉤型のパターン31cの端部15e
及び15fがそれぞれ露出するよう窓16を除いた部分
に形成される。絶縁磁性体層13の厚さは、その上層に
形成される周回パターンが絶縁される厚さである。
【0011】その後、絶縁磁性体層13上に周回パター
ン30を2分割された形状を有した残りの鉤型のパター
ン32a、32b、32c及び終端30cである第2の
線状パターン32を同時に形成する(d)。鉤型のパタ
ーン32a、32b、32c及び終端30cは前述の半
パターン31a、31b、31cに対応した鉤型であ
り、それぞれ電気的に独立した配置に前述の第1の線状
パターン31の形成と同様に印刷法によって一度に印刷
されてなる。この時、鉤型のパターン32a、32b、
32cの端部は絶縁磁性体層13の窓16から露出する
始端14b及び鉤型のパターン31a、31b、31c
の端部にそれぞれ電気的に接続されるように重畳されて
形成される。即ち、鉤型のパターン32aの端部17a
または17bは、それぞれ始端30aの他端14bまた
は鉤型のパターン31aの端部15bと、鉤型のパター
ン32bの端部17cまたは17dはそれぞれ鉤型のパ
ターン31aの端部15aまたは鉤型のパターン31b
の端部15dと、鉤型のパターン32cの端部17eま
たは17fはそれぞれ鉤型のパターン31bの端部15
cまたは鉤型のパターン31cの端部15fと、終端3
0cの他端18bは、鉤型のパターン31cの端部15
eと接続されて設けられる。そのため、始端30a、終
端30c、鉤型のパターン31a、31b、31c及び
32a、32b、32cがそれぞれ相互に接続されるた
め4周回の周回パターンが形成できる。
【0012】その後、周回パターン30の第2の線状パ
ターン32を被覆するように、絶縁磁性体層19を形成
する(e)。絶縁磁性体層19は、前述の絶縁磁性体層
12及び13と同様の印刷法によって形成される。絶縁
磁性体層19は、第2の線状パターン32を絶縁できる
厚さに形成し、パターンの始端30aの末端14a及び
終端30cの末端18aが露出するよう始端30aの末
端14a及び終端30cの末端18a部分を除いた部分
に形成される。
【0013】その後、印刷法により形成された積層体を
適宜所望の温度に加熱し、焼成して一体化させ、図示は
しないがそれぞれの末端14a、18aに接続して電極
を形成する。このように形成されたコイルパターン10
はパターンの始端30aの末端14a、終端30cの末
端18aがそれぞれ外部の電子素子と電気的に接続され
て用いられる。
【0014】コイルパターンは導体間が絶縁磁性体によ
り絶縁されると共に、絶縁耐力を確保しつつ、外部への
磁束の漏洩が少ないため、特性のよいコイルが得られ
る。しかも、周回パターンの周回数が増加しても、周回
パターンの印刷は2回でよいため印刷ずれが生じず、歩
留りよく製造できる。上記の説明は本発明の一実施例の
説明であって、本発明はこれに限定されるものではな
い。即ち、上記実施例ではパターンの始端、終端が基板
の同一辺に突出するように設けたが、基板の対角線方向
に突出するようにすれば周回パターンを印刷する際、同
一のパターンを回転して用いて、印刷することもでき
る。
【0015】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のコイルパターンの製造方法によれば、周回パターン
の周回数が増えてもパターンの印刷は2回で行うことが
できるため、工程数を非常に減少させることができ、印
刷ミス等による歩留りの低下を来すことがなく、信頼性
も高く、製品の厚さも非常に薄く形成でき、機器の小型
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイルパターンの製造方法により製造
されるコイルパターンを示す正面図。
【図2】本発明のコイルパターンの製造方法の工程を示
す工程図。
【図3】従来の積層コイルを示す斜視図。
【図4】従来の積層コイルを製造方法の工程を示す工程
図。
【符号の説明】
10…………コイルパターン 12、13、19…………絶縁磁性体層 20…………絶縁磁性体 30…………周回パターン 31…………第1のパターン 32…………第2のパターン 14a、14b、15a、15b、15c、15d、1
5e、15f…………両端部 17a、17b、17c、17d、17e、17f、1
8b…………端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁磁性体層を印刷した基板上に、周回パ
    ターンを2分割した形状を有し相互に電気的に独立配置
    されてなる複数本の第1の線状パターンを印刷し、次に
    前記第1の線状パターンの両端部を除いた上部に絶縁磁
    性体層を印刷し、続いて当該絶縁磁性体層上に露出した
    前記第1の線状パターンの前記両端部にそれぞれの端部
    を重畳させて前記周回パターンを2分割した形状を有し
    相互に電気的に独立配置されてなる複数本の第2の線状
    パターンを印刷して全体として1回路を形成することを
    特徴とするコイルパターンの製造方法。
JP25314092A 1992-09-22 1992-09-22 コイルパターンの製造方法 Withdrawn JPH06104132A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013146568A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 株式会社村田製作所 電子部品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013146568A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 株式会社村田製作所 電子部品
JPWO2013146568A1 (ja) * 2012-03-27 2015-12-14 株式会社村田製作所 電子部品
US9697946B2 (en) 2012-03-27 2017-07-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component

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Effective date: 19991130