JPH0594740U - 絶対圧力計 - Google Patents

絶対圧力計

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JPH0594740U
JPH0594740U JP3713592U JP3713592U JPH0594740U JP H0594740 U JPH0594740 U JP H0594740U JP 3713592 U JP3713592 U JP 3713592U JP 3713592 U JP3713592 U JP 3713592U JP H0594740 U JPH0594740 U JP H0594740U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力の経時変化の少ない絶対圧力計を提供す
るにある。 【構成】 差圧測定装置の一方の圧力導入室が基準真空
室である絶対圧力計において、前記基準真空室の内表面
に設けられた金のコーティングを具備したことを特徴と
する絶対圧力計である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、出力の経時変化が少ない絶対圧力計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
3は従来より一般に使用されている従来例の構成説明図で、例えば、特開 昭59―56137号の第1図に示されている。 図において、ハウジング1の両側に円筒状のフランジ2、フランジ3が組み立 てられ溶接等によって固定されており、フランジ3には測定せんとする圧力Pm の導入口5が設けられている。ハウジング1内に圧力測定室6が形成されており 、この圧力測定室6内にセンタダイアフラム7とシリコンダイアフラム8が設け られている。
【0003】 センタダイアフラム7とシリコンダイアフラム8はそれぞれ別個に圧力測定室 6の壁に固定されており、センタダイアフラム7とシリコンダイアフラム8の両 者でもって圧力測定室6を2分している。センタダイアフラム7と対向する圧力 測定室6の壁には、バックプレ―ト6A,6Bが形成されている。 センタダイアフラム7は周縁部をハウジング1に溶接されている。 シリコンダイアフラム8は全体が単結晶のシリコン基板から形成されている。
【0004】 シリコン基板の一方の面にボロン等の不純物を選択拡散して4っのストレンゲ ―ジ80を形成し、他方の面を機械加工、エッチングし、全体が凹形のダイアフ ラムを形成する。4っのストレインゲ―ジ80は、シリコンダイアフラム8が差 圧ΔPを受けてたわむ時、2つが引張り、2つが圧縮を受けるようになっており 、これらがホイ―トストン・ブリッジ回路に接続され、抵抗変化が差圧ΔPの変 化として検出される。 81は、ストレインゲ―ジ80に一端が取付けられたリ―ドである。 82は、リ―ド81の他端が接続されたハ―メチック端子である。
【0005】 支持体9は、ハ―メチック端子を備えており、支持体9の圧力測定室6側端面 に低融点ガラス接続等の方法でシリコンダイアフラム8が接着固定されている。 ハウジング1とフランジ2、およびフランジ3との間に、圧力導入室10,1 1が形成されている。この圧力導入室10,11内に隔液ダイアフラム12,1 3を設け、この隔液ダイアフラム12,13と対向するハウジング1の壁10A ,11Aに隔液ダイアフラム12,13と類似の形状のバックプレ―トが形成さ れている。圧力導入室10は、この場合、真空に保たれている。
【0006】 隔液ダイアフラム12,13とバックプレ―ト10A,11Aとで形成される 空間と、圧力測定室6は、連通孔14,15を介して導通している。そして、隔 液ダイアフラム12,13間にシリコンオイル等の封入液101,102が満た され、この封入液が連通孔16,17を介してシリコンダイアフラム8の上下面 にまで至っている、封入液101,102はセンタダイアフラム7とシリコンダ イアフラム8とによって2分されているが、その量が、ほぼ均等になるように配 慮されている。
【0007】 以上の構成において、導入口5から測定圧力が作用した場合、隔液ダイアフラ ム13に作用する圧力が封入液102によってシリコンダイアフラム8に伝達さ れる。 一方、圧力導入室10は真空に保たれ、この圧力が隔液ダイアフラム12に作 用する。隔液ダイアフラム12に作用する圧力が封入液101によってシリコン ダイアフラム8に伝達される。 この結果、シリコンダイアフラム8に作用する圧力差に応じてシリコンダイア フラム8が歪み、この歪み量がストレインゲ―ジ80に因って電気的に取出され 、絶対圧力の測定が行なわれる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な装置においては、真空基準室を構成する圧力導入室1 0を構成する部材は、あらかじめ洗浄、真空ベーキング等の前処理を経て組み立 てられるが、除去し切れなかった部材の表面吸着ガスや内部に溶解しているガス が徐々に放出されて、真空基準室の真空度を劣化させる。 このガスは、ベーキング等の前処理がされていないと水分(H2O)が多いが 、十分に前処理された真空基準室においては、放出されるガスは、水素(H2) が多いのが一般的である。 これにより、シリコンダイアフラム8に作用する圧力差が経時的に変化する事 になり、出力誤差となる。 本考案は、この問題点を、解決するものである。 本考案の目的は、出力の経時変化の少ない絶対圧力計を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、差圧測定装置の一方の圧力導入室が基 準真空室である絶対圧力計において、 前記基準真空室の内表面に設けられた金のコーティングを具備したことを特徴 とする絶対圧力計を構成したものである。
【0010】
【作用】
以上の構成において、導入口から測定圧力が作用した場合、隔液ダイアフラム に作用する圧力が封入液によってシリコンダイアフラムに伝達される。 一方の圧力導入室は真空に保たれ、この圧力が隔液ダイアフラムに作用する。 隔液ダイアフラムに作用する圧力が封入液によってシリコンダイアフラムに伝達 される。
【0011】 この結果、シリコンダイアフラムに作用する圧力差に応じてシリコンダイアフ ラムが歪み、この歪み量がストレインゲ―ジに因って電気的に取出され、絶対圧 力の測定が行なわれる。
【0012】 而して、基準真空室の内表面に、金のコーティングが設けられたので、金は水 素の表面吸着力が非常に弱く、又内部に溶解する水素の量が少ないので、放出さ れるガスの量が少なくなる。 即ち、水素は基準真空室の壁にガスとして溶解しているが、金の結晶格子は水 素の原子に比較しても小さいので、基準真空室の壁にガスとして溶解している水 素ガスは透過することができない。 以下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の要部構成説明図である。 図において、図3と同一記号の構成は同一機能を表わす。 以下、図3と相違部分のみ説明する。 21は、基準真空室22の内表面に設けられた金のコーティングである。
【0014】 以上の構成において、導入口5から測定圧力が作用した場合、隔液ダイアフラ ム13に作用する圧力が封入液102によってシリコンダイアフラム8に伝達さ れる。 一方の圧力導入室は基準真空室22として、真空に保たれ、この圧力が隔液ダ イアフラム12に作用する。隔液ダイアフラム12に作用する圧力が封入液10 1によってシリコンダイアフラム8に伝達される。
【0015】 この結果、シリコンダイアフラム8に作用する圧力差に応じてシリコンダイア フラム8が歪み、この歪み量がストレインゲ―ジ80に因って電気的に取出され 、絶対圧力の測定が行なわれる。 而して、基準真空室22の内表面に、金のコーティング21が設けられたので 、金は水素の表面吸着力が非常に弱く、又内部に溶解する水素の量が少ないので 、放出されるガスの量が少なくなる。 即ち、水素は基準真空室22の壁にガスとして溶解しているが、金のコーティ ング21の結晶格子は水素の原子に比較しても小さいので、基準真空室22の壁 にガスとして溶解している水素ガスは透過することができない。 従って、出力の経時変化が小さくなる絶対圧力計が得られる。
【0016】 図2は本考案の他の実施例の要部構成説明図である。 本実施例は半導体ダイアフラム3を使用したシリコン半導体方式の絶対圧力計 の実施例である。 図において、 31は半導体チップ、32は凹部、33は半導体ダイアフラム、34は半導体 圧力検出素子、35は半導体チップ支持基板、36は真空室、37は金属支持体 、38は基準真空室36の内表面に設けられた金のコーティングである。 なお、前述の実施例においては、基準真空室22の内表面に、金のコーティン グが設けられていると説明したが、これに限ることはなく、例えば、フランジ2 の内表面にのみ金のコーティングが設けられても良い。要するに、基準真空室2 2に放出されるガスの量が少なくなるものであればよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、差圧測定装置の一方の圧力導入室が基準真空 室である絶対圧力計において、 前記基準真空室の内表面に設けられた金のコーティングを具備したことを特徴 とする絶対圧力計を構成した。
【0018】 この結果、シリコンダイアフラムに作用する圧力差に応じてシリコンダイアフ ラムが歪み、この歪み量がストレインゲ―ジに因って電気的に取出され、絶対圧 力の測定が行なわれる。 而して、基準真空室の内表面に、金のコーティングが設けられたので、金は水 素の表面吸着力が非常に弱く、又内部に溶解する水素の量が少ないので、放出さ れるガスの量が少なくなる。 従って、本考案によれば、出力の経時変化の少ない絶対圧力計を実現すること が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】本考案の他の実施例の要部構成説明図である。
【図3】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 2…フランジ 3…フランジ 5…導入口 6…圧力測定室 6A…バックプレ―ト 6B…バックプレ―ト 7…センタダイアフラム 8…シリコンダイアフラム 9…支持体 10…圧力導入室 11…圧力導入室 10A…バックプレ―ト 11A…バックプレ―ト 12…隔液ダイアフラム 13…隔液ダイアフラム 14…連通孔 15…連通孔 16…連通孔 17…連通孔 21…コーティング 22…基準真空室 31…半導体チップ 32…凹部 33…半導体ダイアフラム 34…半導体圧力検出素子 35…半導体チップ支持基板 36…真空室 37…金属支持体 38…コーティング 80…ストレインゲージ 81…リード 82…ハーメチック端子 101…封入液 102…封入液

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】差圧測定装置の一方の圧力導入室が基準真
    空室である絶対圧力計において、 前記基準真空室の内表面に設けられた金のコーティング
    を具備したことを特徴とする絶対圧力計。
JP1992037135U 1992-06-02 1992-06-02 絶対圧力計 Expired - Fee Related JP2578983Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6286528U (ja) * 1985-11-20 1987-06-02

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JPS6286528U (ja) * 1985-11-20 1987-06-02

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