JPH072958B2 - 皮革への柄付方法 - Google Patents

皮革への柄付方法

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JPH072958B2
JPH072958B2 JP2018653A JP1865390A JPH072958B2 JP H072958 B2 JPH072958 B2 JP H072958B2 JP 2018653 A JP2018653 A JP 2018653A JP 1865390 A JP1865390 A JP 1865390A JP H072958 B2 JPH072958 B2 JP H072958B2
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Japan
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leather
film
pattern
pressing
die
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポーチや財布等の鞄、袋物を構成するための皮
革に対して絵や文字の柄をつける皮革への柄付方法に関
する。
(従来の技術) 従来、特開昭63-274469号公報によって、「地染等の下
地加工を施した皮革材の表面にカービング等の手段によ
り絵柄模様を刻設し、次いで、前記刻設により切り立つ
た絵柄模様の輪郭縁を切り削ぎ側に押し並べる縁処理を
施した後に、皮革表面にマスキングペーパーを当て、前
記絵柄模様に沿って該ペーパーを型抜きし、型抜き部分
に着色材を吹付け手段により付着せしめてなることを特
徴とする皮革材の絵着け着色方法」が公知である。
また、特開昭62-23800号公報によって、「長方形の皮革
基板の表面に原画を転写し、浮彫り、染色、ろうけつの
防染、ろうけつのキ裂の染め、原画又は背景の刻印によ
る打込み等で原画を浮彫り、染色し水溶性樹脂系絵具又
は補助剤をもって彩色、防水加工した皮革基板を樹脂膜
とクッション部をもつ平面板と平滑な平面板ではさみ加
圧、固形硬化し整形した皮革を基板とした革絵を制作す
る方法」が公知である。
更に、特公昭61-21998号公報によつて、「皮革の銀面を
研削消失させる第1工程、前記皮革の表面に染色液を塗
布する第2工程と、前記皮革表面に加熱下でエンボス型
押する第3工程と、前記型押の押型を除去して皮革表面
のエンボス模様部の突出部分をその染色層が消失する程
度に研削する第4工程とからなることを特徴とする地模
様付き皮革の製造方法」が公知である。
そして、これらの方法を適用すれば、皮革の表面に、立
体感のある柄を付けることが可能となる。
しかしながら、これらの方法を適用することによって皮
革の表面に付けられた柄は、物と接触することによっ
て、その染付剤が擦り取られてゆき、美観が損われると
いう問題があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は柄に立体感をもたせて商品の価値を高めること
ができ、且つ、その柄の染付けに使用したラッカーの剥
れを防止して美観を永く維持できる斬新な皮革への柄付
方法の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明における皮革への柄
付方法は、150°〜160℃に加熱された押型を1〜2秒ほ
ど皮革に押し着けて凹んだ輪郭線を設ける型付け工程
と、輪郭線に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラッカーで
染付ける工程と、前記型付け部分と染付け部分とを被覆
するように皮革の上に熱可塑性透明フィルムを重ねて当
該フィルムの上から140℃程度に加熱された押型を皮革
の凹んだ輪郭線部分においてフィルムに対し5秒ほど押
し着けることにより皮革の染付け部分をフィルムで被着
すると共に同押型によるフィルムの押し着け部分の外端
位置における溶断によってフィルムの余剰部分を除去す
る工程と、を順になすことを特徴とするものである。
(実施例) 本発明の実施例を図面に依拠して説明するに、 先ず、150°〜160℃に加熱された押型1を1〜2秒ほど
皮革2に押し着けて凹んだ輪郭線3を設ける。
次いで、輪郭線3に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラッ
カー4を用いた手描による濃淡のある絵のセンスで染付
けを行う。
然るのち、前記型付け部分の上に熱可塑性透明フィルム
5を重ねると共に当該フィルム5の上から140℃程度に
加熱された押型6を5秒ほど押し着けて同部分にフィル
ム5を被着し且つ同フィルム5を押型6の周辺で溶断し
て余剰部7を除去し、仍って柄8付きの皮革9を得るよ
うにしたものである。
尚、本発明は皮革用ラッカーによる染付の際には青銅、
金、銀の粉を入れることもある。
(発明の作用及び効果) 本発明は以上の通り、150°〜160℃に加熱された押型を
1〜2秒ほど皮革に押し着けて凹んだ輪郭線を設ける型
付け工程と、輪郭線に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラ
ッカーで染付ける工程と、前記型付け部分と染付け部分
とを被覆するように皮革の上に熱可塑性透明フィルムを
重ねて当該フィルムの上から140℃程度に加熱された押
型を皮革の凹んだ輪郭線部分においてフィルムに対し5
秒ほど押し着けることにより皮革の染付け部分をフィル
ムで被着すると共に同押型によるフィルムの押し着け部
分の外端位置における溶断によってフィルムの余剰部分
を除去する工程と、を順になすことを特徴とするので、
柄の染付け部分が輪郭線の凹みによって相対的に浮き上
がって立体感が得られるので見映えが良く商品価値が高
まるという効果があり、且つ、柄の染付け部分が透明フ
ィルムによりカバーされるのでその部分に物が接触して
もラッカーが擦り取られることを防止して美観を永く維
持できるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明皮革への柄付方法の工程を順
に示す断面図、第8図は押型を示す斜視図、第9図は完
成品を示す斜視図である。 1……押型、2……皮革、3……輪郭線、4……皮革用
ラッカー、5……フィルム、6……押型、7……余剰
部、8……柄、9……皮革。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】150°〜160℃に加熱された押型を1〜2秒
    ほど皮革に押し着けて凹んだ輪郭線を設ける型付け工程
    と、輪郭線に囲まれた凸状部の頂面に皮革用ラッカーで
    染付ける工程と、前記型付け部分と染付け部分とを被覆
    するように皮革の上に熱可塑性透明フィルムを重ねて当
    該フィルムの上から140℃程度に加熱された押型を皮革
    の凹んだ輪郭線部分においてフィルムに対し5秒ほど押
    し着けることにより皮革の染付け部分をフィルムで被着
    すると共に同押型によるフィルムの押し着け部分の外端
    位置における溶断によってフィルムの余剰部分を除去す
    る工程と、を順になすことを特徴とする皮革への柄付方
    法。
JP2018653A 1990-01-29 1990-01-29 皮革への柄付方法 Expired - Lifetime JPH072958B2 (ja)

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JPH03227470A JPH03227470A (ja) 1991-10-08
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JPS6121998A (ja) * 1984-07-10 1986-01-30 Hitachi Cable Ltd 半絶縁性化合物半導体結晶とその製造方法
JPS6223800A (ja) * 1985-07-24 1987-01-31 山中 敏三郎 皮革を基板とする革絵を制作する方法
JPS63274469A (ja) * 1987-05-02 1988-11-11 Aiko Sazuka 皮革材の絵付け着色法

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