JP2002189559A - 手動入力装置及びこれを用いた車載機器制御装置 - Google Patents

手動入力装置及びこれを用いた車載機器制御装置

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JP2002189559A JP2000391230A JP2000391230A JP2002189559A JP 2002189559 A JP2002189559 A JP 2002189559A JP 2000391230 A JP2000391230 A JP 2000391230A JP 2000391230 A JP2000391230 A JP 2000391230A JP 2002189559 A JP2002189559 A JP 2002189559A
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健一 清野
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幹夫 小野寺
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    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
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    • G05G1/08Controlling members for hand actuation by rotary movement, e.g. hand wheels
    • G05G1/10Details, e.g. of discs, knobs, wheels or handles
    • B60K35/10
    • B60K35/25
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G5/00Means for preventing, limiting or returning the movements of parts of a control mechanism, e.g. locking controlling member
    • G05G5/03Means for enhancing the operator's awareness of arrival of the controlling member at a command or datum position; Providing feel, e.g. means for creating a counterforce
    • B60K2360/126

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノブの操作フィーリングを適宜変更可能な手
動入力装置を提供すること、及びこの種の手動入力装置
を備えた車載機器制御装置を提供すること。 【解決手段】 筐体1と、筐体1に回転自在に保持され
た操作軸2と、操作軸2の一端に固着されたノブ3と、
筐体1内に内蔵されたフィーリング付与手段4及びアク
チュエータ6並びに第1及び第2の位置センサ5,7と
をもって手動入力装置1Aを構成する。フィーリング付
与手段4は、操作軸2に固着され、円周面に第1乃至第
3のフィーリング生成パターンFP1〜FP3が形成さ
れた複数枚の円板8,9,10と、当該円板8,9,1
0と共働してノブ3に操作フィーリングを付与するボー
ルホルダ11とから構成する。アクチュエータ6を駆動
し、ボールホルダ11を上下に移動することによって、
ボール11aが弾接されるフィーリング生成パターンF
P1〜FP3を切り替え、ノブ3を回転操作したときに
得られる操作フィーリングを変更する。車載機器制御装
置は、この種の手動入力装置を車載電気機器の機能調整
手段として備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メカニカルスイッ
チとも呼称される手動入力装置に係り、特に、ノブに複
数モードの操作フィーリングを付与可能なフィーリング
付与手段の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ノブと当該ノブの操作量及び
操作方向を検出する位置センサとを備えた手動入力装置
が知られており、この種の手動入力装置には、通常、ノ
ブの操作フィーリングを良好にしてノブの操作を確実な
ものにするため、ノブに所要の作動力やクリック感を付
与するためのフィーリング付与手段が備えられている。
【0003】図10(a),(b)に、従来より知られ
ているこの種の手動入力装置の一例を示す。本例の手動
入力装置は、ロータリ形の手動入力装置であって、これ
らの図から明らかなように、筐体101と、筐体101
に回転自在に保持され、一端が筐体101に開設された
透孔101aを貫通して外部に突出された回転軸102
と、筐体101より突出された回転軸102の一端に固
着されたノブ103と、筐体101内に収納されたフィ
ーリング付与手段104及び位置センサ105とから主
に構成されている。フィーリング付与手段104は、回
転軸102に固着され、周面にフィーリング生成パター
ンとして多数のくぼみ106が所定の配列で形成された
円板107と、弾性体108によって常時一方向に付勢
され、円板107の周面に当接されたボール109とか
らなる。また、位置センサ105は、回転軸102に固
着されたコード板110と、当該コード板110の表面
側及び裏面側にそれぞれ発光素子111a及び受光素子
111bが対向に配置されたフォトインタラプタ111
とからなる。
【0004】本例の手動入力装置は、ノブ103を回転
軸102の軸心回りに回転すると、ノブ103と共に回
転軸102、円板107及びコード板110が同一方向
に同一回転量だけ回転する。そして、円板107が回転
すると、弾性体108によって常時一方向に付勢された
ボール109が円板107の周面に形成されたくぼみ1
06に係合されていた状態からランド(くぼみ106が
形成されていない部分)に乗り上げ、隣接するくぼみ1
06に係合するという動作がノブ103の回転量に応じ
て繰り返されるので、そのときの操作力の変化がノブ1
03にクリック感触として付与される。また、コード板
110が回転すると、コード板110に開設されたスリ
ット110aが発光素子111aと受光素子111bと
の設定部を横切るので、横切ったスリット110aの数
とその方向とをフォトインタラプタ111によって検出
することによって、ノブ103の回転量及び回転方向等
の位置信号を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の手
動入力装置は、自動車に装備された車載機器制御装置に
備えられ、自動車に装備された各種の電気機器、例え
ば、エアコン、ラジオ、テレビ、CDプレーヤ、ナビゲ
ーションシステム等の機能調整に適用される。
【0006】即ち、車載機器制御装置は、機能調整を行
おうとする電気機器の選択スイッチと、当該選択スイッ
チによって選択された電気機器が有する各種の機能より
機能調整を行おうとする機能を選択する機能選択スイッ
チと、当該機能選択スイッチによって選択された機能を
調整する手動入力装置とを集約化したものであって、手
動入力装置に備えられた1つのノブを操作することによ
って、各種電気機器が有する各種機能を調整できるよう
になっている。この車載機器制御装置を用いれば、運転
者が操作しやすい位置に配置された電気機器選択スイッ
チ、機能選択スイッチ及び手動入力装置を操作すること
によって各電気機器が有する各機能を調整することがで
きるので、自動車の安全運転を妨げることなく、各種電
気機器の機能調整を容易かつ確実に行うことができる。
【0007】しかしながら、従来の手動入力装置は、図
10に例示したように、フィーリング生成パターンとし
てのくぼみ106が一列しか設けられておらず、しかも
当該くぼみ106と係合されるボール109も1つしか
備えられていないので、必要に応じてノブの操作フィー
リングを変更するということができない。このため、従
来の手動入力装置を車載機器制御装置に適用した場合に
おいては、例えばエアコンの温度調節を行う場合にも、
またエアコンの風量調節を行う場合にも、ノブ103に
同一の操作フィーリングしか付与することができず、機
能調整に誤操作を生じやすいという問題があった。
【0008】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その課題とするところ
は、ノブの操作フィーリングを適宜変更することができ
て操作性に優れた手動入力装置を提供すること、及びこ
の種の手動入力装置を備えた操作性に優れた車載機器制
御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、手動入力装置の構成に関しては、第1
に、ノブと、少なくとも2種類のフィーリング生成パタ
ーンを有するフィーリング付与手段と、当該フィーリン
グ付与手段を駆動し、前記ノブに付与される操作フィー
リングを切り替えるアクチュエータとを備えるという構
成にした。
【0010】かかる構成によると、アクチュエータを駆
動してフィーリング付与手段を駆動することにより、ノ
ブに付与される操作フィーリングを適宜切り替えること
ができるので、手動入力装置の操作性が改善され、当該
手動入力装置を用いて実行しようとする機器の機能調整
を容易かつ確実に行うことができる。
【0011】第2に、前記第1の課題解決手段における
ノブとして、直線操作されるノブを備えるという構成に
した。
【0012】かように、摺動入力装置に直線操作される
ノブを備えると、スライド形の手動入力装置の操作性を
改善することができるので、当該スライド形の手動入力
装置を用いて実行しようとする機器の機能調整を容易か
つ確実に行うことができる。
【0013】第3に、前記第1の課題解決手段における
ノブとして、回転操作されるノブを備えるという構成に
した。
【0014】かように、摺動入力装置に回転操作される
ノブを備えると、ロータリ形の手動入力装置の操作性を
改善することができるので、当該ロータリ形の手動入力
装置を用いて実行しようとする機器の機能調整を容易か
つ確実に行うことができる。
【0015】第4に、前記第1の課題解決手段における
フィーリング付与手段として、複数列のフィーリング生
成パターンが形成され、ノブによって操作される操作軸
に固着された円板又は円筒体と、当該円板又は円筒体に
弾接される1つのボール又はピンとからなるものを用い
ると共に、前記アクチュエータとして、前記ボール又は
ピンを前記複数列のフィーリング生成パターンの配列方
向に直線往復移動するものを用いるという構成にした。
【0016】かかる構成によると、アクチュエータを駆
動して複数列のフィーリング生成パターンのいずれかに
1つのボール又はピンを選択的に当接させることによっ
て、当該ボール又はピンが当接されたフィーリング生成
パターンに対応する複数モードの操作フィーリングをノ
ブに付与することができるので、手動入力装置の操作性
が改善され、当該手動入力装置を用いて実行しようとす
る機器の機能調整を容易かつ確実に行うことができる。
【0017】第5に、前記第1の課題解決手段における
フィーリング付与手段として、1列のフィーリング生成
パターンが形成され、前記ノブによって操作される操作
軸に固着された円板又は円筒体と、当該円板又は円筒体
に弾接される複数個のボール又はピンとからなるものを
用いると共に、前記アクチュエータとして、前記複数個
のボール又はピンのいずれかを前記フィーリング生成パ
ターンと選択的に係合させる方向に直線往復移動するも
のを用いるという構成にした。
【0018】かかる構成によると、アクチュエータを駆
動してフィーリング生成パターンにいずれか1つのボー
ル又はピンを選択的に当接させることによって、当該ボ
ール又はピンの形状やサイズに対応する複数モードの操
作フィーリングをノブに付与することができるので、手
動入力装置の操作性が改善され、当該手動入力装置を用
いて実行しようとする機器の機能調整を容易かつ確実に
行うことができる。
【0019】第6に、前記第1の課題解決手段における
フィーリング付与手段として、複数列のフィーリング生
成パターンが外面の軸線方向に平行に形成された回転多
面体を用いると共に、前記アクチュエータとして、前記
回転多面体をその軸線回りに回転往復駆動するものを用
い、前記フィーリング生成パターンが形成された回転多
面体の外面に前記ノブによって操作される操作軸の一端
を当接するという構成にした。
【0020】かかる構成によると、アクチュエータを駆
動して回転多面体をその軸線回りに回転し、当該回転多
面体の外面に形成された複数列のフィーリング生成パタ
ーンのいずれかにノブによって操作される操作軸の一端
を当接することによって、当該操作軸の一端が当接され
たフィーリング生成パターンに対応する複数モードの操
作フィーリングをノブに付与することができるので、手
動入力装置の操作性が改善され、当該手動入力装置を用
いて実行しようとする機器の機能調整を容易かつ確実に
行うことができる。
【0021】一方、車載機器制御装置に関しては、各種
の機能より機能調整を行おうとする機能を選択する機能
選択スイッチと、当該機能選択スイッチによって選択さ
れた機能を調整する手動入力装置とを有し、前記手動入
力装置が、ノブと、少なくとも2種類のフィーリング生
成パターンを有するフィーリング付与手段と、当該フィ
ーリング付与手段を駆動し、前記ノブに付与される操作
フィーリングを切り替えるアクチュエータとを備えてな
るという構成にした。
【0022】かように、車載機器制御装置に備えられる
手動入力装置として、ノブと、フィーリング生成パター
ンを有するフィーリング付与手段と、当該フィーリング
付与手段を駆動し、前記ノブに付与される操作フィーリ
ングを切り替えるアクチュエータとを備えてなるものを
用いると、アクチュエータを駆動してフィーリング付与
手段を駆動することにより、ノブに付与される操作フィ
ーリングを適宜切り替えることができるので、車載され
た電気機器の調整内容に応じて異なる操作フィーリング
をノブに付与することができるので、車載機器制御装置
の操作性が改善され、当該車載機器制御装置を用いて実
行しようとする電気機器の機能調整を容易かつ確実に行
うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る手動入力装置
の実施形態について説明する。
【0024】〈手動入力装置の第1例〉図1(a),
(b)に、第1実施形態例に係る手動入力装置1Aを示
す。本例の手動入力装置1Aは、ロータリ形の手動入力
装置であって、この図から明らかなように、筐体1と、
筐体1に回転自在に保持され、一端が筐体1に開設され
た透孔1aを貫通して外部に突出された操作軸2と、筐
体1より突出された操作軸2の一端に固着されたノブ3
とを備えており、筐体1内には、フィーリング付与手段
4と、操作軸2ひいてはノブ3の回転量および回転方向
を検出する第1位置センサ5と、フィーリング付与手段
4を操作してノブ3に付与される操作フィーリングを切
り替えるアクチュエータ6と、アクチュエータ6の駆動
量および駆動方向を検出する第2位置センサ7とが収納
されている。
【0025】フィーリング付与手段4は、操作軸2に固
着された複数枚(図1の例では、3枚)の円板8,9,
10と、当該円板8,9,10と共働してノブ3に操作
フィーリングを付与するボールホルダ11とからなる。
前記円板8の円周面には、大径のくぼみ8aが中程度の
ピッチで配列された第1フィーリング生成パターンFP
1が形成され、前記円板9の円周面には、中程度の直径
を有するくぼみ9aが大きなピッチで配列された第2フ
ィーリング生成パターンFP2が形成され、前記円板1
0の円周面には、小径のくぼみ10aが小さなピッチで
配列された第3フィーリング生成パターンFP3が形成
されている。一方、ボールホルダ11には、前記各円板
8,9,10のいずれかに選択的に弾接されるボール1
1aと、当該ボール11aを常時外向きに付勢して各円
板8,9,10の円周面に弾接させる弾性部材11bと
が備えられている。
【0026】第1位置センサ5としては、操作軸2に固
着されたコード板14と、当該コード板14の表面側及
び裏面側にそれぞれ発光素子15a及び受光素子15b
が対向に配置されたフォトインタラプタ15とからなる
ロータリエンコーダが備えられている。コード板14に
は、多数のスリット14aが所定の配列で開設されてお
り、フォトインタラプタ15を横切るスリット14aを
検出することによって、操作軸2ひいてはノブ3の回転
量と回転方向等の位置信号を検出する。
【0027】アクチュエータ6としては、電磁石6a
と、当該電磁石6aによって多段階に直線往復駆動され
る駆動軸6bとからなるソレノイドが備えられており、
駆動軸6bの先端部に前記ボールホルダ11が取り付け
られている。駆動軸6bには、以下に説明する第2位置
センサ7の回転軸7aに固着されたピニオン7bと噛み
合わされて第2位置センサ7を駆動するラック6cが形
成されている。アクチュエータ6は、電磁石6aの励磁
状態を切り替えることによって駆動軸6bの突出量を変
更し、ボール11aが弾接される円板8,9,10を切
り替える。ボール11aを円板8の周面に弾接させた場
合には、触感が大きくて連続する操作フィーリングをノ
ブ3に付与することができ、ボール11aを円板9の周
面に弾接させた場合には、触感が大きくて間歇的な操作
フィーリングをノブ3に付与することができ、ボール1
1aを円板10の周面に弾接させた場合には、触感が小
さくて連続する操作フィーリングをノブ3に付与するこ
とができる。
【0028】第2位置センサ7としては、ロータリエン
コーダやロータリ形可変抵抗器などの回転形の位置セン
サが用いられている。この第2位置センサ7は、前記ラ
ック6cと当該ラック6cに噛み合わされたピニオン7
bとを介して前記アクチュエータ6の駆動軸6bと連結
されており、電磁石6aからの駆動軸6bの突出量ひい
てはボール11aが弾接されている円板8,9,10を
検出する。
【0029】本例の手動入力装置1Aは、アクチュエー
タ6を駆動してボールホルダ11を移動することによ
り、ボール11aと当該ボール11aが弾接される円板
8又は9又は10との組み合わせを変更することができ
る。そして、ボール11aを所要の円板8又は9又は1
0の円周面に弾接した後、ノブ3を操作軸2の軸線回り
に回転操作すると、操作軸2と円板8,9,10とがノ
ブ3と一体に回転し、弾性部材11bによって常時一方
向に付勢されたボール11aが円板8又は9又は10の
円周面に形成されたくぼみ8a又は9a又は10aに係
合されていた状態からランドに乗り上げ、隣接するくぼ
み8a又は9a又は10aに係合するという動作がノブ
3の回転量に応じて繰り返されるので、そのときの操作
力の変化がノブ3にクリック感触として付与される。前
記したように、各円板8,9,10の円周面には、互い
にサイズ及び形成ピッチが異なる複数個のくぼみ8a,
9a,10aの配列からなる第1乃至第3のフィーリン
グ生成パターンFP1〜FP3が形成されているので、
ボール11aと当該ボール11aが弾接される円板8又
は9又は10との組み合わせを変更することにより、ノ
ブ3に付与されるクリック感触を変更することができ
る。また、ノブ3の回転操作に伴って、コード板14も
操作軸2と一体に回転するので、ノブ3の回転量と回転
方向とがフォトインタラプタ15によって検出される。
【0030】かように、本例の手動入力装置1Aは、フ
ィーリング付与手段4として、操作軸2に固着され、円
周面にそれぞれ異なるフィーリング生成パターンFP1
〜FP3が形成された複数枚の円板8,9,10と、こ
れら円板8,9,10の円周面に弾接されるボール11
aを備えたボールホルダ11とからなるものを用い、ア
クチュエータ6によってボール11aが弾接される円板
8,9,10を選択的に切り替えるようにしたので、操
作軸2に固着されたノブ3の操作に複数モードの操作フ
ィーリングを付与することができ、よって、この手動入
力装置1Aを用いれば、実行しようとする機器の機能調
整を容易かつ確実に行うことができる。また、操作軸2
に複数枚の円板8,9,10を固着する構成にしたの
で、フィーリング生成パターンFP1〜FP3の変更や
増減を容易に行うことができる。
【0031】〈手動入力装置の第2例〉図2(a),
(b)に、第2実施形態例に係る手動入力装置1Bを示
す。本例の手動入力装置1Bは、フィーリング付与手段
4を、操作軸2に固着された1枚の円板8と、当該円板
8と共働してノブ3に操作フィーリングを付与する複数
個(図2の例では、3個)のボールホルダ11,12,
13とから構成したことを特徴とする。前記複数個のボ
ールホルダ11,12,13は、アクチュエータ6の駆
動軸6bに取り付けられる。前記円板8の円周面には、
フィーリング生成パターンFPとして、所定形状及び所
定サイズの複数個のくぼみ8aが所定のピッチで形成さ
れている。一方、ボールホルダ11,12,13には、
前記円板8に選択的に弾接されるボール11a,12
a,13aと、当該各ボール11a,12a,13aを
それぞれ常時外向きに付勢して各円板8,9,10の円
周面に弾接させる弾性部材11b,12b,13bとが
備えられており、各ボールホルダ11,12,13ごと
に、ボール11a,12a,13aのサイズや弾性部材
11b,12b,13bの弾性力が変更されている。そ
の他の部分の構成については、第1実施形態例に係る手
動入力装置1Aと同じであるので、図2の対応する部分
に図1と同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】本例の手動入力装置1Bは、アクチュエー
タ6を駆動し、ボールホルダ11,12,13を同時に
同一量だけ同一方向に移動することによって、円板8と
当該円板8の円周面に弾接されるボール11a,12
a,13aとの組み合わせを変更することができる。そ
して、所要のボール11a又は12a又は13aを円板
8の円周面に弾接した後、ノブ3を操作軸2の軸線回り
に回転操作すると、操作軸2と円板8とがノブ3と一体
に回転し、弾性部材11b又は12b又は13bによっ
て常時一方向に付勢されたボール11a又は12a又は
13aが円板8の円周面に形成されたくぼみ8aに係合
されていた状態からランドに乗り上げ、隣接するくぼみ
8aに係合するという動作がノブ3の回転量に応じて繰
り返されるので、そのときの操作力の変化がノブ3にク
リック感触として付与される。前記したように、各ボー
ルホルダ11,12,13には、サイズの異なるボール
11a,12a,13a及び/又は弾性力が異なる弾性
部材11b,12b,13bが備えられているので、円
板8と当該円板8の円周面に弾接されるボール11a,
12a,13aとの組み合わせを変更することによっ
て、ノブ3に付与されるクリック感触を変更することが
できる。その他の部分の動作については、第1実施形態
例に係る手動入力装置1Aと同じであるので説明を省略
する。
【0033】かように、本例の手動入力装置1Bは、フ
ィーリング付与手段4として、操作軸2に固着された1
枚の円板8と、くぼみ8aが形成された当該円板8の円
周面に選択的に弾接されるボール11a,12a,13
aを備えたボールホルダ11,12,13とからなるも
のを用い、アクチュエータ6によって円板8に弾接され
るボール11a,12a,13aを選択的に切り替える
ようにしたので、ノブ3の操作に複数モードの操作フィ
ーリングを付与することができ、この手動入力装置1B
を用いて実行しようとする機器の機能調整を容易かつ確
実に行うことができる。また、操作軸2に1枚の円板8
のみを固着する構成にしたので、手動入力装置の小型
化、軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【0034】〈手動入力装置の第3例〉図3(a),
(b)に、第3実施形態例に係る手動入力装置1Cを示
す。本例の手動入力装置1Cは、フィーリング付与手段
4を、操作軸2に固着された1個の円筒体16と、当該
円筒体16と共働してノブ3に操作フィーリングを付与
する1個のボールホルダ11とから構成したことを特徴
とする。前記円板8の円周面には、上端寄りに大径のく
ぼみ8aが中程度のピッチで配列された第1フィーリン
グ生成パターンFP1が形成され、中央部に中程度の直
径を有するくぼみ9aが大きなピッチで配列された第2
フィーリング生成パターンFP2が形成され、下端寄り
に小径のくぼみ10aが小さなピッチで配列された第3
フィーリング生成パターンFP3が形成されている。そ
の他の部分の構成については、第1実施形態例に係る手
動入力装置1Aと同じであるので、図3の対応する部分
に図1と同一の符号を付して説明を省略する。また、動
作についても、第1実施形態例に係る手動入力装置1A
と同じであるので説明を省略する。
【0035】本例の手動入力装置1Cは、フィーリング
付与手段4を操作軸2に固着された1個の円筒体16と
当該円筒体16と共働してノブ3に操作フィーリングを
付与する1個のボールホルダ11とから構成したので、
前記第1及び第2実施形態例に係る手動入力装置1A,
1Bと同様の効果を奏するほか、部品点数の減少による
低コスト化を図ることができる。
【0036】〈手動入力装置の第4例〉図4に、第4実
施形態例に係る手動入力装置1Dを示す。本例の手動入
力装置1Dは、フィーリング付与手段4を、操作軸2に
固着された1枚の円板8と、当該円板8と共働してノブ
3に操作フィーリングを付与する1個のボールホルダ1
1とから構成し、円板8のディスク面に複数列(図4の
例では、3列)のフィーリング生成パターンFP1〜F
P3を同心円状に形成すると共に、ボールホルダ11を
アクチュエータ6によって円板8の半径方向に移送する
ようにしたことを特徴とする。
【0037】円板8のディスク面には、図4に示すよう
に、内周側より、山17aと谷17bとが交互に形成さ
れた波形の第1フィーリング生成パターンFP1と、小
径のくぼみ8aが小さなピッチで形成された第2フィー
リング生成パターンFP2と、大径のくぼみ8bが大き
なピッチで形成された第3フィーリング生成パターンF
P3とが同心円状に形成されている。アクチュエータ6
としては、ボイスコイルモータなどのリニアモータが備
えられており、前記円板8の半径方向に配列された駆動
軸6bの先端部にボールホルダ11が取り付けられてい
る。アクチュエータ6は、駆動軸6bの突出量を変更
し、ボール11aが弾接されるフィーリング生成パター
ンFP1〜FP3を切り替える。ボール11aを第1フ
ィーリング生成パターンFP1に弾接させた場合には、
連続的に上下動する操作フィーリングをノブ3に付与す
ることができ、ボール11aを第2フィーリング生成パ
ターンFP2に弾接させた場合には、触感が小さくて間
歇的な操作フィーリングをノブ3に付与することがで
き、ボール11aを第3フィーリング生成パターンFP
3に弾接させた場合には、触感が大きくて間歇的な操作
フィーリングをノブ3に付与することができる。その他
の部分の構成については、第1実施形態例に係る手動入
力装置1Aと同じであるので、図4の対応する部分に図
1と同一の符号を表示して説明を省略する。また、動作
についても、ボールホルダ11の駆動方向が異なる点を
除いて第1実施形態例に係る手動入力装置1Aと同じで
あるので説明を省略する。
【0038】本例の手動入力装置1Dは、フィーリング
付与手段4を操作軸2に固着された1個の円板8と当該
円板8と共働してノブ3に操作フィーリングを付与する
1個のボールホルダ11とから構成したので、前記第1
及び第2実施形態例に係る手動入力装置1A,1Bと同
様の効果を奏するほか、部品点数の減少による低コスト
化を図ることができる。また、ボールホルダ11を円板
8の半径方向に移送するようにしたので、手動入力装置
の薄形化を図ることができる。
【0039】〈手動入力装置の第5例〉図5に、第5実
施形態例に係る手動入力装置1Eを示す。本例の手動入
力装置1Eは、スライダ形の手動入力装置であって、フ
ィーリング付与手段4を、図示しない筐体(図1参照)
に回転可能に保持された回転多面体18と、操作軸2に
固着され、前記回転多面体18と共働してノブ3に操作
フィーリングを付与する1個のボールホルダ11とから
構成し、アクチュエータ6により前記回転多面体18を
その軸線回りに回転往復駆動することによって、ノブ3
に付与する操作フィーリングを切り替えることを特徴と
する。
【0040】前記回転多面体18は、軸線に垂直な断面
形状が6角形に形成されており、軸線に対して平行に配
列された6つの面のそれぞれにフィーリング生成パター
ンが形成されている(図5には、3列のフィーリング生
成パターンFP1〜FP3のみ表示する)。第1フィー
リング生成パターンFP1は、山17aと谷17bとが
交互に形成された波形をもって構成され、第2フィーリ
ング生成パターンFP2は、小径のくぼみ8aを小さな
ピッチで配列してなり、第3フィーリング生成パターン
FP3は、大径のくぼみ8bを大きなピッチで配列して
なる、アクチュエータ6としては、回転多面体18をそ
の軸線回りに回転往復駆動する回転モータが用いられ
る。また、第1位置センサ5としては、図示しない摺動
子がボールホルダ11と連結部材19を介して連結さ
れ、操作軸2ひいてはノブ3の移動量及び移動方向に応
じた位置信号を出力するスライド形ボリュームが用いら
れる。また、第2位置センサ7としては、駆動軸7aが
回転多面体18に直結されたロータリエンコーダやロー
タリ形可変抵抗器などの回転形の位置センサが用いら
れ、回転多面体18の回転位置、即ち、ボール11aが
弾接されているフィーリング生成パターンFP1〜FP
3が検出される。
【0041】本例の手動入力装置1Eは、アクチュエー
タ6を回転駆動することによって、ボール11aが弾接
されるフィーリング生成パターンFP1〜FP3を切り
替えることができる。そして、ボール11aを所要のフ
ィーリング生成パターンFP1又はFP2又はFP3に
弾接した後、ノブ3を回転多面体18の軸線方向に直線
操作すると、操作軸2及びボールホルダ11がノブ3の
移動方向にノブの移動量だけ移動するので、ボール11
aが弾接されたフィーリング生成パターンFP1〜FP
3の形状及び/又は配列に応じた操作フィーリングがノ
ブ3に付与される。即ち、ボール11aを第1フィーリ
ング生成パターンFP1に弾接させた場合には、連続的
に上下動する操作フィーリングをノブ3に付与すること
ができ、ボール11aを第2フィーリング生成パターン
FP2に弾接させた場合には、触感が小さくて間歇的な
操作フィーリングをノブ3に付与することができ、ボー
ル11aを第3フィーリング生成パターンFP3に弾接
させた場合には、触感が大きくて間歇的な操作フィーリ
ングをノブ3に付与することができる。前記回転多面体
18の回転位置は、第2の位置センサ7によって検出さ
れる。また、ノブ3の操作に伴って、第1位置センサ5
に備えられた摺動子(図示省略)が、操作軸2、ボール
ホルダ11及び連結部材19を介してノブ3の操作方向
にノブ3の操作量だけ移動されるので、当該第1位置セ
ンサ5によって、ノブ3の操作量及び操作方向を検出す
ることができる。
【0042】かように、本例の手動入力装置1Eは、フ
ィーリング付与手段4を、回転多面体18と、直線操作
される操作軸2に固着され、回転多面体18と共働して
ノブ3に操作フィーリングを付与する1個のボールホル
ダ11とから構成し、アクチュエータ6により前記回転
多面体18をその軸線回りに回転往復駆動することによ
って、ノブ3に付与する操作フィーリングを切り替える
ようにしたので、スライダ形の手動入力装置について、
ノブ3の操作に複数モードの操作フィーリングを付与す
ることができ、この手動入力装置を用いて実行しようと
する機器の機能調整を容易かつ確実に行うことができ
る。
【0043】なお、前記各実施形態例においては、フィ
ーリング付与手段4にボール11aを備えたが、かかる
構成に代えて、ピンを用いることも勿論可能である。ま
た、第2実施形態例に係る手動入力装置1Bのように複
数個のボールホルダ11を備えるタイプの手動入力装置
においては、ボール11aとピンの双方を用いることも
できる。
【0044】〈車載機器制御装置の実施形態〉以下、本
発明に係る車載機器制御装置の一実施形態を、図6乃至
図8に基づいて説明する。図6は本実施形態例に係る車
載機器制御装置のダッシュボードへの取り付け状態を示
す要部斜視図、図7は本実施形態例に係る車載機器制御
装置が取り付けられた自動車の室内の状態を示す要部平
面図、図8は本実施形態例に係る車載機器制御装置の機
能ブロック図である。
【0045】図6から明らかなように、本実施形態例に
係る車載機器制御装置21は、筐体22が所要の大きさ
の角形容器状に形成されており、当該筐体22の内部に
は、前記第1乃至第5実施形態例に係る手動入力装置1
A〜1Eのいずれかが内蔵されていて、手動入力装置1
A〜1Eのいずれかに備えられたノブ3が筐体22の上
方に配設されている。また、前記筐体22の上面には、
前記ノブ3の設定部を中心として円弧状に配列された6
個の押釦スイッチ24a,24b,24c,24d,2
4e,24fと、当該6個の押釦スイッチ群の配列位置
の外周部分にこれと同心円状に配列された3個の押釦ス
イッチ25a,25b,25cと、ボリュームつまみ2
6とが配設されている。また、前記筐体22の前面に
は、カードスロット27と、ディスクスロット28とが
開設されている。
【0046】この車載機器制御装置は、図7に示すよう
に、自動車のダッシュボードAの運転席Bと助手席Cと
の間に取り付けられ、ダッシュボードAに備えられた表
示装置D並びにダッシュボードA内に収納された機能コ
ントローラ(図9参照)と共働して、所要の機能を発揮
できるようになっている。
【0047】円弧状に配列された6個の押釦スイッチ2
4a〜24fは、本例の車載機器制御装置21を用いて
操作しようとする車載電気機器、例えばエアコン、ラジ
オ、テレビジョン、CDプレーヤ、カーナビゲーション
システム、ハンドルチルト装置、シート姿勢調整装置、
電話などを選択するための電気機器選択スイッチであっ
て、各車載電気機器と個別に接続されている。どの押釦
スイッチとどの車載電気機器とを接続するかは任意に設
定することができるが、本例の車載機器制御装置21に
おいては、図8に示すように、押釦スイッチ24aがエ
アコン、押釦スイッチ24bがラジオ、押釦スイッチ2
4cがテレビジョン、押釦スイッチ24dがCDプレー
ヤ、押釦スイッチ24eがカーナビゲーションシステ
ム、押釦スイッチ24fがハンドルチルト装置にそれぞ
れ接続されており、所望の押釦スイッチのノブを押圧操
作することによって、当該押釦スイッチに接続された車
載電気機器を選択できるようになっている。
【0048】前記6個の押釦スイッチの外周部分に配列
された3個の押釦スイッチ25a〜25cは、前記6個
の押釦スイッチ24a〜24fを操作することによって
選択された車載電気機器の機能を選択するための機能選
択スイッチであって、例えば押釦スイッチ24aによっ
てエアコンが選択された場合、図8に示すように、3個
の押釦スイッチ25a〜25cは、それぞれ温度調整ス
イッチ、風量調整スイッチ、内外気切替スイッチとして
機能する。勿論、押釦スイッチ24a〜24fによって
選択された車載電気機器の種類に応じて、押釦スイッチ
25a〜25cによって選択可能な機能の種類も変化す
る。筐体22内に内蔵された手動入力装置1A(〜1
E)は、押釦スイッチ25a〜25cによって選択され
た機能の調整手段として使用され、例えば押釦スイッチ
25aによってエアコンの温度調節が選択された場合、
ノブ3を操作することによって、オートエアコンの設定
温度を15℃、20℃、25℃等の所要の温度に設定す
ることができる。
【0049】次に、本例に係る車載機器制御装置の動作
を図9に基づいて説明する。図9は本実施形態例に係る
車載機器制御装置の動作ブロック図である。
【0050】押釦スイッチ24a〜24fを操作して車
載電気機器の種類を選択し、次いで押釦スイッチ25a
〜25cを操作して先に選択された車載電気機器の機能
を選択すると、選択された車載電気機器の種類及びその
機能並びに第2位置センサ7から取り込まれたアクチュ
エータ6の現在位置に応じた制御信号aが機能コントロ
ーラ30よりアクチュエータ6に出力され、アクチュエ
ータ6が駆動されて、フィーリング生成パターンFP1
〜FP3とこれに弾接されるボール11aとの組み合わ
せが設定される。この状態からノブ3を操作すると、フ
ィーリング生成パターンFP1〜FP3とこれに弾接さ
れるボール11aとの組み合わせに応じた操作フィーリ
ングがノブ3に付与されるので、操作者は、自分が選択
した所要の機能調整をノブ3を用いて行っていることを
感覚として知ることができる。選択された車載電気機器
の種類及びその機能が異なれば、フィーリング生成パタ
ーンFP1〜FP3とこれに弾接されるボール11aと
の組み合わせも変更され、ノブ3に異なるモードの操作
フィーリングが付与される。また、ノブ3を操作する
と、ノブ3の操作量及び操作方向に応じた信号bが第1
位置センサ5から出力されるので、機能コントローラ3
0はこの信号bに応じた制御信号cを出力し、先に選択
された車載電気機器の機能を調整する。
【0051】かように、本例の車載機器制御装置は、複
数モードの操作フィーリングをノブ3に付与可能な手動
入力装置1A〜1Eを車載電気機器の機能調整手段とし
て備えたので、車載された電気機器の調整内容に応じて
異なる操作フィーリングをノブ3に付与することができ
る。よって、車載機器制御装置の操作性が改善され、当
該車載機器制御装置を用いて実行しようとする電気機器
の機能調整を容易かつ確実に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】本発明の手動入力装置は、ノブと、少な
くとも2種類のフィーリング生成パターンを有するフィ
ーリング付与手段と、当該フィーリング付与手段を駆動
し、前記ノブに付与される操作フィーリングを切り替え
るアクチュエータとを備えたので、アクチュエータを駆
動してフィーリング付与手段を駆動することにより、ノ
ブに付与される操作フィーリングを適宜切り替えること
ができ、手動入力装置の操作性を改善することができ
る。よって、当該手動入力装置を用いて実行しようとす
る機器の機能調整を容易かつ確実に行うことができる。
【0053】また、本発明の車載機器制御装置は、スイ
ッチによって選択された電気機器の機能調整を行う手動
入力装置として、ノブと、少なくとも2種類のフィーリ
ング生成パターンを有するフィーリング付与手段と、当
該フィーリング付与手段を駆動し、前記ノブに付与され
る操作フィーリングを切り替えるアクチュエータとを備
えたものを用いたので、アクチュエータを駆動してフィ
ーリング付与手段を駆動することにより、ノブに付与さ
れる操作フィーリングを適宜切り替えることができ、車
載された電気機器の調整内容に応じて異なる操作フィー
リングをノブに付与することができる。よって、車載機
器制御装置の操作性を改善することができ、当該車載機
器制御装置を用いて実行しようとする電気機器の機能調
整を容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図2】第2実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図3】第3実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図4】第4実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図5】第5実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図6】実施形態例に係る車載機器制御装置のダッシュ
ボードへの取り付け状態を示す要部斜視図である。
【図7】実施形態例に係る車載機器制御装置が取り付け
られた自動車の室内の状態を示す要部平面図である。
【図8】実施形態例に係る車載機器制御装置の機能ブロ
ック図である。
【図9】実施形態例に係る車載機器制御装置の動作ブロ
ック図である。
【図10】従来例に係る手動入力装置の構成図である。
【符号の説明】
1A〜1E 手動入力装置 1 筐体 2 操作軸 3 ノブ 4 フィーリング付与手段 5 第1位置センサ 6 アクチュエータ 7 第2位置センサ 8,9,10 円板 FP1〜FP3 フィーリング生成パターン 11 ボールホルダ 11a ボール 11b 弾性部材 21 車載機器制御装置 22 筐体 24a〜24f 押釦スイッチ 25a〜25c 押釦スイッチ 26 ボリュームつまみ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼田 秀隆 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA14 BA16 BB01 BD07 BD13 5B020 AA15 BB10 DD02 DD05 DD51 GG01 5B087 AA09 AB12 AE00 BC02 BC16 BC19 BC26 BC34 DD03 DD10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノブと、少なくとも2種類のフィーリン
    グ生成パターンを有するフィーリング付与手段と、当該
    フィーリング付与手段を駆動し、前記ノブに付与される
    操作フィーリングを切り替えるアクチュエータとを備え
    たことを特徴とする手動入力装置。
  2. 【請求項2】 前記ノブとして、直線操作されるノブを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の手動入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ノブとして、回転操作されるノブを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の手動入力装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フィーリング付与手段として、複数
    列のフィーリング生成パターンが形成され、前記ノブに
    よって操作される操作軸に固着された円板又は円筒体
    と、当該円板又は円筒体に弾接される1つのボール又は
    ピンとからなるものを用いると共に、前記アクチュエー
    タとして、前記ボール又はピンを前記複数列のフィーリ
    ング生成パターンの配列方向に直線往復移動するものを
    用いたことを特徴とする請求項1に記載の手動入力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記フィーリング付与手段として、1列
    のフィーリング生成パターンが形成され、前記ノブによ
    って操作される操作軸に固着された円板又は円筒体と、
    当該円板又は円筒体に弾接される複数個のボール又はピ
    ンとからなるものを用いると共に、前記アクチュエータ
    として、前記複数個のボール又はピンのいずれかを前記
    フィーリング生成パターンと選択的に係合させる方向に
    直線往復移動するものを用いたことを特徴とする請求項
    1に記載の手動入力装置。
  6. 【請求項6】 前記フィーリング付与手段として、複数
    列のフィーリング生成パターンが外面の軸線方向に平行
    に形成された回転多面体を用いると共に、前記アクチュ
    エータとして、前記回転多面体をその軸線回りに回転往
    復駆動するものを用い、前記フィーリング生成パターン
    が形成された前記回転多面体の外面に前記ノブによって
    操作される操作軸の一端を当接したことを特徴とする請
    求項1に記載の手動入力装置。
  7. 【請求項7】 各種の機能より機能調整を行おうとする
    機能を選択する機能選択スイッチと、当該機能選択スイ
    ッチによって選択された機能を調整する手動入力装置と
    を有し、前記手動入力装置が、ノブと、少なくとも2種
    類のフィーリング生成パターンを有するフィーリング付
    与手段と、当該フィーリング付与手段を駆動し、前記ノ
    ブに付与される操作フィーリングを切り替えるアクチュ
    エータとを備えてなることを特徴とする車載機器制御装
    置。
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