JPH06101660B2 - キャップ付き圧電共振部品 - Google Patents

キャップ付き圧電共振部品

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JPH06101660B2
JPH06101660B2 JP61204846A JP20484686A JPH06101660B2 JP H06101660 B2 JPH06101660 B2 JP H06101660B2 JP 61204846 A JP61204846 A JP 61204846A JP 20484686 A JP20484686 A JP 20484686A JP H06101660 B2 JPH06101660 B2 JP H06101660B2
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JP
Japan
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case
piezoelectric resonator
cap
piezoelectric
fitted
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喬士 義永
誠 寺垣
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、筒形ケースの内部に圧電共振子を挿入し、か
つ、このケースの両端部には導電性接着剤を介して圧電
共振子と導通する金属製キャップを嵌着した構造のキャ
ップ付き圧電共振部品に関する。
〈従来の技術〉 従来から、この種のキャップ付き圧電共振部品の一例と
して、第3図に示すようなチップ型発振子30が知られて
いる。このチップ型発振子30は、円筒形とされたアルミ
ナ製ケース31の内部に、矩形平板状とされた圧電共振子
32を挿入したうえ、ケース31の両端部にその開口部を閉
塞する有底筒形の金属製キャップ33,33を嵌着した構造
とされている。
圧電共振子32の両端部は導電性接着剤である導電ペース
ト34によってケース31の両端内部に固着され、かつ圧電
共振子32の両表面に形成された電極32a,32bのそれぞれ
は導電ペースト34により外部電極となる各キャップ33,3
3と電気的に接続されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、このようなチップ型発振子30においては、ケ
ース31に挿入された圧電共振子32がケース31の軸芯上で
支持されることが望ましいにもかかわらず、ケース31内
部で傾いたり(第3図において、仮想線で示す)、ケー
ス31内部の一方側に偏った位置で支持されることがあ
る。
このような状態になると、ケース31の内周面と圧電共振
子32との間隙で生じる毛細管現象によって導電ペースト
34が圧電共振子32の中央部、すなわち、その振動部に流
入して、一方のキャップ33と他方の電極32a(32b)とを
短絡させたり、振動ダンピングを発生させたりする。そ
のため、このようなチップ型発振子30においては、その
加工良品率が低下してしまうという問題点があった。
本発明はかかる従来の問題点に鑑み、ケース内部で圧電
共振子が傾いたり、偏った位置で支持されたりすること
を防止して加工良品率の向上を図ることが可能なキャッ
プ付き圧電共振部品の提供を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明ではこのような問題点を解決するために、筒形ケ
ースの内部に圧電共振子を挿入し、かつ、前記筒形ケー
スの両端部には導電性接着剤を介して前記圧電共振子と
導通する金属製の有底筒形キャップを嵌着した構造のキ
ャップ付き圧電共振部品において、 前記キャップの内底面には、前記ケースの軸芯位置を中
心点とし、かつその軸芯方向に沿う内向きに突出した外
拡がり断面形状を有し、かつ内側先端に丸み部を有する
円環状突起部を形成しており、 前記円環状突起部の内径寸法は、少なくとも前記圧電共
振子の幅方向の最大寸法を有しているとともに、 前記圧電共振子の両端部は、前記キャップの円環状突起
部の内側に嵌着しており、かつ前記円環状突起部の内側
先端は、前記ケースの端面と当接する位置に配置された
ものであり、また、前記圧電共振子の長さは、前記ケー
スの全長よりも若干長く形成され、前記円環状突起部の
前記中心点側に位置する傾斜面は、前記圧電共振子の端
部が当接して軸芯方向と直交方向に沿う内向きに傾斜さ
せるものであることを特徴としている。
〈作用〉 上記構成によると、ケースの全長より若干長い圧電共振
子の両端部それぞれが各キャップに形成した円環状突起
部の傾斜面に当接して支持されることにより、圧電共振
子はケースの軸芯に沿った状態で支持されることにな
る。そのため、この圧電共振子がケースの内部で傾いた
り、偏った位置で支持されたりすることはなくなる。ま
た、ケースの端部それぞれにキャップを嵌着するに際し
ては、円環状突起部の内側先端がまず最初にケースの端
面に当接することになるので、キャップを押し込み過ぎ
て圧電共振子の破損を招いたりすることもなくなる。
〈実施例〉 以下、本発明をキャップ付き圧電共振部品としてのチッ
プ型発振子に適用した図示の実施例に基づき詳細に説明
する。
第1図はチップ型発振子の一部破断平面図であり、第2
図はこのチップ型発振子に嵌着されるキャップの一部破
断斜視図である。これらの図における符号10はチップ型
発振子であって、チップ型発振子10はケース11と、圧電
共振子12と、キャップ13、14とから構成されている。
ケース11は円筒形とされ、アルミナなどの絶縁性材料か
らなっている。ケース11両端部の外周縁11a、11bには、
キャップ13、14を当該端部に嵌入し易くするための丸み
部がそれぞれ形成されている。なお、この丸み部は面取
り部であってもよい。
このようなケース11の内部に挿入される圧電共振子12は
矩形平板状とされ、その長辺方向の長さはケース11の全
長よりも若干長く形成されている。この圧電共振子12は
基板15を有し、基板15の各表面には電極12a、12bが形成
されている。各電極12a、12bは、基板15の中央部で基板
15を挟んで互いに対向し、かつそれぞれ基板15における
反対方向の端部に延出される。
キャップ13、14は、第2図に示すように、有底筒形とさ
れ、金属材料からなっている。このキャップ13(14)に
おける内底面13a(14a)には、ケース11外径と同心状の
円環状突起部16がプレス加工などによって形成されてい
る。そして、この円環状突起部16の内側先端には丸み部
が形成され、キャップ13(14)のケース11への嵌着時に
はこの丸み部がケース11の端面に当接するようになって
いる。また、この円環状突起部16は、挿入された圧電共
振子12の端部が当接する傾斜面16aからなる外拡がり状
の断面形状を有するものとされている。なお、キャップ
13、14の底部外面では、円環状突起部16に対応する部分
が円環状溝として凹入しているが、その他の部分は互い
に面一となっている。
このようなキャップ13、14は、ケース11の両端部に嵌着
されてその開口部を閉塞するとともに、導電性接着剤で
ある導電ペースト17により圧電共振子12の各電極12a、1
2bとそれぞれ電気的に接続されて外部電極となる。
つぎに、このチップ型発振子10の組み立てについて、説
明する。
まず、図示していない組立台の上に、下側キャップとな
るキャップ13を載置して、その内部に導電ペースト17を
注入する。そして、その上方から、このキャップ13にケ
ース11を圧入し、このケース11の内部に圧電共振子12を
挿入する。なお、ケース11のキャップ13への圧入は、ケ
ース11の端面がキャップ13の円環状突起部16の内側先端
に形成した丸み部に当接した時点でストップする。
つぎに、上側キャップとなるキャップ14の内部に導電ペ
ースト17を注入し、ケース11に圧入する。このとき、ケ
ース11に対する圧電共振子12の軸芯合わせには特別な留
意を払う必要はなく、ケース11の内部に挿入された圧電
共振子12がケース11の内部で傾いたり、偏ったりしてい
ても、この圧電共振子12はキャップ14の嵌着により自動
的に軸芯位置にセットされる。すなわち、キャップ14の
圧入により、圧電共振子12の両端部それぞれがキャップ
13、14に形成された円環状突起部16の傾斜面16aに案内
されて摺動することにより、圧電共振子12の両端部がキ
ャップ13、14の中央部に移動する。
キャップ14の圧入は、前にも述べたように、キャップ14
の円環状突起部16の内側先端の丸み部がケース11の端面
に当接した時点でストップするが、圧電共振子12の長さ
の方がケース11の全長よりも若干長くなっているので、
キャップ14の圧入がストップしても圧電共振子12の両端
部は、キャップ13、14の円環状突起部16の内側に嵌まり
込むことになる。
また、キャップ13、14の両端部にある円環状突起部16の
内径寸法は、圧電共振子12の幅方向の最大寸法を有する
ように形成されている。したがって、圧電共振子12のケ
ースへの挿入方向についても特に留意する必要がない。
このようにして、ケース11の内部に挿入された圧電共振
子12はキャップ13、14の円環状突起部16によりケース11
の軸芯上に支持され、かつ、その両端部は導電ペースト
17によりケース11の両端内部に固着される。また、キャ
ップ13、14のそれぞれは、圧電共振子12の両表面にそれ
ぞれ形成された電極12a、12bと導電ペースト17によって
電気的に接続されて外部電極となる。
〈発明の効果〉 以上のように本発明によれば、キャップに形成した円環
状突起部の傾斜面に端面が当接して摺動することによっ
て圧電共振子がケースの軸芯位置に沿って支持されるこ
とになるので、圧電共振子がケースの内部で傾いたり、
その一方側に偏ったりすることがなく、そのため、この
ようなキャップ付き圧電共振部品における加工良品率の
向上を図ることができる。
また、キャップに形成された円環状突起部の内側先端が
ケースの端面と当接する位置にあるので、ケースの端部
それぞれにキャップを嵌着した際には、円環状突起部の
内側先端がまず最初にケースの端面に当接することにな
る結果、このキャップを押し込み過ぎることによって圧
電共振子の破損を招いたりすることがなくなるという利
点も得られる。
さらに、キャップの両端部にある円環状突起部の内径寸
法が、挿入する圧電共振子の幅方向の最大寸法を有する
ように形成されているので、圧電共振子のケースへの挿
入方向についても自由度があり自動化に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、第1図
はキャップ付き圧電共振部品としてのチップ型発振子の
一部破断平面図、第2図はこのチップ型発振子に嵌着さ
れるキャップの一部破断斜視図である。また、第3図は
従来例の縦断側面図である。 10……チップ型発振子(キャップ付き圧電共振部品)、 11……ケース、 12……圧電共振子、 13、14……キャップ、 13a、13b……キャップの底面、 16……円環状突起部 16a……円環状突起部16の傾斜面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒形ケースの内部に圧電共振子を挿入し、
    かつ、前記筒形ケースの両端部には導電性接着剤を介し
    て前記圧電共振子と導通する金属製の有底筒形キャップ
    を嵌着した構造のキャップ付き圧電共振部品において、 前記キャップの内底面には、前記ケースの軸芯位置を中
    心点とし、かつその軸芯方向に沿う内向きに突出した外
    拡がり断面形状を有し、かつ内側先端に丸み部を有する
    円環状突起部を形成しており、 前記円環状突起部の内径寸法は、少なくとも前記圧電共
    振子の幅方向の最大寸法を有しているとともに、 前記圧電共振子の両端部は、前記キャップの円環状突起
    部の内側に嵌着しており、かつ前記円環状突起部の内側
    先端は、前記ケースの端面と当接する位置に配置された
    ものであり、また、前記圧電共振子の長さは、前記ケー
    スの全長よりも若干長く形成され、前記円環状突起部の
    前記中心点側に位置する傾斜面は、前記圧電共振子の端
    部が当接して軸芯方向と直交方向に沿う内向きに傾斜さ
    せるものであることを特徴とするキャップ付き圧電共振
    部品。
JP61204846A 1986-08-29 1986-08-29 キャップ付き圧電共振部品 Expired - Lifetime JPH06101660B2 (ja)

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JPS6360618A JPS6360618A (ja) 1988-03-16
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