JPH1118097A - 撮像装置及び撮像方法及びその撮像方法を記録した記録媒体 - Google Patents

撮像装置及び撮像方法及びその撮像方法を記録した記録媒体

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JPH1118097A
JPH1118097A JP9172108A JP17210897A JPH1118097A JP H1118097 A JPH1118097 A JP H1118097A JP 9172108 A JP9172108 A JP 9172108A JP 17210897 A JP17210897 A JP 17210897A JP H1118097 A JPH1118097 A JP H1118097A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素ずらしにより高画質静止画撮影を可能と
するとともに、動画撮影と同じカメラ信号処理を行うこ
とを可能とする。 【解決手段】 水平2画素及び垂直4画素単位の8画素
ブロック単位で周期性を有する色フィルタを配された撮
像素子と、撮像面へと入射する光束を±2/3画素シフ
トする画素ずらし手段と、前記撮像素子より出力された
画素データを少なくとも9フレーム分記憶可能な画像メ
モリと、前記画像メモリへの書き込みを等価的に縦横3
倍の画素数を有する撮像素子と等価の画素データの空間
的配置に等しくなるように画素データの配列を行うメモ
リコントローラと、画像メモリからの読み出しデータ複
数ライン混合する加算回路と、前記加算回路より出力さ
れた複数ライン混合フィールド読み出し画素データを処
理するカメラプロセス手段とを備えた撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素ずらしを行う
ことによって高画質画像を可能とした撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下パ
ソコンと称す)の急速な普及に伴い、画像入力機器の必
要性が高まっている。
【0003】パソコン用に画像入力装置として、代表的
なのが、スキャナーであり、これは、基本的には紙に書
かれた(印刷された)文書または、写真等の印刷物を対
象としている。
【0004】スキャナーでは、撮像素子としてラインセ
ンサーを使用しており、解像度的には、200dpi(Dot/
inch)から上は、1200dpiまでと、極めて高い解像度
をカバーしている。
【0005】解像度は、通常文書上に書かれた10ポイ
ントのフォントが十分に判読できるか否かが目安になっ
ており、そのための最低の解像度は、200dpiであ
る。したがって、スキャナーは解像度的には、十分な性
能を有している。
【0006】一方、ビデオ技術を用いた画像入力装置と
しては、ビジュアライザー(書画カメラ)があり、多数
の提案及び製品化がなされている。
【0007】これは、照明付きの原稿台にカメラを支え
る支柱を設け、ビデオカメラを取り付けて原稿台上の原
稿を撮影するようにしたものである。
【0008】ビデオビジュアライザーでは、撮像素子と
してエリアセンサーを使用しており、解像度的には、ビ
デオカメラの解像度が限界である。ビデオカメラの解像
度は、A4版の原稿をフル(横置き)に撮像した場合に
約67dpiの解像力が限界である(NTSC方式ビデオ
で縦横比1対1の場合の横方向画素数は、640/9.
5=67.4dpiとなる)。
【0009】ここでスキャナーには、スキャン時間が、
長くかかること(カラーでは、10秒から20秒)、ま
たスキャンが終わるまでの全体の画像を把握できないと
いう問題がある。
【0010】スキャンが終わるまで全体のフレーミング
がわからないという欠点を改善するためには、プレビュ
ーモードを備えたものが提案されているが、プレビュー
を行い、それからマウス等のポインティングデバイス
で、実際のスキャン箇所を指定する必要がある等、操作
が複雑である。
【0011】この他、スキャナーの実用上の問題点は、
立体物を撮像できないことであり、用途は、自ずと文書
からの入力に限定されている。
【0012】この点、ビデオビジュアライザーは、操作
が容易で、フレーミングも容易で、文書、立体物の撮像
も可能である等、スキャナーの操作性、スキャン時間の
問題点を解決できる反面、解像度に問題を有している。
【0013】すなわちビデオビジュアライザーの解像度
は、現状では、67dpi程度しか得られず、画質上満足
がいくものではないが、フレーミングに関しても、ズー
ムレンズを有しており、原稿台上で原稿を移動し、且つ
ズーム比を調整することにより、所望のフレーミングが
モニターを見ながら、リアルタイムに実現できる特徴が
ある。
【0014】そこで、ビデオビジュアライザーの解像度
を向上し、スキャナー並の解像度を得ることができれ
ば、文書のみならず、立体物の高画質札御図が可能とな
る。
【0015】このような要望を満たす方法として、第1
にビジュアライザーに使用sうるエリアセンサーの画素
数を増加させることが考えられるが、現状ビジュアライ
ザーで通常使用されているエリアセンサーは450TV
ラインの解像力を満足する総画素数41万画素(有効画
素38万)のエリアセンサーであり、これを近年デジタ
ルスチルカメラ用に開発されてきた100万画素、13
0万画素、160万画素の高画質センサーに代えること
が考えられる。
【0016】しかしながらこのような高画質センサー
は、一般にチップサイズが大きくなって高価となり、画
素サイズを小さくして集積度を上げようとすれば、感度
が低下してS/Nが劣化する等の問題を生じることにな
る。
【0017】また仮にこれらの高画質センサーを用いた
としても、その解像力は、A4フルサイズを100万画
素のエリアセンサーで撮像したとして100dpi、13
5万画素エリアセンサーで撮像したとして135dpi、
160万画素で135dpi(アスペクト比1対1に変換
後)であり、スキャナー並と呼ぶことのできる200dp
iには、程遠いものでしかない。
【0018】さらに既存の従来型のビジュアライザーと
の上位互換を維持しようとした場合、アナログビデオ出
力(例えばNTSC方式)を持たせる必要があり、この
際、画質的には、総画素数41万画素(有効画素数38
万)の画質レベルが望まれるが、上記高画質センサー
は、41万画素のビデオレートに互換の出力モードをそ
のセンサーの画素配列上有しておらず、これを実現する
には、スキャンレート変換回路を追加する必要性を生
じ、コストアップとなる。
【0019】またスキャンレート変換自体も、輪郭部
(エッジ)の画質を劣化(不自然なギザギザ)させる要
因となることは周知の事実であり、スキャンレートが4
1万画素相当に変換されたとしても、実際の41万画素
センサーの場合と比較して、エッジ部の画質劣化は避け
ることが出来ない。
【0020】そこで、撮像素子の画素数を変えずに、入
射光と撮像素子の相対的位置を画素の端数(1/N)づ
つずらして撮像し、解像度を上げるいわゆる画素ずらし
という方法がある。具体的には、撮像レンズと撮像素子
との光学上の中継空間における光路内に平行平板状の光
透過ガラスを配設し、該光透過ガラスを所定量回転し、
本来は撮像素子の画素と画素の間の不感帯に届いていた
光学画像情報を画素上に導くことにより、解像度を向上
せしめるものである。
【0021】もちろん、この他にも画素ずらしを実現す
る方法として、撮像素子自体を微小量移動させる方式が
あるが、移動精度の確保に困難を伴い、実用性に欠け
る。
【0022】この画素ずらしの手法によれば、撮像素子
自体の画素数を増加させなくても、平行平板状のガラス
の作用により、高画質の撮像を行うことが出来るため、
高画質化の極めて有効な手法として、認識されている。
【0023】またこの画素ずらしの手法を用いれば、撮
像素子にビデオ用の41万画素のセンサーを使用するこ
とにより、容易にアナログビデオ出力を同時に得ること
ができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画素ずらしシステムを用いて、200dpiクラスの解像
度を有するビジュアライザーを実現するためには、以下
に示すような問題点がある。
【0025】まず最も単純に1/2画素ずらしを行う場
合を考えると、解像力は最大で2倍にしかならず、A4版
原稿をフルサイズ(横置き)に撮像した場合、135
(67×2)dpiが最大である。
【0026】これは紙面上の10ポイントのフォントを
入力するには不十分である上に、カラー撮像では画像メ
モリーが16フレーム必要になり、コスト的にも高価な
ものになる。
【0027】またホワイトバランス等の色信号処理等
を、外部接続されたパーソナルコンピュータ側で行う必
要があり、処理時間が長くかかる(通常10〜20
秒)。
【0028】純色フィルタ、補色フィルタにかかわら
ず、原色を用いるので、文書入力用に白黒信号を生成す
るのに演算が必要となり、パソコンでこれを実行しなけ
ればならないため、さらに処理時間を要する。
【0029】また解像力を上げるために、さらに画素ず
らし間隔を1/3画素ずらしとした場合を考えると、解
像力的には、200dpiを達成できるが、上記の1/2
画素ずらしと同様に、画像メモリーのサイズが36フレ
ーム分必要となり高価であるとともに、ホワイトバラン
ス等の色信号処理をパソコン側で行うために、処理時間
が長くかかる問題点を有する。
【0030】またいずれのシステムにおいても、画素ず
らしを行うことによって得た映像信号を処理する信号処
理回路は、通常のテレビジョン信号処理回路との互換が
なく、その信号処理系が専用となるとともに、パソコン
で処理する場合には、さらにパソコン側の処理に負担を
描けることになる。
【0031】またビジュアライザーの機能拡張の一環と
して、撮像部の向きを可変として、原稿以外の被写体を
動画で撮像することを可能とした装置が提案されている
が、信号処理系を動画撮影時と、画素ずらし高画質静止
画撮影時とで、別個に独立した信号処理系を設けなけれ
ばならず、システムが大がかりで、高価になり、処理時
間も長くなる等、実現が困難であった。
【0032】そこで、本発明の課題は、画素ずらしを行
うことにより、高画質の画像取り込みを可能とするとと
もに、処理効率が良く、高速で、かつメモリ効率の良い
画素ずらし方法及び装置を提供することにある。
【0033】また本発明の課題は、画素ずらしによって
取り込んだ画像データを既存のカメラプロセス回路で処
理可能とすることにより、信号処理及びメモリの効率
化、高速化を実現し得る画素ずらし方法及び装置を提供
することにある。
【0034】また本発明の課題は、画素ずらしに適した
ローパスフィルタ制御を実現した画素ずらし方法及び装
置を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本願における請求項1に記載の発明によれば、
撮像素子の撮像面へと入射する光束を所定画素数単位で
シフトする画素ずらし手段と、前記画素ずらし手段によ
ってシフトされた各位置において撮像された画素データ
を記憶可能な画像メモリと、前記画像メモリに、前記画
素データを縦横N(Nは整数)倍の画素数を有する撮像素
子と等価の画素データの空間的配列で記憶するととも
に、記憶された前記画素データの読み出しを1フレーム
づつ分割して複数回で行うメモリコントローラとを備え
た撮像装置を特徴とする。
【0036】また本願における請求項2に記載の発明に
よれば、請求項1の発明において、前記撮像素子は、撮
像面に水平2画素及び垂直4画素単位の8画素ブロック
単位で周期性を有する色フィルタを配されており、前記
画素ずらし手段は前記撮像素子の撮像面へと入射する光
束をプラス及びマイナス方向に2/3画素シフトするよ
うに動作し、前記メモリは画素データを少なくとも9フ
レーム分記憶可能であり、前記メモリコントローラは前
記画像メモリに前記画素データを縦横3倍の画素数を有
する撮像素子の画素データの空間的配列で記憶するとと
もに、記憶された画素データの読み出しを1フレームづ
つ分割して9回行うように構成された撮像装置を特徴と
する。
【0037】また本願における請求項3に記載の発明に
よれば、請求項2の発明において、さらに前記メモリよ
り読み出された画素データに上下ライン混合の演算処理
を行うことにより上下ライン混合のフィールド読み出し
を可能とする加算回路と、前記加算回路より出力された
上下ライン混合のフィールド読み出し画素データを処理
するカメラプロセス回路とを有する画像処理部を備えた
撮像装置を特徴とする。
【0038】また本願における請求項4に記載の発明に
よれば、請求項3の発明において、前記色フィルターは
補色市松の画素配列に形成され、前記メモリコントロー
ラは、前記撮像素子より上下ライン非混合のフレーム全
画素読み出しモードで読み出された画素データを前記メ
モリに記憶するとともに、垂直2画素ごとのマゼンタ及
びグリーンの反転を補正すべく水平方向に1画素あるい
は1/3画素シフトする補正手段を備えた撮像装置を特
徴とする。
【0039】また本願における請求項5に記載の発明に
よれば、請求項4の発明において、前記補正手段によ
る、水平1画素または1/3画素ずらしは、マゼンタ及
びグリーンのフィールド撮像時に対してのみ、且つ垂直
方向画素ずらしがゼロのときにのみ行うようにした撮像
装置を特徴とする。
【0040】また本願における請求項6に記載の発明に
よれば、請求項2または3の発明において、前記色分解
フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列とした撮像装置
を特徴とする。
【0041】また本願における請求項7に記載の発明に
よれば、請求項2,5または6の発明において、1/3
画素ピッチの光学的ローパスフィルタを、撮像レンズと
前記撮像素子との間に配した撮像装置を特徴とする。
【0042】また本願における請求項8に記載の発明に
よれば、請求項3または6の発明において、前記画像処
理部は、さらに画像データ転送用バッファメモリと、外
部デジタル出力インタフェースを備えている撮像装置を
特徴とする。
【0043】また本願における請求項9に記載の発明に
よれば、全画素読み出しのフレーム読み出しと複数ライ
ン混合のフィールド読み出しの可能な撮像素子と、前記
撮像素子からの複数ライン混合のフィールド読み出しで
読み出された画素データを処理するカメラプロセス手段
と、前記撮像素子の撮像面へと入射する光束を所定画素
数単位でシフトする画素ずらし手段と、前記撮像素子よ
り読み出された画素データを記憶可能な画像メモリと、
前記撮像素子より全画素読み出しのフレーム読み出しさ
れた画素データを前記画像メモリに書き込むにあたり、
縦横N(Nは整数)倍の画素数を有する撮像素子と等価の
画素データの空間的配列で記憶するとともに、記憶され
た画素データの読み出しを1フレームづつ分割して複数
回で行わせるメモリコントローラと、前記メモリコント
ローラによって前記画像メモリより読み出された画素デ
ータに対して複数ライン混合の演算処理を行った複数ラ
イン混合のフィールド読み出し画素データを処理するカ
メラプロセス手段とを備えた撮像装置を特徴とする。
【0044】また本願における請求項10に記載の発明
によれば、請求項9の発明において、前記撮像素子は、
撮像面に水平2画素及び垂直4画素単位の8画素ブロッ
ク単位で周期性を有する色フィルタを配されており、前
記画素ずらし手段は前記撮像素子の撮像面へと入射する
光束をプラス及びマイナス方向に2/3画素シフトする
ように動作し、前記メモリは画素データを少なくとも9
フレーム分記憶可能であり、前記メモリコントローラは
前記画像メモリへの画素データの書き込みにあたり、縦
横3倍の画素数を有する撮像素子の画素データの空間的
配列で記憶するとともに、記憶された画素データの読み
出しを1フレームづつ分割して9回行うように構成され
ている撮像装置を特徴とする。
【0045】また本願における請求項11に記載の発明に
よれば、請求項10の発明において、前記色フィルターは
補色市松の画素配列に形成され、前記メモリコントロー
ラは、前記撮像素子より上下ライン非混合のフレーム全
画素読み出しモードで読み出された画素データを前記メ
モリに記憶するとともに、垂直2画素ごとのマゼンタ及
びグリーンの反転を補正すべく水平方向に1画素あるい
は1/3画素シフトする補正手段を備えた撮像装置を特
徴とする。
【0046】また本願における請求項12に記載の発明に
よれば、請求項11の発明において、前記補正手段によ
る、水平1画素または1/3画素ずらしは、マゼンタ及
びグリーンのフィールド撮像時に対してのみ、且つ垂直
方向画素ずらしがゼロのときにのみ行う撮像装置を特徴
とする。
【0047】また本願における請求項13に記載の発明に
よれば、請求項9,10または12の発明において、さらに
光学ローパスフィルタと、前記光学ローパスフィルタの
機能をキャンセルする光学ローパスフィルタ制御手段と
を備え、前記撮像素子より複数ライン混合フィールド読
み出しした信号を出力する場合に光学ローパスフィルタ
機能を作用させ、前記撮像素子より全画素フレーム読み
出しを行う場合には、前記光学ローパスフィルタの機能
をキャンセルするように構成されている撮像装置を特徴
とする。
【0048】また本願における請求項14に記載の発明に
よれば、請求項13の発明において、前記光学ローパスフ
ィルタ制御手段は、1画素ピッチの2枚の複屈折水晶板
のうち、一方を回転させる手段とした撮像装置を特徴と
する。
【0049】また本願における請求項15に記載の発明に
よれば、請求項13の発明において、前記光学ローパスフ
ィルタ制御手段は、1画素ピッチの光学ローパスフィル
タと4/3画素ピッチの光学的ローパスフィルタを相対
的に回転させる手段である撮像装置を特徴とする。
【0050】また本願における請求項16に記載の発明に
よれば、請求項13の発明において、前記撮像素子より複
数ライン混合フィールド読み出しした信号を出力する場
合には動画を撮像モード、光学ローパスフィルタ機能を
作用させ、前記撮像素子より全画素フレーム読み出しを
行う場合には静止画撮影モードとなるように構成されて
いる撮像装置を特徴とする。
【0051】また本願における請求項17に記載の発明
によれば、請求項9または16の発明において、前記撮
像素子からの複数ライン混合のフィールド読み出しで読
み出された画素データを処理するカメラプロセス回路
と、前記メモリコントローラによって前記画像メモリよ
り読み出された画像データに対して複数ライン混合の演
算処理を行った複数ライン混合のフィールド読み出し画
素データを処理するカメラプロセス回路とは、同一のカ
メラプロセス回路を兼用した撮像装置を特徴とする。
【0052】また本願における請求項18に記載の発明
によれば、請求項9乃至17の発明において、前記画像
メモリより読み出した前記各フレームの画像データを格
納する転送用バッファメモリを備え、該バッファメモリ
内の所望のフレームの画像データのみを外部接続装置へ
と高速転送可能な転送手段を備えた撮像装置を特徴とす
る。
【0053】また本願における請求項19に記載の発明
によれば、請求項9乃至18の発明において、前記色分
解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列である撮像装
置を特徴とする。
【0054】また本願における請求項20に記載の発明
によれば、水平2画素及び垂直4画素単位の8画素ブロ
ック単位で周期性を有する色フィルタを配された撮像素
子と、撮像素子の撮像面へと入射する光束を±2/3画
素シフトする画素ずらし手段と、前記撮像素子に蓄積さ
れた各画素データをデジタルデータに変換するA/D変
換手段と、前記A/D変換手段より出力されたデジタル
画素データを少なくとも9フレーム分記憶可能な画像メ
モリと、前記画像メモリへの書き込みを等価的に縦横3
倍の画素数を有する撮像素子と等価の画素データの空間
的配置に等しくなるように画素データの配列を行うメモ
リコントローラと、前記画像メモリからの読み出しデー
タに対して、複数ライン混合する処理を行う加算回路
と、前記加算回路より出力された複数ライン混合フィー
ルド読み出し画素データを処理するカメラプロセス手段
とを備えた撮像装置を特徴とする。
【0055】また本願における請求項21に記載の発明
によれば、請求項20の発明において、前記メモリコン
トローラは前記画像メモリより、画素データを1フレー
ムづつ分割して9回で読み出すように構成された撮像装
置を特徴とする。
【0056】また本願における請求項22に記載の発明
によれば、請求項20または21において、前記色フィ
ルターは補色市松の画素配列に形成され、前記画素ずら
し手段は、垂直2画素ごとのマゼンタ及びグリーンの反
転を補正すべく水平方向に1画素あるいは1/3画素シ
フトする補正手段を備えた撮像装置を特徴とする。
【0057】また本願における請求項23に記載の発明
によれば、請求項22の発明において、前記補正手段に
よる、水平1画素または1/3画素ずらしは、マゼンタ
及びグリーンのフィールド撮像時に対してのみ、且つ垂
直方向画素ずらしがゼロのときにのみ行う撮像装置を特
徴とする。
【0058】また本願における請求項24に記載の発明
によれば、請求項20または21の発明において、前記
色分解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列とした撮
像装置を特徴とする。
【0059】また本願における請求項25に記載の発明
によれば、請求項22,23または24の発明におい
て、1/3画素ピッチの光学的ローパスフィルタを、撮
像レンズと前記撮像素子との間に配した撮像装置を特徴
とする。
【0060】また本願における請求項26に記載の発明
によれば、請求項20,21または24の発明におい
て、さらに画像データ転送用バッファメモリと、外部デ
ジタル出力インタフェースを備えた撮像装置を特徴とす
る。
【0061】また本願における請求項27に記載の発明
によれば、水平2画素及び垂直4画素単位の8画素ブロ
ック単位で周期性を有する色フィルタを配された撮像素
子と、前記撮像素子より画素データを全画素フレーム読
み出しする全画素フレーム読み出しモードと、前記撮像
素子より画素データを複数ライン混合してフィールド読
み出しするフィールド読み出しモードとで駆動可能な撮
像素子駆動手段と、撮像素子の撮像面へと入射する光束
を±2/3画素シフトする画素ずらし手段と、前記光学
ローパスフィルタ手段と、前記撮像素子に蓄積された各
画素データを少なくとも9フレーム分記憶可能な画像メ
モリと、前記画素ずらし手段を動作させるとともに撮像
素子を前記全画素フレーム読み出しモードで駆動し、前
記撮像素子より読み出された画素データを前記画像メモ
リへと書き込むにあたり、等価的に縦横3倍の画素数を
有する撮像素子と等価の画素データの空間的配置に等し
くなるように画素データの配列を行う制御手段と、動画
撮像においては前記撮像素子より読み出された複数ライ
ン混合画像データを処理し、静止画撮像においては、前
記画像メモリからの読み出された画像データに対して、
複数ライン混合してフィールド読み出しデータの形式で
処理するカメラプロセス手段とを備えた撮像装置を特徴
とする。
【0062】また本願における請求項28に記載の発明
によれば、請求項27の発明において、前記制御手段
は、前記画像メモリより画素データを1フレームづつ分
割して9回読み出すように構成されている撮像装置を特
徴とする。
【0063】また本願における請求項29に記載の発明
によれば、請求項27の発明において、前記色フィルタ
ーは補色市松の画素配列に形成され、前記画素ずらし手
段は、垂直2画素ごとのマゼンタ及びグリーンの反転を
補正すべく水平方向に1画素あるいは1/3画素シフト
する補正手段を備えた撮像装置を特徴とする。
【0064】また本願における請求項30に記載の発明
によれば、請求項29の発明において、前記補正手段に
よる、水平1画素または1/3画素ずらしは、マゼンタ
及びグリーンのフィールド撮像時に対してのみ、且つ垂
直方向画素ずらしがゼロのときにのみ行う撮像装置を特
徴とする。
【0065】また本願における請求項31に記載の発明
によれば、請求項27または28の発明において、前記
色分解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列である撮
像装置を特徴とする。
【0066】また本願における請求項32に記載の発明
によれば、請求項27,30または31の発明におい
て、前記光学ローパスフィルタ制御手段は、そのローパ
ス機能をキャンセルする機能を備え、動画撮像時に前記
撮像素子より複数ライン混合フィールド読み出しした信
号を出力する場合に光学ローパスフィルタ機能を作用さ
せ、静止画撮像時に前記撮像素子より全画素フレーム読
み出しを行う場合には、前記光学ローパスフィルタの機
能をキャンセルするように構成された撮像装置を特徴と
する。
【0067】また請求項33に記載の発明によれば、請
求項32に記載の発明において、前記光学ローパスフィ
ルタ制御手段は、1画素ピッチの2枚の複屈折水晶板の
うち、一方を回転させる手段である撮像装置を特徴とす
る。
【0068】また本願における請求項34に記載の発明
によれば、請求項32の発明において、前記光学ローパ
スフィルタ制御手段は、1画素ピッチの光学ローパスフ
ィルタと4/3画素ピッチの光学的ローパスフィルタを
相対的に回転させる手段である撮像装置を特徴とする。
【0069】また本願における請求項35に記載の発明
において、請求項33または34の発明において、前記
撮像素子より複数ライン混合フィールド読み出しした信
号を出力する場合には動画を撮像モード、光学ローパス
フィルタ機能を作用させ、前記撮像素子より全画素フレ
ーム読み出しを行う場合には静止画撮影モードとなるよ
うに構成されている撮像装置を特徴とする。
【0070】また本願における請求項36に記載の発明
によれば、請求項27の発明において、前記カメラプロ
セス手段は、撮像素子からの複数ライン混合のフィール
ド読み出しで読み出された画素データを処理するカメラ
プロセス回路と、前記メモリコントローラによって前記
画像メモリより読み出された画像データに対して複数ラ
イン混合の演算処理を行った複数ライン混合のフィール
ド読み出し画素データを処理するカメラプロセス回路と
を別個に備えている撮像装置を特徴とする。
【0071】また本願における請求項37に記載の発明
において、請求項27の発明において、前記カメラプロ
セス手段は、撮像素子からの複数ライン混合のフィール
ド読み出しで読み出された画素データを処理するカメラ
プロセス回路と、前記メモリコントローラによって前記
画像メモリより読み出された画像データに対して複数ラ
イン混合の演算処理を行った複数ライン混合のフィール
ド読み出し画素データを処理するカメラプロセス回路と
で、同一のカメラプロセス回路を兼用する撮像装置を特
徴とする。
【0072】また本願における請求項38に記載の発明
によれば、請求項28の発明において、前記画像メモリ
より読み出した前記各フレームの画像データを格納する
転送用バッファメモリを備え、該バッファメモリ内の所
望のフレームの画像データのみを外部接続装置へと高速
転送可能な転送手段を備えた撮像装置を特徴とする。
【0073】また本願における請求項39に記載の発明
によれば、請求項38の発明において、前記転送手段
は、外部デジタル出力インタフェースを備えた撮像装置
を特徴とする。
【0074】また本願における請求項40に記載の発明
によれば、撮像素子の撮像面へと入射する光束を所定画
素数単位でシフトして画素ずらしを行い、前記画素ずら
しによってシフトされた各位置において撮像された画素
データをメモリに記憶し、前記画像メモリへの前記画素
データの書き込みを行うにあたり、縦横N倍の画素数を
有する空間的配列で記憶するとともに、記憶された前記
画素データの読み出しを1フレームづつ分割して複数回
で行うように制御する撮像方法を特徴とする。
【0075】また本願における請求項41に記載の発明
によれば、請求項40の発明において、前記撮像素子
に、撮像面に水平2画素及び垂直4画素単位の8画素ブ
ロック単位で周期性を有する色フィルタを配された撮像
素子を用い、画素ずらしをプラス及びマイナス方向に2
/3画素シフトするように動作させ、前記画像メモリへ
の画素データの書き込みを縦横3倍の画素数を有する空
間的配列で9フレーム分行うとともに、記憶された画素
データの読み出しを1フレームづつ分割して9回行うよ
うにした撮像方法を特徴とする。
【0076】また本願における請求項42に記載の発明
によれば、請求項41の発明において、前記メモリより
読み出された画素データに上下ライン混合の演算処理を
行うことにより上下ライン混合のフィールド読み出しを
行ったデータに対してカメラプロセスを実行するように
した撮像方法を特徴とする。
【0077】また本願における請求項43に記載の発明
によれば、請求項41の発明において、前記色フィルタ
ーに補色市松の画素配列を用い、前記撮像素子より上下
ライン非混合のフレーム全画素読み出しモードで読み出
された画素データを前記メモリに記憶するとともに、垂
直2画素ごとのマゼンタ及びグリーンの反転を補正すべ
く水平方向に1画素あるいは1/3画素シフトする補正
を行うようにした撮像方法を特徴とする。
【0078】また本願における請求項44に記載の発明
によれば、請求項43において、前記補正は、水平1画
素または1/3画素ずらしは、マゼンタ及びグリーンの
フィールド撮像時に対してのみ、且つ垂直方向画素ずら
しがゼロのときにのみ行うようにした撮像方法を特徴と
する。
【0079】また本願における請求項45に記載の発明
によれば、請求項40,41または42の発明におい
て、前記色フィルタにRGBベイヤーフィルタ配列を用
いた撮像方法を特徴とする。
【0080】また本願における請求項46に記載の発明
によれば、請求項41,44または45の発明におい
て、1/3画素ピッチの光学的ローパスフィルタを、撮
像レンズと前記撮像素子との間に配した撮像方法を特徴
とする。
【0081】また本願における請求項47に記載の発明
によれば、動画撮像時は、撮像素子より複数ライン混合
のフィールド読み出しを行ってカメラプロセスを行い、
静止画撮像時には、前記撮像素子の撮像面へと入射する
光束を所定画素数単位でシフトして画素ずらしを行うと
ともに、前記撮像素子より画像データを全画素読み出し
でフレーム読み出しを行い、前記撮像素子より全画素読
み出しのフレーム読み出しされた画像データを前記画像
メモリへと書き込むにあたり、縦横N倍の画素数を有す
る撮像素子の画素データと等価の空間的配列で記憶し、
画像メモリに記憶された画素データの読み出す場合に
は、1フレームづつ分割して複数回で行うようにし、そ
の読み出された画像データに対して複数ライン混合の演
算処理を行った複数ライン混合のフィールド読み出し画
素データに対してカメラプロセスを行うようにした撮像
方法を特徴とする。
【0082】また本願における請求項48に記載の発明
によれば、請求項47の発明において、前記撮像素子
に、その撮像面に水平2画素及び垂直4画素単位の8画
素ブロック単位で周期性を有する色フィルタを配された
ものを用い、前記画素ずらしはプラス及びマイナス方向
に2/3画素シフトし、前記画像メモリへの画素データ
の書き込みを縦横3倍の画素数を有する空間的配列で記
憶するとともに、記憶された画素データの読み出しを1
フレームづつ分割して9回行うようにした撮像方法を特
徴とする。
【0083】また本願における請求項49に記載の発明
によれば、請求項48の発明において、前記色フィルタ
ーは補色市松の画素配列に形成され、前記画素ずらし
は、垂直2画素ごとのマゼンタ及びグリーンの反転を補
正すべく水平方向に1画素あるいは1/3画素シフトす
る補正を行う撮像方法を特徴とする。
【0084】また本願における請求項50に記載の発明
によれば、請求項49の発明において、前記水平1画素
または1/3画素ずらしの補正は、マゼンタ及びグリー
ンのフィールド撮像時に対してのみ、且つ垂直方向画素
ずらしがゼロのときにのみ行う撮像方法を特徴とする。
【0085】また本願における請求項51に記載の発明
によれば、請求項47または49の発明において、光学
ローパスフィルタと、前記光学ローパスフィルタの機能
をキャンセルする光学ローパスフィルタ制御手段を用
い、前記撮像素子より複数ライン混合フィールド読み出
しした信号を出力する場合に光学ローパスフィルタ機能
を作用させ、前記撮像素子より全画素フレーム読み出し
を行う場合には、前記光学ローパスフィルタの機能をキ
ャンセルするようにした撮像方法を特徴とする。
【0086】また本願における請求項52に記載の発明
によれば、請求項51の発明において、前記光学ローパ
スフィルタ制御手段は、1画素ピッチの2枚の複屈折水
晶板のうち、一方を回転させる手段である撮像方法を特
徴とする。
【0087】また本願における請求項53に記載の発明
によれば、請求項51の発明において、前記光学ローパ
スフィルタ制御手段は、1画素ピッチの光学ローパスフ
ィルタと4/3画素ピッチの光学的ローパスフィルタを
相対的に回転させる手段である撮像方法を特徴とする。
【0088】また本願における請求項54に記載の発明
によれば、請求項47の発明において、前記画像メモリ
より読み出された画像データに対して複数ライン混合の
演算処理を行って複数ライン混合のフィールド読み出し
画素データとすることにより、前記撮像素子からの複数
ライン混合のフィールド読み出しで読み出された画素デ
ータと、同一機能のカメラプロセス回路を使用するよう
にした撮像方法を特徴とする。
【0089】また本願における請求項55に記載の発明
によれば、請求項48,50,52乃至53の発明にお
いて、前記色分解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配
列である撮像方法を特徴とする。
【0090】また本願における請求項56に記載の発明
によれば、請求項40乃至55の発明における撮像方法
を実行するプログラムを記憶した記録媒体を特徴とす
る。
【0091】
【発明の実施の形態】以下、本発明における撮像装置
を、各図を参照しながら、その実施の形態について説明
する。
【0092】水平または垂直方向に画素ずらしを行うこ
とにより解像度を向上するものは、種々提案されている
が、まず本発明の実施の形態の説明に入る前に、画素ず
らしの基本原理及び基本動作について説明する。
【0093】撮像素子の撮像面側には、カラーフィルタ
が配されており、そのカラーフィルタの画素配列として
は、「RGBベイヤー配列」、「補色市松配列」と称さ
れる色配列が主流であり、これらのカラーフィルタを施
した撮像素子を用いて1/2画素ずらしを行って解像力
を向上した場合を例にして説明する。
【0094】図25はRGBベイヤー配列のカラーフィ
ルタの色配列を、図26は補色市松配列をそれぞれ示す
ものであり、これらのフィルタは単板固体撮像素子の各
画素上に各々のフィルターの各セルが1対1に対応して
形成されている。
【0095】図27は図25に示す16画素からなるR
GBベイヤー配列において、画素ずらしを行う際の移動
方向及び移動量を示す図であり、これら16画素の配列
に対して、仮に定められた基準位置(図25のRGBベ
イヤー配列では、たとえば左上端のRを基準位置とす
る)から、X方向(水平方向)及びY方向(垂直方向)
に1/2画素ずつシフトする場合の相対移動位置を表し
ている。
【0096】すなわち図27は、16画素からなるパタ
ーンが、4つのブロックに分けられ、それぞれのブロッ
ク内において、1/2画素ずらしが行われる様子を個々
に示したものである。各ブロック内における数字は、画
素ずらしの移動方向及び順序を示している。
【0097】同図において、左上のブロックについて見
ると、(1)は16画素の配列の基準位置、(2)はY
方向に1/2画素、(3)はX方向に1/2画素、
(4)はX、Y両方向に1/2画素シフトすることをそ
れぞれ示している。
【0098】すなわち(1)〜(4)で示す画素ずらし
は、基準位置1に対して画素を水平、垂直方向にそれぞ
れ1/2画素ずらして画像を取り込む動作を示すもので
ある。
【0099】また左下のブロックは、基準位置(1)よ
り、Y方向すなわち垂直方向に1画素シフトした位置5
を基準として、(6),(7),(8)というように、
Y方向,X方向,XY両方向に1/2画素ずらしを行っ
たときの移動位置を示している。
【0100】また右上のブロックにおける(9)〜(1
2)で示す画素ずらしは、基準位置1より、X方向すな
わち水平方向に1画素シフトした位置(9)を基準とし
て、(10),(11),(12)というように、Y方
向,X方向,XY両方向に1/2画素ずらしを行ったと
きの移動位置を示している。
【0101】また右下のブロックにおける(13)〜
(16)で示す画素ずらしは、基準位置(1)より、X
及びY方向すなわち水平及び垂直方向に1画素シフトし
た位置(13)を基準として、(14),(15),
(16)というように、Y方向,X方向,XY両方向に
1/2画素ずらしを行ったときの移動位置を示してい
る。
【0102】このようにして、基準位置よりY方向、X
方向、XY両方向に1画素シフトした4つのブロック内
において、1/2画素単位で画素ずらしを行い、結果と
して、もとの1画素に対して、各々別色の色信号を得る
ことができる。これらの対応関係を図28に示してい
る。
【0103】図28の(a),(b),(c),(d)
は、上記のように16画素について4ブロックづつの1
/2画素ずらしを行った結果、撮像された画素データを
示すものである。同図(a)の4つの太線で分割された
ブロックは、図27の太線で分割された左上ブロック
(4画素分)に相当する。
【0104】そして、図27の左上ブロックに着目し、
X方向、Y方向のそれぞれ(1)〜(4)のように1/
2画素づつシフトし、画像を撮像すると、図27の各1
画素ごとに、4画素分の情報を得ることができる。他の
画素についても同様に、1/2画素ピッチで4画素分の
情報を得ることができる。
【0105】図28(a)は、1/2画素ピッチで画素
ずらしを行い、R,G,B各画素ごとに、4画素分の情
報を得ることができることを示している。
【0106】図28(b)は、図27の右上の4画素に
ついて着目し、X方向に1画素シフトした位置におい
て、1/2画素ずらし(9)〜(12)を行うことによ
り、R,G,Bそれぞれの画素について4画素分の情報
を撮像することができることを示している。
【0107】同様に、図28(c)は、図27の左下の
4画素について着目し、Y方向に1画素シフトした位置
において、1/2画素ずらし(5)〜(8)を行うこと
により、R,G,Bそれぞれの画素について4画素分の
情報を撮像することができることを示している。
【0108】同様に、図28(d)は、図27の右下の
4画素について着目し、X,Y両方向に1画素シフトし
た位置において、1/2画素ずらし(13)〜(16)
を行うことにより、R,G,Bそれぞれの画素について
4画素分の情報を撮像することができることを示してい
る。
【0109】このようにすると、たとえば図27の基準
位置(1)においては、本来R1画素分の情報しか得る
ことのできないところ、Rで4画素分、Gに相当する4
画素分、Bに相当する4画素分の画像情報を得ることが
できる。
【0110】図29は上述のように、画素ずらしを行う
ことによって得たRGBそれぞれの画像情報を、それぞ
れR,G,Bそれぞれの色信号メモリに記憶するととも
に、アドレス変換を行い、各色メモリごとに色信号情報
をX,Y方向に再配置した状態を示すもので、R,G,
Bそれぞれの色信号メモリに各色信号情報が集められ、
各色ごとに一枚の画像を構成している。
【0111】したがって、R,G,B各色の画素につい
て、図27の画素ずらし前の画素パターンに対し、X,
Y方向にそれぞれ2倍の解像度を得ることができるとと
もに、各画素位置において各色の情報を得ることがで
き、16箇所(1/2画素ずらしをXY方向に各2箇所
で計4箇所×各色4箇所=16)の色情報を画素ずらし
によって得ることができ、もとの撮像素子の画素数の1
6倍の画像データを得ることができる。
【0112】以上のような16箇所の画素ずらし動作を
行うためには、撮像光学系の光路内に挿入された平行平
板の傾きを変化させ、あるいは、撮像素子を微小振動さ
せる等の制御を行いながら、撮像素子の撮像面に入射さ
れる光束を、X方向に基準位置から0,1/2,1,3
/2画素ピッチの4箇所に移動させるとともに、Y方向
にも同じく、0,1/2,1,3/2画素ピッチの4箇
所に移動させる必要がある。この制御のシーケンスを図
32に示す。
【0113】また、これらの色信号メモリから、各色ご
との画像情報を読み出して、パソコン等で容易に画像処
理、編集、表示、プリント等を行うことができる。また
この色情報のまま、あるいは必要に応じてコンポジット
信号に変換して他のビデオ機器、モニタ等に出力するこ
とも可能である。
【0114】また図30,31は補色市松画素配列のカ
ラーフィルタに対して、上述のような画素ずらしを行っ
た場合を図示したものである。
【0115】フィルタの画素配列が異なるだけで、処理
自体は、上述と同様であるため、説明は省略し、結果の
み図示することにする。各画素が補色のシアン(C)、
マゼンタ(M)、グリーン(G)、イエロー(Y)につ
いて、それぞれ1/2画素ずらしで4画素ずつ取り込
み、X,Y方向それぞれについて、及びX,Y両方向に
ついて、1画素シフトしたところで、再度1/2画素ず
らしで4画素ずつ取り込むことにより、上述と同様に、
もとの撮像素子の画素数の16倍の画像データを得るこ
とができる。
【0116】また図31は、各画素ずらしごとに撮像し
た画像データをアドレス変換し、色ごとにメモリ上で再
配置した状態を示すものであり、シアン(C)、マゼン
タ(M)、グリーン(G)、イエロー(Y)の色メモリ
ごとに、一枚の画像を構成している。
【0117】したがってこれらの色信号メモリから、各
色ごとの画像情報を読み出して、パソコン等で容易に画
像処理、編集、表示、プリント等を行うことができる。
またこの色情報のまま、あるいは必要に応じてコンポジ
ット信号に変換して他のビデオ機器、モニタ等に出力す
ることも可能である。
【0118】またこの場合も、画素ずらしの方向は、X
方向に基準位置から0,1/2,1,3/2画素ピッチ
の4箇所に移動させるとともに、Y方向にも同じく、
0,1/2,1,3/2画素ピッチの4箇所に移動させ
る必要がある。
【0119】また上述のような1/2画素ずらし制御
(RGBベイヤー又は補色市松フィルターの場合)によ
って得られる解像度はカラーで2倍となり、67.4×
2≒135dpiである。
【0120】次に1/3画素ずらしを行った場合につい
て説明する。
【0121】図33は、RGBベイヤー配列のフィルタ
におけるX,Y方向それぞれ6×6=36画素のブロッ
クについて、これをX,Y方向3×3=9画素の4つの
ブロックに分割し、各分割ブロックごとに、1/3画素
ピッチで2回づつX,Y方向に画素ずらしを行う処理を
示すものである。これによって3倍の解像度を得ること
ができる。また図34は、これによって撮像された画素
データを示すものである。
【0122】図33において、左上9画素ブロックにつ
いて、その数字1で表した画素位置を基準位置とし、1
/3画素ピッチで、2回(1/3,2/3)づつ、X,
Y方向にそれぞれシフトし、画像の取り込みを行う。
【0123】これによって得られた画像データは、図3
4の(a)に示す。R,G,B各画素それぞれについ
て、X,Y方向それぞれ1/3画素ピッチで画素ずらし
を2回行うので、3×3=9画素のデータを得ることが
できる。
【0124】続いて、同図(c)に示すように、基準位
置(1)に対して、Y方向に1画素シフトし、左下のブ
ロックについて、同様に(10)〜(18)で示すよう
に、R,G,B各画素それぞれについて、X,Y方向そ
れぞれ1/3画素ピッチで画素ずらしを2回行い、3×
3=9画素のデータを得ることができる。
【0125】また同図(b)に示すように、基準位置
(1)に対して、X方向に1画素シフトし、右上のブロ
ックについて、同様に(19)〜(27)で示すよう
に、R,G,B各画素それぞれについて、X,Y方向そ
れぞれ1/3画素ピッチで画素ずらしを2回行い、3×
3=9画素のデータを得ることができる。
【0126】さらに同図(d)に示すように、基準位置
1に対して、X,Y方向にそれぞれ1画素シフトし、右
下のブロックについて、同様に(28)〜(36)で示
すように、R,G,B各画素それぞれについて、X,Y
方向それぞれ1/3画素ピッチで画素ずらしを2回行
い、3×3=9画素のデータを得ることができる。
【0127】尚、(10)〜(18)のブロック、(1
9)〜(27)のブロック、(28)〜(36)のブロ
ックをそれぞれY方向、X方向、X及びY方向に1画素
シフトして撮像することによって、各画素に対して、本
来なら他の色の画素の存在する位置における画素データ
を得ることができる。
【0128】また図35は、上記の画素ずらしによって
得た色情報を、各色メモリに格納するとともに、アドレ
ス変換を行って、各色ごとに再配置した状態の色信号配
列を示すものである。
【0129】同図に示すように、各画素について、X,
Y方向各々3倍の解像度(画素数)及び各画素位置にお
いて3倍の各色情報を得ることができる。すなわち1/
3画素ずらしを各X,Y方向に計9箇所行い、各色4色
であるから、合計36の色情報を画素ずらしにより得る
ことができるわけである。これはもとの撮像素子の画素
数の36倍のデータを得ることができるものであり、解
像力としては、67×3≒200dpiを実現することが
できる。
【0130】36箇所の画素ずらしを実際に実現するた
めには、図38に示すように、X方向に1/3画素ピッ
チで、基準位置から0,1/3,2/3,1,4/3,
5/3画素分移動して6箇所でサンプリングを行い、Y
方向にも基準位置から0,1/3,2/3,1,4/
3,5/3画素分移動して6箇所でサンプリングを行
い、合計36箇所のサンプリングを行う。これらのサン
プリングを図36に示す順に行ったときのX方向、Y方
向における画素ずらし量が図38に示されている。
【0131】尚、この場合も、前述の1/2画素ずらし
のときと同様に、撮像素子はフレーム全画素読み出しモ
ードを用いて駆動される。
【0132】また図36は、同様の1/3画素ずらしを
補色市松配列の色フィルタに対して行った場合を示すも
のであり、図37はその画素ずらしの結果メモリの取り
込まれた画素データをアドレス変換して、各色ごとに再
配置した状態の色信号配列を示すものである。
【0133】この場合も上述のRGBベイヤー配列にお
ける画素ずらしとアルゴリズムは同じなので、説明は省
略し、図示だけとする。
【0134】画素ずらしによる高画質撮像の基本原理
は、以上のようになっているが、上記のシステムでは、
上記の1/2画素ずらしでは、得られる解像力が最大で
2倍であり、A4原稿横置きフルサイズで、135(6
7×2)dpiが最大であり、10ポイントのフォントを
入力するには不十分な解像力である。
【0135】また必要とする画像メモリも、上記の1/
2画素ずらしで16フレーム分となり、高価となる。
【0136】ホワイトバランス等の色処理を、たとえば
パソコン側でおこなわなければならず、また純色、補色
にかかわらず、原色を用いるので、文書入力用に白黒信
号を生成する必要があり、演算処理時間が長くかかる
(通常10〜20秒)。
【0137】また上記の1/3画素ずらしの場合は、解
像力の上では、200dpiを達成できるが、必要な画像
メモリのサイズが、36フレーム分必要となり、高価と
なり、また同様にホワイトバランス等の色処理や、文書
入力用の白黒信号の生成等の処理をパソコン側で行うた
め、処理時間が長くなる問題がある。
【0138】次に本発明の特徴とする構成について、そ
の実施の形態について説明する。本発明の実施の形態
は、上記の画素ずらしシステムの改良にある。
【0139】すなわち水平、垂直方向に最低1/3画素
単位で画素ずらしを行い、200dpi程度の高解像度を
実現することにある。
【0140】またこのような高解像度を実現するにあた
り、補色市松配列のような標準的な色配列の撮像素子の
使用を可能とし、偽色発生を防止することにある。
【0141】また高解像度静止画撮影モードに加えて、
通常のアナログビデオ出力モードを設け、静止画だけで
なく、動画撮影も可能とするとともに、これらいずれの
モードにおいても、効率の良いカメラプロセスを実現す
ることにある。
【0142】また高解像度静止画データのパソコンへの
転送にあたり、転送に要する時間を極力短縮し、選択部
のみの転送を可能とする。
【0143】以下本発明における撮像装置の実施の形態
について説明する。
【0144】(第1の実施形態)図1は本発明における
撮像装置をビジュアライザーに適用した場合を示すブロ
ック図である。
【0145】同図において、1は撮像レンズ、2は撮像
レンズ後端に配設された画素ずらし機構であり、本発明
の画素ずらし手段を実現するものである。画素ずらし機
構は、たとえば撮像レンズ光学系の光路内に挿入された
平行平板の光軸に対する傾斜角を変更することによっ
て、入射光束の撮像面上における入射位置をシフトし、
撮像素子の画素のない画素間に入射されるべき情報の撮
像を可能とし、高解像化を図ったものである。
【0146】3は画素ずらし機構の後端に取り付けら
れ、オンチップカラーフィルタ(補色フィルターで且つ
後述するような市松配列あるいはRGB原色ベイヤー配
列)を備えたCCD等の撮像素子、4は相関2重サンプ
リング(CDS)回路及び自動利得制御(AGC)回路
(以下CDS/AGC回路と称す)、5は撮像素子を駆
動する撮像素子駆動回路(Vdrive)、6は撮像素子を
駆動するための各種タイミングパルス信号を発生するタ
イミング発生器(TG)である。
【0147】7は撮像部全体を制御する撮像部システム
コントロール用のマイクロコンピュータ(以下マイコン
と称す)、8は画素ずらし機構を駆動する電気回路であ
り、マイコン7によって制御される。
【0148】また9はカメラヘッド部であり、撮像部を
構成する。
【0149】10は撮像部と後段の画像処理部(後述)
とを結ぶケーブル、11は撮像素子3より出力された画
像信号をデジタルデータに変換するA/D変換器、12
はデジタル高解像静止画データを記憶する画像メモリ、
13は画像メモリ12の書き込み、読み出しアドレス制
御を行うメモリコントローラ、14は画像メモリ12よ
りの上下2ラインの読み出しデータを加算する加算回
路、15はカラーフィルタの補色市松の画素パターンに
対応する色信号より輝度信号(Y)及びクロマ信号(R
−Y,B−Y)を生成するためのカメラプロセス回路、
16は撮像素子の画面のアスペクト比を正方画素パター
ン1対1に変換するための水平方向スケーラ、17はパ
ソコンへの画像データ転送用のバッファメモリー、18
は輝度信号及び色信号からRGB信号を生成するための
RGBマトリクス回路である。
【0150】19はパソコンとのデータ転送を司るイン
ターフェース(I/F)コントローラで、この画像転送
インタフェースには、高速転送の可能なUSBあるいは
IEEE1394等が用いられている。インターフェー
ス19は、単独であるいはバッファメモリ17ととも
に、本発明の転送手段を構成する。
【0151】20は本装置の画像処理部22及び撮像部
9を初めとしてシステム全体を制御するシステムコント
ロール用のマイコン(シスコン)、21は出力形態すな
わち輝度及びクロマ信号と、RGB信号とを切り換える
スイッチ、22は画像処理部のブロックを示すものであ
る。したがってメモリコントローラ13と、システムコ
ントローラ20とで、あるいはそれぞれ単独でも制御手
段を構成する。そして以下に示す画素ずらし、撮像、撮
像素子より読み出した画素データの画像メモリへの記
憶、アドレス変換、転送に係わる一連の処理は、システ
ムコントローラ20内に配されたROM等の記録媒体に
記憶されたプログラム、あるいは外部接続されたパソコ
ン側の記録媒体に記録されたプログラムによって実行さ
れる。
【0152】本発明の撮像装置の主な構成は以上のよう
になっており、以下、本実の形態の動作について説明す
る。
【0153】撮像レンズ1を介して入射する被写体(図
示せず)の光学像は、画素ずらし機構に入射される。画
素ずらし機構は撮像レンズ1と撮像素子3との間に配設
されており、このため、撮像レンズ1には、ズームレン
ズを用いてズーム比を変更させても、画素ずらし機構に
要求される機械的動作は、撮像レンズ1には関係せず、
撮像素子3の画素ピッチのみに関連する。
【0154】撮像素子3に仮に41万画素(総画素数)
1/3インチサイズのCCDセンサを用いたとすると、
CCDの画素ピッチは水平方向6.35μm、垂直方向
7.4μmであり、水平、垂直方向に各々4.23μm、
4.93μm光路をシフトさせると2/3画素ずらし
(1画素間隔の2/3)が実現される。
【0155】画素ずらし機構2は、水平及び垂直方向に
各々独立にプラス及びマイナス両方向に2/3画素分の
光路のシフトすなわち画素ずらしを行う(その制御につ
いては後述)。図2にその画素ずらしの相対位置の関係
を示す。
【0156】同図で(1)は基準位置、(2)はY方向
すなわち垂直方向に2/3画素ずらした位置、(3)は
−2/3画素Y方向にずらした位置、(4)はX方向す
なわち水平方向に2/3画素ずらした位置、(7)は同
じくX方向に−2/3画素ずらした位置、(5),
(6),(8),(9)は、各々X方向及びY方向の両
方に±2/3画素ずらすことによって生じる相対位置を
示している。
【0157】図2においては、各画素ごとの基準点(”
・”で示す)は常に左上隅の位置としている。図2の様
な9箇所の相対位置を有する画素ずらし(光路シフト)
を図3(a)に示す補色市松フィルタ(C:シアン,
Y:イエロー,G:グリーン,M:マゼンタ)を有する
撮像素子3に対して行うと、図4に示す様な各位置にお
ける画像信号を得ることができる。
【0158】この処理について、さらに詳しく説明す
る。
【0159】図4は、図3(a)に示す補色市松配列の
カラーフィルタを用いた場合における4×4=16画素
について、これを上下左右に2/3画素ずらししたとき
のサンプリングデータを概念的に示すものである。
【0160】図3(a)に示す補色市松配列のカラーフ
ィルタを用いた場合、たとえば図3(a)の配列の左上
端部のCの画素位置では、基準位置(1)では本来のC画
素のデータが得られている。
【0161】図3(c)は、基準位置(1)における、Y
方向の各画素C,G,C,Mの配列を抜き出したもので
ある。各画素を今〜で示し、1画素を1/3ピッチ
で分割して示し、図2の基準点を”・”で示す。また基
準位置(A)において、各画素〜に、それぞれ光束L
1〜L4が入射しているものとする。
【0162】この状態において、(2)で示すように、
(1)の基準位置に対して〜の画素をそれぞれY方向
に2/3画素ずらしを行うと、〜の画素の基準点”
・”には、それぞれL1,L2,L3,L4が入射し、
基準位置(1)の状態と同じである。
【0163】一方、(3)で示すように、基準位置
(1)の状態から、−Y方向に2/3画素ずらしを行う
と、〜の画素の基準点(は、の画素に続く画素
C)”・”には、それぞれ光束L1,L2,L3,L4
が入射しており、基準位置(1)と異なる色の画素G,
C,M,Cにそれぞれ入射されていることが分かる。
【0164】したがって、図3(c)のC,G,C,M
の各画素〜に対して、2回の画素ずらしによる3回
のサンプリングが行われ、それぞれ,,,の
C,G,C,Mの画素それぞれについて、CGC,GC
G,CMC,MCMの色配列でサンプリングが行われ、
画素数が3倍になっていることがわかる。
【0165】図4は、上記の画素ずらしを、図3(a)
の画素配列に対して行うようにしたものである。
【0166】図4(a)は、上述のように、”1”は基準
位置、”2”はY方向に2/3画素ずらしを行った場合
を、”3”は−Y方向に2/3画素ずらしを行った場合
をそれぞれ示している。
【0167】同図において、基準位置(1)でサンプリン
グされる画素データを右上がりの斜線によるハッチング
で示し、基準位置(2)でサンプリングされる画素データ
を右下がりの斜線によるハッチングで示し、基準位置
(3)でサンプリングされる画素データを横線のハッチン
グで示す。
【0168】このような画素データ配列となることは、
上述の通りであり、同図の3×3=9画素のブロック
が、図3(a)の画素1つに相当する。
【0169】同様にして、図4(b)は、図2の
(4),(5),(6)の位置に±2/3画素ずらしを
行うことによって得られる画素データ配列を示すもので
あり、同図中、移動位置(4)でサンプリングされる画
素データを右上がりの斜線によるハッチングで示し、移
動位置(5)でサンプリングされる画素データを右下が
りの斜線によるハッチングで示し、基準位置(6)でサ
ンプリングされる画素データを横線のハッチングで示
す。
【0170】図4(c)は、図2の(7),(8),
(9)の位置に±2/3画素ずらしを行うことによって
得られる画素データ配列をそれぞれ示すものであり、同
図中、移動位置(7)でサンプリングされる画素データ
を右上がりの斜線によるハッチングで示し、移動位置
(8)でサンプリングされる画素データを右下がりの斜
線によるハッチングで示し、基準位置(9)でサンプリ
ングされる画素データを横線のハッチングで示す。
【0171】以上9箇所の相対位置への移動が終了した
状態では、図5に示すような画素データの空間配置によ
る画像データを得ることができる。
【0172】図3(b)は、撮像素子の補色市松配列の
フィルタと比較を行いやすくするために、図5の画素デ
ータ配置を書き直し、図3(a)とともに示したもので
ある。
【0173】図3(a)と図3(b)とを比較すると、
グリーンGと、マゼンタMの配置の不一致を除けば、±
2/3画素ずらしの結果、画素数にして3倍の密度のデ
ータが得られている。
【0174】図6(a)は、図2の9箇所の各相対位置
を実現するためのX方向,Y方向の画素ずらし機構によ
る駆動方法を示す。
【0175】X,Y方向各々に、0,+2/3,−2/
3画素ずらしを1フレーム毎に合計9回(9フレーム)
行う。
【0176】画素ずらしは、相対的な移動であり、図6
(b)に示すように、0,2/3,4/3画素ずらしを
各々X,Y方向に行っても同様の効果が得られる。
【0177】ここで注目すべきは、図3(a)と図3
(b)の比較から明らかなように、グリーンGと、マゼ
ンタMの配置の不一致部分をメモリ上で位置を入れ換え
れば、通常の撮像素子の補色市松配列のフィルタにおけ
る画素配列と全く同一の画素配列となり、通常のカメラ
プロセス回路で、画素ずらし後の信号を処理することが
可能となる点である。
【0178】これは動画と画素ずらしによる高画質撮像
が同じシステム及び回路構成で可能となることを意味し
ており、これによりパソコン等の外部接続された装置側
における信号処理の付加を格段に軽減することができ、
高速化、メモリの効率化、回路構成の簡略化に顕著な効
果を有する。
【0179】尚、グリーンGと、マゼンタMの配置の不
一致部分をメモリ上で位置を入れ換えることを行わなく
ても、画素ずらしのアルゴリズムを変更することによっ
て、画素ずらしの段階で、画素データの空間配置を、完
全に通常の撮像素子の補色市松配列のフィルタにおける
画素配列と同一にすることができる。この方法について
は、後述する。
【0180】一方、同じ様な9箇所の相対位置を生じる
画素ずらしを補色市松フィルタ以外のたとえば原色ベイ
ヤー配列の撮像素子に適用すると次のようになる。画素
ずらしのアルゴリズムは前述の補色市松フィルタのとき
と同様であり、説明は省略し、結果のみ図示する。
【0181】図7に原色RGBベイヤー配列を示す。図
8(a),(b),(c)は、前述の補色市松配列の場
合と同様に各相対位置における画素データ配列を示し、
図9が9箇所の相対位置の全てへの移動が終了した場合
の画素データの空間配置となる。
【0182】図9を図7(a)のフィルタ配列に則した
形に書き直して図7(b)のような画素データ配置と
し、図7(a)と比較すると、図7(b)は3倍の画素
密度を持ったRGBベイヤー配列そのものとなってい
る。
【0183】したがって、RGBベイヤー配列の場合
は、X,Y方向の±2/3画素ずらしにより得られた3
倍密度の高解像静止画は、画素ずらしを行わない通常の
動画と同じ画像処理すなわちカメラプロセス回路を用い
ることができる。
【0184】すなわち通常のNTSC等のテレビジョン
信号処理回路を兼用することが出来る。
【0185】次に、上述したように、補色市松の画素配
列の場合も、更に画素ずらし時に、所定の相対位置の移
動を追加することにより、グリーンG,マゼンタMの配
置の不一致を補正することができ、画素ずらし動作によ
る画素情報の取り込み動作を終了した時点で、通常の画
素配列と同じ画素配置が得られるようにする構成につい
て説明する。
【0186】図10にその具体的方法を示す。
【0187】同図に示すように、右上がりの斜線で示す
画素すなわち相対位置(1),(4),(7)に関し、
グリーンG及びマゼンタMのラインについてのみ1/3
画素(+方向でも−方向でもよい。図10は+1/3の
場合を示す)の水平方向(X方向)のシフトを追加し、
グリーンG及びマゼンタMの配列の補正を行う。
【0188】この補正は、図11に示すように、右上が
り斜線で示す相対位置(1),(4),(7)に関し、
グリーンG及びマゼンタMのラインについて1画素(+
方向でも−方向でもよく、図11は+1画素の場合を示
す)の水平方向(X方向)のシフトを追加しても同様で
ある。この1/3画素または1画素のグリーンG,マゼ
ンタMラインの水平方向シフトにより、図12に示す最
終画像データ配置を得る。
【0189】図12を図13のように書き直し、図3
(a)と比較すると、図12は3倍の画素密度を有した
補色市松配列そのものとなる。
【0190】このようにして、補色市松の場合も2/3
画素ずらしに1/3画素または1画素の補正を加えるこ
とにより、画素ずらしを行わない場合すなわち通常の動
画と同じカメラ信号処理を3倍密度の高解像静止画に用
いることができる。
【0191】したがって通常の補色フィルタを用いたカ
メラ信号処理回路を兼用することができ、高画質静止画
撮像も通常の動画撮像も可能な撮像装置を実現すること
ができる。
【0192】図14,図15に実際の画素ずらし機構の
駆動方法を示す。図14は水平1/3画素ずらしによる
グリーンG,マゼンタMの補正の場合、図15は1画素
シフトによる補正の場合を示す。
【0193】いずれの場合も相対位置が(1),
(4),(7)の場合、かつG,Mラインを読み出すフ
ィールドの場合に対してのみ水平方向に補正シフトを追
加する。
【0194】画素ずらしの機構自体の構成は特に限定さ
れるものではなく、上述のように、X方向及びY方向の
±2/3画素ずらしに対応し得るものであればよい。
【0195】そして同様のX方向の画素ずらし機構を補
正用としてもう1組追加すれば、上記G,Mの補正も実
現できる。
【0196】以上のような画素ずらし機構の動作は、シ
ステムコントロール回路20の指令に基づきマイコン7
及び画素ずらし駆動回路8により実現される。
【0197】以上説明した原理に基づいて動作する画素
ずらし機構により、被写体の光学像は撮像素子3上に結
像する。
【0198】撮像素子3は、TG6及び駆動回路5によ
りフレーム全画素読み出しモードにて駆動され、補色市
松の場合は第1のフィールドからは、シアンC,イエロ
ーYの色信号のみが出力され、また第2フィールドから
はグリーンG,マゼンタMの色信号のみが読み出され、
出力される。
【0199】撮像素子3の出力信号は、CDS/AGC
回路4に供給され、相関2重サンプリングの後、所定レ
ベルに増幅される。CDS/AGC回路4の出力は、ケ
ーブル10を介してA/D変換器11に供給され、デジ
タル色信号に変換される。
【0200】このデジタル色信号は画素ずらしの結果、
画像メモリ12に、図12に示す様な配列で書き込まれ
る。
【0201】この書き込み制御は、システムコントロー
ラ20によってメモリコントローラ13を制御すること
によって行われる。
【0202】画像メモリ12に書き込まれた画像データ
は、縦横(X,Y)3倍の画素密度を有し、模式的に
は、図16に示すように通常の場合(画素ずらしなし)
と同じフレーミングすなわち画素配列で、画素密度が3
倍に増加したものである。
【0203】書き込み終了後、画像メモリ12の画像デ
ータはメモリコントローラ13により、図17に示す9
つのフレームに分割して読み出される。
【0204】また1フレームごとの読み出しに際して、
上下2ラインを同時に読み出し、加算回路14により、
上下2ラインの加算混合を行い、フィールド画像データ
に変換する。
【0205】加算回路14より出力されたフィールド画
像データは、カメラプロセス回路15に供給され、通常
の補色市松配列のフィールド読み出し信号より輝度信号
及びクロマ信号を生成するためのカメラ信号処理がデジ
タル的になされ、輝度信号及びクロマ信号が出力され
る。
【0206】この出力デジタル信号は水平方向スケーラ
16に供給され、ここで正方画素の縦横比(アスペクト
比)1対1への変換がなされる。これはパソコンのディ
スプレイ上に表示するために必要な変換である。
【0207】もちろんはじめからアスペクト比1対1の
画素サイズの撮像素子を用いれば、このスケーラは省略
し得る。
【0208】スケーリング後の画像データは、転送用の
バッファメモリ17に供給され、ここで、1フレーム分
の蓄積を行う。
【0209】このバッファメモリは、インタフェースコ
ントローラ19よりの制御に基づき、所定のデータを転
送レートに応じて所定量読み出し、必要に応じて、RG
Bマトリクス回路18を介してRGB信号に変換してか
ら、あるいはそのままの輝度信号及びクロマ信号の形で
インターフェースコントローラ19に供給する。
【0210】インタフェースコントローラ19は、所定
の転送方式によりパソコンと通信を行い、画像データの
転送を行う。本実施の形態では、IEEE1394等の
高速転送の可能なインタフェースを用いているが、他の
USB等でもよく、特に限定されるものではなく、パソ
コン側との兼ね合いで決定すればよい。
【0211】1フレーム分の転送が終了し、バッファメ
モリー17が空になると、2枚目のフレームが画像メモ
リ12より読み出され、同様の処理を行った後、バッフ
ァメモリ17に蓄積され、インタフェースコントローラ
19を介してパソコンに転送される。
【0212】同様の動作を9フレーム全てに対して行
い、高画質静止画の1枚分のパソコンへの転送を終了す
る。
【0213】シスコン20は、以上の動作を所定のシー
ケンスで各コンポーネントを制御し、実行する。
【0214】一方、本発明の第1の実施形態において、
撮像素子3とレンズ1との間に、光学的ローパスフィル
タを配設すると、偽色信号が減少し、高画質静止画の画
質がさらに向上する。
【0215】図18に光学的ローパスフィルタの特性を
示す。同図において、(a)は水晶複屈折板を1枚挿入
し、X方向(水平方向)に画素ピッチの1/3の複屈折
を持たせ、水平方向に光学的ローパスフィルタ効果を持
たせたものである。
【0216】また同図(b)は、同様の効果をY方向
(垂直方向)に持たせたものである。
【0217】同図(c)は、X,Yの2方向の1/3ピ
ッチ水晶複屈折板各1枚を用い、X,Y2方向に光学的
ローパス効果を持たせたものである。
【0218】同図(d)は、斜め方向の偽色信号を減ら
すために、X方向1/3画素ピッチ、45°の斜め方向
に√2/3ピッチの合計2枚の水晶複屈折板を配置した
ものである。(a)はX方向、(b)はY方向、(c)
はX,Y両方向、(d)はX方向及び45°の斜め方向
の偽色信号の減少に効果を有する。
【0219】尚、上述した本発明における画素ずらしシ
ステムによると、撮像素子からは全画素読み出しを行っ
て画素数を実質的に増加させた撮像素子で撮像した場合
と同じ空間配置でメモリへと記憶し、メモリから読み出
してカメラプロセス回路へと供給する際に上下2ライン
の加算を行っているため、メモリに記憶する前に解像力
の低下を生じない。
【0220】たとえば、撮像素子のフィールド読み出し
方法として知られているように、第1フィールドで奇数
ラインを2ライン加算して読み出し、第2フィールドで
偶数ラインを2ライン加算して読み出すものでは、画素
ずらしを行っても、互いに重なり合った2ラインを交互
に読み出すため、仮想的な画素サイズが大きくなり(3
画素分)、解像力がさほど向上しない。すでに撮像素子
からの読み出し時に1ラインを挟んだ2ラインを加算し
ながら画素をシフトしているからである。
【0221】これに対して、本発明は撮像素子からは全
画素読み出ししてメモリに記憶し、この段階で画素ずら
しによる高画質を得、メモリから読み出す際(高画質の
画素空間配置にした後)、隣接する2ラインを加算して
いるので、画素劣化が最小限ですむ。
【0222】(第2の実施形態)図19は、本発明にお
ける撮像装置の第2の実施形態の構成を示すブロック図
である。図1に示す第1の実施形態の構成との差異は、
動画出力機能を追加し、動画及び高解像静止画両対応の
撮像装置を実現したところにある。以下、図1と異なる
箇所を中心に説明する。
【0223】同図において、23は図1に示すカメラプ
ロセス回路15と同じ機能を有するカメラプロセス回
路、24は回転機構を有する光学的ローパスフィルタ
(回転位置によってローパス機能をON,OFFでき
る)、25は光学的ローパスフィルタの回転機構を駆動
する回転駆動回路、26は切換スイッチである。
【0224】本発明の第2の実施形態の動作は、以下の
通りである。システムコントローラ20は、初期状態で
は動画モードにて動作するよう、制御信号をマイコン7
に供給する。
【0225】マイコン7は、この制御信号に基づいて回
転駆動回路25を駆動する。回転駆動回路25は、図2
0に示すように、例えばY方向の水晶ローパスフィルタ
をモータmo等で回転せしめ、図21の(b)に示すよ
うに複屈折を起こす方向が垂直(Y)方向になるように
する。
【0226】一方、X方向の水晶ローパスフィルタは、
図21の(a)に示すように、複屈折を起こす方向が水
平(X)方向になるように固定されており、このため図
21(c)に示すように、X,Y方向各々1画素ピッチ
で複屈折をなす光学ローパスフィルタが実現される。こ
うして動画モード時における偽色信号の発生を防止する
ことができる。
【0227】マイコン7は、一方で、TG(タイミング
発生器)6を制御し、撮像素子3が上下2ライン混合の
フィールド読み出しモードになるようにする。
【0228】これによって撮像素子3よりのフィールド
読み出し画像データは、CDS/AGC回路4、ケーブ
ル10を介してA/D変換器11に供給され、デジタル
信号に変換された後、カメラプロセス回路23に供給さ
れる。
【0229】カメラプロセス回路は、デジタル化された
フィールド読み出し画像データを処理し、最終的にはア
ナログのビデオ信号を出力する。
【0230】一方、デジタル化されたフィールド読み出
し画像データは、切換スイッチ26を介して(システム
コントローラ20の制御に基づく)、カメラプロセス回
路15にも供給され、カメラプロセス回路15にて輝度
信号及びクロマ信号が出力される。
【0231】このデジタルの輝度信号及びクロマ信号
は、水平方向スケーラ16に供給され、縦横比(アスペ
クト比)1対1への変換がなされる。
【0232】スケーリング後の出力は、転送用のバッフ
ァメモリ17に供給され、1フレーム分の蓄積が行われ
る。バッファメモリの内容は、図1の場合と同様の手順
でパソコンに転送される。そして転送が終了し、バッフ
ァメモリ17が空になると、次のフレームが取り込ま
れ、同様にしてパソコンに転送される。
【0233】この取り込み、転送の動作が繰り返され、
パソコン上には、擬似的に動画が表示される。この疑似
動画像は、高解像静止画を取り込む際に、画角を決定す
るためのフレーミングに最適である。
【0234】この疑似動画像のフレームレートを上げる
ために、バッファメモリ17には、1フィールド分のみ
の蓄積を行い、データ量を減少し、その分、パソコンへ
の転送時間を短縮することもできる。
【0235】また転送に際して1/2または1/3等の
間引きやJPEG等のデータ圧縮を行って、さらにデー
タ量を減少させ、転送時間を短縮し、フレームレートを
改善することもできる。
【0236】尚、フレーミングに関しては、カメラプロ
セス回路23よりのアナログビデオ信号をテレビモニタ
に接続して画像をモニタするようにしてもよい。
【0237】このようにして、フレーミングを行った
後、高解像静止画のキャプチャー(取り込み)操作が実
行されると、シスコン20は、制御信号をマイコン7に
供給し、マイコン7は回転駆動回路25を駆動し、たと
えばY方向の水晶ローパスフィルタを回転する。
【0238】この回転により、Y方向の水晶ローパスフ
ィルタは、図21(d)に示すように、複屈折を起こす
方向が−X方向となる。このためX方向の水晶ローパス
フィルターによる複屈折との間でそのローパス機能が相
殺され、高解像静止画の取り込みが可能となる。
【0239】一方、マイコン7は、TG6を制御し、撮
像素子3を全画素フレーム読み出しモードで駆動制御さ
せる。
【0240】以下、同様に、第1の実施形態の説明にし
たがい、高解像静止画が画素ずらしにより取り込まれ、
パソコンへと転送される。
【0241】以上述べたように、第2の実施形態によれ
ば、高解像静止画の取り込み時に、光学ローパスフィル
タの機能をキャンセルする場合について述べたが、図2
2に示す水晶ローパスフィルタの構成を取ると、高解像
静止画撮像時の偽色信号を減少することができる。
【0242】図22において、X方向の(a)は図21
と同じであるが、(b)に関して4/3画素ピッチの水
晶複屈折板を斜め方向に用いる。
【0243】動画撮像モード時は、図22(c)に示す
ように動画の斜め方向の偽色信号を主に除去し、高解像
静止画モード時は、図22(d)に示すように相殺後も
1/3画素ピッチのX方向の光学的ローパス効果が残
り、X方向の偽色信号が除去され、画質改善を行うこと
ができる。
【0244】図22(e)は、1/3画素ピッチのロー
パス効果がY方向に残るように、X方向、斜め方向の両
方の水晶板を回転した場合である。この場合は、高解像
静止画のY方向の偽色信号が改善される。
【0245】さらに図22(f)は、1/3画素ピッチ
のローパス効果が斜め方向に残るように、X方向の水晶
を回転した場合を示す。この場合は、高解像静止画の斜
め方向の偽色信号が改善される。
【0246】(第3の実施形態)図23は、本発明にお
ける撮像装置の第3の実施形態を示すブロック図であ
る。図19に示す第2の実施形態との差異は、図19の
カメラプロセス回路23を取り外し、カメラプロセス回
路15よりアナログビデオ出力を取り出したものであ
る。
【0247】本実施例によれば、動画撮像と高解像静止
画撮像とで、同一のカメラプロセス回路を兼用すること
ができる。
【0248】(第4の実施形態)図24は、本発明にお
ける撮像装置の第4の実施形態を示すブロック図であ
る。
【0249】同図において、27は少なくとも9フレー
ム分の容量を有する画像データ転送用のバッファメモリ
で、9フレーム分の容量を有するので、選択箇所すなわ
ち全画面を転送しなくても、所望の画面のみをパソコン
に転送することができる。
【0250】すなわちパソコン上で、動画モードでプレ
ビュー後、高解像静止画として画像を取り込みたい箇所
を矩形領域で指定する。この領域指定の方法は、例え
ば、パソコンディスプレイ上において、マウス等のポイ
ンタで指定することができるが、他の方法でもよい。
【0251】そして指定された領域の先頭アドレスと終
端アドレスを、パソコン側からインタフェースコントロ
ーラ19を介してシスコン20に供給する。これに応じ
てシスコン20は、バッファメモリ27を制御し、指定
された領域の画像データのみをパソコン側へと転送する
ように動作するものである。
【0252】この方式によれば、操作者は、パソコンの
ディスプレイ上において、動画を見ながらのフレーミン
グ、画像の確認、高解像静止画の取り込み、編集といっ
た一連の処理を、すべてパソコンのディスプレイ上にお
いて行うことができる。
【0253】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少ない画素ずらしで、効率よく画像の取り込みが可能と
なり、スキャナー並の高解像力を実現できるとともに、
高速の処理が可能、かつ画像メモリを大幅に節約でき、
コスト的に極めて有利である。
【0254】また画素ずらし後のカメラプロセスを、フ
ィールド画として処理できるので、既存の動画用のカメ
ラプロセス回路(カメラプロセスIC)を使用すること
ができ、従来の長い処理時間を要するソフトウェアによ
る処理に比較して、極めて高速に短時間での処理が実現
できる。
【0255】また本発明の画素ずらしアルゴリズムによ
れば、従来の方式に比較して、画素ずらし回数が格段に
少なくて済み(従来の1/3画素ずらしでは36箇所必
要であったが、本発明の実施形態では9箇所で済む)、
メモリ効率の向上、画像取り込み及び処理の高速化が可
能となるだけでなく、画素ずらしを行う機構も高速化及
び簡略化できる。
【0256】また本発明によれば、画素ずらし方式に適
応したローパスフィルタを用いることにより、高解像静
止画における偽色信号を除去し、解像度の向上に合わせ
た画質の改善を図ることができる。
【0257】また本発明によれば、高解像静止画出力だ
けでなく、通常のビデオ(動画)出力を併用して設けた
ので、高解像静止画だけでなく、動画撮像も可能とな
り、撮像部を備えたカメラヘッドの姿勢を可動とすれ
ば、通常のビデオカメラのように、人物、景色等の撮像
も可能となり、テレビ会議システムにおける人物撮影用
カメラ等にも使用可能である。
【0258】また高解像静止画モード及び通常動画モー
ドの両方に対応するよう光学ローパスフィルタ特性を可
変できるようにしたので、いずれのモードにおいても偽
色信号の発生を抑えることができる。
【0259】また高解像静止画撮影モードと通常動画撮
影モードとで、同一のカメラプロセス回路が使用できる
ため、コスト的にも、スペース的にも極めて有利にな
る。
【0260】また画素ずらしによって取り込んだ画像を
転送用バッファメモリを介して転送するようにしたの
で、選択部分のみの転送が可能となり、転送時間を優先
する場合に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明撮像装置の第1の実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】2/3画素ずらしのアルゴリズムを説明するた
めの図である。
【図3】補色市松配列の色フィルタと、画素ずらしによ
って高画素化された画素配列(アドレス変換後)、画素
ずらし動作を示す図である。
【図4】2/3画素ずらしの動作を説明する図である。
【図5】2/3画素ずらしによって画像メモリ内に取り
込まれた画素データを示す図である。
【図6】2/3画素ずらしの画素ずらし機構の制御アル
ゴリズムを説明するための図である。
【図7】RGBベイヤー配列の色フィルタと、画素ずら
しによって高画素化された画素配列(アドレス変換後)
を示す図である。
【図8】2/3画素ずらしの動作を説明する図である。
【図9】2/3画素ずらしによって画像メモリ内に取り
込まれた画素データを示す図である。
【図10】画素ずらしに伴う補正機構の動作を説明する
ための図である。
【図11】画素ずらしに伴う補正機構の動作を説明する
ための図である。
【図12】画素ずらし後のメモリ内の画素データの最終
配置を示す図である。
【図13】図12の画素データにアドレス変換を行った
状態を示す図である。
【図14】1/3画素シフトによる補正動作を示す図で
ある。
【図15】1画素シフトによる補正動作を示す図であ
る。
【図16】画像メモリに記憶されている画像情報を実際
の画像で示した図である。
【図17】画像メモリからの画像転送を説明するための
図である。
【図18】光学ローパスフィルタの特性を示す図であ
る。
【図19】本発明撮像装置の第2の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図20】光学ローパスフィルタの駆動系の構成を示す
図である。
【図21】光学ローパスフィルタの動作及び特性の変化
を説明するための図である。
【図22】光学ローパスフィルタの動作及び特性の変化
を説明するための図である。
【図23】本発明撮像装置の第3の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図24】本発明撮像装置の第4の実施形態を示すブロ
ック図である。
【図25】画素ずらしの原理を説明するための図で、R
GBベイヤー配列の色フィルタを示す図である。
【図26】画素ずらしの原理を説明するための図で、補
色市松配列の色フィルタを示す図である。
【図27】1/2画素ずらしのアルゴリズムを説明する
ための図である。
【図28】RGBベイヤー配列の色フィルタに対して1
/2画素ずらしを行ったときのデータを示す図である。
【図29】図28のデータのアドレス変換後の画像デー
タを示す図である。
【図30】補色市松配列の色フィルタにおいて、1/2
画素ずらしを行ったときのデータを示す図である。
【図31】図30のデータのアドレス変換後の画像デー
タを示す図である。
【図32】1/2画素ずらしの画素ずらし機構の制御ア
ルゴリズムを説明するための図である。
【図33】1/3画素ずらしのアルゴリズムを説明する
ための図である。
【図34】RGBベイヤー配列の色フィルタに対して1
/3画素ずらしを行ったときのデータを示す図である。
【図35】図34のデータのアドレス変換後の画像デー
タを示す図である。
【図36】補色市松配列の色フィルタにおいて、1/3
画素ずらしを行ったときのデータを示す図である。
【図37】図36のデータのアドレス変換後の画像デー
タを示す図である。
【図38】1/3画素ずらしの画素ずらし機構の制御ア
ルゴリズムを説明するための図である。
【符号の説明】
1 撮像レンズ 2 画素ずらし機構 3 撮像素子 7 マイコン 9 撮像部 12 画像メモリ 13 メモリコントローラ 14 加算器 15 カメラプロセス回路 16 水平スケーラ 17 バッファメモリ 18 RGBマトリクス回路 19 インタフェース(転送手段) 20 システムコントローラ 22 画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/64 G06F 15/62 X 15/64 330

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子の撮像面へと入射する光束を所
    定画素数単位でシフトする画素ずらし手段と、 前記画素ずらし手段によってシフトされた各位置におい
    て撮像された画素データを記憶可能な画像メモリと、 前記画像メモリに、前記画素データを縦横N(Nは整数)
    倍の画素数を有する撮像素子と等価の画素データの空間
    的配列で記憶するとともに、記憶された前記画素データ
    の読み出しを1フレームづつ分割して複数回で行うメモ
    リコントローラと、を備えたことを特徴とする撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記撮像素子は、撮像面に水平2画素及び垂直4画素単
    位の8画素ブロック単位で周期性を有する色フィルタを
    配されており、前記画素ずらし手段は前記撮像素子の撮
    像面へと入射する光束をプラス及びマイナス方向に2/
    3画素シフトするように動作し、前記メモリは画素デー
    タを少なくとも9フレーム分記憶可能であり、前記メモ
    リコントローラは前記画像メモリに前記画素データを縦
    横3倍の画素数を有する撮像素子の画素データの空間的
    配列で記憶するとともに、記憶された画素データの読み
    出しを1フレームづつ分割して9回行うように構成され
    ていることを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 さらに前記メモリより読み出された画素データに上下ラ
    イン混合の演算処理を行うことにより上下ライン混合の
    フィールド読み出しを可能とする加算回路と、前記加算
    回路より出力された上下ライン混合のフィールド読み出
    し画素データを処理するカメラプロセス回路とを有する
    画像処理部を備えたことを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記色フィルターは補色市松の画素配列に形成され、前
    記メモリコントローラは、前記撮像素子より上下ライン
    非混合のフレーム全画素読み出しモードで読み出された
    画素データを前記メモリに記憶するとともに、垂直2画
    素ごとのマゼンタ及びグリーンの反転を補正すべく水平
    方向に1画素あるいは1/3画素シフトする補正手段を
    備えたことを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記補正手段による、水平1画素または1/3画素ずら
    しは、マゼンタ及びグリーンのフィールド撮像時に対し
    てのみ、且つ垂直方向画素ずらしがゼロのときにのみ行
    うことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または3において、 前記色分解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列であ
    ることを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項2,5または6において、 1/3画素ピッチの光学的ローパスフィルタを、撮像レ
    ンズと前記撮像素子との間に配したことを特徴とする撮
    像装置。
  8. 【請求項8】 請求項3または6において、 前記画像処理部は、さらに画像データ転送用バッファメ
    モリと、外部デジタル出力インタフェースを備えている
    ことを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 全画素読み出しのフレーム読み出しと複
    数ライン混合のフィールド読み出しの可能な撮像素子
    と、 前記撮像素子からの複数ライン混合のフィールド読み出
    しで読み出された画素データを処理するカメラプロセス
    手段と、 前記撮像素子の撮像面へと入射する光束を所定画素数単
    位でシフトする画素ずらし手段と、 前記撮像素子より読み出された画素データを記憶可能な
    画像メモリと、 前記撮像素子より全画素読み出しのフレーム読み出しさ
    れた画素データを前記画像メモリに書き込むにあたり、
    縦横N(Nは整数)倍の画素数を有する撮像素子と等価の
    画素データの空間的配列で記憶するとともに、記憶され
    た画素データの読み出しを1フレームづつ分割して複数
    回で行わせるメモリコントローラと、 前記メモリコントローラによって前記画像メモリより読
    み出された画素データに対して複数ライン混合の演算処
    理を行った複数ライン混合のフィールド読み出し画素デ
    ータを処理するカメラプロセス手段と、を備えたことを
    特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記撮像素子は、撮像面に水平2画素及び垂直4画素単
    位の8画素ブロック単位で周期性を有する色フィルタを
    配されており、前記画素ずらし手段は前記撮像素子の撮
    像面へと入射する光束をプラス及びマイナス方向に2/
    3画素シフトするように動作し、前記メモリは画素デー
    タを少なくとも9フレーム分記憶可能であり、前記メモ
    リコントローラは前記画像メモリへの画素データの書き
    込みにあたり、縦横3倍の画素数を有する撮像素子の画
    素データの空間的配列で記憶するとともに、記憶された
    画素データの読み出しを1フレームづつ分割して9回行
    うように構成されていることを特徴とする撮像装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記色フィルターは補色市松の画素配列に形成され、前
    記メモリコントローラは、前記撮像素子より上下ライン
    非混合のフレーム全画素読み出しモードで読み出された
    画素データを前記メモリに記憶するとともに、垂直2画
    素ごとのマゼンタ及びグリーンの反転を補正すべく水平
    方向に1画素あるいは1/3画素シフトする補正手段を
    備えたことを特徴とする撮像装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記補正手段による、水平1画素または1/3画素ずら
    しは、マゼンタ及びグリーンのフィールド撮像時に対し
    てのみ、且つ垂直方向画素ずらしがゼロのときにのみ行
    うことを特徴とする撮像装置。
  13. 【請求項13】 請求項9,10または12においてさらに
    光学ローパスフィルタと、前記光学ローパスフィルタの
    機能をキャンセルする光学ローパスフィルタ制御手段と
    を備え、前記撮像素子より複数ライン混合フィールド読
    み出しした信号を出力する場合に光学ローパスフィルタ
    機能を作用させ、前記撮像素子より全画素フレーム読み
    出しを行う場合には、前記光学ローパスフィルタの機能
    をキャンセルするように構成されていることを特徴とす
    る撮像装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記光学ローパスフィルタ制御手段は、1画素ピッチの
    2枚の複屈折水晶板のうち、一方を回転させる手段であ
    ることを特徴とする撮像装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 前記光学ローパスフィルタ制御手段は、1画素ピッチの
    光学ローパスフィルタと4/3画素ピッチの光学的ロー
    パスフィルタを相対的に回転させる手段であることを特
    徴とする撮像装置。
  16. 【請求項16】 請求項13において、 前記撮像素子より複数ライン混合フィールド読み出しし
    た信号を出力する場合には動画を撮像モード、光学ロー
    パスフィルタ機能を作用させ、前記撮像素子より全画素
    フレーム読み出しを行う場合には静止画撮影モードとな
    るように構成されていることを特徴とする撮像装置。
  17. 【請求項17】 請求項9または16において、 前記撮像素子からの複数ライン混合のフィールド読み出
    しで読み出された画素データを処理するカメラプロセス
    手段と、 前記メモリコントローラによって前記画像メモリより読
    み出された画像データに対して複数ライン混合の演算処
    理を行った複数ライン混合のフィールド読み出し画素デ
    ータを処理するカメラプロセス手段とは、同一のカメラ
    プロセス回路を兼用したことを特徴とする撮像装置。
  18. 【請求項18】 請求項9乃至17において、 前記画像メモリより読み出した前記各フレームの画像デ
    ータを格納する転送用バッファメモリを備え、該バッフ
    ァメモリ内の所望のフレームの画像データのみを外部接
    続装置へと高速転送可能な転送手段を備えたことを特徴
    とする撮像装置。
  19. 【請求項19】 請求項9乃至18において、 前記色分解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列であ
    ることを特徴とする撮像装置。
  20. 【請求項20】 水平2画素及び垂直4画素単位の8画
    素ブロック単位で周期性を有する色フィルタを配された
    撮像素子と、 撮像素子の撮像面へと入射する光束を±2/3画素シフ
    トする画素ずらし手段と、 前記撮像素子に蓄積された各画素データをデジタルデー
    タに変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段より出力されたデジタル画素データ
    を少なくとも9フレーム分記憶可能な画像メモリと、 前記画像メモリへの書き込みを等価的に縦横3倍の画素
    数を有する撮像素子と等価の画素データの空間的配置に
    等しくなるように画素データの配列を行うメモリコント
    ローラと、 前記画像メモリからの読み出しデータに対して、複数ラ
    イン混合する処理を行う加算回路と、 前記加算回路より出力された複数ライン混合フィールド
    読み出し画素データを処理するカメラプロセス手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  21. 【請求項21】 請求項20において、 前記メモリコントローラは前記画像メモリより、画素デ
    ータを1フレームづつ分割して9回で読み出すように構
    成されていることを特徴とする撮像装置。
  22. 【請求項22】 請求項20または21において、 前記色フィルターは補色市松の画素配列に形成され、前
    記画素ずらし手段は、垂直2画素ごとのマゼンタ及びグ
    リーンの反転を補正すべく水平方向に1画素あるいは1
    /3画素シフトする補正手段を備えたことを特徴とする
    撮像装置。
  23. 【請求項23】 請求項22において、 前記補正手段による、水平1画素または1/3画素ずら
    しは、マゼンタ及びグリーンのフィールド撮像時に対し
    てのみ、且つ垂直方向画素ずらしがゼロのときにのみ行
    うことを特徴とする撮像装置。
  24. 【請求項24】 請求項20または21において、 前記色分解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列であ
    ることを特徴とする撮像装置。
  25. 【請求項25】 請求項22,23または24におい
    て、 1/3画素ピッチの光学的ローパスフィルタを、撮像レ
    ンズと前記撮像素子との間に配したことを特徴とする撮
    像装置。
  26. 【請求項26】 請求項20,21または24におい
    て、 さらに画像データ転送用バッファメモリと、外部デジタ
    ル出力インタフェースを備えていることを特徴とする撮
    像装置。
  27. 【請求項27】 水平2画素及び垂直4画素単位の8画
    素ブロック単位で周期性を有する色フィルタを配された
    撮像素子と、 前記撮像素子より画素データを全画素フレーム読み出し
    する全画素フレーム読み出しモードと、前記撮像素子よ
    り画素データを複数ライン混合してフィールド読み出し
    するフィールド読み出しモードとで駆動可能な撮像素子
    駆動手段と、 撮像素子の撮像面へと入射する光束を±2/3画素シフ
    トする画素ずらし手段と、 前記光学ローパスフィルタ手段と、 前記撮像素子に蓄積された各画素データを少なくとも9
    フレーム分記憶可能な画像メモリと、 前記画素ずらし手段を動作させるとともに撮像素子を前
    記全画素フレーム読み出しモードで駆動し、前記撮像素
    子より読み出された画素データを前記画像メモリへと書
    き込むにあたり、等価的に縦横3倍の画素数を有する撮
    像素子と等価の画素データの空間的配置に等しくなるよ
    うに画素データの配列を行う制御手段と、 動画撮像においては前記撮像素子より読み出された複数
    ライン混合画像データを処理し、静止画撮像において
    は、前記画像メモリからの読み出された画像データに対
    して、複数ライン混合してフィールド読み出しデータの
    形式で処理するカメラプロセス手段と、を備えたことを
    特徴とする撮像装置。
  28. 【請求項28】 請求項27において、 前記制御手段は、前記画像メモリより画素データを1フ
    レームづつ分割して9回読み出すように構成されている
    ことを特徴とする撮像装置。
  29. 【請求項29】 請求項27において、 前記色フィルターは補色市松の画素配列に形成され、前
    記画素ずらし手段は、垂直2画素ごとのマゼンタ及びグ
    リーンの反転を補正すべく水平方向に1画素あるいは1
    /3画素シフトする補正手段を備えたことを特徴とする
    撮像装置。
  30. 【請求項30】 請求項29において、 前記補正手段による、水平1画素または1/3画素ずら
    しは、マゼンタ及びグリーンのフィールド撮像時に対し
    てのみ、且つ垂直方向画素ずらしがゼロのときにのみ行
    うことを特徴とする撮像装置。
  31. 【請求項31】 請求項27または28において、 前記色分解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列であ
    ることを特徴とする撮像装置。
  32. 【請求項32】 請求項27,30または31におい
    て、 前記光学ローパスフィルタ制御手段は、そのローパス機
    能をキャンセルする機能を備え、動画撮像時に前記撮像
    素子より複数ライン混合フィールド読み出しした信号を
    出力する場合に光学ローパスフィルタ機能を作用させ、
    静止画撮像時に前記撮像素子より全画素フレーム読み出
    しを行う場合には、前記光学ローパスフィルタの機能を
    キャンセルするように構成されていることを特徴とする
    撮像装置。
  33. 【請求項33】 請求項32において、 前記光学ローパスフィルタ制御手段は、1画素ピッチの
    2枚の複屈折水晶板のうち、一方を回転させる手段であ
    ることを特徴とする撮像装置。
  34. 【請求項34】 請求項32において、 前記光学ローパスフィルタ制御手段は、1画素ピッチの
    光学ローパスフィルタと4/3画素ピッチの光学的ロー
    パスフィルタを相対的に回転させる手段であることを特
    徴とする撮像装置。
  35. 【請求項35】 請求項33または34において、 前記撮像素子より複数ライン混合フィールド読み出しし
    た信号を出力する場合には動画を撮像モード、光学ロー
    パスフィルタ機能を作用させ、前記撮像素子より全画素
    フレーム読み出しを行う場合には静止画撮影モードとな
    るように構成されていることを特徴とする撮像装置。
  36. 【請求項36】 請求項27において、 前記カメラプロセス手段は、撮像素子からの複数ライン
    混合のフィールド読み出しで読み出された画素データを
    処理するカメラプロセス回路と、 前記メモリコントローラによって前記画像メモリより読
    み出された画像データに対して複数ライン混合の演算処
    理を行った複数ライン混合のフィールド読み出し画素デ
    ータを処理するカメラプロセス回路とを別個に備えてい
    ることを特徴とする撮像装置。
  37. 【請求項37】 請求項27において、 前記カメラプロセス手段は、撮像素子からの複数ライン
    混合のフィールド読み出しで読み出された画素データを
    処理するカメラプロセス回路と、 前記メモリコントローラによって前記画像メモリより読
    み出された画像データに対して複数ライン混合の演算処
    理を行った複数ライン混合のフィールド読み出し画素デ
    ータを処理するカメラプロセス回路とで、同一のカメラ
    プロセス回路を兼用することを特徴とする撮像装置。
  38. 【請求項38】 請求項28において、 前記画像メモリより読み出した前記各フレームの画像デ
    ータを格納する転送用バッファメモリを備え、該バッフ
    ァメモリ内の所望のフレームの画像データのみを外部接
    続装置へと高速転送可能な転送手段を備えたことを特徴
    とする撮像装置。
  39. 【請求項39】 請求項38において、 前記転送手段は、外部デジタル出力インタフェースを備
    えていることを特徴とする撮像装置。
  40. 【請求項40】 撮像素子の撮像面へと入射する光束を
    所定画素数単位でシフトして画素ずらしを行い、 前記画素ずらしによってシフトされた各位置において撮
    像された画素データをメモリに記憶し、 前記画像メモリへの前記画素データの書き込みを行うに
    あたり、縦横N倍の画素数を有する空間的配列で記憶す
    るとともに、記憶された前記画素データの読み出しを1
    フレームづつ分割して複数回で行うように制御するよう
    にしたことを特徴とする撮像方法。
  41. 【請求項41】 請求項40において、 前記撮像素子に、撮像面に水平2画素及び垂直4画素単
    位の8画素ブロック単位で周期性を有する色フィルタを
    配された撮像素子を用い、画素ずらしをプラス及びマイ
    ナス方向に2/3画素シフトするように動作させ、前記
    画像メモリへの画素データの書き込みを縦横3倍の画素
    数を有する空間的配列で9フレーム分行うとともに、記
    憶された画素データの読み出しを1フレームづつ分割し
    て9回行うようにしたことを特徴とする撮像方法。
  42. 【請求項42】 請求項41において、 前記メモリより読み出された画素データに上下ライン混
    合の演算処理を行うことにより上下ライン混合のフィー
    ルド読み出しを行ったデータに対してカメラプロセスを
    実行するようにしたことを特徴とする撮像方法。
  43. 【請求項43】 請求項41において、 前記色フィルターに補色市松の画素配列を用い、前記撮
    像素子より上下ライン非混合のフレーム全画素読み出し
    モードで読み出された画素データを前記メモリに記憶す
    るとともに、垂直2画素ごとのマゼンタ及びグリーンの
    反転を補正すべく水平方向に1画素あるいは1/3画素
    シフトする補正を行うようにしたことを特徴とする撮像
    方法。
  44. 【請求項44】 請求項43において、 前記補正は、水平1画素または1/3画素ずらしは、マ
    ゼンタ及びグリーンのフィールド撮像時に対してのみ、
    且つ垂直方向画素ずらしがゼロのときにのみ行うように
    したことを特徴とする撮像方法。
  45. 【請求項45】 請求項40,41または42におい
    て、 前記色フィルタにRGBベイヤーフィルタ配列を用いた
    ことを特徴とする撮像方法。
  46. 【請求項46】 請求項41,44または45におい
    て、 1/3画素ピッチの光学的ローパスフィルタを、撮像レ
    ンズと前記撮像素子との間に配したことを特徴とする撮
    像方法。
  47. 【請求項47】 動画撮像時は、撮像素子より複数ライ
    ン混合のフィールド読み出しを行ってカメラプロセスを
    行い、 静止画撮像時には、前記撮像素子の撮像面へと入射する
    光束を所定画素数単位でシフトして画素ずらしを行うと
    ともに、前記撮像素子より画像データを全画素読み出し
    でフレーム読み出しを行い、 前記撮像素子より全画素読み出しのフレーム読み出しさ
    れた画像データを前記画像メモリへと書き込むにあた
    り、縦横N倍の画素数を有する撮像素子の画素データと
    等価の空間的配列で記憶し、 画像メモリに記憶された画素データの読み出す場合に
    は、1フレームづつ分割して複数回で行うようにし、そ
    の読み出された画像データに対して複数ライン混合の演
    算処理を行った複数ライン混合のフィールド読み出し画
    素データに対してカメラプロセスを行うようにしたこと
    を特徴とする撮像方法。
  48. 【請求項48】 請求項47において、 前記撮像素子に、その撮像面に水平2画素及び垂直4画
    素単位の8画素ブロック単位で周期性を有する色フィル
    タを配されたものを用い、前記画素ずらしはプラス及び
    マイナス方向に2/3画素シフトし、前記画像メモリへ
    の画素データの書き込みを縦横3倍の画素数を有する空
    間的配列で記憶するとともに、記憶された画素データの
    読み出しを1フレームづつ分割して9回行うようにした
    ことを特徴とする撮像方法。
  49. 【請求項49】 請求項48において、 前記色フィルターは補色市松の画素配列に形成され、前
    記画素ずらしは、垂直2画素ごとのマゼンタ及びグリー
    ンの反転を補正すべく水平方向に1画素あるいは1/3
    画素シフトする補正を行うことを特徴とする撮像方法。
  50. 【請求項50】 請求項49において、 前記水平1画素または1/3画素ずらしの補正は、マゼ
    ンタ及びグリーンのフィールド撮像時に対してのみ、且
    つ垂直方向画素ずらしがゼロのときにのみ行うことを特
    徴とする撮像方法。
  51. 【請求項51】 請求項47または49において光学ロ
    ーパスフィルタと、前記光学ローパスフィルタの機能を
    キャンセルする光学ローパスフィルタ制御手段を用い、
    前記撮像素子より複数ライン混合フィールド読み出しし
    た信号を出力する場合に光学ローパスフィルタ機能を作
    用させ、前記撮像素子より全画素フレーム読み出しを行
    う場合には、前記光学ローパスフィルタの機能をキャン
    セルするようにしたことを特徴とする撮像方法。
  52. 【請求項52】 請求項51において、 前記光学ローパスフィルタ制御手段は、1画素ピッチの
    2枚の複屈折水晶板のうち、一方を回転させる手段であ
    ることを特徴とする撮像方法。
  53. 【請求項53】 請求項51において、 前記光学ローパスフィルタ制御手段は、1画素ピッチの
    光学ローパスフィルタと4/3画素ピッチの光学的ロー
    パスフィルタを相対的に回転させる手段であることを特
    徴とする撮像方法。
  54. 【請求項54】 請求項47において、 前記画像メモリより読み出された画像データに対して複
    数ライン混合の演算処理を行って複数ライン混合のフィ
    ールド読み出し画素データとすることにより、前記撮像
    素子からの複数ライン混合のフィールド読み出しで読み
    出された画素データと、同一機能のカメラプロセス回路
    を使用するようにしたことを特徴とする撮像方法。
  55. 【請求項55】 請求項48,50,52乃至53にお
    いて、 前記色分解フィルタはRGBベイヤーフィルタ配列であ
    ることを特徴とする撮像方法。
  56. 【請求項56】 請求項40乃至55において、 前記撮像方法を実行するプログラムを記憶した記録媒
    体。
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