JPH06102801A - 像担持体のクリーニング装置 - Google Patents
像担持体のクリーニング装置Info
- Publication number
- JPH06102801A JPH06102801A JP27677492A JP27677492A JPH06102801A JP H06102801 A JPH06102801 A JP H06102801A JP 27677492 A JP27677492 A JP 27677492A JP 27677492 A JP27677492 A JP 27677492A JP H06102801 A JPH06102801 A JP H06102801A
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- JP
- Japan
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- toner
- fur brush
- image carrier
- cleaning device
- casing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファーブラシと、トナー搬送部材との間に位
置するケーシング部分に、トナー溜りを生じないように
して、ファーブラシからトナー搬送部材へのトナーの誘
導に支障を来たすことのないようにした、像担持体のク
リーニング装置を提供することである。 【構成】 弾性板より成り、ファーブラシ５からトナー
搬送スクリュー部材７に向けてトナーを導くためのトナ
ー堆積防止部材２９を、基端がケーシング部分に固定さ
れるように、且つ、自由端側２９Ａがファーブラシ５に
向けて延伸するように配設し、更に、その自由端側２９
Ａをファーブラシ５に喰い込ませるようにする。
置するケーシング部分に、トナー溜りを生じないように
して、ファーブラシからトナー搬送部材へのトナーの誘
導に支障を来たすことのないようにした、像担持体のク
リーニング装置を提供することである。 【構成】 弾性板より成り、ファーブラシ５からトナー
搬送スクリュー部材７に向けてトナーを導くためのトナ
ー堆積防止部材２９を、基端がケーシング部分に固定さ
れるように、且つ、自由端側２９Ａがファーブラシ５に
向けて延伸するように配設し、更に、その自由端側２９
Ａをファーブラシ５に喰い込ませるようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ファーブラシを備え
た、像担持体のクリーニング装置に関するものである。
た、像担持体のクリーニング装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタなどの
画像形成装置において、像担持体に静電潜像を形成し、
この静電潜像をトナー像として可視像化するものでは、
そのトナー像を転写材に転写したのち、この転写に寄与
しなかったトナーが像担持体表面に残留付着しているの
で、かかる付着トナーを、像担持体に対向させたクリー
ニング装置によって除去して回収するようにしている。
画像形成装置において、像担持体に静電潜像を形成し、
この静電潜像をトナー像として可視像化するものでは、
そのトナー像を転写材に転写したのち、この転写に寄与
しなかったトナーが像担持体表面に残留付着しているの
で、かかる付着トナーを、像担持体に対向させたクリー
ニング装置によって除去して回収するようにしている。
【０００３】図３は、この種のクリーニング装置の一従
来例を示したものである。
来例を示したものである。
【０００４】符号１は像担持体の一構成例であるドラム
状の感光体を示し、この感光体１は図示されない駆動手
段により矢印ａ方向に回転駆動される。このとき、感光
体表面には、帯電、像露光によって静電潜像が形成さ
れ、この潜像がトナー像として可視像化される。次い
で、このトナー像は図示していない転写材に転写され
る。感光体１にはクリーニング装置２が対向配備され、
このクリーニング装置は感光体１の表面に付着したトナ
ー像転写工程後のトナーを除去して回収する。
状の感光体を示し、この感光体１は図示されない駆動手
段により矢印ａ方向に回転駆動される。このとき、感光
体表面には、帯電、像露光によって静電潜像が形成さ
れ、この潜像がトナー像として可視像化される。次い
で、このトナー像は図示していない転写材に転写され
る。感光体１にはクリーニング装置２が対向配備され、
このクリーニング装置は感光体１の表面に付着したトナ
ー像転写工程後のトナーを除去して回収する。
【０００５】符号３はクリーニング装置本体をなすケー
シングを示し、このケーシング３は感光体より除去して
回収したトナーを収容する。このケーシング３には下部
にトナー排出搬送路４が設けられ、このトナー排出搬送
路４には、トナー搬送部材の一構成例であるトナー搬送
スクリュー部材７が配設されている。このトナー搬送ス
クリュー部材７が回転することによって、回収したトナ
ーがトナー排出搬送路４内を搬送され、この搬送された
トナーは、このケーシング３外の廃トナー収容カートリ
ッジ（不図示）などに収容される。
シングを示し、このケーシング３は感光体より除去して
回収したトナーを収容する。このケーシング３には下部
にトナー排出搬送路４が設けられ、このトナー排出搬送
路４には、トナー搬送部材の一構成例であるトナー搬送
スクリュー部材７が配設されている。このトナー搬送ス
クリュー部材７が回転することによって、回収したトナ
ーがトナー排出搬送路４内を搬送され、この搬送された
トナーは、このケーシング３外の廃トナー収容カートリ
ッジ（不図示）などに収容される。
【０００６】符号６は、ゴム等の弾性体より成るクリー
ニングブレードを示し、このクリーニングブレード６は
前述のトナー像転写工程後の残留トナーを、感光体１の
表面から掻き落として回収する。符号５はクリーニング
ブレード６の上流側（感光体１の表面の移動方向上の上
流側）に設けられるファーブラシを示し、このファーブ
ラシ５は、感光体１の表面に摺擦するように、時計方向
に回転駆動される。
ニングブレードを示し、このクリーニングブレード６は
前述のトナー像転写工程後の残留トナーを、感光体１の
表面から掻き落として回収する。符号５はクリーニング
ブレード６の上流側（感光体１の表面の移動方向上の上
流側）に設けられるファーブラシを示し、このファーブ
ラシ５は、感光体１の表面に摺擦するように、時計方向
に回転駆動される。
【０００７】ファーブラシ５は、除去して回収したトナ
ー、すなわち、クリーニングブレード６によって掻き落
とされたトナーをトナー搬送スクリュー部材７に導く働
きをする。なお、かかるファーブラシ５が、感光体１上
のトナーを掻き取り除去する働きも、同時にする場合が
ある。符号８はファーブラシ５に喰い込むように配設さ
れるフリッカを示し、このフリッカ８はファーブラシ５
についたトナーをたたき落とす。すなわち、このフリッ
カ８によって、ファーブラシ５に付着したトナーがＡ部
の方向に、はたき落とされるのである。
ー、すなわち、クリーニングブレード６によって掻き落
とされたトナーをトナー搬送スクリュー部材７に導く働
きをする。なお、かかるファーブラシ５が、感光体１上
のトナーを掻き取り除去する働きも、同時にする場合が
ある。符号８はファーブラシ５に喰い込むように配設さ
れるフリッカを示し、このフリッカ８はファーブラシ５
についたトナーをたたき落とす。すなわち、このフリッ
カ８によって、ファーブラシ５に付着したトナーがＡ部
の方向に、はたき落とされるのである。
【０００８】ところで、近時、一層の高画質化を図るた
めに、トナーについては一段と小粒径のものが採用され
る傾向にあり、このようなトナーは非常に凝集し易いも
のとなっている。かようなトナーを用いると、前述の落
下トナーについても、Ａ部において凝縮状態となり、こ
こに堆積し易くなる。
めに、トナーについては一段と小粒径のものが採用され
る傾向にあり、このようなトナーは非常に凝集し易いも
のとなっている。かようなトナーを用いると、前述の落
下トナーについても、Ａ部において凝縮状態となり、こ
こに堆積し易くなる。
【０００９】そこで、従来においては、弾性板より成る
トナー堆積防止部材９を、ファーブラシ５の下部のケー
シング部分からトナー搬送スクリュー部材７にかけて掛
け渡し、その上面（ケーシング部分と反対側の面）を案
内面にして、ファーブラシ５に付着したトナーや、フリ
ッカ８から落下したトナーなどを、トナー搬送スクリュ
ー部材７の方に導くようにしていた。
トナー堆積防止部材９を、ファーブラシ５の下部のケー
シング部分からトナー搬送スクリュー部材７にかけて掛
け渡し、その上面（ケーシング部分と反対側の面）を案
内面にして、ファーブラシ５に付着したトナーや、フリ
ッカ８から落下したトナーなどを、トナー搬送スクリュ
ー部材７の方に導くようにしていた。
【００１０】トナー堆積防止部材９は、図４に示すよう
に、櫛歯状に構成され、この自由端側９Ａがトナー搬送
スクリュー部材７の螺旋部に係合し、トナー搬送スクリ
ュー部材７が回転すると、トナー堆積防止部材９が上下
に振動するようになっている。この振動によって、トナ
ー堆積防止部材９上に乗ったトナーが、その部分に滞留
するのが防止される。そして、トナー堆積防止部材９の
上面に沿ってトナーがトナー搬送スクリュー部材７に向
けて導かれると共に、櫛歯の間を通って落ち込んだトナ
ーもトナー搬送スクリュー部材７に向けて導かれる。な
お、この種の技術については、例えば、特開昭６４−５
９２８３号公報などに示されている。
に、櫛歯状に構成され、この自由端側９Ａがトナー搬送
スクリュー部材７の螺旋部に係合し、トナー搬送スクリ
ュー部材７が回転すると、トナー堆積防止部材９が上下
に振動するようになっている。この振動によって、トナ
ー堆積防止部材９上に乗ったトナーが、その部分に滞留
するのが防止される。そして、トナー堆積防止部材９の
上面に沿ってトナーがトナー搬送スクリュー部材７に向
けて導かれると共に、櫛歯の間を通って落ち込んだトナ
ーもトナー搬送スクリュー部材７に向けて導かれる。な
お、この種の技術については、例えば、特開昭６４−５
９２８３号公報などに示されている。
【００１１】従来においては、このような構成にして
も、櫛歯の間を通ったトナーのうち、前述の螺旋部から
外れた部位のトナーがＡ部に溜り込み、ここに滞留し易
くなっていた。
も、櫛歯の間を通ったトナーのうち、前述の螺旋部から
外れた部位のトナーがＡ部に溜り込み、ここに滞留し易
くなっていた。
【００１２】いずれにしても、Ａ部にトナーが滞留して
堆積し、ブロッキング状態となるのである。このように
なると、ファーブラシ５からトナー搬送スクリュー部材
７へのトナーの誘導機能に支障を来たすようになる。
堆積し、ブロッキング状態となるのである。このように
なると、ファーブラシ５からトナー搬送スクリュー部材
７へのトナーの誘導機能に支障を来たすようになる。
【００１３】図５は別の従来例を示し、この例は、図６
に示す櫛歯状のトナー堆積防止部材１９の自由端部１９
Ａを、ファーブラシ８の位置するケーシング部分の方に
延ばすようにしたものである。この例においても、矢張
り、Ａ部にトナー溜りを生じ、これがトナー堆積防止部
材の上側にも盛り上がるようになって、先に述べたトナ
ーの誘導機能に支障を来たすようになる。
に示す櫛歯状のトナー堆積防止部材１９の自由端部１９
Ａを、ファーブラシ８の位置するケーシング部分の方に
延ばすようにしたものである。この例においても、矢張
り、Ａ部にトナー溜りを生じ、これがトナー堆積防止部
材の上側にも盛り上がるようになって、先に述べたトナ
ーの誘導機能に支障を来たすようになる。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ファ
ーブラシと、トナー搬送部材との間に位置するケーシン
グ部分に、トナー溜りを生じないようにして、ファーブ
ラシからトナー搬送部材へのトナーの誘導に支障を来た
すことのないようにした、像担持体のクリーニング装置
を提供することにある。
ーブラシと、トナー搬送部材との間に位置するケーシン
グ部分に、トナー溜りを生じないようにして、ファーブ
ラシからトナー搬送部材へのトナーの誘導に支障を来た
すことのないようにした、像担持体のクリーニング装置
を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、像担持体表面に付着したトナー像転写工程
後のトナーを除去して回収する、像担持体のクリーニン
グ装置であって、回収したトナーを収容し、トナー排出
搬送路を設けたケーシングと、トナー排出搬送路に設け
られ、回収したトナーをクリーニング装置本体外に搬送
するトナー搬送部材と、像担持体の表面に対し摺擦する
ように回転駆動され、除去して回収したトナーをトナー
搬送部材に導くファーブラシとを備えた像担持体のクリ
ーニング装置において、基端側がトナー搬送部材の下部
に近接したケーシング部分に固定され、自由端側が前記
ファーブラシに向けて延伸するように、且つ、該ファー
ブラシに喰い込むように配設され、ケーシング面と反対
の面をファーブラシからトナー搬送部材に導かれるトナ
ーの案内面とした、弾性を有するトナー堆積防止部材を
設けた構成を提案するものである。
成するため、像担持体表面に付着したトナー像転写工程
後のトナーを除去して回収する、像担持体のクリーニン
グ装置であって、回収したトナーを収容し、トナー排出
搬送路を設けたケーシングと、トナー排出搬送路に設け
られ、回収したトナーをクリーニング装置本体外に搬送
するトナー搬送部材と、像担持体の表面に対し摺擦する
ように回転駆動され、除去して回収したトナーをトナー
搬送部材に導くファーブラシとを備えた像担持体のクリ
ーニング装置において、基端側がトナー搬送部材の下部
に近接したケーシング部分に固定され、自由端側が前記
ファーブラシに向けて延伸するように、且つ、該ファー
ブラシに喰い込むように配設され、ケーシング面と反対
の面をファーブラシからトナー搬送部材に導かれるトナ
ーの案内面とした、弾性を有するトナー堆積防止部材を
設けた構成を提案するものである。
【００１６】なお、ファーブラシは、像担持体に対して
摺擦する部分が、像担持体の移動方向と同じ方向に移動
するように、回転駆動されるものであるとすると、効果
的である。
摺擦する部分が、像担持体の移動方向と同じ方向に移動
するように、回転駆動されるものであるとすると、効果
的である。
【００１７】又、案内面を低摩擦係数面とすると、効果
的である。
的である。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１９】図１は、本発明一実施例のクリーニング装
置の断面構成図である。なお、この説明に当って、従来
例と同一の機能を達成する部材については、便宜上、同
一の符号を使用し、その機能説明については省略する。
置の断面構成図である。なお、この説明に当って、従来
例と同一の機能を達成する部材については、便宜上、同
一の符号を使用し、その機能説明については省略する。
【００２０】図１において、トナー堆積防止部材２９
は、弾性を有する薄い板より成る。例えば、トナー堆積
防止部材２９は、マイラー（商品名）フィルムの如き合
成樹脂製の弾性板若しくは、ステレンレス製、リン青銅
製などの金属弾性板より成っていて、従来例のような櫛
歯のものと違って図２に示すように単純な平板状のもの
となっている。
は、弾性を有する薄い板より成る。例えば、トナー堆積
防止部材２９は、マイラー（商品名）フィルムの如き合
成樹脂製の弾性板若しくは、ステレンレス製、リン青銅
製などの金属弾性板より成っていて、従来例のような櫛
歯のものと違って図２に示すように単純な平板状のもの
となっている。
【００２１】このトナー堆積防止部材２９は、基端側が
トナー搬送スクリュー部材７の下部に近接したケーシン
グ部分３ａに固定され、その自由端側２９Ａはファーブ
ラシ５の方に延伸していて、且つ、そのブラシ５に喰い
込むように配設されている。そして、ケーシング面と反
対側の面が、ファーブラシ５からトナー搬送スクリュー
部材７に向けてトナーを導く場合の案内面となってい
る。
トナー搬送スクリュー部材７の下部に近接したケーシン
グ部分３ａに固定され、その自由端側２９Ａはファーブ
ラシ５の方に延伸していて、且つ、そのブラシ５に喰い
込むように配設されている。そして、ケーシング面と反
対側の面が、ファーブラシ５からトナー搬送スクリュー
部材７に向けてトナーを導く場合の案内面となってい
る。
【００２２】フリッカ８の周辺部から落下したトナーは
トナー堆積防止部材２９の上記案内面上を滑り落ちて、
そのままトナー搬送スクリュー部材７に導かれる。この
とき、トナー堆積防止部材２９は、この自由端側２９Ａ
がファーブラシ５に喰い込んでいるので、トナー堆積防
止部材２９の下位に、トナーが廻り込むおそれがない。
しかも、その喰い込みによって、ファーブラシ５が回転
した状態では、トナー堆積防止部材２９が振動するの
で、Ａ部にトナーが堆積するのが防止される。
トナー堆積防止部材２９の上記案内面上を滑り落ちて、
そのままトナー搬送スクリュー部材７に導かれる。この
とき、トナー堆積防止部材２９は、この自由端側２９Ａ
がファーブラシ５に喰い込んでいるので、トナー堆積防
止部材２９の下位に、トナーが廻り込むおそれがない。
しかも、その喰い込みによって、ファーブラシ５が回転
した状態では、トナー堆積防止部材２９が振動するの
で、Ａ部にトナーが堆積するのが防止される。
【００２３】ところで、最近、公害防止の面より、有機
性感光体（ＯＰＣ感光体）の採用が増加しており、この
ような感光体の表面をファーブラシで摺擦させて感光体
表面を最小限研磨するのに、ファーブラシ５を連れ回り
方向に回転させる構成のものが多くなっている。すなわ
ち、ファーブラシ５の、感光体１と接する部分（摺擦す
る部分）の移動方向が、感光体１の表面の移動方向と同
じになるように、ファーブラシ５を回転駆動する構成の
ものが多くなっているのである。
性感光体（ＯＰＣ感光体）の採用が増加しており、この
ような感光体の表面をファーブラシで摺擦させて感光体
表面を最小限研磨するのに、ファーブラシ５を連れ回り
方向に回転させる構成のものが多くなっている。すなわ
ち、ファーブラシ５の、感光体１と接する部分（摺擦す
る部分）の移動方向が、感光体１の表面の移動方向と同
じになるように、ファーブラシ５を回転駆動する構成の
ものが多くなっているのである。
【００２４】ファーブラシ５を、このような方向、すな
わち、図１において反時計方向に回転させた場合、フリ
ッカ８で圧縮されるファーブラシの毛先部分が、そのフ
リッカから解放される際、トナーがトナー堆積防止部材
２９やトナー搬送スクリュー部材７の方に効果的に導か
れるようになる。又、トナー堆積防止部材２９の自由端
側２９Ａは、ケーシング部分の方に向けて強制的に撓ま
せられ、撓んだあと、その自由端側は反対の方に跳ねる
ので、その自由端側で、跳ね飛ばされるトナーはトナー
搬送スクリュー部材７の方に向かうようになる。
わち、図１において反時計方向に回転させた場合、フリ
ッカ８で圧縮されるファーブラシの毛先部分が、そのフ
リッカから解放される際、トナーがトナー堆積防止部材
２９やトナー搬送スクリュー部材７の方に効果的に導か
れるようになる。又、トナー堆積防止部材２９の自由端
側２９Ａは、ケーシング部分の方に向けて強制的に撓ま
せられ、撓んだあと、その自由端側は反対の方に跳ねる
ので、その自由端側で、跳ね飛ばされるトナーはトナー
搬送スクリュー部材７の方に向かうようになる。
【００２５】これに対し、ファーブラシ５が時計方向に
回転する構成とすると、強制的に撓んだあとの自由端部
２９Ａがケーシング部分の方に弾性復帰するようになる
ので、Ｂ部近傍にトナーが廻り込み易くなる。すなわ
ち、トナー堆積防止部材２９とケーシング部との間に、
トナーが入り込んでしまうのである。ファーブラシを前
述した方向に回転させれば、このようなことが防止され
ることになる。
回転する構成とすると、強制的に撓んだあとの自由端部
２９Ａがケーシング部分の方に弾性復帰するようになる
ので、Ｂ部近傍にトナーが廻り込み易くなる。すなわ
ち、トナー堆積防止部材２９とケーシング部との間に、
トナーが入り込んでしまうのである。ファーブラシを前
述した方向に回転させれば、このようなことが防止され
ることになる。
【００２６】このように、本発明はファーブラシ５が図
１の反時計方向に回転するクリーニング装置に有利に適
用できるものであるが、感光体１に対して摺擦するファ
ーブラシ部分が感光体１の移動方向と逆方向に移動する
ように、ファーブラシ５が回転駆動されるクリーニング
装置にも、本発明の適用が可能である。
１の反時計方向に回転するクリーニング装置に有利に適
用できるものであるが、感光体１に対して摺擦するファ
ーブラシ部分が感光体１の移動方向と逆方向に移動する
ように、ファーブラシ５が回転駆動されるクリーニング
装置にも、本発明の適用が可能である。
【００２７】この他、トナー堆積防止部材２９のトナー
案内面を低摩擦係数面とするようにしても良い。例え
ば、テフロン（商品名）などの低摩擦材をトナー堆積防
止部材本体に被覆形成する。トナー堆積防止部材を、か
ように構成すると、トナーが滑り易くなり、トナー堆積
防止部材上でのトナーの滞留を生じにくくすることがで
きる。
案内面を低摩擦係数面とするようにしても良い。例え
ば、テフロン（商品名）などの低摩擦材をトナー堆積防
止部材本体に被覆形成する。トナー堆積防止部材を、か
ように構成すると、トナーが滑り易くなり、トナー堆積
防止部材上でのトナーの滞留を生じにくくすることがで
きる。
【００２８】
【発明の効果】請求項１に記載の構成によれば、従来例
で生じていた、トナー堆積防止部材下位のケーシング部
分上でのトナー堆積を生じにくくすることができ、ファ
ーブラシからトナー搬送部材に向けてトナーを円滑に適
確に導くことができる。
で生じていた、トナー堆積防止部材下位のケーシング部
分上でのトナー堆積を生じにくくすることができ、ファ
ーブラシからトナー搬送部材に向けてトナーを円滑に適
確に導くことができる。
【００２９】請求項２に記載の構成によれば、トナー堆
積防止部材と、ケーシング部分との間に、トナーを入り
込ませないようにすることができる。
積防止部材と、ケーシング部分との間に、トナーを入り
込ませないようにすることができる。
【００３０】請求項３に記載の構成によれば、トナー堆
積防止部材上のトナーを滑り易くすることができ、トナ
ー堆積防止部材上にトナーを滞留させないようにするこ
とができる。
積防止部材上のトナーを滑り易くすることができ、トナ
ー堆積防止部材上にトナーを滞留させないようにするこ
とができる。
【図１】本発明一実施例のクリーニング装置の断面構成
図である。
図である。
【図２】同上クリーニング装置に具備されるトナー堆積
防止部材の一例の平面図である。
防止部材の一例の平面図である。
【図３】従来のクリーニング装置の断面構成図である。
【図４】同上クリーニング装置に具備されるトナー堆積
防止部材の平面図である。
防止部材の平面図である。
【図５】別の従来例のクリーニング装置の断面構成図で
ある。
ある。
【図６】同上クリーニング装置に具備されるトナー堆積
防止部材の平面図である。
防止部材の平面図である。
１ 像担持体としてのドラム状感光体 ２ クリーニング装置 ３ ケーシング ３ａ ケーシング部分 ４ トナー排出搬送路 ５ ファーブラシ ７ トナー搬送部材としてのトナー搬送スクリュー部材 ２９ トナー堆積防止部材 ２９Ａ 自由端側
フロントページの続き (72)発明者 徳橋 正樹 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山口 俊隆 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項１】 像担持体表面に付着したトナー像転写工
程後のトナーを除去して回収する、像担持体のクリーニ
ング装置であって、回収したトナーを収容し、トナー排
出搬送路を設けたケーシングと、トナー排出搬送路に設
けられ、回収したトナーをクリーニング装置本体外に搬
送するトナー搬送部材と、像担持体の表面に対し摺擦す
るように回転駆動され、除去して回収したトナーをトナ
ー搬送部材に導くファーブラシとを備えた像担持体のク
リーニング装置において、基端側がトナー搬送部材の下
部に近接したケーシング部分に固定され、自由端側が前
記ファーブラシに向けて延伸するように、且つ、該ファ
ーブラシに喰い込むように配設され、ケーシング面と反
対の面をファーブラシからトナー搬送部材に導かれるト
ナーの案内面とした、弾性を有するトナー堆積防止部材
を設けた像担持体のクリーニング装置。 - 【請求項２】 ファーブラシは、像担持体に対して摺擦
する部分が、像担持体の移動方向と同じ方向に移動する
ように、回転駆動されるものである請求項１に記載の像
担持体のクリーニング装置。 - 【請求項３】 案内面を低摩擦係数面とした請求項１に
記載の像担持体のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27677492A JP3171489B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 像担持体のクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27677492A JP3171489B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 像担持体のクリーニング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06102801A true JPH06102801A (ja) | 1994-04-15 |
| JP3171489B2 JP3171489B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17574173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27677492A Expired - Fee Related JP3171489B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 像担持体のクリーニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3171489B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005234411A (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-02 | Kyocera Mita Corp | クリーニング装置 |
| JP2006259426A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Ricoh Co Ltd | 粉体搬送装置及び画像形成装置 |
| JP2014142453A (ja) * | 2013-01-23 | 2014-08-07 | Ricoh Co Ltd | トナー搬送装置、プロセスユニット及び画像形成装置 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP27677492A patent/JP3171489B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005234411A (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-02 | Kyocera Mita Corp | クリーニング装置 |
| JP2006259426A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Ricoh Co Ltd | 粉体搬送装置及び画像形成装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3171489B2 (ja) | 2001-05-28 |
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