JP2525416B2 - エンジンのスロットル弁制御装置 - Google Patents
エンジンのスロットル弁制御装置Info
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- JP2525416B2 JP2525416B2 JP62175754A JP17575487A JP2525416B2 JP 2525416 B2 JP2525416 B2 JP 2525416B2 JP 62175754 A JP62175754 A JP 62175754A JP 17575487 A JP17575487 A JP 17575487A JP 2525416 B2 JP2525416 B2 JP 2525416B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle
- accelerator
- opening
- depression amount
- throttle valve
- Prior art date
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンのスロットル弁制御装置、詳しく
は、スロットル弁の開度をアクセルペダルの踏込み量に
応じて電気的に制御するスロットル弁制御装置に関する
ものである。
は、スロットル弁の開度をアクセルペダルの踏込み量に
応じて電気的に制御するスロットル弁制御装置に関する
ものである。
(従来技術) 一般に、車両に搭載されるエンジンのスロットル弁
は、アクセルペダルの踏込み操作により、連動機構等を
介して開閉制御されるようになっているが、例えば実開
昭59−45247号公報には、このような機械的な連動機構
を用いず、スロットル弁の開閉制御を電気信号によって
行うものが示されている。このような電気的なスロット
ル弁制御を行うようにすれば、例えば上記公報に示され
るように、坂道での車両の発進時にスロットル弁開度を
大きくして発進性の向上を図ることや、あるいは悪路走
行時におけるスロットル開度を抑えて走行性を向上させ
ることなど、車両の走行状態に応じて的確なスロットル
開度特性を得ることがが可能である。
は、アクセルペダルの踏込み操作により、連動機構等を
介して開閉制御されるようになっているが、例えば実開
昭59−45247号公報には、このような機械的な連動機構
を用いず、スロットル弁の開閉制御を電気信号によって
行うものが示されている。このような電気的なスロット
ル弁制御を行うようにすれば、例えば上記公報に示され
るように、坂道での車両の発進時にスロットル弁開度を
大きくして発進性の向上を図ることや、あるいは悪路走
行時におけるスロットル開度を抑えて走行性を向上させ
ることなど、車両の走行状態に応じて的確なスロットル
開度特性を得ることがが可能である。
ところで、このような従来の電気制御式スロットル弁
制御装置において、特に運転者の要望が強い中速度領域
からの良好な中間加速性を得たい場合には、アクセル踏
込み量に対するスロットル開度の変化率を大きくすれば
よいのであるが、この中速域での加速性を向上させるた
めに、他のアクセル踏込み領域、すなわち低アクセル踏
込み領域や高アクセル踏込み領域での変化率も大きくし
てしまうと、低アクセル踏込み時(例えば発進時)にお
いては速度の微妙なコントロールが行えず、良好な定速
運転性が得られないとともに、高アクセル踏込み時(例
えば高速走行時)においても同様に良好な定速運転性が
得られない。
制御装置において、特に運転者の要望が強い中速度領域
からの良好な中間加速性を得たい場合には、アクセル踏
込み量に対するスロットル開度の変化率を大きくすれば
よいのであるが、この中速域での加速性を向上させるた
めに、他のアクセル踏込み領域、すなわち低アクセル踏
込み領域や高アクセル踏込み領域での変化率も大きくし
てしまうと、低アクセル踏込み時(例えば発進時)にお
いては速度の微妙なコントロールが行えず、良好な定速
運転性が得られないとともに、高アクセル踏込み時(例
えば高速走行時)においても同様に良好な定速運転性が
得られない。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑み、低および高速度領域におけ
る運転性に影響を与えず、しかも中速時の中間加速性を
向上させることができるエンジンのスロットル弁制御装
置を提供することを目的とする。
る運転性に影響を与えず、しかも中速時の中間加速性を
向上させることができるエンジンのスロットル弁制御装
置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、アクセルペダルの踏込み量を検出するアク
セル踏込み量検出手段と、このアクセル踏込み量検出手
段の検出値に応じてスロットル弁の開度を制御するスロ
ットル制御手段とを備えたエンジンのスロットル弁制御
装置において、変速機の変速段を検出する変速位置検出
手段と、この変速位置検出手段により検出される変速段
が高いほどスロットル弁の開度が大きく、かつ、上記ア
クセル踏込み量の中間特定領域でのアクセル踏込み量に
対するスロットル弁の開度の変化率が他の領域に比して
大きくなるようなスロットル特性を設定するスロットル
特性設定手段を備えたものである。
セル踏込み量検出手段と、このアクセル踏込み量検出手
段の検出値に応じてスロットル弁の開度を制御するスロ
ットル制御手段とを備えたエンジンのスロットル弁制御
装置において、変速機の変速段を検出する変速位置検出
手段と、この変速位置検出手段により検出される変速段
が高いほどスロットル弁の開度が大きく、かつ、上記ア
クセル踏込み量の中間特定領域でのアクセル踏込み量に
対するスロットル弁の開度の変化率が他の領域に比して
大きくなるようなスロットル特性を設定するスロットル
特性設定手段を備えたものである。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例におけるエンジン1を示し
たものである。このエンジン1の吸気通路2にはスロッ
トル弁3が設けられており、このスロットル弁3はDCモ
ータ等のアクチュエータ4により開閉駆動されるように
なっている。
たものである。このエンジン1の吸気通路2にはスロッ
トル弁3が設けられており、このスロットル弁3はDCモ
ータ等のアクチュエータ4により開閉駆動されるように
なっている。
このエンジン1には自動変速機5が結合されている。
この自動変速機5は、複数の変速用ソレノイド6a,6b,6
c、およびロックアップ用ソレノイド7を有しており、
変速用ソレノイド6a,6b,6cのオンオフの組合せによって
油圧回路が切換えられ、複数の油圧締結要素が選択的に
締結されることにより、変速機構が複数の変速段に切換
えられる一方、ロックアップ用ソレノイド7のオンオフ
によって、トルクコンバータ内のロックアップクラッチ
(図示せず)が締結もしくは開放されるようになってい
る。
この自動変速機5は、複数の変速用ソレノイド6a,6b,6
c、およびロックアップ用ソレノイド7を有しており、
変速用ソレノイド6a,6b,6cのオンオフの組合せによって
油圧回路が切換えられ、複数の油圧締結要素が選択的に
締結されることにより、変速機構が複数の変速段に切換
えられる一方、ロックアップ用ソレノイド7のオンオフ
によって、トルクコンバータ内のロックアップクラッチ
(図示せず)が締結もしくは開放されるようになってい
る。
また、このエンジン1には、アクセルセンサ(アクセ
ル踏込み量検出手段)8、変速機5のギヤ位置(変速
段)を検出するギヤポジションセンサ9、運転モードを
設定するためのモードレバー10、およびコントローラ11
が設けられている。このコントローラ11には、上記アク
セルセンサ8、ギヤポジションセンサ9、およびモード
レバー10からの信号d,e,fが入力されるとともに、同じ
コントローラ11からは、上記アクチュエータ4、変速用
ソレノイド6a,6b,6c、およびロックアップ用ソレノイド
7に制御信号a,b,cが出力されるようになっている。
ル踏込み量検出手段)8、変速機5のギヤ位置(変速
段)を検出するギヤポジションセンサ9、運転モードを
設定するためのモードレバー10、およびコントローラ11
が設けられている。このコントローラ11には、上記アク
セルセンサ8、ギヤポジションセンサ9、およびモード
レバー10からの信号d,e,fが入力されるとともに、同じ
コントローラ11からは、上記アクチュエータ4、変速用
ソレノイド6a,6b,6c、およびロックアップ用ソレノイド
7に制御信号a,b,cが出力されるようになっている。
第2図は上記スロットル弁3の開閉制御を行うスロッ
トル弁制御装置の機能構成を示したものである。同図に
おいてアクセルセンサ8は、車両のアクセルペダル12に
設けられ、このアクセルペダル12の踏込み量α、すなわ
ちアクセル開度αを検出する。スロットル制御手段13
は、上記アクセルセンサ8の検出信号を受け、ギヤの段
数に応じて、アクセル開度αからスロットル開度θの基
本となる関数値f(α)を算出するとともに、検出値に
応じた制御信号をアクチュエータ4に送り、スロットル
弁3の開度θを制御する。また、スロットル特性変更手
段14は、アクセル踏込み量αに対応するスロットル開度
θの特性(スロットル特性)を、このアクセル踏込み量
αに応じて変更する。すなわち、このスロットル特性変
更手段14、および上記スロットル制御手段13により、ス
ロットル特性を設定するスロットル特性設定手段が構成
されている。
トル弁制御装置の機能構成を示したものである。同図に
おいてアクセルセンサ8は、車両のアクセルペダル12に
設けられ、このアクセルペダル12の踏込み量α、すなわ
ちアクセル開度αを検出する。スロットル制御手段13
は、上記アクセルセンサ8の検出信号を受け、ギヤの段
数に応じて、アクセル開度αからスロットル開度θの基
本となる関数値f(α)を算出するとともに、検出値に
応じた制御信号をアクチュエータ4に送り、スロットル
弁3の開度θを制御する。また、スロットル特性変更手
段14は、アクセル踏込み量αに対応するスロットル開度
θの特性(スロットル特性)を、このアクセル踏込み量
αに応じて変更する。すなわち、このスロットル特性変
更手段14、および上記スロットル制御手段13により、ス
ロットル特性を設定するスロットル特性設定手段が構成
されている。
このスロットル特性の変更は次のように行われる。上
記スロットル開度θは、次式 θ=K・f(α) …(1) (ただしKはスロットルゲイン) により算出するようにし、アクセル開度αに応じて、同
式のスロットルゲインKを変化させることにより、アク
セル開度αに応答するスロットル開度θの特性を変更す
る。
記スロットル開度θは、次式 θ=K・f(α) …(1) (ただしKはスロットルゲイン) により算出するようにし、アクセル開度αに応じて、同
式のスロットルゲインKを変化させることにより、アク
セル開度αに応答するスロットル開度θの特性を変更す
る。
このスロットルゲインKは、アクセル開度αに応じて
第5図のように設定され、例えばアクセル開度αが0〜
20%の領域および100%の状態では1.0、アクセル開度が
20%〜40%の領域(中間所定領域)では1.0から極大値
まで上昇するように設定されている。なお、この極大値
および中間所定領域における増大率は、上記モードレバ
ー10の操作により変更可能となっている(第5図二点鎖
線参照)。
第5図のように設定され、例えばアクセル開度αが0〜
20%の領域および100%の状態では1.0、アクセル開度が
20%〜40%の領域(中間所定領域)では1.0から極大値
まで上昇するように設定されている。なお、この極大値
および中間所定領域における増大率は、上記モードレバ
ー10の操作により変更可能となっている(第5図二点鎖
線参照)。
次に、上記コントローラ11の制御動作を説明する。第
3図のフローチャートに示されるように、このコントロ
ーラ11は、まず作動開始時に所定のイニシャライズ(初
期値設定)を行った上で(ステップS1)、制御信号aの
出力により、アクチュエータ4を介してスロットル弁3
の開度の制御を行い(ステップS2)、さらに制御信号b,
cの出力により、ソレノイド6a,6b,6c,7を介して自動変
速機5の変速段の制御とロックアップクラッチの制御と
を行う(ステップS3)。
3図のフローチャートに示されるように、このコントロ
ーラ11は、まず作動開始時に所定のイニシャライズ(初
期値設定)を行った上で(ステップS1)、制御信号aの
出力により、アクチュエータ4を介してスロットル弁3
の開度の制御を行い(ステップS2)、さらに制御信号b,
cの出力により、ソレノイド6a,6b,6c,7を介して自動変
速機5の変速段の制御とロックアップクラッチの制御と
を行う(ステップS3)。
上記スロットル制御は第4図に示されるフローチャー
トに従って行われる。まず、アクセルセンサ8、ギヤポ
ジションセンサ9、およびモードレバー10の出力信号d,
e,fにより、アクセル踏込み量α、ギヤポジション、お
よび運転モードがそれぞれ入力される(ステップS21〜S
23)。これらの入力値によってスロットルゲインKが算
出され(ステップS24)、さらに(1)式からスロット
ル開度θが算出される(ステップS25)。そして、この
値が制御信号としてアクチュエータ4に出力されること
により(ステップS26)、スロットル弁3は所定の開度
に調節される。
トに従って行われる。まず、アクセルセンサ8、ギヤポ
ジションセンサ9、およびモードレバー10の出力信号d,
e,fにより、アクセル踏込み量α、ギヤポジション、お
よび運転モードがそれぞれ入力される(ステップS21〜S
23)。これらの入力値によってスロットルゲインKが算
出され(ステップS24)、さらに(1)式からスロット
ル開度θが算出される(ステップS25)。そして、この
値が制御信号としてアクチュエータ4に出力されること
により(ステップS26)、スロットル弁3は所定の開度
に調節される。
例えば、関数値f(α)が各変速段に応じて第6図の
ように設定されている場合に、この関数値f(α)と上
記第5図に示されるようなスロットルゲインKとの積、
すなわちスロットル開度θは第7図のようになる。同図
に示されるように、アクセル踏込み量αが0〜20%の低
速域では、アクセル踏込み量に対するスロットル開度θ
の変化率(第7図では曲線の勾配)は元の関数値f
(α)と変らないが、アクセル踏込み量αが20%〜40%
の中間特定領域では、他の領域に比べアクセル踏込み量
αに対するスロットル開度θの変化率は大きなものとな
っている。また、アクセル踏込み量が40%以上の領域で
は、上記変化率が再び元の値に戻るように、スロットル
開度θはほぼ元の関数値f(α)となる。
ように設定されている場合に、この関数値f(α)と上
記第5図に示されるようなスロットルゲインKとの積、
すなわちスロットル開度θは第7図のようになる。同図
に示されるように、アクセル踏込み量αが0〜20%の低
速域では、アクセル踏込み量に対するスロットル開度θ
の変化率(第7図では曲線の勾配)は元の関数値f
(α)と変らないが、アクセル踏込み量αが20%〜40%
の中間特定領域では、他の領域に比べアクセル踏込み量
αに対するスロットル開度θの変化率は大きなものとな
っている。また、アクセル踏込み量が40%以上の領域で
は、上記変化率が再び元の値に戻るように、スロットル
開度θはほぼ元の関数値f(α)となる。
すなわち、この中間特定領域においては、アクセルペ
ダル12の踏込みに対するスロットル開度θの応答性が良
く、優れた中間加速性を得ることができる。しかも、ア
クセルの低および高開度域、すなわち低および高速度域
では、スロットル開度θの変化率は元の関数値f(α)
の変化率とほぼ同等に保たれており、上記中間特定領域
のようにアクセルペダル12の踏込みに対してスロットル
開度θが急激に大きくなることがないので、発進時や高
速走行時の定速運転性を良好に保つことができる。しか
も、ギヤポジションセンサ9により検出されるギヤポジ
ションが高いほどスロットル開度が大きくなるようなス
ロットル特性を設定しているので、低速段に比べて出力
トルクの低い高速段でもアクセル踏み込み量に対する良
好な加速応答性を確保できる。
ダル12の踏込みに対するスロットル開度θの応答性が良
く、優れた中間加速性を得ることができる。しかも、ア
クセルの低および高開度域、すなわち低および高速度域
では、スロットル開度θの変化率は元の関数値f(α)
の変化率とほぼ同等に保たれており、上記中間特定領域
のようにアクセルペダル12の踏込みに対してスロットル
開度θが急激に大きくなることがないので、発進時や高
速走行時の定速運転性を良好に保つことができる。しか
も、ギヤポジションセンサ9により検出されるギヤポジ
ションが高いほどスロットル開度が大きくなるようなス
ロットル特性を設定しているので、低速段に比べて出力
トルクの低い高速段でもアクセル踏み込み量に対する良
好な加速応答性を確保できる。
なお、この実施例ではスロットルゲインKの設定によ
ってスロットル開度θの変化率を調整するようにしてい
るが、第8図に示されるように、関数値f(α)をその
アクセル踏込み量αに対する変化率が中間特定領域で高
くなるように予め設定しておき、この関数値f(α)を
スロットル開度θとして直接アクチュエータ4に出力す
る構成としても上記と同様の効果が得られる。ただし、
上記実施例のようにスロットルゲインの設定によりスロ
ットル特性を変更する場合には、上記モードレバー10等
によってスロットル特性を自由に選択できる利点があ
る。
ってスロットル開度θの変化率を調整するようにしてい
るが、第8図に示されるように、関数値f(α)をその
アクセル踏込み量αに対する変化率が中間特定領域で高
くなるように予め設定しておき、この関数値f(α)を
スロットル開度θとして直接アクチュエータ4に出力す
る構成としても上記と同様の効果が得られる。ただし、
上記実施例のようにスロットルゲインの設定によりスロ
ットル特性を変更する場合には、上記モードレバー10等
によってスロットル特性を自由に選択できる利点があ
る。
なお、スロットル開度θを設定する際、アクセルが全
開に近い区域(αが100%に近い区域)においても、ア
クセル踏込み量αに対するスロットル開度θの変化率を
ある程度の値以上に保っておくことが好ましく、これに
よって全開に近い状態でのいわゆる余力感を運転者に与
えることができる。
開に近い区域(αが100%に近い区域)においても、ア
クセル踏込み量αに対するスロットル開度θの変化率を
ある程度の値以上に保っておくことが好ましく、これに
よって全開に近い状態でのいわゆる余力感を運転者に与
えることができる。
(発明の効果) 以上のように本発明は、アクセル踏込み量の中間特定
領域で、アクセル踏込み量に対するスロットル弁の開度
の変化率が他の領域に比して大きくなるようにスロット
ル特性を設定するようにしたものであるので、中間特定
領域において、アクセルの踏込みに対するスロットル弁
の開度の応答性が良く、よって中速時において優れた中
間加速性を得ることができる効果がある。しかも、アク
セルの低および高開度域、すなわち低および高速度域で
は、スロットル開度の変化率は増大されず、アクセルペ
ダルの踏込みに対してスロットル弁の開度が急激に大き
くなることがないので、発進時等のアクセル低開度域に
おける定速運転性が良好に保たれるとともに、高速運転
時等のアクセル高開度域においても同様に良好な定速運
転性が得られる。また、変速位置検出手段により検出す
る変速位置が高いほどスロットル開度が大きくなるよう
なスロットル特性を設定するので、低速段に比べて出力
トルクの低い高速段でもアクセル踏み込み量に対する良
好な加速応答性を確保できる。
領域で、アクセル踏込み量に対するスロットル弁の開度
の変化率が他の領域に比して大きくなるようにスロット
ル特性を設定するようにしたものであるので、中間特定
領域において、アクセルの踏込みに対するスロットル弁
の開度の応答性が良く、よって中速時において優れた中
間加速性を得ることができる効果がある。しかも、アク
セルの低および高開度域、すなわち低および高速度域で
は、スロットル開度の変化率は増大されず、アクセルペ
ダルの踏込みに対してスロットル弁の開度が急激に大き
くなることがないので、発進時等のアクセル低開度域に
おける定速運転性が良好に保たれるとともに、高速運転
時等のアクセル高開度域においても同様に良好な定速運
転性が得られる。また、変速位置検出手段により検出す
る変速位置が高いほどスロットル開度が大きくなるよう
なスロットル特性を設定するので、低速段に比べて出力
トルクの低い高速段でもアクセル踏み込み量に対する良
好な加速応答性を確保できる。
第1図は本発明の一実施例におけるエンジンの構成図、
第2図は同エンジンにおけるスロットル弁制御装置の機
能構成図、第3図は同エンジンに設けられたコントロー
ラによる制御動作を示すフローチャート、第4図は同コ
ントローラによるスロットル開度の制御動作を示すフロ
ーチャート、第5図はアクセル踏込み量とスロットルゲ
インとの関係を示すグラフ、第6図は同アクセル踏込み
量と所定関数値との関係を示すグラフ、第7図は同アク
セル踏込み量とスロットル開度との関係を示すグラフ、
第8図は他の実施例におけるアクセル踏込み量と所定関
数値との関係を示すグラフである。 1……エンジン、3……スロットル弁、8……アクセル
センサ(アクセル踏込み量検出手段)、9……ギヤポジ
ションセンサ、12……アクセルペダル、13……スロット
ル制御手段(スロットル特性設定手段の一部を構成)、
14……スロットル特性変更手段(スロットル特性設定手
段の一部を構成)。
第2図は同エンジンにおけるスロットル弁制御装置の機
能構成図、第3図は同エンジンに設けられたコントロー
ラによる制御動作を示すフローチャート、第4図は同コ
ントローラによるスロットル開度の制御動作を示すフロ
ーチャート、第5図はアクセル踏込み量とスロットルゲ
インとの関係を示すグラフ、第6図は同アクセル踏込み
量と所定関数値との関係を示すグラフ、第7図は同アク
セル踏込み量とスロットル開度との関係を示すグラフ、
第8図は他の実施例におけるアクセル踏込み量と所定関
数値との関係を示すグラフである。 1……エンジン、3……スロットル弁、8……アクセル
センサ(アクセル踏込み量検出手段)、9……ギヤポジ
ションセンサ、12……アクセルペダル、13……スロット
ル制御手段(スロットル特性設定手段の一部を構成)、
14……スロットル特性変更手段(スロットル特性設定手
段の一部を構成)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村重 和宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−206942(JP,A) 特開 昭59−190440(JP,A) 実開 昭63−125144(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】アクセルペダルの踏込み量を検出するアク
セル踏込み量検出手段と、このアクセル踏込み量検出手
段の検出値に応じてスロットル弁の開度を制御するスロ
ットル制御手段とを備えたエンジンのスロットル弁制御
装置において、変速機の変速段を検出する変速位置検出
手段と、この変速位置検出手段により検出される変速段
が高いほどスロットル弁の開度が大きく、かつ、上記ア
クセル踏込み量の中間特定領域でのアクセル踏込み量に
対するスロットル弁の開度の変化率が他の領域に比して
大きくなるようなスロットル特性を設定するスロットル
特性設定手段を備えたことを特徴とするエンジンのスロ
ットル弁制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62175754A JP2525416B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | エンジンのスロットル弁制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62175754A JP2525416B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | エンジンのスロットル弁制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6419135A JPS6419135A (en) | 1989-01-23 |
JP2525416B2 true JP2525416B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=16001668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62175754A Expired - Lifetime JP2525416B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | エンジンのスロットル弁制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525416B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5673004B2 (ja) * | 2010-11-15 | 2015-02-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置の制御装置 |
-
1987
- 1987-07-14 JP JP62175754A patent/JP2525416B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6419135A (en) | 1989-01-23 |
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