JPH0596623U - 油圧閉回路装備車両のずり落ち防止装置 - Google Patents

油圧閉回路装備車両のずり落ち防止装置

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JPH0596623U
JPH0596623U JP4528292U JP4528292U JPH0596623U JP H0596623 U JPH0596623 U JP H0596623U JP 4528292 U JP4528292 U JP 4528292U JP 4528292 U JP4528292 U JP 4528292U JP H0596623 U JPH0596623 U JP H0596623U
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JP
Japan
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pressure
hydraulic
main circuit
circuit
variable pump
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JP4528292U
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English (en)
Inventor
智 水川
賢次 枝
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来技術の油圧閉回路(HST機能をそなえ
た油圧回路)を装備したホイールローダが坂道で運転中
に、たとえば油圧配管の破損などが発生して主回路の油
圧が低下した場合には、走行不能になるだけでなく、車
輪が空転してずり落ち始めるので危険であった。この問
題点を解決する。 【構成】 油圧閉回路装備車両における主回路の油圧を
検出する手段を設け、その主回路内の油圧が所定の圧力
より低下したとき、上記油圧検出手段からの信号によ
り、警報器より警報を発するように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ホイールローダなど油圧閉回路を装備した作業車両の傾斜地面にお けるずり落ちを防止するためのずり落ち防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、油圧閉回路装備車両の一例であるホイールローダ1が坂道で走行運転 している状態を示す側面図である。図3は、従来技術のホイールローダ1がそな えている油圧閉回路の要部回路図である。図において、2は走行用の油圧閉回路 の主回路、3はエンジン、4は可変ポンプ、5は可変ポンプ4のレギュレータ、 6はチャージングポンプ、7はメータリングオリフィス、8は走行用の油圧モー タ、9は前進流れ側油路、10は後進流れ側油路、11は前後進切換弁である。 上記可変ポンプ4/油圧モータ8を用いた構成はHST(油圧電動装置)とよば れているが、そのHSTを図2及び図3について述べる。エンジン3を回転させ 、変速レバー(図示しない)の前後進段を操作して前後進切換弁11を切換える と、チャージングポンプ6からの油圧がレギュレータ5に作用し、ホイールロー ダ1は前進(又は後進)を行う。すなわちこの場合に可変ポンプ4からの吐出圧 油は、前進流れ側油路(往路)9を通じて油圧モータ8に供給され、その油圧モ ータ8からの圧油が、後進流れ側油路(復路)10を経て、可変ポンプ4に戻さ れる。そしてチャージングポンプ6はエンジン3の回転数に比例して回転するの で、ホイールローダ1はアクセル踏込操作によるエンジン3のスロットル開度に 比例した走行速度が得られる。
【0003】 なお上記ホイールローダ1が因みにトルコン式車両であれば、そのホイールロ ーダ1はアクセルを踏むと傾斜面の坂を登り、またアクセルを緩めると車体重量 により後向きに坂をずり落ちる(ただしこの場合のずり落ちは作業時における運 転操作であって、ホイールローダ1の車輪は正常な回転を行う)ことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の油圧閉回路(すなわちHST機能をそなえた油圧回路)を装備した ホイールローダが坂道で運転中に、たとえば油圧配管の破損などが発生して主回 路の油圧が低下した場合には、走行不能になるだけでなく、車輪が空転してずり 落ち始めるので危険であった。本考案は、上記の問題点を解決することを目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のずり落ち防止装置では、ホイールローダに装備している油圧閉回路に おける主回路に、その主回路の油圧を検出する圧力スイッチを接続し、その圧力 スイッチを、所定の油圧が主回路に存在するときにはオフ状態とし、上記油圧が 所定の圧力より低下したときにはオン作動するように設定し、また電源と、上記 圧力スイッチと、パーキングブレーキスイッチと、警報器を直列に接続し、かつ 上記パーキングブレーキスイッチをパーキングブレーキが掛けられていないとき にはオン状態とし、パーキングブレーキがブレーキ作動されたときにはオフ作動 するように設定し、主回路の油圧が所定の圧力より低下したときには警報器が警 報を発生するようにし、その状態のときパーキングブレーキを掛けることにより 警報の発生を停止させることができるようにした。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案のず り落ち防止装置を示す回路図である。図において、従来技術と同一構成要素を使 用するものに対しては同符号を付す。12はずり落ち防止装置の電気回路、13 は電源、14は圧力スイッチ、15はパーキングブレーキスイッチ、16は警報 ランプ,ブザーなど警報器である。
【0007】 次に、本考案のずり落ち防止装置の構成を図1について述べる。本考案では、 主回路2の前進流れ側油室9(以下、油路9という)に、その油路9の油圧を検 出する圧力スイッチ14を接続し、その圧力スイッチ14を、所定の油圧P(圧 力P以上の油圧を含む)が油路9に存在するときにはオフ状態とし、上記油圧が 所定の圧力Pより低下したときにはオン作動するように設定し、また電源13と 、上記圧力スイッチ14と、パーキングブレーキスイッチ15と、警報器16を 直列に接続し、かつ上記パーキングブレーキスイッチ15をパーキングブレーキ (図示しない)が掛けられていないときにはオン状態とし、パーキングブレーキ がブレーキ作動されたときにはオフ作動するように設定し、油路9の油圧が所定 の圧力Pより低下したときには警報器16が警報を発生するようにし、その状態 のときパーキングブレーキを掛けることにより警報の発生を停止できるようにし た。
【0008】 次に、本考案のずり落ち防止装置の作用について述べる。まず第1の場合とし て、ホイールローダが傾斜面上にて主回路2に異常なく走行運転を行っている場 合について述べる。主回路2の油路9には所定の圧力P以上の油圧が存在するの で、その油圧はパイロット油路17を通じて圧力スイッチ14に作用し、圧力ス イッチ14はオフ状態になっている。電気回路12が非通電であるので、警報器 16の警報発生はない。
【0009】 次に第2の場合として、ホイールローダが傾斜面上にて走行運転を行っている とき主回路2に異常が発生し、油路9の油圧が低下した時点の場合について述べ る。油路9の油圧が所定の圧力Pより低下したとき、圧力スイッチ14はその内 蔵ばね18のばね力によりオン作動する。またこの場合走行運転中であるので、 パーキングブレーキは掛けられてなく、パーキングブレーキスイッチ15はオン 状態のままである。電気回路12は通電し、警報器16が警報を発生する。した がって運転者は、ホイールローダのずり落ちの危険が発生したことを確認するこ とができる。
【0010】 次に第3の場合として,第2の場合の危険状態が発生した時点の対応操作につ いて述べる。運転者が警報器16からの警報発生を認知したとき、直ちにパーキ ングブレーキをブレーキ作動させる。そのブレーキ作動により、パーキングブレ ーキスイッチ15はオン状態よりオフ作動する.電気回路12は非通電となり、 警報器16の発生は停止する。運転者はパーキングブレーキが掛けられた状態に なったことを確認できるし、またそのパーキングブレーキのブレーキ作動により ホイールローダのずり落ち事故を防止することができる。
【0011】
【考案の効果】
従来技術の油圧閉回路(すなわちHST機能をそなえた油圧回路)を装備した ホイールローダが坂道で運転中に、たとえば油圧配管の破損などが発生して主回 路の油圧が低下した場合には、走行不能になるだけでなく、車輪が空転してずり 落ち始めるので危険であった。しかし本考案では、ホイールローダに装備してい る油圧閉回路における主回路の油圧を検出する手段を設け、その主回路内の油圧 が所定の圧力より低下したとき、上記油圧検出手段からの信号により、警報器よ り警報を発するようにした。それによりホイールローダが坂道など傾斜面上にて 走行運転を行っている場合に油圧閉回路に異常が発生してその主回路の油圧が低 下すると、警報器が警報を発生する。運転者がその警報を認知してパーキングブ レーキを掛けると、パーキングブレーキがブレーキ作動され、その時点に警報の 発生が停止される。したがって本考案のずり落ち防止装置をそなえたホイールロ ーダでは,傾斜面走行運転時のずり落ち事故を防止し、安全性を向上させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のずり落ち防止装置を示す回路図であ
る。
【図2】ホイールローダが坂道で走行運転している状態
を示す側面図である。
【図3】従来技術のホイールローダがそなえている油圧
閉回路の要部回路図である。
【符号の説明】
1 ホイールローダ 2 主回路 3 エンジン 4 可変ポンプ 8 油圧モータ 9 前進流れ側油路 10 後進流れ側油路 12 電気回路 13 電源 14 圧力スイッチ 15 パーキングブレーキスイッチ 16 警報器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変ポンプと、その可変ポンプからの圧
    油により駆動される走行用の油圧モータと、上記可変ポ
    ンプから油圧モータに圧油を供給するための前進流れ側
    油路と、上記油圧モータから可変ポンプに圧油を戻すた
    めの後進流れ側油路とからなる主回路をそなえている油
    圧閉回路装備車両において、主回路の油圧を検出する手
    段を設け、その主回路内の油圧が所定の圧力より低下し
    たとき、上記油圧検出手段からの信号により、警報器よ
    り警報を発するようにしたことを特徴とする油圧閉回路
    装備車両のずり落ち防止装置。
  2. 【請求項2】 可変ポンプと、その可変ポンプからの圧
    油により駆動される走行用の油圧モータと、上記可変ポ
    ンプから油圧モータに圧油を供給するための前進流れ側
    油路と、上記油圧モータから可変ポンプに圧油を戻すた
    めの後進流れ側油路とからなる主回路をそなえている油
    圧閉回路装備車両において、主回路に、その主回路の油
    圧を検出する圧力スイッチを接続し、その圧力スイッチ
    を、所定の油圧が主回路に存在するときにはオフ状態と
    し、上記油圧が所定の圧力より低下したときにはオン作
    動するように設定し、また電源と、上記圧力スイッチ
    と、パーキングブレーキスイッチと、警報器を直列に接
    続し、かつ上記パーキングブレーキスイッチをパーキン
    グブレーキが掛けられていないときにはオン状態とし、
    パーキングブレーキがブレーキ作動されたときにはオフ
    作動するように設定し、主回路の油圧が所定の圧力より
    低下したときには警報器が警報を発生するようにし、そ
    の状態のときパーキングブレーキを掛けることにより警
    報の発生を停止させることができるようにしたことを特
    徴とする油圧閉回路装備車両のずり落ち防止装置。
JP4528292U 1992-06-06 1992-06-06 油圧閉回路装備車両のずり落ち防止装置 Pending JPH0596623U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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