JPH06102128B2 - フィルター洗浄装置 - Google Patents

フィルター洗浄装置

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JPH06102128B2
JPH06102128B2 JP22526891A JP22526891A JPH06102128B2 JP H06102128 B2 JPH06102128 B2 JP H06102128B2 JP 22526891 A JP22526891 A JP 22526891A JP 22526891 A JP22526891 A JP 22526891A JP H06102128 B2 JPH06102128 B2 JP H06102128B2
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廣 冨樫
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調機などの空気取り
入れ口に装着される網状のフィルターの洗浄装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】空調機などの空気を取り入れる開口部分
には、取り入れる空気の埃などを取り除き濾過するため
に、フィルターが設けられている。このフィルターは、
一般に周縁に枠が形成された網状のもので、埃などが一
方の面に付着し積層してしまうため、所定時間空調機を
運転する毎にこのフィルターを取り外し、洗浄して埃や
汚れを除去しなければならない。従来、このようなフィ
ルターの洗浄には、液体の洗浄剤を塗布し回転ブラシな
どで洗浄し、綿埃などを人力によって排除する方法が一
般であり、回転ブラシと、洗浄剤塗布装置とを具備した
洗浄装置にてこのフィルターを洗浄した後に、綿埃の除
去を人力で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の洗浄装置では、洗浄剤などの薬液をフィルター
に塗布し、十分に湿らせたのちに埃の付着している面を
回転ブラシで洗浄する装置であるが、フィルターの網目
に付着する綿状の埃などは、水分が含まれることによっ
てこの網目に絡みつくため、回転ブラシに限らず他の手
法でも容易に除去することが困難になるという問題があ
る。このことから、洗浄後のフィルターには、洗浄済で
あるにもかかわらず、埃などの汚れが付着しており、汚
れが完全に除去されてない状態で再使用となり、空調機
の効率の低下を招くことがあるという問題がある。
【0004】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、空調機などに装着される網状のフィルターに付着
する埃などを容易に取り除くことができ、このフィルタ
ーの汚れを確実に除去することができる網状フィルター
の洗浄装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図3を参
照して説明する。この発明のフィルター洗浄装置1は、
周縁に枠を有する網状のフィルター50を洗浄するフィ
ルター洗浄装置において、前記フィルター50の汚れの
付着した面50aを所定の方向として該フィルター50
を保持し、搬送する搬送部2と、前記搬送部2によって
移動する前記フィルター50の搬送経路の中途に配設さ
れるとともに、該フィルター50の汚れ面50aに摺接
して該汚れ面50aに付着した汚れを除去する回転ブラ
シ19と、前記フィルター50の搬送経路を挟んで前記
回転ブラシ19に対向して配設されるとともに、前記フ
ィルター50の汚れ面の裏面50b側に向けてエアを噴
出させるエアノズル21と、前記回転ブラシ19の外周
の一部に位置し、前記フィルター50より取り除いた汚
れを梳き取る櫛歯24と、該櫛歯24の近傍に配設され
るとともに、該櫛歯24に対する前記回転ブラシ19の
回転方向Bの手前側に位置し、該回転ブラシ19に付着
している汚れ及び前記櫛歯24によって梳き取られる汚
れを吸引し、除去するバキュームノズル25と、を具備
したことを特徴としている。
【0006】
【作用】搬送部2によりフィルター50は汚れの付着し
た面50aを所定の方向として保持され搬送される。搬
送経路の中途にて、フィルター50はその汚れ面の裏面
50bからエアノズル21によってエアが噴出される。
同時にこのエアノズル21に対向して配設された回転ブ
ラシ19によって、フィルター50の汚れ面50aに付
着している汚れが除去される。除去された埃は回転ブラ
シ19に付着し、この回転ブラシ19の外周の一部に設
けられた櫛歯24によって梳き取られる。そして、この
埃は櫛歯24の手前近傍に設けられたバキュームノズル
25によって、前記回転ブラシ19に付着している埃
と、櫛歯24によって梳き取られた埃を吸引して除去す
る。
【0007】
【実施例】本発明のフィルター洗浄装置1は、図1に示
すように、搬送部2と、乾式洗浄部18と、湿式洗浄部
28とで大略構成されている。まず、搬送部2は、スプ
ロケット3,4と、駆動源10と、コンベアチェーン1
3と、支持爪部14とで大略構成されている。
【0008】スプロケットは、駆動スプロケット3及び
従動スプロケット4で構成されている。各スプロケット
3,4は、それぞれ2枚ずつで構成され、図3に示すよ
うに円筒形状ドラム5の軸線方向両端に固設され、それ
ぞれが一体となって形成されているとともに、基台6の
両端に水平に設けられた一対の軸7,8に回転自在にそ
れぞれ軸支されている。すなわち、図3に示すように、
基台6の両端に位置する左右両側に各スプロケット3,
4が配設されるようになっている。また、各スプロケッ
ト3,4の駆動スプロケット3には、やや小径なスプロ
ケット9が同軸に略一体に設けられている。この小径ス
プロケット9は、モータなどより構成される駆動源10
にチェーン11を介して連動連結されている。この駆動
源10は基台6の上部のハウジング12上に設けられて
いる。
【0009】次に、コンベアチェーン13は左右一対で
構成され、前記駆動及び従動スプロケット3,4間に架
設され、前記駆動源10の回転を伝達するように基台6
の左右両側を回動するようになっている。回動方向は、
コンベアチェーン13の上側13aが、従動スプロケッ
ト4から駆動スプロケット3へ移動する方向(図1中矢
線A)とされている。
【0010】また、前記一対のコンベアチェーン13に
は、左右各チェーン13を掛け渡すように支持爪部14
が設けられている。この支持爪部14は複数で構成さ
れ、図1に示すように各爪部14がほぼ等間隔、本実施
例ではこの間隔を被洗浄物であるフィルター50の長さ
よりやや長尺に設定され、固定されている。これら支持
爪部14は、断面略L字形状で、折曲した水平部分が搬
送方向を向くように設けられている。
【0011】なお、前記従動スプロケット4には、図4
に示すようにコンベアチェーン13の張り具合を調節す
る調整機構15が設けられている。
【0012】次に、乾式洗浄部18は、回転ブラシ19
と、エアノズル21と、櫛歯24と、バキュームノズル
25とで構成されている。この乾式洗浄部18は、図1
に示すように、前述した搬送部2の駆動及び従動スプロ
ケット3,4の間、すなわち、この搬送部2によって搬
送されるフィルター50の搬送経路の中途に位置すると
ともに、基台6の一端側で、前記搬送部2の従動スプロ
ケット4に近接した位置に設けられている。
【0013】回転ブラシ19は、前記搬送部2のコンベ
アチェーン13の上側13aの下方、すなわち、前記搬
送経路の下部に配設されている。この回転ブラシ19
は、略円柱形状で、回転軸20が水平にかつ前記コンベ
アチェーン13の移動方向と直交する方向を軸線方向と
して軸受を介して配設され、ブラシ外周の一部が前記搬
送経路と干渉する位置に設定されている。また、この回
転ブラシ19は、後述する湿式洗浄部28の回転ブラシ
33に連結される駆動モータ34に、チェーン36を介
して連結され、回動できるようになっている。なお、こ
の回転ブラシ19の回転方向は、コンベアチェーン13
の上側13aの移動方向と相反する方向、図1および図
2において、時計回り方向Bに設定されている。
【0014】次に、エアノズル21は前記回転ブラシ1
9の上方に設けられ、すなわち、前記搬送経路を挟んで
回転ブラシ19と対向する位置に配設されている。この
エアノズル21は、図示しないエアコンプレッサーなど
に連結され、圧縮された高圧の空気(例えば5Kg/c
2 )を下方向、すなわち前記回転ブラシ19に向けて
噴出するようになっている。
【0015】また、エアノズル21の前後近傍には、一
対の回転自在なピンチローラ22,23が設けられてい
る。これらピンチローラ22,23は、前述した回転ブ
ラシ19と同様に各軸22a,23aが前記コンベアチ
ェーン13の移動方向と直交する方向を軸線方向となる
ように設定されている。これら各軸には、図示しないが
軸受部に垂直方向に作動するスプリングが内蔵され、こ
れら軸22a,23aを下方向へ常に付勢するようにな
っている。
【0016】次に、櫛歯24は、前記回転ブラシ19の
外周の一部、本実施例では前述した後側のピンチローラ
23の下方に配設されている。この櫛歯24は、先端2
4aに多数の櫛状の歯が形成されており、その櫛歯状の
先端24aが、図2に示すように回転ブラシ19の外周
に食い込む位置で、かつ、回転ブラシ19の回転中心に
対して放射方向となるように設けられている。
【0017】次に、バキュームノズル25は、前記櫛歯
24の近傍で、この櫛歯24に対する回転ブラシ19の
回転方向の手前側、すなわち図2において櫛歯24の右
隣に設けられている。このバキュームノズル25には、
吸引装置(図示せず)が接続されている。
【0018】次に、湿式洗浄部28は、前記乾式洗浄部
18に隣接して設けられ、薬液洗浄部29と、清水洗浄
部30と、回転伝達部31とで構成されている。まず、
各洗浄部29,30はそれぞれ、対向する回転ブラシ3
2,33とピンチローラ38とスプレー部39,40と
で構成されている。各洗浄部29,30の回転ブラシ3
2,33は前述した搬送部2の搬送経路を挟んで上下に
対向するように配設されている。これら回転ブラシ3
2,33は前述した乾式洗浄部18の回転ブラシ19と
同形状のブラシで、各回転ブラシ32,33の回転軸3
2a,33aはコンベアチェーン13の移動方向と直交
する方向であるとともに、上下の軸32a,33aが平
行にかつ水平となって配設されている。
【0019】これら回転ブラシ32,33の各下部回転
ブラシ33は前記乾式洗浄部18の回転ブラシ19と同
様に配設されており、ブラシ外周の一部が前記搬送経路
と干渉する位置となっている。また、これら下部回転ブ
ラシ33は、図4に示すように基台6の下部に配設され
た駆動モータ34にチェーン35を介して連結され回動
するようになっている。この駆動モータ34との連結
は、駆動モータ34と薬液洗浄部29の下部回転ブラシ
33の軸33aとがチェーン35で連結され、この薬液
洗浄部29の下部回転ブラシ33の軸33aと前述した
乾式洗浄部18の回転ブラシ19の軸20および清水洗
浄部30の下部回転ブラシ33の軸33aとがチェーン
36を介して連結され、各回転ブラシ19,33,33
を同時にかつ同方向に回転させるようになっている。ま
た、上部回転ブラシ32は回転軸32aの両端の軸受3
7が垂直方向に摺動可能に設けられている。
【0020】次に、ピンチローラ38は各洗浄部29,
30の上部回転ブラシ32,32の前方に配設されてい
る。このピンチローラ38も前述した乾式洗浄部18の
ピンチローラ22(23)同様、回転ブラシ32と平行
に配設され、図示しない軸受には垂直方向に作動するス
プリングが内蔵されている。
【0021】また、スプレー部は、図1に示すように薬
液スプレー部39と清水スプレー部40とで構成されて
いる。薬液スプレー部39は薬液洗浄部29の上部回転
ブラシ32上方に配設され、この回転ブラシ32に洗浄
剤などの薬液を吹きつけるようになっており、清水スプ
レー部40は清水洗浄部30の上部回転ブラシ32上方
に配設され、この回転ブラシ32に清水を吹きつけるよ
うになっている。
【0022】次に、回転伝達部31は、一対の歯車4
1,42と分岐軸43とで構成されている。各歯車4
1,42は、前述した清水洗浄部30の後部上方に互い
が噛合した状態で配設されている。また、分岐軸43
は、前記薬液洗浄部29と清水洗浄部30の上部回転ブ
ラシ32,32の間に配設され、前記各歯車41,42
の一方の歯車41とチェーン44で連結されている。こ
の分岐軸43には更に一対のチェーン45,46が装着
され、一方のチェーン45は前記薬液洗浄部29の上部
回転ブラシ32の軸32aに、他方のチェーン46は清
水洗浄部30の上部回転ブラシ32の軸32aに連結さ
れている。また、前記各歯車41,42の他方の歯車4
2は前記清水洗浄部30の下部回転ブラシ33の軸33
aとチェーン47を介して連結されている。すなわち、
前述した基台6の下部の駆動モータ34の回転が薬液洗
浄部29の下部回転ブラシ33の軸33aを介し、この
回転伝達部31へ伝達され、各上部回転ブラシ32,3
2を回転させるようになっている。これにより、この湿
式洗浄部28の各洗浄部29,30の上部回転ブラシ3
2,32は、下部回転ブラシ33,33の回転方向と逆
の方向に回転するようになる。
【0023】なお、この湿式洗浄部28と、前述した乾
式洗浄部18とのあいだには遮蔽板48が設けられ、湿
式洗浄部28にて使用される薬液などが乾式洗浄部18
側に浸入しないようになっている。また、湿式洗浄部2
8の後方にはエアスプレー部49が設けられ、湿式洗浄
部28によって付着した水滴などを吹き飛ばして除去す
るようになっている。
【0024】次に、以上のように構成された洗浄装置の
洗浄方法について説明する。洗浄されるフィルター50
は、従来の技術で説明したように、矩形な枠に網部が張
られた形状のもので、空調機などの空気を取り入れる開
口部分に脱着自在に設けられ、空調機内に取り込まれる
空気を濾過するものである。
【0025】まず、上記フィルター50を基台6の一方
側、図1において右側の搬送部2の従動スプロケット3
側に載置する。フィルター50の載置する際の方向は埃
などが付着している汚れた一方の面50aを下向きに載
置する。フィルター50が載置されたのち、搬送部2の
コンベアチェーン13が作動し、支持爪部14が移動を
始める。支持爪部14は、移動を始めると基台6上に載
置された前記フィルター50の一縁を保持して、このフ
ィルター50を押し動かす。
【0026】フィルター50が搬送部2によって移送さ
れると、まず、乾式洗浄部18に進入する。進入時、こ
の洗浄部18のピンチローラ22,23はその軸22
a,23aに設けられたスプリングによってフィルター
50を搬送面(搬送経路)から浮き上がらせないように
上方から押さえつけ、その状態でフィルター50の移動
を支持する。この乾式洗浄部18では上方より圧縮され
た空気がエアノズル21によって常時吹きつけられる。
すなわち、上方より噴出する空気は、搬送されているフ
ィルター50の汚れの付着していない他方の面50b側
から、一方の面50a側へと吹きつけられ、これにより
フィルター50の一方の面50aに付着している埃など
の汚れをこの面(網面)から浮き上がらせる。
【0027】同時にこのフィルター50の下方に位置
し、回転している回転ブラシ19によって、フィルター
50の一方の面50aに付着している埃などの汚れが払
い取られる。このとき、前述したように埃などの汚れが
網面より浮き上がった状態となっているので、回転ブラ
シ19は容易に埃を払い取ることができる。なお、フィ
ルター50の移送方向Aと回転ブラシ19の回転方向B
は、この回転ブラシ19の摺接する面にて互いに相反す
る方向とされていることから、フィルター50は搬送部
2の支持爪部14にしっかり保持され、容易に脱落しな
いようになっている。
【0028】フィルター50の網面から回転ブラシ19
によって払い取られ、除去された埃は、回転ブラシ19
のブラシ毛に付着し、その状態で回転ブラシ19の回転
とともに移送される。そして、この回転ブラシ19の回
転とともに、ブラシ毛に付着した埃が、この回転ブラシ
19の外周の一部に設けられた櫛歯24にて梳き取ら
れ、さらに同時に、この櫛歯24の近傍に配設されたバ
キュームノズル25によって回転ブラシ19の外周に付
着した埃、および櫛歯24にて梳き取られた埃を吸引し
除去する。
【0029】次に、乾式洗浄部18を通過し、埃がおお
よそ除去されたフィルター50は、搬送部2によって遮
蔽板48を通過し、湿式洗浄部28に進入する。この湿
式洗浄部28にフィルター50が進入すると、前記乾式
洗浄部18と同様にピンチローラ38によってフィルタ
ー50の浮き上がりの防止が行われる。そして、薬液洗
浄部29の薬液スプレー部39が薬液を供給し、上部回
転ブラシ32に薬液を浸透させた状態で回転する。同時
に下部回転ブラシ33も回転し、フィルター50の洗浄
を行う。この薬液洗浄部29での回転ブラシ32,33
の回転方向も前記乾式洗浄部18の回転ブラシ19の回
転方向と同様にフィルター50に摺接する面での方向が
互いに相反する方向となっている。
【0030】さらに、搬送部2によってフィルター50
が移送され、次の清水洗浄部30へフィルター50は進
入する。この清水洗浄部30では、清水スプレー部40
が清水を上部回転ブラシ32に供給し、また上下回転ブ
ラシ32,33の回転によって前記薬液洗浄部30によ
って洗浄されたフィルター50をすすぎ洗浄する。
【0031】湿式洗浄部28によるフィルター50の洗
浄が終了されると、搬送部2による移動で、この湿式洗
浄部28の後方に配設されたエアスプレー部49に移動
され、これによってフィルター50の網面に付着した水
滴などが吹き飛ばされ除去される。
【0032】従ってこのように構成されたフィルター洗
浄装置1では、フィルター50を乾いたまま洗浄する乾
式洗浄部18と、フィルター50に洗浄液などの薬液を
使用して洗浄する湿式洗浄部28とで構成したので、フ
ィルター50の一方の面50aに付着する埃などの汚れ
を、まず、乾いた状態のままでエアの噴射と回転ブラシ
19の作動により、網目に付着した綿状の埃を絡ませる
ことなく取り除くことができ、その後に、薬液,清水で
フィルター50の両面の汚れを洗浄する動作となり、こ
れにより、フィルター50の洗浄は各洗浄部18,28
によって埃などの汚れがほぼ完全に除去され、この洗浄
済のフィルター50の再使用時での空調機の空調効率の
低下などの問題が解消される。
【0033】また、乾式洗浄部18でのフィルター50
より除去した埃は、この洗浄部18の回転ブラシ19の
外周の一部に設けられた櫛歯24および、バキュームノ
ズル25により、回転ブラシ19に付着する埃などの汚
れが梳き取られ、吸引除去されるので、フィルター50
側に埃が再付着することがない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるフィル
ター洗浄装置では、空調機などに装着される周縁に枠を
有する網状のフィルターに付着する埃などを、エアノズ
ルによるエアの噴出と回転ブラシの作動とでフィルター
の汚れ面から除去するとともに、この作業をフィルター
が乾いた状態のままで行うように構成したので、綿状の
埃がフィルターの網目に絡まることがなく、容易にかつ
確実に取り除くことができるという効果がある。このこ
とから、洗浄後のフィルターは、埃などの汚れが完全に
除去されている状態で再使用となるので、空調機の効率
の低下などの問題が解消されるという効果がある。ま
た、フィルターから除去した埃などの汚れが付着する回
転ブラシ、およびこの回転ブラシから汚れを梳き取る櫛
歯の双方から、バキュームノズルが各汚れを吸引し、除
去するので、フィルターに汚れが再付着することがない
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルター洗浄装置の一実施例を
示す側断面図
【図2】同実施例によるフィルター洗浄装置の要部を示
す側面図
【図3】同実施例によるフィルター洗浄装置の概略平面
【図4】同実施例によるフィルター洗浄装置の各部の動
力伝達を示す概略側面図
【符号の説明】
1…フィルター洗浄装置 2…搬送部 19…回転ブラシ 21…エアノズ
ル 24…櫛歯 25…バキュー
ムノズル 50…フィルター B…回転方向 50a…汚れ面(一方の面) 50b…裏面
(他方の面)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁に枠を有する網状のフィルターを洗
    浄するフィルター洗浄装置において、 前記フィルターの汚れの付着した面を所定の方向として
    該フィルターを保持し、搬送する搬送部と、 前記搬送部によって移動する前記フィルターの搬送経路
    の中途に配設されるとともに、該フィルターの汚れ面に
    摺接して該汚れ面に付着した汚れを除去する回転ブラシ
    と、 前記フィルターの搬送経路を挟んで前記回転ブラシに対
    向して配設されるとともに、前記フィルターの汚れ面の
    裏面側に向けてエアを噴出させるエアノズルと、 前記回転ブラシの外周の一部に位置し、前記フィルター
    より取り除いた汚れを梳き取る櫛歯と、 該櫛歯の近傍に配設されるとともに、該櫛歯に対する前
    記回転ブラシの回転方向の手前側に位置し、該回転ブラ
    シに付着している汚れ及び前記櫛歯によって梳き取られ
    る汚れを吸引し、除去するバキュームノズルと、 を具備したことを特徴とするフィルター洗浄装置。
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