JP3031363U - 革 靴 - Google Patents

革 靴

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JP3031363U
JP3031363U JP1996005308U JP530896U JP3031363U JP 3031363 U JP3031363 U JP 3031363U JP 1996005308 U JP1996005308 U JP 1996005308U JP 530896 U JP530896 U JP 530896U JP 3031363 U JP3031363 U JP 3031363U
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Japan
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leather
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shoes
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JP1996005308U
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Inventor
義男 平山
Original Assignee
有限会社東仙
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イニシャル等の刻印を入れてほしいとの要望
が購入者側からあった時に、販売者側がこれに応えられ
るようにした新規の革靴を提供する。 【解決手段】 履用可能の状態にまで製造された顧客渡
し前用靴であって、甲革もしくは裏革における後で押印
される個所の内面にホットメルト系樹脂層が塗布され且
つこの塗布面に伸び止め用補強布が被着されて成ること
を特徴とするものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、イニシャル等の刻印を入れてほしいとの要望が購入者側からあった 時に、販売者側がこれに応えられるようにした革靴に関する。
【0002】
【従来の技術】
革靴の業界の現在は次通りである。 革靴の甲革や裏革に刻印を押してもハッキリと出せない(本発明におけるホ ットメルト系樹脂層および伸び止め用補強布を有していないため)。 により得た刻印は比較的短期間のうちに不明瞭な状態となってしまいやす い。 丸革または裁断直後のパーツの段階で刻印を行うために、イニシャル文字の ような特定人用文字を刻印することは行いにくく殆ど行われていない。 限定刻印(ブランド名等)を中敷に刻印したり、刻印を施した他のパーツを 縫い付けたりする方法で行っている。 左右対象の完成靴に対して特定人(個人)用文字を刻印するにあたり、片方 が不良刻印品や不揃い品となってしまうときに他方が所謂オシャカになってしま うことがあり、このために当該刻印は行なわれていない。 特定人(個人)用文字がない場合には、靴の履き間違えや盗難にあったとき に困る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、上記した現状に鑑み、イニシャル等の刻印を入れてほしいと の要望が購入者側からあった時に、販売者側がこれに応えられるようにした新規 の革靴を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係る革靴は、履用可能の状態にまで製造さ れた顧客渡し前用靴であって、甲革もしくは裏革における後で押印される個所の 内面にホットメルト系樹脂層が塗布され且つこの塗布面に伸び止め用補強布が被 着されて成ることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
販売者側は、顧客渡し前用靴において押印個所の外面に別途用意した加熱・加 圧型の押印装置を用いることにより押印加工を施して同外面に凹んだ文字や模様 を設けて冷却し、よってイニシャル等特定人(個人)用文字や模様をもった顧客 渡し用の完成靴を得て、これを要望された購入者に手渡す。
【0006】 本考案に係る革靴は、加熱・加圧型の押印装置を以て顧客渡し前用靴に押印加 工を施す場合には、同装置による加熱・加圧によって甲革または裏革の加熱・加 圧されている個所が薄くなると同時にホットメルト系樹脂が溶けて同個所および その周囲に浸み込む。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、上記のように履用可能の状態にまで製造された顧客渡し前用靴であ って、甲革もしくは裏革における後で押印される個所の内面にホットメルト系樹 脂層が塗布され且つこの塗布面に伸び止め用補強布が被着されて成ることを特徴 とするので、上記したように加熱・加圧型の押印装置による加熱・加圧によって 甲革または裏革の加熱・加圧されている個所を薄くすると同時にホットメルト系 樹脂を溶かして同個所およびその周囲に浸み込ませた状態としてのち当該樹脂を 冷却して再固化する要領を販売者側が行って、イニシャル等のような特定人(顧 客)用文字などを甲革もしくは裏革に備えている顧客渡し用完成靴を得て、これ を購入者に提供する等のことが容易にできるものであり、また上記要領によって 得たイニシャル等の特定人用文字や模様の凹み状態は、ホットメルト系樹脂の上 記浸み込みおよび当該浸み込み部の再固化によって維持されることになるもので あって、ハッキリとしていてしかも長期間に亘って不明瞭な状態となりにくいも のであり、更に本考案における顧客渡し前用靴は、これを在庫しておいて、イニ シャル等特定人用文字や模様を所望しない購入者に対してはそのまま販売するこ とができ、所望する購入者に対しては在庫中の顧客渡し前用靴を利用してこれに 上記要領を販売者が施すことによって短納期で容易に提供することができるもの であり、しかも本考案に係る革靴は上記したように、イニシャル等特定文字や模 様が長期間に亘ってハッキリした状態を維持するので、履き間違いや盗難を防止 するのに極めて好ましいものであり、また本考案において伸び止め用補強布4は 加熱・加圧工程の際の形崩れを阻止するものであって、良品の提供に有効なもの であり、また請求項2に係る革靴はイニシャル等文字が履用時には外から見えな く、目立つことを嫌う人に最適である。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面に依拠し、その製造工程順で説明する。 先ず、革靴を製造するに際して甲革1が同製造の途中にあるうちに具体的には 甲革1が裁断された直後のパーツの状態にあるうちに、この甲革1において後で 押印される個所2の内面にホットメルト系樹脂3を塗布すると共にこの塗布面に 伸び止め用補強布(ダブラー)4を剥離不能に被着する。
【0009】 この被着後に履用の可能な状態まで製造して顧客渡し前用靴5を得る。
【0010】 上記顧客渡し前用靴5において上記押印される個所2の外面に加熱・加圧型の 押印装置6を以て押印(刻印)加工を施して同外面に凹んだ文字や模様を設けて 冷却し、よって顧客渡し用完成靴7を得るようにしたものである。
【0011】 本考案は、裏革にイニシャル等特定人用文字を刻印した顧客渡し用完成靴を得 る製法で実施することもできる。この場合も裏革8が裁断された直後のパーツ状 態にあるうちにホットメルト系樹脂の塗布および伸び止め用補強布の被着を行う 。
【0012】 押印装置6は、上下動する上型9と動かない下型10を備えており、上下両型 9、10が加熱装置(図示せず)をもっている。尚、この加熱装置は片方の型だ けに設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】顧客渡し前用靴を示す斜視図である。
【図2】図1A−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】顧客渡し用完成靴を示す斜視図である。
【図4】図3B−B線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】
1 甲革 2 押印される個所 3 ホットメルト系樹脂 4 伸び止め用補強布 5 顧客渡し前用靴 6 押印装置 7 顧客渡し用完成靴 8 裏革 9 上型 10 下型 11 イニシャル文字

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履用可能の状態にまで製造された顧客渡
    し前用靴であって、甲革における後で押印される個所の
    内面にホットメルト系樹脂層が塗布され且つこの塗布面
    に伸び止め用補強布が被着されて成ることを特徴とする
    革靴。
  2. 【請求項2】 履用可能の状態にまで製造された顧客渡
    し前用靴であって、裏革における後で押印される個所の
    内面にホットメルト系樹脂層が塗布され且つこの塗布面
    に伸び止め用補強布が被着されて成ることを特徴とする
    革靴。
JP1996005308U 1996-05-17 1996-05-17 革 靴 Expired - Lifetime JP3031363U (ja)

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