JP2003076147A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003076147A JP2001261733A JP2001261733A JP2003076147A JP 2003076147 A JP2003076147 A JP 2003076147A JP 2001261733 A JP2001261733 A JP 2001261733A JP 2001261733 A JP2001261733 A JP 2001261733A JP 2003076147 A JP2003076147 A JP 2003076147A
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宏 石井
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Toshihiro Sugiyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体にトナーを付着させず、画像品
質の劣化を生じず、キャリアにより画像を乱さず、構成
機器にもダメージを与えない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 トナーとキャリアを有する二成分現像剤
と、感光体ドラム41と、二成分現像剤を感光体ドラム
41上の現像位置に回転搬送する現像ローラ2と、現像
ローラ2上の二成分現像剤の厚さを規制する現像ドクタ
ー8と、二成分現像剤が現像ローラ2上に保持されて感
光体ドラム41を通過後に現像剤収容スペースに収容さ
れる間に、キャリアを回収するための磁力保持部材を内
包するブラシローラ3を現像ローラ2に先端が接触する
かまたはブラシローラ3先端に保持された現像剤が現像
ローラ2上に接触するかし、かつ感光体ドラム41には
接触をしないように設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーとキャリア
を有する二成分現像方式を用いる複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置に関し、特に現像装置に
ついて改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置では、例えば特開平
05−107989号公報や特開平05−107990
号公報に開示されているように、トナー及びトナー像担
持体の帯電極性とは逆極性に帯電し、非画像領域に付着
しているキャリアを、トナー像担持体上のトナー像を転
写材に転写後、ブラシによりトナー像担持体表面から完
全に除去し、それによってキャリアのブレードへの到達
による感光体表面の傷付きをなくすようにしたものがあ
る。このようなブラシ方式を用いたキャリア除去は、転
写材に像担持体上のトナー像を転写後に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のトナーとキャリ
アを有する二成分現像方式において、現像剤担持体によ
り二成分現像剤が像担持体にたどり着くと、現像剤担持
体と像担持体電位の差により現像が行われる。像担持体
上に潜像が有る場合は、トナーが像担持体側に引き寄せ
られるが、像担持体上に潜像が存在しない場合は、現像
剤担持体側にトナーが引き寄せられる。
【0004】上記の現像方式で、トナー消費の少ない
(低濃度)画像を取り続けると、現像剤担持体上に常に
トナーが引き寄せられ、二成分現像剤が現像剤担持体上
から離れるときに現像剤担持体上に引き寄せられたトナ
ーが離れにくくなる。このトナーは経時劣化し、現像剤
担持体上にトナー固着する結果、画像濃度低下などの画
像品質が劣化につながる。
【0005】また、現像を行うと、現像剤担持体から微
量のキャリアが像担持体に引き寄せられて付着すること
がある。この現象は、画像を乱すばかりではなく、画像
形成装置内の部品を損傷させる恐れがある。
【0006】そこで本発明は、現像剤担持体で保持され
ている二成分現像剤が像剤担持体を通過後、常に現像剤
担持体側に引き寄せられていたトナーを現像剤担持体表
面からブラシによって剥ぎ取り、ブラシローラ内部に磁
力保持部材を所有することで、一度像担持体に引き寄せ
られたキャリアを直ちにブラシ表面に回収することによ
り、現像剤担持体にトナーを付着させず、画像品質の劣
化を生じず、キャリアにより画像を乱さず、構成機器に
もダメージを与えない画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決する手段】本発明の請求項1に係る画像形
成装置は、上記目的を達成するために、トナーとキャリ
アを有する二成分現像剤と、像担持体と、二成分現像剤
を上記像担持体上の現像位置に回転搬送する現像剤担持
体と、該現像剤担持体上の二成分現像剤の厚さを規制す
る現像剤規制部材と、二成分現像剤が上記現像剤担持体
上に保持されて上記像担持体を通過後に現像剤収容スペ
ースに収容される間に、キャリアを回収するための磁力
保持部材を内包するブラシローラを上記現像剤担持体に
先端が接触するかまたは上記ブラシローラ先端に保持さ
れた現像剤が上記現像剤担持体上に接触するかし、かつ
上記像担持体には接触をしないように設置されて回転す
るキャリア除去装置とを有することを特徴とする。
【0008】従来のトナーとキャリアを有する二成分現
像方式において、現像剤担持体にトナーが固着(蓄積)
してしまった場合は、取り除くことが出来ない。そこで
本発明は、ブラシローラを現像装置内に搭載し、ブラシ
ローラ内部に磁力保持部材を有することで一度像担持体
に引き寄せられたキャリアを、直ちに回収し、像担持体
通過後の現像剤担持体上をブラシまたはブラシに保持さ
れている現像剤による摩擦で現像剤担持体上にトナーが
蓄積するのを防ぐ。
【0009】同請求項2に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1の画像形成装置において、上記ブ
ラシローラの設置場所が、上記現像剤担持体の下流に位
置し、上記ブラシローラのブラシ表面と上記像担持体表
面の距離が、磁力によりキャリアが飛翔し得る距離であ
ることを特徴とする。
【0010】ブラシローラが適切な場所に存在しないと
像担持体の表面に引き寄せられたキャリアを回収するこ
とができない。また現像剤担持体上にブラシが届かずト
ナーが現像剤担持体に残りいずれ現像スリーブ上にトナ
ーが固着し、画像品質の劣化を生じる。そこでブラシの
設置場所として現像剤担持体の下流に位置し、電界印加
部材表面と像担持体表面の距離は、キャリアが飛翔しう
る距離であり、ブラシ表面と現像剤担持体表面の距離
は、ブラシが現像剤担持体表面に触れる場所に設置する
ことにより、像担持体上にキャリアを付着させたまま現
像工程を終了することなく、現像剤担持体上にトナーを
残留させないことにより、画像品質の劣化を生じないよ
うにする。
【0011】同請求項3に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1または2の画像形成装置におい
て、上記ブラシローラの回転速度が上記現像剤担持体の
線速度の0.5〜3倍であることを特徴とする。
【0012】ブラシローラの回転速度が遅すぎる場合、
現像剤担持体上の現像剤がブラシによりせき止められ、
現像器から現像剤があふれ出して故障の原因となる。ま
た回転速度が速すぎると、像担持体に近接してブラシロ
ーラが回転していることから、像担持体上のトナー像を
乱し画像の劣化や、トナー飛散につながる。そこで現像
剤担持体の回転線速の0.5〜3倍とすることにより、
現像剤担持体上の現像剤の流れを妨げることなく、像担
持体上のトナー像にも影響を与えることなく、像担持体
上のキャリアの除去と、現像剤担持体上のトナーを残留
させないことにより、画像品質の劣化を生じないように
する。
【0013】同請求項4に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1ないし3のいずれかの画像形成装
置において、上記ブラシローラが、マグネットローラと
の表面に非磁性導電層を形成し、該非磁性導電層の表面
にブラシ状に導電性磁性繊維を植毛した繊維保持型磁気
ブラシローラであることを特徴とする。
【0014】通常のブラシの繊維を用いて像担持体上に
接することなく像担持体上のキャリアを除去を行うに
は、ブラシの内部の磁力保持部材をかなり強力なものに
し、かつ磁力の効果を最大限利用するために、ブラシ先
端と像担持体が接触せずに最近接する必要がある。そこ
でブラシの繊維に導電性磁性繊維を用いることにより、
磁力がブラシ先端まで有効になり、内部の磁力保持部材
を強力なものにすることなく、像担持体とブラシ先端と
の距離を離しても像担持体上のキャリアを回収すること
ができ画像品質の劣化と装置構成機器にダメージを与え
ないようにする。
【0015】同請求項5に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項4の画像形成装置において、上記導
電性磁性繊維が、磁性材料を分散した導電性樹脂が繊維
状に加工された合成繊維からなることを特徴とする。
【0016】同請求項6に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項4の画像形成装置において、上記導
電性磁性繊維が、磁性アモルファス金属繊維からなるこ
とを特徴とする。
【0017】同請求項7に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項4の画像形成装置において、上記導
電性磁性繊維が磁性スチール繊維からなり、上記繊維保
持型磁気ブラシローラを、上記現像剤担持体との当接部
において上記磁性スチール繊維の先端が上記現像剤担持
体から適宜距離をおいて非接触であり、上記現像剤担持
体表面のトナーを上記磁性スチール繊維先端に形成され
る磁性微粒子の磁気ブラシチェーンの先端部によって掻
き落とし可能に配置してなることを特徴とする。
【0018】上記請求項4の発明のように、繊維保持型
磁気ブラシローラの導電性磁性繊維が磁性スチール繊維
で構成されていると、磁性スチール繊維先端で現像スリ
ーブを直接擦るトナーの除去はできるが、そうすると現
像スリーブが傷つき、ダメージを与えてしまう。そこで
現像剤担持体との当接部において磁性スチール繊維の先
端を現像剤担持体から適度な距離をおいて非接触とし、
現像剤担持体表面のトナーは磁性スチール繊維先端に形
成される磁性微粒子の磁気ブラシチェーンの先端部によ
って掻き落とされるようにすることにより画像品質の劣
化を生じず、装置構成機器にダメージを与えないように
する。
【0019】同請求項8に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1ないし4のいずれかの画像形成装
置において、上記ブラシ表面に付着したトナーやキャリ
アを該ブラシ表面上から物理的に剥ぎ取る機構を現像器
内に備えることを特徴とする。
【0020】電界印加部材表面に付着したトナー及びキ
ャリアを剥ぎ取る機構が存在しないと、ブラシにトナー
が蓄積し、ブラシの毛倒れし、感光体から回収したキャ
リアを巻き込んでブラシが固着し、いずれ現像剤担持体
との擦れが少なくなり、現像剤担持体上のトナーを掻き
取れなくなり、画像品質の劣化を生じる。そこでブラシ
に付着したトナー及びキャリアを物理的に剥ぎ取る機構
を有することにより、トナーがブラシに蓄積し、毛倒れ
することなく、回収したキャリアを巻き込んでブラシ上
のトナーが固着せず安定して現像剤嘆じたと擦れること
で画像品質の劣化を生じないようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。なお以下に説明する実施形態は、本
発明を画像形成装置である電子写真複写機(以下、複写
機という)に適用した例を示す。
【0022】図1、図2は、本発明に係る画像形成装置
の一実施形態の構成概略を示す断面図で、現像装置1と
トナー補給装置20と感光体ユニット40から構成され
ており、図示のように像担持体として感光体ドラム41
に向けた開口部から一部が露出するように現像ローラ2
が配置されている。この現像ローラ2は、複数のマグネ
ット2bを所定位置に内蔵し、このマグネットとは独立
に回転する現像スリーブ2a等で構成されている。
【0023】現像装置1内には、現像ローラ2の回転方
向後方にブラシローラ3が配置されている。ブラシロー
ラ3は、内部に磁力保持部材として複数のマグネット3
aを所定位置に内蔵し、このマグネットとは独立に回転
する該非磁性導電層が表面であるスリーブ3b、スリー
ブ3bにブラシ状に導電性磁性繊維を植毛したブラシ3
c等で構成されている。マグネット3aに使用可能な磁
力は、50mT〜200mTである。
【0024】現像スリーブ2aとブラシローラ3のスリ
ーブ3bは、例えばアルミニウムのような導電性の非磁
性体により構成され、現像スリーブ2aには、現像バイ
アス電圧印加手段としての現像バイアス電源4により現
像バイアス電圧が印加され、スリーブ3bは、現像スリ
ーブ2aと同電位であることが望ましい。感光体ドラム
41上に一度現像ローラ2により可視化されたトナー像
が接触していないブラシ3c先端からの放電により乱れ
ることを防ぐためである。
【0025】ブラシローラ3の設置場所の選定には注意
が必要で、下記の二つの条件を満たす場所にブラシロー
ラ3を設置する必要がある。すなわち、現像スリーブ2
aとブラシ3cの先端は接触しており、感光体ドラム4
1上に付着したキャリアを回収するため、ブラシローラ
3の設置場所は、感光体ドラム41とスリーブ3bとの
ギャップとしてキャリアが飛翔しうる距離で、かつブラ
シ3cが感光体ドラム41に接触しない場所に設置する
必要がある。マグネット3aの磁力により感光体ドラム
41とブラシローラ3の先端との距離が決まる。好まし
くは、強いマグネットを用い、感光体ドラム41とブラ
シローラ3の先端との距離を出来るだけ広げることであ
る。感光体ドラム41とブラシ3cが接触してしまうと
トナー像が乱れてしまい、あまり感光体41と回収ロー
ラ3が離れていると、磁力が感光体41上に届かず、キ
ャリアを感光体上から回収することが出来なくなる。ブ
ラシローラ3は、図示していないモータまたは、駆動部
材により現像ローラ2と逆方向に回転し、感光体ドラム
41上に付着したキャリアをマグネット3aの磁力によ
り、ブラシ3cに飛翔させ、マグネット3a磁極配置に
より回収されたキャリアが現像装置1内でブラシローラ
から離れ、現像スリーブ2a上のトナーをブラシ3cに
より掻き落とす構成となっている。
【0026】このときブラシローラ3の回転線速度を、
現像スリーブ2aの回転線速度0.5〜3倍望ましくは
等倍から2倍とすることにより、現像ローラ2上の現像
剤の流れを妨げることなく、感光体ドラム41上のトナ
ー像にも影響を与えることがなく、感光体ドラム41上
のキャリアの除去と、現像ローラ2上のトナーを残留さ
せないことにより、画像品質の劣化が生じない。ブラシ
3cを導電性にし、現像スリーブ2aと同電位にするこ
とにより、ブラシ3c先端からの放電によって感光体ド
ラム41上のトナー像に影響を与えることもなくなる。
【0027】ブラシ3c上に付着したトナーやキャリア
をブラシ3cから分離するために現像装置1内部にブレ
ード6をブラシ3cに接触するように配置する。このと
き、あまり強くブレード6をブラシ3cに接触させると
ブラシ3cの毛倒れの原因となるので注意が必要であ
る。ブレード6の材質としては、SUS板等の金属板ま
たはウレタンゴム等のゴム板またはプラスチック板とし
得る。
【0028】現像剤中のトナーは、トナー粒子のみまた
はこれに添加剤を加えた粉状体であり、また現像剤中の
キャリアとしては、例えば鉄粉、フェライト粉、酸化鉄
粉、あるいはその各粒子を樹脂でコートしたもの等が用
いられる。
【0029】反時計方向に回転している現像ローラ2の
現像スリーブ2aに、現像バイアス電源4によって現像
バイアス電圧が印加され、現像スリーブ2a上に担持さ
れた現像剤は、現像ローラ2の磁力で現像ローラ2上に
担持され、現像ドクタ8で所定厚みに規制された後、感
光体ドラム41との対向部へと搬送され、時計方向に回
転している感光体ドラム41上に形成された静電潜像が
現像される。
【0030】図3のブラシローラは、マグネット3aの
外周面の非磁性導電層のスリーブ3b周面に、磁性材料
を分散した導電性樹脂が繊維状に加工された導電性磁性
繊維(合成繊維)3dをブラシ状に植毛した繊維保持型
磁気ブラシローラ3eである。
【0031】感光体ドラム41上のトナー像を乱さない
ために、導電性磁性繊維3d先端と感光ドラム41表面
間のギャップ長△Gは0より大とし、具体的には感光ド
ラム41の表面から約0.5mm離間させて非接触に回
転させても導電性磁性繊維3dの先端に磁気拘束力が働
くので感光体上に付着したキャリアの回収と回収したキ
ャリアの保持力が向上し、キャリアの飛散や感光体ドラ
ム41表面への再付着を抑制することができる。また、
導電性磁性繊維3dなので、現像スリーブ2aを傷つけ
ることなくトナーを除去することができる。
【0032】図4の磁気ブラシローラは、マグネット3
aの外周面の非磁性導電層のスリーブ3b周面に磁性ス
チール繊維3fをブラシ状に植毛したスチール繊維磁気
ブラシローラ3gである。感光体ドラム41上のトナー
像を乱さないために、磁性スチール繊維3fの先端と感
光体ドラム41表面間のギャップ長△Gは0より大と
し、具体的には感光ドラム表面から約0.5mm離間さ
せて非接触に回転させても磁性スチール繊維3fの先端
に磁気拘束力が働くので、感光体ドラム41上に付着し
たキャリアの回収と、回収したキャリアの保持力が向上
し、キャリアの飛散や感光体ドラム41表面への再付着
を抑制することができる。
【0033】スチール繊維3fの先端と現像スリーブ2
a表面間のギャップ長△Gは0より大とし、具体的には
現像スリーブ2a表面から約0.5mm離間させて非接
触に回転させてもスチール繊維3fの先端に磁気拘束力
が働くので感光体ドラム41上に付着したキャリアの回
収と回収したキャリアの保持力が向上し、キャリアの飛
散や感光体ドラム41表面への再付着を抑制することが
できる。
【0034】これにより、安価な磁性スチール繊維3f
を用いながら現像スリーブ2a表面をこの硬質な繊維先
端で傷つけることなくトナーの除去が行える。
【0035】図5の磁気ブラシローラは、回転磁石ロー
ラ24の外周面の非磁性導電層のスリーブ3b周面に、
Co-Fe−Cr−Si−Bの合金組成から成る磁性ア
モルファス金属繊維3hをブラシ状に植毛したアモルフ
ァス金属繊維磁気ブラシローラ3iである。感光体ドラ
ム41上のトナー像を乱さないために、磁性アモルファ
ス金属繊維3hの先端と感光体ドラム41表面間のギャ
ップ長△Gは0より大とし、具体的には感光ドラム表面
から約0.5mm離間させて非接触に回転させても磁性
アモルファス金属繊維3hの先端に磁気拘束力が働くの
で感光体ドラム41上に付着したキャリアの回収と、回
収したキャリアの保持力が向上し、キャリアの飛散や感
光体ドラム41表面への再付着を抑制することができ
る。
【0036】このアモルファス金属繊維磁気ブラシロー
ラ3iの先端と現像スリーブ2a別間のギャップ長△G
は0以下とし、磁気ブラシローラ3iの先端を現像スリ
ーブ2a表面に完全に接触した状態で当接させている。
アモルファス金属繊維3hは特性上機械的強度が高く、
変形に対する復元力も高いため、長期間の使用に耐える
耐久性を有すると共に、100μm以下の細かい繊維化
も容易なため柔軟性も高くでき、現像スリーブ2a表面
を傷つけることなくトナーの除去が行える。
【0037】なお以上説明してきた実施形態において使
用したトナーは、流出開始温度は105℃(非常に低融
点なトナー)、ワックスを重量比で5%含有し、体積平
均粒径が6μm(小粒径)のものである。流出開始点は
島津製高架式フローテスターにて測定した。測定条件
は、ダイ径:1.0mm、荷重:20.0kg、昇温速
度:6.0deg/minで行った。現像剤担持体への
トナー固着は、ワックス含有量、トナー粒径、流出開始
温度の影響が大きく、ワックスを多く含有する、融点が
低い、小粒径であるトナーを用いた時に固着が発生しや
すいことが知られている。固着しやすいトナーに対して
も有効である。ブラシ繊維の形状としては、直毛また
は、ループなどが有効である。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る画像形成装置は、以上説
明してきたように、ブラシローラを現像装置内に搭載
し、ブラシローラ内部に磁力保持部材を有することで、
一度像担持体に引き寄せられたキャリアを直ちに回収
し、ブラシローラに像担持体通過後の現像剤担持体上を
ブラシや現像剤による摩擦で現像剤担持体上にトナーが
蓄積するのを防ぎ、画像品質の劣化と画像形成装置とし
ての構成機器にダメージを与えないようにできるという
効果がある。
【0039】請求項2に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、ブラシの設置場所を現像剤担持体の下
流に位置し、電界印加部材表面と像担持体表面の距離は
キャリアが飛翔しうる距離であり、ブラシ表面と現像剤
担持体表面の距離はブラシが現像剤担持体表面に触れる
場所に設置することにより、上記請求項1との共通の効
果に加え、像担持体上にキャリアを付着させたまま現像
工程を終了することなく、現像剤担持体上にトナーを残
留させないことにより、画像品質の劣化を生じないとい
う効果を奏する。
【0040】請求項3に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、現像剤担持体の回転線速の0.5〜3
倍とすることにより、上記請求項1または2との共通の
効果に加え、現像剤担持体上の現像剤の流れを妨げるこ
となく、像担持体上のトナー像にも影響を与えることな
く、像担持体上のキャリアの除去と、現像剤担持体上の
トナーを残留させないことにより、画像品質の劣化を生
じないという効果を奏する。
【0041】請求項4に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、ブラシの繊維に磁性繊維を用いること
により、請求項1ないし3のいずれかとの共通の効果に
加え、磁力がブラシ先端まで有効になり、内部の磁力保
持部材を強力なものにすることなく、像担持体とブラシ
先端との距離を離しても像担持体上のキャリアを回収す
ることができ、画像品質の劣化と画像形成装置を構成す
る機器にダメージを与えないようにできるという効果が
ある。
【0042】請求項5に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、導電性磁性繊維先端と像担持体表面を
非接触に回転させても導電性磁性繊維の先端に磁気拘束
力が働くので、請求項4との共通の効果に加え、像担持
体上に付着したキャリアの回収と回収したキャリアの保
持力が向上し、キャリアの飛散や像担持体表面への再付
着を抑制し、現像スリーブを傷つけることなくトナーを
除去することができ、画像品質の劣化と画像形成装置を
構成する機器にダメージを与えないようにできるという
効果がある。
【0043】請求項6に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、磁性アモルファス金属繊維先端と像担
持体表面を非接触に回転させても磁性アモルファス金属
繊維の先端に磁気拘束力が働くので、請求項4との共通
の効果に加え、像担持体上に付着したキャリアの回収と
回収したキャリアの保持力が向上し、キャリアの飛散や
像担持体表面への再付着を抑制し、アモルファス金属繊
維磁気ブラシローラの先端と現像スリーブ表面を完全に
接触した状態で当接させてもアモルファス金属繊維は特
性上機械的強度が高く、変形に対する復元力も高いた
め、長期間の使用に耐える耐久性を有し、また細かい繊
維化も容易なため、柔軟性も高くでき、現像スリーブ表
面を傷つけることなくトナーの除去することができ、画
像品質の劣化と画像形成装置を構成する機器にダメージ
を与えないようにできるという効果がある。
【0044】請求項7に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、現像スリーブとの当接部において、磁
性スチール繊維の先端は現像スリーブから適度な距離を
おいて非接触であり、現像剤担持体表面のトナーは、磁
性スチール繊維先端に形成される磁性微粒子の磁気ブラ
シチェーンの先端部によって掻き落とされるようにした
ことにより、請求項4との共通の効果に加え、画像品質
の劣化を生じず、画像形成装置にダメージを与えないよ
うにできるという効果がある。
【0045】請求項8に係る画像形成装置は、以上説明
してきたように、ブラシに付着したトナー及びキャリア
を物理的に剥ぎ取る機構を有することにより、請求項1
ないし4のいずれかとの共通の効果に加え、トナーがブ
ラシに蓄積し、毛倒れすることなく、回収したキャリア
を巻き込んでブラシ上のトナーが固着せず、安定して現
像剤担持体と擦ることで画像品質の劣化を生じさせない
ようにできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態の構成
概略を示す断面図である。
【図2】同要部拡大断面図である。
【図3】ブラシローラの他の例を示す図2相当の断面図
である。
【図4】磁気ブラシローラの例を示す図2相当の断面図
である。
【図5】磁気ブラシローラの他の例を示す図2相当の断
面図である。
【符号の説明】
1 現像装置 2 現像ローラ 2a 現像スリーブ 2b マグネット 3 ブラシローラ 3a マグネット 3b スリーブ 3c ブラシ 3d 導電性磁性繊維 3e 繊維保持型磁気ブラシローラ 3f 磁性スチール繊維 3g スチール繊維磁気ブラシローラ 3h 磁性アモルファス金属繊維 3i アモルファス金属繊維磁気ブラシローラ 4 現像バイアス電源 5 清掃バイアス電源 6 ブレード 8 現像ドクター 9 攪拌スクリュー 10 トナーセンサ 11 現像アジテータ 12 搬送スクリュー 20 トナー補給装置 21 トナー補給ローラ 22 トナー搬送ローラ 40 感光体ユニット 41 感光体 42 画像濃度検出素子 43 クリーニングブレード 44 クリーニングローラ 45 搬送スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 敏弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H031 AC14 AD13 AE01 BA04 CA07 2H077 AD02 AD06 AD13 AD23 AD31 AD35 EA03 FA16 FA26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーとキャリアを有する二成分現像剤
    と、像担持体と、二成分現像剤を上記像担持体上の現像
    位置に回転搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体上
    の二成分現像剤の厚さを規制する現像剤規制部材と、二
    成分現像剤が上記現像剤担持体上に保持されて上記像担
    持体を通過後に現像剤収容スペースに収容される間に、
    キャリアを回収するための磁力保持部材を内包するブラ
    シローラを上記現像剤担持体に先端が接触するかまたは
    上記ブラシローラ先端に保持された現像剤が上記現像剤
    担持体上に接触するかし、かつ上記像担持体には接触を
    しないように設置されて回転するキャリア除去装置とを
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像形成装置において、上記
    ブラシローラの設置場所が、上記現像剤担持体の下流に
    位置し、上記ブラシローラのブラシ表面と上記像担持体
    表面の距離が、磁力によりキャリアが飛翔し得る距離で
    あることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の画像形成装置におい
    て、上記ブラシローラの回転速度が上記現像剤担持体の
    線速度の0.5〜3倍であることを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの画像形成
    装置において、上記ブラシローラが、マグネットローラ
    との表面に非磁性導電層を形成し、該非磁性導電層の表
    面にブラシ状に導電性磁性繊維を植毛した繊維保持型磁
    気ブラシローラであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の画像形成装置において、
    上記導電性磁性繊維が、磁性材料を分散した導電性樹脂
    が繊維状に加工された合成繊維からなることを特徴とす
    る画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4の画像形成装置において、上
    記導電性磁性繊維が、磁性アモルファス金属繊維からな
    ることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項4の画像形成装置において、上記
    導電性磁性繊維が磁性スチール繊維からなり、上記繊維
    保持型磁気ブラシローラを、上記現像剤担持体との当接
    部において上記磁性スチール繊維の先端が上記現像剤担
    持体から適宜距離をおいて非接触であり、上記現像剤担
    持体表面のトナーを上記磁性スチール繊維先端に形成さ
    れる磁性微粒子の磁気ブラシチェーンの先端部によって
    掻き落とし可能に配置してなることを特徴とする画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかの画像形成
    装置において、上記ブラシ表面に付着したトナーやキャ
    リアを該ブラシ表面上から物理的に剥ぎ取る機構を現像
    器内に備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2015022256A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 ブラザー工業株式会社 プロセスユニット
JP2017097202A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017111358A (ja) * 2015-12-18 2017-06-22 コニカミノルタ株式会社 現像装置及び画像形成装置

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