JPH06100900A - 皮革への柄付方法 - Google Patents
皮革への柄付方法Info
- Publication number
- JPH06100900A JPH06100900A JP21585191A JP21585191A JPH06100900A JP H06100900 A JPH06100900 A JP H06100900A JP 21585191 A JP21585191 A JP 21585191A JP 21585191 A JP21585191 A JP 21585191A JP H06100900 A JPH06100900 A JP H06100900A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leather
- pressing
- contour line
- pressing die
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 柄に立体感をもたせ且つ彩色部の表面に艶を
もたせた価値の高い商品を得ることのできる新規の皮革
への柄付方法を提供することを目的とする。 【構成】 150〜180℃に加熱された輪郭線出し用
凸部をもつ前押し用押型を1〜7秒間皮革に押し着ける
ことによって凹んだ輪郭線を設ける型付工程と、輪郭線
に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラッカーで彩色する工
程と、前記型付け部分の上に表面が艶有り面の合成樹脂
フィルムを重ねると共に当該フィルムの上から140℃
〜160℃に加熱された前記の前押し用押型と同じ形の
輪郭線出し用凸部をもつ後押し用押型をその輪郭線出し
用凸部が前記輪郭線模様の凹み部に一致した状態で10
〜20秒間押し着けたのち当該後押し用押型及びフィル
ムを取去する工程と、を順になすようにしたものであ
る。
もたせた価値の高い商品を得ることのできる新規の皮革
への柄付方法を提供することを目的とする。 【構成】 150〜180℃に加熱された輪郭線出し用
凸部をもつ前押し用押型を1〜7秒間皮革に押し着ける
ことによって凹んだ輪郭線を設ける型付工程と、輪郭線
に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラッカーで彩色する工
程と、前記型付け部分の上に表面が艶有り面の合成樹脂
フィルムを重ねると共に当該フィルムの上から140℃
〜160℃に加熱された前記の前押し用押型と同じ形の
輪郭線出し用凸部をもつ後押し用押型をその輪郭線出し
用凸部が前記輪郭線模様の凹み部に一致した状態で10
〜20秒間押し着けたのち当該後押し用押型及びフィル
ムを取去する工程と、を順になすようにしたものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポーチや財布等の鞄、袋
物を構成するための皮革に対して絵や文字の柄をつける
皮革への柄付方法に関する。
物を構成するための皮革に対して絵や文字の柄をつける
皮革への柄付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、凹凸のない平面に皮革用ラッカー
を用いて彩色をなす柄付方法は知られている。
を用いて彩色をなす柄付方法は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術におい
て述べた平面的な柄付方法による柄をもつ鞄、袋物は当
該柄に立体感がなく、また皮革用ラッカーによる彩色部
の表面の艶も必ずしも良くはないものであった。
て述べた平面的な柄付方法による柄をもつ鞄、袋物は当
該柄に立体感がなく、また皮革用ラッカーによる彩色部
の表面の艶も必ずしも良くはないものであった。
【0004】本発明は柄に立体感をもたせ且つ彩色部の
表面に艶をもたせた価値の高い商品を得ることのできる
新規の皮革への柄付方法を提供することを目的とするも
のである。
表面に艶をもたせた価値の高い商品を得ることのできる
新規の皮革への柄付方法を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明皮革への柄付方法は、150〜180℃に加熱
された輪郭線出し用凸部をもつ前押し用押型を1〜7秒
間皮革に押し着けることによって凹んだ輪郭線を設ける
型付工程と、輪郭線に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラ
ッカーで彩色する工程と、前記型付け部分の上に表面が
艶有り面の合成樹脂フィルムを重ねると共に当該フィル
ムの上から140℃〜160℃に加熱された前記の前押
し用押型と同じ形の輪郭線出し用凸部をもつ後押し用押
型をその輪郭線出し用凸部が前記輪郭線模様の凹み部に
一致した状態で10〜20秒間押し着けたのち当該後押
し用押型及びフィルムを取去する工程と、を順になすよ
うにしたものである。
に本発明皮革への柄付方法は、150〜180℃に加熱
された輪郭線出し用凸部をもつ前押し用押型を1〜7秒
間皮革に押し着けることによって凹んだ輪郭線を設ける
型付工程と、輪郭線に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラ
ッカーで彩色する工程と、前記型付け部分の上に表面が
艶有り面の合成樹脂フィルムを重ねると共に当該フィル
ムの上から140℃〜160℃に加熱された前記の前押
し用押型と同じ形の輪郭線出し用凸部をもつ後押し用押
型をその輪郭線出し用凸部が前記輪郭線模様の凹み部に
一致した状態で10〜20秒間押し着けたのち当該後押
し用押型及びフィルムを取去する工程と、を順になすよ
うにしたものである。
【0006】
【作用】本発明は前記のような構成であるので、押型に
より凹凸ができ、この凹凸による柄をもつ皮革を得るこ
とができるものであり、しかも、前記型付け部分の上に
表面が艶有り面の合成樹脂フィルムを重ねると共に当該
フィルムの上から140℃〜160℃に加熱された前記
の前押し用押型と同じ形の輪郭線出し用凸部をもつ後押
し用押型をその輪郭線出し用凸部が前記輪郭線模様の凹
み部に一致した状態で10〜20秒間押し着けたのち当
該後押し用押型及びフィルムを取去する工程をなすとき
には、彩色部の皮革用ラッカーが加熱されて幾分軟化
し、この軟化したラッカーの表面が合成樹脂フィルムの
表面の艶有り面によって平滑面とされ艶あり面とされる
ものである。
より凹凸ができ、この凹凸による柄をもつ皮革を得るこ
とができるものであり、しかも、前記型付け部分の上に
表面が艶有り面の合成樹脂フィルムを重ねると共に当該
フィルムの上から140℃〜160℃に加熱された前記
の前押し用押型と同じ形の輪郭線出し用凸部をもつ後押
し用押型をその輪郭線出し用凸部が前記輪郭線模様の凹
み部に一致した状態で10〜20秒間押し着けたのち当
該後押し用押型及びフィルムを取去する工程をなすとき
には、彩色部の皮革用ラッカーが加熱されて幾分軟化
し、この軟化したラッカーの表面が合成樹脂フィルムの
表面の艶有り面によって平滑面とされ艶あり面とされる
ものである。
【0007】
【発明の効果】本発明皮革への柄付方法によるときに
は、柄に立体感をもたせ且つ彩色部の表面に艶をもたせ
た価値の高い商品を得ることができ、その効果は大であ
る。
は、柄に立体感をもたせ且つ彩色部の表面に艶をもたせ
た価値の高い商品を得ることができ、その効果は大であ
る。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面に依拠して説明する
に、先ず、160℃前後に加熱された輪郭線出し用凸部
10をもつ前押し用押型1を皮革2に対して5秒ほど押
し着けて凹んだ輪郭線3を設ける。次いで、輪郭線3に
囲まれた凸状部12の頂面に皮革用ラッカー4を用いた
手描による濃淡のある絵のセンスで彩色を行う。然るの
ち、前記型付け部分の上に表面が艶有り面の合成樹脂フ
ィルム5を重ねると共に当該フィルム5の上から、15
0℃程度に加熱された前記の前押し用押型1と同じ形の
輪郭線出し用凸部11をもつ後押し用押型6を15秒ほ
ど押し着けたのち当該後押し用押型6及びフィルム5を
取去し、仍って柄8付きの皮革9を得るようにしたもの
である。
に、先ず、160℃前後に加熱された輪郭線出し用凸部
10をもつ前押し用押型1を皮革2に対して5秒ほど押
し着けて凹んだ輪郭線3を設ける。次いで、輪郭線3に
囲まれた凸状部12の頂面に皮革用ラッカー4を用いた
手描による濃淡のある絵のセンスで彩色を行う。然るの
ち、前記型付け部分の上に表面が艶有り面の合成樹脂フ
ィルム5を重ねると共に当該フィルム5の上から、15
0℃程度に加熱された前記の前押し用押型1と同じ形の
輪郭線出し用凸部11をもつ後押し用押型6を15秒ほ
ど押し着けたのち当該後押し用押型6及びフィルム5を
取去し、仍って柄8付きの皮革9を得るようにしたもの
である。
【0009】尚、本発明は皮革への柄付方法による彩色
の際には青銅、金、銀の粉を入れること、前押し用押型
と後押し用押型を1個の型で兼用すること、輪郭線に囲
まれた凸状部12の裏面を表側に押し出すための下型を
用いること、等ができる。
の際には青銅、金、銀の粉を入れること、前押し用押型
と後押し用押型を1個の型で兼用すること、輪郭線に囲
まれた凸状部12の裏面を表側に押し出すための下型を
用いること、等ができる。
【図1】皮革に前押し用押型を押し着けている状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】輪郭線に囲まれた凸状部に彩色を施した状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】フィルムの上から後押し用押型を押し着けてい
る状態を示す断面図である。
る状態を示す断面図である。
【図4】押型を示す斜視図である。
【図5】完成品の一部を示す斜視図である。
【図6】図5A−A線に沿う拡大断面図である。
1 押型 2 皮革 3 輪郭線 4 皮革用ラッ
カー 5 フィルム 6 押型 8 柄 9 皮革 10 凸部 11 凸部 12 凸状部
カー 5 フィルム 6 押型 8 柄 9 皮革 10 凸部 11 凸部 12 凸状部
Claims (1)
- 【請求項1】 150〜180℃に加熱された輪郭線出
し用凸部をもつ前押し用押型を1〜7秒間皮革に押し着
けることによって凹んだ輪郭線を設ける型付工程と、輪
郭線に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラッカーで彩色す
る工程と、前記型付け部分の上に表面が艶有り面の合成
樹脂フィルムを重ねると共に当該フィルムの上から14
0℃〜160℃に加熱された前記の前押し用押型と同じ
形の輪郭線出し用凸部をもつ後押し用押型をその輪郭線
出し用凸部が前記輪郭線模様の凹み部に一致した状態で
10〜20秒間押し着けたのち当該後押し用押型及
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21585191A JPH06100900A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 皮革への柄付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21585191A JPH06100900A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 皮革への柄付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06100900A true JPH06100900A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=16679328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21585191A Pending JPH06100900A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 皮革への柄付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100900A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006082857A1 (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-10 | Shiborian Co., Ltd. | 皮革加工方法及び立体形状皮革 |
CN1321197C (zh) * | 2005-06-29 | 2007-06-13 | 广州市晶鼎恒艺科技有限公司 | 真皮转移涂饰制作方法 |
WO2021085129A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | GST AutoLeather Japan 合同会社 | 模様付けされた天然皮革シート、及び天然皮革の模様付け方法 |
CN112863323A (zh) * | 2019-11-12 | 2021-05-28 | Ok技术株式会社 | 皮革产品用金属徽标徽章附着方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21585191A patent/JPH06100900A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006082857A1 (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-10 | Shiborian Co., Ltd. | 皮革加工方法及び立体形状皮革 |
CN1321197C (zh) * | 2005-06-29 | 2007-06-13 | 广州市晶鼎恒艺科技有限公司 | 真皮转移涂饰制作方法 |
WO2021085129A1 (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | GST AutoLeather Japan 合同会社 | 模様付けされた天然皮革シート、及び天然皮革の模様付け方法 |
KR20220066037A (ko) * | 2019-10-31 | 2022-05-23 | 판게아 메이드 인크. | 패턴화된 천연 가죽 시트, 및 천연 가죽의 패턴화 방법 |
CN114616347A (zh) * | 2019-10-31 | 2022-06-10 | 派致制造有限公司 | 图案化的天然皮革座椅和天然皮革的图案化方法 |
CN112863323A (zh) * | 2019-11-12 | 2021-05-28 | Ok技术株式会社 | 皮革产品用金属徽标徽章附着方法 |
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