JPH0727639A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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Publication number
JPH0727639A
JPH0727639A JP17344793A JP17344793A JPH0727639A JP H0727639 A JPH0727639 A JP H0727639A JP 17344793 A JP17344793 A JP 17344793A JP 17344793 A JP17344793 A JP 17344793A JP H0727639 A JPH0727639 A JP H0727639A
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JP
Japan
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sensor chip
pressure sensor
bonding
diaphragm
semiconductor pressure
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JP17344793A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takagi
豊 高木
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボンディング用樹脂等を用いてセンサチップ
をモールド部に接合する場合に、ボンディング用樹脂等
がダイアフラム部に回り込むのを防止することができる
半導体圧力センサを提供する。 【構成】 半導体基板4の中央部を薄肉化してなるダイ
アフラム部5と、ダイアフラム部5の上面5a側に形成され
た複数対のピエゾ抵抗6,6,7,7とを有するセンサチップ2
と、センサチップ2を接合する接合面11を有するモール
ド部22とを備え、前記接合面11に、センサチップ2の下
端の開口部2aと同じかまたはそれ以上の面積の凹部23を
形成したことを特徴とする。また、前記接合面のセンサ
チップとモールド部との接合部の内側に溝または突部を
形成しても、前記半導体基板の前記弾性部の下方の内壁
に、該内壁から中央部に向かって延びる突部を形成して
もよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車、航空機、家
電製品等に用いられ、特性のバラツキを小さく一定に保
つことができる複数対のピエゾ抵抗素子を用いた半導体
圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車、航空機、家電製品等にお
いては、様々な圧力センサが用いられている。図5は、
これらの圧力センサの一例である半導体圧力センサ1を
示すもので、ピエゾ抵抗を感圧部としたセンサチップ2
と、該センサチップ2が接合されたモールド部3とから
構成されている。センサチップ2は、n型シリコン(S
i)基板(半導体基板)4の中央部に異方性エッチング
等により薄肉のダイアフラム部(弾性部)5が形成さ
れ、このダイアフラム部5の表面5aの中央部にはホウ
素(B)等の不純物を拡散させることにより複数のピエ
ゾ抵抗6,6が互いに平行になる様に形成され、同周辺
部には複数のピエゾ抵抗7,7が中央部に対して互いに
対称の位置になる様に上述の不純物拡散により形成され
ている。一方、モールド部3は、例えば、エポキシ等の
熱硬化型樹脂をモールド成形したもので、樹脂本体10
の中央部にセンサチップ2を接合するための接合面11
が形成され、該接合面11の中央部には垂直下方に延在
する圧力導入口12が形成され、前記接合面11にはボ
ンディング用樹脂13により前記センサチップ2が接合
されている。なお、Si基板4の替わりにSOI(SILI
CON ON INSULATOR)基板を用いることもある。
【0003】この半導体圧力センサ1においては、ダイ
アフラム部5に圧力が加わると、このダイアフラム部5
が圧力に応じて弾性的に変位し、中央部のピエゾ抵抗
6,6に圧縮応力が、また周辺部のピエゾ抵抗7,7に
引張応力が発生することとなり、したがって、ピエゾ抵
抗6,6は抵抗値が減少し、ピエゾ抵抗7,7は抵抗値
が増大する。これらのピエゾ抵抗6,6,7,7により
ブリッジ回路を形成して電流駆動することにより、圧力
の大きさに比例した電圧出力を得ることができる。この
半導体圧力センサ1は、格子欠陥が極めて少ないシリコ
ン結晶基板を用いているために理想的なダイアフラムが
得られ、半導体プロセス技術をそのまま転用することが
でき、ヒステリシス、クリープ、疲労等がなく、構造が
簡単で、電圧感度が極めて大きく、簡単に増幅可能等、
使い勝手の面においても非常に優れている等の優れた特
徴を有することから、自動車、家電製品、その他様々な
分野で広く用いられている圧力センサである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の半導
体圧力センサ1においては、ダイアフラム部5と接合面
11との間隔が数百μmと狭いために、ボンディング用
樹脂13を用いて接合面11にセンサチップ2を接合し
た場合、ボンディング用樹脂13の量やセンサチップ2
を接合する位置のずれ等により、図6に示すように、ボ
ンディング用樹脂13がダイアフラム部5に回り込み、
センサ特性に悪影響を及ぼす虞れがあるという問題点が
あった。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、ボンディング用樹脂等を用いてセンサチッ
プをモールド部に接合する場合に、ボンディング用樹脂
等がダイアフラム部に回り込むのを防止することができ
る半導体圧力センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な半導体圧力センサを採用した。す
なわち、請求項1記載の半導体圧力センサは、半導体基
板の中央部を薄肉化してなるダイアフラム部と、該ダイ
アフラム部の上面側に形成された複数対のピエゾ抵抗と
を有するセンサチップと、該センサチップを接合する接
合面を有するモールド部とを備えた半導体圧力センサに
おいて、前記接合面に、前記センサチップの下端の開口
部と同じかまたはそれ以上の面積の凹部を形成したこと
を特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の半導体圧力センサ
は、半導体基板の中央部を薄肉化してなるダイアフラム
部と、該ダイアフラム部の上面側に形成された複数対の
ピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、該センサチップ
を接合する接合面を有するモールド部とを備えた半導体
圧力センサにおいて、前記接合面の前記センサチップと
モールド部との接合部の内側に溝を形成したことを特徴
としている。この溝は、好ましくは、前記接合部の内周
に沿って形成するのがよい。
【0008】また、請求項3記載の半導体圧力センサ
は、半導体基板の中央部を薄肉化してなるダイアフラム
部と、該ダイアフラム部の上面側に形成された複数対の
ピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、該センサチップ
を接合する接合面を有するモールド部とを備えた半導体
圧力センサにおいて、前記接合面の前記センサチップと
モールド部との接合部の内側に突部を形成したことを特
徴としている。この突部は、好ましくは、前記接合部の
内周に沿って形成するのがよい。
【0009】また、請求項4記載の半導体圧力センサ
は、半導体基板の中央部を薄肉化してなるダイアフラム
部と、該ダイアフラム部の上面側に形成された複数対の
ピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、該センサチップ
を接合する接合面を有するモールド部とを備えた半導体
圧力センサにおいて、前記半導体基板の前記ダイアフラ
ム部の下方の内壁に、該内壁から中央部に向かって延び
る突部を形成したことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の請求項1記載の半導体圧力センサで
は、前記接合面に、前記センサチップの下端の開口部と
同じかまたはそれ以上の面積の凹部を形成したことによ
り、ダイアフラム部と該凹部の底面との間隔が広がり、
過剰のボンディング用樹脂はダイアフラム部に回り込む
ことなく該凹部に落ち込むこととなり、該ボンディング
用樹脂がダイアフラム部に回り込む虞れがなくなる。
【0011】また、請求項2記載の半導体圧力センサで
は、前記接合面の前記センサチップとモールド部との接
合部の内側に溝を形成したことにより、過剰のボンディ
ング用樹脂は当該溝に落ち込むこととなり、該ボンディ
ング用樹脂がダイアフラム部に回り込む虞れがなくな
る。
【0012】また、請求項3記載の半導体圧力センサで
は、前記接合面の前記センサチップとモールド部との接
合部の内側に突部を形成したことにより、該突部がダイ
アフラム部に回り込もうとする過剰のボンディング用樹
脂を押え、該ボンディング用樹脂がダイアフラム部に回
り込む虞れがなくなる。
【0013】また、請求項4記載の半導体圧力センサで
は、前記半導体基板の前記ダイアフラム部の下方の内壁
に、該内壁から中央部に向かって延びる突部を形成した
ことにより、該突部がダイアフラム部に回り込もうとす
る過剰のボンディング用樹脂を押え、該ボンディング用
樹脂がダイアフラム部に回り込む虞れがなくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の各実施例の半導体圧力センサ
について図面に基づき説明する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例1の半導体圧力セ
ンサ21を示す正断面図である。この半導体圧力センサ
21は、従来の半導体圧力センサ1のモールド部3を改
良したもので、この改良したモールド部22以外の構成
要素については従来のものと同様であり説明を省略す
る。このモールド部22は、接合面11の中央部にセン
サチップ2の下端の開口部2aと同じかまたはそれ以上
の面積を有する断面矩形状の凹部23が形成されたもの
である。この凹部23は、モールド成形時に同時に成形
することができるので、工程が増加する等の不都合が生
じない。
【0015】この半導体圧力センサ21においては、接
合面11の中央部に凹部23を形成したことにより、ダ
イアフラム部5と凹部23の底面23aとの間隔が従来
のものよりも広がる。したがって、ボンディング用樹脂
13を用いて接合面11にセンサチップ2を接合した場
合、ボンディング用樹脂13の量やセンサチップ2を接
合する位置のずれ等に無関係に、過剰のボンディング用
樹脂13がダイアフラム部5に回り込むことなく凹部2
3に落ち込むこととなる。よって、該ボンディング用樹
脂13がダイアフラム部5に回り込む虞れがなくなる。
【0016】以上説明した様に、本実施例の半導体圧力
センサ21によれば、接合面11の中央部にセンサチッ
プ2の開口部2aと同じかまたはそれ以上の面積を有す
る凹部23を形成したので、ボンディング用樹脂13を
用いて接合面11にセンサチップ2を接合した場合に、
過剰のボンディング用樹脂13を凹部23に落し込むこ
とができ、該ボンディング用樹脂13がダイアフラム部
5に回り込むことを防止することができ、したがって、
センサ特性に悪影響を及ぼす虞れがなくなり、感度の低
下を防止することができる。
【0017】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
半導体圧力センサ31を示す正断面図である。この半導
体圧力センサ31は、そのモールド部32の構成が実施
例1のモールド部22の構成と異なるもので、このモー
ルド部32以外の構成要素については上記実施例1のも
のと全く同様である。このモールド部32は、接合面1
1に、前記センサチップ2とモールド部32との接合部
の内周33に沿って溝34が形成されたものである。こ
の溝34は、モールド成形時に同時に成形することがで
きるので、工程が増加する等の不都合が生じない。
【0018】この半導体圧力センサ31においては、接
合面11に、センサチップ2とモールド部32との接合
部の内周33に沿って溝34を形成したことにより、該
接合部の内周33においては、ダイアフラム部5と溝3
4の底面34aとの間隔が従来のものよりも広がる。し
たがって、ボンディング用樹脂13を用いて接合面11
にセンサチップ2を接合した場合、ボンディング用樹脂
13の量やセンサチップ2を接合する位置のずれ等に無
関係に、過剰のボンディング用樹脂13がダイアフラム
部5に回り込むことなく溝34に落ち込むこととなる。
よって、該ボンディング用樹脂13がダイアフラム部5
に回り込む虞れがなくなる。
【0019】本実施例の半導体圧力センサ31によれ
ば、接合面11に、センサチップ2とモールド部32と
の接合部の内周33に沿って溝34を形成したので、ボ
ンディング用樹脂13を用いて接合面11にセンサチッ
プ2を接合した場合に、過剰のボンディング用樹脂13
を溝34に落し込むことができ、該ボンディング用樹脂
13がダイアフラム部5に回り込むことを防止すること
ができ、したがって、センサ特性に悪影響を及ぼす虞れ
がなくなり、感度の低下を防止することができる。
【0020】(実施例3)図3は、本発明の実施例3の
半導体圧力センサ41を示す正断面図である。この半導
体圧力センサ41は、そのモールド部42の構成が上記
各実施例のモールド部22,32の構成と異なるもの
で、このモールド部42以外の構成要素については上記
各実施例のものと全く同様である。このモールド部42
は、接合面11に、前記センサチップ2とモールド部3
2との接合部の内周33に沿って突部43が形成された
ものである。この突部43は、モールド成形時に同時に
成形することができるので、工程が増加する等の不都合
が生じない。
【0021】この半導体圧力センサ41においては、接
合面11に、センサチップ2とモールド部32との接合
部の内周33に沿って突部43を形成したことにより、
ボンディング用樹脂13を用いて接合面11にセンサチ
ップ2を接合した場合、該突部43がダイアフラム部5
に回り込もうとする過剰のボンディング用樹脂13を押
えることとなる。したがって、該ボンディング用樹脂1
3がダイアフラム部5に回り込む虞れがなくなる。
【0022】本実施例の半導体圧力センサ41によれ
ば、接合面11に、センサチップ2とモールド部32と
の接合部の内周33に沿って突起43を形成したので、
ボンディング用樹脂13を用いて接合面11にセンサチ
ップ2を接合した場合に、該突部43がダイアフラム部
5に回り込もうとする過剰のボンディング用樹脂13を
押えることができ、該ボンディング用樹脂13がダイア
フラム部5に回り込むことを防止することができ、した
がって、センサ特性に悪影響を及ぼす虞れがなくなり、
感度の低下を防止することができる。
【0023】(実施例4)図4は、本発明の実施例4の
半導体圧力センサ51を示す正断面図である。この半導
体圧力センサ51は、従来の半導体圧力センサ1のセン
サチップ2を改良したもので、この改良したセンサチッ
プ52以外の構成要素については従来のものと同様であ
る。
【0024】このセンサチップ52は、SOI基板(半
導体基板)53の中央部に2重構造のダイアフラム部
(弾性部)54が形成されている。このダイアフラム部
54は、SOI基板53を下方から異方性エッチングす
ることにより形成されたもので、SOI基板53のダイ
アフラム部54下方の内壁53aには、該内壁53aか
ら中央部に向かって水平に延びる突部55が形成され、
該突部55と表面のSi層56により挟まれるSiO2
層57は中央部がダイアフラム部54と同等の大きさに
エッチングされている。そして、このSi層56の表面
中央部にはホウ素(B)等の不純物を拡散させることに
より複数のピエゾ抵抗6,6が互いに平行になる様に形
成され、同周辺部には複数のピエゾ抵抗7,7が中央部
に対して互いに対称の位置になる様に上述の不純物拡散
により形成されている。
【0025】この半導体圧力センサ51においては、S
OI基板53のダイアフラム部54下方の内壁53a
に、該内壁53aから中央部に向かって水平に延びる突
部55を形成したことにより、ボンディング用樹脂13
を用いて接合面11にセンサチップ52を接合した場
合、該突部55がダイアフラム部54に回り込もうとす
る過剰のボンディング用樹脂13を押えることとなる。
したがって、該ボンディング用樹脂13がダイアフラム
部54に回り込む虞れがなくなる。
【0026】本実施例の半導体圧力センサ51によれ
ば、SOI基板53のダイアフラム部54下方の内壁5
3aに、該内壁53aから中央部に向かって水平に延び
る突部55を形成したので、ボンディング用樹脂13を
用いて接合面11にセンサチップ52を接合した場合
に、該突部55がダイアフラム部54に回り込もうとす
る過剰のボンディング用樹脂13を押えることができ、
該ボンディング用樹脂13がダイアフラム部54に回り
込むことを防止することができ、したがって、センサ特
性に悪影響を及ぼす虞れがなくなり、感度の低下を防止
することができる。なお、本実施例では、SOI基板5
3のダイアフラム部54下方の内壁53aに突部55を
形成したが、前記SOI基板53に限定されることなく
他の半導体基板に対しても適用可能である。例えば、エ
ッチング等を用いて従来のセンサチップ2のダイアフラ
ム部5下方の内壁に、該内壁から中央部に向かって水平
に延びる突部を形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の請求
項1記載の半導体圧力センサによれば、半導体基板の中
央部を薄肉化してなるダイアフラム部と、該ダイアフラ
ム部の上面側に形成された複数対のピエゾ抵抗とを有す
るセンサチップと、該センサチップを接合する接合面を
有するモールド部とを備えた半導体圧力センサにおい
て、前記接合面に、前記センサチップの下端の開口部と
同じかまたはそれ以上の面積の凹部を形成したので、ボ
ンディング用樹脂を用いて前記接合面にセンサチップを
接合した場合に、過剰のボンディング用樹脂を前記凹部
に落し込むことができ、該ボンディング用樹脂がダイア
フラム部に回り込むことを防止することができ、したが
って、センサ特性に悪影響を及ぼす虞れがなくなり、感
度の低下を防止することができる。
【0028】また、請求項2記載の半導体圧力センサに
よれば、半導体基板の中央部を薄肉化してなるダイアフ
ラム部と、該ダイアフラム部の上面側に形成された複数
対のピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、該センサチ
ップを接合する接合面を有するモールド部とを備えた半
導体圧力センサにおいて、前記接合面の前記センサチッ
プとモールド部との接合部の内側に溝を形成したので、
ボンディング用樹脂を用いて前記接合面にセンサチップ
を接合した場合に、過剰のボンディング用樹脂を前記溝
に落し込むことができ、該ボンディング用樹脂がダイア
フラム部に回り込むことを防止することができ、したが
って、センサ特性に悪影響を及ぼす虞れがなくなり、感
度の低下を防止することができる。
【0029】また、請求項3記載の半導体圧力センサに
よれば、半導体基板の中央部を薄肉化してなるダイアフ
ラム部と、該ダイアフラム部の上面側に形成された複数
対のピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、該センサチ
ップを接合する接合面を有するモールド部とを備えた半
導体圧力センサにおいて、前記接合面の前記センサチッ
プとモールド部との接合部の内側に突部を形成したの
で、ボンディング用樹脂を用いて前記接合面にセンサチ
ップを接合した場合に、該突部がダイアフラム部に回り
込もうとする過剰のボンディング用樹脂を押えることが
でき、該ボンディング用樹脂がダイアフラム部に回り込
むことを防止することができ、したがって、センサ特性
に悪影響を及ぼす虞れがなくなり、感度の低下を防止す
ることができる。
【0030】また、請求項4記載の半導体圧力センサに
よれば、半導体基板の中央部を薄肉化してなるダイアフ
ラム部と、該ダイアフラム部の上面側に形成された複数
対のピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、該センサチ
ップを接合する接合面を有するモールド部とを備えた半
導体圧力センサにおいて、前記半導体基板の前記ダイア
フラム部の下方の内壁に、該内壁から中央部に向かって
延びる突部を形成したので、ボンディング用樹脂を用い
て前記面にセンサチップを接合した場合に、該突部がダ
イアフラム部に回り込もうとする過剰のボンディング用
樹脂を押えることができ、該ボンディング用樹脂がダイ
アフラム部に回り込むことを防止することができ、した
がって、センサ特性に悪影響を及ぼす虞れがなくなり、
感度の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の半導体圧力センサを示す
正断面図である。
【図2】 本発明の実施例2の半導体圧力センサを示す
正断面図である。
【図3】 本発明の実施例3の半導体圧力センサを示す
正断面図である。
【図4】 本発明の実施例4の半導体圧力センサを示す
正断面図である。
【図5】 従来の半導体圧力センサを示す正断面図であ
る。
【図6】 従来の半導体圧力センサの不具合の様子を示
す正断面図である。
【符号の説明】
2…センサチップ、3…モールド部、4…Si基板(半
導体基板)、5…ダイアフラム部(弾性部)、6,7…
ピエゾ抵抗、11…接合面、12…圧力導入口、13…
ボンディング用樹脂、21…半導体圧力センサ、22…
モールド部、22a…開口部、23…凹部、31…半導
体圧力センサ、32…モールド部、33…内周、34…
溝、41…半導体圧力センサ、42…モールド部、43
…突部、51…半導体圧力センサ、52…センサチッ
プ、53…SOI基板(半導体基板)、53a…内壁、
54…ダイアフラム部(弾性部)、55…突部、56…
Si層、57…SiO2層。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の中央部を薄肉化してなるダ
    イアフラム部と、該ダイアフラム部の上面側に形成され
    た複数対のピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、 該センサチップを接合する接合面を有するモールド部と
    を備えた半導体圧力センサにおいて、 前記接合面に、前記センサチップの下端の開口部と同じ
    かまたはそれ以上の面積の凹部を形成したことを特徴と
    する半導体圧力センサ。
  2. 【請求項2】 半導体基板の中央部を薄肉化してなるダ
    イアフラム部と、該ダイアフラム部の上面側に形成され
    た複数対のピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、 該センサチップを接合する接合面を有するモールド部と
    を備えた半導体圧力センサにおいて、 前記接合面の前記センサチップとモールド部との接合部
    の内側に溝を形成したことを特徴とする半導体圧力セン
    サ。
  3. 【請求項3】 半導体基板の中央部を薄肉化してなるダ
    イアフラム部と、該ダイアフラム部の上面側に形成され
    た複数対のピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、 該センサチップを接合する接合面を有するモールド部と
    を備えた半導体圧力センサにおいて、 前記接合面の前記センサチップとモールド部との接合部
    の内側に突部を形成したことを特徴とする半導体圧力セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 半導体基板の中央部を薄肉化してなるダ
    イアフラム部と、該ダイアフラム部の上面側に形成され
    た複数対のピエゾ抵抗とを有するセンサチップと、 該センサチップを接合する接合面を有するモールド部と
    を備えた半導体圧力センサにおいて、 前記半導体基板の前記ダイアフラム部の下方の内壁に、
    該内壁から中央部に向かって延びる突部を形成したこと
    を特徴とする半導体圧力センサ。
JP17344793A 1993-07-13 1993-07-13 半導体圧力センサ Pending JPH0727639A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5637801A (en) * 1995-09-04 1997-06-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor diaphragm pressure sensor with grooves to absorb adhesive
US5852320A (en) * 1996-02-19 1998-12-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor sensor with protective cap covering exposed conductive through-holes
JP2012215580A (ja) * 2012-06-27 2012-11-08 Denso Corp 圧力センサ
JP2014001983A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Hitachi Automotive Systems Ltd 熱式流量計

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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