JPH05235376A - 半導体圧力変換器 - Google Patents

半導体圧力変換器

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JPH05235376A
JPH05235376A JP8510792A JP8510792A JPH05235376A JP H05235376 A JPH05235376 A JP H05235376A JP 8510792 A JP8510792 A JP 8510792A JP 8510792 A JP8510792 A JP 8510792A JP H05235376 A JPH05235376 A JP H05235376A
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JP
Japan
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silicon substrate
strain
semiconductor pressure
substrate
surface side
Prior art date
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Pending
Application number
JP8510792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Moronuki
正樹 諸貫
Fumiyo Terachi
文代 寺地
Takeshi Fujiwara
剛 藤原
Katsuhiko Sato
勝彦 佐藤
Hideaki Uchino
秀明 内野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Copal Electronics Co Ltd
Original Assignee
Copal Electronics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Copal Electronics Co Ltd filed Critical Copal Electronics Co Ltd
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Publication of JPH05235376A publication Critical patent/JPH05235376A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコン基板の上面および下面にギャップを
設けることにより、低圧力用の半導体圧力変換器におい
て、過大な圧力が加えられた時に容易に破壊しない構造
を提供する。 【構成】 シリコン基板1の下面側に薄肉の起歪部2と
突起部3を、上面側に浅いギャップ4を異方性エッチン
グにより形成し、起歪部2上に配設されたゲージ抵抗5
と外周部に配設された端子接続部6との電気的接続が不
純物拡散による形成されるリード部7によってなされ、
中央に穴8を有するガラス基板9によりシリコン基板1
をはさんでサンドイッチ状に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に低圧力を測定する際
に最適な、半導体圧力変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体圧力変換器の構造は図2で
示すように、シリコン基板21の中央部に薄肉の起歪部
22を形成し、この起歪部22に4つのゲージ抵抗2
3,23・・・を設け、ギャップ24と穴25とを設け
た上部ガラス基板26と穴25だけを設けた下部ガラス
基板27とによりサンドイッチ状に接合したものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体圧力変換器におていは上部ガラス基板26とシリ
コン基板21の間に設けられたギャップ24により、シ
リコン基板21の下方から加圧に対しては薄肉の起歪部
22が上方にたわみ、過大な圧力が加えられた場合、上
部ガラス基板26がストッパーとして作用し、起歪部2
2の破壊を防止することができるが、反対にシリコン基
板21の上方の過大な圧力に対しては起歪部22の破壊
を防止できないという問題があった。また過大な圧力に
対して 上部ガラス基板26をストッパーとするために
は高精度にギャップ24を加工する必要があり技術的に
困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような従
来技術の問題を解消し、低圧領域の測定時に誤って過大
な圧力を加えた場合にも容易に破壊しない半導体圧力変
換器を提供するためになされたもので、実施例に対応す
る図1(A),(B)で説明すると、本発明による半導
体圧力変換器はシリコン基板1の異方性エッチングによ
り下面側に薄肉の起歪部2と複数の突起部3,3・・・
を設け、同じ、異方性エッチングにより上面側に浅いギ
ャップ4を設け、起歪部2上にゲージ抵抗5,5・・・
を配設し、外周部に配置した端子接続部6,6・・・と
ゲージ抵抗5,5・・・との電気的接続を行うリード部
7を不純物拡散により形成し、中央に穴8を有するガラ
ス基板9,9によりシリコン基板1をはさんでサンドイ
ッチ状に接合したものである。
【0005】
【作用】シリコン基板1からの過大圧に対してはシリコ
ン基板1の上面に設けられたギャップ4により起歪部2
の変形が拘束されるために破壊を防止することができ
る。また逆にシリコン基板1の上方からの過大圧にたい
しても、起歪部2中に設けられた複数の突起部3,3の
底部がシリコン基板1の下部に接合されたガラス基板9
の上面につきあてられるかたちとなり、起歪部2の変形
が拘束されるため破壊を防止することができる。
【0006】
【実施例】図1(A),(B)は本発明による一実施例
の平面図および断面図で、シリコン基板1の異方性エッ
チングにより下面側に薄肉の起歪部2と複数の突起部
3,3・・・を設け、同じく異方性エッチングにより上
面側に浅いギャップ4を設け、起歪部2上にゲージ抵抗
5,5・・・を配設し、外周部に配置した端子接続部
6,6・・・とゲージ抵抗5,5・・・との電気的接続
を行うリード部7を不純物拡散により形成し、中央に穴
8を有するガラス基板9,9によりシリコン基板1をは
さんでサンドイッチ状に接合する。シリコン基板1は
(100)面、n形単結晶シリコンで、下面側に薄肉の
起歪部2と複数の突起部3,3・・・を有し、上面側に
は浅いギャップ4が形成されている。ゲージ抵抗5,5
・・・は(100)面上で<110>方向に平行に4つ
形成されている。ゲージ抵抗5,5・・・の位置は起歪
部2の中央付近に2個、外周付近に2個形成され、これ
らの抵抗はホイートストンブリッジに組まれ差動的に出
力を得るようになっている。端子接続部6,6・・・は
シリコン基板1の外周部に配置され、リード部7はゲー
ジ抵抗5,5・・・の各端子と端子接続部6,6・・・
とを結んでいる。次に本実施例の半導体圧力変換器の製
作工程について図3の(A)〜(F)を参照して説明す
る。 (100)面、n形単結晶のシリコン基板1を熱酸
化し、表面に酸化膜10を形成し、上面にギャップ4を
形成するための窓開けを行う(図3(A)参照)。
アンモニア系のシリコン異方性エッチング液、たとえ
ばテトラメチルアンモニウムハイドライド(TMAH)
などを用いてシリコン基板1の上面を浅くエッチング
し、深さ数ミクロンのギャップ4を形成する(図3
(B)参照)。シリコン異方性エッチング液としてはエ
チレンジアミン−ピロカテコール−水系、水酸化カリウ
ム水溶液、ヒドラジン水溶液などが知られているがいづ
れもアルカリイオンなどを含むために、あとでギャップ
4の領域内にケージ抵抗5、リード部7を不純物拡散に
より形成したときに、残留したアルカリイオンなどの可
動イオンによるリーク電流の増加を引き起こすためこう
したアルカリイオンを含まないアンモニア系のシリコン
異方性エッチング液を用いる。 ボロンを選択的に不純物拡散し、ギャップ4の領域
内にゲージ抵抗5,5・・・、さらにゲージ抵抗5,5
・・・端子接続部6,6・・・を電気的に接続するため
のリード部7,7・・・もあわせて形成する(図3
(C))。この際リード部7,7・・・の電気抵抗値を
ゲージ部5,5・・・に対して数%程度にする。 シリコン基板1の下面側に薄肉の起歪部2および突
起部3,3・・・を形成するため、減圧CVD法により
窒化膜11を酸化膜10上に成膜し、窓開けを行う(図
3(D)。 水酸化カリウム−イソプロピルアルコール−水系の
エッチング液を用いてシリコン基板1の下面側を異方性
エッチングして厚さ約10ミクロンの起歪部2と突起部
3,3・・・を同時に形成し、アルミ蒸着により端子接
続部6,6・・・を形成する(図3(E))。図4は図
3(E)に示したシリコン基板1の下面側に起歪部2と
突起部3,3・・・を異方性エッチングにより形成する
場合のマスクパターンを示すものである。図5は図4で
示したマスクパターンを用いてシリコン基板1を異方性
エッチングした時の形状変化を示すものである。図4中
で示したパターン幅ωを適当に選ぶことにより図5
(A)からエッチングが開始した後時間と共にパターン
幅ωの部分の直下がアンダーカットされ図5(B)のよ
うになる。さらにエッチングが進むと幅ωのパターンは
シリコン基板1からはがれ最終的にシリコン基板上面か
ら高さgだけ低い高さの突起部3,3・・・が形成さ
れ、同時に所定の厚さの起歪部2も形成される。このよ
うにして高さgだけ突起部3,3・・・の高さを低くす
ることにより過大圧に対する保護が可能となる。 ガラス基板9,9によりシリコン基板1をはさんで
サンドイッチ状に陽極接合し、ダイシングにより素子毎
に分割する。 この様な構造であるのでシリコン基板1の下方からの過
大な圧力に対しては上部のガラス基板が、また逆に上方
からの圧力に対しては下部のガラス基板が各々ストッパ
ーとして作用するので起歪部の破壊を防止することがで
きる。
【0007】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
る低圧用の半導体圧力変換器を形成する場合には圧力感
度を上げるために起歪部を約10ミクロン程度までうす
くする必要があり、一方で過大な圧力に対して起歪部の
破壊を防ぐ必要があるが、シリコン基板の上面に深さ数
ミクロンのギャップ、下面に突起部を設け、ガラス基板
でサンドイッチ構造とすることにより起歪部の破壊を防
止できる。また起歪部領域内に突起部を形成することに
より加圧時に起歪部の特定領域に応力を集中することが
できるため突起部のない場合に比べて圧力感度を上げる
ことができる。さらに、リード部を不純物拡散により形
成するためシリコン基板と上部のガラス基板との接合面
をフラットにでき良好な気密性が得られ、ゲージ抵抗と
端子接続部との電気的接続の信頼性も高い。ガラス基板
には高精度の加工を必要とせず、シリコンの異方性エッ
チングによる加工によるので高精度化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A) 本発明の一実施例に係る半導体圧力変
換器を示す平面図。
【図1】(B)
【図1】のI−I線断面図。
【図2】(A) 従来の半導体圧力変換器の一例を示す
平面図。
【図2】(B)
【図2】のII−II線断面図。
【図3】
【図1】に示す半導体圧力変換器の製作工程を示す図。
【図4】 シリコン基板下面のエッチングのためのマス
クパターンを示す図。
【図5】 シリコン基板下面のエッチング時の断面形状
を示す図。
【符号の説明】
1,21 シリコン基板 2,22 起歪部 3 突起部 4,24 ギャップ 5,23 ゲージ抵抗 6 端子接続部 7 リード部 8,25 穴 9 ガラス基板 10 酸化膜 11 窒化膜 26 上部ガラス基
板 27 下部ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 勝彦 埼玉県入間市新久下新田110−1コパル電 子株式会社入間事業所内 (72)発明者 内野 秀明 埼玉県入間市新久下新田110−1コパル電 子株式会社入間事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板(1)の異方性エッチング
    により下面側に薄肉の起歪部(2)と複数の突起部
    (3),(3)・・・を設け、同じ、異方性エッチング
    により上面側に浅いギャップ(4)を設け、起歪部
    (2)上にゲージ抵抗(5),(5)・・・を配設し、
    外周部に配置した端子接続部(6),(6)・・・とゲ
    ージ抵抗(5),(5)・・・との電気的接続を行うリ
    ード部(7)を不純物拡散により形成し、中央に穴
    (8)を有するガラス基板(9),(9)によりシリコ
    ン基板(1)をはさんでサンドイッチ状に接合したこと
    を特徴とする半導体圧力変換器。
JP8510792A 1992-02-24 1992-02-24 半導体圧力変換器 Pending JPH05235376A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07142745A (ja) * 1993-11-18 1995-06-02 Copal Electron Co Ltd 微圧測定用圧力センサ並びにその製造方法
US10002781B2 (en) 2014-11-10 2018-06-19 Brooks Automation, Inc. Tool auto-teach method and apparatus

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