JPH0596912A - 重荷重用タイヤ - Google Patents

重荷重用タイヤ

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JPH0596912A
JPH0596912A JP3290693A JP29069391A JPH0596912A JP H0596912 A JPH0596912 A JP H0596912A JP 3290693 A JP3290693 A JP 3290693A JP 29069391 A JP29069391 A JP 29069391A JP H0596912 A JPH0596912 A JP H0596912A
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Noriyuki Takada
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】タイヤの偏摩耗を防ぎ耐久性を向上する。 【構成】偏平率が80%以下で4本の縦主溝3によりト
レッド部をタイヤ赤道を通るセンタリブ4、トレッド縁
に沿う外のリブ5、中間のリブ6に区切る重荷重用タイ
ヤであって、前記外のリブの外縁はジグザグに折曲がっ
ており、5%内圧状態において前記外縁のジグザグの中
心点である外縁点Qからタイヤ赤道点Pに至る距離x
を、トレッド巾の0.25〜0.275倍とするととも
に、5%内圧状態においてタイヤ赤道点とトレッド縁と
を通る円弧の曲率半径R、および5%内圧状態から標準
内圧状態となる間に前記外縁点がタイヤ半径方向に膨ら
む膨らみ量y2からタイヤ赤道点の膨らみ量y1を減じ
た差値Y=y2−y1は、 −0.001R+0.4mm≦Y≦−0.0035
7R+2.4mm の式を充足している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏摩耗、特にタイヤ赤道
に沿って摩耗するセンタ摩耗及び縦溝の縁部に沿って摩
耗するリバーウエアの発生を防ぎ耐久性を向上した高速
重荷重用タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばトラック、バス等に用いられる重
荷重用タイヤは、道路状況が改善されるに従い高速路を
走行する機会が増し、又長期に亘って使用されることと
なった。そのため従来では、タイヤの割れ等破損によっ
てタイヤの寿命が定まっていたのであるが、高速路を走
行する車両においては偏摩耗量が増大する傾向にあり、
従って耐摩耗性がタイヤの価値を左右することとなる。
【0003】又このような偏摩耗はタイヤ赤道に沿って
摩耗するいわゆるセンタ摩耗及びトレッド縁に近い縦溝
の溝縁に沿って摩耗するいわゆるリバーウエアが特に顕
著に発生していた。
【0004】又このような偏摩耗は、従来トレッドパタ
ーンの形状に起因すると考えられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし発明者は同一パ
ターンからなるタイヤであっても、センター摩耗が生じ
るタイヤと、リバーウエアが生じるタイヤとがあり、又
その摩耗量においても差があることに気付いたのであ
る。
【0006】発明者は前記要因を探究すべく鋭意研究の
結果、前記センター摩耗、リバーウエアは、従来考えら
れていたように、タイヤの曲率半径のみに関連するので
はなく、それ以外の要因が存在することを知り得たので
ある。
【0007】発明者は、従来未だ解析されたことがない
タイヤ内圧の膨らみ量、即ちタイヤにその形姿を保持さ
せるに必要な最小限の圧力である標準内圧の5%の圧力
を加えた時と標準圧力状態との寸法差と、センタ摩耗及
びリバーウエアとの関連に着目した。
【0008】そこでセンタ摩耗及びリバーウエアが著し
く生じた古タイヤと同形状、同サイズの新品タイヤにつ
いて、トレッド面の中央領域とショルダ領域とにおいて
それぞれ前記膨らみ量を測定した結果、センタ摩耗の著
しいタイヤは、中央領域に比してショルダ領域の膨らみ
量が大であること、他方、リバーウエアの著しいタイヤ
は逆に中央領域に比してショルダ領域の膨らみ量が小で
あることを確かめ得たのである。
【0009】従ってショルダ領域における膨らみ量と中
央領域における膨らみ量との差を規制することにより、
センタ摩耗又はリバーウエアの摩耗量を減じることが出
来、さらにはセンタ摩耗、リバウエア摩耗の何れも生じ
ないタイヤを形成しうることを見出し本発明を完成させ
たのである。
【0010】本発明は、5リブの高速重荷重用タイヤに
おいて、曲率半径及び、中間のリブの外側の縁上の点で
ある外縁点における膨らみ量y2からタイヤ赤道上の点
であるタイヤ赤道点における膨らみ量y1を減した差値
(Y=y2−y1)が −0.001R+0.4mm≦Y≦−0.00357R+2.4mm の式を充足することを基本として、偏摩耗の発生を防ぎ
耐久性をも高めうる高速重荷重用タイヤの提供を目的と
している。
【課題を解決するための手段】本発明は、偏平率が80
%以下かつトレッド面を周方向にのびる4本の縦主溝に
よりトレッド部をタイヤ赤道を通るセンタリブ、トレッ
ド縁に沿う1対の外のリブ及びセンタリブと外のリブと
の間の1対の中間のリブに区切る5リブの重荷重用タイ
ヤであって、前記外のリブの外縁はジグザグに折曲がっ
てタイヤ周方向にのびるとともに正規のリムにリム組み
されかつ標準内圧の5%の内圧を充填した5%内圧状態
において前記中間のリブのタイヤ軸方向外縁のジグザグ
の中心点である中間のリブの外縁点からタイヤ赤道点に
至るタイヤ軸方向の距離(x)を、トレッド縁間のタイ
ヤ軸方向の長さであるトレッド巾の0.25倍以上かつ
0.275倍以下とするとともに、5%内圧状態におい
てタイヤ赤道線上に中心を有しかつタイヤ赤道点とトレ
ッド縁とを通る円弧の曲率半径(R)、および5%内圧
状態から標準内圧状態となる間に中間のリブの前記外縁
点がタイヤ半径方向に膨らむ膨らみ量(y2)からタイ
ヤ赤道点の膨らみ量(y1)を減じた差値(Y=y2−
y1)が −0.001R+0.4mm≦Y≦−0.00357R+2.4mm の式を充足することを特徴とする重荷重用タイヤであ
る。
【0011】
【作用】中間のリブの外縁をジグザグに形成したため、
グリップ性が高まり牽引力を高めうる。
【0012】又前記した構成からなる中間のリブの外縁
点からタイヤ赤道点に至る距離xをトレッド巾の0.2
5倍以上かつ0.275倍以下としている。前記距離x
がトレッド巾の0.25倍未満では縦主溝がトレッド面
の中央域に集中し、トレッドショルダ領域には縦主溝が
存在しないことによって、トレッドショルダ領域の排水
性能が低下し、ウエット路面における制動機能が低下す
る。逆に前記距離xがトレッド巾の0.275倍をこえ
ると中間のリブの外縁がトレッド縁に近づく結果、該外
縁近傍において接地圧低下が生じることによって、タイ
ヤ周方向のすべりが助長され、外縁に沿ってリバーウエ
アなる偏摩耗が生じやすい。
【0013】トレッド面の曲率半径が変化することによ
って、接地面の形状及び面積が異なることが知られてい
る。即ち、タイヤサイズを固定した場合において、曲率
半径を小とすることによって接地面S1は図6に示す如
くタイヤ赤道CLを中心とする周方向にのびる一方、曲
率半径が大となれば図7に示す如く接地面S2がタイヤ
軸方向に拡がる鼓形となる。
【0014】ここで5%内圧状態とはタイヤの形態を整
えうる最小の内圧状体でタイヤの諸寸度を設定する際の
基本圧力を加えた状態をいう。しかしタイヤは標準内
圧、著しくは標準内圧に近い内圧で使用されるため、該
タイヤは、標準内圧状態のものでは5%内圧状態のとき
に比べてタイヤ半径方向及びタイヤ軸方向に膨らむこと
となる。又その膨らみ量はタイヤの厚さ、カーカス及び
ベルト層の配設位置で一様ではない。さらにこのような
膨らみはタイヤ全体に亘って均等ではないため、タイヤ
走行時における接地面積が変化し、それに対応して接地
面内の各部における接地圧分布も変化する。
【0015】従来の5リブタイヤにおいて図10に示す
如くセンターリブに生じるいわゆるセンター摩耗Mが生
じたタイヤについて、そのタイヤと同じ新品の5%内圧
状態と標準内圧状態との差である膨らみ量を測定したと
ころタイヤ赤道点Pにおける膨らみ量y1は、中間のリ
ブの外縁点Qにおける膨らみ量Y2よりも小である結果
が得られた。従ってその差値であるY=y2−y1は正
の値となりかつその標準内圧状態における接地面S3の
形状は図8に示す如く、センターリブ近傍でタイヤ周方
向の巾寸度が小となる巾狭部分h1が生じた鼓形形状と
なる。このような巾狭部分h1においては、接地圧が接
地面S3の他の位置に比べて低下し、接地圧低下によっ
てセンタ摩耗が生じることとなる。
【0016】又センタ摩耗は差値Yの他、前述の曲率半
径Rの大きさにも関連し、センタ摩耗の生じない範囲
は、差値Yと曲率半径Rとの関係において、 Y≦−0.00357R+2.4mm であることが確認し得たのである。
【0017】他方、図11に示す如く中間のリブの縁部
に生じるいわゆるリバーウエアNが生じたタイヤについ
て、前記したセンタ摩耗の調査と同じように、その新品
のタイヤについて、膨らみ量を測定したところタイヤ赤
道点Pにおける膨らみ量Y1は、前記外縁点Qの膨らみ
量Y1よりも大であり、その差値Y=y2−y1は負の
値となり標準内圧状態におけるその接地面S4の形状は
図9に示す如く中間のリブの前記外縁近傍でタイヤ周方
向の巾寸度が小となる巾狭部分h2、h2が生じた2重
の鼓形形状となる。この巾狭部分h2、h2において接
地圧が他の位に比べて低下する結果、リバーウエアが発
生するのである。
【0018】なおリバーウエアはセンタ摩耗と同様に曲
率半径Rにも関連し、リバーウエアの発生しない範囲は
差値Yと曲率半径Rとの関係において、 −0.001R+0.4mm≦Y であることが確認できた。
【0019】センタ摩耗M及びリバーウエアNの各発生
領域を曲率半径Rと前記差値Yとの関係で示したのが図
5に示すグラフである。このグラフから理解出来るよう
に、センタ摩耗M、及びリバーウエアNの何れも生じな
い領域Aが本願発明に係る高速重荷重用タイヤの範囲で
あり、これの範囲を式で表示すると次の如くなる。 −0.001R+0.4mm≦Y≦−0.00357R+2.4mm ─
【0020】前記式の範囲にあっては、標準圧状態に
おける接地面の形状が図4に示す如く凹凸のない滑らか
な矩形状となり接地圧分布が均等となる。
【0021】なお好ましくは前記曲率半径Rと差値Yと
の関係図5に示す一点鎖線で挟まれる範囲A1、これを
式で示すと、 −0.001R+0.5mm≦Y≦−0.00357R+3.4mm とするのが好ましい。
【0022】ちなみに、曲率半径R及び差値Yが前記式
の範囲にある複数個のタイヤ(図中○印、◎印で示
す)を試作し、耐久テストを行ったが、何れもセンタ摩
耗、リバーウエア等の偏摩耗は見られず良好であった。
【0023】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において重荷重用タイヤ1は、タイヤサイズが2
95/75R22.5を例示しており、タイヤ最大巾W
に対するタイヤ断面高さHの比である偏平率が80%以
下の偏平タイヤである。又重荷重用ラジアルタイヤ1は
トレッド面2Aを形成するトレッド部2からサイドウォ
ール部13をへてビード部14のビードコア15の周り
を折返すカーカス16とトレッド部12の内部かつカー
カス16の外側に配されるベルト層17とを具える。
【0024】カーカス16は、例えばナイロン、レーヨ
ン、ポリエステル、芳香族ポリアミド繊維などの有機繊
維又はスチールからなるカーカスコードをタイヤ赤道C
に対して本例では70〜90°の角度で傾けて配列した
ラジアル又はセミラジアル配列のカーカスプライを単数
又は複数枚、本例では1枚のスチールコードを用いたカ
ーカスプライにより形成される。
【0025】ベルト層17は単数又は複数枚、本例では
3枚のベルトプライ…からなり、各ベルトプライはカー
カスプライと同様にナイロン、レーヨン、ポリエステ
ル、芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維又はスチール
からなるベルトコードを互いに交差する向きに配してい
る。なお本実施例では前記ベルトプライは何れもスチー
ルコードを用いたベルトプライによって形成される。
【0026】トレッド面2Aには、タイヤ周方向にのび
かつタイヤ赤道Cに平行して配される4条の縦主溝3…
が設けられる。縦主溝3は、トレッド部2は、タイヤ赤
道Cを通るセンタリブ4とトレッド縁Eに沿う1対の外
のリブ5、5と、センタリブ4と外のリブ5との間に介
在する1対の中間のリブ6、6とに区切られた5リブの
リブパターンを有する。
【0027】縦主溝3は、本例ではセンタリブ4と中間
のリブ6とを区切る内側の縦主溝3A及び中間のリブ6
と外のリブ5とを区切る外側の縦主溝3Bをともにジグ
ザグ溝として形成している。又その開口部における溝巾
はトレッド縁E、E間のタイヤ軸方向の距離であるトレ
ッド巾WTの0.04〜0.06倍の範囲に、その溝深
さはトレッド巾WTの0.04〜0.08倍とするのが
好ましい。
【0028】このように外側の縦主溝3Bをジグザグ溝
と形成することによって、中間のリブ6の外側の縦主溝
3Bに向く外縁、即ちタイヤ軸方向側の外縁Fはジグザ
グに折れ曲がってタイヤ周方向にのびかつ周回する。
【0029】重荷重用タイヤ1を、正規のリムJにリム
組みしかつ該重荷重用タイヤに規定された標準内圧の5
%の内圧を充填した5%内圧状態において、前記外縁F
のジグザグの中心点である中間のリブの外縁点Qからト
レッド面のタイヤ赤道CL上の点であるタイヤ赤道点P
に至るタイヤ軸方向の距離xをトレッド巾WTの0.2
5〜0.275倍に設定する。
【0030】トレッド面2Aは5%内圧状態においてタ
イヤ赤道縁CL上に中心を有しかつ前記赤道点Pと両側
のトレッド縁E、Eを通る円弧によって形成され、その
曲率半径Rは重荷重用タイヤにあっては通常400mm〜
620mmの範囲に設定される。なおこのように設定され
た円弧は、前記外縁点Q又はその近傍を通ることとな
る。
【0031】又重荷重用タイヤ1は前記5%内圧状態か
ら内圧を高めることによって、トレッド部2を含むタイ
ヤ基体は膨らむのであるが、その膨らみ量はトレッド部
2に限定しても各位置において一様ではない。例えばト
レッド部2の厚さが不均一であること、カーカス16、
ベルト層17の構成、さらにはサイドウォール部13、
ビード部14の曲げ変形時においてトレッド部2に及ぼ
す影響等によって、トレッド面2Aは内圧の昇圧ととも
に複雑に変位する。本発明にあっては、センタ摩耗が生
じやすい赤道点Pにおける膨らみ量y1及びリバーウエ
アが生じやすい前記外縁点Qにおけるタイヤ半径方向に
膨らむ膨らみ量y2とを基準としている。
【0032】本発明は、前記外縁点Qがタイヤ半径方向
に膨らむ膨らみ量y2から前記タイヤ赤道点Pの膨らみ
量y1を減じた値である差値(Y=y2−y1)と前記
曲率半径R1とを、 −0.001R+0.4mm≦Y≦−0.00357R+2.4mm の式を充足させることにより、中間のリブの外縁がジグ
ザグであってもセンタ摩耗が生じることなく、又リバー
ウエイが生じることなく耐久性を高めることが出来る。
【0033】本発明において中間のリブの外縁がジグザ
グであるならば外のリブの中間のリブに向き合う縁部を
直線に形成してもよく、又内側の縦主溝は直線溝であっ
てもよい。このように本発明は種々な態様のものに変形
できる。
【0034】
【発明の効果】叙上の如く、本発明の重荷重用タイヤ
は、タイヤの曲率半径R、及び5%内圧状態から標準内
圧状態となる間に、中間のリブの外縁点における膨らみ
量からタイヤ赤道点の膨らみ量を減じた差値Yは −0.001R+0.4mm≦Y≦−0.00357R+2.4mm の式を充足することを要旨としているため、従来発生し
がちであったセンタ摩耗、リバーウエア等の偏摩耗が生
じることなく耐久性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】そのトレッド面を拡大して示す部分断面図であ
る。
【図3】そのトレッド面を展開して示す平面図である。
【図4】接地面の形状を略示する平面図である。
【図5】曲率半径と差値との関係を示すグラフである。
【図6】曲率半径が小の場合の接地面の形状を略示する
平面図である。
【図7】曲率半径が大の場合の接地面の形状を略示する
平面図である。
【図8】センタ摩耗が生じたタイヤの接地面の形状を略
示する平面図である。
【図9】リバーウエアが生じたタイヤの接地面の形状を
略示する平面図である。
【図10】センタ摩耗の発生を略示する断面図である。
【図11】リバーウエアの発生を略示する断面図であ
る。
【符号の説明】
2 トレッド部 2A トレッド面 3 縦主溝 4 センタリブ 5 外のリブ 6 中間のリブ CL タイヤ赤道線 E トレッド縁 F 中間のリブの外縁 J リム P タイヤ赤道点 Q 外縁点 R 曲率半径 WT トレッド巾 x 距離 y1、y2 膨らみ量
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】従来の5リブタイヤにおいて図10に示す
如くセンターリブに生じるいわゆるセンター摩耗Mが生
じたタイヤについて、そのタイヤと同じ新品の5%内圧
状態と標準内圧状態との差である膨らみ量を測定したと
ころタイヤ赤道点Pにおける膨らみ量y1は、中間のリ
ブの外縁点Qにおける膨らみ量y2よりも小である結果
が得られた。従ってその差値であるY=y2−y1は正
の値となりかつその標準内圧状態における接地面S3の
形状は図8に示す如く、センターリブ近傍でタイヤ周方
向の巾寸度が小となる巾狭部分h1が生じた鼓形形状と
なる。このような巾狭部分h1においては、接地圧が接
地面S3の他の位置に比べて低下し、接地圧低下によっ
てセンタ摩耗が生じることとなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】他方、図11に示す如く中間のリブの縁部
に生じるいわゆるリバーウエアNが生じたタイヤについ
て、前記したセンタ摩耗の調査と同じように、その新品
のタイヤについて、膨らみ量を測定したところタイヤ赤
道点Pにおける膨らみ量y1は、前記外縁点Qの膨らみ
量y2よりも大であり、その差値Y=y2−y1は負の
値となり標準内圧状態におけるその接地面S4の形状は
図9に示す如く中間のリブの前記外縁近傍でタイヤ周方
向の巾寸度が小となる巾狭部分h2、h2が生じた2重
の鼓形形状となる。この巾狭部分h2、h2において接
地圧が他の位に比べて低下する結果、リバーウエアが発
生するのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平率が80%以下かつトレッド面を周方
    向にのびる4本の縦主溝によりトレッド部をタイヤ赤道
    を通るセンタリブ、トレッド縁に沿う1対の外のリブ及
    びセンタリブと外のリブとの間の1対の中間のリブに区
    切る5リブの重荷重用タイヤであって、前記外のリブの
    外縁はジグザグに折曲がってタイヤ周方向にのびるとと
    もに正規のリムにリム組みされかつ標準内圧の5%の内
    圧を充填した5%内圧状態において前記中間のリブのタ
    イヤ軸方向外縁のジグザグの中心点である中間のリブの
    外縁点からタイヤ赤道点に至るタイヤ軸方向の距離
    (x)を、トレッド縁間のタイヤ軸方向の長さであるト
    レッド巾の0.25倍以上かつ0.275倍以下とする
    とともに、5%内圧状態においてタイヤ赤道線上に中心
    を有しかつタイヤ赤道点とトレッド縁とを通る円弧の曲
    率半径(R)、および5%内圧状態から標準内圧状態と
    なる間に中間のリブの前記外縁点がタイヤ半径方向に膨
    らむ膨らみ量(y2)からタイヤ赤道点の膨らみ量(y
    1)を減じた差値(Y=y2−y1)は次の式を充足す
    ることを特徴とする重荷重用タイヤ。 −0.001R+0.4mm≦Y≦−0.00357R+2.4mm
JP3290693A 1991-10-09 1991-10-09 重荷重用タイヤ Expired - Fee Related JP2672049B2 (ja)

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