JPH06100085B2 - 自動車の排気消音装置 - Google Patents

自動車の排気消音装置

Info

Publication number
JPH06100085B2
JPH06100085B2 JP60265931A JP26593185A JPH06100085B2 JP H06100085 B2 JPH06100085 B2 JP H06100085B2 JP 60265931 A JP60265931 A JP 60265931A JP 26593185 A JP26593185 A JP 26593185A JP H06100085 B2 JPH06100085 B2 JP H06100085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
exhaust
switching
switching valve
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60265931A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62126217A (ja
Inventor
彰 森
元宏 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP60265931A priority Critical patent/JPH06100085B2/ja
Publication of JPS62126217A publication Critical patent/JPS62126217A/ja
Publication of JPH06100085B2 publication Critical patent/JPH06100085B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機を備えた自動車の排気消音装置の改
良に関する。
(従来の技術) 自動車の排気音を消音するために排気系に消音器を備え
ているが、この消音器は排気の持つエネルギを減衰して
騒音を低減するもので、一般に消音効果を高めようとす
ればするほど、排圧が上昇するのは避けられない。
排圧の上昇はエンジンにとって排気損失として出力性能
や燃費に影響を及ぼし、したがって消音器の消音性能の
設定は、エンジンの出力と騒音との関係に基づいて決め
る必要がある。しかし、近年とくに排気騒音の低減が重
視されるようになってきており、このためエンジンの加
速時などに排圧が高くなることから加速性能が低下する
こともあり、両者の要求を同時に満足させることはなか
なか困難である。
そこで従来、たとえば実開昭59−73518号公報や実開昭5
9−62218号公報によって、エンジンの回転数や負荷に応
じて消音器の消音性能を切換え、回転数や負荷が比較的
低い市街地走行時などには消音性能を重視し、高出力時
は消音性能は多少劣っても排圧を低下させるようにした
ものが提案されている。
これはたとえば、第4図に示すように、消音器本体20の
隔壁21、22に通口23A、23Bとは別に通口24A、24Bを設
け、これら通口24A、24Bを開閉する切換弁25A、25Bを設
け、この切換弁25A、25Bの作動を制御するアクチュエー
タ26により、エンジン回転数と負荷が所定値以上になっ
た高出力時に切換弁25A、25Bを開いて、上流の排気管27
から消音器本体20に流入した排気を、並列な通口24A、2
4Bと25A、25Bを通して下流の排気管28に流すことによ
り、排圧の上昇を抑制して排気損失を少なくし、これに
対して回転数や負荷がそれほど高くならないエンジンの
常用領域では、切換弁25A、25Bを閉じることにより、隔
壁21、22の間の各室で排気エネルギを十分に減衰して消
音性能を高めるのである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら従来のこのような装置では、自動変速機を
もつ自動車のように、急加速時や坂道の登坂時などにエ
ンジン出力を最大限に活かそうとする走行パターンと、
一般走行時などにできるだけ静粛に走ろうとするパター
ンとをもつ場合でも、前記切換弁を作動させる回転数や
負荷値は変化せずに同一に設定していたため、急加速時
などに十分なエンジン出力を引き出せないことがあっ
た。
一般に自動変速機は急加速時などアクセルペダルをいっ
ぱいに踏み込んだときに、ギヤ位置を一段下げて高出力
運転を可能とするキックダウン機構(たとえば特開昭52
−81469号公報参照)や、運転者の要求によってギヤの
シフトポイントを変更し、パワーモードとスタンダード
モードとが選択できる変速モード切換機構(たとえば特
開昭50−157767号公報参照)を備えており、これらの機
構が作動するときはいずれも高出力が要求される場合で
ある。
しかしながら従来は、上記したようにこれらの作動のい
かんにかかわらず、切換弁を切換作動させる回転数や負
荷値が固定的に設定されており、高出力を要求されてい
るとき、たとえば発進加速時には回転数がそれほど上が
らない加速初期は消音器の通気抵抗が大きいままで、加
速後期になって初めて通気抵抗が小さい側に切換えられ
るため、加速初期の排気抵抗により加速性能が思うよう
に高められないというような問題があった。
本発明は、キックダウン機構または変速モード切換機構
との関連において、高出力運転時には切換弁の切換時期
をより低回転、低負荷側に移行することにより、上記し
た問題を解決することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明は、切換弁を介して排気抵抗が切換可能
に構成された消音器と、エンジン回転数を検出する手段
と、エンジン回転数が所定値以上に上昇したときに前記
切換弁を低排圧側に切換える制御手段と、キックダウン
機構を有する自動変速機とを備えた自動車において、前
記キックダウン信号の入力を検出する手段と、この検出
時に前記切換弁の切換点を低回転側に変更する手段とを
備えるものである。
(作用) したがって、市街地走行時などの通常運転時は、消音器
の消音性能が高く、静粛な走行が可能となる一方、エン
ジン回転数が所定値以上となる高回転時には排圧が低下
するので初期の出力性能が確実に発揮される。さらに、
キックダウン信号が入力したときには消音器の性能を切
換える切換弁が前記通常運転時の所定値に比較してより
低回転側に移行するので、例えば追越し加速時などに加
速初期から消音器による排気抵抗が減少する。キックダ
ウン信号はアクセルペダルの踏み込みという運転者の加
速要求操作に応じて発せられるので、自動変速機が加速
に備えてキックダウン動作するのに先立って切換弁の切
換点は速やかに低回転側に移行し、したがって運転者の
意図に沿った優れた加速性能が得られる。
(実施例) 以下、本発明を変速モード切換機構を有する自動変速機
に適用した実施例につき図面に基づいて説明する。第1
図において、1はエンジン、2はエンジン1の出力回転
を自動的に変速して駆動輪側に伝達する自動変速機、3
はエンジン1の排気系に設けた排圧切換型の消音器、4
はこの消音器3の切換えを行う切換弁で、切換弁4が閉
じているときは消音機能が高まり、開いているときは排
気抵抗が減少するような、公知の構成からなる。
5はアクセルペダル、7はアクセルペダル5の開度位置
を検出するスロットルセンサ、8はアクセルペダル5の
開度位置が所定値以上になると作動するキックダウンス
イッチ、9は変速モード切換スイッチで、これら両スイ
ッチ8、9の信号を受けてコントローラ6が自動変速機
2の変速動作を制御する。つまり、キックダウンスイッ
チ8がONになるとギヤ位置を一段下げて加速を行い、ま
た変速モード切換スイッチ9がONになるパワーモードで
はギヤシフトアップポイントを高回転、高負荷側に相対
的に移行して高出力運転させる。
11はこの発明の構成要点となるマフラコントローラであ
り、前記センサ、スイッチ7、8、9並びに回転数セン
サ10からの信号の入力に応じて、前記切換弁4を駆動す
るソレノイド駆動回路12の励磁電流を制御し、切換弁4
を自動変速機2と関連づけて開閉させる。
第2図はマフラコントローラ11の具体的な回路構成を示
すもので、回転数センサ10の出力は波形整形回路10Aで
整形され、F/V変換器10Bにより周波数に比例した電圧値
に変換された上、比較回路14において所定のエンジン回
転数N2に相当する比較基準値と比較されると同時に、比
較回路15においてこの回転数N2よりも低い回転数N1に相
当する比較基準値と比較され、比較回路14、15はいずれ
の場合も基準値よりも回転数が高いときにハイレベルの
信号を出力する。
ここで回転数N1は自動変速機2の最高ストール回転数
(車速がゼロでフルスロットルのときにトルクコンバー
タのタービン/ポンプ特性で決まるエンジン回転数)と
一致させてあり、たとえば2,500rpm、また回転数N2は低
騒音エンジン切替え回転数で、たとえば3,000rpmに設定
される。
なお、このうち比較回路15はヒステリシスが大きくとっ
てあり、入力電圧値が瞬間的に比較基準値より小さくな
っても、出力が変化することがないようになっている。
一方、スロットルセンサ8の出力電圧は比較回路13で、
所定のスロットル開度θに相当する比較基準値と比較さ
れ、基準値よりもセンサ出力が大きいときにハイレベル
の信号が出力される。
この比較回路13の出力はオワ回路16を経て前記比較回路
14の出力が入力するアンド回路17に入力する。このオワ
回路16には変速モード切換スイッチ9からの信号がスイ
ッチ処理回路9Aを介して入力し、したがってオワ回路16
は比較回路13がハイレベルの出力かもしくは切換スイッ
チ9がパワーモードのときに前記アンド回路17にハイレ
ベルの信号を出力する。
18はスイッチ回路で、通常はアンド回路17の出力をその
ままソレノイド駆動回路12に出力するが、キックダウン
スイッチ7がONになってスイッチ処理回路7Aからの出力
が端子aに入力すると、比較回路15の出力をソレノイド
駆動回路12に出力するように切替わる。
以上のように構成され、次ぎに作用について説明する。
通常の運転時はキックダウンスイッチ7がOFFであり、
第2図においてスイッチ回路18は端子b側の入力をその
まま出力するようになっている(端子c側には入力され
ない)。したがって、変速モード切換スイッチ9がOFF
のスタンダードモードのときは、第3図にも示すよう
に、エンジン回転数がN2以上でしかもスロットル開度が
θ以上のときの高速、高負荷時にのみ、アンド回路17の
出力がONになり、ソレノイド駆動回路12を介して切換弁
4が開いて、排気抵抗を減少するように消音器3を切換
える。しかしこれ以外のときは排気騒音を低減するため
に、駆動回路12はOFFに保持されて切換弁4は閉じてお
り、消音器3は消音機能の高い状態に保たれる。
これに対して山道などの登坂時に運転者が変速モード切
換スイッチ9をONにして、自動変速機2がパワーモード
に切換えられたときは、スロットルセンサ8の出力のい
かんにかかわらず、オワ回路16がハイレベルになるの
で、アンド回路17はエンジン回転数がN2以上にさえなれ
ば、スイッチ回路18を介してソレノイド駆動回路12に出
力して切換弁4を開き、消音器3の排気抵抗を減じ、エ
ンジン出力性能を確保する。
一方、自動車が高速道路に進入するときのように急加速
をするときは、エンジンが最も高出力を要求されるとき
であるが、このようなときはアクセルペダルの踏み込み
に伴いキックダウンスイッチ7がONになり、これにより
スイッチ回路18は端子cの入力をそのままソレノイド駆
動回路12に出力する(この場合端子b側は入力されな
い)。
したがって今度は比較回路15における、比較基準値であ
るN1よりも回転数が高くなりさえすれば、切換弁4が開
かれて排気抵抗を減じる。この場合、基準値N1はN2より
も低い値であり、このためキックダウンスイッチ7がON
になる急加速時などは、より一層低回転域から消音器3
の通気抵抗が減じられるのであり、加速初期から良好な
加速性能が得られるようになる。なお、この場合比較回
路15によるヒステリシスが大きくとってあるため、加速
途中でシフトアップされて瞬間的に回転数がN1より低下
したようなときでも、そのまま切換弁4が開弁保持され
るようになっている。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、消音器の低排圧側への切
換点を自動変速機のキックダウン動作に伴ってより低速
側に変更するようにしたので、市街地走行時など通常の
運転状態における静粛性を確保しつつ、追越し時など大
きな加速力が要求される運転状態で排気損失を低減して
運転者の加速要求に忠実な優れた加速性能を発揮させら
れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略構成図、第2図はマ
フラコントローラの回路構成図、第3図は動作モードを
示す説明図、第4図は従来の消音器の構成説明図であ
る。 1……エンジン、2……自動変速機、3……消音器、4
……切換弁、5……アクセルペダル、6……コントロー
ラ、7……キックダウンスイッチ、8……スロットルセ
ンサ、9……変速モード切換スイッチ、10……回転数セ
ンサ、11……マフラコントローラ、12……ソレノイド駆
動回路、13,14,15……比較回路、16……オワ回路、17…
…アンド回路、18……スイッチ回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切換弁を介して排気抵抗が切換可能に構成
    された消音器と、エンジン回転数を検出する手段と、エ
    ンジン回転数が所定値以上に上昇したときに前記切換弁
    を低排圧側に切換える制御手段と、キックダウン機構を
    有する自動変速機とを備えた自動車において、前記キッ
    クダウン信号の入力を検出する手段と、この検出時に前
    記切換弁の切換点を低回転側に変更する手段とを備えた
    ことを特徴とする自動車の排気消音装置。
JP60265931A 1985-11-26 1985-11-26 自動車の排気消音装置 Expired - Lifetime JPH06100085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60265931A JPH06100085B2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26 自動車の排気消音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60265931A JPH06100085B2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26 自動車の排気消音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62126217A JPS62126217A (ja) 1987-06-08
JPH06100085B2 true JPH06100085B2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=17424070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60265931A Expired - Lifetime JPH06100085B2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26 自動車の排気消音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06100085B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0788770B2 (ja) * 1988-01-16 1995-09-27 日産自動車株式会社 自動車の排気消音装置
JPH01187310A (ja) * 1988-01-20 1989-07-26 Mazda Motor Corp エンジンの排気装置
US6550718B2 (en) 2001-07-13 2003-04-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Aircraft engine
JP4785522B2 (ja) * 2005-12-22 2011-10-05 株式会社小松製作所 作業車両のエンジン制御装置
FR2910100B1 (fr) * 2006-12-18 2009-01-23 Renault Sas Procede de commande d'une transmission automatique continument variable pour vehicule automobile.

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5973518U (ja) * 1982-11-09 1984-05-18 日産自動車株式会社 自動車用マフラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62126217A (ja) 1987-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH062581A (ja) スロットル制御装置
JP3527391B2 (ja) 車両用無段変速機の変速制御方法
JPH06100085B2 (ja) 自動車の排気消音装置
JP5115846B2 (ja) エンジンの制御装置
JP4044025B2 (ja) 車両の制御装置
JPS60179566A (ja) 自動変速機のロツクアツプ制御装置
JP3159076B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP2011027200A (ja) 車両の制御装置
JP2523450B2 (ja) エンジンのスロツトル弁制御装置
JPH07158476A (ja) 内燃機関の過給機制御装置
JP2607553B2 (ja) エンジンのスロットル弁制御装置
JP2525416B2 (ja) エンジンのスロットル弁制御装置
JPS6131621A (ja) エンジンの過給制御装置
JPH0322509Y2 (ja)
JP3080111B2 (ja) 無段変速装置
JPS6237779Y2 (ja)
JPH07329609A (ja) 車両の旋回走行時におけるパワートレーン制御装置
JPH0430323Y2 (ja)
JPH10318360A (ja) デューティソレノイド制御装置
JP3634109B2 (ja) 車両用内燃機関の制御装置
KR100412708B1 (ko) 무단변속기 장착 차량의 변속 제어방법
JPH04321872A (ja) 過給機付内燃機関の自動変速制御装置
JPH03260345A (ja) 車速変動抑制装置
JPH053703Y2 (ja)
KR100279456B1 (ko) 자동변속기 차량의 저유온시 변속 제어방법