JPH0595448A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH0595448A
JPH0595448A JP3278881A JP27888191A JPH0595448A JP H0595448 A JPH0595448 A JP H0595448A JP 3278881 A JP3278881 A JP 3278881A JP 27888191 A JP27888191 A JP 27888191A JP H0595448 A JPH0595448 A JP H0595448A
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JP
Japan
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signal
line sensor
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blue
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JP3278881A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Takasaki
良美 高崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平方向の解像度を向上させる。 【構成】 ラインセンサ11により被読み取り画像1に
対して主走査及び副走査を行って所定のフォーマットの
ビデオ信号を得る。ラインセンサ11から緑色信号G14
を得るときには、ラインセンサ11から赤色信号R14及
び青色信号B14を得るときに比べ、ラインセンサ11
が、副走査の方向における1/2画素区間だけずれた位
置にあるとき、ラインセンサ11に読み出しクロックRD
CKを供給する。第2のメモリ15Gから緑色信号G14を
読み出すときには、第1及び第3のメモリ15R、15
Bから赤色信号R14及び青色信号B14を読み出すときに
比べ、読み出しのタイミングを1/2画素期間ずらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラーフィルムなど
における画像を読み取ってビデオ信号を得るための画像
読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージスキャナやフィルムスキャナの
ような画像読み取り装置によれば、紙などに印刷された
画像やカラーフィルム上の画像を読み取ってビデオ信号
を得ることができる。
【0003】まず、そのような画像読み取り装置の一例
について、図1により説明する。
【0004】図1において、1は被読み取り画像を示
し、この例においては、簡単のため、35mmのリバーサル
フィルムとする。また、20は、この装置の各部の動作
あるいは処理を統括的に制御するマイクロコンピュータ
を示し、30は各種のタイミングのクロックを形成する
クロック形成回路を示す。
【0005】そして、光源2からの白色光が、色分解フ
ィルタ3を通じてフィルム1に照射され、このフィルム
1の画像が撮像レンズ4によりラインセンサ11に結像
される。この場合、フィルム1は、撮像時に、駆動用モ
ータ21により、水平方向H(副走査方向)に所定の速
度で移動するようにされている。さらに、色分解フィル
タ3は、3原色光をそれぞれ透過させるフィルタ部、す
なわち、赤色光を透過させるフィルタ部Rと、緑色光を
透過させるフィルタ部Gと、青色光を透過させるフィル
タ部Bとを有するとともに、駆動用モータ23により回
転させられ、フィルタ部R〜Bが、光源2とフィルム1
との間の光路上に順に位置するようにされている。
【0006】さらに、ラインセンサ11は、例えば512
画素のフォトセンサ部を有するとともに、その配列方向
が垂直方向V(主走査方向)となるようにレンズ4の結
像位置に設けられ、クロック形成回路30から垂直走査
用の読み出しクロックRDCKが供給される。
【0007】また、12は利得制御アンプ、13はガン
マ補正アンプ、14は例えば8ビットのA/Dコンバー
タ、15R〜15Bはフレームメモリを示す。そして、
ガンマ補正アンプ13は、被読み取り画像1が、リバー
サルフィルムのとき、ネガフィルムのとき、一般の原稿
のときなどに対応して最適なガンマ補正を行うものであ
り、その補正特性がマイコン20からの制御信号により
制御される。また、フレームメモリ15R〜15Bは、
例えば図2に示すように、それぞれ512 画素(垂直方向
V)×768 画素(水平方向H)分の容量を有し、その書
き込み、読み出し及びそれらのアドレスがメモリコント
ローラ50により制御される。
【0008】さらに、16R〜16Bはルックアップテ
ーブル、17R〜17BはD/Aコンバータ、18はマ
トリックス回路を示す。この場合、ルックアップテーブ
ル16R〜16Bは、被読み取り画像1の種類などに対
応して色相や階調などの補正を行うためのものであり、
その補正内容はマイコン20により制御される。さら
に、マトリックス回路18は、3原色信号から輝度信号
及び色差信号を形成するためのものである。
【0009】そして、フィルム1の読み取りは、次のよ
うにして行われる。すなわち、マイコン20によりモー
タ23が制御され、色分解フィルタ3の赤色フィルタ部
Rが光源2とフィルム1との間の光路上に位置される。
続いて、マイコン20によりモータ21が制御され、目
的とする駒を対象としてフィルム1が所定の速度で水平
方向Hに移送されるとともに、マイコン20からライン
センサ11に読み出しクロックRDCKが供給される。
【0010】したがって、ラインセンサ11からは、フ
ィルム1の移動速度及び読み出しクロックRDCKの周波数
に対応した速度で、フィルム1の目的とする駒の赤色成
分の撮像信号S11が取り出される。
【0011】そして、この赤色成分の信号S11が、アン
プ12及びガンマ補正アンプ13を通じてA/Dコンバ
ータ14に供給されてデジタル赤色信号R14にA/D変
換され、この信号R14がフレームメモリ15Rに順に書
き込まれる。なお、このときの書き込みアドレスは、ラ
インセンサ11の垂直及び水平走査位置に対応したアド
レスとされる。すなわち、書き込みアドレスは、垂直方
向に1画素分ずつインクリメントされるとともに、1垂
直走査分が終了するごとに1画素分だけ水平方向にイン
クリメントされる。
【0012】こうして、フィルム1の目的とする駒がラ
インセンサ11により撮像され、その1フレーム分の赤
色信号R14がフレームメモリ15Rにストアされる。
【0013】次に、モータ23により色分解フィルタ3
の緑色フィルタ部Gが光源2とフィルム1との間の光路
上に位置されるとともに、モータ21により目的とする
駒を対象としてフィルム1が所定の速度で水平方向Hに
移送される。
【0014】したがって、ラインセンサ11からは、フ
ィルム1の目的とする駒の緑色成分の撮像信号S11が取
り出され、この信号S11がA/Dコンバータ14により
デジタル緑色信号G14にA/D変換され、この信号G14
がフレームメモリ15Gに順に書き込まれる。こうし
て、フィルム1の目的とする駒の1フレーム分の緑色信
号G14がフレームメモリ15Gにストアされる。
【0015】続いて、モータ23により色分解フィルタ
3の青色フィルタ部Bが光源2とフィルム1との間の光
路上に位置されるとともに、モータ21により目的とす
る駒を対象としてフィルム1が所定の速度で水平方向H
に移送される。
【0016】したがって、ラインセンサ11からは、フ
ィルム1の目的とする駒の青色成分の撮像信号S11が取
り出され、この信号S11がA/Dコンバータ14により
デジタル青色信号B14のA/D変換され、この信号B14
がフレームメモリ15Bに順に書き込まれる。こうし
て、フィルム1の目的とする駒の1フレーム分の青色信
号B14がフレームメモリ15Bにストアされる。
【0017】こうして、フィルム1の目的とする駒が、
色分解フィルタ3及びラインセンサ11により面順次に
撮像され、そのデジタル色信号R14〜B14が、フレーム
メモリ15R〜15Bにそれぞれストアされる。
【0018】続いて、メモリ15R〜15Bに対して、
読み出しが実行される。この場合、その読み出しアドレ
スは、水平方向に1画素分ずつインクリメントされると
ともに、1水平走査分が終了するごとに2ライン分だけ
垂直方向にインクリメントされる。また、このときの読
み出し速度は、例えばNTSC方式の同期速度に対応し
たものとされるとともに、この読み出しは、1フレーム
分ごとに繰り返される。したがって、メモリ15R〜1
5Bからは、NTSC方式における同期速度のデジタル
色信号R15〜B15が取り出される。
【0019】そして、この信号R15〜B15がルックアッ
プテーブル16R〜16Bを通じてD/Aコンバータ1
7R〜17Bに供給されてアナログ色信号R17〜B17に
D/A変換され、この信号R17〜B17がマトリックス回
路18に供給され、出力端子19Y、19R、19B
に、NTSC方式における輝度信号Y18、赤及び青の色
差信号R18、B18が取り出される。
【0020】以上が、画像読み取り装置の一般的な構成
及びその動作である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ラインセン
サ11に供給される読み出しクロックRDCKの周波数は、
色副搬送周波数の整数倍、一般には4倍(NTSC方式
の場合、ほぼ14.3MHz)とされる。すると、上述のよう
に、垂直方向Vの有効な画素数は512 画素となり、水平
方向Hの有効な画素数は756 画素となる。また、CRT
ディスプレイのアスペクト比は、3/4である。
【0022】したがって、水平方向の解像度は、 756 画素×(3/4)=567 画素 となり、これが、NTSC方式の場合の水平方向の解像
度の理論的な上限となってしまう。
【0023】この発明は、このような点にかんがみ、C
CDラインセンサ11のフォトセンサ部の数やメモリ1
5R〜15Bの容量を増加させることなく、水平方向の
解像度を向上させようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、ラインセンサ11に読み出しクロックRDCKを供給し
て被読み取り画像1に対する主走査を行うとともに、ラ
インセンサ11と、被読み取り画像1とを、主走査の方
向とは直交する方向に相対的に移動させて被読み取り画
像1に対する副走査を行い、主走査及び副走査により被
読み取り画像1の赤色信号R14、緑色信号G14及び青色
信号B14を得、これら赤色信号R14、緑色信号G14及び
青色信号B14を、第1〜第3のメモリ15R〜15Bの
主走査及び副走査に対応したアドレスにそれぞれ書き込
み、これら第1〜第3のメモリ15R〜15Bの赤色信
号R14、緑色信号G14及び青色信号B14を、所定のアド
レスの順番でそれぞれ読み出して所定のフォーマットの
色信号を得るようにした画像読み取り装置において、ラ
インセンサ11から緑色信号G14を得るときには、ライ
ンセンサ11から赤色信号R14及び青色信号B14を得る
ときに比べ、ラインセンサ11が、副走査の方向におけ
る1/2画素区間だけずれた位置にあるとき、ラインセ
ンサ11に読み出しクロックRDCKを供給し、第2のメモ
リ15Gから緑色信号G14を読み出すときには、第1及
び第3のメモリ15R、15Bから赤色信号R14及び青
色信号B14を読み出すときに比べ、読み出しのタイミン
グを1/2画素期間ずらすようにしたものである。
【0025】
【作用】緑色信号G14を得るときのラインセンサ11の
走査位置Hj が、赤色信号R14及び青色信号B14を得る
ときのラインセンサ11の走査位置Hi に対して、1/
2画素区間ずれることになり、ラインセンサ11のフォ
トセンサ部の数やメモリ15R〜15Bの容量を増加さ
せなくても、水平方向の解像度が向上する。
【0026】
【実施例】この発明においても、回路全体は図1に示す
ように構成されるとともに、特にラインセンサ11及び
メモリ15R〜15Bは上述の通りの構成とされる。ま
た、各回路の動作も以下を除いて上述と同様とされる。
【0027】すなわち、図1の装置においては、ライン
センサ11が静止していてフィルム1が水平方向Hに移
動して水平走査が行われるが、これは、フィルム1が静
止していてラインセンサ11が逆方向に移動するのと等
価なので、以後の説明においては、簡単のため、図3A
に示すように、センサ11が水平走査方向HSに移動して
水平走査が行われるとする。
【0028】さらに、図3Aに実線で示す位置Hi (i
=0〜767 )が、ラインセンサ11の垂直走査時におけ
る本来の水平走査位置であり、従来においては、ライン
センサ11が、位置Hi に位置すると、ラインセンサ1
1に垂直走査用の読み出しクロックRDCKが供給されてセ
ンサ11から1垂直走査分(512 画素分)の信号S11が
取り出されたとする。つまり、位置Hi が、水平走査方
向HSにおいて、ラインセンサ11が本来位置すべき1画
素ごとの水平位置であるとする。また、この位置Hi と
次の位置H(i+1) との中間の水平位置、すなわち、位置
Hi から水平走査方向HSに1/2画素区間だけずれた位
置を、位置Hj (j =i +.5)とする。
【0029】すると、この例においては、赤色信号R14
を得るための走査時には、ラインセンサ11を、1垂直
走査ごとに、位置Hi に順にステップ的に移動させると
ともに、図3Bに示すように、ラインセンサ11が、位
置Hi に位置するごとに、ラインセンサ11に垂直走査
用の読み出しクロックRDCKを供給して赤色信号R14を取
り出し、この信号R14を、上述のようにメモリ15Rの
走査位置に対応するアドレスに書き込む。
【0030】また、緑色信号G14を得るための走査時に
は、ラインセンサ11を、1垂直走査ごとに、位置Hj
に順にステップ的に移動させるとともに、図3Cに示す
ように、ラインセンサ11が、位置Hj に位置するごと
に、ラインセンサ11に垂直走査用の読み出しクロック
RDCKを供給して緑色信号G14を取り出し、この信号G14
を、メモリ15Gの走査位置に対応するアドレスに書き
込む。
【0031】さらに、青色信号B14を得るための走査時
には、図3Dに示すように、ラインセンサ11及び読み
出しクロックRDCKを、赤色信号R14を得るときと同様と
し、位置Hi ごとに青色信号B14を取り出してメモリ1
5Bの走査位置に対応するアドレスに書き込む。
【0032】以上のようにして、フィルム1の画像の読
み取りを実行する。そして、メモリ15R、15Bから
は信号R15、B15を上述と同様に読み出し、メモリ15
Gからは、水平方向の1画素期間の1/2だけ速く信号
G15を読み出し、端子19Y〜19Bに信号Y18〜B18
を取り出す。
【0033】このような構成によれば、水平方向の解像
度が向上する。すなわち、今、フィルム1上の画像が、
図4Aに示すように、位置Hi ごとに白黒が反転する縞
模様であるとする。
【0034】すると、この画像を読み取って赤色信号R
14及び青色信号B14をメモリ15R、15Bに書き込む
ときには、ラインセンサ11は位置Hi に位置している
ので、赤色信号R14及び青色信号B14の信号レベルは、
図4Bに示すように、画像(図4A)の黒色部分で0、
白色部分で1(100 %)となる。
【0035】しかし、この画像を読み取って緑色信号G
14をメモリ15Gに書き込むときには、ラインセンサ1
1は位置Hj に位置しているので、緑色信号G14の信号
レベルは、図4Cに示すように、どの位置Hj でも0.5
となる。
【0036】そして、このような信号R14〜B14がメモ
リ15R〜15Bから信号R15〜B15として読み出され
るが、この読み出しは、水平方向の画素ピッチで行われ
るので、読み出された信号R15、B15のレベルは、図4
Dに示すようになる。また、信号G15は、水平方向の1
/2画素期間だけ遅れて読み出されるので、その読み出
された信号G15のレベルは、図4Eに示すようになる。
【0037】そして、このような信号R15〜B15が、マ
トリックス回路18に供給されて輝度信号Y18が形成さ
れるとともに、このとき、 Y18=0.30R15+0.59G15+0.11B15 であるから、図4Fに示すように、 画像の黒色部分のとき R15=0、G15=0.5 、B15=0 ∴Y=0.30×0+0.59×0.5 +0.11×0 =0.295 画像の白色部分のとき R15=1、G15=0.5 、B15=1 ∴Y=0.30×1+0.59×0.5 +0.11×1 =0.705 となる。
【0038】したがって、輝度信号Y18のピーク・ツー
・ピーク値Yppは、 Ypp=0.705 −0.295 =0.41 となる。
【0039】すなわち、図4に示すように、フィルム1
上の画像の濃淡のピッチが、ラインセンサ11の水平方
向の移動ピッチに一致するような画像の場合でも、輝度
信号Y18を得ることができる。言い換えれば、Ypp=0
になって輝度信号Yが一定レベルになるような画像は、
その濃淡のピッチがラインセンサ11の水平方向の移動
ピッチよりもさらに細かいときである。
【0040】したがって、ラインセンサ11のフォトセ
ンサ部の数やメモリ15R〜15Bの容量を増加させな
くても、水平方向の解像度が向上したことになる。
【0041】こうして、この発明によれば、ラインセン
サ11のフォトセンサ部の数やメモリ15R〜15Bの
容量を増加させることなく水平方向の解像度を向上させ
ることができる。
【0042】図5は、水平方向の解像度をさらに改善し
た場合である。すなわち、この場合においても、回路全
体は図1に示すように構成され、各回路の動作も以下を
除いて上述と同様とされる。
【0043】すなわち、この例においては、図3に示す
ように、赤色信号R14を得るための走査時には、ライン
センサ11を、1垂直走査ごとに、位置Hi 、Hj に順
にステップ的に移動させるとともに、ラインセンサ11
が、位置Hi 、Hj に位置するごとに、ラインセンサ1
1に垂直走査用の読み出しクロックRDCKを供給して赤色
信号R14を取り出し、この信号R14のうち、位置Hi の
ときの信号R14を、上述のようにメモリ15Rの走査位
置に対応するアドレスに書き込む。
【0044】また、緑色信号G14を得るための走査時に
は、ラインセンサ11を、1垂直走査ごとに、位置Hi
、Hj に順にステップ的に移動させるとともに、ライ
ンセンサ11が、位置Hi 、Hj に位置するごとに、ラ
インセンサ11に垂直走査用の読み出しクロックRDCKを
供給して緑色信号G14を取り出し、この信号G14のう
ち、位置Hj のときの信号G14を、上述のようにメモリ
15Gの走査位置に対応するアドレスに書き込む。
【0045】さらに、青色信号B14を得るための走査時
には、ラインセンサ11及び読み出しクロックRDCKを、
赤色信号R14を得るときと同様として位置Hi 、Hj ご
とに青色信号B14を取り出し、位置Hi のときの信号B
14を、メモリ15Bの走査位置に対応するアドレスに書
き込む。
【0046】以上のようにして、フィルム1の画像の読
み取りを実行する。そして、メモリ15R、15Bから
は信号R15、B15を上述と同様に読み出し、メモリ15
Gからは、水平方向の1画素期間の1/2だけ遅くれて
信号G15を読み出し、端子19Y〜19Bに信号Y18〜
B18を取り出す。
【0047】このような構成において、位置Hi 、Hj
と、フィルム1上の画像の縞模様とが、図5Aに示すよ
うな位置関係にあるとする。
【0048】すると、この画像を読み取って赤色信号R
14及び青色信号B14をメモリ15R、15Bに書き込む
ときには、ラインセンサ11は位置Hi に位置している
ので、赤色信号R14及び青色信号B14の信号レベルは、
図5Bに示すように、画像(図5A)の黒色部分の左半
分で0、白色部分の左半分で1となる。また、ラインセ
ンサ11が位置Hj に位置しているときには、信号R1
4、B14のレベルは、画像の黒色部分の右半分で0、白
色部分の右半分で1となるが、この位置Hj のときに
は、信号R14、B14はメモリ15R、15Bに書き込ん
でいない。これを、図5Bにおいて、×印で示す。
【0049】そして、緑色信号G14のとき、位置Hj の
信号G14が書き込まれるので、図5Cに示すようにな
り、赤色信号R14及び青色信号B14のときとは逆にな
る。
【0050】そして、このような信号R14〜B14がメモ
リ15R〜15Bから信号R15〜B15として読み出され
るが、この読み出しは、水平方向の画素ピッチで行われ
るので、読み出された信号R15、B15のレベルは、図5
Dに示すようになる。また、信号G15は、水平方向の1
/2画素期間だけ遅れて読み出されるので、その読み出
された信号G15のレベルは、図5Eに示すようになる。
【0051】そして、このような信号R15〜B15が、マ
トリックス回路18に供給されて輝度信号Y18が形成さ
れるので、図5Fに示すように、 画像の黒色部分の左半分のとき R15=0、G15=1、B15=0 ∴Y=0.30×0+0.59×1+0.11×0 =0.59 画像の黒色部分の右半分のとき R15=0、G15=0、B15=0 ∴Y=0.30×0+0.59×0+0.11×0 =0 画像の白色部分の左半分のとき R15=1、G15=0、B15=1 ∴Y=0.30×1+0.59×0+0.11×1 =0.41 画像の白色部分の右半分のとき R15=1、G15=1、B15=1 ∴Y=0.30×1+0.59×1+0.11×1 =1 となる。
【0052】したがって、輝度信号Y18のピーク・ツー
・ピーク値Yppは、 Ypp=1−0 =1 となる。
【0053】したがって、この例によれば、ラインセン
サ11のフォトセンサ部の数やメモリ15R〜15Bの
容量を増加させなくても、水平方向の解像度がさらに向
上することになる。
【0054】なお、上述においては、ラインセンサ11
が水平走査方向HSにステップ的に移動するとしたが、連
続的に移動しても同様の結果を得ることができる。さら
に、上述においては、フィルム1の目的とする駒を、色
分解フィルタ3及びラインセンサ11により面順次に撮
像したが、線順次に撮像することもできる。
【0055】また、光源2として蛍光ランプを使用した
場合には、低温時の輝度低下を防止するため、ランプ保
温用のヒータを取り付けることができる。さらに、光源
2あるいはその保温用ヒータからの赤外線の影響を防ぐ
ため、光源2とラインセンサ11との間の光路上に、赤
外線カットフィルタを配置することもできる。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、ラインセンサ11に
より被読み取り画像1を走査して3原色信号R14〜B14
を得るとともに、その緑色信号G14を得るときには、赤
色信号R14及び青色信号B14を得るときに比べ、ライン
センサ11が水平方向Hにおける1/2画素区間だけず
れているときに、ラインセンサ11に読み出しクロック
RDCKを供給しているので、ラインセンサ11のフォトセ
ンサ部の数やメモリ15R〜15Bの容量を増加させな
くても、水平方向の解像度を向上させることができる。
【0057】また、緑色信号G14を得る場合、ラインセ
ンサ11が位置Hi にあるときに、ラインセンサ11に
読み出しクロックRDCKを供給することも容易であり、し
たがって、解像度よりも色ずれが問題になるようなと
き、これに容易に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】メモリのアドレスマップの一例を示す図であ
る。
【図3】ラインセンサの位置と読み出しクロックとの関
係の一例を示す図である。
【図4】水平解像度を説明するための図である。
【図5】水平解像度を説明するための図である。
【符号の説明】
1 被読み取り画像 2 光源 3 色分解フィルタ 4 撮像レンズ 11 CCDラインセンサ 12 利得制御アンプ 13 ガンマ補正アンプ 14 A/Dコンバータ 15R〜15B フレームメモリ 16R〜16B ルックアップテーブル 17R〜17B D/Aコンバータ 18 マトリックス回路 20 マイクロコンピュータ 21、23 駆動用モータ 30 クロック形成回路 50 メモリコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインセンサに読み出しクロックを供給
    して被読み取り画像に対する主走査を行うとともに、 上記ラインセンサと、上記被読み取り画像とを、上記主
    走査の方向とは直交する方向に相対的に移動させて上記
    被読み取り画像に対する副走査を行い、 上記主走査及び副走査により上記被読み取り画像の赤色
    信号、緑色信号及び青色信号を得、 これら赤色信号、緑色信号及び青色信号を、第1〜第3
    のメモリの上記主走査及び副走査に対応したアドレスに
    それぞれ書き込み、 これら第1〜第3のメモリの上記赤色信号、緑色信号及
    び青色信号を、所定のアドレスの順番でそれぞれ読み出
    して所定のフォーマットの色信号を得るようにした画像
    読み取り装置において、 上記ラインセンサから上記緑色信号を得るときには、上
    記ラインセンサから上記赤色信号及び青色信号を得ると
    きに比べ、上記ラインセンサが、上記副走査の方向にお
    ける1/2画素区間だけずれた位置にあるとき、上記ラ
    インセンサに読み出しクロックを供給し、 上記第2のメモリから上記緑色信号を読み出すときに
    は、上記第1及び第3のメモリから上記赤色信号及び青
    色信号を読み出すときに比べ、読み出しのタイミングを
    1/2画素期間ずらすようにした画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 ラインセンサにより被読み取り画像を走
    査して赤色信号、緑色信号及び青色信号を得、 これら赤色信号、緑色信号及び青色信号を、第1〜第3
    のメモリの上記走査に対応したアドレスにそれぞれ書き
    込み、 これら第1〜第3のメモリの上記赤色信号、緑色信号及
    び青色信号を、所定のアドレスの順番でそれぞれ読み出
    して所定のフォーマットの色信号を得るようにした画像
    読み取り装置において、 上記ラインセンサから得られる上記赤色信号、緑色信号
    及び青色信号のうち、上記副走査の方向における1/2
    画素分の信号を、有効な信号として上記第1〜第3のメ
    モリにそれぞれ書き込むとともに、 上記緑色信号のうちの有効な信号となる1/2画素部分
    と、上記赤色信号及び上記青色信号のうちの有効な信号
    となる1/2画素部分とが、空間的に重ならないよう
    に、上記1/2画素分の信号の選択を行い、 上記第2のメモリから上記緑色信号を読み出すときに
    は、上記第1及び第3のメモリから上記赤色信号及び青
    色信号を読み出すときに比べ、読み出しのタイミングを
    1/2画素期間ずらすようにした画像読み取り装置。
JP3278881A 1991-09-30 1991-09-30 画像読み取り装置 Pending JPH0595448A (ja)

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