JPH114670A - 海苔に付着した異物の除去装置 - Google Patents

海苔に付着した異物の除去装置

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JPH114670A
JPH114670A JP9177575A JP17757597A JPH114670A JP H114670 A JPH114670 A JP H114670A JP 9177575 A JP9177575 A JP 9177575A JP 17757597 A JP17757597 A JP 17757597A JP H114670 A JPH114670 A JP H114670A
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JP
Japan
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laver
conveyor
foreign matter
seaweed
removing foreign
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Application number
JP9177575A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Ezaki
一正 江崎
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  • Edible Seaweed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 しばしば海苔製品の表面や裏面に異物が付着
して食品価値を失している。この異物を取り除く装置を
安価に提供する装置の開発が強く求められている。 【構成】 既設の乾燥装置から送り出されるコンベア上
の未検査海苔と、検査をするために反転裏返した海苔の
上にそれぞれ、回転ブラシで掃き取り除去する装置を冠
設する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、海苔に付着した海洋生
物やごみ等の異物を自動的に除去する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、海苔の表面に付着した異物を除去
する装置には「特公平6ー97979」にあるようにロ
ーラ群で海苔を保持してブラシを回転させて掃きとる構
造になっていた。 【発明が解決しようとする課題】 【0003】この装置の第1の課題は多くの駆動ローラ
と保持ローラが配備されていて、複雑な構造になってい
ることである。第2の課題は、高速で回転するブラシと
海苔をはさんで駆動しているローラとが線状に接してい
て、保持力が弱くしばしば海苔を跳ね出していることで
ある。 【0004】第3の課題はこの装置を据え付けるために
以後の工程の装置をすべて移動する作業が必要であっ
た。以後の工程には海苔の破れ・欠けなどの形状を自動
検査する装置、金属類や異物の混入を検査する装置、海
苔製品を計量する装置、おり曲げる装置、束ねる装置、
など多くの工程装置があり、その装置すべてを移動し連
動させる調整が不可欠で、長時間の設置時間を要してい
る。 【0005】第4の課題はこの装置の価格が高いことで
ある。数多くのローラ、そのローラを駆動する動力モー
タ、回転ブラシとその駆動モータ、架台などの部品が多
く、配電盤も連動が必要なために複雑で高価である。第
5の課題は運転トラブルが多いことである。ユーザはト
ラブルのためしばしば作業を中断させられている。 【0006】 【課題を解決するための手段】これらの多くの課題を解
決するために行った本発明の代表的実施例を図1に示し
構造を説明する。 【0007】海苔製品は既設の乾燥工程からコンベア
(1)に乗って裏面を天向きに搬出してくるが、このコ
ンベアに海苔を自重で保持しコンベアの移動で連動する
進路固定ローラ(2)を乗設し、その直後に回転ブラシ
(3)を置く、この回転ブラシは内臓したモータまたは
別置きのモータで駆動し、コンベアの移動速度より高速
で回転している。望ましくはこのブラシの回転速度をイ
ンバータ等で変速可能にし海苔質等により調整する。 【0008】回転ブラシの直後に海苔押さえローラ
(4)を連設する。該海苔押さえローラも駆動の必要は
なく、海苔を自重で保持しコンベアの移動で等速連動す
る。 【0009】〔請求項2〕に記載した空気押圧装置
(5)は、底に小穴を数個あけた棒状又は箱状で〔請求
項1〕に記載した海苔押えローラの変わりに回転ブラシ
の直後に連設する。この棒状体又は箱状体の小穴は直下
を移動するベルト上の海苔に対向している。棒状体又は
箱状体へファン(6)からのホースを接続している。こ
の空気押圧装置は棒状多翼ファンなどの送風機を直接と
りつけ吹き出し口をベルト上の海苔面に向けてもよい。 【0010】〔請求項3〕の押圧調整スプリング(7)
は回転ブラシの軸受けにスプリングを介して押し圧を加
減するネジを配備している。 【0011】〔請求項4〕の構造を説明する。海苔が搬
出してくるコンベアーのベルトを無数の穴があいた通気
可能な穴明きベルト(8)で構成する。穴明きベルトの
下、回転ブラシの直下位置に吸引チャンバ(9)を固着
し、該吸引チャンバからのホースを吸引ファン(10)
へ連結している。穴明きベルトは吸引チャンバーの吸気
口の上を滑り移動している。この項での実施例では進路
固定ローラと海苔押さえローラとはともに不要である。 【0012】〔請求項5〕の構造は、前述のとおり従来
の既設の海苔製造装置のほとんどがはぎ取った海苔を裏
面天井向きに搬出している。搬出してきた海苔は検品の
ため海苔裏返し機構(11)で表面天井向に反転させて
いる。この発明はこの機構を応用してなされており、
〔請求項1〕〔請求項2〕〔請求項3〕〔請求項4〕に
示した異物の除去装置と同構造の装置を海苔裏返し機構
の直後のコンベアー上に配設している。 【0013】 【作用】既設の海苔製造装置での工程は次の順で進行す
る。漁場から摘採してきた海苔の原藻はミンチして淡水
で洗浄し、簀に抄製して乾燥装置へコンベアー移動す
る。乾燥装置では抄製海苔を間欠移動しているコンベア
に乗せて温風通気乾燥している。乾燥装置内を一巡して
乾燥終了した海苔は簀からはぎ取りコンベアに乗せて搬
出する。海苔は裏面天井向きにしかはぎ取れず裏向きに
搬出してくる。全ての海苔製造装置に海苔の表面を検品
するため、表面天井向きに反転させる裏返し機構が設置
してある。 【0014】この発明の「付着した異物の除去装置」は
ニ組の装置を配置して構成する。一組は乾燥装置から裏
面天井向きにコンベアに乗って搬出してくる海苔の裏面
の異物をブラシ除去し、他の一組は裏返し機構を通過し
た後、表面天井向きに反転した海苔の表面の異物を除去
する。第一、第二の除去装置は同じ構造の装置で、とも
に既設のコンベアに冠設して使用する。 【0015】次に異物除去装置の各部の働きを述べる。
進路固定ローラはスポンジ等の滑りにくい材質でつく
り、進路を固定し高速回転しているブラシでの跳ね出し
を防止するとともに、海苔が滑りださぬように固定し、
異物の掃きとり効果をあげる。進路固定ローラは自重の
押圧で海苔を固定するから適当な重量を必要とする。 【0016】回転ブラシは海苔に付着した異物を掃きと
る働きをする。そのためブラシはある程度の硬さと海苔
を傷つけぬ柔らかさを備えている。回転ブラシは内臓し
たモータ又は別置きモータでベルトを介して駆動する。 【0017】海苔押さえローラは回転ブラシの直後に配
置し、海苔が回転ブラシに巻きつく現象を防止する。
〔請求項2〕に記載した空気押圧装置はこの海苔押さえ
ローラと同じ働きをする装置である。この装置には噴出
する空気で、掃だした異物を吹き飛ばし海苔上に残留さ
せない利点がある。 【0018】〔請求項3〕に記載した押圧調整スプリン
グは、摘採時期、摘採回数、病害などで微妙にかわる異
物の付着状態に対応して調整する。 【0019】〔請求項4〕の働きを説明する。海苔が搬
出してくるコンベアーベルトに無数の小穴をあけ通気可
能にして、穴明きベルトの下、回転ブラシの直下位置の
吸引チャンバでベルト上の海苔を吸着して回転ブラシで
異物を掃き取る。 【0020】〔0013〕〔0014〕に〔請求項5〕
の説明をした、よってここでの説明を省略する。 【0021】 【発明の効果】この発明で次記の効果がある。 イ、この発明によると、海苔を回転しているローラと保
持ローラとで、挟持して回転ブラシで掃き取る従来の複
雑な構造ではない。コンベア上の海苔をローラの自重
や、空気の押圧又は吸引させてベルトに保持するシンプ
ルな構造である。 ロ、保持力が強く回転ブラシでの跳ね出しがない。 【0022】ハ、既設の装置にそのまま冠設するから、
設置作業時に後続の工程装置を移動する作業が不要であ
る。 ニ、既設の装置をそのまま応用するから安価に提供でき
る。 ホ、運転トラブルがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の海苔に付着した異物の除去装置を示し
た立体図である。 【図2】本発明の〔請求項1〕の実施例を示した断面図
である 【図3】本発明の〔請求項3〕の実施例を示した断面図
である 【図4】本発明の〔請求項4〕の実施例を示した立体図
である 【符号の説明】 1コンベア 2進路固定ローラ 3回転ブラシ 4海苔押さえローラ 5空気押圧装置 6ファン 7押圧調整スプリング 8穴明きベルト 9吸引チャンバ 10吸引ファン 11海苔裏返し機構

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 乾燥行程が終了した海苔製品は、コンベ
    アに乗って搬出してくるが、この搬出コンベアに進路固
    定ローラ、回転ブラシ、海苔押さえローラの順で配備
    し、回転ブラシをコンベアの移動速度より高速で回転さ
    せる海苔に付着した異物の除去装置。 【請求項2】 乾燥行程が終了した海苔製品が搬出して
    くるコンベアに、進路固定ローラ、回転ブラシを配備し
    該ブラシの直後に空気押圧装置を取り付けた海苔に付着
    した異物の除去装置。 【請求項3】 〔請求項1〕および〔請求項2〕に記載
    した海苔に付着した異物の除去装置の回転ブラシのシャ
    フトに押圧調整スプリングを調整可能に配備した海苔に
    付着した異物の除去装置。 【請求項4】 乾燥行程が終了した海苔製品を搬出する
    コンベアのベルトに無数の穴をあけ、回転ブラシの直下
    に吸引チャンバを配置し該吸引チャンバからホースを介
    して空気吸引装置を配している海苔に付着した異物の除
    去装置。 【請求項5】 〔請求項1〕および〔請求項2〕〔請求
    項3〕〔請求項4〕に記載した海苔に付着した異物の除
    去装置を海苔裏返し機構の後続コンベアにも取り付けて
    いる海苔表裏両面の異物を除去する装置。
JP9177575A 1997-06-18 1997-06-18 海苔に付着した異物の除去装置 Pending JPH114670A (ja)

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JP9177575A JPH114670A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 海苔に付着した異物の除去装置

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JPH114670A true JPH114670A (ja) 1999-01-12

Family

ID=16033377

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JP9177575A Pending JPH114670A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 海苔に付着した異物の除去装置

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JP (1) JPH114670A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102498918B1 (ko) * 2022-04-25 2023-02-09 주식회사 이호푸드 수산물선별장치
JP2023110588A (ja) * 2022-01-28 2023-08-09 小浅商事株式会社 シート状海苔の異物除去装置

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