JPH05235377A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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Publication number
JPH05235377A
JPH05235377A JP3469792A JP3469792A JPH05235377A JP H05235377 A JPH05235377 A JP H05235377A JP 3469792 A JP3469792 A JP 3469792A JP 3469792 A JP3469792 A JP 3469792A JP H05235377 A JPH05235377 A JP H05235377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
force
pressure sensor
semiconductor pressure
destruction
Prior art date
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Pending
Application number
JP3469792A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tsuruta
徹 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP3469792A priority Critical patent/JPH05235377A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤフラムに過大力が印加された場合で
も、ダイヤフラムの破壊を防止する保護機能を有する半
導体圧力センサを提供する。 【構成】 加圧ピン16で加圧されるダイヤフラム8の
印加部位の反対側に凸部7を一体形成し、さらに貫通孔
10を有するガラス台座11を陽極接合により接着す
る。凸部7とガラス台座11のギャップDは破壊時のダ
イヤフラム変位量よりも小さい。加圧ピン16を介して
ダイヤフラム8に力が印加された場合には、ダイヤフラ
ム8に歪が生じピエゾ抵抗効果によりゲージ抵抗3の抵
抗値が変化する。ブリッジ回路に電圧を印加すれば、そ
の出力電圧から被測定物からの力を測定することができ
る。その印加力が過大の場合にはダイヤフラム8が破壊
に至る前に凸部7が台座11に接触し、ダイヤフラム8
の破壊を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重量,押し圧力、ある
いは引っ張りなどの機械的な力を測定する半導体圧力セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体圧力センサには、特開昭5
9−155734号公報に示すような構成のものが考案
されている。以下、その構成について図4を参照しなが
ら説明する。
【0003】図4に示すように、n形シリコン基板21
の表面に形成されたp形ゲージ抵抗3と裏面をエッチン
グ除去することにより形成されたダイヤフラム22とダ
イヤフラム中央付近を加圧する加圧ピン16からなる。
p形ゲージ抵抗3はアルミニウム電極9により配線され
ハーフブリッジ回路またはフルブリッジ回路が構成され
ている。
【0004】上記構成において、被測定物からの力は加
圧ピン16を介してダイヤフラム22に印加される。こ
のときダイヤフラム22に歪が生じて、ピエゾ抵抗効果
によりp形ゲージ抵抗3の抵抗値が変化する。ブリッジ
回路に電圧を印加し、ダイヤフラム22へ力を印加した
ときとしないときの出力の電圧差を測定することにより
被測定物からの力を測定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の半導
体圧力センサでは、過大力によるダイヤフラム破壊が生
じることがあった。物体の重量を測定する場合に、その
物体の質量をM,加速度をαとし、その物体が加圧ピン
を押す力をFとすると、 F=Mα となる。
【0006】すなわち、加速度αが小さくても質量Mが
大きければ過大力となり、また質量Mがどんなに小さく
ても加速度αが大きければ加速度αの分だけ見かけ上物
体の重量が増えたのと等価になり、ダイヤフラム22に
過大力が印加されるのである。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、過大
力に対する保護機能を備えた半導体圧力センサを提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、薄肉のダイヤフラム部裏面の所定部に凸部
を形成し、その凸部に近接した位置にストッパーを配設
した構成による。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、加圧ピンを介し
てダイヤフラムに力が印加された場合にはダイヤフラム
が歪みその印加力を測定できるが、その印加力が過大の
場合には薄肉のダイヤフラム裏面の凸部がストッパーに
よって抑制されるためダイヤフラムの破壊を防ぐことが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1および
図2を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例の半導体圧力セン
サの製造方法を示す工程断面図、図2はその完成された
半導体圧力センサの断面図である。図1(a)に示すよ
うにn形シリコン基板1には、第1のSiO2膜とp形
ゲージ抵抗3と第2のSiO2膜4が形成されている。
ここまでは通常の半導体圧力センサと同様の工程であ
る。次に図1(b)に示すようにn形シリコン基板1の
裏面に第3のSiO2膜5と表面および裏面にそれぞれ
Si346a,6bを形成し、その後図1(c)に示す
ように裏面のSi34膜6bを熱燐酸によりパターンエ
ッチングし、開口部を形成する。ついで図1(d)に示
すように第3のSiO2膜5を弗酸によりエッチング除
去し裏面中央に島状のSiO2膜5aを形成する。さら
にアルカリ系の異方性エッチング液例えば水酸化カリウ
ム水溶液でシリコン基板1の裏面をエッチングする。そ
の後図1(e)に示すようにSiO2膜5aを弗酸でエ
ッチング除去し、そのSiO2膜5aを除去した後のn
形シリコン基板1の裏面の凸部7を含む薄肉のダイヤフ
ラム部8を再度水酸化カリウム水溶液でエッチングし、
その凸部7に相当するシリコン基板1の厚みを、周辺部
1aに相当するシリコン基板1の厚みよりも薄くする。
その後図1(f)に示すように周辺部裏面のSi 34
bと第3のSiO2膜5をそれぞれ熱燐酸および弗酸に
よりエッチング除去する。p形ゲージ抵抗3の上部のS
34膜6aと第2のSiO2膜4に開口を形成し、ア
ルミニウム電極9を形成する。陽極接合法によりシリコ
ン基板1の裏面に中央部に貫通孔10のあるガラス台座
11を接着する。
【0012】その後、図2に示すように、図1(f)の
ガラス台座11を接着したチップをパッケージのベース
12にダイスボンドし、インナーピン13とアルミニウ
ム電極9にワイヤボンドし、貫通孔14を有するキャッ
プ15をベース12に固定する。ゲージ抵抗3はアルミ
ニウム電極9により配線されハーフブリッジ回路または
フルブリッジ回路が構成されている。
【0013】上記構成において、被測定物からの力は加
圧ピン16を介してダイヤフラム8に印加される。この
ときダイヤフラム8に歪が生じて、ピエゾ抵抗効果によ
りゲージ抵抗3の抵抗値が変化する。ブリッジ回路に電
圧を印加し、ダイヤフラム8へ力を印加したときとしな
いときの出力電圧差を測定することにより被測定物から
の力を測定することができる。
【0014】半導体圧力センサの力と出力電圧またはダ
イヤフラム変位量の関係の一例を図3に示す。出力電圧
は力が0から70g重まで力に比例にそれを超える力で
は飽和する。その理由はダイヤフラム8の変位量が力が
0から70g重まで力に比例し、それを超える力では飽
和する、すなわち力が70g重を超えると凸部7がガラ
ス台座11に接触し変位を妨げられるからである。
【0015】このように本発明の実施例の半導体圧力セ
ンサによれば、凸部7とガラス台座11のギャップDを
10μmとし破壊時のダイヤフラム8の変位量よりも小
さくすることによりダイヤフラム8を過大力による破壊
から守ることができる。このギャップDは水酸化カリウ
ム水溶液でシリコン基板1の裏面エッチングを行う際の
エッチング量で調整することができる。
【0016】なお、本実施例ではガラス台座11を用い
た場合を示したが、ストッパーの役目を果たすものであ
れば、どのような材料,構成でもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
は、薄肉のダイヤフラム部裏面の測定部に凸部を形成
し、その凸部に近接した位置にストッパーを配設した構
成によるので、ダイヤフラムが破壊に至る前にダイヤフ
ラム裏面の凸部がストッパーに接触して変位を妨げられ
るので、ダイヤフラムを過大力による破壊から守る保護
機能を有する半導体圧力センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体圧力センサの半導体
チップを製造する工程断面図
【図2】図1の半導体チップを組立てた本発明の一実施
例の半導体圧力センサの断面図
【図3】図2の半導体圧力センサの力に対する出力電圧
とダイヤフラム変位量の関係を示す図
【図4】従来の半導体圧力センサの断面図
【符号の説明】
1 n形シリコン基板(半導体基板) 2 第1のSiO2膜 3 p形ゲージ抵抗(感圧抵抗領域) 4 第2のSiO2膜 5 第3のSiO2膜 5a 島状のSiO2膜 6a,6b Si34膜 7 凸部 8 ダイヤフラム部 9 アルミニウム電極 10,14 貫通孔 11 ガラス台座(ストッパー) 12 ベース 13 インナーピン 15 キャップ 16 加圧ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺部に厚肉部を有し、中央裏面をエッ
    チングした薄肉のダイヤフラム部を有する半導体基板
    と、その半導体基板の薄肉のダイヤフラム部の表面に形
    成された1以上の感圧抵抗領域とを少なくとも有する半
    導体圧力センサにおいて、前記薄肉のダイヤフラム部の
    裏面の所定部に凸部を形成し、その凸部に近接した位置
    にストッパーを配設したことを特徴とする半導体圧力セ
    ンサ。
JP3469792A 1992-02-21 1992-02-21 半導体圧力センサ Pending JPH05235377A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5852320A (en) * 1996-02-19 1998-12-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor sensor with protective cap covering exposed conductive through-holes
WO2003087747A1 (fr) 2002-04-12 2003-10-23 Hokuriku Electric Industry Co.,Ltd. Capteur de force a semi-conducteur
WO2004072597A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Hokuriku Electric Industry Co., Ltd. 半導体力センサ
CN114061823A (zh) * 2021-11-16 2022-02-18 杭州电子科技大学温州研究院有限公司 一种温度自补偿的高灵敏度压力传感器阵列及其制备方法

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CN114061823B (zh) * 2021-11-16 2024-04-02 杭州电子科技大学温州研究院有限公司 一种温度自补偿的高灵敏度压力传感器阵列及其制备方法

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