JPH0594922U - スイッチ装置 - Google Patents
スイッチ装置Info
- Publication number
- JPH0594922U JPH0594922U JP3532292U JP3532292U JPH0594922U JP H0594922 U JPH0594922 U JP H0594922U JP 3532292 U JP3532292 U JP 3532292U JP 3532292 U JP3532292 U JP 3532292U JP H0594922 U JPH0594922 U JP H0594922U
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- switch
- variable resistor
- changeover switch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切換スイッチと可変抵抗器とを一つの操作ノ
ブで操作し得るように構成されたものにおいて、切換ス
イッチへの接点用グリースの塗布作業を容易にする。 【構成】 操作ノブ20により回動されるロータ体14
を第1及び第2のロータ15,16とから構成し、第1
のロータ15と第1の配線基板22との間に切換スイッ
チ23を設け、第2のロータ16と第2の配線基板26
との間に可変抵抗器27を設ける。切換スイッチ23側
に接点用グリースを塗布する際に、接点用グリースが可
変抵抗器27側に付着しないように注意するというよう
な必要がなく、接点用グリースの塗布作業を容易に行う
ことができる。
ブで操作し得るように構成されたものにおいて、切換ス
イッチへの接点用グリースの塗布作業を容易にする。 【構成】 操作ノブ20により回動されるロータ体14
を第1及び第2のロータ15,16とから構成し、第1
のロータ15と第1の配線基板22との間に切換スイッ
チ23を設け、第2のロータ16と第2の配線基板26
との間に可変抵抗器27を設ける。切換スイッチ23側
に接点用グリースを塗布する際に、接点用グリースが可
変抵抗器27側に付着しないように注意するというよう
な必要がなく、接点用グリースの塗布作業を容易に行う
ことができる。
Description
【0001】
本考案は、切換スイッチと可変抵抗器とを一つの操作ノブで操作し得るように 構成されたスイッチ装置に関する。
【0002】
例えば自動車のブロアスイッチ装置においては、図7に示す構成のものが考え られている。このものは、操作ノブ1により回動されるロータ2をスイッチボデ ィ3内に回動可能に設け、そのロータ2の背面に、可動コンタクト4a及び摺動 子5aを該ロータ2と一体に回動するように設けている。
【0003】 そして、ロータ2の背面と対向するように配線基板6を固定状態に設け、この 配線基板6に、前記可動コンタクト4aと切換スイッチ4を構成する固定コンタ クト4bを設けると共に、前記摺動子5aと可変抵抗器5を構成する抵抗体5b を設けている。
【0004】 而して、このものにおいては、操作ノブ1の回動操作に伴い可動コンタクト4 a及び摺動子5aが配線基板6に対して摺動し、そのうちの所定の回動範囲では 切換スイッチ4の状態を変化させて、図示しない送風装置がオフと自動運転(A UTO)とに切り換えられ、そして、上記回動範囲に続く所定の回動範囲では可 変抵抗器5の抵抗値を変化させて、送風装置の風量が弱(LO)と強(HI)と の間で多段に切り換えられるようになっている。
【0005】
ところで、上記切換スイッチ4のような摺動式のスイッチにおいては、通常、 接点用グリースを必要としており、これに対し、上記したような可変抵抗器5に おいては、そのような接点用グリースが付着することは好ましくないという事情 がある。
【0006】 しかしながら、上記した従来構成のものでは、切換スイッチ4の可動コンタク ト4aと可変抵抗器5の摺動子5aとがロータ2の同一面に設けられていると共 に、切換スイッチ4の固定コンタクト4bと可変抵抗器5の抵抗体5bとが配線 基板6の同一面に設けられているため、切換スイッチ4側に接点用グリースを塗 布する際に、可変抵抗器5側にもその接点用グリースが付着し易く、このため、 接点用グリースの塗布作業がし難いという問題点があった。
【0007】 そこで、本考案の目的は、切換スイッチと可変抵抗器とを一つの操作ノブで操 作し得るように構成されたものにおいて、切換スイッチへの接点用グリースの塗 布作業を容易に行うことができるスイッチ装置を提供するにある。
【0008】
本考案のスイッチ装置は、上記の目的を達成するために、スイッチボディと、 このスイッチボディに回動可能に設けられた操作ノブと、前記スイッチボディ内 に前記操作ノブにより回動されるように設けられたロータ体と、このロータ体に これと一体に回動するように設けられた可動コンタクトと、前記ロータ体の前記 可動コンタクトを設けた面とは異なる面に該ロータ体と一体に回動するように設 けられた摺動子と、前記スイッチボディに設けられ、前記可動コンタクトと切換 スイッチを構成する固定コンタクトを有した第1の配線基板と、前記スイッチボ ディに設けられ、前記摺動子と可変抵抗器を構成する抵抗体を有した第2の配線 基板とを具備する構成としたものである。
【0009】
上記した構成によれば、操作ノブの回動操作により、切換スイッチと可変抵抗 器の双方を操作することができる。
【0010】 この場合、切換スイッチの可動コンタクトと可変抵抗器の摺動子とはロータの 異なる面に設けると共に、切換スイッチの固定コンタクトと可変抵抗器の抵抗体 とは別々の配線基板に設けているから、切換スイッチ側に接点用グリースを塗布 する際に、その接点用グリースが可変抵抗器側に付着しないように注意するとい うような必要がない。
【0011】
以下、本考案の一実施例につき図1ないし図6を参照して説明する。まず図1 及び図6において、スイッチボディ11は、前面中央部に挿通孔12aを有した 円筒状をなす外ケース12と、この外ケース12の裏面側に係合爪13aを介し て装着された内ケース13とから構成されている。
【0012】 ロータ体14は、外ケース12内に回動可能に配設された第1のロータ15と 、内ケース13内に回動可能に配設された第2のロータ16とから構成されてい る。第1のロータ15にはシャフト17がインサート成形されていて、そのシャ フト17の一端部17aは外ケース12の挿通孔12aを通して外方へ突出し、 他端部17bは内ケース13の中央部に形成された筒部18に挿通されて第2の ロータ16の軸部19と嵌合により連結されている。
【0013】 上記シャフト17の一端部17aにはスイッチボディ11の外方において操作 ノブ20が取着されていて、該操作ノブ20を回動させることにより、第1及び 第2のロータ15,16、ひいてはロータ体14が回動操作されるようになって いる。
【0014】 第1のロータ15の背面側には、可動コンタクト21が該第1のロータ15と 一体に回動するように取着されていると共に、その可動コンタクト21が圧接す るようにして第1の配線基板22が固定状態に設けられている。第1の配線基板 22の前面側には、図4にも示すように、上記可動コンタクト21と切換スイッ チ23を構成する固定コンタクト24a,24b,24cが設けられている。
【0015】 また、第2のロータ16の背面側には、摺動子25が該第2のロータ16と一 体に回動するように取着されていると共に、その摺動子25が圧接するようにし て第2の配線基板26が固定状態に設けられている。第2の配線基板26の前面 側には、図5に示すように、上記摺動子25と可変抵抗器27を構成する抵抗体 28a,28bが設けられている。
【0016】 一方、上記外ケース12の内面には、図2及び図3に示すように、節度面部2 9が円弧状に形成され、これに対し第1のロータ15側には、圧縮コイルばね3 0及びこの圧縮コイルばね30により節度面部29に圧接するように付勢された ボール31が設けられている。
【0017】 これら節度面部29、圧縮コイルばね30及びボール31により節度機構32 を構成しており、第1のロータ15の回動に伴いボール31が節度面部29を移 動し、その際に節度感が与えられるようになっている。
【0018】 節度面部29は、比較的大きな凹部33aと凸部33bを有した大節度領域3 3と、それよりも小さな多数の凹部34a及び凸部34bを有した小節度領域3 4とを含んだ構成となっている。
【0019】 次に上記構成の作用を説明する。操作ノブ20を回動操作すると、第1及び第 2のロータ15,16が一体に回動する。このうち第1のロータ15の回動に伴 い、節度機構32のボール31が節度面部29を移動すると共に、可動コンタク ト21が第1の配線基板22に対して摺動し、また、第2のロータ16の回動に 伴い摺動子25が第2の配線基板26に対して摺動する。
【0020】 ここで、ボール31が節度面部29の大節度領域33を移動する範囲では、比 較的大きな節度感をもって切換スイッチ23が切り換えられ、この切換スイッチ 23の切り換えにより図示しない送風装置が「OFF」、「AUTO」及び「L O」の3つの状態に切り換えられる。
【0021】 また、ボール31が節度面部29の小節度領域34を移動する範囲では、比較 的小さな節度感をもって可変抵抗器27の抵抗値が変化し、この抵抗値の変化に より送風装置の風量が「LO」と「HI」との間で多段階に切り換えられる。こ のとき、切換スイッチ23の可動コンタクト21も第1の配線基板22に対して 摺動するが、切換スイッチ23の状態は変化しない。
【0022】 而して、上記した構成によれば、切換スイッチ23の可動コンタクト21と可 変抵抗器27の摺動子25とはロータ体14のうちの別々のロータ15,16に 設け、また、切換スイッチ23の固定コンタクト24a〜24cと可変抵抗器2 7の抵抗体28a,28bとは別々の配線基板22,26に設けているから、切 換スイッチ23側に接点用グリースを塗布する際に、その接点用グリースが可変 抵抗器27側に付着しないように注意するというような必要がない。従って、接 点用グリースの塗布作業を容易に行うことができる。
【0023】 また、この場合、切換スイッチ23と可変抵抗器27とは設けている箇所が軸 方向で異なっているから、第1及び第2の配線基板22,26の直径寸法、ひい てはスイッチボディ11の径方向の寸法を小さくできる利点もある。
【0024】 なお、上記した実施例ではロータ体14を第1及び第2のロータ15,16に 分割した形態とし、第1のロータ15に可動コンタクト21を設け、第2のロー タ16に摺動子25を設ける構成としたが、これに限られず、例えば一つのロー タ体の前面側に可動コンタクト21を設け、背面側に摺動子25を設ける構成と することもできる。
【0025】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、切換スイッチと可変抵抗器 とを一つの操作ノブで操作し得るように構成されたものにおいて、それら切換ス イッチと可変抵抗器とをロータ体の異なる面に設ける構成としたので、切換スイ ッチへの接点用グリースの塗布作業を容易に行うことができるという優れた効果 を奏する。
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】図1中X−X線に沿う断面図
【図3】節度面部を展開状態で示す断面図
【図4】第1の配線基板の平面図
【図5】第2の配線基板の平面図
【図6】分解斜視図
【図7】従来構成を示す図1相当図
11はスイッチボディ、14はロータ体、15は第1の
ロータ、16は第2のロータ、20は操作ノブ、21は
可動コンタクト、22は第1の配線基板、23は切換ス
イッチ、24a〜24cは固定コンタクト、25は摺動
子、26は第2の配線基板、27は可変抵抗器、28
a,28bは抵抗体である。
ロータ、16は第2のロータ、20は操作ノブ、21は
可動コンタクト、22は第1の配線基板、23は切換ス
イッチ、24a〜24cは固定コンタクト、25は摺動
子、26は第2の配線基板、27は可変抵抗器、28
a,28bは抵抗体である。
Claims (1)
- 【請求項1】 スイッチボディと、 このスイッチボディに回動可能に設けられた操作ノブ
と、 前記スイッチボディ内に前記操作ノブにより回動される
ように設けられたロータ体と、 このロータ体にこれと一体に回動するように設けられた
可動コンタクトと、 前記ロータ体の前記可動コンタクトを設けた面とは異な
る面に該ロータ体と一体に回動するように設けられた摺
動子と、 前記スイッチボディに設けられ、前記可動コンタクトと
切換スイッチを構成する固定コンタクトを有した第1の
配線基板と、 前記スイッチボディに設けられ、前記摺動子と可変抵抗
器を構成する抵抗体を有した第2の配線基板とを具備し
て成るスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3532292U JPH0594922U (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3532292U JPH0594922U (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594922U true JPH0594922U (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=12438583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3532292U Pending JPH0594922U (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594922U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010155295A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Omron Corp | 電動工具用スイッチ |
JP2011507117A (ja) * | 2007-12-20 | 2011-03-03 | ポール ヘティッヒ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー | 内部にアセンブリが配置されるハウジング |
JP2011204549A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Tokai Rika Co Ltd | 操作装置 |
JP2015173016A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | アルプス電気株式会社 | 節度感付き回転型電子部品 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP3532292U patent/JPH0594922U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011507117A (ja) * | 2007-12-20 | 2011-03-03 | ポール ヘティッヒ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー | 内部にアセンブリが配置されるハウジング |
JP2010155295A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Omron Corp | 電動工具用スイッチ |
JP2011204549A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Tokai Rika Co Ltd | 操作装置 |
JP2015173016A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | アルプス電気株式会社 | 節度感付き回転型電子部品 |
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