JPH06102411B2 - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JPH06102411B2
JPH06102411B2 JP22020289A JP22020289A JPH06102411B2 JP H06102411 B2 JPH06102411 B2 JP H06102411B2 JP 22020289 A JP22020289 A JP 22020289A JP 22020289 A JP22020289 A JP 22020289A JP H06102411 B2 JPH06102411 B2 JP H06102411B2
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rear link
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弘 今井
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Johnan Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車のスライド&チルトアップタイプのサ
ンルーフ装置に関するものである。
従来の技術 一般に、自動車のサンルーフ装置の1つのタイプとし
て、ルーフパネルを下面をスライドパネルがスライドす
ると共に、ルーフパネルの後端が持ち上がるチルト機構
を備えたスライド&チルトアップタイプのものがある。
従来、すべりレールに摺動自在に係合したリンク機構に
旋回レバーの旋回ボルトをガイドするすべりレールと平
行なスリットを設けると共に、このスリットの上側に旋
回レバーに設けた昇降ローラを係合するカム軌道を形成
し、リンク機構をすべりレールに沿って前後移動するこ
とにより、旋回ボルトをスリット内で摺動させると同時
に、昇降ローラをカム軌道に従動させ、カバーの後端を
チルトアップさせるようにした車両の摺動旋回ルーフが
特開昭59−73326号公報として提案されている。
発明が解決しようとする課題 ところが、特開昭59−73326号公報記載のものは、カバ
ーの後端を旋回レバーによりチルトアップさせるに際
し、カバーの後端を旋回レバーにより持ち上げるので、
カバー後部の大きな荷重を旋回レバーのみで支える必要
があった。
本発明の目的は、上述する問題点に対処して、スライド
パネルの後端を第1のリヤリンク及び第2のリヤリンク
により安定して持ち上げ、かつ、チルト状態を確実に保
持し、スライドパネル後部の荷重をこれらリンクにより
安定して支えることが可能なサンルーフ装置を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 本発明のサンルーフ装置は、車体のルーフパネルに開口
部を設け、その両側に車体の前後方向に沿って平行なガ
イドレールを配設し、開口部に配置したスライドパネル
を前記ガイドレールとスライドパネル間に設けたチルト
機構を有する駆動リンク機構でチルト及びスライド操作
するサンルーフ装置において、チルト機構が前記ガイド
レールに車体の後方から第1のリヤガイド,第2のリヤ
ガイド及び規制体をそれぞれ移動自在に備え、前記スラ
イドパネルの後端寄りの下部に案内体を有し、前記第1
のリヤガイドに第1のリヤリンクの一端部を揺動自在に
連結すると共に、前記第2のリヤガイドに第2のリヤリ
ンクの一端部を揺動自在に連結し、第1のリヤリンク及
び第2のリヤリンクの軸着された他端部を前記案内体に
形成した長孔に摺動自在に係合し、第1のリヤリンクに
案内体に形成したスライドパネルの昇降用補助カム面に
従動する第1の係合ピンを設け、第2のリヤリンクの一
端に規制体の前面に形成した第2のリヤリンクの起伏用
カム面に従動する第2の係合ピンを設けた構造を有する
ことを特徴とする構成を有するものである。
作 用 車体のルーフパネルの開口部に配置したスライドパネル
が開口部を閉塞する。
スライドパネルがローフパネルの開口部を閉塞する全閉
状態において、第1のリヤガイドが開口部の両側に配設
したガイドレールに沿って車体の前方に向かって移動す
ると、規制体が第2のリヤガイドの車体の前方への移動
を規制し、第1のリヤリンク及び第2のリヤリンクの軸
着された他端部が案内体に形成した長孔に係合しながら
摺動し、第1のリヤリンクに設けた第1の係合ピンが案
内体に形成したスライドパネルの昇降用補助カム面より
離脱し、第2のリヤリンクに設けた第2の係合ピンが規
制体の前面に形成した起伏用カム面に係合しながら移動
する。
第1のリヤガイドのガイドレールに対する車体前方への
移動により、第1のリヤリンク及び第2のリヤリンクが
回動しながら起き上がり、スライドパネルの後端が第1
のリヤリンク及び第2のリヤリンクにより持ち上げら
れ、スライドパネルの後端がチルトアップされる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、1は車体のルーフパネルであり、ルー
フパネル1には開口部2が設けられると共に、開口部2
の両側には、第2図に示すように、車体の前後方向に沿
って互に平行なガイドレール3,3がそれぞれ配設され、
開口部2にはスライドパネル4が配置され、スライドパ
ネル4の外周縁には全閉時の雨洩れを防止するためのウ
ェザストリップ5が設けられている。
ガイドレール3には、第1図に示すように、スライドパ
ネル4の前縁寄りに第1のフロントガイド6かつ、ま
た、後縁寄りに第1のリヤガイド7がそれぞれ移動自在
に設けられ、第1のフロントガイド6の後方には第2の
フロントガイド8が配設され、第1のリヤガイド7の前
方には第2のリヤガイド9が配設されている。
そして、第2のリヤガイド9の前部には第2のリヤガイ
ド9の前方への移動を規制する規制体10が配設され、第
1のフロントガイド6及び第2のフロントガイド8は車
体の前方から順にガイドレール3に対してそれぞれ移動
自在に配置されると共に、第1のリヤガイド7,第2のリ
ヤガイド9及び規制体10は車体の後方から順にガイドレ
ール3に対してそれぞれ移動自在に配置されている。
スライドパネル4の両側下部にはブラケット11,11がそ
れぞれ設けられ、ブラケット11の前端寄りの下部には支
持部12が形成され、支持部12にはスライドパネル4の前
方に向かって突出する支持アーム13が設けられると共
に、ブラケット11の後端寄りの下部には案内体14が設け
られている。
第1のフロントガイド6にはフロントリンク15の長手方
向中央付近が支持ピン16を介して揺動自在に連結され、
第2のフロントガイド8には長孔17が形成され、第2の
フロントガイド8の長孔17はガイドレール3と平行な直
線部17aと、直線部17aに続いてスライドパネル4に向か
って傾斜する傾斜部17bとを有する。
第2のフロントガイド8の長孔17にはフロントリンク15
の一端部が連結ピン18を介して摺動自在に係合され、ブ
ラケット11の支持部12にはフロントリンク15の他端部が
支持ピン19を介して摺動自在に連結されている。
ガイドレール3の第1のフロントガイド6の前方にはス
ライドパネル4の前方への移動を阻止するストッパ20が
設けられ、ストッパ20には支持アーム13の一端を嵌合し
てスライドパネル4を上下方向に誘導する誘導部21が形
成され、ガイドレール3の外側に位置するレール溝22の
上部には、第2図に示すように、誘導部21に続いて支持
アーム13の一端を案内する案内溝23が側方に開口して設
けられている。
支持アーム13の一端寄りの外側には係合ローラ24が回動
自在に設けられ、支持アーム13の係合ローラ24はストッ
パ20の誘導部21に嵌合され、ブラケット11はスライドパ
ネル4の下部に配置したインナパネル25の下面にボルト
26とナット27により固定されている。
第1のリヤガイド7には第1のリヤリンク28の一端部が
支持ピン29を介して揺動自在に連結されると共に、第2
のリヤガイド9には第2のリヤリンク30の一端部が支持
ピン31を介して揺動自在に連結されている。
第1のリヤリンク28は第1のリヤガイド7の両側に跨が
って配置されると共に、第2のリヤリンク30は第2のリ
ヤガイド9の両側に跨がって配置されている。
ガイドレール3とスライドパネル4間にはチルト機構32
を有する駆動リンク機構32′が設けられている。
そして、スライドパネル4の後端を持ち上げるためのチ
ルト機構32は案内体14,第1のリヤリンク28,第2のリヤ
リンク30及び規制体10により構成されている。
駆動リンク機構32′は第1のフロントガイド6,第2のフ
ロントガイド8,フロントリンク15,第1のリヤガイド7,
第2のリヤガイド9,案内体14,第1のリヤリンク28及び
第2のリヤリンク30により構成されている。
ブラケット11の案内体14にはスライドパネル4と平行な
直線状の長孔33が形成されると共に、長孔33の側部には
スライドパネル4の昇降用補助カム面となるカム溝34が
形成され、カム溝34は案内体14の下縁を切欠いた第1の
傾斜部34aと、第1の傾斜部34aに続く長孔33と平行な直
線部34bと、直線部34bに続いてスライドパネル4に向か
って傾斜する第2の傾斜部34cとを有する。
第1のリヤリンク28及び第2のリヤリンク30の軸着され
た他端部が連結ピン35を介して案内体14の長孔33に摺動
自在に係合され、第1のリヤリンク28の長手方向中央付
近には案内体14のカム溝34に係合しながら従動する第1
の係合ピン36が設けられている。
規制体10の前面には第2のリヤリンク30の起伏用の円弧
状のカム面37が形成され、第2のリヤリンク30の一端に
は規制体10のカム面37に係合しながら従動する第2の係
合ピン38が設けられている。
第1のリヤガイド7の下部には、第2図に示すように、
駆動シュー39が設けられ、駆動シュー39の両側縁がガイ
ドレール3のレール溝22,22にそれぞれ嵌入され、駆動
シュー39は第1のリヤガイド7の下端にネジ等により固
定され、駆動シュー39がガイドレール3のレール溝22に
沿って摺動されるようになっている。
駆動シュー39の内側縁には駆動ケーブル40が連結され、
駆動ケーブル40にはギヤ(図示せず)が噛合って設けら
れ、ギヤにはスライドパネル4をガイドレール3に沿っ
て移動するための駆動手段となるモータ(図示せず)が
連結されている。
第1のフロントガイド6及び規制体10の下部には駆動シ
ュー39と同形状のフロントシュー(図示せず)がそれぞ
れ設けられると共に、第2のフロントガイド8及び第2
のリヤガイド9の下部には駆動シュー39と同形状のリヤ
シュー(図示せず)がそれぞれ設けられ、フロントシュ
ーは第1のフロントガイド6及び規制体10の下端にネジ
等により固定され、リヤシューは第2のフロントガイド
8及び第2のリヤガイド9の下端にネジ等により固定さ
れている。
フロントシュー及びリヤシューの両側縁がガイドレール
3のレール溝22,22にそれぞれ嵌入され、第1のフロン
トガイド6及び規制体10の下部のフロントシューは第2
のフロントガイド8の下部のリヤシューに挿通したロッ
ド(図示せず)により連結され、第2のフロントガイド
8及び第2のリヤガイド9の下部のリヤシューは規制体
10の下部のフロントシューに挿通した別のロッド(図示
せず)により連結され、フロントシュー及びリヤシュー
はガイドレール3のレール溝22に沿って摺動されるよう
になっている。
第2のフロントガイド8及び第2のリヤガイド9は、ス
ライドパネル4を全閉位置からガイドレール3に向かっ
て下降させる際に、第1のリヤガイド7と共にガイドレ
ール3に沿って車体の後方に向かって移動されるように
なっている。
また、第1のフロントガイド6及び規制体10は、スライ
ドパネル4をルーフパネル1の下部の収納部に収納する
際に、第1のリヤガイド7,第2のフロントガイド8及び
第2のリヤガイド9と共にガイドレール3に沿って車体
の後方に向かって移動されるようになっている。
第1図においては、支持アーム13の係合ローラ24がスト
ッパ20の誘導部21に嵌合され、フロントリンク15の連結
ピン18が第2のフロントガイド8の長孔17の直線部17a
の一端41aに位置されている。
また、第2のリヤガイド9の前面が規制体10の後面に当
接され、第1のリヤリンク28と第2のリヤリンク30の連
結ピン35が案内体14の長孔33の一端33a寄りに位置さ
れ、第1のリヤリンク28の第1の係合ピン36が案内体14
のカム溝34の直線部34bの第1の傾斜部34a寄りに位置さ
れ、第2のリヤリンク30の第2の係合ピン38が規制体10
のカム面37の上部に位置され、スライドパネル4がルー
フパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態となり、スラ
イドパネル4の周縁のウェザストリップ5が開口部2の
内側に当接して車室内と外部との密閉遮断を行う。
次に、この実施例の作用について説明する。
[チルトアップ] まず、スライドパネル4が第1図に示すルーフパネル1
の開口部2を閉塞している全閉状態から、スライドパネ
ル4を移動するモータを駆動し、駆動ケーブル40をモー
タの回転により押すように移動すると、駆動ケーブル40
が駆動シュー39をガイドレール3のレール溝22に沿って
車体の前方に向かって摺動し、第1のリヤガイド7が駆
動シュー39と共に車体の前方に向かって移動する。
このとき、支持アーム13の係合ローラ24がストッパ20の
誘導部21に当接しているので、第1のフロントガイド6
は固定状態にあり、また、フロントリンク15,支持ピン1
6を介して規制体10も固定状態にあり、第2のリヤガイ
ド9は規制体10に当接した状態にある。
したがって、第1のリヤガイド7が車体の前方へ移動す
ると、ストッパ20が支持アーム13を介してスライドパネ
ル4の車体の前方への移動を阻止すると同時に、規制体
10が第2のリヤガイド9の車体の前方への移動を規制す
るので、第1のリヤリンク28及び第2のリヤリンク30の
連結ピン35が案内体14の長孔33に沿って係合しながら摺
動し、また、第1のリヤリンク28の第1の係合ピン36が
案内体14のカム溝34の直線部34bから第1の傾斜部34aに
向かって係合しながら摺動し、さらに、第2のリヤリン
ク30の第2の係合ピン38が支持ピン31を支点として規制
体10のカム面37に係合しながら下方に向かって移動し、
第1のリヤガイド7は第2のリヤガイド9へ向かって距
離を縮めるように移動する。
すると、第3図に示すように、連結ピン35が案内体14の
長孔33の一端33aに位置し、第1のリヤリンク28の第1
の係合ピン36が案内体14のカム溝34より離脱し、第2の
リヤリンク30の第2の係合ピン38が規制体10のカム面37
の下端位置に係合した状態となり、第1のリヤリンク28
が支持ピン29を支点として起き上がると同時に、第2の
リヤリンク30が支持ピン31を支点として起き上がる。
この結果、スライドパネル4の後端が支持ピン19を支点
として第1のリヤリンク28及び第2のリヤリンク30によ
り持ち上げられ、すなわち、スライドパネル4はチルト
機構32によってチルトアップ状態とされ、ルーフパネル
1の開口部2が車体の後方に向かって開口する。
支持アーム13の係合ローラ24はストッパ20の誘導部21の
溝に半分係合したような状態となる。
また、スライドパネル4のチルト機構32によるチルトア
ップに際し、第2のリヤリンク30の第2の係合ピン38が
規制体10のカム面37に係合することにより、第2のリヤ
ガイド9は規制体10で前後移動が阻止された状態に保持
される。
[チルトダウン] チルトアップ状態(第3図)から、駆動ケーブル40をモ
ータの回転により引張るように移動すると、駆動ケーブ
ル40が駆動シュー39をガイドレール3のレール溝22に沿
って車体の後方に向かって摺動し、第1のリヤガイド7
が駆動シュー39と共に車体の後方に向かって移動する。
第1のリヤガイド7が車体後方へ移動する初期の間は、
支持アーム13の係合ローラ24とストッパ20の誘導部21の
溝との係合により、前記と同様に第1のフロントガイド
6,規制体10は固定状態にあるので、規制体10のカム面37
に第2の係合ピン38を係合した第2のリヤリンク30と支
持ピン31で結合された第2のリヤガイド9は前方に移動
できない。
このため、第1のリヤガイド7が後方に移動されると、
第2のリヤガイド9と第1のリヤガイド7間の距離が拡
大し、両リンク28,30は支持ピン29,31を中心に倒れるよ
うに回動し、連結ピン35が下降する。
この結果、スライドパネル4の後端が支持ピン19を支点
として下降し、第1図の全閉状態となる。
この間、第2のリヤリンク30における第2の係合ピン38
は該リンク30の回動に伴って規制体10のカム面37を上昇
し、全閉状態では規制体10の上面位置に達している。
また、連結ピン35は案内体14の長孔33を一端33aから中
間位置に達する。
さらに、第1のリヤリンク28における第1の係合ピン36
は案内体14のカム溝34の第1の傾斜部34aと直線部34bの
境界部に達している(第1図)。
[全閉状態の維持] 前記の状態からさらに、第1のリヤガイド7が後方に移
動されると、今回は第2の係合ピン38が規制体10のカム
面37からすでに離脱しているので、第2のリヤガイド9
は第1のリヤリンク28,第2のリヤリンク30を介して後
方へ移動する。
すると、第2のフロントガイド8がフロントリンク15の
連結ピン18に係合しながらガイドレール3に沿って規制
体10に向かって移動し、連結ピン18が第2のフロントガ
イド8の長孔17に直線部17aの傾斜部17b寄りに位置す
る。
この間、第2のリヤガイド9が規制体10より離脱し、第
1のリヤリンク28及び第2のリヤリンク30の連結ピン35
が案内体14の長孔33に沿って係合しながら摺動し、第1
のリヤリンク28の第1の係合ピン36が案内体14のカム溝
34の直線部34bに係合しながら摺動し、第2のリヤリン
ク30の第2の係合ピン38が規制体10の上面に係合しなが
ら移動する。
そして、連結ピン35が案内体14の長孔33の他端33b寄り
に位置し、第1のリヤリンク28の第1の係合ピン36が案
内体14のカム溝34の直線部34bの第2の傾斜部34c寄りに
位置し、第2のリヤリンク30の第2の係合ピン38が規制
体10の上面に係合しているが、スライドパネル4は前記
長孔33,直線部34bが水平であることにより、ガイドレー
ル3に向かって下降せずにルーフパネル1の開口部2を
閉塞する全閉状態のままを維持する。
[下 降] 第1のリヤガイド7がさらに車体後方へ移動されると、
第2のフロントガイド8及び第2のリヤガイド9が同時
に第1のリヤガイド7と共にガイドレール3に沿って車
体の後方に移動するが、当初、第2の係合ピン38はいま
だ誘導部21と係合状態にあるので、第1のフロントガイ
ド6及び規制体10はガイドレール3に対して移動しな
い。
しかし、第2のフロントガイド8はガイドレール3に沿
って規制体10に向かって移動するので、フロントリンク
15の連結ピン18が第2のフロントガイド8の長孔17の傾
斜部17bに係合しながら摺動し、該長孔17の傾斜部17bの
他端部41bに位置する。
これにより、フロントリンク15の支持ピン19が支持ピン
16を支点としてガイドレール3に向かって下方に移動す
ると同時に、支持アーム13の係合ローラ24がストッパ20
の誘導部21に係合しながら下方に向かって移動し、誘導
部21の溝から離脱する。
この間、第1のリヤリンク28及び第2のリヤリンク30の
連結ピン35は案内体14の長孔33に沿って係合しながら摺
動し、第1のリヤリンク28の第1の係合ピン36が案内体
14のカム溝34の第2の傾斜部34cに係合しながら摺動
し、第2のリヤリンク30の第2の係合ピン38は規制体10
の上面より離脱する。
これにより、連結ピン35は案内体14の長孔33の他端33b
に位置し、第1のリヤリンク28の第1の係合ピン36が案
内体14のカム溝34の第2の傾斜部34cの上端に位置し、
連結ピン35は第1のリヤリンク28,第2のリヤリンク30
が支持ピン29,31を支点としてさらに倒れることによ
り、ガイドレール3に向かって下方に移動する。
このため、ルーフパネル1の開口部2を閉塞するスライ
ドパネル4がガイドレール3に向かって下降する(第5
図)。
[引き込み・収納] さらに、スライドパネル4が第5図に示すガイドレール
3に向かって下降した状態から、第1のリヤガイド7を
車体後方へ移動すると、支持アーム13の係合ローラ24は
すでに誘導部21の溝から離脱しているので、第1のフロ
ントガイド6,第2のフロントガイド8,第2のリヤガイド
9及び規制体10が第1のリヤガイド7と共にガイドレー
ル3に沿って車体の後方に向かって移動し、スライドパ
ネル4がフロントリンク15及び第1のリヤリンク28によ
り車体の後方に向かって移動され、スライドパネル4を
ルーフパネル1の下部に形成した収納部(図示せず)に
収納する。
そして、ルーフパネル1の開口部2は開放状態となる。
[押出し] 収納位置において、駆動ケーブル40をモータの回転によ
り押出すように移動すると、駆動シュー39が押され、第
1のリヤガイド7,第1のリヤリンク28,連結ピン35,第2
のリヤリンク30,支持ピン31,第2のリヤガイド9,第2の
フロントガイド8,フロントリンク15,支持ピン16及び19,
支持アーム13を介して、スライドパネル4とチルト機構
32,駆動リンク機構32′の全体がガイドレール3のレー
ル溝22に沿って車体の前方に向かって摺動し、第5図の
ように、開口部2の位置で下降状態となる。
この状態では、支持アーム13の係合ローラ24がストッパ
20の誘導部21の下部に当接した状態である。
[全 閉] 第1のリヤガイド7がさらに車体の前方へ移動される
と、フロントリンク15は前方へ移動できないので、第2
のフロントガイド8が第1のフロントガイド6に向かっ
て移動し、第2のリヤガイド9が規制体10に向かって移
動する。
そして、フロントリンク15の連結ピン18が第2のフロン
トガイド8の長孔17の傾斜部17bに係合しながら摺動
し、該長孔17の直線部17aの傾斜部17b寄りに位置する。
これにより、フロントリンク15の支持ピン19が支持ピン
16を支点として上方に移動し、支持アーム13の係合ロー
ラ24がストッパ20の誘導部21に係合しながら上方に向か
い該誘導部21の溝に係合する。
この間、第1のリヤリンク28及び第2のリヤリンク30の
連結ピン35が案内体14の長孔33に沿って係合しながら摺
動し、第1のリヤリンク28の第1の係合ピン36が案内体
14のカム溝34の第2の傾斜部34cに係合しながら摺動し
て、連結ピン35が支持ピン29,31を支点として上方に移
動することにより、スライドパネル4は上昇し、全閉位
置となる(第4図)。
なお、第2のリヤリンク30の第2の係合ピン38は規制体
10の上面に係合する。
そして、第4図に示すように、連結ピン35が案内体14の
長孔33の他端33b寄りに移動し、第1のリヤリンク28の
第1の係合ピン36が案内体14のカム溝34の直線部34bの
第2の傾斜部34c寄りに位置し、第2のリヤリンク30の
第2の係合ピン38が規制体10の上面に係合する。
発明の効果 以上に述べたように、本発明のサンルーフ装置によれ
ば、スライドパネルの後端を第1のリヤリンク及び第2
のリヤリンクにより持ち上げるので、スライドパネルの
後端を安定した状態でチルトアップさせることができ
る。
また、スライドパネル後端のチルトアップに際し、第2
のリヤリンクの第2の係合ピンが規制体のカム面に係合
するので、第2のリヤガイドはガイドレールに対して移
動しないように確実に保持され、第2のリヤガイドの起
き上がった状態が不測に崩れることがなく、スライドパ
ネル後端の荷重を第1のリヤリンク及び第2のリヤリン
クにより安定に支えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のサンルーフ装置の概略正面
図、 第2図は、同上の要部側断面図、 第3図は、スライドパネルのチルトアップ状態を示す概
略正面図、 第4図は、スライドパネルの全閉状態を示す概略正面
図、 第5図は、スライドパネルの下降状態を示す概略正面図
である。 1……ルーフパネル、2……開口部、3……ガイドレー
ル、4……スライドパネル、5……ウェザストリップ、
6……第1のフロントガイド、7……第1のリヤガイ
ド、8……第2のフロントガイド、9……第2のリヤガ
イド、10……規制体、11……ブラケット、12……支持
部、13……支持アーム、14……案内体、15……フロント
リンク、16……支持ピン、17……長孔、17a……直線
部、17b……傾斜部、18……連結ピン、19……支持ピ
ン、20……ストッパ、21……誘導部、22……レール溝、
23……案内溝、24……係合ローラ、25……インナパネ
ル、26……ボルト、27……ナット、28……第1のリヤリ
ンク、29……支持ピン、30……第2のリヤリンク、31…
…支持ピン、32……チルト機構、32′……駆動リンク機
構、33……長孔、33a……一端、33b……他端、34……カ
ム溝、34a……第1の傾斜部、34b……直線部、34c……
第2の傾斜部、35……連結ピン、36……第1の係合ピ
ン、37……カム面、38……第2の係合ピン、39……駆動
シュー、40……駆動ケーブル、41a……一端、41b……他
端。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のルーフパネルに開口部を設け、その
    両側に車体の前後方向に沿って平行なガイドレールを配
    設し、開口部に配置したスライドパネルを前記ガイドレ
    ールとスライドパネル間に設けたチルト機構を有する駆
    動リンク機構でチルト及びスライド操作するサンルーフ
    装置において、チルト機構が前記ガイドレールに車体の
    後方から第1のリヤガイド,第2のリヤガイド及び規制
    体をそれぞれ移動自在に備え、前記スライドパネルの後
    端寄りの下部に案内体を有し、前記第1のリヤガイドに
    第1のリヤリンクの一端部を揺動自在に連結すると共
    に、前記第2のリヤガイドに第2のリヤリンクの一端部
    を揺動自在に連結し、第1のリヤリンク及び第2のリヤ
    リンクの軸着された他端部を前記案内体に形成した長孔
    に摺動自在に係合し、第1のリヤリンクに案内体に形成
    したスライドパネルの昇降用補助カム面に従動する第1
    の係合ピンを設け、第2のリヤリンクの一端に規制体の
    前面に形成した第2のリヤリンクの起伏用カム面に従動
    する第2の係合ピンを設けた構造を有することを特徴と
    するサンルーフ装置。
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