JP6840595B2 - インターホンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、インターホンシステムに関する。
従来、インターホンシステムを構成する居室親機に消音機能(ミュート機能)が付加されたものがある。
特開平11−127248号公報
しかしながら、従来のインターホンシステムでは、例えば使用者がミュート機能を設定したことを失念してしまった場合、来訪者の呼出に気づくことができない場合があった。このように、従来のインターホンシステムでは、ミュート機能の利便性に改善の余地があった。
本発明の目的は、ミュート機能の利便性を向上させることが可能なインターホンシステムを提供することである。
本発明にかかるインターホンシステムは、
呼出の操作を行うための玄関子機と、
前記玄関子機と通信可能に構成された居室親機と、
前記居室親機と通信可能な携帯端末と、
を備え、
前記居室親機は、
前記玄関子機からの呼出信号に基づいて呼出音を報知する居室報知部と、
前記呼出音の音量をミュート状態に設定することが可能なミュート設定部と、
前記呼出信号を前記携帯端末に送信可能な送信部と、
を有し、
前記携帯端末は、前記呼出信号に基づいて呼出動作を行う携帯報知部を有し、
前記居室親機が前記ミュート状態に設定されているとき、前記居室親機の送信部は前記玄関子機からの前記呼出信号を前記携帯端末に送信し、前記呼出信号に基づいて前記携帯報知部は呼出動作を行う。
上記構成によれば、居室親機がミュート状態に設定されているとき、呼出信号が携帯端末に送信されて、携帯端末が呼出動作(呼出音、振動、メッセージ等)を行う。このため、例えば使用者がミュート機能を設定したことを失念してしまった場合であっても、使用者は、自身の携帯端末の呼出動作によって来訪者の呼出に気づきやすくなる。このため、ミュート機能を設定する際の使用者の心理的な不安が減り、ミュート機能の使い勝手(利便性)が向上する。
本発明のインターホンシステムにおいて、所定の時間、前記呼出信号に基づいて前記携帯報知部が呼出動作を行っている状態が継続した場合、前記居室親機の前記ミュート状態は解除されて、前記居室報知部から呼出音が報知されてもよい。
上記構成によれば、例えば使用者が携帯端末から離れた位置にいて呼出動作に気付かなかった場合であっても、居室親機のミュート状態は自動的に解除されて、居室報知部から呼出音が報知される。このため、使用者は来訪者の呼出に気づきやすくなる。
本発明のインターホンシステムにおいて、前記携帯端末に所定時間の間に前記呼出信号に基づく二回以上の呼出が有った場合、前記居室親機の前記ミュート状態は解除されて、前記居室報知部から呼出音が報知されてもよい。
上記構成によれば、例えば使用者が携帯端末から離れた位置にいて二回以上の呼出に気付かなかった場合であっても、居室親機のミュート状態は自動的に解除されて、居室報知部から呼出音が報知される。このため、使用者は来訪者の呼出に気づきやすくなる。
本発明のインターホンシステムにおいて、前記携帯端末が前記呼出信号を受信した際に前記居室親機に向けて返信される応答信号が前記携帯端末から所定時間の間に返信されなかった場合、前記居室親機の前記ミュート状態は解除されて、前記居室報知部から呼出音が報知されてもよい。
上記構成によれば、例えば携帯端末のバッテリーが切れて使用不可の状態であった場合、居室親機のミュート状態が自動的に解除されて、居室報知部から呼出音が報知される。このため、来訪者の呼出に気づきやすくなる。
本発明のインターホンシステムにおいて、前記携帯端末は、居室の周辺に構築されたローカル通信網を介して前記居室親機と通信可能であるとともに、前記携帯端末が前記ローカル通信網から外れた位置に存在している場合には外部の公衆回線網を介して前記居室親機と通信可能であり、
前記携帯端末が前記ローカル通信網から外れた位置に移動したことが前記居室親機に検出されたとき、前記居室親機は前記ミュート状態に設定されてもよい。
上記構成によれば、携帯端末がローカル通信網から外れた位置に移動したとき、居室親機はミュート状態に自動的に設定される。このため、ミュート状態に設定する作業を手動で行うことが不要となり、ミュート機能の利便性が向上する。
本発明のインターホンシステムにおいて、前記携帯端末が前記ローカル通信網から外れた位置に移動した後、前記携帯端末が前記ローカル通信網内に移動したことが前記居室親機に検出されたとき、前記居室親機の前記ミュート状態は解除されてもよい。
上記構成によれば、携帯端末がローカル通信網内に再び戻ってきたとき、居室親機のミュート状態が自動的に解除される。このため、ミュート状態を解除する作業を手動で行うことが不要となり、ミュート機能の利便性が向上する。
本発明によれば、ミュート機能の利便性を向上させることが可能なインターホンシステムを提供することができる。
本発明の実施形態を示すインターホンシステムの概略構成図である。 本発明の実施形態を示すインターホンシステムの構成を説明する図であって、(a)は玄関子機の概略ブロック図、(b)は居室親機の概略ブロック図、(c)は携帯端末の概略ブロック図である。 居室親機におけるミュート状態の自動設定及び自動解除について説明する図であって、(a)は携帯端末がローカル通信エリアから外れた位置に存在する場合の構成図、(b)は携帯端末がローカル通信エリア内に存在する場合の構成図である。 複数台の携帯端末を備える場合の居室親機におけるミュート状態の自動設定及び自動解除について説明する図であって、(a)は全ての携帯端末がローカル通信エリア内に存在する場合の構成図、(b)は全ての携帯端末がローカル通信エリアから外れた位置に存在する場合の構成図、(c)は1台の携帯端末がローカル通信エリア内に存在する場合の構成図である。
以下、本実施形態の一例について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、インターホンシステム1は、玄関子機20と、居室親機30と、携帯端末50とを備えている。図1は、一戸建て住宅Jに設置されたインターホンシステム1を示している。
玄関子機20は、住宅Jの玄関に設置されて、居住者を呼び出して通話するために用いられる。居室親機30は、住宅Jの居室内に設置されて、玄関子機20からの呼び出しに対して応答するために用いられる。玄関子機20と居室親機30とは信号線Lを介して通信可能に構成されている。
図2(a)に示すように、玄関子機20は、玄関マイク21、玄関スピーカ22、呼出ボタン23、カメラ24、玄関子機CPU25及び玄関子機通信インターフェース27を備えている。玄関子機20は、住宅Jの居室内に在宅中の居住者を呼び出す際に、来訪者が所定の呼出操作を行うためのものであり、住宅Jの玄関における外壁面等に設けられている。
玄関マイク21及び玄関スピーカ22は、来訪者が居住者との間で通話をする際に、音声を入出力するためのものである。呼出ボタン23は、来訪者が居住者を呼び出すための呼出操作を行う際に来訪者によって操作される部分である。カメラ24は、呼出操作を行う来訪者を撮影するためのものである。
玄関マイク21、玄関スピーカ22、呼出ボタン23及びカメラ24は、玄関子機CPU25に接続されている。玄関子機CPU25には、玄関マイク21からの音声信号及びカメラ24からの映像信号が送信され、また、呼出ボタン23で操作されることで呼出ボタン23から入力信号が送信される。また、玄関子機CPU25は、玄関スピーカ22へ音声信号を出力する。玄関子機CPU25は、玄関子機20を制御する。玄関子機CPU25には、玄関子機通信インターフェース27が接続されており、これにより、玄関子機20は、玄関子機通信インターフェース27を介して玄関子機CPU25が居室親機30との間で信号の送受信を行う。
図2(b)に示すように、居室親機30は、親機マイク31、親機スピーカ(居室報知部の一例)32、親機操作部33、親機表示部34、居室親機CPU35、ミュート設定部36及び居室親機通信インターフェース(送信部の一例)37を備えている。居室親機30は、玄関子機20からの来訪者による呼出に応答するためのものであり、住宅Jにおける室内の壁面等に設けられている。
親機マイク31及び親機スピーカ32は、居住者が来訪者との間で通話をする際に、音声を入出力するためのものである。親機操作部33は、居住者によって操作される部分である。この親機操作部33は、玄関子機20からの呼出へ応対するための応対操作を受け付ける。例えば、親機操作部33を操作することで、玄関子機20からの呼出に応対すべく、来訪者との間での通話を可能としたり、エントランスの扉を開放する解除操作が行われる。親機表示部34は、玄関子機20のカメラ24で撮影された来訪者の映像を表示するためのものである。この親機表示部34は、タッチパネルからなるもので、この親機表示部34の一部も親機操作部33を構成している。ミュート設定部36は、居室親機CPU35に接続されている。このミュート設定部36は、親機操作部33からの操作等によって居室親機30に対してミュート状態の設定及びミュート状態の解除を行う。
親機マイク31、親機スピーカ32、親機操作部33及び親機表示部34は、居室親機CPU35に接続されている。居室親機CPU35には、親機マイク31からの音声信号が送信され、また、居室親機CPU35には、親機操作部33で操作されることで親機操作部33から入力信号が送信される。また、居室親機CPU35は、親機スピーカ32へ音声信号を出力し、親機表示部34へ映像信号を出力する。居室親機CPU35は、居室親機30を制御する。居室親機CPU35には、居室親機通信インターフェース37が接続されており、これにより、居室親機30は、居室親機通信インターフェース37を介して居室親機CPU35が玄関子機20との間で信号の送受信を行う。
また、この居室親機通信インターフェース37は、例えばWifi(登録商標)ルータなどの中継器からなる通信装置38に接続されている(図1参照)。これにより、居室親機通信インターフェース37は、通信装置38によって通信可能なエリア(Wifiエリア)であるローカル通信エリア(ローカル通信網の一例)LA内の通信機器との通信が可能とされている。さらに、居室親機通信インターフェース37は、通信ネットワークであるインターネット(公衆回線網の一例)Inにも接続されており、インターネットInを介した通信が可能とされている。
図2(c)に示すように、携帯端末50は、端末マイク51、端末スピーカ(携帯報知部の一例)52、端末操作部53、端末表示部54、携帯端末CPU55及び携帯端末通信インターフェース57を備えている。携帯端末50は、住宅Jの居住者に携帯される携帯電話やスマートフォン等の端末である。
端末マイク51及び端末スピーカ52は、携帯端末50の所有者が他の携帯端末50や固定電話等との間で通話をする際に、音声を入出力するためのものである。端末操作部53は、携帯端末50の所有者によって各種操作される部分である。
端末表示部54は、玄関子機20のカメラ24で撮影された来訪者の映像や各種の情報が表示可能とされている。この端末表示部54は、タッチパネルからなるもので、この端末表示部54の一部も端末操作部53を構成している。
端末マイク51、端末スピーカ52、端末操作部53及び端末表示部54は、携帯端末CPU55に接続されている。携帯端末CPU55には、端末マイク51からの音声信号が送信され、また、携帯端末CPU55には、端末操作部53で操作されることで端末操作部53から入力信号が送信される。また、携帯端末CPU55は、端末スピーカ52へ音声信号を出力し、端末表示部54へ映像信号を出力する。携帯端末CPU55は、携帯端末50を制御する。また、携帯端末50は、記憶部(図示略)に格納されているアプリケーションを用いた操作が可能とされている。
携帯端末CPU55には、携帯端末通信インターフェース57が接続されている。携帯端末通信インターフェース57は、ローカル通信エリアLA内に携帯端末50が入っている状態で通信装置38を介して居室親機30の居室親機通信インターフェース37と通信可能とされる。また、携帯端末通信インターフェース57は、インターネットInに接続可能であり、インターネットInを介した通信が可能とされている。そして、携帯端末50は、例えば電話番号やメールアドレスなどの端末特定情報を居室親機30に登録しておくことで、通信装置38あるいはインターネットInを介して、居室親機30と通信可能とされる。これにより、携帯端末50は、玄関子機20からの呼出信号を、居室親機30を介して受信可能とされている。
上記構成のインターホンシステム10では、来訪者が玄関子機20の呼出ボタン23を押下すると、居室親機30において、親機スピーカ32から呼出音が報知される。したがって、居住者は、来訪者の存在を認識し、必要に応じて居室親機30を操作して来訪者の呼出に対応する。なお、呼出音は、来訪者を知らせる電子音などの音だけでなく、来訪者を知らせるメッセージなどの音声も含まれる。
ところで、居住者は、休息時や夜間などにおいて、居室親機30における呼出音を鳴らしたくない場合がある。このような場合、居住者は居室親機30をミュート状態に設定し、居室親機30の親機スピーカ32からの呼出音を消音させることができる。しかし、居室親機30の親機スピーカ32からの呼出音が消音となると、ミュート状態であることを失念した場合に居住者が玄関子機20からの呼出に気が付かなくなるおそれがある。
このため、本実施形態に係るインターホンシステム10では、利便性を高めたミュート機能を備えている。
次に、上記構成のインターホンシステム10におけるミュート機能について説明する。
(ミュート状態の設定)
居室親機30は、居住者が居室親機30の親機操作部33を操作することによってミュート状態に設定される。また、居室親機30のミュート状態への設定操作は、携帯端末50のアプリケーションを操作することでも行うことができる。このように、居室親機30に対してミュート状態への設定操作が行われると、居室親機30のミュート設定部36によって居室親機30がミュート状態に設定される。
(ミュート状態での呼出)
居室親機30がミュート状態に設定された状態で、来訪者によって玄関子機20の呼出ボタン23が押下されると、居室親機30では、居室親機CPU35が親機スピーカ32からの呼出音の報知を行わず、居室親機通信インターフェース37から呼出信号を携帯端末50へ送信する。なお、居室親機30は、ミュート状態に設定された状態での呼出時に、呼出音の報知を行わないだけでなく、親機スピーカ32から僅かに呼出音が鳴るようにしてもよい。
携帯端末50では、携帯端末インターフェース57によって受信された呼出信号に基づいて携帯端末CPU55が呼出動作を行う。この携帯端末50における呼出動作は、端末スピーカ52からの呼出音やメッセージの報知あるいはバイブレータによる振動などである。したがって、携帯端末50を所持している居住者は、居室親機30がミュート状態であっても携帯端末50からの呼出動作によって来訪者を認識することができる。
(ミュート状態の解除)
(1)操作部の操作による手動解除
居室親機30は、居住者が居室親機30の親機操作部33を操作することによってミュート状態の設定が解除される。また、居室親機30のミュート状態の解除操作は、携帯端末50のアプリケーションを操作することでも行うことができる。このように、居室親機30に対してミュート状態の解除操作が行われると、居室親機30のミュート設定部36によって居室親機30のミュート状態が解除され、玄関子機20からの呼出に対して居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知されるようになる。
(2)呼出時間に基づく自動解除
呼出信号に基づいて携帯端末50が呼出動作を行っている状態が、予め設定された所定の時間継続した場合、居室親機30のミュート設定部36が居室親機30のミュート状態を自動的に解除する。これにより、玄関子機20からの呼出に対して居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知される。なお、所定の時間である呼出時間の設定は居住者によって変更可能とされている。
(3)呼出回数に基づく自動解除
携帯端末50において、予め設定された所定時間の間に呼出信号に基づく二回以上の呼出が有った場合、居室親機30のミュート設定部36が居室親機30のミュート状態を自動的に解除する。これにより、玄関子機20からの呼出に対して居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知される。なお、所定時間は、一回の呼出状態の時間であり、例えば、45秒程度とされている。
(4)携帯端末の状態に基づく自動解除
携帯端末50は、居室親機30から呼出信号を受信した際に、居室親機30に向けて応答信号を返信する。携帯端末50からの応答信号が居室親機30へ所定時間の間に返信されなかった場合、居室親機30のミュート設定部36が居室親機30のミュート状態を自動的に解除する。これにより、玄関子機20からの呼出に対して居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知される。例えば、携帯端末50のバッテリーの充電量が下がる、いわゆるバッテリー切れの状態となって使用不可の状態となって居室親機30への応答信号の返信ができなくなっているときなどにミュート状態が自動解除される。
以上、説明したように、本実施形態に係るインターホンシステム10によれば、居室親機30がミュート状態に設定されているとき、呼出信号が携帯端末50に送信されて、携帯端末50が呼出動作(呼出音、振動、メッセージ等)を行う。このため、例えば使用者がミュート機能を設定したことを失念してしまった場合であっても、居住者である使用者は、自身の携帯端末50の呼出動作によって来訪者の呼出に気づきやすくなる。このため、ミュート機能を設定する際の使用者の心理的な不安が減り、ミュート機能の使い勝手(利便性)が向上する。
また、呼出信号に基づいて携帯端末50が呼出動作を行っている状態が、予め設定された所定の時間継続した場合、居室親機30のミュート設定部36が居室親機30のミュート状態を自動的に解除するので、例えば使用者が携帯端末50から離れた位置にいて呼出動作に気付かなかった場合であっても、居室親機30のミュート状態が自動的に解除されて、親機スピーカ32から呼出音が報知される。このため、使用者は来訪者の呼出に気づきやすくなる。
さらに、携帯端末50において、予め設定された所定時間の間に呼出信号に基づく二回以上の呼出が有った場合、居室親機30のミュート設定部36が居室親機30のミュート状態を自動的に解除する。このため、例えば使用者が携帯端末50から離れた位置にいて二回以上の呼出に気付かなかった場合であっても、居室親機30のミュート状態が自動的に解除されて、親機スピーカ32から呼出音が報知される。このため、使用者は来訪者の呼出に気づきやすくなる。
また、携帯端末50からの応答信号が居室親機30へ所定時間の間に返信されなかった場合、居室親機30のミュート設定部36が居室親機30のミュート状態を自動的に解除するので、例えば携帯端末50のバッテリーが切れて使用不可の状態であった場合、居室親機30のミュート状態が自動的に解除されて、親機スピーカ32から呼出音が報知される。このため、来訪者の呼出に気づきやすくなる。
なお、上記実施形態では、親機操作部33によってミュート状態の設定及び解除を行うようにしたが、居室親機30にミュート状態の設定及び解除を行う別個のボタンを設けてもよい。
また、居室親機30のミュート状態の設定及び解除は、携帯端末50の位置に基づいて自動設定及び自動解除を行ってもよい。
次に、携帯端末50の位置に基づくミュート状態の自動設定及び自動解除について説明する。
(ミュート状態の自動設定)
図3(a)に示すように、携帯端末50がローカル通信エリアLAから外れた位置に存在すると、携帯端末50はインターネットInを介して居室親機30と通信可能となる。このように、携帯端末50がローカル通信エリアLAから外れた位置に移動すると、居室親機30は、携帯端末50との通信状態に基づいて、携帯端末50がローカル通信エリアLAから外れた位置に存在することを検出する。すると、居室親機30は、ミュート設定部36によってミュート状態に設定される。これにより、玄関子機20からの呼出に対して居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知されることなく、携帯端末50で呼出動作が行われる。例えば、居住者が携帯端末50を持って外出し、子供が住宅Jで留守番している場合に、居室親機30から呼出音が報知されて子供が勝手に応対するようなことがない。したがって、居住者は安心して外出することができる。
このように、携帯端末50がローカル通信エリアLAから外れた位置に移動したとき、居室親機30がミュート設定部36によってミュート状態に自動的に設定される。このため、ミュート状態に設定する作業を手動で行うことが不要となり、ミュート機能の利便性が向上する。
(ミュート状態の自動解除)
携帯端末50がローカル通信エリアLAから外れた位置に移動した後、図3(b)に示すように、ローカル通信エリアLA内に移動すると、携帯端末50は通信装置38を介して居室親機30と通信可能となる。このように、携帯端末50がローカル通信エリアLA内に移動すると、居室親機30は、携帯端末50との通信状態に基づいて、携帯端末50がローカル通信エリアLA内に存在することを検出する。すると、居室親機30は、ミュート設定部36によってミュート状態が解除される。これにより、玄関子機20からの呼出に対して居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知される。
このように、携帯端末50がローカル通信エリアLA内に再び戻ってきたとき、居室親機30のミュート状態がミュート設定部36によって自動的に解除される。このため、ミュート状態を解除する作業を手動で行うことが不要となり、ミュート機能の利便性が向上する。
次に、複数の携帯端末50が居室親機30に登録されている場合の自動設定及び自動解除について説明する。
(ミュート状態の自動設定)
図4(a)に示すように、複数台(本例では3台)の携帯端末50(50a,50b,50c)の電話番号が居室親機30に登録され、通信装置38あるいはインターネットInを介して居室親機30と通信可能とされている状態において、図4(b)に示すように、全ての携帯端末50がローカル通信エリアLAから外れた位置に移動すると、居室親機30は、それぞれの携帯端末50との通信状態に基づいて、全ての携帯端末50がローカル通信エリアLAから外れた位置に存在することを検出する。すると、居室親機30は、ミュート設定部36によってミュート状態に自動的に設定される。これにより、玄関子機20からの呼出に対して居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知されることなく、全て(3台)の携帯端末50で呼出動作が行われる。
なお、上記例に限らず、例えば、少なくとも一台の携帯端末50aがローカル通信エリアLAから外れた位置に移動した場合に、居室親機30が、外れた位置に移動した携帯端末50aとの通信状態に基づいて、その携帯端末50aがローカル通信エリアLAから外れた位置に存在することを検出し、ミュート設定部36によって居室親機30がミュート状態に自動的に設定される構成としても良い。
(ミュート状態の自動解除)
全ての携帯端末50がローカル通信エリアLAから外れた位置に移動してミュート状態に設定された後、図4(c)に示すように、少なくとも1台の携帯端末50bがローカル通信エリアLA内に移動することで、1台の携帯端末50bがローカル通信エリアLA内に存在することを居室親機30が検出すると、残り(2台)の携帯端末50a,50cがローカル通信エリアLAから外れた位置に存在していても、居室親機30のミュート設定部36によってミュート状態が解除される。
この場合の呼出動作について、例えば、まず、ローカル通信エリアLAから外れた位置の残り(2台)の携帯端末50a,50cが呼出動作を行う。携帯端末50a,50cによって応対がなされなかったとき、次に、ローカル通信エリアLA内の携帯端末50bが呼出動作を行う。そして、携帯端末50bでも応対がなされなかったとき、居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知される。
なお、呼出動作の順序については、ローカル通信エリアLAから外れた位置の残り(2台)の携帯端末50a,50cが呼出動作を行った後、次に、居室親機30の親機スピーカ32から呼出音が報知される構成としても良い。そして、居室親機30でも応対がなされなかったとき、ローカル通信エリアLA内の携帯端末50bが呼出動作を行うようにしても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、住宅Jにおけるローカル通信エリアLAは、通信装置38によって通信可能なエリア(Wifiエリア)に限らず、ジオフェンスの情報に基づいて設定されるエリアでもよい。例えば、携帯端末50にインストールされた専用のアプリケーションによって居室位置情報を事前に登録しておくことで、居室親機30の居室親機CPU35が住宅Jの仮想の範囲であるジオフェンスを求める。そして、このジオフェンスの情報を住宅Jのローカル通信エリアLAとして記録させる。
また、上記の実施形態では、戸建ての例を説明したが、集合住宅に本発明を適用しても良いことは明らかである。
10:インターホンシステム、20:玄関子機、30:居室親機、32:親機スピーカ(居室報知部の一例)、36:ミュート設定部、37:居室親機通信インターフェース(送信部の一例)、50:携帯端末、52:端末スピーカ(携帯報知部の一例)、LA:ローカル通信エリア(ローカル通信網の一例)、In:インターネット(公衆回線網の一例)

Claims (5)

  1. 呼出の操作を行うための玄関子機と、
    前記玄関子機と通信可能に構成された居室親機と、
    前記居室親機と通信可能な携帯端末と、
    を備え、
    前記居室親機は、
    前記玄関子機からの呼出信号に基づいて呼出音を報知する居室報知部と、
    前記呼出音の音量をミュート状態に設定することが可能なミュート設定部と、
    前記呼出信号を前記携帯端末に送信可能な送信部と、
    を有し、
    前記携帯端末は、前記呼出信号に基づいて呼出動作を行う携帯報知部を有し、
    前記居室親機が前記ミュート状態に設定されているとき、前記居室親機の送信部は前記玄関子機からの前記呼出信号を前記携帯端末に送信し、前記呼出信号に基づいて前記携帯報知部は呼出動作を行うように構成されるとともに
    所定の時間、前記呼出信号に基づいて前記携帯報知部が呼出動作を行っている状態が継続した場合、前記居室親機の前記ミュート状態は解除されて、前記居室報知部から呼出音が報知される
    インターホンシステム。
  2. 呼出の操作を行うための玄関子機と、
    前記玄関子機と通信可能に構成された居室親機と、
    前記居室親機と通信可能な携帯端末と、
    を備え、
    前記居室親機は、
    前記玄関子機からの呼出信号に基づいて呼出音を報知する居室報知部と、
    前記呼出音の音量をミュート状態に設定することが可能なミュート設定部と、
    前記呼出信号を前記携帯端末に送信可能な送信部と、
    を有し、
    前記携帯端末は、前記呼出信号に基づいて呼出動作を行う携帯報知部を有し、
    前記居室親機が前記ミュート状態に設定されているとき、前記居室親機の送信部は前記玄関子機からの前記呼出信号を前記携帯端末に送信し、前記呼出信号に基づいて前記携帯報知部は呼出動作を行うように構成されるとともに
    前記携帯端末に所定時間の間に前記呼出信号に基づく二回以上の呼出が有った場合、前記居室親機の前記ミュート状態は解除されて、前記居室報知部から呼出音が報知される、
    インターホンシステム。
  3. 呼出の操作を行うための玄関子機と、
    前記玄関子機と通信可能に構成された居室親機と、
    前記居室親機と通信可能な携帯端末と、
    を備え、
    前記居室親機は、
    前記玄関子機からの呼出信号に基づいて呼出音を報知する居室報知部と、
    前記呼出音の音量をミュート状態に設定することが可能なミュート設定部と、
    前記呼出信号を前記携帯端末に送信可能な送信部と、
    を有し、
    前記携帯端末は、前記呼出信号に基づいて呼出動作を行う携帯報知部を有し、
    前記居室親機が前記ミュート状態に設定されているとき、前記居室親機の送信部は前記玄関子機からの前記呼出信号を前記携帯端末に送信し、前記呼出信号に基づいて前記携帯報知部は呼出動作を行うように構成されるとともに
    前記携帯端末が前記呼出信号を受信した際に前記居室親機に向けて返信される応答信号が前記携帯端末から所定時間の間に返信されなかった場合、前記居室親機の前記ミュート状態は解除されて、前記居室報知部から呼出音が報知される、
    インターホンシステム。
  4. 前記携帯端末は、居室の周辺に構築されたローカル通信網を介して前記居室親機と通信可能であるとともに、前記携帯端末が前記ローカル通信網から外れた位置に存在している場合には外部の公衆回線網を介して前記居室親機と通信可能であり、
    前記携帯端末が前記ローカル通信網から外れた位置に移動したことが前記居室親機に検出されたとき、前記居室親機は前記ミュート状態に設定される、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
  5. 前記携帯端末が前記ローカル通信網から外れた位置に移動した後、前記携帯端末が前記ローカル通信網内に移動したことが前記居室親機に検出されたとき、前記居室親機の前記ミュート状態は解除される、
    請求項4に記載のインターホンシステム。
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