JPH06101255B2 - ワイヤーハーネスの分岐接続部の形成方法 - Google Patents
ワイヤーハーネスの分岐接続部の形成方法Info
- Publication number
- JPH06101255B2 JPH06101255B2 JP60279272A JP27927285A JPH06101255B2 JP H06101255 B2 JPH06101255 B2 JP H06101255B2 JP 60279272 A JP60279272 A JP 60279272A JP 27927285 A JP27927285 A JP 27927285A JP H06101255 B2 JPH06101255 B2 JP H06101255B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch
- wire harness
- branch connection
- terminal
- connection part
- Prior art date
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数本の電線の一括分岐接続が容易で、電気
的接続の信頼性が高いワイヤーハーネスの分岐接続部の
形成方法に関する。
的接続の信頼性が高いワイヤーハーネスの分岐接続部の
形成方法に関する。
従来の技術 従来のワイヤーハーネスにおける分岐接続は、そのアー
ス回路を例にとると、第3図に示す如く、アース基線a
の中間部の絶縁被覆を剥ぎ取り(皮剥ぎ)、露出した導
体bに分岐線cの導体b′を添わせ、圧着端子dを用い
て加締圧着する方法であった。このような分岐接続部の
数は、最近における自動車の電子化に伴なう車載電装品
およびそのコントロールユニットの多数採用と共に一層
増加する傾向にある。
ス回路を例にとると、第3図に示す如く、アース基線a
の中間部の絶縁被覆を剥ぎ取り(皮剥ぎ)、露出した導
体bに分岐線cの導体b′を添わせ、圧着端子dを用い
て加締圧着する方法であった。このような分岐接続部の
数は、最近における自動車の電子化に伴なう車載電装品
およびそのコントロールユニットの多数採用と共に一層
増加する傾向にある。
発明が解決しようとする問題点 上記の圧着端子を用いた分岐接続では、コネクタ端子と
電線のように1対1の接続と異なり、その電気的接続の
信頼性が低い。すなわち、2本以上の分岐線を同時に圧
着すると、接触抵抗が安定せず、初期においてバラツキ
を生ずるが、この傾向は経時的に増大する。また、基線
に対し、多数の皮剥ぎ、圧着などの処理を要するために
生産性も低いうえに、蛸足配線のために形状が複雑にな
る。
電線のように1対1の接続と異なり、その電気的接続の
信頼性が低い。すなわち、2本以上の分岐線を同時に圧
着すると、接触抵抗が安定せず、初期においてバラツキ
を生ずるが、この傾向は経時的に増大する。また、基線
に対し、多数の皮剥ぎ、圧着などの処理を要するために
生産性も低いうえに、蛸足配線のために形状が複雑にな
る。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するため、本発明にあっては、図1
に示すように、端子基板部2の中央に設けた一対の溶接
ノリ片5,5間に複数本の分岐電線6の導体部7を溶着固
定し、分岐電線6の絶縁被覆部を絶縁体加締片4,4によ
り圧着固定することにより、電気的接続の信頼性が高
く、作業性がよく生産効率の高いワイヤーハーネスの分
岐接続部が得られるようにしたものである。
に示すように、端子基板部2の中央に設けた一対の溶接
ノリ片5,5間に複数本の分岐電線6の導体部7を溶着固
定し、分岐電線6の絶縁被覆部を絶縁体加締片4,4によ
り圧着固定することにより、電気的接続の信頼性が高
く、作業性がよく生産効率の高いワイヤーハーネスの分
岐接続部が得られるようにしたものである。
以下、本発明の一実施例を示す図面を参照して具体的に
説明する。
説明する。
実施例 第1図において、1はアース線接続用の丸型端子で、基
板部2の先端部にアース止め穴3を有し、後端部には一
対の絶縁体加締片4により、複数の分岐電線6の絶縁被
覆部が一括して圧着固定され、基板部2の中間部両側に
設けられた一対の溶接ノリ片5,5の間には複数の分岐電
線6の導体部7が溶着固定されている。
板部2の先端部にアース止め穴3を有し、後端部には一
対の絶縁体加締片4により、複数の分岐電線6の絶縁被
覆部が一括して圧着固定され、基板部2の中間部両側に
設けられた一対の溶接ノリ片5,5の間には複数の分岐電
線6の導体部7が溶着固定されている。
この丸型端子1と分岐電線6との溶着および圧着は、第
2図に示すような方法で行なう。
2図に示すような方法で行なう。
すなわち、アンビル8には、丸型端子1を裏返してセッ
トするための端子載置溝9が凹設されており、この端子
載置溝9に先端の皮剥ぎ処理を施した複数の分岐線6を
載置して、その上に丸型端子1を被せる。この状態で、
超音波溶接用の振動ホーンチップ10を丸型端子1の基板
部2の背面に当接し、所定時間超音波溶接を行なう。こ
れにより、分岐電線6の導体部7が互に溶融し、一体と
なって溶着固定される。溶接後、図示しないプレス治具
とアンビル8により、絶縁対加締片4をかしめ、絶縁被
覆部を一体に圧着、固定する。
トするための端子載置溝9が凹設されており、この端子
載置溝9に先端の皮剥ぎ処理を施した複数の分岐線6を
載置して、その上に丸型端子1を被せる。この状態で、
超音波溶接用の振動ホーンチップ10を丸型端子1の基板
部2の背面に当接し、所定時間超音波溶接を行なう。こ
れにより、分岐電線6の導体部7が互に溶融し、一体と
なって溶着固定される。溶接後、図示しないプレス治具
とアンビル8により、絶縁対加締片4をかしめ、絶縁被
覆部を一体に圧着、固定する。
超音波溶接に際し、振動ホーンチップ10を丸型端子1側
に位置せしめることにより、導体部7に直接振動が加わ
らず、引きはがし強度を向上させることができる。すな
わち、振動による導体部7の破断を防止することがで
き、また、端子のように相当の強度を有し、かつ広い面
積を有するものをチップ側におくことにより、溶着効率
もよい。
に位置せしめることにより、導体部7に直接振動が加わ
らず、引きはがし強度を向上させることができる。すな
わち、振動による導体部7の破断を防止することがで
き、また、端子のように相当の強度を有し、かつ広い面
積を有するものをチップ側におくことにより、溶着効率
もよい。
尚、超音波加工の溶着固定に代え、パラレル・ギャップ
溶接、拡散溶接等の溶着固定方法も可能である。
溶接、拡散溶接等の溶着固定方法も可能である。
発明の効果 以上から明らかな如く、本発明のワイヤーハーネスの分
岐接続部の形成方法は、複数の分岐電線を1個の端子に
一括して溶着固定するものであるから、従来の圧着端子
を用いたものに比べて作業性もよく、生産効率が高い。
この分岐接続部は、導体部を超音波加工による溶接方法
を採用した場合には、電気的性能の面で抵抗値も低く、
経時劣化も少なく、信頼性のきわめて高いものが得ら
れ、ワイヤーハーネスのアース線若しくは電源線として
用いるのに適している。
岐接続部の形成方法は、複数の分岐電線を1個の端子に
一括して溶着固定するものであるから、従来の圧着端子
を用いたものに比べて作業性もよく、生産効率が高い。
この分岐接続部は、導体部を超音波加工による溶接方法
を採用した場合には、電気的性能の面で抵抗値も低く、
経時劣化も少なく、信頼性のきわめて高いものが得ら
れ、ワイヤーハーネスのアース線若しくは電源線として
用いるのに適している。
第1図は本発明のワイヤーハーネスの分岐接続部を示す
斜視図、第2図は同上の分岐接続部の形成方法の説明
図、第3図は従来例の説明図である。 1……丸型端子(穴あき端子)、2……基板部、3……
アース止め穴、4……絶縁体加締片、6……分岐電線。
斜視図、第2図は同上の分岐接続部の形成方法の説明
図、第3図は従来例の説明図である。 1……丸型端子(穴あき端子)、2……基板部、3……
アース止め穴、4……絶縁体加締片、6……分岐電線。
Claims (1)
- 【請求項1】端子基板部2の中央に設けた一対の溶接ノ
リ片5,5間に複数本の分岐電線6の導体部7を溶着固定
し、分岐電線6の絶縁被覆部を絶縁体加締片4,4により
圧着固定することを特徴とするワイヤーハーネスの分岐
接続部の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60279272A JPH06101255B2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | ワイヤーハーネスの分岐接続部の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60279272A JPH06101255B2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | ワイヤーハーネスの分岐接続部の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62140308A JPS62140308A (ja) | 1987-06-23 |
JPH06101255B2 true JPH06101255B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=17608853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60279272A Expired - Lifetime JPH06101255B2 (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | ワイヤーハーネスの分岐接続部の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06101255B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH067447B2 (ja) * | 1987-12-08 | 1994-01-26 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネス |
JP2003338328A (ja) | 2002-05-20 | 2003-11-28 | Yazaki Corp | 溶接端子及びその溶接装置 |
JP6503165B2 (ja) * | 2014-07-30 | 2019-04-17 | 矢崎総業株式会社 | フラットケーブルと端子との接合方法、及び、超音波接合装置 |
JP6799942B2 (ja) * | 2016-05-18 | 2020-12-16 | 古河電気工業株式会社 | 端子付き電線 |
US11322866B2 (en) | 2017-11-03 | 2022-05-03 | Elco Enterprises, Inc. | Ultrasonic welded cable for a welding system |
JP6655056B2 (ja) * | 2017-11-28 | 2020-02-26 | 矢崎総業株式会社 | 電線の導体の超音波接合方法、端子付き電線の製造方法および電線 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5458663A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-11 | Fujikura Ltd | Method and apparatus for connecting cable or the like by ultrasonic welding |
JPS5528186A (en) * | 1978-08-21 | 1980-02-28 | Honda Motor Co Ltd | Diagnosis unit for circuit failure |
JPS5659491A (en) * | 1979-10-18 | 1981-05-22 | Sumitomo Electric Industries | Method of connecting aluminum wire |
JPS6016039Y2 (ja) * | 1980-01-31 | 1985-05-20 | 矢崎総業株式会社 | ア−ス用多極端子 |
JPS59177871A (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-08 | 矢崎総業株式会社 | ジヨイント処理機構付プロテクタ |
DE3323576A1 (de) * | 1983-06-30 | 1985-01-10 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Extrem widerstandsarme verbindungseinrichtung zwischen den endstuecken zweier supraleiter |
-
1985
- 1985-12-13 JP JP60279272A patent/JPH06101255B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62140308A (ja) | 1987-06-23 |
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