JPH059676Y2 - - Google Patents

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JPH059676Y2
JPH059676Y2 JP10299590U JP10299590U JPH059676Y2 JP H059676 Y2 JPH059676 Y2 JP H059676Y2 JP 10299590 U JP10299590 U JP 10299590U JP 10299590 U JP10299590 U JP 10299590U JP H059676 Y2 JPH059676 Y2 JP H059676Y2
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JP
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scale plate
hub
coil spring
scale
time
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JP10299590U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案はタイムスイツチの目盛板装置、特に
目盛板をスムーズに回転させることができるよう
にすることに関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種のタイムスイツチの目盛板装置と
して第2図および第3図に示すものがあつた。図
において、1は基板、2はこの基板に固定されか
つ固定針201を有する固定軸、3は固定軸2に
回転自在に嵌合された金属製の回転ハブであつ
て、これには伝達歯車4がかしめ付などの手段に
より一体的に固定されている。5は同期電動機の
如き駆動源であつて、その出力歯車6は伝達歯車
4と噛合していて回転ハブ3を回転駆動する。7
は目盛板であつて、これには時刻目盛701(第
2図)が円周方向に付されており、更にその外周
部にはスイツチ開閉時刻を設定する設定子8を挿
入する一連の孔702が円周方向に設けられてい
る。この目盛板7は更にこれと一体的に合成樹脂
で形成されかつ前記回転ハブ3に回動自在に嵌合
された目盛ハブ9を有する。このように目盛板7
と目盛板ハブ9とを合成樹脂で一体的に形成する
のは部品点数を減らすことと製造が容易なためで
ある。目盛板ハブ9は回転ハブ3の大径部と同じ
外径であり、これらのハブ9,3の外周部にはこ
れらにまたがつて金属製のコイルばね10が弾着
嵌合されており、このコイルばね10は通常は両
ハブ9,3を共に回転させるように一体的に結合
するが、目盛板7に駆動源5によつて回動される
方向と同方向の外力が加えられた時には内径が拡
がり、目盛板ハブ9が回転ハブ3に対して回転す
るのを許容する方向に巻回されている。11は設
定子8により作動されるスイツチカム、12は前
記スイツチカム11により開閉されるスイツチで
ある。
次に動作について説明する。まず、設定子8を
スイツチ12を開閉すべき所望の時刻の孔702
に挿入する。駆動源5の回転は歯車6,4、コイ
ルばね10を介して目盛板7に伝達され、目盛板
7は一定方向に一定速度で回転される。そして設
定子8が固定針201に対向し、スイツチカム1
1と噛合つて、これを回転させた時にスイツチ1
2を作動させる。この時、目盛板7に作用する外
力、即ちスイツチカム11の反抗力の方向は目盛
板7の回転方向とは逆である。しかして、コイル
ばね10は少なくともスイツチカム11回転時の
反抗力によつては目盛板ハブ9と回転ハブ3とが
スリツプしない程度の初期締付力でこれら両ハブ
に弾着されているから、コイルばね10の内径が
締まり目盛板7と伝達歯車4との結合はますます
強固となり、目盛板7はスリツプすることなくス
イツチカム11を回動させ、スイツチ12を開閉
させる。
一方、固定針201に目盛板7の時刻目盛70
1を合わせる、いわゆる時刻合わせの際には、手
で目盛板7をコイルばね10の内径が拡がる方向
に回転させる。この時、コイルばね10の内径が
拡がつて、目盛板ハブ9と回転ハブ3に対する弾
着力が弱められ、コイルばね10と目盛板ハブ9
もしくは回転ハブ3との間でスリツプが生じ、目
盛板7のみを自由に手で回転させることができる
ようになる。
ところが、従来の装置においては目盛板ハブ9
が合成樹脂製であるため、コイルばね10の弾着
力に対して応力緩和現象が生じ、目盛板ハブ9の
コイルばね10の弾着部分の外径およびその部分
に対応した中心孔径が縮小方向に永久変形し、目
盛板ハブ9の孔径の縮小にともなつて、回転ハブ
3と目盛板ハブ9が直接回動不能に結合し、目盛
7の手動回動不能をきたしたり、あるいは目盛板
7を手動で回すとき不自然に大きな力を必要とす
るなどの問題点を有していた。特に前記応力緩和
現象は周囲温度が高い程顕著に発生する。
〔考案の概要〕
この考案は従来のもののかかる欠点を解決する
ためになされたもので、目盛板ハブの中心孔に円
筒状の金属パイプを挿入し、この金属パイプを介
して目盛板ハブを回転ハブに回動自在に遊嵌する
ように構成することで応力緩和現象による目盛板
ハブの回転ハブへの抱きつきを防止し、長期間安
定なスリツプ性能を維持しうるタイムスイツチの
目盛板装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図に基づいて
説明する。即ち、第1図において従来のものとの
相異点はコイルばね10を弾着した目盛板ハブ9
の弾着部分に対応した中心孔901に鉄、アルミ
ニウム、銅等の剛性を有する金属パイプ13を嵌
合させた上で回転ハブ3に回動可能に遊嵌して、
コイルばね10弾着部分の中心孔径が応力緩和現
象により縮小するのを防止した点である。金属パ
イプ13は目盛板ハブ9のコイルばね弾着部分の
ほぼ全長にわたつて設けるのが好ましい。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、目盛板ハブの
コイルばね弾着部分に金属パイプを設けたのでコ
イルばねによる応力緩和現象によつて中心孔径が
縮小方向に永久変形しようとしても金属パイプに
阻止されて従来のもののように回転ハブに目盛板
ハブが直接抱きつき結合することがないから初期
のスリツプ性能を長期間に亘つて維持することが
出来ると共に応力緩和現象による対策がなされた
ことから使用温度範囲の広いタイムスイツチを提
供することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の第3図と同様な
断面図、第2図は従来タイムスイツチの主要部の
平面図、第3図は第2図に線−に沿つた断面
図であり、図中同一符号は同一部または相当部を
示す。 なお、図中2は固定軸、3は回転ハブ、5は駆
動源、7は目盛板、701は時刻目盛、9は目盛
板ハブ、901は中心孔、10はコイルばね、1
3は金属パイプである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定軸に回動自在に嵌合されて駆動源から回転
    駆動される回転ハブ、時刻目盛を付した目盛板と
    一体的に合成樹脂で成形されかつ前記回転ハブの
    周囲に回動自在に嵌合された目盛板ハブおよび前
    記目盛板ハブと前記回転ハブとにまたがつて弾着
    嵌合されてこれら両ハブを通常は共に回転させる
    ように一体的に結合するが前記目盛板を所定の方
    向に回転させた時に前記目盛板ハブが回転ハブに
    対して回転するのを許容するコイルばねを有する
    タイムスイツチの目盛板装置において、前記コイ
    ルばねの弾着部分に対応する前記目盛板ハブの中
    心孔に金属パイプを遊嵌させたことを特徴とする
    タイムスイツチの目盛板装置。
JP10299590U 1990-09-27 1990-09-27 Expired - Lifetime JPH059676Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10299590U JPH059676Y2 (ja) 1990-09-27 1990-09-27

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JP10299590U JPH059676Y2 (ja) 1990-09-27 1990-09-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0355590U JPH0355590U (ja) 1991-05-29
JPH059676Y2 true JPH059676Y2 (ja) 1993-03-10

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ID=31651861

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