JPH05999A - ハロゲン化カルボン酸エステルの製造方法 - Google Patents

ハロゲン化カルボン酸エステルの製造方法

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JPH05999A
JPH05999A JP4051344A JP5134492A JPH05999A JP H05999 A JPH05999 A JP H05999A JP 4051344 A JP4051344 A JP 4051344A JP 5134492 A JP5134492 A JP 5134492A JP H05999 A JPH05999 A JP H05999A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/28Preparation of carboxylic acid esters by modifying the hydroxylic moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
    • C07C67/287Preparation of carboxylic acid esters by modifying the hydroxylic moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by introduction of halogen; by substitution of halogen atoms by other halogen atoms

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】医薬の有効成分の調整に対し、価値ある中間体
である新規ハロゲン化カルボン酸エステル及びその製法
を提供する。 【構成】次式I: (式中、R1 はアルキル、アルケニル、アルキニル、シ
クロアルキル、アルアルキル又はアリールであり、R2
は水素、アルキル又はシクロアルキルであり、更にR3
は9から53までの原子番号を有するハロゲンである)
で表わされる化合物であり、その製法は 次式II: (式中、R1 、およびR2 は先に定義した意味である)
で表わされるアシラールを、次式III : (式中、R3 は先に定義した意味である)で表わされる
ハロゲン化水素と反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】本発明は、ハロゲン化カルボン酸エステ
ルの製法に関する。
【0002】
【発明の構成、作用および効果】本発明は、次式I:
【0003】
【化3】
【0004】(式中、R1 はアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、シクロアルキル、アルアルキル又はアリール
であり、R2 はアルキル又はシクロアルキルであり、更
にR 3 は19から53までの原子番号を有するハロゲン
である)で表わされるハロゲン化カルボン酸エステルの
製造方法に関し、この方法は 次式II:
【0005】
【化4】
【0006】(式中、R1 、およびR2 は先に定義した
意味である)で表わされるアシラールを、次式III : H−R3 (III) (式中、R3 は先に定義した意味である)で表わされる
ハロゲン化水素と反応させることを含んでなる。
【0007】アルキルは、好ましくは低級アルキル、例
えば直鎖もしくは分枝鎖C1 〜C7 アルキル、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、第二ブチル、第三ブチル、フェニル、イソペン
チル、第二ペンチル、ネオペンチル又はヘプチル基であ
るが、C8 〜C14アルキル基、例えばオクチル、ノニル
又はデシル基であってもよい。R1 の場合、好ましくは
メチル、エチル更に第二直鎖もしくは分枝鎖のC3 〜C
7 アルキル基、例えばイソプロピル、ブト−2−イル、
ペント−3−イル、第三ブチルもしくは2−メチルブト
−2−イルであり、R2 の場合、好ましくは直鎖のC1
〜C4 アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、
もしくはブチルである。
【0008】アルケニルは、好ましくは直鎖もしくは分
枝のアルケニル、例えばエテニル、プロペニル、例えば
アリル、イソプロペニル、メタリル(クロチル)、ブテ
ニル又は2−メチルプロプ−2−エニルである。アルキ
ニルは、例えばC3 〜C7 アルキニル、例えばパロパル
ギルである。シクロアルキルは、例えば3員〜8員の、
例えば5〜7員のシクロアルキル、例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又
はシクロヘプチルである。
【0009】アリールは、例えばフェニル又はナフチル
であり;アルアリールは、例えばモノ−、ジ−もしくは
トリ−フェニル−C1 〜C4 アルキル、例えばベンジ
ル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル又はトリフ
ェニルメチルである。フェニルおよびナフチル並びにモ
ノ−、ジ−もしくはトリ−フェニル−C1 〜C4 アルキ
ルのフェニル部分は未置換であるか、又は通常の置換
基、例えば低級アルキル、例えばメチル、低級アルコキ
シ、例えばメトキシ、ハロゲン、例えば塩素又は臭素、
トリフルオロメチルおよび/又はニトロにより、例えば
モノ−、ジ−もしくはトリ−置換されるが、しかし、好
ましくはそれらは未置換である。
【0010】19から35までの原子番号を有するハロ
ゲンは、例えば塩素又は臭素であるか、第二義的にはヨ
ウ素であってもよい。特に言及しない限り、基、例えば
低級アルキルおよび低級アルコキシの定義で用いた語句
「低級」は、該基が、7個まで、好ましくは4個までの
炭素原子を有するものを言う。
【0011】前記式Iの化合物は、特に医薬の有効成分
の調製に対し、有機合成における価値ある中間体であ
る。該化合物は次式Ia:
【0012】
【化5】
【0013】で表わされる基の導入に関し、アミン、ア
ルコールおよびカルボン酸と反応し、対応する置換アミ
ン、エーテルおよびエステルを形成する。式Iの化合物
は、β−ラクタム抗生物質の対応するアシルオキシアル
キルエステル、例えばペニシリン、例えば6−〔D−
(−)−α−アミノフェニルアセトアミド〕−ペニシラ
ン酸(ピバロイルオキシ)メチルエステル塩酸塩(ピバ
ムピシリン)、およびセセファロスポリンの対応するア
シルオキシアルキルエステル、例えば7−〔(2−アミ
ノ−4−チアゾリル)−(メトキシイミノアセチルアミ
ノ)−3−メチル−8−オキソ〕−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクテンカルボン酸(ピバロイ
ル)メチルエステル(セフェタイトピボキシル)等の調
製に対して特に適当である。
【0014】本発明は、特に前記式I(式中、R1 はC
1 〜C14アルキル、C2 〜C7 アルケニル、C3 〜C7
アルキニル、又はC3 〜C8 員のシクロアルキルである
か;又はフェニルもしくはナフチル(これらの各々は未
置換であるか、又はC1 〜C 4 アルキル、C1 〜C4
ルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルおよび/又は
により、および/又はニトロにより置換されている、又
はモノ−、ジ−、もしくはトリ−フェニル−C1 〜C4
アルキル(これは未置換であるか又はC1 〜C 4 アルキ
ル、C1 〜C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメ
チルによりおよび/又はニトロによりフェニル部分内で
置換されている)であり、R2 はC1 〜C7 アルキル又
はC3 〜C8 員のシクロアルキルであり、更にR3 は1
9から53までの原子番号を有するハロゲンである)の
化合物の調製に関する。
【0015】本発明は、極めて特に式I(式中、R1
1 〜C7 アルキル、例えばメチル又は第三ブチルであ
り、R2 は水素又はC1 〜C4 アルキルであり、R3
塩素又は臭素である)の化合物の調製に関する。本発明
は好ましくは式I(式中、R1 はメチル、エチル又は第
二直鎖もしくは分枝のC3 〜C7 アルキル、例えばイソ
プロピルもしくは第三ブチルであり、R 2 は水素又は第
二義的には、直鎖C1 〜C4 アルキル、例えばメチルも
しくはエチルであり、更にR3 は塩素又は第二義的には
臭素である)の化合物の調製に関する。
【0016】本発明は、最も特に式I(式中、R1 はメ
チル、エチル又は第二直鎖もしくは分枝鎖のC3 〜C7
アルキル、例えばイソプロピル、又は第三ブチルであ
り、R 2 は水素であり、R3 は塩素である)の調製に関
する。本発明は、特に実施例で言及される式Iの化合
物、特にクロロメチルピバレート(式I中、R1 が第三
ブチルであり、R2 が水素である)に関する。
【0017】前記式Iの化合物の通常の製造方法は、適
当なハロゲン化亜鉛の存在下、次式IV:
【0018】
【化6】
【0019】(式中、R1 はメチル又は第三ブチルであ
り、R3は塩素又は臭素である)のハロゲン化物と、パ
ラホルムアルデヒドと縮合させるか、又は次式V:
【0020】
【化7】
【0021】の適当なアルデヒドと次式VI:
【0022】
【化8】
【0023】の酸とのほぼ等モル混合物を、過剰の式S
2(R3)2 のハロゲン化チオニルと反応させることを含
んでなる。このプロセスの二つの変法は不利であると決
定した。特に、第一の変法に従って得られる生成物は、
全ての場合、対応するビス(α−ハロアルキル)エーテ
ルのほゞ10モル%により汚染されており、更に相当に
多量の化合物が比較例により示される如く第二の変法に
従って形成される。しかし、それらの毒性(これは特に
基の低同族体の場合に非常に高い)のために、ビス(α
−ハロアルキル)エーテルは、相当の毒物学的に安定性
の問題を提起する。好ましくない副生成物は、相当の困
難さを伴ってのみ分離可能であり、更に相当の費用をか
けてのみ本質的に完全に除去し得る。更に、二酸化イオ
ウおよび塩化水素に加えて、多量の他の副生成物が形成
される;第一の変法によれば、例えば式VII :
【0024】
【化9】
【0025】のアシラールアセタール、次式VIII
【0026】
【化10】
【0027】の無水物および式IIのアシラールが形成さ
れ、更に、第二の変法によれば、式IVの酸塩化物が形成
する。これらの副生成物、並びに過剰の式Vのアルデヒ
ドは、目的生成物の単離を相当に困難にする。この理由
のため、前記欠点を排除した式Iの化合物の製法を開発
する試みは、これまでなされていない。しかし、これま
で開示された提案解法も又毒物学上許容できないか、又
は産業的応用に対し余りに高価であるか又は余りに複雑
である。
【0028】例えば、アルカリ金属塩の形態にある式VI
の酸を、式IX:
【0029】
【化11】
【0030】の適当なクロロスルホン酸(α−クロロ)
アルキルエステルと反応させることが提案された。しか
し、式IXの試剤は非常に安定性がなく、更にそれらの高
毒性のために、一方では該試剤は相当の毒物学上の安全
性に関する問題をもたらし、このため産業的規模でのこ
のプロセスの使用が防げられている。
【0031】他の提案によれば、メチレンジアセテート
もしくはメチレンジベンゾエート(式II中、R1 はメチ
ル又はフェニルであり、R2 は水素である)を、ハロゲ
ン化亜鉛の0.05〜0.1倍モル量の存在下、トリメ
チルブロモシランと反応させるか、又は三塩化アルミニ
ウムの0.2倍モル量の存在下、120℃でトリメチル
クロロシランと反応させる。しかし、該プロセスは、式
I(式中、R3 は塩素である)の化合物の調製に対し極
めて限定された範囲でのみ適当である。例えば、メチレ
ンジベンゾエートの場合、クロロメチルベンゾエートを
収率わずか約50%で単離する。メチレンジアセテート
は出発物質として用いると、 1H−NMRスペクトルの
評価により決定される如く、反応混合物は約40モル%
のクロロメチルアセテートを含有するが、しかし、該生
成物は単離できない。更に不利な点は、オリゴ−および
ポリ−シラノールの混合物が、好ましくない副生成物と
して等モル量、常に形成されることであり、この副生成
物は、困難を伴ってのみ蒸発され、更に多大の費用をか
けのみ産業的規模で処理される。
【0032】かくして、本発明は、公知方法の欠点を排
除する式Iの製法を開発するのに今日まで解決できなか
った問題を基礎にしている。この問題は、本発明に従っ
たプロセスにより極めて良好に解決される。本発明に係
るプロセスは、驚くべきことに、従来技術に照らして、
ハロゲントナーとして高毒性および/又は取扱い困難性
の特別な試剤を用いる代りに、収率、反応速度および生
成物純度を損うことなく式III のハロゲン化水素を用い
ることが可能であり、更にビス(α−ハロアルキル)エ
ーテルの形成が該方法では極めて多量に避けることがで
きると言う知見に基づいている。例え、本発明によれば
操作の実施例では比較例に従い最適の公知方法に比較し
て約100倍少ないビス(クロロメチル)エーテルが形
成する。更に別の利点は、反応は極めて容易に監視で
き、更に副生成物の形成が極めて少ないことである。
【0033】反応は、一般に(式IIの化合物のモル量に
対し)式IIIのハロゲン化水素の少なくとも等モル量を
用い、溶剤もしくは希釈剤の存在下もしくは非存在下、
好都合には高温で行なわれ次いで引続き蒸留により処理
する。反応は、好ましくは大気圧下もしくは高圧下で触
媒としてルイス酸の存在下、又は大気圧下ルイス触媒の
非存在下、又は好都合には高圧下で行なわれる。圧力
は、特に250バールまで、極めて特に50バールま
で、例えば10バールまでである。
【0034】更に好ましくは、ルイス酸の存在下で反応
は行なわれ、これは必要によりわずかに過剰の圧力下で
行なわれる。本発明によれば、ルイス酸として、例えば
式IIの化合物のモル量に対し、元素の周期律表のIIb
族、IIIb族およびIVb族の金属のハロゲン化物、例え
ばハロゲン化亜鉛、スズ、ジルコニウムおよびアルミニ
ウム、特に式Zn(R3)2(X)のハロゲン化亜鉛の例え
ば約0.01〜約0.1倍、例えば約0.02〜約0.
05倍の触媒量が用いられる。
【0035】溶剤として、例えばハロアルカン又はハロ
芳香族化合物、例えばジ−、トリ−又はテトラ−クロロ
−C1 〜C4 アルカン、例えば塩化メチレン、トリクロ
ロエタン又はクロロベンゼンが考慮される。しかし、好
都合には、本発明に係る反応は溶剤なしで行うことがで
き、この場合式III のハロゲン化水素を所望により、わ
ずかに加圧下のもと、例えば約10〜100ミリバー
ル、特に約10〜約30ミリバールの加圧下、集合体の
ガス状状態で導入する。
【0036】好都合には、第IIの化合物のモル量に対
し、わずかに過剰の、例えば約1.05〜約1.75
倍、例えば1.05〜約1.5倍、特に約1.05〜約
1.15倍のハロゲン化水素が用いられる。反応は、好
都合には高温で、好ましくは0℃〜150℃の温度範囲
で、例えば約40℃〜約120℃、約50℃〜約100
℃の如く、例えば約50℃〜100℃、特に50℃〜8
0℃の温度で行なわれ、特に約60℃の温度が好まし
い。
【0037】蒸留による反応生成物の分離は、好都合に
は減圧下、例えば約1ミリバール〜約50ミリバール、
特に約10ミリバール〜約30ミリバールで行なわれ
る。本発明に係るプロセスの好ましい形態において、式
IIのアシラールおよび式IXのハロゲン化亜鉛のモル量の
約0.02〜0.05倍の混合物が、約50℃〜70℃
に加熱され、ハロゲン化水素の約1.05〜約1.5
倍、特に約1.05〜約1.15倍の過剰量、モル量が
約2〜10時間、特に約4〜6時間にわたって導入さ
れ、次いで反応混合物を減圧下、例えば約10ミリバー
ル〜約30ミリバールで蒸留する。
【0038】式IIの出発物質は公知であるか、又は自体
公知の方法で調製される。例えば、式IIのアシラール
(アルデヒドアシラート)は、〔Houben-Weyl-Methoden
der organischen Chemie 」、E.メラー等(編集)、
7巻、1部、4版、ゲオルクチーメ ウェルラーク、シ
ュッットガルト、442頁に記載された方法の一つに従
い、又はコクハール等(J.Org.Chem. 48,1765
(1983)、オハール等、Synthesis 962頁(19
82)又はミチー等Synthesis 824頁(1981)に
従い調製することができる。
【0039】次の実施例は、本発明を説明するものであ
る。温度は摂氏で与えられ、圧力はミリバールで与えら
れる。
【0040】
【実施例】操作例 216gのメチレンジピバレート(式II中、R1 は第三
ブチルであり、R2 は水素である)を、約60°に加熱
し、次いで4.5gの塩化亜鉛を添加する。次いで合計
38.5gの塩素化水素を攪拌しながら5時間内で導入
する。反応混合物の組成をアリコートサンプル中で測定
する。反応バランスは次の如くである: クロロメチルピバレート 143.0g 塩化亜鉛 4.5g ピバル酸 96.9g ビス(クロロメチル)エーテル 0.4g メチレンジピバレート 10.0g 次いで、反応混合物を、少量の水を添加して加水分解し
次いで減圧下(約20ミリバール)で蒸留により分離
し;0.01ppm 未満の毒性ビス(クロロメチル)エー
テルを含んでなる少なくとも99%の純度のクロロメチ
ルピバレートを理論収率の95%の収率で得る。
【0041】比較例 1.7gの塩化亜鉛を0.8mlの水と共に攪拌し、次い
で180.0gの塩化チオニルを攪拌しながら注意深く
添加する。次いで混合物を室温で1時間攪拌し、次いで
85.0gの溶融ピバリン酸に懸濁させた42.1gの
パラホルムアルデヒドの懸濁液を70°で攪拌しながら
少量ずつ添加する。混合物を攪拌しながら100°で1
時間加熱する。反応に過程において、36.5gの塩化
水素および80gの二酸化イオウの合計量を供給する反
応混合物の組成をアリコートサンプル中で測定する。別
個に採取した揮発性成分を考慮して反応バランスは次の
如くである: クロロメチルピバレート 106.5g 二酸化イオウ 80.0g 塩化ピバル酸 13.0g 塩化チオニル 30.0g ビス(クロロメチル)エーテル 52.0g 塩化水素 36.5g 塩化亜鉛 1.7g 反応混合物を減圧下(約20ミリバール)で蒸留により
分離し、約99%の純度のクロロメチルピバレートを理
論収率の85.2%の収率で得る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 (式中、R1 はアルキル、アルケニル、アルキニル、シ
クロアルキル、アルアルキル又はアリールであり、R2
水素、アルキル又はシクロアルキルであり、更にR3
から53までの原子番号を有するハロゲンである)
で表わされるハロゲン化カルボン酸エステルの製造方法
であって、次式II:
【化2】 (式中、R1 、およびR2 は先に定義した意味である)
で表わされるアシラールを、次式III : H−R3 (III) (式中、R3 は先に定義した意味である)で表わされる
ハロゲン化水素と反応させることを含んでなる、前記方
法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】(式中、R1 はアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、シクロアルキル、アルアルキル又はアリール
であり、R2 水素、アルキル又はシクロアルキルであ
り、更にR3 から53までの原子番号を有するハロ
ゲンである)で表わされるハロゲン化カルボン酸エステ
ルの製造方法に関し、この方法は 次式II:
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】から35までの原子番号を有するハロゲ
ンは、例えば塩素又は臭素であるが、第二義的にはヨウ
素であってもよい。特に言及しない限り、基、例えば低
級アルキルおよひ低級アルコキシの定義で用いた語句
「低級」は、該基が、7個まで、好ましくは4個までの
炭素原子を有するものを言う。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明は、特に前記式I(式中、R1 はC
1 〜C14アルキル、C2 〜C7 アルケニル、C3 〜C7
アルキニル、又はC3 〜C8 員のシクロアルキルである
か;又はフェニルもしくはナフチル(これらの各々は未
置換であるか、又はC1 〜C 4 アルキル、C1 〜C4
ルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルおよび/又は
により、および/又はニトロにより置換されている、又
はモノ−、ジ−、もしくはトリ−フェニル−C1 〜C4
アルキル(これは未置換であるか又はC1 〜C 4 アルキ
ル、C1 〜C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメ
チルによりおよび/又はニトロによりフェニル部分内で
置換されている)であり、R2 水素、1 〜C7 アル
キル又はC3 〜C8 員のシクロアルキルであり、更にR
3 から53までの原子番号を有するハロゲンであ
る)の化合物の調製に関する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/76 Z 9279−4H // C07B 61/00 300

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式I: 【化1】 (式中、R1 はアルキル、アルケニル、アルキニル、シ
    クロアルキル、アルアルキル又はアリールであり、R2
    はアルキル又はシクロアルキルであり、更にR 3 は19
    から53までの原子番号を有するハロゲンである)で表
    わされるハロゲン化カルボン酸エステルの製造方法であ
    って、次式II: 【化2】 (式中、R1 、およびR2 は先に定義した意味である)
    で表わされるアシラールを、次式III : H−R3 (III) (式中、R3 は先に定義した意味である)で表わされる
    ハロゲン化水素と反応させることを含んでなる、前記方
    法。
  2. 【請求項2】 反応をルイス酸の存在下で行う請求項1
    の方法。
  3. 【請求項3】 式IIのアシラールを式III のハロゲン化
    水素の少なくとも等モル量と反応させる、請求項1又は
    2の方法。
  4. 【請求項4】 式IIのアシラールのモル量として、式II
    I のハロゲン化水素の1.05〜1.75倍の過剰モル
    を用い、ルイス酸として元素の周期律表のIIb族、 III
    b族およびIVb族の金属のハロゲン化物の0.01〜
    0.1倍の触媒的モル量を用い、更に反応を0℃〜15
    0℃の温度範囲で行う、請求項1又は2の方法。
  5. 【請求項5】 蒸留による反応生成物の分離を1ミリバ
    ール〜50ミリバールの減圧下で行う、請求項1〜4の
    いずれかの方法。
  6. 【請求項6】 出発物質を式I(式中、R1 はC1 〜C
    14アルキル、C2 〜C7 アルケニル、C3 〜C7 アルキ
    ニル、又はC3 〜C8 員シクロアルキルであるか;又は
    フェニル又はナフチルであり、これらの各々は未置換又
    はC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アルコキシ、ハロゲ
    ン、トリフルオロメチルおよび/又はニトロにより置換
    され、および/又はニトロ、又はモノ−、ジ−もしくは
    トリ−フェニル−C1 〜C4 アルキル(これは未置換で
    あるか、又はフェニル部分においてC1 〜C4 アルキ
    ル、C1 〜C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメ
    チルによりおよび/又はニトロにより置換されている)
    により置換されており、更にR3 は19から53までの
    原子番号を有するハロゲンである)の化合物を製造する
    ように選ぶ、請求項1〜5のいずれかの方法。
  7. 【請求項7】 出発物質を、式I(式中、R1 はC1
    7 アルキルであり、R2 はハロゲン又はC1 〜C4
    ルキルであり、R3 は塩素又は臭素である)の化合物を
    製造するように選ぶ、請求項1〜5のいずれかの方法。
  8. 【請求項8】 出発物質を、式I(式中、R1 はメチ
    ル、エチル又は第二の直鎖もしくは分枝のC3 〜C7
    ルキルであり、R2 は水素であり、R3 は塩素である)
    の化合物を製造するように選ぶ、請求項1〜5のいずれ
    かの方法。
  9. 【請求項9】 クロロメチルピバレート(式I中、R1
    が第三ブチルであり、R2 は水素であり、R3 は塩素で
    ある)を製造するように出発物質を選ぶ、請求項1〜5
    のいずれかの方法。
  10. 【請求項10】 メチレンジピバレート(式II中、R1
    は第三ブチルであり、R2 は水素である)を約60℃に
    加熱し、メチレンジピバレートの1モル当たり0.03
    3モルの塩化亜鉛を添加し、メチレンジピバレートの1
    モル当たり1.057モルの塩化水素を5時間にわたっ
    て導入し、次いで少量の水を添加して反応混合物を加水
    分解し、更に約20ミリバールで蒸留により反応混合物
    を分離することにより、クロロメチルピバレート(式I
    中、R1 は第三ブチルであり、R2 は水素である)を製
    造する請求項1の方法。
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