JPH0597154U - ドアホン子器 - Google Patents

ドアホン子器

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JPH0597154U
JPH0597154U JP3500392U JP3500392U JPH0597154U JP H0597154 U JPH0597154 U JP H0597154U JP 3500392 U JP3500392 U JP 3500392U JP 3500392 U JP3500392 U JP 3500392U JP H0597154 U JPH0597154 U JP H0597154U
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JP
Japan
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sound
housing
cover
hole
speaker
Prior art date
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Pending
Application number
JP3500392U
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English (en)
Inventor
厳 小柳津
宗雄 鈴木
嘉一 辰己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウリングの無い明瞭な通話を可能とする。 【構成】 スピーカー用通音孔11fとマイクロホン用
通音孔11gとを前面に備える筺体11と、筺体の前面
を覆うように取着され且つスピーカー用通音孔13cと
マイクロホン用通音孔13dとを備えるカバー13とを
具備して成るドアホン子器10において、筺体とカバー
との間に介在してそれぞれのスピーカー用通音孔とそれ
ぞれのマイクロホン用通音孔とのいずれか一方を伸縮自
在に連通する遮音クッションCを設けた。また、遮音ク
ッションを、相互に嵌入可能な複数の環状部材と、複数
の環状部材をホーン状に連結する復元力を備えた可撓性
の連結膜とを含んで構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、来訪者と住人との相互間で通話をするためのインターホン装置のド アホン子器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時にあっては、住人が玄関先に訪れた来訪者と通話をするときに、来訪者の 容姿をモニターテレビで確認しながら通話できるようにしたモニターテレビ付イ ンターホン装置が使用されている。このようなモニターテレビ付インターホン装 置は、住居の居間等に設置するモニターテレビ付インターホン親機と、住居の玄 関先に設置するドアホン子器とから構成されている。
【0003】 図3〜図5は、上述したようなモニターテレビ付インターホン装置のドアホン 子器を説明するための図であり、図3は一部破断した正面図、図4は壁面に埋込 取付した状態を示す一部破断した側面図、図5は壁面に埋込取付した状態を示す 要部断面図である。なお、図5は図3に示すX・X線階段断面を示している。
【0004】 図3および図4に示すように、ドアホン子器10は、略箱型のプラスチック成 型品である筺体11と、筺体11の周側面に鍔状に取着された取着枠12と、取 着枠12に係着して筺体11の前方を覆うカバー13とを備えている。
【0005】 筺体11には、来訪者を撮像する撮像カメラ11aと、住人の音声を出力する スピーカー11bと、来訪者の音声をピックアップするマイクロホン11cと、 チャイムを鳴動して来訪を知らせるための押釦スイッチ11dとがそれぞれ配設 されている。スピーカー11bの前方の筺体11の前面には複数のスリット孔1 1fが設けられ、マイクロホン11cの前方の筺体11の前面にはスリット孔1 1gが設けられている。筺体11の前面には、複数のスリット孔11fの周囲を 取り囲む溝11hと、スリット孔11gの周囲を取り囲む溝11iとが形成され ている。溝11hには環状のスポンジパッキン11jが挿着され、溝11iには 環状のスポンジパッキン11kが挿着されている。スポンジパッキン11jは溝 11hから僅かに突出しており、スポンジパッキン11kも溝11iから僅かに 突出している。
【0006】 取着枠12には、筺体11を壁面Aにねじ止めして取着するための取着孔12 aが複数設けられている。カバー13には、透明板材で形成された撮像窓13a と、押釦スイッチ11dのためのスイッチ孔13bとが設けられると共に、スピ ーカー11bが対向する位置には通音孔13cが設けられ、マイクロホン11c が対向する位置には通音孔13dが設けられている。通音孔13cはスピーカー 11bからの住人の音声をドアホン子器10の外部に放出するためのものであり 、通音孔13dは来訪者の音声をマイクロホン11cに減衰無く入力するための ものである。また、押釦スイッチ11dの前面中央には、発光ダイオード11e が備えられている。この発光ダイオード11eは、モニターテレビ付インターホ ン親機(図示せず)が住居内の火災やガス漏れ等の異常を感知したときに点灯し て、その住居の住人のみならず第三者にも住居内の異常を報知するためのもので ある。
【0007】 上述のようなドアホン子器10は、次のようにして玄関先の壁面Aに埋込取付 される。すなわち、壁面Aに、筺体11より僅かに大きな開口穴である壁面開口 部A1 を設ける。そして、筺体11を背面側から壁面開口部A1 に押し込む。す ると、筺体11の背面部がある程度壁面開口部A1 に入り込んだ状態で、筺体1 1の周側面に鍔状に取着されている取着枠12が壁面開口部A1 の周縁に当接し 、筺体11はそれ以上押し込めなくなる。この状態で、木ねじ(図示せず)を適 当な取着孔12aに通して締め付けると、取着枠12が壁面開口部A1 の周縁に 固定されると共に筺体11が壁面開口部A1 に固定される。その後、筺体11の 前面を覆うようにカバー13を取着枠12に係着する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】 このとき、壁面Aが凹凸の無い平面であれば、図4に示すように、カバー13 の内面に環状のスポンジパッキン11jやスポンジパッキン11kが全周にわた って密着する。しかし、壁面Aに凹凸が有ったりして図5に示すように、カバー 13の周縁が壁面Aの凸部A2 に乗り上げて、カバー13が筺体11の前面から 浮き上がった状態になると、環状のスポンジパッキン11jやスポンジパッキン 11kがカバー13の内面に密着せずに隙間が生じる。すると、スピーカー11 bからの住人の音声は、カバー13の通音孔13cからドアホン子器10の外部 に出力されるものの、スピーカー11bからの住人の音声の一部は図5の点線B で示すような経路でかなり強くマイクロホン11cにピックアップされる。その ために、スピーカー11b→マイクロホン11c→スピーカー11bの正帰還ル ープができ発振を生じハウリングを起こす。このため、住人と来訪者との相互間 の通話がハウリングによって聞き取り難くなり通話障害が生ずると言う問題点が あった。
【0009】 本考案は、上記の問題点を改善するために成されたもので、その目的とすると ころは、カバーが筺体の前面から浮き上がった状態になってもハウリングが生じ 難く、住人と来訪者との相互間の通話が明瞭にできるドアホン子器を提供するこ とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題点を解決するため、請求項1記載の考案にあっては、ス ピーカー用通音孔とマイクロホン用通音孔とを前面に備える筺体と、筺体の前面 を覆うように取着され且つスピーカー用通音孔とマイクロホン用通音孔とを備え るカバーとを具備して成るドアホン子器において、筺体とカバーとの間に介在し てそれぞれのスピーカー用通音孔とそれぞれのマイクロホン用通音孔とのいずれ か一方を伸縮自在に連通する遮音クッションを設けたことを特徴とする。また、 請求項2記載の考案にあっては、前記遮音クッションを、相互に嵌入可能な複数 の環状部材と、該複数の環状部材をホーン状に連結する復元力を備えた可撓性の 連結膜とを含んで構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
上記のように構成したことにより、請求項1記載の考案にあっては、たとえ筺 体とカバーとの間に隙間が生じたにしても、筺体のスピーカー用通音孔から出た 音声は遮音クッションによって遮音され、筺体とカバーとの間の隙間を通って筺 体のマイクロホン用通音孔に直接達っすることは無い。従って、筺体のスピーカ ー用通音孔から出た音声はマイクロホンに直接強くピックアップされることは無 くなるのである。また、請求項2記載の考案にあっては、ホーン状の遮音クッシ ョンを軸方向に圧縮すると、連結膜が撓んで複数の環状部材がそれぞれ相互に嵌 入して偏平に成ると共に連結膜は元のホーン状に戻ろうとする復元力を生ずる。 従って、遮音クッションの伸縮可能長を長くすることができ且つ圧縮しても斜め に潰れることが無いのである。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係るドアホン子器の一実施例を図1および図2に基づいて詳細 に説明する。図1はドアホン子器が壁面に埋込取付された状態を示す要部断面図 である。図2は遮音クッションを示す断面図であり、図2(a)は自由状態時の 形状を示し、図2(b)は圧縮状態時の形状を示している。なお、従来のものと 同じ箇所には同じ符号を付してあるので、以下の説明にあっては、従来のものと 同じ箇所の詳細な説明は省略する。
【0013】 図1に示すように、ドアホン子器10が従来のものと異なり特徴となるのは、 筺体11とカバー13との間に遮音クッションCを介在させたことである。この 遮音クッションCはゴム成型品であって、図2(a)に示すように、複数の環状 部材に相当する断面矩形の環状の厚肉部Ca1, a2, a3を薄い連結膜Cb1, b2 でホーン状(ラッパ状)に連ねたような形状に一体成型されている。厚肉部C a1 は厚肉部Ca2の内側に嵌入可能で、更に、厚肉部Ca2は厚肉部Ca3の内側に嵌 入可能な形状関係にされていると共に、厚肉部Ca1, a2, a3のそれぞれの厚 さは等しくされている。
【0014】 このようなホーン状の遮音クッションCにあっては、厚肉部Ca1, a2, a3 と同様な関係で引き続いて厚肉部を順次追加すると共に連結膜で連結することで 、全体の高さを更に高くすることも可能である。しかも、このようにして全体の 高さを高くしたホーン状の遮音クッションCにあっては、平面で挟んで軸方向に 圧縮すると連結膜Cb1, b2,…が撓んで図2(b)に示すような偏平な姿に成 ると共に、圧縮しても斜めに潰れてしまうことが無いのである。すなわち、遮音 クッションの伸縮可能長を長くすることができるのである。また、連結膜Cb1, b2はゴム材で復元力があるので、偏平に成った遮音クッションCは常に図2( a)に示すようなホーン状の形状に戻ろうとする復元力が作用する。
【0015】 上述のような遮音クッションCは、厚肉部Ca1の端部が筺体11のマイクロホ ン用通音孔に相当するスリット孔11gを取り囲むような状態で、筺体11の前 面に接着されている。従って、カバー13を筺体11の前面に筺体11の前面を 覆うように取着すると、遮音クッションCは筺体11の前面とカバー13の内面 とで挟まれて図2(b)に示すような偏平な姿に成ろうとする。しかも、遮音ク ッションCは復元力が有るので、遮音クッションCの厚肉部Ca3の端部は、カバ ー13のマイクロホン用通音孔に相当する通音孔13dを取り囲むようにしてカ バー13の内面に密着する。つまり、遮音クッションCはスリット孔11gと通 音孔13dとを伸縮自在に連通する。
【0016】 従って、図1に示すように、カバー13の周縁が壁面Aの凸部A2 に乗り上げ てカバー13が筺体11の前面から浮き上がった状態に成っても、遮音クッショ ンCの伸縮可能長が長いので少々の浮き上がり程度では、遮音クッションCの前 方端部は通音孔13dを取り囲むようにしてカバー13の内面に密着する。つま り、従来の技術で図5を用いて説明したような、筺体11とカバー13との間の 隙間を図5の点線Bで示すような経路を通って、スピーカー11bからの住人の 音声が強く直接マイクロホン11cにピックアップされることが防止される。こ の結果、少々の浮き上がり程度では、スピーカー11b→マイクロホン11c→ スピーカー11bの正帰還ループでハウリングを起こすことが無くなり、住人と 来訪者との相互間の通話を明瞭に行うことが可能になる。
【0017】 なお、本考案のドアホン子器は上記実施例に限定されるものではなく、遮音ク ッションCの一端で筺体11のスピーカー用通音孔に相当する複数のスリット孔 11fを取り囲み、遮音クッションCの他端でカバー13のスピーカー用通音孔 に相当する複数の通音孔13cを取り囲むように、筺体11とカバー13との間 に遮音クッションCを介在させても、同様にハウリングを防止できることは言う までもない。
【0018】
【考案の効果】
本考案のドアホン子器は上記のように構成したものであるから、請求項1記載 の考案にあっては、筺体の前面とカバーとの間の隙間が生じたにしても、スピー カーからの音声が遮音クッションで遮音され直接マイクロホンにピックアップさ れないのでハウリングが生ずることが無く明瞭な通話が可能と成る。また、請求 項2記載の考案にあっては、遮音クッションの伸縮可能長を長くすることが可能 と成るので、筺体の前面とカバーとの間の隙間が大きくてもハウリングが防止で きるドアホン子器を提供できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例のドアホン子器を壁面に
埋込取付した状態を示す要部断面図である。
【図2】本考案に係る一実施例のドアホン子器の遮音ク
ッションを示す断面図である。
【図3】従来のドアホン子器を示す一部破断した正面図
である。
【図4】従来のドアホン子器を壁面に埋込取付した状態
を示す一部破断した側面図である。
【図5】従来のドアホン子器を壁面に埋込取付した状態
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 ドアホン子器 11 筺体 11f 筺体のスピーカー用通音孔 11g 筺体のマイクロホン用通音孔 13 カバー 13c カバーのスピーカー用通音孔 13d カバーのマイクロホン用通音孔 C 遮音クッション Can 環状部材(但しnは1,2,3の整数) Cbn 連結膜(但しnは1,2の整数)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカー用通音孔とマイクロホン用通
    音孔とを前面に備える筺体と、筺体の前面を覆うように
    取着され且つスピーカー用通音孔とマイクロホン用通音
    孔とを備えるカバーとを具備して成るドアホン子器にお
    いて、筺体とカバーとの間に介在してそれぞれのスピー
    カー用通音孔とそれぞれのマイクロホン用通音孔とのい
    ずれか一方を伸縮自在に連通する遮音クッションを設け
    たことを特徴とするドアホン子器。
  2. 【請求項2】 前記遮音クッションを、相互に嵌入可能
    な複数の環状部材と、該複数の環状部材をホーン状に連
    結する復元力を備えた可撓性の連結膜とを含んで構成し
    た請求項1記載のドアホン子器。
JP3500392U 1992-05-26 1992-05-26 ドアホン子器 Pending JPH0597154U (ja)

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JP3500392U JPH0597154U (ja) 1992-05-26 1992-05-26 ドアホン子器

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ID=12429932

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109817032A (zh) * 2017-11-20 2019-05-28 李冽柯 一种增强记忆的学习机

Cited By (1)

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