JPH0749281A - 半導体差圧測定装置の製造方法 - Google Patents

半導体差圧測定装置の製造方法

Info

Publication number
JPH0749281A
JPH0749281A JP19455693A JP19455693A JPH0749281A JP H0749281 A JPH0749281 A JP H0749281A JP 19455693 A JP19455693 A JP 19455693A JP 19455693 A JP19455693 A JP 19455693A JP H0749281 A JPH0749281 A JP H0749281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon oxide
growth layer
epitaxial growth
etching
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19455693A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Watanabe
哲也 渡辺
Koji Nagai
浩二 長井
Hideo Tsukamoto
秀郎 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP19455693A priority Critical patent/JPH0749281A/ja
Publication of JPH0749281A publication Critical patent/JPH0749281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)
  • Weting (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイアフラムの厚さ寸法を高精度かつ安価に
提供する半導体差圧測定装置の製造方法を提供する。 【構成】 測定ダイアフラムの両側に所定の隙間からな
るの測定室が設けられ差圧を検出する半導体差圧測定装
置の製造方法において、SOIウエハーの所要個所をエ
ッチングして、酸化シリコンとシリコンをエッチング
し、SOIウエハーの表面にエピタキシャル成長層を成
長させ、エピタキシャル成長層の表面に酸化シリコン膜
を形成したのち所要個所をエッチングし、エピタキシャ
ル成長層の表面に所定厚さのエピタキシャル成長層を成
長させ、酸化シリコン膜をストッパーとして選択研磨を
行い、エピタキシャル成長層の表面に凹部を形成し、S
OIウエハーの酸化シリコンをエッチングする為の孔
を、RIEエッチングによりエピタキシャル成長層に形
成し、弗化水素水溶液により、SOIウエハーの酸化シ
リコンをエッチングし、支持基板にSOIウエハーを陽
極接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイアフラムの厚さ寸
法を高精度かつ安価に製造し得る半導体差圧測定装置の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、例えば、特開昭59―5613
7号の第1図に示されている。図において、ハウジング
1の両側にフランジ2、フランジ3が嵌合い組み立てら
れ溶接等によって固定されており、両フランジ2,3に
は測定せんとする圧力PHの高圧流体の導入口5、圧力
Lの低圧流体の導入口4が設けられている。ハウジン
グ1内に圧力測定室6が形成されており、この圧力測定
室6内にセンタダイアフラム7とシリコンダイアフラム
8が設けられている。
【0003】センタダイアフラム7とシリコンダイアフ
ラム8はそれぞれ別個に圧力測定室6の壁に固定されて
おり、センタダイアフラム7とシリコンダイアフラム8
の両者でもって圧力測定室6を2分している。センタダ
イアフラム7と対向する圧力測定室6の壁には、バック
プレ―ト6A,6Bが形成されている。センタダイアフ
ラム7は周縁部をハウジング1に溶接されている。シリ
コンダイアフラム8は全体が単結晶のシリコン基板から
形成されている。
【0004】シリコン基板の一方の面にボロン等の不純
物を選択拡散して4っのストレンゲ―ジ80を形成し、
他方の面を機械加工、エッチングし、全体が凹形のダイ
アフラムを形成する。4っのストレインゲ―ジ80は、
シリコンダイアフラム8が差圧ΔPを受けてたわむ時、
2つが引張り、2つが圧縮を受けるようになっており、
これらがホイ―トストン・ブリッジ回路に接続され、抵
抗変化が差圧ΔPの変化として検出される。81は、ス
トレインゲ―ジ80に一端が取付けられたリ―ドであ
る。82は、リ―ド81の他端が接続されたハ―メチッ
ク端子である。
【0005】支持体9は、ハ―メチック端子を備えてお
り、支持体9の圧力測定室6側端面に低融点ガラス接続
等の方法でシリコンダイアフラム8が接着固定されてい
る。ハウジング1とフランジ2、およびフランジ3との
間に、圧力導入室10,11が形成されている。この圧
力導入室10,11内に隔液ダイアフラム12,13を
設け、この隔液ダイアフラム12,13と対向するハウ
ジング1の壁10A,11Aに隔液ダイアフラム12,
13と類似の形状のバックプレ―トが形成されている。
【0006】隔液ダイアフラム12,13とバックプレ
―ト10A,11Aとで形成される空間と、圧力測定室
6は、連通孔14,15を介して導通している。そし
て、隔液ダイアフラム12,13間にシリコンオイル等
の封入液101,102が満たされ、この封入液が連通
孔16,17を介してシリコンダイアフラム8の上下面
にまで至っている、封入液101,102はセンタダイ
アフラム7とシリコンダイアフラム8とによって2分さ
れているが、その量が、ほぼ均等になるように配慮され
ている。
【0007】以上の構成において、高圧側から圧力が作
用した場合、隔液ダイアフラム13に作用する圧力が封
入液102によってシリコンダイアフラム8に伝達され
る。一方、低圧側から圧力が作用した場合、隔液ダイア
フラム12に作用する圧力が封入液101によってシリ
コンダイアフラム8に伝達される。
【0008】この結果、高圧側と低圧側との圧力差に応
じてシリコンダイアフラム8が歪み、この歪み量がスト
レインゲ―ジ80に因って電気的に取出され、差圧の測
定が行なわれる。しかしながら、この様な装置において
は、 (1)差圧測定圧の片側の圧力は、センサの周囲に加え
られる為、更に、センサの外側を耐圧容器でカバーしな
ければならない。
【0009】(2)電気信号を外部に取り出す為のハー
メチックシール端子が必要である。 (3)シリコンウエハーを両面から加工してセンサを形
成する為、形成プロセスが複雑となる。 (4)センサ自身は過大圧保護機構を有していないの
で、別に過大圧保護機構が必要となる。
【0010】この問題点を、解決するものとして、図1
2は、例えば、本願出願人が出願した先願に係わる特願
平4−94151号、発明の名称「差圧測定装置」、平
成4年4月14日出願である。図13は図12のA−A
断面図、図14は図12のB−B断面図である。図にお
いて、図11と同一記号の構成は同一機能を表わす。以
下、図11と相違部分のみ説明する。
【0011】21は、シリコン基板22にダイアフラム
23を形成する所定隙間からなる第1室で、間隔が極め
て狭い隙間からなる。24は、シリコン基板22に設け
られ第1室21に一端が連通する第1連通孔である。2
5は、ダイアフラム23の第1室21が設けられた面の
反対側の面に設けられ、深さが極めて浅くなっている。
【0012】26は、シリコン基板22に設けられ凹部
25と連通し第1連通孔24の個所を除いてダイアフラ
ム23をリング状に囲む第2室である。27は、ダイア
フラム23の凹部25側に設けられた歪検出素子であ
る。28は、シリコン基板22の凹部25が設けられた
面に一面が接続され凹部25と第2室26と室29を構
成する支持基板である。
【0013】31は、図15に示す如く、シリコン基板
22の支持基板28との接合面に不純物が混入されて形
成され歪検出素子27に一端が接続され導体からなる配
線である。32は、図15に示す如く、支持基板28の
シリコン基板22との接合面側に設けられ配線31に一
端が接続される電極である。
【0014】33は、図15に示す如く、シリコン基板
22の電極32の近くに設けられた溝部である。溝部3
3は、シリコン基板22の電極32との接触部に適切な
バネ性を付与し、電極32と配線31との接触を安定に
保持する。
【0015】41は、図16に示す如く、シリコン基板
22に設けられ、圧力媒体である流体中のゴミが、第1
室21或いは室29に混入するのを防止するフィルター
部である。この場合は、2個設けられている。
【0016】フィルター部41のギャップdを半導体プ
ロセスにより十分小さく形成する事により、ゴミの混入
を防止している。即ち、今、フィルター部41のギャッ
プdは、第1室21の隙間間隔をAとし、ダイアフラム
23の変位量をBとした場合にd≦A−Bを満足する様
に構成されている。
【0017】フィルター部41の一方は、第1連通孔2
4に連通されている。フィルター部41の他方は、第2
連通孔42を介して室29に連通されている。51は、
支持基板28に設けられ、フィルター部41の一方に連
通され、他端が大気に開口する第1導圧孔である。
【0018】52は、支持基板28に設けられ、フィル
ター部41の他方に連通され、他端が大気に開口する第
2導圧孔である。53は、第2室26に接続された張り
出し部である。張り出し部53は高圧が加わった場合
に、張り出し部53で高圧を受け、シリコン基板22と
支持基板28の接合部に大きな応力が発生しない様に構
成されたものである。
【0019】以上の構成において、高圧側測定圧力が第
1室21に印加され、低圧側測定圧力が室29に印加さ
れる。この結果、高圧側と低圧側との圧力差に応じてシ
リコンダイアフラム23が歪み、この歪み量が歪検出素
子27に因って電気的に検出され、配線31と電極32
とを介して外部に信号が取り出され、差圧の測定が行な
われる。
【0020】而して、第1室21に過大圧が印加された
場合には、ダイアフラム23は室29の壁によってバッ
クアップされる。一方、室29に過大圧が印加された場
合には、ダイアフラム23は第1室21の壁によってバ
ックアップされる。
【0021】このような装置は、図17から図24に示
す如くして制作する。 (1)図17に示す如く、SOIウエハー101の所要
個所102をRIEエッチングによりシリコン104を
エッチング、弗酸系エッチング液により酸化シリコン1
03をエッチングして、酸化シリコン103とシリコン
104をエッチングする。この場合は、酸化シリコン1
03の厚さ約1μm、シリコン104の厚さ約0.5μ
m、基板のシリコンの厚さ約600μmである。
【0022】図18は図17の平面図である。 (2)図19に示す如く、SOIウエハー101の表面
にエピタキシャル成長層105を成長させる。この場合
は、エピタキシャル成長層105の厚さは約70μmで
ある。
【0023】(3)図20に示す如く、エピタキシャル
成長層105の表面を研磨により鏡面に加工する。この
場合は、約50μm除去する。この工程によりダイアフ
ラム23の厚さが決まる。 (4)図21に示す如く、エピタキシャル成長層105
の表面を、RIEエッチングによりエッチングして、凹
部106を形成する。この凹部106によりダイアフラ
ム23の片側の可動範囲を決める室29のギャップが決
まる。
【0024】(5)図22に示す如く、埋め込まれた、
酸化シリコン103をエッチングする為の孔107を、
RIEエッチング或いは水酸化カリウムによるエッチン
グにより形成する。
【0025】(6)図23に示す如く、弗化水素水溶液
あるいは、弗化水素ガスにより、酸化シリコン103を
エッチングする。 (7)図24に示す如く、パイレックスガラスの支持基
板28にシリコン基板22を陽極接合する。
【0026】この結果、 (1)差圧センサの外側は大気圧で良い為、特別の耐圧
容器が不要になる。 (2)電気信号を外部に取り出す為の高耐圧のハーメチ
ックシール端子が不要となる。
【0027】(3)シリコンウエハーを片面から加工出
来る為、形成プロセスがシンプルとなる。 (4)センサ自身に過大圧保護機構を有しているので、
別に過大圧保護機構が必要でなくなる。
【0028】(5)ダイアフラム23は、第1室21と
室29と第2室26とで囲まれているので、外乱歪が、
ダイアフラム23に伝わるのを有効に防止することがで
き、耐ノイズ性の良好な半導体差圧測定装置が得られ
る。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、ダイアフラム23の厚さの精度は図
20の研磨工程によって決まる。一般に通常の研磨によ
る精度は、仕上げ厚さ500μmで±5μm程度であ
り、それ以上の精度は、不可能である。本発明において
は、ダイアフラムの厚さは約20μmが採用されるが、
寸法精度±5μm程度では、寸法誤差が大きすぎて歩留
が悪くなり、製造コストが高くなる。
【0030】本発明は、この問題点を、解決するもので
ある。本発明の目的は、ダイアフラムの厚さ寸法を高精
度かつ安価に製造し得る半導体差圧測定装置の製造方法
を提供するにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、測定ダイアフラムの両側に測定室が設け
られた半導体差圧測定装置の製造方法において、以下の
工程を有する事を特徴とする半導体差圧測定装置の製造
方法を採用した。 (a)SOIウエハーの所要個所の酸化シリコンとシリ
コンをエッチングする。 (b)SOIウエハーの表面にエピタキシャル成長層を
成長させる。 (c)前記エピタキシャル成長層の表面に酸化シリコン
膜を形成したのち所要個所をエッチングする。 (d)前記エピタキシャル成長層の表面に所定厚さのエ
ピタキシャル成長層を成長させる。前記酸化シリコン膜
の表面にはポリシリコンが成長する。 (e)前記酸化シリコン膜をストッパーとして選択研磨
を行う。 (f)前記エピタキシャル成長層の表面に凹部を形成す
る。 (g)SOIウエハーの酸化シリコンをエッチングする
為の孔を、RIEエッチング或いはアルカリ液によるエ
ッチングにより前記エピタキシャル成長層に形成する。 (h)弗化水素水溶液あるいは、弗化水素ガスにより、
SOIウエハーの酸化シリコンをエッチングする。 (i)支持基板に前記SOIウエハーを陽極接合する。
【0032】
【作用】以上の方法において、SOIウエハーの所要個
所の酸化シリコンとシリコンをエッチングする。SOI
ウエハーの表面にエピタキシャル成長層を成長させる。
エピタキシャル成長層の表面に酸化シリコン膜を形成し
たのち所要個所をエッチングする。エピタキシャル成長
層の表面に所定厚さのエピタキシャル成長層を成長させ
る。酸化シリコン膜の表面にはポリシリコンが成長す
る。酸化シリコン膜をストッパーとして選択研磨を行
う。エピタキシャル成長層の表面に凹部を形成する。S
OIウエハーの酸化シリコンをエッチングする為の孔
を、RIEエッチング或いはアルカリ液によるエッチン
グによりエピタキシャル成長層に形成する。弗化水素水
溶液あるいは、弗化水素ガスにより、SOIウエハーの
酸化シリコンをエッチングする。支持基板にSOIウエ
ハーを陽極接合する。以下、実施例に基づき詳細に説明
する。
【0033】
【実施例】このような装置は、図1から図10に示す如
くして制作する。 (1)図1に示す如く、SOIウエハー201の所要個
所202をRIEエッチングによりエッチングして、酸
化シリコン203とシリコン204をエッチングする。
この場合は、酸化シリコン103の厚さ約1μm、シリ
コン104の厚さ約0.5μm、基板のシリコンの厚さ
約600μmである。
【0034】(2)図2に示す如く、SOIウエハー2
01の表面にエピタキシャル成長層205を成長させ
る。この場合は、エピタキシャル成長層205の厚さは
約20μmである。このエピタキシャル成長層205の
厚さがダイアフラム23の厚さを決定する。
【0035】(3)図3に示す如く、エピタキシャル成
長層205の表面に酸化シリコン膜206を形成したの
ち所要個所をエッチングする。この酸化シリコン膜20
6は選択研磨のストッパーとなる。 (4)図4に示す如く、エピタキシャル成長層205の
表面に所定厚さのエピタキシャル成長層207を成長さ
せる。この場合は、エピタキシャル成長層207の厚さ
は約5μmである。このとき、酸化シリコン膜206の
表面にはポリシリコンが成長する。
【0036】(5)図5に示す如く、酸化シリコン膜2
06をストッパーとして選択研磨を行う。この場合は、
コロイダルシリカ(細かい酸化シリコンの粉)を弱アル
カリ液に混濁させたポリシング液によるメカニカルポリ
ッシュが採用されている。この場合、シリコンと酸化シ
リコンの研磨レート比が約100倍程度あるため、酸化
シリコン膜206の所で削れなくなる。
【0037】(6)図6に示す如く、酸化シリコン膜2
06をエッチングにより除去する。なお、この酸化シリ
コン206は、邪魔にならない場合は、(例えば、支持
基板28の対応する部分にへこみを付ける。)除去しな
くてもよい。 (7)図7に示す如く、エピタキシャル成長層205の
表面を、RIEエッチングあるいは、選択酸化等によ
り、凹部208を形成する。
【0038】(8)図8に示す如く、SOIウエハーの
酸化シリコン203をエッチングする為の孔208を、
RIEエッチング或いは水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム等によるエッチングにより、エピタキシャル成長層
205に形成する。
【0039】(9)図9に示す如く、弗化水素水溶液あ
るいは、弗化水素ガスにより、酸化シリコン203をエ
ッチングする。 (7)図10に示す如く、パイレックスガラスの支持基
板28にシリコン基板22を陽極接合する。
【0040】この結果、エピタキシャル成長層205の
周縁の表面に酸化シリコン膜206をパターニングし、
酸化シリコン膜206をストッパーとして選択研磨を行
う様にしたので、ダイアフラム23の厚さ精度が、高精
度な、半導体差圧測定装置が容易に得る事ができる。従
って、製造コストを低減することができる。この場合
は、ダイアフラム23の厚さ20μmで精度±0.5μ
mが得られた。
【0041】なお、SOI基板の代わりに、シリコン基
板に酸化シリコン膜がパターニングされ、その上に、ポ
リシリコンを成長させても良い事は勿論である。また、
歪検出素子はピエゾ抵抗素子或いは振動子型歪み検出素
子でも良く、要するに歪が検出出来るものであれば良
い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、測定ダ
イアフラムの両側に測定室が設けられた半導体差圧測定
装置の製造方法において、以下の工程を有する事を特徴
とする半導体差圧測定装置の製造方法を採用した。 (a)SOIウエハーの所要個所の酸化シリコンとシリ
コンをエッチングする。 (b)SOIウエハーの表面にエピタキシャル成長層を
成長させる。 (c)前記エピタキシャル成長層の表面に酸化シリコン
膜を形成したのち所要個所をエッチングする。 (d)前記エピタキシャル成長層の表面に所定厚さのエ
ピタキシャル成長層を成長させる。前記酸化シリコン膜
の表面にはポリシリコンが成長する。 (e)前記酸化シリコン膜をストッパーとして選択研磨
を行う。 (f)前記エピタキシャル成長層の表面に凹部を形成す
る。 (g)SOIウエハーの酸化シリコンをエッチングする
為の孔を、RIEエッチング或いはアルカリ液によるエ
ッチングにより前記エピタキシャル成長層に形成する。 (h)弗化水素水溶液あるいは、弗化水素ガスにより、
SOIウエハーの酸化シリコンをエッチングする。 (i)支持基板に前記SOIウエハーを陽極接合する。
【0043】この結果、エピタキシャル成長層の周縁の
表面に酸化シリコン膜をパターニングし、酸化シリコン
膜をストッパーとして選択研磨を行う様にしたので、ダ
イアフラムの厚さ精度が、高精度な、差圧測定装置が容
易に得る事ができる。従って、製造コストを低減するこ
とができる。
【0044】従って、本発明によれば、ダイアフラムの
厚さ寸法を高精度かつ安価に提供し得る半導体差圧測定
装置の製造方法を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエッチング工程説明図である。
【図2】本発明のエピタキシャル成長層205形成工程
説明図である。
【図3】本発明の酸化シリコン206形成工程説明図で
ある。
【図4】本発明のエピタキシャル成長層207形成工程
説明図である。
【図5】本発明の研磨工程説明図である。
【図6】本発明の酸化シリコン206除去工程説明図で
ある。
【図7】本発明の凹部208形成工程説明図である。
【図8】本発明の孔209形成工程説明図である。
【図9】本発明の酸化シリコン203のエッチング除去
工程説明図である。
【図10】本発明の接合工程説明図である。
【図11】従来より一般に使用されている従来例の構成
説明図である。
【図12】先願に係わる発明の一実施例の要部構成説明
図である。
【図13】図12のA−A断面図である。
【図14】図12のB−B断面図である。
【図15】図12の要部詳細説明図である。
【図16】図12の要部詳細説明図である。
【図17】図12のエッチング工程説明図である。
【図18】図12の平面図である。
【図19】図12のエピタキシャル成長層105形成工
程説明図である。
【図20】図12のエピタキシャル成長層105研磨工
程説明図である。
【図21】図12の凹部106形成工程説明図である。
【図22】図12の孔107形成工程説明図である。
【図23】図12の酸化シリコン103エッチング工程
説明図である。
【図24】図12の接合工程説明図である。
【符号の説明】
21…第1室 22…シリコン基板 23…ダイアフラム 24…第1連通孔 25…凹部 26…第2室 27…歪検出素子 28…支持基板 29…室 31…配線 32…電極 41…フィルタ部 42…第2連通孔 51…第1導圧孔 52…第2導圧孔 53…張り出し部 54…第3導圧孔 101…SOIウエハー 102…所要個所 103…酸化シリコン 104…シリコン 105…エピタキシャル成長層 106…凹部 107…孔 201…SOIウエハー 202…所要個所 203…酸化シリコン 204…シリコン 205…エピタキシャル成長層 206…酸化シリコン 207…エピタキシャル成長層 208…凹部 209…孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/84 A 9278−4M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定ダイアフラムの両側に測定室が設けら
    れた半導体差圧測定装置の製造方法において、 以下の工程を有する事を特徴とする半導体差圧測定装置
    の製造方法。 (a)SOIウエハーの所要個所の酸化シリコンとシリ
    コンをエッチングする。 (b)SOIウエハーの表面にエピタキシャル成長層を
    成長させる。 (c)前記エピタキシャル成長層の表面に酸化シリコン
    膜を形成したのち所要個所をエッチングする。 (d)前記エピタキシャル成長層の表面に所定厚さのエ
    ピタキシャル成長層を成長させる。前記酸化シリコン膜
    の表面にはポリシリコンが成長する。 (e)前記酸化シリコン膜をストッパーとして選択研磨
    を行う。 (f)前記エピタキシャル成長層の表面に凹部を形成す
    る。 (g)SOIウエハーの酸化シリコンをエッチングする
    為の孔を、RIEエッチング或いはアルカリ液によるエ
    ッチングにより前記エピタキシャル成長層に形成する。 (h)弗化水素水溶液あるいは、弗化水素ガスにより、
    SOIウエハーの酸化シリコンをエッチングする。 (i)支持基板に前記SOIウエハーを陽極接合する。
JP19455693A 1993-08-05 1993-08-05 半導体差圧測定装置の製造方法 Pending JPH0749281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19455693A JPH0749281A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 半導体差圧測定装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19455693A JPH0749281A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 半導体差圧測定装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0749281A true JPH0749281A (ja) 1995-02-21

Family

ID=16326500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19455693A Pending JPH0749281A (ja) 1993-08-05 1993-08-05 半導体差圧測定装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0749281A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6136666A (en) * 1998-06-30 2000-10-24 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Method for fabricating silicon-on-insulator wafer
CN102201372A (zh) * 2011-03-29 2011-09-28 上海宏力半导体制造有限公司 半导体器件及其制造方法
JP2013156199A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Yokogawa Electric Corp シリコン振動子及びその製造方法
CN109399553A (zh) * 2017-08-15 2019-03-01 无锡华润上华科技有限公司 一种半导体器件的制备方法
CN109399555A (zh) * 2017-08-18 2019-03-01 无锡华润上华科技有限公司 一种半导体器件的制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6136666A (en) * 1998-06-30 2000-10-24 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Method for fabricating silicon-on-insulator wafer
CN102201372A (zh) * 2011-03-29 2011-09-28 上海宏力半导体制造有限公司 半导体器件及其制造方法
JP2013156199A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Yokogawa Electric Corp シリコン振動子及びその製造方法
CN109399553A (zh) * 2017-08-15 2019-03-01 无锡华润上华科技有限公司 一种半导体器件的制备方法
CN109399555A (zh) * 2017-08-18 2019-03-01 无锡华润上华科技有限公司 一种半导体器件的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4236137A (en) Semiconductor transducers employing flexure frames
EP0456029B1 (en) Vibrating type pressure measuring device
US8384170B2 (en) Pressure sensor
US4852408A (en) Stop for integrated circuit diaphragm
US4527428A (en) Semiconductor pressure transducer
JPH01141328A (ja) 差圧伝送器
EP0639760B1 (en) Semiconductor type differential pressure measurement apparatus and method for manufacturing the same
US4498070A (en) Semi-conductor transducer and method of making the same
JPH0749281A (ja) 半導体差圧測定装置の製造方法
EP0080186B1 (en) Semiconductor pressure transducer
JPH05196525A (ja) 圧力センサとそれを用いた複合センサ及びその製造方法
JP3067382B2 (ja) 差圧測定装置
JP3105680B2 (ja) 半導体差圧センサ及びそれを用いた差圧伝送器
JP3199103B2 (ja) 差圧測定装置
JPH0749280A (ja) 半導体差圧測定装置
JP2905902B2 (ja) 半導体圧力計およびその製造方法
JPH09329518A (ja) 圧力測定装置及びその製造方法
JPH0618345A (ja) 圧力センサの製造方法
JPH0749279A (ja) 差圧測定装置
JP2988077B2 (ja) 差圧測定装置
JPS63155774A (ja) 半導体圧力センサ
JPH0626964A (ja) 差圧測定装置
JPH05187948A (ja) 差圧測定装置
JPH05235376A (ja) 半導体圧力変換器
JPH0594740U (ja) 絶対圧力計