JPH0355914Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0355914Y2
JPH0355914Y2 JP1984157516U JP15751684U JPH0355914Y2 JP H0355914 Y2 JPH0355914 Y2 JP H0355914Y2 JP 1984157516 U JP1984157516 U JP 1984157516U JP 15751684 U JP15751684 U JP 15751684U JP H0355914 Y2 JPH0355914 Y2 JP H0355914Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timer
timer set
constant speed
time
speed rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984157516U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6172694U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984157516U priority Critical patent/JPH0355914Y2/ja
Publication of JPS6172694U publication Critical patent/JPS6172694U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0355914Y2 publication Critical patent/JPH0355914Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はタイマ付時計に関するものである。
[従来の技術] 従来からタイマ機構は良く知られ(例えば実開
昭54−120970号公報)、またアラーム付き時計も
良く知られており、今ではアラーム設定はかなり
精度良く行うことができるようになつている(特
開昭54−53570号公報)。
[解決しようとする課題] しかしタイマと目覚まし時計とは、各家庭に必
要なものでありながら別々の装置として構成され
ており、各家庭ではそれぞれを別々に使用せざる
を得ない。1つの枠体内にタイマの機構と目覚ま
し時計の機構とを一緒に組込むことは可能である
が、それでは部品点数が多くなり、コスト高とな
るのは明白である。
そこで本考案の目的は、分単位でのセツトが可
能なタイマと時計とを一体化し、タイマのセツト
が容易なタイマ付き時計を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の特徴は、時計機構により駆動される時
刻表示部および定速回転車と、タイマセツト時以
外はこの定速回転車と連動回転するタイマセツト
部材と、このタイマセツト部材に連動回転される
タイマセツト円板と、このタイマセツト円板と上
記定速回転車とに係合可能なタイマ始動カムと、
上記タイマセツト円板にセツトした時間と上記定
速回転車の回転時間が一致したときに作動するス
イツチとよりなるものであつて、上記タイマセツ
ト部材は時刻表示部の回りに同心的かつ回転自在
に設けてあるとともにタイマセツト目盛が反時計
方向に設けてあり、上記タイマ始動カムは、タイ
マセツト時以外およびタイマセツト時の到来時に
上記タイマセツト円板と上記定速回転車の各透孔
に嵌合可能であり、上記スイツチは、上記タイマ
始動カムが上記タイマセツト円板と上記定速回転
車の各透孔とに嵌合したときに作動するものであ
るところにある。
[実施例] 第1〜2図に示すように、時計機構Aによつて
時刻を表示する時刻表示部1があり、この時刻表
示の回りには、同心的に回転自在にタイマセツト
部材2が設けてある。タイマセツト部材2は、時
刻表示部1を覆う透明の前面カバー3と一体的に
形成してある。このタイマセツト部材2の前面に
設けられているタイマセツト目盛2aは、文字板
4上に表示してある時・分表示目盛1aと同心的
で、かつ反時計方向に表示してある。(第2図
示。) 時計機構Aは、第1図示のように、上板5a兼
用の時計枠5内に組み込まれているもので、この
上板と中板6と下板7とによつて区画された内部
には、秒針車8から中間車9、分針車10、日ノ
裏車11、時針車12への輪列が構成されてい
る。
また時針パイプ12aにアラーム車13が回転
自在に嵌合している。時針車12の下からアラー
ムカム14に形成してある突起が、アゲ部材15
に押され、時針車の透孔を貫通してアラーム車1
3に弾接している。アラームカム14の突起の形
状は、アラームセツト時刻の到来時にはアラーム
車13に形成してある透孔に嵌合し、アラームセ
ツト時には、この突起はこの透孔から容易に離脱
可能なように傾斜面を有するものであつて、この
アラーム車は通常のアラームセツト機構によつて
セツトされる。秒針車8は、モータ16のロータ
17に連動する駆動車18により回転駆動され
る。
次にタイマ機構について説明する。
第1図において、中板6と下板7とに軸受され
た軸19の最下部には、定速回転車である第2分
針車21が回転自在に支持してあり、この第2分
針車は、日ノ裏車11に噛合し、分針車10と同
様に60分に1回転の定速度で回転を行うものであ
る。
また軸19には、タイマセツト円板22および
タイマ始動カム23が回転自在に支持してある。
タイマセツト円板22は、第2分針車21と対
向しており、両者の対向位置には、それぞれ透孔
22a,21aが穿設してある。
タイマセツト円板22の上方に軸支してあるタ
イマ始動カム23の下面には、突起が一体的に立
設してある。そして、通常はタイマセツト円板2
2の透孔22aと第2分針車21の透孔21aと
が対向しているため、タイマ始動カム23の突起
は、接片24のばね力により、透孔22aを貫通
し、さらに第2分針車21の透孔21a内に係合
してスイツチSW1を閉じるようになつている。
タイマセツト円板22の上部にはタイマセツト
歯車22bが一体的に形成してある。
タイマセツト部材2は、その奥行部内面に内歯
2bが設けてあり、この内歯には、タイマセツト
歯車22bが噛合しており、そのためタイマセツ
ト部材2の回転は、タイマセツト歯車22bを介
してタイマセツト円板22に伝達される。
時計枠5の前端部には、内方へ屈成してわずか
に弾性を有する係止爪部5bが設けてあり、この
係止爪部は、タイマセツト部材2を脱出不能に係
止している。また時計枠5の前端部内面には、タ
イマセツト部材2の回転をスムースにするための
断面半円形状の突条5cが設けられ、この突条は
タイマセツト部材2の外周面に当接している。さ
らにタイマセツト部材2の奥行部の開口端面は、
時計枠5の内壁から突出する弾性を有するつば部
5dに当接している。このようにつば部5dと係
止爪部5bとにより、タイマセツト部材2は所定
位置に保持されている。
文字板4の前方(第1図上方)には、秒針2
5、分針26、時針27、アラーム針28が設け
てあり、さらにタイマセツト部材2には、この回
転操作を容易にするための操作突起29が設けて
ある。
第5図示のように、タイマのスイツチSW1
は、永久鳴止め用のスイツチSW2とブザーなど
の報時装置31と直列に電源32に接続してい
る。
次に本考案の作動について説明する。
単に時計として使用している時は、時計機構A
によつて時刻表示部1に時刻が表示される。この
時は、スイツチSW2は開いている。そしてこの
ように通常の時計としてのみ使用している時は、
タイマ始動カム23の突起は、タイマセツト円板
22の透孔22a、第2分針車21の透孔21a
に嵌合しており、第2分針車21、タイマセツト
円板22、タイマセツト部材2は一体的に回転す
る。したがつて時計機構Aの回転力は、日の裏車
11から第2分針車21、タイマ始動カム23、
タイマセツト円板22を介してタイマセツト部材
2に伝達され、タイマセツト部材2も回転してい
る。この時、タイマセツト部材2のタイマセツト
目盛2aの目盛「0」が分針26の先端に一致し
た状態で、このタイマセツト部材は連動回転する
ように設定されている。
次にタイマセツトの操作について説明する。第
2図では、時刻表示部1は10時10分を表示してい
る状態を示している。このとき30分間にタイマを
セツトするには、先ず第5図示のスイツチSW2
を閉じ、タイマセツト部材2の操作突起29に指
を掛けてこれを回転させ、第3図示のようにタイ
マセツト目盛2aの目盛「30」を分針26の先端
に対向させる。タイマセツト部材2が回転される
と、第1図示のように内歯2b、タイマセツト歯
車22bを介してタイマセツト円板22が連動回
転される。
このようにタイマセツト円板22が回転するた
め、タイマ始動カム23の突起の下端は、第2分
針車21の透孔21aから外れ、第1図示のよう
に、この第2分針車21の上面に、接片24のば
ね力によつて弾接している。
なおタイマ始動カム23の突起は、時計方向に
回転する際には、第2分針車21の透孔21aか
ら脱出可能なものである。
本実施例においては、第7,8図に示すよう
に、タイマ始動カム23の突起23aの先端部が
略三角形状に形成されている。すなわち突起の第
7図右方の側部が実質的に垂直面に形成され、左
方の側部が傾斜面に形成されている。そして、第
2分針車21の透孔22aは、右方の端面が実質
的に垂直面に形成されており、左方の端面がカム
23の突起の左側面と同様な傾斜面に形成されて
いる。また、タイマセツト円板22の透孔22a
の端面は左右いずれも実質的に垂直面に形成され
ている。このような構成であるため、第7図に示
すように透孔21aと透孔22aとが対向してい
るときは、この両透孔をタイマ始動カム23の突
起23aが貫通しており、第7図において右方か
ら左方へ回転する第2分針車21と一体的に、タ
イマ始動カム23、タイマセツト円板22、タイ
マセツト部材2が回転する。そして、タイマセツ
トするためタイマセツト部材2を時計方向に回転
させると、タイマセツト円板22が第7図右方か
ら左方へ回転し、突起23aはその傾斜面が透孔
21aの傾斜面と係合して上昇し、ついには突起
23aは透孔21aを脱出し第2分針車21上に
乗り上げる(第8図示)。その状態でタイマセツ
ト部材2を回すことにより、タイマセツト円板2
2、タイマ始動カム23は一体的に回転され、前
述のように所望のセツト時刻に対応する位置まで
移動される。
そして時の経過ともに分針26が、30分間回転
して40分を指すと、分針26の先端はタイマセツ
ト目盛り2aの目盛「0」に対向する。この間に
第2分針車21は、分針車10の回転に連動して
30分間の回転をし、タイマセツト円板22におい
てセツトされた時間と第2分針車21の回転時間
とが一致する。この位置で再び第7図示の状態と
なる。すなわち透孔21aと22aとは対向し、
タイマ始動カム23は、接点24に押圧されて落
下し、スイツチSW1は閉じる。そこで第5図示
の回路が閉じ、報時装置31によりセツト時刻の
到来を報時する。そして鳴止めを行うには、スイ
ツチSW2を開けばよい。
次にタイマを時間でセツトするのでなく、時刻
でタイマをセツトする場合について説明する。
第4図示のように、時刻が9時54分の時に、10
時半に報時装置31が作動するようにタイマをセ
ツトしたいときは、予めスイツチSW2を閉じ、
タイマセツト部材2を回転してタイマセツト目盛
2aの目盛「0」を分表示目盛1aの「6」に対
向させる。
これによりタイマセツト円板22は、分針26
の指す正時6分前からタイマセツト目盛2aの目
盛「0」に対向する分表示目盛1aの「6」で表
示される30分までの36分間にセツトされる。
そこで時の経過により分針26が10時半を指す
と、この分針の先端はタイマセツト目盛2aの目
盛「0」を指す。この間は、第2分針車21は、
分針車10の回転に連動して36分間の回転をし、
タイマセツト円板22にセツトした時間に一致す
る。このとき上記と同様に、タイマ始動カム23
の突起が落下してスイツチSW1を閉じ、報時装
置31が作動する。
もしこのような場合に、通常のタイマを使用す
るときは、10時30分から9時54分を差引いて36分
間を計算した上で、タイマを36分間にセツトしな
ければならず、セツトするのが面倒であるが、第
1〜4図示の例では、タイマセツト目盛2aの目
盛「0」を時・分表示目盛1aの「6」に一致さ
せるだけで36分間のタイマセツトが簡単にでき
る。報時を停止させるには、第5図示のスイツチ
SW2を開けばよい。
第6図の実施例は、タイマセツト部材20を透
明の前面カバー30と別部品とした例であつて、
この場合にはタイマセツト部材20は不透明の部
材でもよく、タイマセツト目盛は、その前面に表
示される。その他の構造及びセツトの操作は、第
1図示のものと同じである。
[効果] このようにこの考案では、タイマと時計とが一
体化されているため部品を共通に使用でき、その
ため部品点数を少なくでき、コストの低減に有効
である。また、タイマセツト部材が時刻表示部の
回りに同心的に形成してあり、タイマセツト目盛
が反時計方向に記載してあるので、タイマのセツ
トが容易であり、タイマのセツト時間や残り時間
も見やすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す拡大断面図、
第2図は正面図、第3図はタイマセツト状態の正
面図、第4図は他のタイマセツト方法を表示して
いる正面図、第5図はタイマの回路図、第6図は
他の実施例を示す断面図、第7図および第8図は
はタイマ始動カムとタイマセツト円板と定速回転
車との関係を示しており、第7図はその通常時お
よびセツト時刻到来時の状態を示す断面図、第8
図はそのタイマセツト時の状態を示す断面図であ
る。 A……時計機構、1……時刻表示部、2……タ
イマセツト部材、2a……タイマセツト目盛、2
1……定速回転車(第2分針車)、22……タイ
マセツト円板、23……タイマ始動カム、SW1
……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 時計機構と、この時計機構により駆動される
    時刻表示部と、上記時計機構により連動回転駆
    動される定速回転車と、この定速回転車と対向
    しているタイマセツト円板と、このタイマセツ
    ト円板と上記定速回転車とに係合可能なタイマ
    始動カムと、上記タイマセツト円板を連動回転
    させるタイマセツト部材と、上記タイマセツト
    円板にセツトした時間と上記定速回転車の回転
    時間が一致したときに作動するスイツチとから
    なり、 上記タイマセツト部材には、タイマセツト目
    盛が反時計方向に設けてあり、 上記タイマセツト円板には、透孔が形成して
    あり、 上記定速回転車には、上記タイマセツト円板
    の透孔と対向可能な位置に透孔が形成してあ
    り、 上記タイマ始動カムは、タイマセツト時およ
    びタイマセツト時間到来時には、上記タイマセ
    ツト円板と上記定速回転車の上記各透孔に嵌合
    可能であり、 上記タイマセツト部材は、時刻表示部の回り
    に同心的かつ回転自在に設けてあり、かつタイ
    マセツト時以外は上記定速回転車と連動回転す
    るものであり、 上記スイツチは、上記タイマ始動カムが、上
    記タイマセツト円板と上記定速回転車の各透孔
    に嵌合したときに作動するものである ことを特徴とするタイマ付時計。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、タ
    イマセツト部材は、前面カバーと一体的に形成
    されていることを特徴とするタイマ付時計。
JP1984157516U 1984-10-18 1984-10-18 Expired JPH0355914Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984157516U JPH0355914Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984157516U JPH0355914Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6172694U JPS6172694U (ja) 1986-05-17
JPH0355914Y2 true JPH0355914Y2 (ja) 1991-12-13

Family

ID=30715508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984157516U Expired JPH0355914Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0355914Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5131776B2 (ja) * 2009-01-30 2013-01-30 リズム時計工業株式会社 秒針支持構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453570A (en) * 1977-10-05 1979-04-26 Seiko Epson Corp Electronic watch with alarm

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035916Y2 (ja) * 1978-02-13 1985-10-24 ジエコ−株式会社 タイマ機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453570A (en) * 1977-10-05 1979-04-26 Seiko Epson Corp Electronic watch with alarm

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6172694U (ja) 1986-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4623261A (en) Electronic timepiece with a chronograph system
US4459031A (en) Electronic timepiece
JPH07113880A (ja) アナログ時計のアラーム機構
JP3024215B2 (ja) 電子時計
EP0655665B1 (en) Timepiece and its display switching mechanism
JPS586480Y2 (ja) 腕時計玩具
US5349572A (en) Clock dial
JPH0355914Y2 (ja)
EP0347251A3 (en) A multi-functional analog electronic watch
JPH01308992A (ja) 時計
JP2784393B2 (ja) 可動飾り付き時計
JP2529144Y2 (ja) 回転式文字板
US5007034A (en) Operation indicator of timepiece and so on
JPS6316715B2 (ja)
US2208366A (en) Clock
JPH0643754Y2 (ja) からくり時計
JPH0587950A (ja) 電子時計
JPS6142143Y2 (ja)
EP1684134B1 (en) Watch
JP2543846Y2 (ja) 回転式文字板の支持装置
JPH0435830Y2 (ja)
JPH0577998B2 (ja)
JPH0740235Y2 (ja) 目覚し時計
JPH11287873A (ja) 時 計
JP3699065B2 (ja) からくり時計